JPH11296715A - バリアフリー型自動販売機のコイン投入口 - Google Patents

バリアフリー型自動販売機のコイン投入口

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JPH11296715A
JPH11296715A JP10097195A JP9719598A JPH11296715A JP H11296715 A JPH11296715 A JP H11296715A JP 10097195 A JP10097195 A JP 10097195A JP 9719598 A JP9719598 A JP 9719598A JP H11296715 A JPH11296715 A JP H11296715A
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JP
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coin
spherical
vending machine
slot
barrier
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JP10097195A
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Hiroyoshi Uemine
浩義 上峯
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JIDO HANBAI SHUPPANSHA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイン投入を容易にしたバリアフリー型自動
販売機のコイン投入口を提供する。 【解決手段】 コイン受け皿5は、1対の球面部材7,
8が対接することにより構成され、これら両者の結合に
より球面状の凹部を形成している。各球面部材はコイン
Cの投入方向に対して進退可能に設けてあるとともに付
勢手段6によって付勢されている。球面状の凹部に位置
する対接部に投入溝部5bが投入用コインを通過可能に
形成してある。これらの各球面部材は、凹部にコインを
押し付けると対接部に段差5cを生じ、この段差に沿っ
てコインを投入溝部へ案内可能としてある。コインは凹
部に押し付けた状態で投入溝部に近付けると押し付けら
れて生じた段差5cに行き当たり、投入しやすい姿勢に
修正されて投入溝部に誘導されるため容易に投入可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バリアフリー型自
動販売機のコイン投入口に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、缶ジュース類をはじめとす
る物販やその他の商品が自動販売機を通して販売されて
いるが、これらの自動販売機における代金の支払いは投
入口から硬貨や紙幣を投入することによって行われてい
る。この内、硬貨(コイン)の投入口に絞って言及する
と、主として自動販売機の前面かつ大人の立ち姿勢で投
入しやすい位置に垂直に設置してある。投入口の表面は
硬貨の大きさよりもやや大き目の球面状の凹部を有する
円形部材の中央部にコインが通過可能な投入溝を設けた
ものが採用されている。自動販売機の利用者はこの投入
溝にコインを合わせて溝に対して垂直方向に押し込むこ
とにより投入している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の要領でコインを
投入する際に、健康な成人であっても時にはコインを入
れ損なうことがあるが、手や目など身体に障害を持って
いる人たちが利用する場合には、うまくコインを投入で
きずに入れ損なってしまうことが多い。とくに老人ホー
ムなどのような施設においては、車椅子に乗ったまま自
動販売機を利用することが多くあり、目や手が不自由で
ある上に投入口の設置位置が車椅子使用者の利用に不便
になっているようなことが多いため、コインの投入に失
敗して不快な思いをさせられることが多くなっている。
【0004】近時は高齢者社会への移行期を迎え、身体
の不自由な高齢者の増加予想の下にバリアフリーの概念
が浸透しつつあるが、このような時期を迎えるに当たっ
てはバリアフリー型の自動販売機の果たす役割は大きく
なっている。
【0005】そこで本発明の目的は、だれにでも容易に
コインの投入を可能とするバリアフリー型自動販売機の
コイン投入口を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明におけるバリアフリー型自動販売機のコイン
投入口は、コインの縁部を投入口の表面に押し付けなが
ら移動させることによりだれにでも容易に投入可能とし
たところに特徴がある。
【0007】本発明におけるバリアフリー型自動販売機
のコイン投入口の構成は、実質的に半球状の球面凹部を
有する半球部材を等分割することにより得られる1対の
球面部材を、分割面が対接するように組み合わせること
により球面凹部を形成し、いずれかの球面部材が所定の
範囲で進退することにより球面凹部に段差を生じさせる
ことを可能に設けてある。
【0008】上記したように、コインの縁部をコイン受
け皿の凹部に押し付けると対接部に段差を生じるが、こ
の段差は投入溝部にも当然に生じるので、コインがこの
投入溝部に到達すると、コインは段差を生じた投入溝部
で投入方向を投入可能な姿勢に修正されることにより投
入容易としてある。
【0009】
【発明の実施の形態】次に発明の実施の形態の一例につ
いて図面を参照して説明する。初めに図2に示すような
缶ジュ−スを販売する立形の自動販売機の前面に本発明
に係るコイン投入口を設ける場合について説明する。
【0010】自動販売機1の前面には、上部に商品のデ
ィスプレイ部1aが設けてあり、高さの中程位置にコイ
ン投入口2及び釣り銭取り出し口2aが設けてある。そ
して下部に商品の受取り口1bが設けてある。コイン投
入口2及び釣り銭取り出し口2aは、車椅子に乗ったま
まの姿勢でも利用可能な位置に設けてある。この他販売
商品の種類によっては紙幣の投入口を備えたり、ディス
プレイ部や商品口受取り口の位置等に種々のものがあ
る。
【0011】図3に示すように、コイン投入口2は、前
面カバー3に設けてある窓部3aの内側に取り付けてあ
る。コイン投入口2はケース本体4とコイン受け皿5及
び付勢手段6とを備えたものによって構成されている。
ケース本体4を前面カバー3の裏側に固着するととも
に、補助部材3bを介して上部を支持する等により固定
してある。
【0012】コイン投入口2を構成するケース本体4
は、外形が直方体の前部の半分の位置から、上部の大部
分の範囲を切除したものからなり、内部に角筒状のスロ
ート部4aが高さのほぼ3分の1の位置まで立設してあ
る。
【0013】コイン受け皿5は、実質的に半球状の球面
凹部を有する半球部材を等分割することにより得られる
1対の球面部材7,8を、分割面が対接するように組み
合わせることにより球面凹部としてある。コイン受け皿
5の対接部5aは正面に対して垂直状態になっており、
通常(不使用時)は、凹部側に段差のない同一面となっ
ている。コイン受け皿5は、半球の開口面が斜めになる
ように置かれた状態で、対接部5aの真下になる部分に
コインが通過可能な投入溝部5bが設けてある。投入溝
部5bは、球面凹部が押圧されていない状態において
は、入り口部は同じ高さ(同一面)になっているが、こ
の部分はコインを案内容易とするとともに利用者に優し
くするための丸みが設けてある。
【0014】各球面部材7,8の外面下部には、投入溝
部5bの出口部を囲むようにガイド部7a,8aが形成
してある。ガイド部7a,8aはケース本体4の底部に
立設されたスロート部4aの外周部に係合して所定範囲
で昇降可能に取り付けられている。
【0015】各球面部材7,8は、付勢手段としてスロ
ート部4aの外周部に巻き回されている圧縮コイルばね
6によって上方へ付勢されており、通常は上端がケース
本体4の上部に弾接して支持された状態となっている。
また、各球面部材7,8の球面凹部の内面を下方に押圧
すると、それぞれ独立して所定量だけ下降し、押圧状態
を解除すると、上記したばね6の付勢力により原位置へ
復帰可能である。
【0016】次に動作について説明する。図1に示すよ
うに、例えば右側の球面部材7の球面凹部に100円硬
貨等のコインCの縁部を押し付けると、押し付けられた
方の球面部材7はばね6の付勢力に抗して下降する。こ
の下降量の規制はスロート部4aにストッパ等を設ける
ことにより行われる。コインCをさらに球面凹部に沿っ
て投入溝部5bに近付くように移動させると、ついには
一方の球面部材の下降によって対接面に生じた段差5c
に達する。
【0017】ここでさらにコインCを前後に移動させる
とコインが投入溝部5bに到達する。このとき、コイン
が球面凹部の接触面に対してほぼ直角状態になっていれ
ば、投入溝部5bは溝幅がコインの厚さよりもやや大き
くしてある上に入り口部に丸みが設けてあるため、容易
に投入可能である。また、コインが直角状態になってい
ない場合には、コインの下部が投入溝部5bに入ってい
る状態になった時に姿勢を修正し、垂直に立て直して押
し込めばそのまま投入可能となる。コインの姿勢の立て
直しは一方の球面部材が下降して生じた段差5cを足掛
りとすることができるため極めて容易である。コインC
が投入溝部5bに半分以上の部分が没入した時点でコイ
ンから手を離せば、コインは重力作用により落下し、ス
ロート部4aに設けられた通路4bを経てコイン判別機
(図示略)へ転送される。なお,コインCを左側の球面
部材8に押し付けて投入する場合もこれに準じた動作が
行われる。
【0018】次に他の形態例として、図6に示すような
食品のバリアフリー型自動販売機に本発明を適用した例
について説明する。このバリアフリー型自動販売機11
は、横形の収納ボックス11aの後端部に衝立状に商品
選択ボード11bが設けてあり、収納ボックス11aの
上面手前側に各商品毎にコイン投入口12が設けてあ
る。収納ボックス11aの前面側には商品受け取り口1
3及び釣銭収納口14が設けてある。
【0019】図6にコイン投入口12の構成を示す。コ
イン投入口12を構成するコイン受け皿55は、1対の
球面部材57,58の分割面が対接部55aとなってお
り、ケース本体54の内周部にガイドされた状態で昇降
可能としてある。コイン受け皿55は、ケース本体54
の内部に収納されている付勢手段である圧縮コイルばね
56により上向きに付勢されている。コイン受け皿55
の上端部は,ケース本体54の上端部から内方に受けて
形成された突起状のストッパ54cによってケース本体
から突出不能としてある。
【0020】コイン受け皿55の対接部55aの中央部
には投入溝部55bが設けてある。投入溝部55bの出
口側にはスロート部55dが設けてある。スロート部5
5dには投入溝部55bと連通するコイン通路が設けて
ある。ケース本体54にはコインの通路59aを有する
通路部材59を接続可能である。
【0021】この自動販売機は、コイン投入口が自動販
売機のケース60の水平になっている面に設置してある
ので、コインを入れ損なう心配がなく、さらに車椅子に
座ったままでの利用が可能である。さらにコインを球面
凹部に押し付けると必然的に投入溝部55bに誘導され
ることによる投入可能な構成にしてあるので、身体の不
自由な人達の利用に便利になる。なお、本例における動
作は、前記の形態例に準じる。
【0022】バリアフリー型自動販売機として好適なも
のであり、本発明に係るコイン投入口の採用によりその
真価を発揮可能となっている。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、自動販売機へのコイン
の投入が容易化する。特に目や手の不自由な人であって
もコインの投入が容易であるため食品等の自動販売に採
用すると、便利になる。したがって病院や養護施設ある
いは養老院のような身体の不自由な人達の利用する場所
に設置するバリアフリー型自動販売機に採用するとその
真価を発揮可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コイン投入時におけるコインとコイン受け皿の
状態を示す説明図である。
【図2】本発明を自動販売機に設置した例を示す正面図
である。
【図3】本発明の一形態例に係るコイン投入口を自動販
売機に取り付けた状態を例示する断面図である。
【図4】一形態例の構成を示す一部切欠断面の正面図で
ある。
【図5】他の形態例の構成を示す断面図である。
【図6】他の形態例を自動販売機に取り付けた状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】 2,12 コイン投入口 5,55 コイン受け皿 5a,55a 対接部 5b,55b 投入溝部 5c 段差 6,56 付勢手段 7,8,57,58 球面部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に半球状の球面凹部を有する半球
    部材を等分割することにより得られる1対の球面部材
    を、上記分割面が対接するように組み合わせることによ
    り球面凹部を形成し、上記いずれかの球面部材が所定の
    範囲で進退することにより上記球面凹部に段差を生じさ
    せることを可能に設けてあるコイン受け皿と、上記球面
    部材同士の対接部に投入用コインを通過可能に形成して
    ある投入溝部と、上記各球面部材を上記コインの投入方
    向と反対の方向に付勢する付勢手段とを備え、 上記各球面部材は、上記凹部に上記コインを押し付ける
    と上記対接部に段差を生じ、当該段差に沿って当該コイ
    ンを上記投入溝部へ案内可能としてあることを特徴とす
    るバリアフリー型自動販売機のコイン投入口。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記コインは上記段
    差を生じた上記投入溝部で投入方向を修正されることに
    より投入容易としてあることを特徴とするバリアフリー
    型自動販売機のコイン投入口。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005182426A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Oki Electric Ind Co Ltd 硬貨入出金装置
JP2010009626A (ja) * 2009-10-09 2010-01-14 Oki Electric Ind Co Ltd 硬貨入出金装置

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JP2005182426A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Oki Electric Ind Co Ltd 硬貨入出金装置
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