JP3903897B2 - 画像形成装置、及び、プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、WAN(広域ネットワーク)内に設置されたウェブサーバからHTML文書をダウンロードして、そのHTML文書に基づく画像を記録紙に形成可能な画像形成装置、及び、それに用いるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より知られているように、WAN(広域ネットワーク)としてのインターネットでは、ウェブサーバからHTML(HyperText Markup Language)文書等のコンテンツが配信されている。このようなコンテンツは、インターネットに接続された通信手段を備えるパーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする。)等の通信端末を用いて取得することが可能である。
【0003】
また、近年では、インターネット内のウェブサーバからHTML文書をダウンロードして、そのHTML文書に基づく画像を記録紙に印刷可能なファクシミリ装置(以下、「インターネット対応ファクシミリ装置」と記す。)等の画像形成装置が知られている。したがって、このような装置を用いれば、ウェブサーバから提供されるHTML文書に基づく画像を印刷し、その印刷媒体を得ることが可能である。
【0004】
ところで、HTML文書には、他のHTML文書の位置情報であってそのHTML文書を読み出すためのリンク先URL(Uniform Resource Locator)情報が示されたハイパーリンク情報が埋め込まれている場合がある。また、ハイパーリンク情報には、URL先のコンテンツをユーザに想起させるような文字列などがリンク先URL情報に関連付けられて記述されている。
【0005】
一般的に、PC等でHTML文書を閲覧する場合には、PCにブラウザと呼ばれるアプリケーションを実行させて、そのブラウザに、HTML文書をその記述言語に従う方式でPCが備えるディスプレイ等に表示させる。
ただし、HTML文書の仕様では、ハイパーリンク情報に含まれるリンク先URL情報を表示せず、代わりに、そのリンク先URL情報に関連付けられている上記文字列をディスプレイ上に表示することになっている。したがって、通常では、ディスプレイ上に、リンク先URL情報が表示されることはない。
【0006】
このことは、上記インターネット対応ファクシミリ装置においても同様のことがいえる。つまり、上記インターネット対応ファクシミリ装置は、HTML文書に基づく画像を記録紙に印刷する場合に、ハイパーリンク情報としてHTML文書内に埋め込まれたリンク先URL情報を印刷せず、代わりに、そのリンク先URL情報に関連付けられている文字列を印刷する。したがって、このようなインターネット対応ファクシミリ装置を用いる場合、HTML文書に埋め込まれたハイパーリンク情報としてのリンク先URL情報を、ユーザは、通常確認することができない。
【0007】
このようなことは、PC等を利用してHTML文書を閲覧・印刷する場合にはさほど問題にならないが、HTML文書を表示するのに十分なディスプレイを備えずブラウザ機能を有しない上記インターネット対応ファクシミリ装置などの画像形成装置においては大きな問題になる。
【0008】
つまり、PC等を利用する場合には、ブラウザを用いることで、HTML文書に埋め込まれたリンク先URL情報を知らなくても、それに対応するリンク先のHTML文書等を、マウス操作で簡単にウェブサーバからダウンロードすることができる。したがって、リンク先URL情報に対応するHTML文書を簡単に、ディスプレイ上に表示させたり、プリンタに印刷させたりすることができる。
【0009】
しかしながら、ブラウザを備えないインターネット対応ファクシミリ装置などの画像形成装置を用いて印刷媒体でしかHTML文書が得られない環境においては、リンク先URL情報を知る術がないため、画像形成装置にリンク先URL情報を指定して、そのリンク先URL情報に従うリンク先のHTML文書等を、装置にダウンロードさせ、印刷させることができないのである。
【0010】
このような問題を解決するため、例えば特許文献1には、HTML文書に基づく画像を印刷する際、リンク先URL情報を紙面に脚注として印刷する技術が開示されている。
また、手動操作でリンク先URL情報を入力しなければならない場合には、その操作をユーザが煩わしく感じる可能性がある。特許文献2には、キー入力等の手動操作に代えて、ファクシミリ装置のスキャナ部にて印刷媒体に書き込まれた操作情報を読み取り、その情報に基づいて装置を制御する技術が開示されている。
【0011】
【特許文献1】
特開平10−162030号公報
【特許文献2】
特開平6−268786号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、リンク先URL情報を脚注として印刷する方法を採用すると、HTML文書内に大量のハイパーリンク情報が埋め込まれている場合に、そのリンク先URL情報を、脚注の印刷領域(通常は紙面下端等の領域)に、印刷しきれないことが予想される。また、リンク先URL情報を、脚注として印刷せず、別の記録紙にまとめて印刷すると、紙資源の無駄使いにつながる。
【0013】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、ウェブサーバからHTML文書を
ダウンロードして、そのHTML文書に基づく画像を記録紙に形成可能な画像形成装置において、紙資源の無駄使いをすることなく、リンク先のHTML文書を、ユーザの指示に従って、取得できるようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の画像形成装置は、取得したURL情報に基づいて、WAN(広域ネットワーク)内に設置されたウェブサーバにアクセスし、そのウェブサーバからURL情報に対応するコンテンツをダウンロードするウェブアクセス手段と、ウェブアクセス手段がダウンロードした上記コンテンツとしてのHTML文書に基づく画像を印刷媒体に印刷するウェブプリント手段と、画像読取手段と、領域判別手段と、文字列識別手段と、元文書URL認識手段と、文書取得手段と、存在有無判断手段と、URL取得手段と、を備える。
【0015】
ウェブプリント手段は、ウェブアクセス手段がダウンロードした上記コンテンツとしてのHTML文書に基づく画像を印刷媒体に印刷する際、このHTML文書の取得先を表すURL情報を、付属情報として、上記HTML文書に基づく画像と共に印刷媒体に印刷する。また、画像読取手段は、HTML文書に基づく画像が形成された上記印刷媒体から画像を読み取る。そして、領域判別手段は、印刷媒体に書き込まれたマークにより指示される印刷媒体内の文字列識別領域を、画像読取手段の読取結果に基づき判別する。文字列識別手段は、この領域判別手段が判別した印刷媒体の文字列識別領域内に形成されている文字列を識別する。
【0016】
一方、元文書URL認識手段は、画像読取手段の読取結果に基づき、印刷媒体に付属情報として印刷されたHTML文書の取得先を表すURL情報を認識し、文書取得手段は、この元文書URL認識手段により認識されたURL情報に基づき、画像読取手段による読取対象の印刷媒体に対応するHTML文書を、対応するウェブサーバから取得する。
その他、存在有無判断手段は、文字列識別手段により識別された文字列が、文書取得手段により取得されたHTML文書内に存在するか否かを判断し、URL取得手段は、存在有無判断手段により上記文字列がHTML文書内に存在すると判断されたことを条件として、この文字列に関連付けられてHTML文書内に記述されているハイパーリンク情報からリンク先のコンテンツに対応するURL情報を取得する処理を実行する。換言すると、URL取得手段は、存在有無判断手段により上記文字列がHTML文書内に存在しないと判断された場合には、URL情報を取得する処理を実行しない。
また、URL取得手段が上記処理を実行してURL情報を取得した場合には、ウェブアクセス手段が、URL取得手段により取得されたURL情報に基づいて、WAN内に設置されたウェブサーバにアクセスし、対応するウェブサーバから上記URL取得手段により取得されたURL情報に対応するコンテンツをダウンロードする。
【0017】
このように、本発明の画像形成装置では、印刷媒体に対応するHTML文書内において、ユーザが印刷媒体にマークした文字列に関連付けられているリンク先のURL情報を、URL取得手段にて取得する。
したがって、本発明の画像形成装置によれば、印刷媒体からリンク先のURL情報を直接取得できない場合であっても、そのリンク先のHTML文書をウェブアクセス手段にダウンロードさせることができる。つまり、本発明の画像形成装置によれば、上述のようにリンク先URL情報を脚注として記録紙に付加しなくても、印刷媒体に基づいて、リンク先のHTML文書をウェブアクセス手段にダウンロードさせることができる。よって、本発明の画像形成装置によれば、リンク先URL情報を記録紙に付加することによる紙面の無駄がなく、紙資源を有効利用することができる。
【0018】
また、この画像形成装置によれば、ユーザは、手動操作で当該装置にダウンロードしたいリンク先のURL情報を入力しなくても、そのリンク先のHTML文書をウェブアクセス手段にダウンロードさせることができる。したがって、本発明によれば、画像形成装置の操作性が向上する。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
また、本発明の画像形成装置では、印刷媒体にHTML文書に基づく画像を印刷する際、HTML文書の取得先を表すURL情報を付属情報として印刷媒体に印刷するので、印刷媒体に書き込まれたマークに基づいて、リンク先のコンテンツをダウンロードするに際し、印刷媒体に対応するHTML文書の取得先情報を、ユーザに、操作部から手動操作で入力させる必要がなく、画像形成装置の操作性が良好である。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
ところで、請求項1記載の画像形成装置においては、領域判別手段を請求項2記載のように構成すると良い。請求項2記載の画像形成装置は、領域判別手段が、画像読取手段の読取結果に基づき、印刷媒体に書き込まれた上記マークとしての手書き線で包囲された領域を、文字列識別領域であると判別することを特徴とする。
【0031】
この画像形成装置を用いれば、ユーザは、ハイパーリンク情報が埋め込まれたHTML文書に対応する印刷媒体内の文字列をペン等で囲い込む程度で、その文字列に対応するリンク先のHTML文書をウェブアクセス手段に取得させて、ウェブプリント手段に、そのHTML文書に基づく画像を印刷させることができる。
【0032】
即ち、ユーザは、印刷媒体に対応するHTML文書内においてハイパーリンク情報として埋め込まれたリンク先URL情報を知らなくても、簡単な操作で、画像形成装置に、そのリンク先のHTML文書に基づく画像形成を行わせることができる。
【0033】
その他、上記画像形成装置には、URL取得手段が取得したURL情報を、ブックマークに登録する登録手段を設けると便利である。この登録手段が設けられた請求項3記載の画像形成装置においては、ウェブアクセス手段が、外部から入力される指令信号に従って、ブックマークから上記登録手段が登録したURL情報を取得し、取得したURL情報に基づいて、WAN内に設置されたウェブサーバにアクセスし、ウェブサーバから上記URL情報に対応するコンテンツをダウンロードする。
【0034】
この画像形成装置によれば、URL取得手段が取得したURL情報を、一旦ブックマークに登録しておくことができるので、HTML文書の内容が更新されるウェブサーバから、定期的に同じURL先のHTML文書をダウンロードする際に、URL取得手段を動作させる必要がない。この結果、その前段階の各手段の動作を必要とせず、装置の操作性が向上し、HTML文書を素早くダウンロードすることができる。
【0035】
また、この画像形成装置によれば、URL取得手段が取得したURL情報に対応するコンテンツのダウンロードのタイミングを、ユーザの指示に従って変更することができる。つまり、ユーザは、ダウンロードを必要とするタイミングで、指令信号を入力して、ウェブアクセス手段にリンク先のHTML文書を取得させることができる。したがって、本発明(請求項3)によれば、画像形成装置の利便性が向上する。
【0036】
この他、請求項3記載の画像形成装置においては、領域判別手段及び登録手段及びウェブアクセス手段を、請求項4記載のように構成すると良い。請求項4記載の画像形成装置における領域判別手段は、画像読取手段による読取結果に基づいて、印刷媒体に書き込まれたマークの色を識別可能な構成にされている。また、この画像形成装置における登録手段は、領域判別手段により上記マークの色が予め設定された第一色に識別されたことを条件として、URL取得手段が取得したURL情報を、ブックマークに登録する。その他、ウェブアクセス手段は、領域判別手段により上記マークの色が予め設定された第一色とは異なる第二色に識別されたことを条件として、URL取得手段により取得されたURL情報に基づき、WAN内に設置されたウェブサーバにアクセスし、ウェブサーバからURL取得手段により取得されたURL情報に対応するコンテンツをダウンロードする。
【0037】
この画像形成装置を用いれば、ユーザは、色を変更してマークを印刷媒体に書き込む程度で、画像形成装置の動作を切り替えることができる。つまり、ユーザは、マークの色を変更する程度で、リンク先のURL情報をブックマークに登録したり、リンク先のHTML文書をウェブアクセス手段にダウンロードさせたりすることができる。したがって、この発明(請求項4)によれば、画像形成装置の利便性が向上する。
【0038】
また、請求項1〜請求項4記載の画像形成装置におけるウェブアクセス手段、領域判別手段、文字列識別手段、元文書URL認識手段、文書取得手段、存在有無判断手段、及び、URL取得手段としての機能は、コンピュータに実現させることが可能である。
【0039】
請求項5記載のプログラムは、請求項1記載の画像形成装置におけるウェブアクセス手段、領域判別手段、文字列識別手段、元文書URL認識手段、文書取得手段、存在有無判断手段、及び、URL取得手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラムである。このプログラムを、画像形成装置のコンピュータに実行させれば、請求項1記載の画像形成装置と同様の発明の効果を得ることができる。
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例について、図面とともに説明する。尚、図1は、本発明が適用された画像形成装置としてのディジタル複合機1の通信態様を表す説明図である。また、図2は、ディジタル複合機1の内部構成を表すブロック図である。
【0044】
本実施例のディジタル複合機1は、装置全体を統括制御するCPU10、CPU10の動作に必要なプログラムやデータ等を記憶・提供するROM11及びRAM12、を備えており、バス13を介し、CPU10にて、スキャナ部21、記録部23、回線制御部25、通信制御部27などの装置各部を制御し、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能、ウェブプリント機能などを実現する。
【0045】
ディジタル複合機1は、液晶ディスプレイ(LCD)28、操作キー29、などから構成されるユーザインタフェースを備えており、例えば、ユーザが操作キー29を操作することにより、操作キー29からファクシミリデータの送信開始指令信号が入力されると、スキャナ部21を用いて、原稿から光学的に画像を読み取り、その画像を表すイメージデータを符号器31にてファクシミリデータに変換し、モデム33及び回線制御部25を用いて、公衆電話回線網に接続された外部のファクシミリ装置3に、そのファクシミリデータを送信する。
【0046】
また、ディジタル複合機1は、外部のファクシミリ装置3から公衆電話回線網を介して
送信されてきたファクシミリデータを回線制御部25にて受信すると、そのファクシミリデータをモデム33を介して復号器35に入力することにより、回線制御部25が受信したファクシミリデータを印刷用のイメージデータに変換し、その後、記録部23を用いて、記録紙にファクシミリデータに基づく画像を形成する(ファクシミリ機能)。
【0047】
この他、本実施例のディジタル複合機1は、操作キー29からコピー開始指令信号が入力されると、スキャナ部21にて、原稿から画像を読み取り、そのイメージデータを記録部23に入力して、記録部23に、そのイメージデータに基づく画像を記録紙に形成させる(コピー機能)。
【0048】
回線制御部25は、接続ポート25aを備えており、この接続ポート25aには、建造物内に配線された公衆電話回線網に繋がるアナログ線(2芯線、4芯線からなる所謂電話線)が接続されている。回線制御部25は、公衆電話回線網に対するダイヤル信号の送出や、公衆電話回線網からの呼出信号に対する応答等の動作を行うものであり、このアナログ線を介して公衆電話回線網に接続された外部の通信端末(ファクシミリ装置3)にアクセスし、例えば、ファクシミリデータの送受信を行う。
【0049】
尚、回線制御部25に繋がるモデム33は、所謂信号変換装置であり、ファクシミリデータを公衆電話回線網送出用の通信信号に変換したり、公衆電話回線網からの受信信号を信号変換してファクシミリデータを抽出する。また、当該ディジタル複合機1においては、回線制御部25にハンドセット(H/S)26が接続されており、本実施例のディジタル複合機1は、ユーザの音声を送受信可能な電話機端末として機能する。
【0050】
一方、スキャナ部21は、ファクシミリデータの送信やコピー(原稿の複写)の他、後述するURL読取処理(図7参照)の際に、原稿の内容を読み取るためのものであり、画像読取手段として機能する。本実施例のスキャナ部21は、文字や絵などの画像が形成された原稿(例えば、HTML文書に基づく画像が形成された印刷媒体)を図示しない当該ディジタル複合機1の原稿用給紙トレイから取得する。そして、原稿から光学的に画像を読み取り、読取結果としてのイメージデータを出力する。
【0051】
符号器31は、スキャナ部21によって読み取られた画像を表すイメージデータをファックスフォーマットであるG3圧縮形式のイメージデータに変換するためのものである。この符号器31は、スキャナ部21からイメージデータが入力されると、符号化処理を実行して、G3圧縮形式のイメージデータを生成する。このファックスフォーマットのイメージデータは、例えば、モデム33などに入力される。
【0052】
その他、復号器35は、外部から入力されたファックスフォーマットのイメージデータを復号化することにより、記録部23にて処理可能な印刷用のイメージデータを生成する。尚、復号器35には、回線制御部25が受信したファックスフォーマットのイメージデータが入力される。また、復号器35が復号化した印刷用のイメージデータは、記録部23に入力される。
【0053】
一方、記録部23は、カラー若しくはモノクロ画像を記録紙に形成(印刷)可能な画像形成手段として機能する。本実施例の記録部23は、外部から印刷用のイメージデータが入力されると、そのイメージデータに基づく画像を、記録紙に印刷し、印刷後の記録紙(印刷媒体)を出力する。
【0054】
また、本実施例のディジタル複合機1は、上述したようにプリンタ機能を備えており、例えば、PCインタフェース(PC I/F)37を介して外部のパーソナルコンピュータ(PC)から印刷用のイメージデータを受信したり、通信制御部27を介してLAN内のPC4,5等から印刷用のイメージデータを受信すると、そのイメージデータを記録部23に入力して、記録部23に、その印刷用のイメージデータに基づく画像を、記録紙に形成させる。
【0055】
その他、本実施例のディジタル複合機1は、上述したように、ウェブプリント機能を備えており、外部(例えば、操作キー29)からウェブプリント実行指令が入力されると、通信制御部27を制御して、WAN(広域ネットワーク)としてのインターネット内に設置されたウェブサーバ6にアクセスし、ウェブサーバ6からHTML文書をダウンロードして、そのHTML文書に基づく画像を、記録部23に形成させる。
【0056】
本実施例の通信制御部27は、WAN(広域ネットワーク)としてのインターネット及びLAN(ローカルエリアネットワーク)に接続されており、それらネットワーク内の各端末との間で双方向通信可能な通信手段として機能する。
この通信制御部27は、WAN側接続ポート41及びLAN側接続ポート42を備えており、WAN側接続ポート41には、インターネットに繋がるLANケーブルが接続される。一方、LAN側接続ポート42には、ハブ(HUB)7等が接続される。また、ハブ(HUB)7には、LAN端末としてのPC4,5などが接続されて、LANが構築される。
【0057】
また、この通信制御部27は、LAN端末をインターネットに双方向通信可能に接続するためのゲートウェイ部44を備えている。ゲートウェイ部44は、LAN内の各LAN端末とインターネット内の端末(ウェブサーバ6等)との間の通信を中継することで、LAN端末をインターネットに接続可能にする。この他、通信制御部27は、本体側のCPU10に制御されて、インターネット内の端末(ウェブサーバ6)からHTML文書をダウンロードし、そのHTML文書をCPU10に受け渡すことが可能な構成にされている。
【0058】
また、本実施例の通信制御部27には、ゲートウェイ部44に繋がる無線処理部46が設けられている。無線処理部46は、LAN内の無線通信端末との間で無線通信を行うためのものであり、ブルートゥース規格(近距離無線通信の規格)やIrDA規格(赤外線通信の規格)による無線接続方式にて、LAN内の無線通信端末を、ディジタル複合機1内のゲートウェイ部44に接続する。
【0059】
つまり、当該ディジタル複合機1における通信制御部27は、有線接続方式にてPC4,5等のLAN端末と通信を行える他、無線接続方式にてLAN内の無線通信機能を備える携帯端末(PDA8,9)などと通信を行うことができ、LAN内の無線通信端末(PDA8,9)は、この無線処理部46及びゲートウェイ部44を介してインターネット内の端末(ウェブサーバ6等)及びLAN内の端末と双方向通信を行うことができる。
【0060】
図3は、ウェブプリント実行指令が入力されると、CPU10が実行するウェブプリント処理を表すフローチャートである。また、図4は、CPU10が実行するウェブアクセス処理を表すフローチャートである。
ウェブプリント処理を実行すると、CPU10は、まずウェブアクセス処理を実行し(S110)、S111にて、ウェブプリント実行時に入力されたアクセス先のURL情報を取得する。
【0061】
その後、CPU10は、通信制御部27を制御して、入力されたURL情報に対応するウェブサーバ6にアクセスし、そのURL情報に対応するHTML文書をウェブサーバ6からダウンロードする(S113)。その後、CPU10は、ウェブサーバ6からHTML文書を正常にダウンロードできたか否か判断し(S115)、ダウンロードが正常に終了していると判断すると(S115でYes)、当該ウェブアクセス処理を終了し、正常に終了していないと判断すると(S115でNo)、エラーコードを出力して(S117)、当該ウェブアクセス処理を終了する。
【0062】
このウェブアクセス処理が完了すると、CPU10は、S120にて、HTML文書のダウンロードが成功しているか否か判断し、成功していなければ(S120でNo)、エラー情報をLCD28に表示して(S125)、ウェブプリント処理を終了する。
【0063】
一方、CPU10は、ダウンロードが成功していると判断すると(S120でYes)、そのHTML文書の取得先を表す取得先URL情報を付加して、HTML文書を印刷用のイメージデータに変換する(S130)。具体的に、CPU10は、記録紙の中央部に、HTML文書に基づく画像が印刷され、記録紙端部に取得先URL情報57が印刷されるように、イメージデータを生成する(図8参照)。
【0064】
その後、CPU10は、生成したイメージデータを記録部23に入力して、記録部23に、ウェブサーバ6からダウンロードしたHTML文書に基づく画像を記録紙に形成させる(S140)。これにより、ウェブプリント実行指令時に指定されたURL情報に対応するHTML文書に基づく画像は、記録紙に印刷されて、その印刷媒体が当該装置から出力される。また、この際、記録部23は、入力されたイメージデータに従って、HTML文書の取得先URL情報53を記録紙の端部に付加する。
【0065】
ところで、本実施例におけるディジタル複合機1は、データ保存部49に、URL情報を格納するブックマーク49aを備えている。尚、図5は、ブックマーク49aのデータ構成を表す説明図である。本実施例におけるブックマーク49aは、URL情報毎に、そのURL先のHTML文書に関するタイトル情報が関連付けられたデータ構造となっている。
【0066】
このディジタル複合機1のCPU10は、ユーザが操作キー29を操作するなどして外部からブックマーク表示指令が入力されると、図6に示すブックマーク表示処理を実行する。尚、図6は、CPU10が実行するブックマーク表示処理を表すフローチャートである。
【0067】
処理を実行すると、CPU10は、データ保存部49に記憶されているブックマーク49aを読み出して(S210)、そのブックマーク49aに登録されているURL情報に関連付けられているタイトル情報をLCD28に表示する(S220)。そして、表示したタイトル情報のいずれかがユーザにより選択されたか否か判断する(S230)。ここで、CPU10は、タイトル情報が選択されていないと判断すると(S230でNo)、操作キー29から表示終了指令が入力されたか否か判断し(S240)、入力されていれば(S240でYes)、当該ブックマーク表示処理を終了する。一方、表示終了指令が入力されていなければ、処理をS230に戻し、表示終了指令が入力されるか、タイトル情報が選択されるまで待機する。
【0068】
そして、ユーザによりタイトル情報が選択されたと判断すると(S230でYes)、CPU10は、選択されたタイトル情報に関連付けられているURL情報をブックマーク49aから取得し(S250)、その後に、ウェブプリント処理を実行する(S260)。尚、この際、CPU10は、S250にて取得したURL情報を、アクセス先に指定して、ウェブプリント処理を実行する(S260)。これによりS260では、ユーザがブックマーク49aから選択したURL情報に対応するHTML文書が、ウェブサーバ6からダウンロードされ、そのHTML文書に基づく画像が記録紙に印刷される。
【0069】
次に、本実施例のディジタル複合機1が備えるURL読取機能について説明する。本実施例のディジタル複合機1は、以下に説明するURL読取処理を実行することにより、HTML文書に基づく画像が形成された印刷媒体から、その画像を読み取り、印刷媒体に手書き線51で包囲された文字列識別領域を判別して文字列を識別し、HTML文書に埋め込まれたハイパーリンク情報から、その文字列に関連付けられているリンク先URL情報を抽出する。
【0070】
尚、図7は、ユーザの操作により操作キー29からURL読取指令信号が入力されると、CPU10が実行するURL読取処理を表すフローチャートである。また、図8は、HTML文書に基づく画像が形成された印刷媒体の構成を表す説明図であり、図9は、HTML文書のデータ構成を表す説明図である。
【0071】
CPU10は、URL読取処理を実行すると、まず最初に、スキャナ部21を制御して、スキャナ部21に、HTML文書に基づく画像が形成された印刷媒体から、その画像を読み取らせる。そして、読取結果としてのイメージデータをスキャナ部21から取得する(S310)。
【0072】
その後、CPU10は、スキャナ部21から取得したイメージデータを解析して、印刷媒体にユーザがペン等で書き込んだマークにより指示される印刷媒体内の文字列識別領域を判別する(S320)。尚、本実施例のディジタル複合機1は、印刷媒体に書き込まれた手書き線51の色を識別し、予め設定した色(本実施例では、赤若しくは緑)で書き込まれた手書き線51をユーザが文字列識別領域として指示したマークとして認識し、その手書き線51により包囲された領域を文字列識別領域と判別する。
【0073】
またS330において、CPU10は、その印刷媒体のイメージデータに基づき、印刷媒体の文字列識別領域に形成されている文字列(図8では、『「○○○×××」における現状と問題』)を識別する。更に、CPU10は、印刷媒体のイメージデータに基づき、印刷媒体の端部に印刷されたその印刷媒体に対応するHTML文書の取得先URL情報53を取得する(S340)。
【0074】
その後、CPU10は、S350にてウェブアクセス処理を実行することで、読取対象となった印刷媒体に対応するHTML文書をウェブサーバ6から取得する。つまり、CPU10は、印刷媒体から読み取った取得先URL情報53を、アクセス先のURL情報として、ウェブアクセス処理タスクに入力する。そして、ウェブアクセス処理にて、そのURL情報に対応するHTML文書をウェブサーバ6からダウンロードする(S113)。
【0075】
また、ウェブアクセス処理を終了すると、CPU10は、エラーコードの有無により、ダウンロードが成功したか否か判断し(S360)、成功していなければ(S360でNo)、エラー情報をLCD28に表示する(S365)。一方、ダウンロードが成功していると判断すると(S360でYes)、CPU10は、S330で識別した文字列を、S350でウェブアクセス処理タスクがダウンロードしたHTML文書内において検索する(S370)。
【0076】
そして、S330で識別した文字列に対応するハイパーリンク情報があると判断すると、CPU10は、照合が完了したと判断して(S380でYes)、文字列に関連付けられてHTML文書内に記述されているリンク先URL情報をHTML文書から抽出する(S390)。
【0077】
例えばCPU10は、文字列『「○○○×××」における現状と問題』に対応するハイパーリンク情報『<A HREF="http://www.abcdefg.co.jp/mondai.html">「○○○×××」における現状と問題</A>』を発見すると、照合が完了したと判断し、文字列『「○○○×××」における現状と問題』に関連付けられているリンク先URL情報『http://www.abcdefg.co.jp/mondai.html』をHTML文書から抽出して取得する(S390)。
【0078】
一方、識別した文字列に対応するハイパーリンク情報がHTML文書内に存在しないと判断すると、CPU10は、S380でNoと判断して、エラー情報をLCD28に表示し(S385)、当該URL読取処理を終了する。
また、CPU10は、上述のようにS380でYesと判断して、HTML文書からリンク先URL情報を取得すると、S320における手書き線51の色識別結果に基づいて、上記マークとして印刷媒体に書き込まれた手書き線51が赤色であったか否か判断する(S400)。そして、赤色であると判断すると(S400でYes)、ウェブプリント処理を実行する(S410)。
【0079】
この際、CPU10は、ウェブプリント処理タスクに、S390で抽出・取得したリンク先URL情報を入力する。したがって、S410においては、リンク先URL情報に対応するウェブサーバ6のHTML文書がダウンロードされ(S113)、そのHTML文書に基づく画像が記録紙に印刷される(S140)。また、このウェブプリント処理終了後において、CPU10は、当該URL読取処理を終了する。
【0080】
一方、CPU10は、S400において、手書き線51が赤色ではないと判断すると、処理をS420に移し、手書き線が緑色であったか否か判断する。そして緑色であったと判断すると(S420でYes)、S430に処理を移して、S390にて取得したリンク先URL情報を、ブックマーク49aに登録し、その後に当該URL読取処理を終了する。また、CPU10は、S420にて、手書き線51が緑色ではないと判断すると(S420でNo)、エラー情報をLCD28に表示した後(S425)、当該URL読取処理を終了する。
【0081】
以上、本発明の実施例について説明したが、上記実施例のディジタル複合機1では、CPU10が、HTML文書に基づく画像が形成された印刷媒体をスキャナ部21を用いて読み取り(S310)、その読取結果に基づき、手書き線51で包囲された印刷媒体内の文字列識別領域を判別して(S320)文字列を識別し(S330)、HTML文書に埋め込まれたハイパーリンク情報から、その文字列に関連付けられているリンク先URL情報を抽出する(S390)。そして、手書き線51が赤色である場合には、ウェブプリント処理を実行することにより、ウェブアクセス処理タスクにリンク先URL情報を入力し、リンク先のHTML文書をダウンロードする。
【0082】
したがって、このディジタル複合機1によれば、リンク先URL情報を脚注として記録紙に印刷することなく、リンク先のHTML文書を、ユーザの指示(URL読取指令信号及び手書き線51)に従って取得することができる。この結果、ディジタル複合機1によれば、リンク先URL情報を脚注として記録紙に印刷することによって無駄に紙面が使用されるのを防止することができる。
【0083】
また、ユーザは、ハイパーリンク情報が埋め込まれたHTML文書に対応する印刷媒体内の文字列をペン等で囲い込む程度の簡単な操作で、その文字列に対応するリンク先のHTML文書を当該装置に取得させて、記録部23に、そのHTML文書に基づく画像を記録紙に形成させることができる。つまり、このディジタル複合機1によれば、ユーザに、手動操作でリンク先URL情報を入力させなくて済む。
【0084】
この他、ディジタル複合機1によれば、印刷媒体に付加された取得先URL情報53に基づいて、読取対象の印刷媒体に対応するHTML文書をウェブサーバ6からダウンロー
ドするので、読取対象の印刷媒体に対応するHTML文書の取得先URL情報を、ユーザに、操作キー29から手動操作で入力させる必要がない。また、このような構成であるから、当該ディジタル複合機1は、多数のHTML文書を取り扱う場合でも、印刷媒体に基づいて、対応するHTML文書を外部から容易且つ正確に取得することができる。
【0085】
また、このディジタル複合機1によれば、HTML文書から抽出したURL情報を、一旦ブックマーク49aに登録しておくことができるので、同じURL情報を、何度も、印刷媒体から読み取る必要がない。したがって本実施例によれば、装置の操作性が良好である。
【0086】
その他、ユーザは、ブックマーク49aにURL情報を登録することで、リンク先のHTML文書を、所望のタイミングで、装置にダウンロードさせて、そのHTML文書に基づく画像を記録部23に印刷させることができる。したがって、本実施例によれば、装置の利便性が良好である。また、ディジタル複合機1によれば、色を変更してマーク(手書き線51)を印刷媒体に書き込む程度で、装置の動作を切り替えることができるので便利である。
【0087】
また、このディジタル複合機1によれば、読取対象の印刷媒体に対応するHTML文書をウェブサーバ6から取得するので、ウェブアクセス処理にてダウンロードしたHTML文書を、長期間保存しておく必要がない。したがって、装置内におけるデータ保存部49に、HTML文書蓄積用の大容量の記憶媒体(ハードディスク等)を設ける必要がなく、安価にディジタル複合機1を製造することができる。
【0088】
尚、データ保存部49に大容量の記録媒体を設けることで、HTML文書を蓄積したデータベースをデータ保存部49に構築し、文字列検索対象のHTML文書を、そのデータベースから読み出すようにディジタル複合機1を構成してもよい。
【0089】
以下には、上記実施例の変形例を、図10及び図11を用いて説明することにする。尚、変形例におけるディジタル複合機1の構成は、CPU10が実行するウェブアクセス処理及びURL読取処理の一部が異なる程度であるので、それ以外の説明を省略することにする。
【0090】
図10は、CPU10が実行する変形例のウェブアクセス処理を表すフローチャートである。
ウェブアクセス処理を実行すると、CPU10は、S510にて、アクセス先のURL情報を取得する。その後、CPU10は、通信制御部27を制御して、入力されたURL情報に対応するウェブサーバ6にアクセスし、そのURL情報に対応するHTML文書をウェブサーバ6からダウンロードする(S520)。
【0091】
その後、CPU10は、ウェブサーバ6からHTML文書を正常にダウンロードできたか否か判断し(S530)、ダウンロードが正常に終了していると判断すると(S530でYes)、ダウンロードしたHTML文書を、文書蓄積用のデータベースとして機能するデータ保存部49に保存し(S540)、保存が完了すると、当該ウェブアクセス処理を終了する。
【0092】
一方、CPU10は、ダウンロードが正常に終了していないと判断すると(S530でNo)、エラーコードを出力して(S535)、当該ウェブアクセス処理を終了する。
続いて、図11は、CPU10が実行する変形例のURL読取処理を表すフローチャートである。
【0093】
URL読取処理を実行すると、CPU10は、上述したS310〜S340と同様に、HTML文書に基づく画像が形成された印刷媒体をスキャナ部21を用いて読み取り(S610)、その読取結果に基づき、手書き線51の色を識別すると共に、手書き線51で包囲された印刷媒体内の文字列識別領域を判別する(S620)。そして、文字列識別領域内の文字列を識別する(S630)。また、印刷媒体に付加されている取得先URL情報53を取得する(S640)。
【0094】
その後、CPU10は、取得先URL情報53に対応するHTML文書を、データ保存部49内において検索し(S650)、HTML文書がデータ保存部49にないと判断すると(S660でNo)、エラー情報をLCD28に表示(S665)した後、当該URL読取処理を終了する。
【0095】
一方、CPU10は、取得先URL情報53に対応するHTML文書が有ると判断すると(S660でYes)、そのHTML文書をデータ保存部49から読み出して取得する(S667)。その後、CPU10は、S630で識別した文字列を、S667にて取得したHTML文書内において検索する(S670)。
【0096】
そして、S630で識別した文字列に対応するハイパーリンク情報があると判断すると、CPU10は、照合が完了したと判断して(S680でYes)、文字列に関連付けられてHTML文書内に記述されているリンク先URL情報をHTML文書から抽出する(S690)。
【0097】
一方、識別した文字列に対応するハイパーリンク情報がHTML文書内に存在しないと判断すると、CPU10は、S680でNoと判断して、エラー情報をLCD28に表示し(S685)、当該URL読取処理を終了する。
また、CPU10は、HTML文書からリンク先URL情報を取得すると、S620における手書き線51の色識別結果に基づいて、上記マークとして印刷媒体に書き込まれた手書き線51が赤色であったか否か判断し(S700)、赤色であると判断すると(S700でYes)、ウェブプリント処理を実行する(S710)。尚、この際、CPU10は、ウェブプリント処理タスクに、S690で抽出・取得したリンク先URL情報を入力する。また、このウェブプリント処理が終了すると、当該URL読取処理を終了する。
【0098】
一方、CPU10は、S700において、手書き線51が赤色ではないと判断すると、処理をS720に移し、手書き線が緑色であったか否か判断する。そして緑色であったと判断すると(S720でYes)、S730に処理を移して、S690にて取得したリンク先URL情報を、ブックマーク49aに登録し、その後に当該URL読取処理を終了する。また、CPU10は、S720にて、手書き線51が緑色ではないと判断すると(S720でNo)、エラー情報をLCD28に表示した後(S725)、当該URL読取処理を終了する。
【0099】
以上、変形例について説明したが、変形例のディジタル複合機1によれば、データ保存部49から文字列検索対象のHTML文書を取得することができるので、ウェブサーバ6側のトラブル等によって当該装置からウェブサーバ6にアクセスすることができない場合であっても、文字列検索を行うことができる。また、このディジタル複合機1によれば、文字列検索のために、ウェブサーバ6に再度アクセスしてHTML文書をダウンロードしなくていいので、結果として、リンク先URL情報を素早く確実にHTML文書から抽出することができる。
【0100】
尚、本発明のウェブアクセス手段は、本実施例において、通信制御部27と、CPU10が実行するウェブアクセス処理にて実現されている。また、ウェブプリント手段は、記
録部23と、CPU10が実行するウェブプリント処理にて実現されている。
【0101】
その他、領域判別手段は、CPU10が実行するS320の処理にて実現され、文字列識別手段は、CPU10が実行するS330の処理にて実現されている。また、文書取得手段は、CPU10が実行するS350の処理にて実現されている。
【0102】
また、URL取得手段は、CPU10が実行するS370からS390までの処理にて実現されている。また、登録手段は、CPU10が実行するS430の処理にて実現されている。そして、本発明のプログラムは、CPU10が実行するURL読取処理及びブックマーク表示処理に対応するプログラムに相当する。
【0103】
また、上記変形例では、ウェブアクセス処理にて、ダウンロードしたHTML文書をそのままデータ保存部49に保存する構成としたが、例えば、ダウンロードしたHTML文書からハイパーリンク情報だけを抽出して、その抽出したハイパーリンク情報だけを含むHTML文書をデータ保存部49に保存するようにしてもよい。このような装置構成とすると、データ保存部49の記憶容量を小さくすることができるので、結果として、ディジタル複合機1を安価に製造することが可能である。また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、その他の種々の態様を採ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のディジタル複合機1の通信態様を表す説明図である。
【図2】 ディジタル複合機1の内部構成を表すブロック図である。
【図3】 CPU10が実行するウェブプリント処理を表すフローチャートである。
【図4】 CPU10が実行するウェブアクセス処理を表すフローチャートである。
【図5】 ブックマーク49aのデータ構成を表す説明図である。
【図6】 CPU10が実行するブックマーク表示処理を表すフローチャートである。
【図7】 CPU10が実行するURL読取処理を表すフローチャートである。
【図8】 HTML文書に基づく画像が形成された印刷媒体の構成を表す説明図である。
【図9】 HTML文書のデータ構成を表す説明図である。
【図10】 CPU10が実行する変形例のウェブアクセス処理を表すフローチャートである。
【図11】 CPU10が実行する変形例のURL読取処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…ディジタル複合機、6…ウェブサーバ、10…CPU、11…ROM、12…RAM、21…スキャナ部、23…記録部、25…回線制御部、26…ハンドセット、27…通信制御部、28…LCD、29…操作キー、31…符号器、33…モデム、35…復号器、37…PCインタフェース、41,42…接続ポート、44…ゲートウェイ部、46…無線処理部、49…データ保存部、49a…ブックマーク、51…手書き線、53…取得先URL情報

Claims (5)

  1. 取得したURL情報に基づいて、WAN(広域ネットワーク)内に設置されたウェブサーバにアクセスし、該ウェブサーバから前記URL情報に対応するコンテンツをダウンロードするウェブアクセス手段と、
    該ウェブアクセス手段がダウンロードした前記コンテンツとしてのHTML文書に基づく画像を、該HTML文書の取得先を表すURL情報を付属情報として、この付属情報と共に、印刷媒体に印刷するウェブプリント手段と、
    HTML文書に基づく画像が形成された印刷媒体から、該印刷媒体に形成された画像を読み取る画像読取手段と、
    前記印刷媒体に書き込まれたマークにより指示される前記印刷媒体内の文字列識別領域を、前記画像読取手段の読取結果に基づき判別する領域判別手段と、
    該領域判別手段が判別した前記印刷媒体の前記文字列識別領域内に形成されている文字列を識別する文字列識別手段と、
    前記画像読取手段の読取結果に基づき、前記印刷媒体に前記付属情報として印刷された前記HTML文書の取得先を表すURL情報を認識する元文書URL認識手段と、
    前記元文書URL認識手段により認識された前記HTML文書の取得先を表すURL情報に基づき、前記画像読取手段による読取対象の前記印刷媒体に対応するHTML文書を、対応するウェブサーバから取得する文書取得手段と、
    前記文字列識別手段により識別された文字列が、前記文書取得手段により取得されたHTML文書内に存在するか否かを判断する存在有無判断手段と、
    該存在有無判断手段により前記文字列が前記HTML文書内に存在すると判断されたことを条件として、前記文字列に関連付けられて該HTML文書内に記述されているハイパーリンク情報からリンク先のコンテンツに対応するURL情報を取得する処理を実行し、前記存在有無判断手段により前記文字列が前記HTML文書内に存在しないと判断された場合には、前記処理を実行しないURL取得手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記領域判別手段は、前記画像読取手段の読取結果に基づき、前記印刷媒体に書き込まれた前記マークとしての手書き線で包囲された領域を、前記文字列識別領域であると判別することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記URL取得手段が取得したURL情報を、ブックマークに登録する登録手段を備え、
    前記ウェブアクセス手段は、外部から入力される指令信号に従って、前記ブックマークから前記登録手段が登録したURL情報を取得し、取得したURL情報に基づいて、WAN内に設置されたウェブサーバにアクセスし、該ウェブサーバから前記URL情報に対応するコンテンツをダウンロードすることが可能な構成にされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記領域判別手段は、前記画像読取手段の読取結果に基づき、前記印刷媒体に書き込まれたマークの色を識別可能な構成にされており、
    前記登録手段は、前記領域判別手段により前記マークの色が予め設定された第一色に識別されたことを条件として、前記URL取得手段が取得したURL情報を、ブックマークに登録し、
    前記ウェブアクセス手段は、前記領域判別手段により前記マークの色が予め設定された前記第一色とは異なる第二色に識別されたことを条件として、前記URL取得手段により取得されたURL情報に基づき、WAN内に設置されたウェブサーバにアクセスし、該ウェブサーバから前記URL取得手段により取得されたURL情報に対応するコンテンツをダウンロードする構成にされていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 請求項1に記載の画像形成装置における前記ウェブアクセス手段、前記領域判別手段、前記文字列識別手段、前記元文書URL認識手段、前記文書取得手段、前記存在有無判断手段、及び、前記URL取得手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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