JP4631643B2 - 通信装置 - Google Patents

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本発明は、トラックバックPingを受け付けてリンクを張るサーバ装置(例えば、ブログサーバ)と通信可能な通信装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置が普及し、業務にて取扱う文書を情報処理装置を用いて作成したり、情報処理装置で情報管理するために、スキャナ装置を用いて原稿を読み取り、原稿をデータファイル化することが行われている。
このような情報処理装置を多用した業務により、情報処理装置が備える記憶装置(ハードディスク装置)には、種々のデータファイルが記憶されることになるが、単に、データファイルを記憶装置に記憶させるだけであると、記憶装置に記憶された複数のデータファイル間の対応関係及び業務内容とデータファイルとの対応関係が後日理解し辛くなり、利用者が必要なデータファイルの読み出しに手間取ることになる。
従って、情報処理装置の利用者は、従来、各データファイルを、業務内容に対応したディレクトリに格納したり、別途メモ用のデータファイルを作成するなどして、データファイル間の対応関係や、データファイルと業務内容との対応関係を把握できるようにし、後日データファイルの読み出しに手間取らないようにしている。
尚、データファイルを管理する方法としては、各データファイルに、文書属性を割り当てることで、データファイルを管理する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この方法を用いたシステムでは、利用者からの指示があった場合、基準となるデータファイルの属性を参照して、同一属性のデータファイルのリストを生成し、これを表示装置に表示する。従って、この種のシステムを用いた場合、利用者は、データファイルを生成する度、そのデータファイルに対して文書属性を割り当てれば、後日、業務に関連するデータファイル群を簡単に読み出すことができる。
特開2000−315203号公報
しかしながら、データファイルに文書属性を割り当てる方法では、データファイルを生成する毎に、そのデータファイルに文書属性を割り当てる作業を、利用者がしなければならず、データファイルの管理が容易に行えるとは言い難かった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、データファイルの管理に係る利用者の作業量を抑えることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、トラックバックPingを受け付けることのできるサーバ装置(例えば、ブログサーバ)を用いて、利用者の端末装置に対し、業務内容とデータファイルとの対応関係を示したウェブページを提供する。
周知のようにブログサーバは、利用者の端末装置から、記事データの投稿があると、この記事データを受け付けて、内蔵のデータベースに記事データを登録する。また、トラックバックPingを受信すると、トラックバックPingが示すトラックバック先のURLを、トラックバックPingの宛先に対応する記事データに関連付ける。また、ブログサーバは、特定種のウェブページについての要求信号を受信すると、この要求信号に従い、特定種のウェブページとして、要求信号が示すURLに対応する記事データと、この記事データに関連付けられたトラックバック先のURLをリンク先としたリンクデータ又はリンクデータの取得先URLと、この記事データに対応するトラックバックPingの送信先URLと、を格納したウェブページを、要求信号送信元の外部装置に送信する。
本発明では、このような構成のブログサーバ又はブログサーバと同種の機能を有するサーバ装置に対し、トラックバックPingを送信することにより、利用者が取扱ったデータファイルを、利用者が投稿した業務内容を表す記事データに関連付け、業務内容とデータファイルとの対応関係を示したウェブページを、利用者の端末装置に対して提供するのである。
請求項1記載の通信装置は、この種のサーバ装置と通信可能な構成にされ、検知識別手段と、設定手段と、宛先記憶手段と、トラックバックPing送信手段と、を備える。
検知識別手段は、予め定められた情報処理システムの動作を検知し、この情報処理システムにて所定の処理が実行されると、この処理実行時に生成又は参照されたデータファイルを識別する。具体的に、検知識別手段は、上記情報処理システムとして、プリンタ機能及びスキャナ機能を少なくとも備えるディジタル複合機の動作を検知し、各機能に係る処理実行時に生成又は参照されたデータファイルを識別する。また、設定手段は、検知識別手段にて識別されたデータファイルの取得先URLを、トラックバック先のURLに設定する。
その他、宛先記憶手段は、トラックバックPingの送信先URLを記憶しており、トラックバックPing送信手段は、この宛先記憶手段が記憶するトラックバックPingの送信先URLを宛先としたトラックバックPingであって、設定手段により設定されたトラックバック先のURLを記述したトラックバックPingを、上記宛先に対応するサーバ装置に送信する。
従って、利用者は、サーバ装置に、業務内容を示した記事データを端末装置を通じて投稿し、この記事データに割り当てられたトラックバックPingの送信先URLを、通信装置の宛先記憶手段に、端末装置等を通じて書き込んでおけば、業務内容と、業務に関連するデータファイルとの対応関係を把握可能な上述のウェブページを得ることができる。
換言すると、本発明では、業務内容と業務に関連するデータファイルとの対応関係を把握可能な上述のウェブページを提供するために、利用者に対し、データファイル毎の登録作業を強いることなく、記事データと、トラックバックPingの送信先URLとを登録する作業を行わせるだけでよい。従って、本発明では、従来技術と比較して、大量のデータファイルを取扱う場合に、業務とデータファイルとの対応関係をとるのに必要な利用者の作業量を大幅に減少させることができ、利用者に対し、快適にデータファイルを管理可能な環境を提供することができるのである。
特に、プリンタ機能及びスキャナ機能を備えるディジタル複合機の動作を検知するように、通信装置を構成すれば、印刷に供されたデータファイル、読取原稿を表すデータファイルへのリンクを業務内容を表す記事データに張ることができ、大変便利である。
即ち、この通信装置によれば、印刷出力されたデータファイル及び読取原稿を表すデータファイルについての業務内容との対応付けを行うことができるので、利用者は、後日、簡単にウェブページを通じて必要なデータファイルを読み出し、再度、簡単に印刷原稿を得ることができる。業務上、データファイルは印刷出力されて使用されることが多いので、この通信装置によれば、業務におけるデータファイルの管理及び取扱いが簡単になり、大変便利である。
また、上記の目的を達成するため、通信装置は、請求項2記載のように構成されてもよい。請求項2記載の通信装置は、上記種類のサーバ装置と通信可能な構成にされると共に、検知識別手段と、設定手段と、URL記憶手段と、ウェブページ取得手段と、トラックバックPing送信手段と、を備える。
この通信装置において、検知識別手段は、予め定められた情報処理システムの動作を検知し、情報処理システムにて所定の処理が実行されると、この処理実行時に生成又は参照されたデータファイルを識別する。具体的に、検知識別手段は、上記情報処理システムとして、プリンタ機能及びスキャナ機能を少なくとも備えるディジタル複合機の動作を検知し、各機能に係る処理実行時に生成又は参照されたデータファイルを識別する。一方、設定手段は、検知識別手段にて識別されたデータファイルの取得先URLを、トラックバック先のURLに設定する。
また、URL記憶手段は、サーバ装置が有する上記特定種のウェブページの取得先を表すURLを記憶しており、ウェブページ取得手段は、URL記憶手段が記憶するURLに従って、上記特定種のウェブページについての要求信号を、サーバ装置に送信することにより、特定種のウェブページを、サーバ装置から取得する。また、トラックバックPing送信手段は、ウェブページ取得手段が上記特定種のウェブページを取得すると、ウェブページ取得手段が取得した上記特定種のウェブページが示すトラックバックPingの送信先URLを宛先としたトラックバックPingであって、設定手段により設定されたトラックバック先のURLを記述したトラックバックPingを、上記宛先に対応するサーバ装置に送信する。
従って、この発明によれば、利用者は、サーバ装置に、業務内容を示した記事データを端末装置を通じて投稿し、この記事データに対応するウェブページの取得先URLをURL記憶手段に端末装置等を通じて書き込んでおけば、業務内容と、業務に関連するデータファイルとの対応関係を把握可能な上述のウェブページを得ることができる。よって、本発明によれば、データファイルの管理に係る利用者の作業量を抑えることができる。また特に、本発明では、トラックバックPing送信手段が、ウェブページに基づきトラックバックPingの送信先を特定するので、記事データ毎に異なるトラックバックPingの送信先URLを割り当てるサーバ装置を利用した場合でも、利用者によるURLの登録作業が、上述の発明(請求項1)よりも簡単になるといった利点がある。
また、上記通信装置(請求項1,2)は、動作検知対象の上記情報処理システムを内蔵した構成にされてもよいが、外部の情報処理システムの動作を検知する構成にされてもよい。
請求項3記載の通信装置は、所定の処理を実行すると、この処理の実行内容を表す情報を格納した通知信号を、通信装置に入力する構成にされた情報処理システムと外部接続され、検知識別手段が、情報処理システムから入力される通知信号の入力状況に基づき、情報処理システムの動作を検知する構成にされたものである。この発明によれば、外部の情報処理システムにて取扱われたデータを格納したデータファイルを、記事データにリンクすることができる。また、この発明のように、通知信号の入力状況に基づき情報処理システムの動作を検知するよう通信装置を構成すれば、簡単な装置構成で、外部の情報処理システムの動作を検知することができる。
また、サーバ装置が、特定種のウェブページとして、要求信号が示すURLに対応する複数の記事データを格納したウェブページであって、記事データに関連付けられたトラックバック先のURLをリンク先としたリンクデータ又はリンクデータの取得先URLと、記事データに対応するトラックバックPingの送信先URLと、記事データの投稿日時を表すデータとを、記事データ毎に付加したウェブページを、要求信号送信元の外部装置に送信する構成にされている場合、通信装置は、請求項4記載のように構成されるとよい。
請求項4記載の通信装置における設定手段は、検知識別手段にて識別されたデータファイルの取得先URLを、トラックバック先のURLに設定する際、設定内容を表すデータとして、このトラックバック先のURLと、検知識別手段にてデータファイルが識別された日時とを対応付けてなる設定データを記憶装置に記憶させる。
また、この通信装置において、トラックバックPing送信手段は、ウェブページ取得手段が特定種のウェブページを取得すると、このウェブページに格納された各記事データに付加された投稿日時を表すデータと、記憶装置が記憶する設定データが示す日時と、に基づき、設定データが示すトラックバック先のURLを関連付ける記事データを決定し、決定した記事データに付加されたトラックバックPingの送信先URLを宛先として、設定データが示すトラックバック先のURLを記述したトラックバックPingを、上記宛先に対応するサーバ装置に送信する。
この通信装置によれば、ウェブページに複数の記事データが格納され、各記事データに対してトラックバックPingの送信先URLが示されている場合であっても、データファイルが取扱われた日時に近い記事データに対してデータファイルを関連付けるように、トラックバックPingを、サーバ装置に送信することができる。従って、この通信装置によれば、業務を開始又は終了する段階で記事データを投稿するよう利用者に求めておく程度で、適切な記事データに対して自動的に(換言すると、関連付ける記事データの指定を利用者から受けることなく)データファイルを関連付けることができる。
即ち、この発明によれば、業務単位で、データファイルの管理に係る利用者の作業を強いる程度で済み、データファイルの管理に係る利用者の作業量を、従来と比較して格段に抑えることができる。
尚、一日の業務を、一業務単位に設定する場合には、請求項5記載のように、トラックバックPing送信手段を構成すればよい。
請求項5記載の通信装置におけるトラックバックPing送信手段は、設定データが示す日時と同じ日に投稿された記事データがウェブページに存在する場合、同じ日に投稿された記事データを、設定データが示すトラックバック先のURLを関連付ける記事データに決定し、同じ日に投稿された記事データに付加されたトラックバックPingの送信先URLを宛先として、設定データが示すトラックバック先のURLを記述したトラックバックPingを、上記宛先に対応するサーバ装置に送信する。
この通信装置によれば、利用者により取扱われたデータファイルを、その日の業務内容を表す記事データに関連付けることができる。従って、この通信装置を用いれば、利用者は、業務内容と、その業務にて取扱われたデータファイルとの対応関係が明確な業務日誌(ウェブログ)の作成を簡単に行うことができる。
また、上述の通信装置は、検知識別手段にて情報処理システムの動作が検知されデータファイルが識別される度にトラックバックPing送信手段が動作する構成にされてもよいが、好ましくは、検知識別手段にて識別されたデータファイルの取得先URLを、トラックバック先のURLとして記述した設定データを、記憶装置に蓄積しておき、トラックバックPing送信手段にて、複数の設定データをまとめて処理するように、通信装置を構成するとよい。
請求項6記載の通信装置における設定手段は、検知識別手段にてデータファイルが識別される度に、識別されたデータファイルの取得先URLを、トラックバック先のURLとして記述した設定データであって、このトラックバック先のURLと、検知識別手段にてデータファイルが識別された日時とを対応付けてなる設定データを、記憶装置に蓄積させる。また、この通信装置において、トラックバックPing送信手段は、ウェブページ取得手段が上記特定種のウェブページを取得すると、記憶装置が記憶する各設定データ毎に、設定データが示す日時と、取得したウェブページに格納された各記事データに付加された投稿日時を表すデータと、に基づき、設定データが示すトラックバック先のURLを関連付ける記事データを決定し、決定した記事データに付加されたトラックバックPingの送信先URLを宛先として、設定データが示すトラックバック先のURLを記述したトラックバックPingを、上記宛先に対応するサーバ装置に送信する。
この発明によれば、検知識別手段によってデータファイルが識別される度に、ウェブページを取得してトラックバックPingを送信しなくて済むので、通信装置の処理負荷や、ネットワークトラフィックを抑制することができる。
以下、本発明の実施例について、図面と共に説明する。図1は、本発明の通信装置としての機能が搭載されたパーソナルコンピュータ(PC)50を含む通信システム1の構成を表すブロック図である。
図1に示すように、通信システム1は、ブログサーバ10と、ディジタル複合機30と、PC50と、が互いにネットワークを通じて通信可能に接続された構成にされている。ネットワークとしては、TCP/IPネットワークを挙げることができるが、本実施例ではブログサーバ10にて、プライバシー性の高いデータを取り扱うため、ネットワークは、閉じた系で構成されているものとする。
図2は、ブログサーバ10の機能ブロック図である。通信システム1を構成するブログサーバ10は、周知のブログサーバ構築用プログラムにて構築されている。周知のブログサーバ構築用プログラムとしては、MOVABLE TYPE(登録商標)が知られている。具体的に、本実施例のブログサーバ10は、記事登録部11と、データベース13と、ブログ送信部15と、トラックバック処理部17としての機能を備える。
記事登録部11は、記事の登録に必要なインタフェースを、ウェブページの形態にて、利用者に対し提供するものである。例えば、記事登録部11は、PC50から管理画面表示用のウェブページについての要求(GET)コマンドが入力されると、管理画面表示用のウェブページを、PC50に提供する。そして、このウェブページを通じた利用者の操作により、記事(所謂「エントリ」)の新規生成コマンドがPC50から入力されると、記事及び記事のタイトルを書き込み可能なテキスト入力欄を備える記事登録用のウェブページを入力元のPC50に送信し、記事登録用のインタフェースを利用者に提供する。また、このインタフェースを通じて、記事及び記事のタイトルを表すテキストデータである記事データが、PC50側で生成され、この記事データがPC50から入力されると、記事登録部11は、これを、記事の投稿日時を表す投稿日時情報と共に、データベース13に登録する。
尚、データベース13は、上記記事データを管理するものであり、記事データに関連付けて、記事の投稿日時を表す投稿日時情報と、トラックバックPingの送信先URLを表す情報と、トラックバック先のURL及びタイトル並びに概要文を表すトラックバック情報と、を記憶している。
また、ブログ送信部15は、ウェブログに対するGETコマンドをブログサーバ10が受信すると、GETコマンドが示す宛先URLに対応するウェブログを、GETコマンドの送信元装置(PC50)に送信する構成にされている。尚、ウェブログは、GETコマンドが示す宛先URLに対応する記事データを格納した記事表示用のウェブページであり、このウェブページには、宛先URLに応じ、一つ又は複数の記事データが格納される。また、このウェブページ(ウェブログ)は、記事データ毎に、RDF(Resource Description Framework)で記述されたメタデータを有する。
図3は、ブログ送信部15から送信されるウェブログのソース例を示したものである。図3に示すように、ブログ送信部15から送信されるウェブログは、記事データ毎に、記事データのURLを表すリソース情報と、トラックバックPingの送信先URLを表すPing送信先情報と、記事のタイトルを表すタイトル情報と、記事の投稿日時を表す投稿日時情報と、を含むメタデータを有する。
ブログ送信部15は、データベース13において、記事データに関連付けてトラックバック情報が登録されている場合、上記ウェブログとして、対応する記事データの末尾に、トラックバック先のURLをリンク先として記述したリンクデータ(図12参照)を付加したウェブログを生成し、これをGETコマンドの送信元装置(PC50)に送信する。
尚、トラックバック情報のデータベース13への登録は、トラックバック処理部17により実現される。トラックバック処理部17は、トラックバックPingとして、トラックバックPing受付用のURLを宛先としたPOSTコマンドを受信すると、これを処理し、トラックバックPingに付加されている付属情報に基づき、トラックバック情報を、データベース13に登録する。図4上段は、トラックバックPingの構成を表す説明図である。
具体的に、このトラックバック処理部17は、トラックバックPingを受信すると、宛先URLに一致するトラックバックPingの送信先URLが割り当てられた記事データを、トラックバック情報を関連付ける記事データに決定する。
そして、付属情報が示す変数urlの値(図4上段に示す例では、”http://mycomp1/mypath1/file1”)を、トラックバック先のURLを表す情報として、上記決定した記事データに関連付けるようにデータベース13に登録する。また、トラックバック処理部17は、付属情報が示す変数titleの値(図4上段に示す例では、”mypath1/file1”)を、トラックバック先のタイトルを表す情報として、上記決定した記事データに関連付けるようにデータベース13に登録し、付属情報が示す変数excerptの値(図4上段に示す例では、”FAX+RX(xxxx)”)を、トラックバック先の概要文を表す情報として、上記決定した記事データに関連付けるようにデータベース13に登録する。
また、トラックバック処理部17は、付属情報が示す変数blog_nameの値(図4上段に示す例では、”History”)を、トラックバック先のウェブログ名を表す情報として、上記決定した記事データに関連付けるようにデータベース13に登録する。このような動作により、トラックバック処理部17は、トラックバック先のURL及びタイトル並びに概要文等を表すトラックバック情報を、記事データに関連付ける。
そして、記事データに対するトラックバック情報の関連付けが正常終了すると、トラックバック処理部17は、トラックバックPingに係る処理が成功した旨の応答データを、トラックバックPingに対する応答データとして、トラックバックPingの送信元装置(PC50)に送信する。一方、トラックバック情報の関連付けに失敗すると、トラックバック処理部17は、トラックバックPingに係る処理に失敗した旨の応答データを、トラックバックPingに対する応答データとして、トラックバックPingの送信元装置(PC50)に送信する。尚、図4中段は、記事データに対するトラックバック情報の関連付けが正常終了した場合に、トラックバック処理部17から送信される応答データの構成を表す図であり、図4下段は、記事データに対するトラックバック情報の関連付けに失敗した場合に、トラックバック処理部17から送信される応答データの構成を表す図である。
次に、複合機30の構成について説明する。図1に示すように、複合機30は、CPU及びメモリを備える制御部31と、ユーザが操作可能な各種キーを備える操作部33と、液晶モニタを備える表示部35と、ネットワークに接続されPC50と通信可能な通信部37と、用紙に画像形成可能な記録部39と、原稿を読取可能な読取部41と、公衆電話回線網(PSTN)に接続された回線制御部43と、音声通話用の送話器及び受話器を内蔵したハンドセット45と、を有する。
記録部39は、制御部31からの指令を受けて動作し、図示しない給紙部から用紙を取り込み、この用紙に、インクジェット方式又はレーザプリンタ方式にて、制御部31から入力されたデータに基づく画像を形成する。また、読取部41は、制御部31からの指令を受けて、プラテンガラス上又はADF装置(オートドキュメントフィーダ)にセットされた原稿を、光学的に読み取り、この読取結果を制御部31に入力する。
その他、回線制御部43は、制御部31からの指令を受けて、制御部31から指定された電話番号先の外部端末装置に呼を発し、又、外部端末装置からの呼を受け付けて、当該複合機30と外部端末装置とを通信可能に接続する。
また、制御部31は、装置内各部を統括制御し、ネットワークプリンタ機能、スキャナ機能、FAX(ファクシミリ)機能、電話機能等を実現する構成にされている。
具体的に、制御部31は、PC50から印刷コマンドを受信すると、プリンタ処理を実行し、印刷コマンドと共に受信した印刷対象データに基づく画像を、記録部39を通じて、用紙に印刷する(プリンタ機能)。また、制御部31は、操作部33やPC50から読取コマンドが入力されると、スキャナ処理を実行し、読取部41を通じて、読取部41にセットされた原稿についての読取画像を表す読取画像データを生成し、これをメモリに記憶する(スキャナ機能)。
その他、制御部31は、操作部33やPC50を通じてFAX送信コマンドが入力されると、FAX送信処理を実行し、読取部41にて読み取られた原稿についての読取画像データを、FAXデータとして、FAX送信コマンドと共に入力された電話番号先の外部端末装置(ファクシミリ装置)に、回線制御部43を通じて送信する(FAX機能)。
また、制御部31は、PC50からPCFAX送信コマンドを受信すると、PCFAX送信処理を実行し、PCFAX送信コマンドと共にPC50から受信した画像データを、FAXデータとして、PC50から指定された電話番号先の外部端末装置(ファクシミリ装置)に、回線制御部43を通じて送信する(FAX機能)。
また、制御部31は、回線制御部43が外部端末装置(ファクシミリ装置)からFAX通信の初期信号(CNG信号)を受信すると、外部端末装置からFAX受信コマンドが入力されたとして、FAX受信処理を実行し、外部端末装置から送信されてくる画像データを、回線制御部43を通じて受信し、この画像データを、外部端末装置の電話番号と共にメモリに記憶する(FAX機能)。
その他、制御部31は、外部端末装置からの呼に応じて回線制御部43が呼出音を出力し、これに反応して利用者がハンドセット45を取り上げると、通話開始コマンドが入力されたとして、電話処理を実行し、ハンドセット45から入力される利用者の音声信号を、回線制御部43を通じて外部端末装置に送信すると共に、回線制御部43が外部端末装置から受信した音声信号を、ハンドセット45に入力する構成にされている。また、制御部31は、回線制御部43とハンドセット45との間でやりとりされる音声信号に基づき、通話内容を録音し、メモリに通話内容を表す音声データを記録すると共に、外部端末装置の電話番号を、音声データに関連付けてメモリに記録する構成にされている(電話機能)。また、制御部31は、操作部33を通じて発呼操作がなされ外部端末装置との接続が確立されると、通話開始コマンドが入力されたとして上記電話処理を実行し、通話内容を表す音声データをメモリに記録すると共に、外部端末装置の電話番号を、音声データに関連付けてメモリに記録する構成にされている(電話機能)。
尚、これらの機能は、制御部31が実行する複合機処理(図5)のS120によって実現される。図5は、制御部31が実行する複合機処理を表すフローチャートである。
複合機処理を開始すると、制御部31は、上述した印刷コマンド、読取コマンド、FAX送信コマンド、FAX受信コマンド、PCFAX送信コマンド、通話開始コマンドを含む各種コマンドのいずれかが入力されるまで待機し(S110でNo)、コマンドが入力されると(S110でYes)、入力されたコマンドに応じた処理を実行する(S120)。例えば、印刷コマンドが入力されると、上記プリンタ処理を実行し、読取コマンドが入力されると、上記スキャナ処理を実行する。
また、S120での処理を終えると、制御部31は、S120で実行した処理が、実行内容をPC50に通知すべき種類の処理であるか否かを判断する(S130)。具体的に、制御部31は、プリンタ処理、読取処理、FAX送信処理、FAX受信処理、PCFAX送信処理、及び、電話処理のいずれかをS120で実行すると、実行した処理が実行内容をPC50に通知すべき種類の処理であると判断し(S130でYes)、S140に移行する。これに対し、上記以外の処理をS120で実行すると、実行した処理が実行内容をPC50に通知すべき種類の処理ではないと判断し(S130でNo)、S110に移行する。そして、次のコマンドが入力されるまで待機する。
S140に移行すると、制御部31は、S120で実行した処理の実行内容をPC50に通知するための実行内容通知データを生成する。具体的に、S140では、図6に示す規則に従い、実行した処理に対応する実行内容通知データを生成する。図6は、実行内容通知データの生成方法に関する説明図である。
詳述すると、S120でプリンタ処理を実行した場合、制御部31は、処理の種類を表す情報として、「プリンタ処理」を示すコードを記述し、処理実行時に参照されたデータファイルのパス情報として、プリンタ処理に供されたデータファイル(即ち、印刷対象データを格納したデータファイル)であってPC50側が保持するデータファイルのフルパス(絶対パス)を記述してなる実行内容通知データを生成する。
一方、S120でFAX送信処理を実行した場合、制御部31は、処理の種類を表す情報として、「FAX送信処理」を示すコードを記述し、提供データとして、FAX送信処理時に外部端末装置に送信した画像データを格納し、相手先情報として、FAX送信時における通信先の電話番号を記述してなる実行内容通知データを生成する。
また、S120でFAX受信処理を実行した場合、制御部31は、処理の種類を表す情報として、「FAX受信処理」を示すコードを記述し、提供データとして、FAX受信処理時に外部端末装置から受信した画像データを格納し、相手先情報として、FAX受信時における通信先の電話番号を記述してなる実行内容通知データを生成する。
その他、S120でPCFAX送信処理を実行した場合、制御部31は、処理の種類を表す情報として、「PCFAX送信処理」を示すコードを記述し、提供データとして、PCFAX送信処理時に外部端末装置に送信した画像データを格納し、相手先情報として、FAX送信時における通信先の電話番号を記述してなる実行内容通知データを生成する。
また、S120で電話処理を実行した場合、制御部31は、処理の種類を表す情報として、「電話処理」を示すコードを記述し、提供データとして、電話処理時に生成した通話内容を表す音声データを格納し、相手先情報として、通話先の電話番号を記述してなる実行内容通知データを生成する。
その他、S120でスキャナ処理を実行した場合、制御部31は、処理の種類を表す情報として、「スキャナ処理」を示すコードを記述し、提供データとして、スキャナ処理時に生成した読取画像データを格納してなる実行内容通知データを生成する。
また、このようにして実行内容通知データを生成すると、制御部31は、S150に移行し、生成した実行内容通知データを、予め定められた監視装置(PC50)に、通信部37を介して送信する。そして、この処理を終えると、S110に移行して、次のコマンドが入力されるまで待機する。
続いて、PC50の構成について説明する。図1に示すように、本実施例のPC50は、CPU及びメモリを備える制御部51と、ユーザが操作可能なキーボードやポインティングデバイス等から構成される操作部53と、液晶モニタを備える表示部55と、ネットワークに接続され複合機30及びブログサーバ10と通信可能な通信部57と、ハードディスク装置等から構成される記憶部59と、を有する。
記憶部59には、オペレーティングシステム(OS)、図7に示す複合機監視処理を実現するプログラム、図9に示すファイル監視処理を実現するプログラム、図10に示す履歴トラックバック処理を実現するプログラム等の各種プログラム、実行内容通知データに基づき編集される図8に示す構成の履歴データベース(DB)59a、ウェブログの取得先URL等を示す設定データ59bが記憶されている。
図7は、制御部51が実行する複合機監視処理を表すフローチャートである。また、図8は、記憶部59が記憶する履歴データベース59aの構成を表す説明図である。本実施例のPC50における制御部51は、図7に示す複合機監視処理を実行することにより、複合機30から送信される実行内容通知データを受け付け、この実行内容通知データに基づき、複合機30にて実行された処理の実行履歴を表す履歴データを、履歴データベース59aに登録する。
具体的に、複合機監視処理を開始すると、制御部51は、複合機30から通信部57を通じて実行内容通知データを受信するまで待機する(S210)。そして、実行内容通知データを受信すると、受信した実行内容通知データが示す処理の種類、換言すると複合機30で実行された処理が「プリンタ処理」であるか否かを判断する(S220)。
S220で、処理の種類が「プリンタ処理」であると判断すると(S220でYes)、制御部51は、S225に移行し、受信した実行内容通知データが示すパス情報に基づき、プリンタ処理に供されたデータファイルの所在を識別し、このデータファイルの所在を、ローカルファイルを示す文字列”file://”で始まるURL形式で記述してなる文書アドレスを生成する。また、この処理の実行履歴を示す履歴データを生成する。尚、履歴データベース59aは、日時のフィールドと、事象情報のフィールドと、相手先情報のフィールドと、文書アドレスのフィールドと、を有した構成にされている。
即ち、S225において、制御部51は、履歴データベース59aに、新規レコードを生成し、このレコードにおける日時のフィールドに、現在日時を記述し、事象情報のフィールドに、事象情報として、「プリンタ」との文字列を記述し、文書アドレスのフィールドに、上記生成した文書アドレスを記述する。これによって、制御部51は、現在日時の情報と、事象情報と、印刷された文書(データファイル)のURLとを有する履歴データを、履歴データベース59aに新規登録する。その後、制御部51は、S210に移行し、次の実行内容通知データを受信するまで待機する。
一方、受信した実行内容通知データが示す処理の種類が「プリンタ処理」ではないと判断すると(S220でNo)、制御部51は、S230に移行し、受信した実行内容通知データが示す処理の種類が「スキャナ処理」であるか否かを判断する。そして、受信した実行内容通知データが示す処理の種類が「スキャナ処理」であると判断すると、S231に移行し、実行内容通知データに格納されている読取画像データを抽出する。そして、抽出した読取画像データを格納したデータファイルを、記憶部59に保存すると共に、このデータファイルの所在を、文字列”file://”で始まるURL形式で記述してなる文書アドレスを生成する。
このようにしてS231での処理を終えると、制御部51は、S235に移行し、新規履歴データを履歴データベース59aに登録する。即ち、制御部51は、履歴データベース59aに、新規レコードを生成し、このレコードにおける日時のフィールドに、現在日時を記述し、事象情報のフィールドに、事象情報として「スキャナ」との文字列を記述し、文書アドレスのフィールドに、S231で生成した文書アドレスを記述する。これによって、制御部51は、現在日時の情報と、事象情報と、読取画像データを格納したデータファイルのURLとを有する履歴データを、履歴データベース59aに登録する。その後、制御部51は、S210に移行する。
その他、制御部51は、受信した実行内容通知データが示す処理の種類が「スキャナ処理」ではないと判断すると(S230でNo)、S240に移行し、受信した実行内容通知データが示す処理の種類が「FAX送信処理」又は「PCFAX送信処理」であるか否かを判断する。そして、受信した実行内容通知データが示す処理の種類が「FAX送信処理」又は「PCFAX送信処理」であると判断すると、S241に移行し、実行内容通知データに格納されている画像データを抽出する。そして、抽出した画像データを格納したデータファイルを、記憶部59に保存すると共に、このデータファイルの所在を、文字列”file://”で始まるURL形式で記述してなる文書アドレスを生成する。
また、S241での処理を終えると、制御部51は、S245に移行し、新規履歴データを履歴データベース59aに登録する。即ち、制御部51は、履歴データベース59aに、新規レコードを生成し、このレコードにおける日時のフィールドに、現在日時を記述し、事象情報のフィールドに、事象情報として「FAX送信」との文字列を記述し、相手先情報のフィールドに、実行内容通知データが示す相手先情報を記述し、文書アドレスのフィールドに、S241で生成した文書アドレスを記述する。これによって、制御部51は、現在日時の情報と、事象情報と、相手先情報と、FAX送信された画像データを格納したデータファイルのURLとを有する履歴データを、履歴データベース59aに登録する。その後、制御部51は、S210に移行する。
また、制御部51は、受信した実行内容通知データが示す処理の種類が「FAX送信処理」及び「PCFAX送信処理」のいずれでもないと判断すると(S240でNo)、S250に移行し、受信した実行内容通知データが示す処理の種類が「FAX受信処理」であるか否かを判断する。そして、受信した実行内容通知データが示す処理の種類が「FAX受信処理」であると判断すると、S251に移行し、実行内容通知データに格納されている画像データを抽出する。そして、抽出した画像データを格納したデータファイルを、記憶部59に保存すると共に、このデータファイルの所在を、文字列”file://”で始まるURL形式で記述してなる文書アドレスを生成する。
また、S251での処理を終えると、制御部51は、S255に移行し、新規履歴データを履歴データベース59aに登録する。即ち、制御部51は、履歴データベース59aに、新規レコードを生成し、このレコードにおける日時のフィールドに、現在日時を記述し、事象情報のフィールドに、事象情報として「FAX受信」との文字列を記述し、相手先情報のフィールドに、実行内容通知データが示す相手先情報を記述し、文書アドレスのフィールドに、S251で生成した文書アドレスを記述する。これによって、制御部51は、現在日時の情報と、事象情報と、相手先情報と、FAX受信した画像データを格納したデータファイルのURLとを有する履歴データを、履歴データベース59aに登録する。その後、制御部51は、S210に移行する。
その他、制御部51は、受信した実行内容通知データが示す処理の種類が「FAX受信処理」ではないと判断すると(S250でNo)、S260に移行し、受信した実行内容通知データが示す処理の種類が「電話処理」であるか否かを判断する。そして、受信した実行内容通知データが示す処理の種類が「電話処理」であると判断すると、S261に移行し、実行内容通知データに格納されている音声データを抽出する。そして、抽出した音声データを格納したデータファイルを、記憶部59に保存すると共に、このデータファイルの所在を、文字列”file://”で始まるURL形式で記述してなる文書アドレスを生成する。
また、S261での処理を終えると、制御部51は、S265に移行し、新規履歴データを履歴データベース59aに登録する。即ち、制御部51は、履歴データベース59aに、新規レコードを生成し、このレコードにおける日時のフィールドに、現在日時を記述し、事象情報のフィールドに、事象情報として「電話」との文字列を記述し、相手先情報のフィールドに、実行内容通知データが示す相手先情報を記述し、文書アドレスのフィールドに、S261で生成した文書アドレスを記述する。これによって、制御部51は、現在日時の情報と、事象情報と、相手先情報と、通話内容を表す音声データを格納したデータファイルのURLとを有する履歴データを、履歴データベース59aに登録する。その後、制御部51は、S210に移行する。
また、制御部51は、受信した実行内容通知データが示す処理の種類が「電話処理」ではないと判断すると(S260でNo)、S261〜S265の処理を実行することなく、S210に移行し、次の実行内容通知データを受信するまで待機する。
以上、制御部51が実行する複合機監視処理について説明したが、本実施例のPC50における制御部51は、この複合機監視処理と並列に、図9に示すファイル監視処理を実行する。図9は、制御部51が実行するファイル監視処理を表すフローチャートである。
ファイル監視処理を開始すると、制御部51は、OSにて実現されるファイルシステム、に対する指令を監視し、データファイルを新規生成せよとのファイル生成指令、データファイルをオープンせよとのファイルオープン指令、及び、データファイルを上書き保存せよとのファイル保存指令が、各種タスクからファイルシステムに対して入力されるまで待機する(S310でNo)。
そして、ファイルシステムに対する指令が入力されると(S310でYes)、制御部51は、S320に移行し、入力された指令が、指令に対応する処理の実行履歴を登録すべき種類の指令であるか否かを判断し、入力された指令が実行履歴を登録すべき種類の指令であると判断すると(S320でYes)、S330に移行し、入力された指令が実行履歴を登録すべき種類の指令ではないと判断すると(S320でNo)、S310に移行し、ファイルシステムに対する次の指令が入力されるまで待機する。
尚、S320では、例えば、利用者が予め定められた特定種の操作をすることにより、ファイルシステムに対して指令が入力された場合、入力された指令が実行履歴を登録すべき種類の指令であると判断する。特定種の操作としては、利用者が、ワープロソフトやウェブブラウザ、ファイル管理ソフト、デスクトップ画面等を通じてデータファイルを新規生成/オープン/保存する操作を挙げることができる。また、別例として、S320では、特定種の拡張子を有するデータファイルについてのファイル生成指令、ファイルオープン指令、ファイル保存指令が入力された場合、入力された指令が実行履歴を登録すべき種類の指令であると判断する。
このようなS320での判断により、S330に移行すると、制御部51は、入力された指令がファイル生成指令であるか否かを判断する。そして、入力された指令がファイル生成指令であると判断すると(S330でYes)、S335に移行し、上記指令に従って生成されたデータファイルの所在を、文字列”file://”で始まるURL形式で記述して文書アドレスを生成する。
また、制御部51は、履歴データベース59aに、新規レコードを生成し、このレコードにおける日時のフィールドに、現在日時を記述し、事象情報のフィールドに、事象情報として「ファイル作成」との文字列を記述し、文書アドレスのフィールドに、S335での上記前処理にて生成した文書アドレスを記述する。これによって、制御部51は、現在日時の情報と、事象情報と、新規生成されたデータファイルのURLとを有する履歴データを、履歴データベース59aに登録する(S335)。その後、制御部51は、S310に移行する。
一方、制御部51は、入力された指令がファイル生成指令ではないと判断すると(S330でNo)、S340に移行し、入力された指令がファイルオープン指令であるか否かを判断する。そして、入力された指令がファイルオープン指令であると判断すると(S340でYes)、S345に移行し、上記指令に従ってオープンされたデータファイルの所在を、文字列”file://”で始まるURL形式で記述してなる文書アドレスを生成する。
また、制御部51は、履歴データベース59aに、新規レコードを生成し、このレコードにおける日時のフィールドに、現在日時を記述し、事象情報のフィールドに、事象情報として「ファイルオープン」との文字列を記述し、文書アドレスのフィールドに、S345での上記前処理にて生成した文書アドレスを記述する。これによって、制御部51は、現在日時の情報と、事象情報と、オープンされたデータファイルのURLとを有する履歴データを、履歴データベース59aに登録する。その後、制御部51は、S310に移行する。
その他、制御部51は、入力された指令がファイルオープン指令ではないと判断すると(S340でNo)、S350に移行し、入力された指令がファイル保存指令であるか否かを判断する。そして、入力された指令がファイル保存指令であると判断すると(S350でYes)、S355に移行し、上記指令に従って保存されたデータファイルの所在を、文字列”file://”で始まるURL形式で記述してなる文書アドレスを生成する。
また、制御部51は、履歴データベース59aに、新規レコードを生成し、このレコードにおける日時のフィールドに、現在日時を記述し、事象情報のフィールドに、事象情報として「ファイル更新」との文字列を記述し、文書アドレスのフィールドに、S355での上記前処理にて生成した文書アドレスを記述する。これによって、制御部51は、現在日時の情報と、事象情報と、保存されたデータファイルのURLとを有する履歴データを、履歴データベース59aに登録する。その後、制御部51は、S310に移行する。その他、制御部51は、入力された指令がファイル保存指令ではないと判断すると(S350でNo)、S355の処理を実行することなく、S310に移行する。
また、本実施例のPC50における制御部51は、上述の複合機監視処理及びファイル監視処理と並列に、図10に示す履歴トラックバック処理を実行する。図10は、制御部51が実行する履歴トラックバック処理を表すフローチャートである。
履歴トラックバック処理を開始すると、制御部51は、まずS410にて、記憶部59に記憶されている当該履歴トラックバック処理についての設定データ59bを参照し、設定データ59bが示すウェブログの取得先URLを宛先としたGETコマンドを送信することにより、ブログサーバ10から、PC50及び複合機30の利用者が管理するウェブログを、通信部57を通じて取得する。
また、この処理を終えると、制御部51は、S420に移行し、S410で取得したウェブログにおいて記事データ毎に付加されているメタデータ群の中から、一つのメタデータを選択し、選択したメタデータを参照データに設定する。尚、メタデータの選択時には、未選択のメタデータ群の中から、投稿日時情報が最も古い日時を示すメタデータを選択する。
また、S420での処理を終えると、制御部51は、S430に移行し、履歴データベース59aに、未処理の履歴データが存在するか否かを判断する。尚、ここでは、S410にてウェブログを取得後、一度もS460の処理に供されていない履歴データ(即ち、トラックバックPingが生成・送信されていない履歴データ)を、未処理の履歴データとして取扱う。
そして、履歴データベース59aに、未処理の履歴データが存在しないと判断すると(S430でNo)、S530に移行する。一方、履歴データベース59aに、未処理の履歴データが存在すると判断すると(S430でYes)、S440に移行する。
S440に移行すると、制御部51は、未処理の履歴データの一つを、履歴データベース59aから読み出し、その後、S450に移行して、履歴データが示す日時が、参照データ(メタデータ)が示す記事の投稿日時と同日又は記事の投稿日時より過去の日時であるか否かを判断する。そして、履歴データが示す日時が、参照データが示す投稿日時と同日である、又は、参照データが示す投稿日時よりも過去の日時であると判断すると(S450でYes)、S460に移行する。一方、履歴データが示す日時が、参照データが示す投稿日時と同日でもなく、参照データが示す投稿日時よりも過去の日時でもないと判断すると(S450でNo)、S510に移行する。
S460に移行すると、制御部51は、S440で読み出した履歴データが示す文書アドレスを、ブログサーバ登録用のURLに変換する。具体的には、文書アドレスを、文字列”http://”で始まるHTTPプロトコルにてアクセス可能なURLに変換する。そして、変換後のURLを、トラックバック先のURLとしたトラックバックPingであって、参照データにおけるPing送信先情報が示すトラックバックPingの送信先URLを宛先としたトラックバックPingを生成する。
詳述すると、S460において、制御部51は、参照データにおけるPing送信先情報が示すトラックバックPingの送信先URLを宛先URLとしたトラックバックPing(POSTコマンド)であって、変数titleの値、変数urlの値、変数excerptの値、及び、変数blog_nameの値として、図11に示す値を設定したトラックバックPingを生成する。図11は、トラックバックPing生成時に、各変数に設定する値を示した説明図である。
即ち、制御部51は、変数titleの値として、S440で読み出した履歴データが示す文書アドレスの前半部分を削除したデータファイルのパス及びファイル名を表す文字列を設定する。また、変数urlの値として、S440で読み出した履歴データが示す文書アドレスの上記変換後の値(文字列”http://”で始まるURL)を設定する。
その他、制御部51は、変数excerptの値として、S440で読み出した履歴データが示す事象に対応する値を設定する。即ち、事象情報が「プリンタ」である場合には、変数excerptの値として、文字列「Print」を設定し、事象情報が「スキャナ」である場合には、変数excerptの値として、文字列「Scan」を設定する。
また、事象情報が「FAX送信」である場合には、変数excerptの値として、文字列「FAX+TX(xxxx)」を設定し、事象情報が「FAX受信」である場合には、変数excerptの値として、文字列「FAX+RX(xxxx)」を設定し、事象情報が「電話」である場合には、変数excerptの値として、文字列「Tel(xxxx)」を設定する。尚、括弧内(”xxxx”)には、S440で読み出した履歴データにおける相手先情報が示す電話番号を設定する。
その他、事象情報が「ファイル作成」である場合には、変数excerptの値として、文字列「Creat」を設定し、事象情報が「ファイルオープン」である場合には、変数excerptの値として、文字列「Open」を設定し、事象情報が「ファイル更新」である場合には、変数excerptの値として文字列「Update」を設定する。
また、制御部51は、変数blog_nameの値として、文字列「History」を設定する。
このようにして、S460でトラックバックPingを生成すると、制御部51は、このトラックバックPingを、ネットワークに送出し、宛先に対応するブログサーバ10に入力する(S470)。
また、S470での処理を終えると、制御部51は、トラックバックPing送信先のブログサーバ10から送信されてくる応答データ(図4中段又は下段に示す構成の応答データ)を受信する(S480)。また、この処理を終えると、応答データがトラックバックPingに係る処理が成功した旨の応答データであるか否かを判断する(S490)。
そして、受信した応答データがトラックバックPingに係る処理に失敗した旨の応答データであると判断すると(S490でNo)、S510に移行し、受信した応答データがトラックバックPingに係る処理が成功した旨の応答データであると判断すると(S490でYes)、S500に移行する。
S500に移行すると、制御部51は、S440で読み出した履歴データを履歴データベース59aから削除し、その後、S510に移行する。そして、S510では、S430でYesと判断した後、履歴データベース59aに存在する未処理の履歴データの全てについて、S440以降の処理を実行したか否かを判断し、履歴データの全てについてS440以降の処理を実行していないと判断すると(S510でNo)、S440に移行して、未処理の履歴データであって、読み出されていない履歴データの一つを、履歴データベース59aから読み出し、S450以降の処理を実行する。
一方、履歴データの全てについてS440以降の処理を実行したと判断すると(S510でYes)、制御部51は、S520に移行し、S410で取得したウェブログに含まれる記事データ毎のメタデータの全てを、S420で選択し参照データに設定したか否かを判断する。そして、メタデータの全てを選択し参照データに設定していないと判断すると(S520でNo)、制御部51は、S420に移行する。これに対し、メタデータの全てを選択し参照データに設定したと判断すると(S520でYes)、制御部51は、S530に移行する。また、S530では、所定時間(例えば、1時間)待機し、所定時間が経過すると、制御部51は、S410に移行する。
このようにして、履歴トラックバック処理では、履歴データベース59aに登録されている各履歴データの文書アドレスが示すデータファイルのURLを、トラックバック先のURLとして、データファイルが取扱われた日に投稿された記事データ、又は、データファイルが取扱われた日より前の日に投稿された記事データに関連付ける。具体的に、履歴データが示す日時と同日に投稿された記事データが、ウェブログに存在する場合には、この記事データに対応するメタデータに従って、履歴データの文書アドレスが示すデータファイルのURLを、トラックバック先のURLとしたトラックバックPingを送信することにより、PC50は、履歴データが示すデータファイルのURLを、データファイルが取扱われた日に投稿された記事データに関連付ける。
本実施例では、このようにPC50が動作する結果、利用者が管理するウェブログには、各記事に対して、その日に取扱われたデータファイルへのリンクが張られる。図12は、ブログサーバ10から提供されるウェブログの構成を示した図である。
上述したように、ブログサーバ10のブログ送信部15は、記事データに関連付けられたトラックバック情報がデータベース13に登録されている場合、記事データの末尾に、トラックバック先のURLをリンク先として記述したリンクデータを付加したウェブログを生成し、これをGETコマンドの送信元装置(PC50)に送信する。具体的に、本実施例では、周知のリンクタグを用い、<A HREF=”(トラックバック先のURL)”>(トラックバック先のタイトル)</A>との記述形式にてリンク先を示したリンクデータを、ウェブログに付加する。また、ブログ送信部15は、上記リンクデータと共に、トラックバック情報が示すトラックバック先の概要文を、ウェブログに付加する。
従って、ウェブログが、PC50の表示部55にて表示された場合には、図12に示すように、各記事の下部に、その記事の投稿日に取扱われたデータファイルのリンクと、データファイルのリンクが生成される契機となった事象の説明文と、が表示されることになる。
以上のことから、本実施例の通信システム1によれば、利用者は、ブログサーバ10に、業務内容を示した記事データをPC50を通じて投稿しておき、この記事データに対応するウェブログの取得先URLを設定データに書き込んでおけば、ウェブログにて、業務内容と、業務にて取扱ったデータファイルとの対応関係を把握することができる。従って、本実施例によれば、データファイル管理に係る利用者の作業量を抑えることができる。
特に、本実施例の通信システム1では、PC50で取扱われたデータファイルと共に、複合機30で取扱われたデータファイルについてのトラックバック情報を、ブログサーバ10に登録するので、業務にて取扱ったデータファイルへのリンクを、もれなく、ウェブログに付加することができる。
また、本実施例では、複合機30における処理の実行内容を表す実行内容通知データを、複合機30からPC50に送信することにより、複合機30の動作を、PC50側にて検知できるようにしたので、PC50の処理動作を簡単にすることができる。
その他、本実施例では、複合機30にて印刷された文書に対応するデータファイルや、複合機30にて読み取られた文書に対応するデータファイルについてのリンクを、ウェブログに生成するので、利用者による文書管理が特に簡単になる。即ち、本実施例によれば、印刷されたデータファイル及び読取原稿を表すデータファイルについてのリンクを、業務内容を表す記事に付加するので、利用者は、後日、簡単にウェブログを通じて必要なデータファイルを読み出し、再度、簡単に印刷原稿を得ることができる。
また、本実施例では、ウェブログに格納された各記事データの投稿日時と、履歴データが示す日時とに基づき、データファイルへのリンクを張る記事データを決定し、最適な記事データに対してトラックバック情報を付加するので、利用者は、トラックバックPingの送信先を指定する操作をしなくて済む。即ち、本実施例によれば、利用者は、日毎に業務を開始又は終了した段階で業務内容を表す記事データを投稿する程度で、日毎の業務内容(業務日誌)と、各日に取扱ったデータファイルとの対応関係を適切に示したウェブログを得ることができる。
また、本実施例では、所定時間毎に、ウェブログを取得してトラックバックPingを送信するようPC50を構成しているので、頻繁にウェブログを取得することによって生じるPC50の処理負荷や、ネットワークトラフィックが増大するのを抑制することができる。
ところで、本実施例では、データベース13において、記事データに関連付けられたトラックバック情報が存在する場合、ブログ送信部15が、記事データの末尾に、トラックバック先のURLをリンク先として記述したリンクデータを付加したウェブログを生成することとしたが、ブログ送信部15は、図13に示す構成のウェブログを生成する構成にされてもよい。図13は、ウェブログの変形例を示す説明図である。
即ち、ブログ送信部15は、データベース13において、トラックバック情報が登録されている記事データ毎に、トラックバック先のURLをリンク先として記述したリンクデータを格納したウェブページを、ウェブログとは独立したウェブページとして生成し、ウェブログには、対応する記事データの末尾に、このウェブページをリンク先としたリンクデータを付加する構成にされてもよい。
また、PC50は、ウェブログからトラックバックPingの送信先URLを抽出せず、利用者が記憶部59に登録したトラックバックPingの送信先URLに従って、トラックバックPingを送出する構成にされてもよい。
以下、利用者が記憶部59に登録したトラックバックPingの送信先URLに従って、トラックバックPingを送出する変形例のPC50の動作について説明する。図14は、PC50の制御部51が実行する変形例の履歴トラックバック処理を表すフローチャートである。尚、変形例のPC50では、利用者の操作部53を通じた操作により、設定データ59bに、ウェブログの取得先URLではなく、トラックバックPingの送信先URLが登録されているものとする。
変形例における制御部51は、利用者から履歴トラックバック処理の実行指令が、操作部53を通じて入力されると、図14に示す履歴トラックバック処理を実行する。変形例の履歴トラックバック処理を開始すると、制御部51は、記憶部59に記憶されている設定データ59bを参照し、設定データ59bが示すトラックバックPingの送信先URLを、トラックバックPing生成時に宛先URLとして記述するURLに決定する(S610)。
また、この処理を終えると、制御部51は、S630に移行し、履歴データベース59aに、履歴データが登録されているか否かを判断する。そして、履歴データベース59aに、履歴データが登録されていないと判断すると(S630でNo)、S730に移行する。一方、履歴データベース59aに、履歴データが登録されていると判断すると(S630でYes)、S640に移行する。
S640に移行すると、制御部51は、履歴データの一つを、履歴データベース59aから読み出し、その後、S660に移行する。また、S660に移行すると、制御部51は、S640で読み出した履歴データが示す文書アドレスを、ブログサーバ登録用のURLに変換する。具体的には、文書アドレスを、文字列”http://”で始まるHTTPプロトコルにてアクセス可能なURLに変換する。そして、S610で決定したURLを、宛先URLとしたトラックバックPing(POSTコマンド)であって、上記変換後のURL(文書アドレス)を、トラックバック先のURLとしたトラックバックPingを生成し、生成したトラックバックPingを、ネットワークに送出して、宛先に対応するブログサーバ10に入力する(S670)。
また、S670での処理を終えると、制御部51は、ブログサーバ10から送信されてくる応答データを受信し(S680)、受信した応答データがトラックバックPingに係る処理が成功した旨の応答データであるか否かを判断する(S690)。そして、受信した応答データがトラックバックPingに係る処理に失敗した旨の応答データであると判断すると(S690でNo)、S710に移行し、受信した応答データがトラックバックPingに係る処理が成功した旨の応答データであると判断すると(S690でYes)、S700に移行する。
S700に移行すると、制御部51は、S640で読み出した履歴データを履歴データベース59aから削除し、その後、S710に移行する。また、S710では、S630でYesと判断した後、履歴データベース59aに存在する履歴データの全てについて、S640以降の処理を実行したか否かを判断し、履歴データの全てについてS640以降の処理を実行していないと判断すると(S710でNo)、S640に移行して、未だ読み出していない履歴データを一つ、履歴データベース59aから読み出し、S660以降の処理を実行する。
一方、履歴データの全てについてS640以降の処理を実行したと判断すると(S710でYes)、制御部51は、S730に移行する。そして、S730では、所定時間(例えば、1時間)待機し、所定時間が経過すると、S610に移行する。
このようにして、変形例の履歴トラックバック処理では、履歴データベース59aに登録されている各履歴データの文書アドレスが示すデータファイルのURLを、トラックバック先のURLとしたトラックバックPingを、利用者により指定されたURL宛で送信する。従って、変形例によれば、利用者により指定された記事データに、各履歴データの文書アドレスが示すデータファイルのURLを関連付けることができる。
よって、この通信システム1によれば、利用者は、ブログサーバ10に、業務内容を示した記事データをPC50を通じて投稿しておき、この記事データに割り当てられたトラックバックPingの送信先URLを、操作部53を通じて設定データ59bに記述すれば、業務内容と、業務に関連するデータファイルとの対応関係を把握可能なウェブページを生成することができる。従って、本実施例によれば、データファイルの管理に係る利用者の作業量を抑えることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明の検知識別手段は、情報処理システムとしての複合機30から送信されてくる実行内容通知データを受信し、この実行内容通知データに基づいて、実行された処理の種類を判別すると共に、この処理実行時に生成又は参照されたデータを有するデータファイルの所在を識別し文書アドレスを生成する制御部51の動作(複合機監視処理)、又は、PC50内のファイルシステムに対する指令を監視し、この指令の種類を判別すると共に、指令に基づいて生成/オープン/更新されたデータファイルの所在を識別し文書アドレスを生成する制御部51の動作(ファイル監視処理)にて実現されている。
また、設定手段は、現在日時及び文書アドレスを表す履歴データを、履歴データベース59aに登録する動作(複合機監視処理又はファイル監視処理)にて実現されている。また、URL記憶手段及び宛先記憶手段は、記憶部59(設定データ59b)に相当する。
また、ウェブページ取得手段は、S410の処理にて実現され、トラックバックPing送信手段は、制御部51が実行する図10又は図14に示す履歴トラックバック処理にて実現されている。
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例では、複合機30の動作を検知し、複合機30にて取扱われたデータが格納されたデータファイルへのリンクを、ウェブログの記事データに張るようにしたが、PC50は、他の種類の装置の動作を検知して、この装置にて取扱われたデータが格納されたデータファイルへのリンクを、ウェブログの記事データに張るように構成されてもよい。他の種類の装置としては、プリンタ装置、スキャナ装置、ファクシミリ装置、テレビジョン番組の録画再生装置などを挙げることができる。
また、上記実施例では、日毎の業務内容と、各日に取扱ったデータファイルとを関連付けてトラックバックを行っているが、これに限らず、例えば、処理の種類に関連付けて、取扱ったデータファイルをトラックバックしてもよい。また、特定の人にしかアクセスできないような記憶領域を設けておき、処理を行ったデータを格納する場所をこのような記憶領域に記憶させておいてもよい。このようにすると、ウェブログが不特定の人に閲覧可能であっても、特定の人以外には閲覧して欲しくないデータについては、アクセスが制限されるので、これらのデータを特定の人しか閲覧できないようにすることができる。
本発明が適用された通信システム1の構成を表すブロック図である。 ブログサーバ10の機能を表す機能ブロック図である。 ウェブログの構成例(ソース)を示す説明図である。 トラックバックPingの構成及びトラックバックPingの応答データの構成を表す説明図である。 複合機30の制御部31が行う複合機処理を表すフローチャートである。 実行内容通知データの生成方法に関する説明図である。 PC50の制御部51が行う複合機監視処理を表すフローチャートである。 記憶部59が記憶する履歴データベース59aの構成を表す説明図である。 制御部51が行うファイル監視処理を表すフローチャートである。 制御部51が行う履歴トラックバック処理を表すフローチャートである。 トラックバックPing生成時に変数に設定する値を示す説明図である。 ウェブログの構成例(表示画面)を示す説明図である。 ウェブログの変形例(表示画面)を示す説明図である。 変形例の履歴トラックバック処理を表すフローチャートである。
1…通信システム、10…ブログサーバ、11…記事登録部、13…データベース、15…ブログ送信部、17…トラックバック処理部、30…複合機、31,51…制御部、33,53…操作部、35,55…表示部、37,57…通信部、39…記録部、41…読取部、43…回線制御部、45…ハンドセット、50…PC、59…記憶部、59a…履歴データベース、59b…設定データ

Claims (6)

  1. 外部装置からトラックバックPingを受信すると、トラックバックPingが示すトラックバック先のURLを、トラックバックPingの宛先に対応する記事データに関連付けると共に、外部装置から、特定種のウェブページについての要求信号を受信すると、この要求信号に従い、前記特定種のウェブページとして、要求信号が示すURLに対応する記事データと、この記事データに関連付けられたトラックバック先のURLをリンク先としたリンクデータ又は前記リンクデータの取得先URLと、この記事データに対応するトラックバックPingの送信先URLと、を格納したウェブページを、要求信号送信元の外部装置に送信するサーバ装置、
    と通信可能な通信装置であって、
    予め定められた情報処理システムの動作を検知し、前記情報処理システムにて所定の処理が実行されると、この処理実行時に生成又は参照されたデータファイルを識別する手段であって、前記情報処理システムとして、プリンタ機能及びスキャナ機能を少なくとも備えるディジタル複合機の動作を検知し、前記各機能に係る処理実行時に生成又は参照されたデータファイルを識別する検知識別手段と、
    前記検知識別手段にて識別されたデータファイルの取得先URLを、トラックバック先のURLに設定する設定手段と、
    前記トラックバックPingの送信先URLを記憶する宛先記憶手段と、
    前記宛先記憶手段が記憶するトラックバックPingの送信先URLを宛先としたトラックバックPingであって、前記設定手段により設定されたトラックバック先のURLを記述したトラックバックPingを、前記宛先に対応するサーバ装置に送信するトラックバックPing送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 外部装置からトラックバックPingを受信すると、トラックバックPingが示すトラックバック先のURLを、トラックバックPingの宛先に対応する記事データに関連付けると共に、外部装置から、特定種のウェブページについての要求信号を受信すると、この要求信号に従い、前記特定種のウェブページとして、要求信号が示すURLに対応する記事データと、この記事データに関連付けられたトラックバック先のURLをリンク先としたリンクデータ又は前記リンクデータの取得先URLと、この記事データに対応するトラックバックPingの送信先URLと、を格納したウェブページを、要求信号送信元の外部装置に送信するサーバ装置、
    と通信可能な通信装置であって、
    予め定められた情報処理システムの動作を検知し、前記情報処理システムにて所定の処理が実行されると、この処理実行時に生成又は参照されたデータファイルを識別する手段であって、前記情報処理システムとして、プリンタ機能及びスキャナ機能を少なくとも備えるディジタル複合機の動作を検知し、前記各機能に係る処理実行時に生成又は参照されたデータファイルを識別する検知識別手段と、
    前記検知識別手段にて識別されたデータファイルの取得先URLを、トラックバック先のURLに設定する設定手段と、
    前記サーバ装置が有する前記特定種のウェブページの取得先を表すURLを記憶するURL記憶手段と、
    前記URL記憶手段が記憶するURLに従って、前記特定種のウェブページについての要求信号を、前記サーバ装置に送信することにより、前記特定種のウェブページを、前記サーバ装置から取得するウェブページ取得手段と、
    前記ウェブページ取得手段が前記特定種のウェブページを取得すると、前記ウェブページ取得手段が取得したウェブページが示すトラックバックPingの送信先URLを宛先としたトラックバックPingであって、前記設定手段により設定されたトラックバック先のURLを記述したトラックバックPingを、前記宛先に対応するサーバ装置に送信するトラックバックPing送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  3. 前記情報処理システムは、前記通信装置に対して外部接続されたものであり、前記所定の処理を実行すると、この処理の実行内容を表す情報を格納した通知信号を、前記通信装置に入力する構成にされ、
    前記検知識別手段は、前記情報処理システムから入力される通知信号の入力状況に基づき、前記情報処理システムの動作を検知する構成にされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の通信装置。
  4. 外部装置からトラックバックPingを受信すると、トラックバックPingが示すトラックバック先のURLを、トラックバックPingの宛先に対応する記事データに関連付けると共に、外部装置から、特定種のウェブページについての要求信号を受信すると、この要求信号に従い、前記特定種のウェブページとして、要求信号が示すURLに対応する複数の記事データを格納したウェブページであって、記事データに関連付けられたトラックバック先のURLをリンク先としたリンクデータ又は前記リンクデータの取得先URLと、記事データに対応するトラックバックPingの送信先URLと、記事データの投稿日時を表すデータとを、記事データ毎に付加したウェブページを、要求信号送信元の外部装置に送信するサーバ装置、
    と通信可能な通信装置であって、
    予め定められた情報処理システムの動作を検知し、前記情報処理システムにて所定の処理が実行されると、この処理実行時に生成又は参照されたデータファイルを識別する検知識別手段と、
    前記検知識別手段にて識別されたデータファイルの取得先URLを、トラックバック先のURLに設定する手段であって、当該設定に際しては、設定内容を表すデータとして、このトラックバック先のURLと、前記検知識別手段にて前記データファイルが識別された日時とを対応付けてなる設定データを、記憶装置に記憶させる設定手段と、
    前記サーバ装置が有する前記特定種のウェブページの取得先を表すURLを記憶するURL記憶手段と、
    前記URL記憶手段が記憶するURLに従って、前記特定種のウェブページについての要求信号を、前記サーバ装置に送信することにより、前記特定種のウェブページを、前記サーバ装置から取得するウェブページ取得手段と、
    前記ウェブページ取得手段が前記特定種のウェブページを取得すると、このウェブページに格納された各記事データに付加された投稿日時を表すデータと、前記記憶装置が記憶する設定データが示す日時と、に基づき、設定データが示すトラックバック先のURLを関連付ける記事データを決定し、決定した記事データに付加されたトラックバックPingの送信先URLを宛先として、前記設定データが示すトラックバック先のURLを記述したトラックバックPingを、前記宛先に対応するサーバ装置に送信するトラックバックPing送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  5. 前記トラックバックPing送信手段は、設定データが示す日時と同じ日に投稿された記事データが前記ウェブページに存在する場合、前記同じ日に投稿された記事データを、前記設定データが示すトラックバック先のURLを関連付ける記事データに決定し、前記同じ日に投稿された記事データに付加されたトラックバックPingの送信先URLを宛先として、前記設定データが示すトラックバック先のURLを記述したトラックバックPingを、前記宛先に対応するサーバ装置に送信する構成にされていることを特徴とする請求項4記載の通信装置。
  6. 前記設定手段は、前記検知識別手段にてデータファイルが識別される度に、前記識別されたデータファイルの取得先URLを、トラックバック先のURLとして記述した設定データであって、このトラックバック先のURLと、前記検知識別手段にて前記データファイルが識別された日時とを対応付けてなる設定データを、記憶装置に蓄積させる構成にされ、
    前記トラックバックPing送信手段は、前記ウェブページ取得手段が前記特定種のウェブページを取得すると、前記記憶装置が記憶する各設定データ毎に、設定データが示す日時と、前記取得したウェブページに格納された各記事データに付加された投稿日時を表すデータと、に基づき、設定データが示すトラックバック先のURLを関連付ける記事データを決定し、決定した記事データに付加されたトラックバックPingの送信先URLを宛先として、設定データが示すトラックバック先のURLを記述したトラックバックPingを、前記宛先に対応するサーバ装置に送信する構成にされていることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の通信装置。
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