JP3906628B2 - 自動販売機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、現在市場に展開している一般的な自動販売機の構成では、商品収納部を搭載した本体キャビネットの前面外扉に対し、その扉の上部面域に集中して商品見本を陳列した商品展示部(ディスプレイ室),商品選択ボタン、および貨幣(コイン,紙幣,およびカード(プリペイドカードなど))投入口および返却レバーを配備し、扉の下部に商品取出口が開口した構成になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した従来の自動販売機は、商品を購入する際に利用客が自分の手で操作する商品選択ボタン、貨幣投入口,返却レバーなどは、大人の平均的な身長に合わせて操作し易い位置にレイアウトして固定的に配置されており、車椅子に乗った身障者,背の低い子供などは貨幣投入口,商品選択ボタンに手が届かず、商品を購入できないといったサービス面での問題点がある。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、前記の問題点を解消して大人,子供,および車椅子に乗った身障者の分け隔てなく、容易に商品が購入できるようにしたバリア・フリーの自動販売機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、キャビネットの前面に商品見本を陳列した商品展示部、商品選択ボタン,貨幣投入口,返却レバー、および商品取出口を装備し、販売指令に基づきキャビネット庫内の商品収納部から利用客の選択した商品を商品取出口に搬出する自動販売機において、前記の商品選択ボタン,貨幣投入口,返却レバー,および商品見本を一括してキャビネットの前面に配した可動式の操作部に搭載し、商品販売時に前記操作部をホームポジションから利用客の背丈に合わせて操作し易い位置へ移動するよう構成するものとし、具体的には次記のような態様で構成することができる。
【0006】
(1)操作部を回転移動が可能なドラム式ボックスとして、該ボックスの周域に分散して商品選択ボタン,貨幣投入口,返却レバー,商品見本を配置する(請求項1)。
【0007】
(2)商品販売時に利用客の背丈を検知し、その検知信号を基に操作部をホームポジションから利用客の操作し易い位置に移動する制御手段を備える(請求項2)。
(3)販売動作の終了後に操作部を移動位置からホームポジションに自動復帰させる制御手段を備える(請求項3)。
【0008】
上記構成によれば、背の低い人,子供,および車椅子に乗った身障者でも、分け隔てなく貨幣の投入,商品選択ボタンを自分の手で操作して所望の商品を購入することができる。また、特に前項(2),(3)の制御手段を備えることで、自動販売機の使い勝手がより一層向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示実施例に基づいて説明する。
〔実施例1〕図1(a)〜(d)は本発明の請求項1に対応する応用実施例を示すものである。この実施例は操作部2が回転ドラム式構造になり、キャビネット1の前面に軸受支持機構(図示せず)を介して回転(自転)可能に支持されたドラム形ボックスの前面を透明な電照板で覆い、ボックス内の周域に分散して商品見本4,選択ボタン5,貨幣投入口6,返却レバー7などの各部品が図示のように配備されている。なお、個々の商品見本(例えば缶商品)4は重心を下にした垂下姿勢でフック4aを介してボックスの背面に吊り下げ支持しておき、操作部2の回転位置に関係なく常に垂直な展示姿勢を保つようにし、また選択ボタン5は商品見本4の外周位置に配置している。
【0010】
ここで、図1(a),(b)は操作部2のホームポジションを示し、通常は操作部2がこの位置に停止して販売を行っている。一方、図1(c),(d)は子供,あるいは車椅子に乗った身障者でも貨幣投入口6に手が届くように操作部2を(a)図の位置から時計方向に90°回転移動させた状態を表している。すなわち、背の低い子供,車椅子に乗った身障者は、図示のように貨幣導入口6が最下位に来た位置で貨幣を投入した後、さらに所望の商品見本4に対応した選択ボタン5が手の届く位置に来るように操作部2(ドラム式ボックス)を回して選択ボタン5を押すことにより商品が販売される。
【0011】
なお、この実施例では操作部2の上位側に並んでいる商品見本4が下位側に移動するに連れて、商品見本4の背後に隠れていた操作部2の背面パネルの部分が前方から見えるようになるので、この部分も広告面として利用できる。
〔実施例2〕次に、本発明の請求項2に対応する実施例を図2(a),(b)で説明する。この実施例では自動販売機の利用客の背丈に合わせて操作部2をホームポジションから操作し易い位置へ自動的に移動する制御手段を備えたものであり、図2(a)で示すように、その制御手段は購入者が自動販売機の前面に接近したことを検知する人体検知部9と、購入者の背丈を検知する高さ検知部10と、操作部2を移動する電動式の駆動部11と、前記検知部9,10の信号を取り込んで駆動部11に操作部2の移動指令を与える制御部12とから構成されており、その制御動作のフローチャートを図2(b)に示す。
【0012】
すなわち、ステップS1で人体検知部9が自動販売機に前に接近した購入者を検知すると、続くステップS2で高さ検知部10が購入者の背丈(頭部の高さ)を検知する。また、その検知信号を基にステップS3では制御部11からの指令で駆動部12が購入者の背丈に合わせて操作部2をホームポジションから操作し易い位置、例えば購入者が車椅子に乗った人であれば、先記の実施例1において操作部2を図1(a)のホームポジションから図1(c)の位置に移動する。これにより、購入者は自分の手で操作部2を引き下ろす必要がなく、操作面での使い勝手が大幅に向上する。
【0013】
〔実施例3〕次に、本発明の請求項3に対応する実施例を図3(a),(b)で説明する。この実施例は、商品販売時に操作部2が手動操作などによりホームポジションから移動された後、所定時間が経過してもその移動位置に止まったままでホームポジションに戻ってない場合に、操作部2を自動的にホームポジションへ戻す制御機能を付加したものである。そのために、図2(a)で述べた駆動部11,制御部12に加えて、操作部2の位置を検知する位置検知部13,および操作部2がホームポジションから移動した際に限時動作を開始するタイマー部14を備えて自動復帰用の制御回路を構成しており、図3(b)にその動作のフローチャートを示す。
【0014】
すなわち、ステップS1で位置検知部13が操作部2の移動を検知すると、ステップS2でタイマー部14がスタートする。そして、ステップS3,S4でタイマー部14で設定したタイマー時間内に操作部2がホームポジションに戻っているか否かを判断し、ここで、操作部2が利用客の手でホームポジションに戻されればタイマー部14をクリア(リセット)して限時動作を停止して販売待機状態に戻る。また所定のタイマー時間を経過しても操作部2が移動位置に止まったままであれば、タイマー時間の終了を待って制御部12から駆動部11に指令を与えて操作部2をホームポジションに強制復帰させる。
【0015】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、商品選択ボタン,貨幣投入口,返却レバーなど、商品購入に際して利用客が直接操作する機構を一括してキャビネットの前面に配した可動式の操作部に搭載し、商品販売時に前記操作部をホームポジションから利用客の背丈に合わせて操作し易い位置へ移動するよう構成したことにより、背の低い子供,あるいは車椅子に乗った身障者でも不便なく商品を購入できるバリア・フリーの自動販売機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係わる自動販売機の構成図であり、(a),(b)はそれぞれ操作部がホームポジションに待機位置している状態の正面図,および側面図、(c),(d)はそれぞれ操作部をホームポジションから移動させた状態の正面図,および側面図
【図2】 本発明の実施例2に対応する制御手段を示し、(a)はその制御回路のブロック図、(b)はその制御動作を表すフローチャート図
【図3】 本発明の実施例3に対応する制御手段を示し、(a)はその制御回路のブロック図、(b)はその制御動作を表すフローチャート図
【符号の説明】
1 キャビネット
2 操作部
3 商品取出口
4 商品見本
5 選択ボタン
6 貨幣投入口
7 返却レバー
9 人体検知部
10 高さ検知部
11 駆動部
12 制御部
13 位置検知部
14 タイマー部
Claims (3)
- キャビネットの前面に商品見本を陳列した商品展示部、商品選択ボタン,貨幣投入口,返却レバー、および商品取出口を装備し、販売指令に基づきキャビネット庫内の商品収納部から利用客の選択した商品を商品取出口に搬出する自動販売機において、前記の商品選択ボタン,貨幣投入口,返却レバー,および商品見本を一括してキャビネットの前面に配した可動式の操作部に搭載し、操作部を回転移動が可能なドラム式ボックスとして、該ボックスの周域に分散して商品選択ボタン,貨幣投入口,返却レバー,商品見本を配置し、商品販売時に前記操作部をホームポジションから利用客の背丈に合わせて操作し易い位置へ移動するよう構成したことを特徴とする自動販売機。
- 請求項1記載の自動販売機において、商品販売時に利用客の背丈を検知し、その検知信号を基に操作部をホームポジションから利用客の操作し易い位置に移動する制御手段を備えたことを特徴とする自動販売機。
- 請求項1,2のいずれかに記載の自動販売機において、販売動作の終了後に操作部を移動位置からホームポジションに自動復帰させる制御手段を備えたことを特徴とする自動販売機。
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