JP3906780B2 - 部品コード変換テーブルに対するデータ登録方法、基板検査データの作成装置、登録処理用のプログラムおよびその記憶媒体 - Google Patents
部品コード変換テーブルに対するデータ登録方法、基板検査データの作成装置、登録処理用のプログラムおよびその記憶媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は基板検査装置の基板検査用データの生成に関する。この基板検査装置は部品実装基板の検査に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
この種の基板検査装置に使用される基板検査用データの生成に用いられる従来技術として、特許文献1に記載の方法がある。本方法において、検査用データの自動生成は以下の手順で行なわれる。
【0003】
まず、複数の部品種について、検査対象部位と検査基準とを対応づけたライブラリデータと、各部品ごとにその識別情報とライブラリデータを対応づけるための変換テーブルとを記憶しておく。
検査対象基板上の各部品について、その識別情報、実装方向、およびその実装位置を外部より入力する。
外部より入力された識別情報および上記変換テーブルを用いて、その部品に該当するライブラリデータを読み出し、この読み出されたライブラリデータと上記実装方向および実装位置とを合成することにより、検査用データの自動生成を行なう。
【0004】
従来技術として、さらに特許文献2に記載の方法がある。この方法においては、検査用データの自動生成は以下の手順で行なわれる。
【0005】
検査対象となる部品の状態と対応する検査情報とから構成された部品ライブラリと、検査対象となる基板ごとに実装部品および部品座標データとをあらかじめ記憶しておく。
上記部品座標データをもとに順次基板上の部品を撮像し、画像処理により検査対象部分の計測を行う。
その計測値と一致する検査情報を部品ライブラリデータより検索することによって検査用データの自動作成を行なう。
【0006】
【特許文献1】
特許第2570239号公報
【0007】
【特許文献2】
特許第2850807号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来技術においては、検査用データの自動生成のために必要となる部品コード変換テーブル(以下単に「変換テーブル」と呼ぶ。)を容易に、かつ短時間に作成するための課題が解決できていない。
【0009】
すなわち、特許文献1に記載の方法を用いて検査用データの自動生成を行なうには、変換テーブルをあらかじめ作成しておく必要がある。変換テーブルを作成するためには、各部品ごとにその識別情報とライブラリデータを対応づける作業が必要となる。
【0010】
この作業は、特許文献3にも記載されているように、概ね、以下のように行なわれる。
まず、検査対象となる実装基板上の部品をカメラで撮像し、撮像された画像とライブラリデータとをオペレータが目視で比較しながら該当するライブラリデータを順次検索する。該当するライブラリデータが見つかると、オペレータは、当該部品の識別情報をこのライブラリデータに対応付けするためのデータを変換テーブルに登録する。この作業を基板上の全部品について行い、変換テーブルを完成させる。
【0011】
【特許文献3】
特開平11−258176号公報
【0012】
しかしながら、上記変換テーブル登録作業はオペレータに大変な作業負荷を強いることとなる。ライブラリには、通常、多数の部品が登録されているので、目視により一致するライブラリデータを探す作業は時間がかかる上、オペレータにとって大変な作業となる。しかも、見間違いやオペレータによるばらつきなどの人為的なミスも避けられない。
さらに、該当するライブラリデータが見つからない場合には、対応するライブラリデータを新規に作成しなければならない。オペレータにとってはさらに変換テーブル作成のための負担が大きくなる。
【0013】
また特許文献2に記載の方法を用いて基板検査用データの自動生成を行なうには、部品実装基板の種類が異なれば、その都度、基板上の各部品を撮像しながら検査用データのティーチングを行なう必要がある。すなわち、検査対象基板の種類ごとに基板上の部品を順次撮像し、さらにその都度部品ライブラリデータを検索する必要があるので、検査用データの生成に多大な時間がかかる。
【0014】
この発明は上記の問題に着目してなされたもので、部品実装基板上の各部品に対応する部品検査データをパーツライブラリから抽出するのに必要な変換データを変換テーブルに登録する処理をコンピュータに実行させることにより、基板検査用データの作成にかかる労力を軽減させることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる方法は、部品の種類毎に、その種類の部品に適用される部品検査データが登録されたパーツライブラリから、検査対象となる部品実装基板に実装される部品毎に当該部品に適合する部品検査データを抽出し、抽出された部品検査データを用いて前記部品実装基板の検査内容を規定する基板検査データを作成する処理を実行するコンピュータにおいて、部品型式からその型式に対応する部品検査データの識別情報を導き出すための変換データを当該コンピュータのメモリに設けられた部品コード変換テーブルに登録する方法である。この方法では、検査対象となる部品実装基板に実装される部品の部品型式および部品座標を含む基板設計データを使用する。また、部品検査データには、そのデータが適用される部品の本体および当該部品に対応する各ランドに、それぞれその形状に応じた検査ウィンドウを個別に設定するのに使用される検査ウィンドウの設定データと、部品本体およびランドの抽出に用いられる検査パラメータとが含まれている。
さらに、この発明にかかる方法では、部品実装基板上の所定の部品を処理対象として、基板設計データから処理対象部品の部品型式および部品座標を読み出し、前記部品実装基板の部品座標により示される位置を撮像することによって得られる処理対象部品の計測画像に前記パーツライブラリの各部品検査データを順に適用して、適用された部品検査データ中の検査パラメータを用いて前記計測画像から部品本体およびランドを抽出する処理と、前記適用された検査データ中の設定データによる検査ウィンドウについて前記部品本体およびランドに対する適合度を求める処理とを、それぞれ実行する。そして上記の処理において、あらかじめ設けられた基準値以上の適合度のうちの最も高い値が得られたときに使用された部品検査データを選択し、その部品検査データの識別情報を前記基板設計データが示す処理対象部品の部品型式に対応づけるためのデータを、前記変換データとして前記部品コード変換テーブルに登録する。
【0016】
上記方法において、既に変換テーブルにその変換データが登録されている部品型式を持つ部品については、処理の対象外とすることができる。そのため、検査対象となる基板の基板設計データに含まれる部品型式と変換テーブルの部品型式とを比較し、既に登録されているか部品があるかどうかあらかじめ確認しておくようにしてもよい。そして登録されている部品は、本処理の対象外とすることができる。
【0017】
上記において、パーツライブラリへの登録対象の「部品の種類」は、検査の対象となる部品本体部やランドの形状、大きさ、およびそれらの色が同じである部品を同一種類と見なして分類される部品の種類とすることができる。また部品の種類を規定するのに、上記部品本体部やランドの形状、大きさ、色だけでなく、さらに検査の観点から必要となるその他の部品の実装条件を加味してさらに細分類してもよい。
【0018】
「検査用ウインドウの設定データ」には、ウィンドウの形状を示すデータや、検査ウインドウの設定位置および大きさを含むことができる。また、「部品本体およびランドの抽出に用いられる検査パラメータ」は、たとえば2値化用のしきい値であって、各色成分の2値化しきい値のほか、明度に対する2値化しきい値を含めることができる。
【0019】
また上記において、「基板設計データ」として、基板設計CADシステムから出力されるデータを使用することができる。基板設計データに含まれる「部品型式」として、部品製造メーカの製造型式や検査装置のユーザが個別に決めた部品記号で表記された部品型式を使用することができる。また、このような基板設計データの代わりに、同様な設計データを含む部品実装機用のマウントデータを使用してもよい。
【0020】
さらに上記において、検査パラメータにより抽出された部品やランドに対する検査ウインドウの適合度を求める処理は、抽出された部品およびランドと各検査ウインドウとのパターンマッチングにより行うことができる。またパターンマッチングの代わりに、抽出された部品やランドの大きさを測定し、これらの大きさと上記各検査ウインドウの大きさとを比較するようにしてもよい。
【0021】
パーツライブラリ中の各部品検査データの識別情報としては、その部品を表現するのによく用いられている記号や数字、またはそれらの組み合わせた記号を用いることができる。あるいは識別情報として、パーツライブラリの各部品検査データが記憶されているメモリアドレスを用いるようにしてもよい。
【0022】
この発明の方法によれば、検査対象となる部品実装基板の設計データに含まれる部品座標を使って部品を撮像し、この撮像により得られた計測画像にパーツライブラリ内の各部品検査データを順に適用し、その中から最も計測画像に適合する部品検査データの識別情報を処理対象部品の部品型式に対応づける。よって、部品型式を部品検査データの識別情報に変換するための変換データを変換テーブルに登録する処理をコンピュータにより実行することが可能になり、基板検査用データの生成に必要となる変換テーブルを容易に作成することができる。
【0025】
上記の部品コード変換テーブルに対するデータ登録方法の好ましい一実施態様においては、前記パーツライブラリに、登録された部品の検査データ毎に、そのデータが適用される部品の基準画像が登録され、前記変換データの登録処理では、処理対象部品について、その計測画像から抽出された部品本体およびランドに対する検査ウィンドウの適合度が前記基準値以上になる部品検査データが存在しないとき、新たな部品検査データを作成してパーツライブラリに登録するとともに、前記基板設計データから読み出された処理対象部品の部品型式を前記新たに作成された部品検査データの識別情報に対応づけるためのデータを、前記変換データとして前記部品コード変換テーブルに登録する。
前記新たな部品検査データを作成する処理では、前記計測画像およびパーツライブラリ内の各基準画像を表示して、いずれかの基準画像を選択する操作を受け付けるステップと、選択された基準画像に対応する部品検査データをパーツライブラリから読み出して、その部品検査データ中の設定データに基づき、表示中の計測画像に検査ウィンドウを重ねて表示するステップと、表示された検査ウィンドウに対する調整操作に応じて前記検査ウィンドウを調整するステップとを実行し、調整後の検査ウィンドウの設定データを含む部品検査データを作成する。
【0026】
上記の態様によれば、適合度が前記基準値以上となる部品検査データが存在しない場合でも、計測画像およびパーツライブラリ内の基準画像に基づいて、オペレータの操作により新たに部品検査データを作成し、この作成された部品検査データの識別情報に部品型式を変換するので、部品検査データを作成する手間が省ける。
【0027】
さらにまた、この発明による部品コード変換テーブルに対するデータ登録方法の他の好ましい一実施態様においては、適合度を判定するための基準値を、部品の種類に応じて設定するようにしている。
【0028】
上記において、適合度を判定するための基準値を、抵抗、ダイオード、コンデンサ、トランジスタ、ICなどの部品の種類に応じて設定することができる。なお、上記基準値をこのような部品の種類に応じて設定するだけでなく、同じ部品の種類であっても、部品の大きさや色、あるいは電極の形状や寸法の違いに応じて、さらに細分化した基準値を設定するのが望ましい。
【0029】
次に、この発明にかかる基板検査データの作成装置は、部品の種類毎に、その種類の部品に適用される部品検査データが登録されたパーツライブラリから、検査対象となる部品実装基板に実装される部品毎に当該部品に適合する部品検査データを抽出し、抽出された部品検査データを用いて前記部品実装基板の検査内容を規定する基板検査データを作成するものである。この装置には、前記部品検査データとして、そのデータが適用される部品の本体および当該部品に対応する各ランドに、それぞれその形状に応じた検査ウィンドウを個別に設定するのに使用される検査ウィンドウの設定データと、部品本体およびランドの抽出に用いられる検査パラメータとを含むデータが、複数登録された前記パーツライブラリを記憶するパーツライブラリ記憶手段と、部品型式からその型式に対応する部品検査データの識別情報を導き出すための変換データを登録するための部品コード変換テーブルを記憶する変換テーブル記憶手段と、検査対象となる部品実装基板に実装される部品の部品型式および部品座標を含む基板設計データを入力する基板設計データ入力手段と、前記部品実装基板上の所定の部品を処理対象として、前記基板設計データを用いて、前記部品実装基板の部品座標により示される位置を撮像することによって、処理対象部品の計測画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成された計測画像に前記パーツライブラリの各部品検査データを順に適用して、適用された部品検査データ中の検査パラメータを用いて前記計測画像から部品本体およびランドを抽出する処理と、適用された検査データ中の設定データによる検査ウィンドウについて前記部品本体およびランドに対する適合度を求める処理とを、それぞれ実行する画像処理手段と、前記画像処理手段の処理において、所定の基準値以上の適合度のうちの最も高い値が得られたときに使用された部品検査データを選択し、その部品検査データの識別情報を前記基板設計データが示す処理対象部品の部品型式に対応づけるためのデータを、前記変換データとして前記部品コード変換テーブルに登録する変換データ登録手段とが、設けられる。
【0030】
上記の構成を具備する装置は、作成された検査データを用いて検査を行う実装基板検査装置、または、基板検査用の検査データの作成のみを行う装置として、構成することができる。
【0031】
上記の基板検査データの作成装置の好ましい一実施態様では、前記パーツライブラリには、登録された部品検査データ毎に、そのデータが適用される部品の基準画像が登録されており、前記処理対象部品の計測画像およびパーツライブラリ内の各基準画像を表示するための表示手段と、この表示手段に計測画像および基準画像が表示されている状態下でいずれかの基準画像を選択する操作を受け付けて、選択された基準画像に対応する部品検査データをパーツライブラリから読み出すデータ読出手段と、読み出された部品検査データ中の設定データに基づき、表示中の計測画像に検査ウィンドウを重ねて表示するウィンドウ表示手段と、表示された検査ウィンドウに対する調整操作に応じて前記検査ウィンドウを調整する調整処理手段と、調整後の検査ウィンドウの設定データを含む新たな部品検査データを作成してパーツライブラリに登録する新規データ登録手段とが、さらに設けられる。さらに、変換データ登録手段は、前記画像処理手段の処理において、前記処理対象部品の計測画像から抽出された部品本体およびランドに対する検査ウィンドウの適合度が前記基準値以上になる部品検査データが存在しないとき、前記表示手段、データ読出手段、ウィンドウ表示手段、調整処理手段、および新規データ登録手段を順に動作させ、新規データ登録手段により作成された新たな部品検査データの識別情報を前記処理対象部品の部品型式に対応づけるためのデータを、前記変換データとして前記メモリに登録する。
【0032】
上記態様の装置において、部品検査データを新たに作成する場合に、既にパーツライブラリに登録済みの類似の部品検査データを流用して作成することができる。そのため、装置導入時の初期段階で各部品の部品検査データを登録するときに、あらかじめ部品の画像情報も基準画像として含む形で部品検査データをパーツライブラリに登録しておき、この基準画像と上記表示装置に表示された計測画像を見比べながら類似の部品検査データをパーツライブラリから検索できるようにしておくことが望ましい。
【0033】
上記態様の装置では、適合度が基準値以上となる部品検査データが存在しない場合でも、表示された部品の計測画像および基準画像に基づいて新たに部品検査データを作成する部品検査データ作成手段を備えているので、作成された部品検査データに基づいて変換テーブルの登録を容易に行なうことができる。
【0034】
次に、この発明にかかるプログラムは、部品の種類毎に、その種類の部品に適用される部品検査データとして、当該データが適用される部品の本体および当該部品に対応する各ランドに、それぞれその形状に応じた検査ウィンドウを個別に設定するのに使用される検査ウィンドウの設定データと、部品本体およびランドの抽出に用いられる検査パラメータとを含む部品検査データが登録されたパーツライブラリを記憶し、検査対象となる部品実装基板に実装される部品毎に当該部品に適合する部品検査データを前記パーツライブラリから抽出し、抽出された部品検査データを用いて前記部品実装基板の検査内容を規定する基板検査データを作成する処理を実行するコンピュータに、部品型式からその型式に対応する部品検査データの識別情報を導き出すための変換データを当該コンピュータのメモリに登録する処理を実行させるためのもので、検査対象となる部品実装基板上の所定の部品を処理対象として、その基板に実装される部品の部品型式および部品座標を含む基板設計データの部品座標により示される前記部品実装基板の位置を撮像することによって、前記処理対象部品の計測画像を生成するステップ;前記生成された計測画像に前記パーツライブラリの各部品検査データを順に適用して、適用された部品検査データ中の検査パラメータを用いて前記計測画像から部品本体およびランドを抽出する処理と、適用された部品検査データ中の設定データによる検査ウィンドウについて前記部品本体およびランドに対する適合度を求める処理とを、それぞれ実行するステップ;上記のステップにおいて、所定の基準値以上の適合度のうちの最も高い値が得られたときに使用された部品検査データを選択し、その部品検査データの識別情報を前記基板設計データが示す処理対象部品の部品型式に対応づけるためのデータを、前記変換データとして前記メモリに設けられた部品コード変換テーブルに登録するステップ;の各ステップを、前記コンピュータに実行させる。
【0035】
上記のプログラムは、あらかじめコンピュータに組み込んでおくことができるが、この発明にかかる変換テーブルの登録に先だって、外部の装置より上記コンピュータの所定のメモリ領域へ読み込ませるようにしてもよい。また、変換データの登録のために使用される上記パーツライブラリと基板設計データとは、いずれも、コンピュータの所定のメモリ領域に、あらかじめ記憶させておくことができるが、上記プログラムと同様に、外部の装置よりコンピュータの所定のメモリ領域へ読み込ませるようにしてもよい。
【0036】
上記のプログラムをコンピュータに実行させることにより、基板検査用データの生成に使用される変換データを登録する処理を容易にすることができる。
【0039】
さらに、上記プログラムの好ましい一実施態様では、前記変換データを登録するステップでは、処理対象部品について、その計測画像から抽出された部品本体およびランドに対する検査ウィンドウの適合度が前記基準値以上になる部品検査データが存在しないとき、新たな部品検査データを作成してパーツライブラリに登録するとともに、前記基板設計データから読み出された処理対象部品の部品型式を前記新たに作成された部品検査データの識別情報に対応づけるためのデータを、前記変換データとして前記部品コード変換テーブルに登録する。さらに、前記新たな部品検査データを作成する処理では、パーツライブラリに登録された各部品検査基準データに対応する部品の基準画像を前記計測画像とともに表示して、いずれかの基準画像を選択する操作を受け付けるステップと、選択された基準画像に対応する部品検査データをパーツライブラリから読み出して、その部品検査データ中の設定データに基づき、表示中の計測画像に検査ウィンドウを重ねて表示するステップと、表示された検査ウィンドウに対する調整操作に応じて前記検査ウィンドウを調整するステップとを実行し、調整後の検査ウィンドウの設定データを含む部品検査データを作成する。
【0040】
上記の実施態様によるプログラムをコンピュータに実行させることにより、適合度が基準値以上となる部品検査データが存在しない場合でも、処理対象部品に類似する部品の部品検査データに基づいて、新たな部品検査データを容易にかつ効率よく作成してパーツライブラリに登録することができる。
【0041】
また、この発明の上記プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納することができる。このような記憶媒体によれば、メンテナンス時に装置にプログラムを再度読み込ませることにより、あるいは必要に応じて、基板検査データの作成機能を備える他の装置にプログラムを読み込ませることにより、これらの装置において、基板検査データの作成を容易に行うことができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態を説明する。
図1は、この実施形態に用いる変換テーブル登録装置として使用される基板検査装置の構成を示す。この基板検査装置は、検査対象の部品実装基板を撮像して得た画像を処理して、前記基板上のはんだ付け部位などの良否を判別すると共に、本発明に係る部品型式を部品検査データに変換するための情報(以下単に「変換データ」という。)を変換テーブルに登録するための各手段を備えたものである。本装置は、撮像部3,投光部4,制御処理部5,X軸テーブル部6,Y軸テーブル部7などにより構成される。なお、図中の1、2は、検査対象の部品実装基板(以下単に「基板1、2」という。)である。
【0043】
前記Y軸テーブル部7は、基板1,2を支持するコンベヤ25を具備するもので、図示しないモータによりこのコンベヤ25を動かして、前記基板1,2をY軸方向に(図の紙面に直交する方向)に沿って移動させる。前記X軸テーブル部6は、Y軸テーブル部7の上方で、撮像部3および投光部4を支持するとともに、これら撮像部3および投光部4をX軸方向(図の左右方向)に移動させる。
【0044】
前記投光部4は、異なる径を有する3個の円環状光源8,9,10により構成される。これらの光源8,9,10は、それぞれ赤色光、緑色光、青色光の各色彩光を発光する。観測位置の真上位置に各光源8,9,10の中心を合わせることにより、各光源8,9,10は、前記基板1,2の支持面から見て、異なる仰角に対応する方向に位置するように配備される。
【0045】
前記撮像部3は、カラー画像生成用のCCDカメラであり、その光軸は各光源8,9,10の中心に対応し、かつ鉛直方向に沿うように位置決めされる。これにより、観測対象である基板1,2からの前記各色彩光の反射光が撮像部3に入射する。撮像部3で生成された画像は、三原色のカラー信号R,G,Bに変換されて制御処理部5へ入力される。
【0046】
前記制御処理部5は、CPU11を制御主体とするコンピュータである。制御処理部5は、画像入力部12,メモリ13,撮像コントローラ14,画像処理部15,XYテーブルコントローラ16,検査部17,基板検査データ記憶部18,パーツライブラリ記憶部19,入力部20,CRT表示部21,プリンタ22,送受信部23,外部メモリ装置24などをその構成として含む。
【0047】
画像入力部12は、撮像部3からのR,G,Bの各画像信号を増幅する増幅回路や、これら画像信号をディジタル信号に変換するためのA/D変換回路などを備える。
【0048】
メモリ13には、色彩毎にその色彩の強度をディジタル量で表した濃淡画像データ(計測画像)や、これら濃淡画像を2値化処理して得られる2値画像などを格納するための画像格納領域などが設定される。またこのメモリ13は、基板検査データの生成(ティーチング)や検査の際に、各種データやプログラムを一時保存する場所としても使用される。
【0049】
撮像コントローラ14は、撮像部3および投光部4をCPU11に接続するインターフェースなどを備えている。この撮像コントローラ14は、CPU11からの命令に基づき投光部4の各光源の光量を調整したり、撮像部3の各色彩光出力の相互バランスを保つなどの制御を行う。
【0050】
XYテーブルコントローラ16は、前記X軸テーブル部6およびY軸テーブル部7をCPU11に接続するインターフェースなどを備えている。このXYテーブルコントローラ16は、CPU11からの命令に基づき、X軸テーブル部6およびY軸テーブル部7の移動動作を制御する。
【0051】
基板検査データ記憶部18は、基板の種類毎に、その基板の検査に必要な検査用データファイルを格納するためのメモリである。各検査用データファイルには、対応する基板上の各実装部品につき、部品型式、部品座標、部品実装方向、実装検査ウインドウの設定位置および大きさ、この検査ウインドウ内でR,G,Bの各色彩パターンを抽出するのに必要な検査パラメータ(各色成分の2値化しきい値のほか、明度に対する2値化しきい値を含む。)、検査ウインドウに適用される検査プログラムおよび判定基準値などの各種検査基準情報が格納される。
【0052】
パーツライブラリ記憶部19は、検査の観点から規定される部品の種類ごとに登録された部品検査データをライブラリ化して格納するためのメモリである。このパーツライブラリを構成する各部品検査データは、あらかじめ設定されたデフォルトの検査基準情報を実際の部品の画像に合わせて修正する作業によって追加、編集される。あるいは、本発明の変換テーブル登録処理の過程において、追加、編集することもできる。各部品検査データは、識別情報によって識別されて、パーツライブラリに登録されている。
【0053】
前記基板検査データ記憶部18内の検査用データファイルは、ティーチング時や検査時には、CPU11により読み出されてメモリ13にセットされる。また画像処理部15や検査部17にも供給される。
画像処理部15は、メモリ13に格納されたR,G,Bの各計測画像より、明度およびR,G,Bの各輝度値を画素単位で抽出する。また画像処理部15は、前記検査用データファイルに基づき、各検査ウインドウ内の計測画像を順に2値化し、R,G,Bの各色彩パターンを抽出する。さらに画像処理部15は、前記検査プログラムに基づき、これら色彩パターンから所定の特徴量を抽出する。
【0054】
検査部17は、前記特徴量の抽出結果を判定基準値と比較して、各検査ウインドウにおける検査を実行する。CPU11は、各検査ウインドウの検査結果を総合して基板1、2が良品か否かを判定する。この最終的な判定結果は、CRT表示部21やプリンタ22,あるいは送受信部23に出力される。
【0055】
前記入力部20は、検査のための各種条件や検査情報を入力するためのもので、キーボードやマウスにより構成される。CRT表示部21(以下単に「表示部21」という。)は、CPU11から計測画像、画像データ、検査結果、前記入力部20からの入力データの供給を受けて、これを表示画面上に表示する。またプリンタ22は、CPU11から検査結果の供給を受けて、これを予め定められた形式でプリントアウトする。
【0056】
送受信部23は、部品実装機,はんだ付け装置を含む他の装置との間で各種データのやりとりを行うためのものである。たとえば不良と判定された被検査基板について、その識別情報や不良の内容を後段の修正装置に送信することにより、不良箇所を速やかに修正することができる。
【0057】
外部メモリ装置24は、フレキシブルディスク,CD−R,光磁気ディスクなどの記憶媒体に各種データを読み書きするための装置である。前記検査結果を保存したり、変換テーブルの登録や基板検査データの作成の際に、既存のパーツライブラリや基板設計データ(CADデータ)、あるいは変換テーブルを取り込むために用いられる。なお、これらの各種データは、送受信部23を用いて外部の装置やシステムから取り込むこともできる。
【0058】
上記構成において、画像処理部15および検査部17は、上記した各処理を実行するためのプログラムを組み込んだ専用のプロセッサにより構成される。ただし、必ずしも、専用のプロセッサを設ける必要はなく、メインの制御を行うCPU11に画像処理部15および検査部17の機能を付与するようにしてもよい。またメモリ13,基板検査データ記憶部18,パーツライブラリ記憶部19についても、物理上は別個にする必要はなく、同一のメモリ装置(ハードディスク装置など)内に設定することができる。
【0059】
この実施形態の基板検査装置では、あらかじめ、メモリ13の所定の変換テーブル記憶領域に、既存の変換テーブルが記憶されており、この変換テーブルに登録されていない変換データを、追加登録するようにしている。ここで「変換データ」とは、部品の型式からパーツライブラリ記憶部19内の対応する検査データを導くためのデータであり、前記部品型式と検査データの識別情報とをリンクさせたデータとして構成される。この登録は、パーツライブラリと検査対象基板のCADデータとを用いて、図2に示される処理手順により未登録の部品型式についての変換データを既存の変換テーブルに追加登録することにより行なわれる。さらにこの実施形態の基板検査装置は、このような方法で作成された変換テーブルを使用して検査対象基板毎の基板検査データを生成した後、その基板検査データを使って基板に実装された部品の実装品質を検査するようにしている。
【0060】
図2では、まず、ステップ201において、CADデータを装置に読み込む処理が行なわれる。
このCADデータは、外部メモリ装置24から読み込まれ、メモリ13の所定のCADデータ記憶領域に記憶される。
【0061】
図3は、本実施形態で用いられるCADデータの一例を示す。このCADデータは、基板設計用データベースから出力された場合のもので、基板上の各部品の部品型式、部品座標、部品実装方向(図示なし)などの情報が含まれたテキストデータとして構成される。なお、このようなCADデータの代わりに、同様の情報を含むマウントデータを用いることも可能である。
【0062】
ステップ201のCADデータの読み込みが終了すると、次にステップ202において、パーツライブラリを装置に読み込む処理が行なわれる。
パーツライブラリは外部メモリ装置24から読み込まれ、パーツライブラリ記憶部19に記憶される。
【0063】
図4は、本実施形態で用いられるパーツライブラリの一例を示す。ここで用いられるパーツライブラリは、階層状に構成されている。最上位の分類は通常の部品の種類であり、部品の種類ごとに、大きさ、色等に従ってグループに分けられる。各グループは、さらに個々の部品検査データ(以下「バリエーション」ともいう。)に分類される。バリエーションが最も小さい単位である。各バリエーションは、それぞれ個別の識別情報(バリエーション名)によって識別される。
【0064】
パーツライブラリ記憶部19には、上記部品の種類ごとにバリエーション名に対応して、そのバリエーションでの各種検査基準情報が格納される。検査基準情報には、検査ウインドウの大きさ(ウインドウの縦,横の寸法)及び相対位置(部品の中心から所定の角までの長さ)、検査パラメータ(検査ウインドウ毎に例えばはんだ付け部位の三原色のパターン、三原色の割合など)、判定基準(基準パラメータと計測パラメータとを比較して良否を判定するための基準)、部品の画像を表す画像情報(基準画像)等が含まれている。
【0065】
なお、前記CADデータとパーツライブラリとは、いずれも送受信部23を介して、外部の装置やシステムから取り込むようにしてようにしても良い。また、図2の手順では、CADデータ、パーツライブラリの順に読み込みを行っているが、この反対にパーツライブラリを読み込んでからCADデータを読み込むようにしてもよい。
【0066】
次にステップ203において、変換テーブルに変換データが登録されていない部品型式を抽出する処理が行われる。この処理は、CADデータ中の部品型式と変換テーブルの部品型式(後述の図10を参照。)とを比較することにより行われる。抽出された部品型式は、メモリ13の所定の記憶領域へいったん記憶される。なお、既に変換テーブルに変換データが登録されているCADデータ中の部品型式は、ステップ203での抽出対象とならないため、以下の処理は行われない。
【0067】
次にステップ204において、上記ステップ203で抽出された未登録部品型式のうち、最初の部品型式に対応する部品の部品座標で示される基板上の部品位置へ撮像部3を移動する処理が行なわれる。CPU11は、メモリ13に記憶されているCADデータから最初の未登録部品の部品座標を読み取り、その部品座標をX,Yテーブルコントローラ16へ転送する。X,Yテーブルコントローラ16は、転送された部品座標を解読し、X,Yテーブルを制御する。その結果、撮像部3を構成するカメラがその部品位置へ移動する。
【0068】
次にステップ205において、部品が撮像され、当該部品の計測画像を生成する処理が行なわれる。カメラからの撮像データは画像入力部12へ送られ、その内部のA/D変換回路によりディジタル画像に変換される。このディジタル画像は、メモリ13の所定の入力画像記憶領域に、一旦、記憶される。次にCPU11は、メモリ13から上記入力画像を読み出し、画像処理部15へ転送する。画像処理部15において、入力画像はあらかじめ決められた所定の画像処理パラメータ(部品検査データの基準画像を生成する場合も同じ画像処理パラメータが使われる)により画像処理される。こうして当該部品の計測画像が生成される。CPU13は、生成された計測画像をメモリ13の所定の計測画像記憶領域に格納する。
【0069】
図5は、チップ抵抗の場合における計測画像の表示例であり、各種の色彩を、それぞれ異なる塗りつぶしパターンにより示す。部品本体部や電極部、およびランドの一部は、それぞれ部品色、ランド色そのものが画像として見える。はんだフィレット部は、その立体形状に応じてR,G,Bに色分けされて見える。なお、基板面も、その基板の色に応じた画像として見えるが、図5では、部品の画像を明瞭に示すために、白色領域として示す。
【0070】
次にステップ206において、ステップ205で生成された部品の計測画像に適合するバリエーションを検索する処理が行なわれる。バリエーションは、部品の種類ごとに、部品の大きさ、端子数、ランドサイズ、部品色に応じて作成されている。適合するバリエーションかあるかどうかを判断するには、計測画像と当該部品が属する部品の種類における各バリエーションの部品の大きさ、端子数、ランドサイズ、部品色を比較し、所定の基準値の下で一致するかどうか調べればよい。
【0071】
部品の計測画像と各バリエーションとの比較は、図6に示される処理によって行なわれる。
本実施形態において、端子数、ランドサイズの比較は、部品のランド形状とバリエーションの検査ウインドウのうちランドウインドウとを比較することによって行なわれる。
【0072】
ステップ601において、計測画像からランド形状を抽出する処理が行なわれる。
CPU11は、メモリ13から計測画像を読み出し画像処理部15へ転送する。図7(a)に端子が3本のSOTの場合における計測画像の一例を示す。以下、このSOTの場合を例にして説明を行なう。
【0073】
ランド部は、はんだフィレットの形状に応じてR,G,Bに色分けされている。一方バリエーションには、図7(c)に示したランドウインドウと共にランドの色パラメータがあらかじめ登録されている。CPU11は、これらの色パラメータを画像処理部15へ転送する。画像処理部15は、転送されたバリエーションのランドの色パラメータを使って、計測画像のランド部をR,G,B毎に2値化する。さらに、各色パラメータ毎の2値画像を合成することにより、図7(b)の計測画像の2値化ランド形状の画像を得る。なお、この2値化画像において、リード部が重なっている部分は、各色パラメータで2値化すると、画像としては表れない。
【0074】
次にステップ602において、上記抽出された計測画像のランド形状とランドウインドウとを比較する処理が行なわれる。この比較はランド形状とランドウインドウとのパターンマッチングによって行なわれる。
図8(a),(b)に示されているように、上記ランド形状とバリエーションに記憶されたランドウインドウとを比較し、重なった面積を計算する。本実施例においては、重ねる位置,方向の情報はCADデータの当該部品の部品座標、部品実装方向の情報を利用する。基板の伸縮などで2値化ランド形状が若干ずれる場合はその位置の周囲で動かしてみて、最も重なりが大きくなる部分を見つける。
【0075】
次にステップ603において、重なり面積があらかじめ設定された基準値以上かどうかを判定する処理が行なわれる。CPU11は、パターンマッチングでの計測結果を画像処理部15から受け取り、検査部17に転送する。検査部17は、ランドウインドウ毎に、計測結果があらかじめ設定された基準値以上かどうかを判定する。そしてランドウインドウ毎の計測結果が、いずれも基準値以上であれば、端子数、ランドサイズが合致していると判断し、その判断結果をCPU11に出力する。
【0076】
なお、上記判定の基準値は、あらかじめ部品の種類に応じて設定されており、メモリ13の所定の判定基準値記憶領域に記憶されている。CPU11は、上記判定のために、上記判定基準値を読み出して使用する。判定の結果、合致している場合は判定が「YES」となり、ステップ604に進む。判定が「NO」の場合は、ステップ610へ進む。
【0077】
次に本実施形態において、部品の大きさ、部品色の比較は、計測画像の部品サイズとバリエーションの部品本体ウインドウとを比較することによって行なわれる。
【0078】
ステップ604において、計測画像から部品サイズを抽出する処理が行なわれる。部品の大きさ、端子数が合致していると判断されたバリエーションに対して、まず、計測画像の部品色がバリエーションに登録されているものと一致するかどうかを調べる。ランド形状抽出の場合と同様に、バリエーションにはあらかじめ部品本体ウインドウとその色パラメータが登録されている(図7の(c)参照)。選択されたバリエーションの部品本体の色パラメータを使って、画像処理部15において、計測画像の部品本体部が2値化され、その結果、図8(c)に示すような画像が得られる。明るさの色パラメータは、上限と下限の2つのしきい値として設定されるので、このように部品本体の明るさの部分だけが2値化される。
【0079】
次にステップ605において、上記抽出された計測画像の部品サイズと部品本体ウインドウとを比較する処理が行なわれる。この比較は、部品サイズと部品本体ウインドウとのパターンマッチングにより行なわれる。図8(c)に示されているように、部品サイズとバリエーションに記憶された部品本体ウインドウを比較し、重なった面積を計算する。なお、上記のランド形状のパターンマッチングにより、ランドの正確な位置が分かっているので、この場合の部品本体ウインドウとの位置合わせを正確に行うことができる。
【0080】
次のステップ606において、計測画像の部品サイズと部品本体ウインドウの重なり面積が、あらかじめ設定された基準値以上かどうかを判定する処理が行なわれる。ランド形状の判定の場合と同様に、CPU11は、パターンマッチングでの計測結果を画像処理部15から受け取り、検査部17に転送する。検査の結果、基準値以上の場合には、部品の大きさ、部品色が合致していると判定される。合致している場合は、ステップ606の判定が「YES」となり、ステップ607に進む。判定が「NO」の場合はステップ610に進む。
【0081】
ステップ607において、「適合バリエーションあり」のフラグがセットされる。また続くステップ608、609において、それぞれ適合バリエーション名と一致度の一時記憶処理、適合バリエーションの計数処理が行われる。その後にステップ610へ進む。
【0082】
ステップ610において、当該部品が属する部品の種類における全てのバリエーションについて、検索処理が終了したかどうか判定する処理が行なわれる。まだ検索処理が終了していない場合は、判定結果が「NO」となり、ステップ601へ戻り、上記部品の種類における次のバリエーションとの比較が行なわれる。以降、前記と同様の比較処理が行なわれる。ステップ610の判定結果が「YES」の場合は、計測画像データと各バリエーションとの比較処理を終了する。
【0083】
なお、前記計測画像と各バリエーションとの比較処理においては、パーツライブラリ中の当該部品が属する部品の種類に含まれるバリエーションを検索するようにしている。そのため、バリエーションの検索に先立ち、CADデータ中の部品型式を参照してあらかじめ当該部品の種類を特定しておくようにしている。
【0084】
図2のステップ207に戻って、上記に述べたバリエーションの検索の結果、適合するバリエーションがあったどうかを判定する処理が行なわれる。判定結果が「YES」の場合はステップ208へ進み、「NO」の場合はステップ212へ進む。
【0085】
ステップ208では、計測画像データと適合するバリエーションが複数あるかどうかを判定する処理が行なわれる。この判定結果が「YES」の場合には、さらにステップ209へ進み、「NO」の場合はステップ210へ進む。
【0086】
次にステップ209において、検索された複数のバリエーションのうち、最も一致度の高かったバリエーションを選択する処理が行なわれ、その後、ステップ210へ進む。
【0087】
ステップ210において、当該計測画像の部品型式を選択されたバリエーションの識別情報へ変換するための変換データ、すなわち前記部品型式と選択されたバリエーションの識別情報とをリンクさせたデータを変換テーブルに登録する処理が行なわれる。この前記変換データは、CPU11によって、メモリ13の所定の変換テーブル記憶領域にあらかじめ格納されている変換テーブルに登録される。
なお、変換テーブルは、本変換テーブル登録処理に先立って外部メモリ装置24、あるいは送受信部23より本装置に読み込み、メモリ13の上記所定の変換テーブル記憶領域へ格納するようにしておいてもよい。
【0088】
ステップ207が「NO」の場合は、ステップ212において、当該部品の検査に必要なバリエーションを新たに作成する処理が行なわれる。この場合、バリエーションは、図9に示される処理手順により作成される。
【0089】
まず、最初にバリエーションを自動で作成するかどうかについて判断される(ステップ901)。自動で作成するモードの場合には、次に当該部品の部品型式より当該部品が属する部品の種類とグループが判別される(ステップ902)。手動で作成するモードの場合には、ステップ901が「NO」となり、ステップ911へ進む。
【0090】
部品の種類,グループが決まれば、パーツライブラリにあらかじめグループごとに登録されている次に述べるようなデフォルト検査基準情報(例えば図4のグループ1005のバリエーション参照。)が読み出される(ステップ903)。この読み出されたデフォルト検査基準情報と当該部品の計測画像とを組み合わせて新たなバリエーションが作成される(ステップ904)。作成されたバリエーションには新しく識別情報が付加され、パーツライブラリ記憶部19のパーツライブラリに新たに追加登録される(ステップ905)。なおこの場合、付加される識別情報として、当該部品の部品型式から判別された部品の種類ごとにあらかじめ決められている識別情報が割り当てられる。
【0091】
上記デフォルト検査基準情報は、パーツライブラリに部品の種類、グループごとにあらかじめ登録されており、検査ウインドウの大きさ(ウインドウの縦,横の寸法)及び相対位置(部品の中心から所定の角までの長さ)、検査パラメータ(検査ウインドウ毎に例えばはんだ付け部位の三原色のパターン、三原色の割合など)、判定基準(基準パラメータと計測パラメータとを比較して良否を判定するための基準)を含んでいる。これらのデフォルト値を組み合わせて作成された上記バリエーションについては、本処理手順に沿って変換データを変換テーブルに登録した後、当該変換テーブルを使って自動生成した基板検査用データを用いて実際に検査対象基板のテストを行い、最終的にその検査基準情報が調整、あるいは決定されるようにしている。また、その時に、上記割り当てられた識別情報も、正規の識別情報に変更される。
【0092】
なお、上記の自動作成のステップにおいて、一旦、変換テーブルの自動登録処理を中断し、当該計測画像に基づいてオペレータの操作により新たにバリエーションを作成することもできる。この場合のバリエーションも、図9に示される処理手順により作成される。以下手動による作成のステップから説明を行なう。
【0093】
まず、計測画像を表示部21の表示領域に表示し(ステップ911)、またその表示領域に以下に述べる図10に示されるパーツライブラリを併設表示する(ステップ912)。次に、当該計測画像とバリエーションごとにあらかじめ登録されている基準画像をオペレータが目視で確認することにより、類似のバリエーションを探す(ステップ913)。類似のバリエーションが見つかれば、そのバリエーションに登録されている検査ウインドウを計測画像に重ねて表示する(ステップ914−915)。そして計測画像の部品の形状およびランド形状に適合するように検査ウインドウの大きさを調整する(ステップ916)。
【0094】
検査ウインドウの調整が終了すれば、次にその検査ウインドウにおいて、当該バリエーションの検査パラメータと判定基準を使って計測画像を画像処理する(ステップ917−918)。さらに、画像処理により得られた画像と元の計測画像とを比較しながら、検査ウインドウ内の画像が適切な検査対象画像となるように前記検査パラメータと判定基準を微調整する(ステップ919)。この調整が終了すると、以上のような手順で作成された検査基準情報と、基準画像として使用される当該計測画像とを含む新たなバリエーションが作成され、識別情報と共にパーツライブラリ記憶部19のパーツライブラリに新たに追加登録される(ステップ920−921)。
【0095】
図10に、図4で示したパーツライブラリの構成内容を表示部21に表示した場合の一例を示す。パーツライブラリには、本図の表示画面中央上部のウインドウ内に表示されているような基準画像がバリエーションごとに格納されている。上記類似のバリエーションを探す場合には、表示部21の表示領域において、計測画像にこのパーツライブラリを併設表示させ、オペレータが当該計測画像の部品が属する部品の種類に含まれるバリエーションを選択し、各バリエーションに含まれる基準画像と計測画像とを目視で確認するようにしている。類似する基準画像を有するバリエーションが見つかれば、オペレータの操作によりそのバリエーションが選択される。
【0096】
また、前記ステップ209で検索された複数のバリエーションのうち最も一致度の高かったバリエーションを選択する場合にも、本ステップの上記類似のバリエーションを探す場合と同様の処理を行うことができる。すなわち、一旦、変換テーブル自動作成処理を中断し、計測画像と検索された複数のバリエーションを順次表示装置21に表示させる。そして当該計測画像と表示されたバリエーションの基準画像をオペレータが目視で確認しながら、最も一致度の高いバリエーションを選択するようにしてもよい。
【0097】
図2のステップ211では、未登録部品型式の全部品に対して変換テーブル登録処理が終了したかどうか判定する処理が行なわれる。まだ終了していなければ判定結果が「NO」となり、その場合はステップ204に戻り、以降残りの未登録部品型式の部品に対してこれまで述べた処理が繰り返し実行される。全部品に対して変換テーブル登録処理が終了すれば、判定結果が「YES」となり、変換テーブル登録処理を終了する。
【0098】
図11に本実施形態の変換テーブルの一例を示す。各部品を識別するための部品型式は、ユーザごとに様々な基準で命名されるが、同図に示すように、部品の種類や特性を示すアルファベットと複数桁の数字の組み合わせが用いられることが多い。一つのバリエーション名には、通常一つ以上の部品型式が対応付けられて登録されている。
【0099】
なお、これまで述べた本実施形態の変換テーブル登録処理においては、変換テーブルがすでに作成されており、その変換テーブルに登録されていない部品型式の部品を対象として、対応する部品検査データへの変換データを新たに変換テーブルに追加登録する場合を想定している。しかし、このような既存の変換テーブルが無い場合や、変換テーブルを使用しない場合には、本実施形態の変換テーブル登録処理において、前記図2のステップ203の処理を止め、検査対象基板のCADデータに含まれる全ての部品型式についての変換データを登録するようにすればよい。
【0100】
また本実施形態においては、変換テーブル登録装置として基板検査装置を使用する場合について述べたが、このような基板検査装置以外にも、本発明にかかる変換テーブル登録方法を実施する手段を備えた他の装置を使用することができる。
【0101】
【発明の効果】
本発明によれば、部品実装基板の検査用のデータを作成する際に、基板上の各部品に対応する部品検査データをパーツライブラリから抽出するのに必要な変換データを部品コード変換テーブルに登録する処理を、コンピュータを用いて容易に行うことができ、基板検査用データの作成にかかる労力を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる基板検査装置の構成を示すブロック図である。
【図2】変換テーブル作成の手順を示すフローチャートである。
【図3】CADデータの構成の一例を示す図である。
【図4】パーツライブラリの構成の一例を示す図である。
【図5】部品の計測画像の一例を示す図である。
【図6】部品の計測画像とバリエーションとの比較処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】部品の計測画像におけるランド部の画像処理の一例を示す図である。
【図8】部品の計測画像とバリエーションとの画像マッチング処理の一例を示す図である。
【図9】部品の計測画像に基づいて新たにバリエーションを作成する手順を示すフローチャートである。
【図10】パーツライブラリの表示画面の一例を示す。
【図11】変換テーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
1,2 基板
3 撮像部
4 投光部
5 制御処理部
11 CPU
12 画像処理部
13 メモリ
18 基板検査データ記憶部
19 パーツライブラリ記憶部
20 入力部
21 CRT表示部
Claims (8)
- 部品の種類毎に、その種類の部品に適用される部品検査データが登録されたパーツライブラリから、検査対象となる部品実装基板に実装される部品毎に当該部品に適合する部品検査データを抽出し、抽出された部品検査データを用いて前記部品実装基板の検査内容を規定する基板検査データを作成する処理を実行するコンピュータにおいて、部品型式からその型式に対応する部品検査データの識別情報を導き出すための変換データを当該コンピュータのメモリに設けられた部品コード変換テーブルに登録する方法であって、
検査対象となる部品実装基板に実装される部品の部品型式および部品座標を含む基板設計データを使用し、
前記部品検査データには、そのデータが適用される部品の本体および当該部品に対応する各ランドに、それぞれその形状に応じた検査ウィンドウを個別に設定するのに使用される検査ウィンドウの設定データと、部品本体およびランドの抽出に用いられる検査パラメータとが含まれており、
前記部品実装基板上の所定の部品を処理対象として、基板設計データから処理対象部品の部品型式および部品座標を読み出し、前記部品実装基板の部品座標により示される位置を撮像することによって得られる処理対象部品の計測画像に前記パーツライブラリの各部品検査データを順に適用して、適用された部品検査データ中の検査パラメータを用いて前記計測画像から部品本体およびランドを抽出する処理と、前記適用された検査データ中の設定データによる検査ウィンドウについて前記部品本体およびランドに対する適合度を求める処理とを、それぞれ実行し、
上記の処理において、あらかじめ設けられた基準値以上の適合度のうちの最も高い値が得られたときに使用された部品検査データを選択し、その部品検査データの識別情報を前記基板設計データが示す処理対象部品の部品型式に対応づけるためのデータを、前記変換データとして前記部品コード変換テーブルに登録する、ことを特徴とする部品コード変換テーブルに対するデータ登録方法。 - 前記パーツライブラリには、登録された部品の検査データ毎に、そのデータが適用される部品の基準画像が登録されており、
前記変換データの登録処理では、処理対象部品について、その計測画像から抽出された部品本体およびランドに対する検査ウィンドウの適合度が前記基準値以上になる部品検査データが存在しないとき、新たな部品検査データを作成してパーツライブラリに登録するとともに、前記基板設計データから読み出された処理対象部品の部品型式を前記新たに作成された部品検査データの識別情報に対応づけるためのデータを、前記変換データとして前記部品コード変換テーブルに登録し、
前記新たな部品検査データを作成する処理では、前記計測画像およびパーツライブラリ内の各基準画像を表示して、いずれかの基準画像を選択する操作を受け付けるステップと、選択された基準画像に対応する部品検査データをパーツライブラリから読み出して、その部品検査データ中の設定データに基づき、表示中の計測画像に検査ウィンドウを重ねて表示するステップと、表示された検査ウィンドウに対する調整操作に応じて前記検査ウィンドウを調整するステップとを実行し、調整後の検査ウィンドウの設定データを含む部品検査データを作成する、請求項1に記載された部品コード変換テーブルに対するデータ登録方法。 - 前記適合度を判定するための基準値を、部品の種類に応じて設定する請求項1または2に記載された部品コード変換テーブルに対するデータ登録方法。
- 部品の種類毎に、その種類の部品に適用される部品検査データが登録されたパーツライブラリから、検査対象となる部品実装基板に実装される部品毎に当該部品に適合する部品検査データを抽出し、抽出された部品検査データを用いて前記部品実装基板の検査内容を規定する基板検査データを作成する装置であって、
前記部品検査データとして、そのデータが適用される部品の本体および当該部品に対応する各ランドに、それぞれその形状に応じた検査ウィンドウを個別に設定するのに使用さ れる検査ウィンドウの設定データと、部品本体およびランドの抽出に用いられる検査パラメータとを含むデータが、複数登録された前記パーツライブラリを記憶するパーツライブラリ記憶手段と、
部品型式からその型式に対応する部品検査データの識別情報を導き出すための変換データを登録するための部品コード変換テーブルを記憶する変換テーブル記憶手段と、
検査対象となる部品実装基板に実装される部品の部品型式および部品座標を含む基板設計データを入力する基板設計データ入力手段と、
前記部品実装基板上の所定の部品を処理対象として、前記基板設計データを用いて、前記部品実装基板の部品座標により示される位置を撮像することによって、処理対象部品の計測画像を生成する画像生成手段と、
前記画像生成手段により生成された計測画像に前記パーツライブラリの各部品検査データを順に適用して、適用された部品検査データ中の検査パラメータを用いて前記計測画像から部品本体およびランドを抽出する処理と、適用された検査データ中の設定データによる検査ウィンドウについて前記部品本体およびランドに対する適合度を求める処理とを、それぞれ実行する画像処理手段と、
前記画像処理手段の処理において、所定の基準値以上の適合度のうちの最も高い値が得られたときに使用された部品検査データを選択し、その部品検査データの識別情報を前記基板設計データが示す処理対象部品の部品型式に対応づけるためのデータを、前記変換データとして前記部品コード変換テーブルに登録する変換データ登録手段とを、具備する基板検査データの作成装置。 - 前記パーツライブラリには、登録された部品検査データ毎に、そのデータが適用される部品の基準画像が登録されており、
前記処理対象部品の計測画像およびパーツライブラリ内の各基準画像を表示するための表示手段と、この表示手段に計測画像および基準画像が表示されている状態下でいずれかの基準画像を選択する操作を受け付けて、選択された基準画像に対応する部品検査データをパーツライブラリから読み出すデータ読出手段と、読み出された部品検査データ中の設定データに基づき、表示中の計測画像に検査ウィンドウを重ねて表示するウィンドウ表示手段と、表示された検査ウィンドウに対する調整操作に応じて前記検査ウィンドウを調整する調整処理手段と、調整後の検査ウィンドウの設定データを含む新たな部品検査データを作成して前記パーツライブラリに登録する新規データ登録手段とを、さらに具備し、
前記変換データ登録手段は、前記画像処理手段の処理において、前記処理対象部品の計測画像から抽出された部品本体およびランドに対する検査ウィンドウの適合度が前記基準値以上になる部品検査データが存在しないとき、前記表示手段、データ読出手段、ウィンドウ表示手段、調整処理手段、および新規データ登録手段を順に動作させ、新規データ登録手段により作成された新たな部品検査データの識別情報を前記処理対象部品の部品型式に対応づけるためのデータを、前記変換データとして前記メモリに登録する請求項4に記載された基板検査データの作成装置。 - 部品の種類毎に、その種類の部品に適用される部品検査データとして、当該データが適用される部品の本体および当該部品に対応する各ランドに、それぞれその形状に応じた検査ウィンドウを個別に設定するのに使用される検査ウィンドウの設定データと、部品本体およびランドの抽出に用いられる検査パラメータとを含む部品検査データが登録されたパーツライブラリを記憶し、検査対象となる部品実装基板に実装される部品毎に当該部品に適合する部品検査データを前記パーツライブラリから抽出し、抽出された部品検査データを用いて前記部品実装基板の検査内容を規定する基板検査データを作成する処理を実行するコンピュータに、部品型式からその型式に対応する部品検査データの識別情報を導き出すための変換データを当該コンピュータのメモリに登録する処理を実行させるためのプログラムであって、
検査対象となる部品実装基板上の所定の部品を処理対象として、その基板に実装される部品の部品型式および部品座標を含む基板設計データの部品座標により示される前記部品実装基板の位置を撮像することによって、前記処理対象部品の計測画像を生成するステッ プと、
前記生成された計測画像に前記パーツライブラリの各部品検査データを順に適用して、適用された部品検査データ中の検査パラメータを用いて前記計測画像から部品本体およびランドを抽出する処理と、適用された部品検査データ中の設定データによる検査ウィンドウについて前記部品本体およびランドに対する適合度を求める処理とを、それぞれ実行するステップと、
上記のステップにおいて、所定の基準値以上の適合度のうちの最も高い値が得られたときに使用された部品検査データを選択し、その部品検査データの識別情報を前記基板設計データが示す処理対象部品の部品型式に対応づけるためのデータを、前記変換データとして前記メモリに設けられた部品コード変換テーブルに登録するステップとを、前記コンピュータに実行させるようにした、部品コード変換テーブルに対する登録処理用のプログラム。 - 前記変換データを登録するステップでは、処理対象部品について、その計測画像から抽出された部品本体およびランドに対する検査ウィンドウの適合度が前記基準値以上になる部品検査データが存在しないとき、新たな部品検査データを作成して前記パーツライブラリに登録するとともに、前記基板設計データから読み出された処理対象部品の部品型式を前記新たに作成された部品検査データの識別情報に対応づけるためのデータを、前記変換データとして前記部品コード変換テーブルに登録し、
前記新たな部品検査データを作成する処理では、パーツライブラリに登録された各部品検査基準データに対応する部品の基準画像を前記計測画像とともに表示して、いずれかの基準画像を選択する操作を受け付けるステップと、選択された基準画像に対応する部品検査データをパーツライブラリから読み出して、その部品検査データ中の設定データに基づき、表示中の計測画像に検査ウィンドウを重ねて表示するステップと、表示された検査ウィンドウに対する調整操作に応じて前記検査ウィンドウを調整するステップとを実行し、調整後の検査ウィンドウの設定データを含む部品検査データを作成する、請求項6に記載された部品コード変換テーブルに対する登録処理用のプログラム。 - 請求項6または7に記載されたプログラムが格納され、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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