JP3903628B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハイブリッド車両において走行状況に応じてエンジンの停止、始動を行う制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術としては、特開平9−154205号公報に記載の様に、先ずブレーキの踏み込み量と車速を用いて図12に示すヒステリシスを持った閾値よりエンジンの停止/始動を判断し、図12よりエンジン始動と判断された場合にはさらにアクセル開度、アクセル踏み込み時間、バッテリー残量からエンジンを用いた方がよい走行状況を判断してエンジンを始動することにより、極力無駄なエンジンの始動を減らして燃費を向上させる手法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来の技術のようにエンジン始動/停止の閾値にヒステリシスを設ける手法では、例えば登りのカーブが連続する山岳路を走行するときのように大きく加速と減速を繰り返し、また加速時にアクセルも大きく踏み込む場合は、車速の変化の幅が図12 に示すエンジン始動/停止の閾値のヒステリシス幅を超えてしまい、エンジン停止/始動が頻繁に繰り返されてしまう。このため、エンジン始動時のエネルギーロスによって燃費が低下してしまう。渋滞走行においても加速と減速を繰り返すので、同様な問題が発生することがある。また、この対策としてエンジン始動/停止の閾値のヒステリシスの幅を広げた場合には、通常の走行においてエンジン停止の閾値が低車速側に移ることによってモーター走行の機会が減少し燃費向上効果が薄くなってしまう問題や、エンジン始動の閾値が高車速側に移ることによって加速時のエンジン始動のタイミングがかなり遅くなり加速レスポンスが低下してしまう問題が新たに発生してしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上の問題を鑑みてなされたものであり、ナビゲーション装置に記録された地図データやビーコン、基地局などの外部施設からの情報を用いて前記断続機によって前記内燃機関の出力もしくは前記電動機の出力へ頻繁に切り替えが行われるか否かを判断し、判断結果に応じてエンジン始動の閾値を高車速側に移動してモーター走行を続けるようにしたり、またエンジン停止の閾値を低車速側に移動して無駄なエンジン停止/始動を防止することにより、燃費の向上や加速レスポンスの向上を図る。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明を、低負荷時にはシリーズ・ハイブリッド車両SHEVとして走行し、高負荷時には内燃機関で走行するシリーズ・パラレルハイブリッド車両SPHVに応用した一実施の形態を説明する。なお、本発明はシリーズ・パラレルハイブリッド車両SPHVに限定されず、走行中に内燃機関の機械出力と電動機の機械出力とを断続機で切り替える方式のすべての車両に適用することができる。
【0006】
(実施の形態1)
図1に一実施の形態1の構成を示す。なお、図中の太い実線は機械力の伝達経路を示し、太い波線は電力の伝達経路を示し、細い実線は制御線を示す。
【0007】
この車両のパワートレインは、モーター1、エンジン2、クラッチ3、モーター4、変速機5、動力伝達機構6から構成される。モーター1の出力軸、エンジン2の出力軸およびクラッチ3の入力軸は互いに連結されており、また、クラッチ3の出力軸、モーター4の出力軸および変速機5の入力軸は互いに連結されている。クラッチ3の投入時はモーター1、エンジン2、およびモーター4が車両の推進源となり、クラッチ3の解放時はモーター4のみが車両の推進源となる。
【0008】
モーター1および4には交流誘導電動機、交流同期電動機あるいは直流電動機などを用いることができる。また、エンジン2にはガソリン・エンジンやディーゼル・エンジンなどを用いることができる。クラッチ3はパウダークラッチであり、伝達トルクを調節することができる。なお、クラッチ3に乾式単板クラッチや湿式多板クラッチなどを用いることもできる。変速機5はベルト式変速機CVTであり、変速比を無段階に調節することができる。尚、変速機5にギヤ式変速機を用いることもできる。
【0009】
モーター1、エンジン2、クラッチ3、モーター4および変速機5はそれぞれ、制御装置8〜12により駆動制御される。モーター1、4に交流電動機を用いる場合にはモーター制御装置8、11にインバータを用い、モーター1、4の回生交流電力を直流電力に変換して高圧バッテリー14を充電すると共に、高圧バッテリー14の直流電力を交流電力に変換してモーター1、4へ供給する。モーター1、4に直流電動機を用いる場合にはモーター制御装置8、11にDC/DCコンバータを用い、モーター1、4の回生直流電力を所定の電圧に調節して高圧バッテリー14を充電すると共に、高圧バッテリー14の直流電力を所定の電圧に調節してモーター1、4へ供給する。いずれの場合も、モーター制御装置8、11はモーター1、4の回転速度、出力トルクを制御することができる。
【0010】
エンジン制御装置9は各種アクチュエータや機器を備え、エンジン2の燃料噴射制御、点火制御などを行う。クラッチ制御装置3はパウダークラッチ3の励磁電流を変えて伝達トルクを制御する。また、変速機制御装置12は変速機5の変速比を制御する。
【0011】
車両コントローラー13はマイクロコンピュータとその周辺部品から構成され、制御装置8〜12を制御して車両自体の動作、機能を制御する。車両コントローラー13には、図2に示すように、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセル開度センサー15、車両の走行速度を検出するための車速センサー16、エンジン2の回転速度を検出するための回転センサー17、エンジン2の冷却水温度を検出するための回転センサー17、エンジン2のスロットルバルブ開度を検出するスロットル開度センサー19、EGRバルブ開度を検出するEGR開度センサー20、道路地図データとロケータと道路情報受信機などを備えたナビゲーション装置21よりなる走行状態検出手段24が接続される。また、モーター4に電力を供給している高圧バッテリー14の充電状態を充電状態検出手段22で検出し、その検出結果は車両コントローラー13に入力されている。
【0012】
以下に実施の形態の要部のハイブリッド車両の制御装置について図4に基づいて説明する。
【0013】
ナビゲーション装置21は、ジャイロコンパスやGPS受信機などを備え自車両の位置を測定するロケータと、ビーコンなどの地上に設置された設備から交通情報や道路情報を受信する道路情報受信機と、道路地図データから構成されている。車両用コントローラー13の走行状況を判定する部分ではナビゲーション装置21の出力を受けて、自車両の進路上のカーブを検出する。車両用コントローラー13のエンジン始動・停止を判定する部分では走行状況の判定結果に応じてエンジン始動および停止の閾値を決定する。車両用コントローラー13はエンジン始動・停止の判定結果に従ってハイブリッド車両の制御を行う。なお走行状況を判定する部分はナビゲーション装置21の一部に組み込んでも良く、独立した演算装置で構成してもよい。
【0014】
次に、作用について説明する。
【0015】
カーブの連続する登坂路の走行においては加速と減速を頻繁に繰り返すので、図(a)に示すように車速がエンジン始動の閾値を上回った後すぐにエンジン停止の閾値を下回る、あるいはその逆のことが起こり、図(b)のようにエンジン2の停止、始動が頻繁に繰り返されることになってしまう。本実施の形態1ではこのことを防ぐために、ナビゲーション装置21 を用いてカーブの連続する経路を走行中であることを判定して、エンジン停止の閾値を図(a)のように通常よりも低車速側に設定変更する。設定変更後は図(c)のようにエンジン2 は始動したままになるので、カーブの連続する登坂路を走行中、カーブ手前で減速した後すぐに再加速するときに、一度エンジン2が停止してからすぐに再始動させることによるエネルギーロスを無くすことができ、また再加速時の加速レスポンスも向上させることができる。
【0016】
次に、制御の流れについ図に沿って説明する。本制御はナビゲーション装置21の制御プログラムなどから一定間隔で呼び出される。S111では、走行状態を判定する部分において自車両の進行方向のカーブの検出を行う。検出を行う範囲は、自車両の進行方向に向かって一定距離(例えば300m)先までとしてもよく、また自車両が存在するノードとノードを結ぶ区間としてもよい(図6参照)。カーブの検出方法としては、本出願人が先に提案した特願平10−29638号に記載した図に示すようなノードや補完点を結ぶリンク同士のなす角を用いる手法などがある。S112ではカーブが検出された場合に車両コントローラー13のエンジン2の始動・停止を判定する部分おいて、登坂中の判定を例えば式1 で求められる勾配抵抗を用いて行う。ここで、駆動力はアクセル開度とエンジン回転数から、加速抵抗は車速の変化量と車重から、空気抵抗と転がり抵抗は車速から求められる。
勾配抵抗=駆動力−(加速抵抗+空力抵抗+転がり抵抗)・・・式1
また、ナビゲーション装置21の地図データに道路の標高や勾配が記録されている場合は、それらを用いて登坂中の判定を行ってもよい。S113 では、エンジン停止の閾値を通常の設定値よりも低車速側に設定するよう車両コントローラー13 に指令を出す。なお、カーブが検出されなかった場合には、エンジン停止の閾値は通常の設定値のままで本制御を終了する。
【0017】
以上、説明したように本実施の形態1のハイブリッド車両の制御装置では、ナビゲーション装置21を用いてカーブの連続する経路を走行中であることを判定して、エンジン停止の閾値を通常よりも低車速側に設定することにより、カーブの連続する登坂路を走行中、カーブ手前で減速した後にすぐに再加速するときに、一度エンジン2が停止してからすぐに再始動させることによるエネルギーロスを無くすことができ、また再加速時の加速レスポンスも向上させることができる。
【0018】
(実施の形態2)
以下に本実施の形態2について説明する。
構成については、図4に示す実施の形態1のものと同様である。
【0019】
次に作用について説明する。渋滞の走行においては低速域で停止・発進を繰り返すので燃費の面からはモーター走行が望ましいが、図(a)に示すように車速がエンジン始動の閾値を上回った後すぐにエンジン停止の閾値を下回ることが起こり、図(b)に示すようにエンジン2の始動、停止が繰り返されてしまうことがある。本実施の形態2ではこのことを防ぐために、ナビゲーション装置21 に備えられている道路情報受信機によってVICSなどからの交通情報を受信して渋滞走行を判定し、高圧バッテリー14の充電量が十分な場合にエンジン始動の閾値を図(a)のように通常よりも高車速側に設定する。設定変更後は図(c)のようにエンジン停止したままでモーター走行になるので、渋滞走行における発進時に車速が短時間エンジン始動の閾値を越えてエンジン2が始動してしまうことによるエネルギーロスを無くすことができる。
【0020】
次に、制御の流れについて図に沿って説明する。本制御はナビゲーション装置21の制御プログラムなどから一定時間間隔で呼び出される。S211では、ナビゲーション装置21の道路情報受信機によってVICS やFM 多重放送などから交通情報を受信し、走行状態を判定する部分において自車位置が渋滞しているかどうかを判定する。S212では自車位置が渋滞中の場合に車両コントローラー13のエンジン2の始動・停止を判定する部分でにおいて、車両コントローラー13 から得られる高圧バッテリー14の充電量が一定値α(例えば70%)以上かどうかを判定する。S213ではバッテリーの充電量が一定値α以上の場合に、エンジン始動の閾値を通常の設定値よりも高車速側に設定するよう車両コントローラー13に指令を出す。ここで、自車位置の道路種別が高速道路の場合はエンジン始動の閾値をさらに高車速側に設定するようにしてもよい。また、代わりにモーター1 のみで走行する指令を車両コントローラー13に出すようにしてもよい。なお、自車位置が渋滞中ない場合には、エンジン始動の閾値は通常の設定値のままで本制御を終了する。
【0021】
以上、説明したように本実施の形態2のハイブリッド車両の制御装置では、VICSやFM多重放送などの交通情報を用いて自車位置が渋滞中であることを判定してエンジン始動の閾値を通常よりも高車速側に設定することにより、渋滞走行における発進時に車速が短時間エンジン始動の閾値を越えてエンジン2が始動してしまうことによるエネルギーロスを無くすことができる。
【0022】
(実施の形態3)
以下に実施の形態3について説明する。
構成については、図4に示す実施の形態1のものと同様である。
【0023】
次に、作用について説明する。図10に示すように信号が赤で停止するために減速中に青に変わった場合は、実施の形態1の連続するカーブの走行と同様に、車速がエンジン停止の閾値を下回った後すぐにエンジン始動の閾値を上回り、エンジン停止後すぐに始動してしまうことがある。本実施の形態3 ではこのことを防ぐために、ビーコンなどの地上に設置された設備から、自車位置から信号までの距離と信号が変化するタイミングを受信し、自車両が信号機の近傍に到達するまでに赤から青に変わる場合にはエンジン停止の閾値を通常よりも低い値に設定する。これより、赤信号の手前で減速したが青に変わって再加速するときに、一度エンジン2が停止してからすぐに再始動することによるエネルギーロスを無くすことができる。 次に、制御の流れについて図11に沿って説明する。本制御はナビゲーション装置21の制御プログラムなどから一定時間間隔で呼び出される。S311では、ナビゲーション装置21の道路情報受信機によってビーコンなどの地上に設置された設備から、自車両の進行方向の次の信号までの距離と表示サイクルを受信し、次の信号が赤かどうかを判定する。S312では次の信号が赤の場合に、現在の車速Vc と減速度Ac および次の信号までの距離Ls から次の信号に到達するのに要する時間Tv を求め、次の信号が青信号に変わるまでの時間Tsを比較する。Tv は式2 によって求める。ここで、Ts がTv 以下であれば次の信号は自車両が到達する前に青に変わると判定する。
Tv(m/s)={2Ls(m)/Ac(m/s2)}1/2・・・式2
S313は次の信号が自車両が到達する前に青に変わると判定された場合に、エンジン停止の閾値を通常の設定値よりも低車速側に設定するよう車両コントローラー13 に指令を出す。なお、次の信号が赤でない場合には、エンジン停止の閾値は通常の設定値のままで本制御を終了する。
【0024】
以上、説明したように本実施の形態3のハイブリッド車両の制御装置では、ビーコンなどの地上に設置された設備より、自車位置から信号までの距離と信号が変化するタイミングを受信して自車両が信号機の近傍に到達するまでに赤から青に変わるかを判定し、エンジン停止の閾値を通常よりも低車速側に設定することにより、一度エンジン2が停止してからすぐに再始動させることによるエネルギーロスを無くすことができ、また再加速時の加速レスポンスも向上させることができる。
【0025】
なお本発明は以上の実施の形態に限定されるものでなく、それらのいずれかを組み合わせて実施してもよい。また、本発明はパラレル型ハイブリッド車両におけるエンジンおよびモーター走行の切替だけでなく、シリーズ型ハイブリッド車両において発電のためにエンジンを始動させるタイミングにも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】
以上、説明したように請求項1又は請求項2記載の発明では、加速・減速が頻繁に繰り返される走行状況を判断し、判断結果に応じてエンジン始動の閾値を高車速側に移動してモーター走行を続けるようにしたり、また、エンジン停止の閾値を低車速側に移動して頻繁にエンジン停止又は始動が繰り返されることを防止することにより、燃費の向上や加速レスポンスの向上を図ることができる。
【0027】
請求項3に記載の発明では、カーブの連続する登坂路においてはエンジン停止の閾値を通常よりも低車速側に設定することにより、減速後すぐに再加速したときにエンジンが一度停止してからすぐに再始動してしまうことによるエネルギーロスを無くすことができ、また再加速時の加速レスポンスも向上させることができる。
【0028】
請求項4又は5に記載の発明では、渋滞走行ではエンジン始動の閾値を通常よりも高速側に設定することにより、発進加速後に車速が短時間だけエンジン始動の閾値を越えてエンジンが始動してしまうことによるエネルギーロスを無くすことができる。
【0029】
請求項に記載の発明では、バッテリーの充電量が十分な場合にエンジン始動の閾値の高車速側への設定変更を許可することにより、モーター走行を続けることによってバッテリーの充電量が下限値を下回ってしまうことを防止する。
【0030】
請求項に記載の発明では、走行中の道路種別によってエンジン始動または停止の閾値の設定を変えることにより、走行環境に応じてエンジンの無駄な停止・始動を防止することができる。また、請求項8に記載の発明では、次の信号が赤のため減速中に信号に到達する前に青に変わる場合には、エンジン停止の閾値を通常よりも低車速に設定することにより、減速後すぐに再加速したときにエンジンが一度停止してからすぐに再始動してしまうことによるエネルギーロスを無くすことができ、また再加速時の加速レスポンスも向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハイブリッド車両の全体構成を示す。
【図2】車両コントローラーの構成を示す。
【図3】実施の形態1の要部を示すブロック図。
【図4】連続するカーブを走行時の車速とエンジン停止・始動の変化の一例を示す。
【図5】実施の形態1の制御の流れ図を示す。
【図6】ナビゲーション装置の地図データにおける区間を示す。
【図7】カーブの検出方法の一例を示す。
【図8】渋滞走行時の車速とエンジン停止・始動の変化の一例を示す。
【図9】実施の形態2の制御の流れ図を示す。
【図10】赤信号から青信号に変わったときの車速の変化の一例を示す。
【図11】実施の形態3の制御の流れ図を示す。
【図12】従来の技術におけるエンジン始動・停止の閾値を示す。
【符号の説明】
1 モーター
2 エンジン
3 クラッチ
4 モーター
5 変速機
6 動力伝達機構
7 駆動輪
8 モーター制御装置
9 エンジン制御装置
10 クラッチ制御装置
11 モーター制御装置
12 変速機制御装置
13 車両コントローラー
14 高圧バッテリー
15 アクセル開度センサー
16 車速センサー
17 エンジン回転センサー
18 冷却水温度センサー
19 スロットル開度センサー
20 EGR開度センサー
21 ナビゲーション装置
22 電池充電状態検出装置
24 走行状態検出手段

Claims (8)

  1. 内燃機関と、前記内燃機関に断続機を介して接続された電動機と、走行中に前記断続機を制御して前記内燃機関の機械出力か前記電動機の機械出力のいずれかが車両の推進源となるよう切り替える車両用制御装置を具備するハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
    前記走行状態検出手段によって検出された走行状態に基づいて、前記断続機によって前記内燃機関又は前記電動機のいずれかが車両の推進源となる切り替えが頻繁に繰り返されるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果に基づいて、予め設定されている前記内燃機関を停止し前記電動機のみの出力へ切り替えるための停止閾値と前記内燃機関を始動し前記内燃機関の出力へ切り替えるための始動閾値のうち、少なくとも一方の閾値を変化させる閾値変化手段と、
    を有することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車両において、
    前記走行状態検出手段は、前記車両の位置を検出する位置検出手段と、前記車両の周囲の道路に関する道路情報を検出する道路情報検出手段とを有することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  3. 請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記走行状態検出手段は、前記車両の進路上にカーブがあるか否かを検出するカーブ検出手段を有し、
    前記判断手段は、前記走行状態検出手段によってカーブがあると検出されたときに、前記断続機によって前記内燃機関か前記電動機のいずれかが車両の推進源となる切り替えが頻繁に行われると判断し、
    前記閾値変化手段は、予め設定されている前記停止閾値よりも低車速側へ変化させることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  4. 請求項1または2に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記走行状態検出手段は、前記車両が低速域で停止又は発進を繰り返す走行状態か否か検出し、
    前記判断手段は、前記走行状態検出手段によって前記車両の車速が低速域で停止又は発進を繰り返す走行状態であると検出されたときに、前記断続機によって前記内燃機関か前記電動機のいずれかが車両の推進源となる切り替えが頻繁に行われると判断し、
    前記閾値変化手段は、予め設定されている前記始動閾値よりも高車速側へ変化させることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  5. 請求項4に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記車両が低速域で停止又は発進を繰り返す走行状態とは、前記車両の進行上に渋滞が発生している走行状態であり、
    前記判断手段は、前記走行状態検出手段によって渋滞が発生していることを検出したときに、前記断続機によって前記内燃機関か前記電動機のいずれかが車両の推進源となる切り替えが頻繁に行われると判断し、
    前記閾値変化手段は、予め設定されている前記始動閾値よりも高車速側へ変化させることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  6. 請求項1ないし5のうち、いずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記電動機に電力を供給する電池の充電量を検出する充電量検出手段を有し、
    前記閾値変化手段は、前記充電量検出手段の検出結果が電池の充電量が所定値以上である場合に、予め設定されている前記内燃機関を停止し前記電動機のみの出力へ切り替えるため閾値である停止車速よりも高車速側へ変化させることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のうち、いずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記走行状態検出手段は、前記車両の走行している道路が高速道路であるか否かを検出し、
    前記判断手段は、前記走行状態検出手段によって前記車両の走行している道路が高速道路であると検出したときに、前記断続機によって前記内燃機関か前記電動機のいずれかが車両の推進源となる切り替えが頻繁に行われると判断し、
    前記閾値変化手段は、予め設定されている前記停止閾値よりも高車速側へ変化させることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  8. 請求項1ないし7のうち、いずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記道路情報検出手段は、前記自車の進行方向の道路に設置されている交通信号の状態を検出し、
    前記判断手段は、前記道路情報検出手段が検出した交通信号の状態と前記車両の走行速度とに基づいて交通信号による停止または減速の必要性があるか否かを判断し、
    前記閾値変化手段は、前記判断手段が交通信号による停止または減速の必要性がないと判断したときに、予め設定されている前記停止閾値よりも高車速側へ変化させることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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