JP3903405B2 - 画像変換方法および装置並びに記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力画像のサイズを予め定められたサイズとなるように変換して出力画像を得る画像変換方法および装置並びに画像変換方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタル電子スチルカメラ(以下デジタルカメラとする)において取得したデジタル画像データや、フイルムに記録された画像を読取ることにより得られたデジタル画像データを、プリント等のハードコピーとしてあるいはディスプレイ上にソフトコピーとして再現する画像処理システムが提案されている。また、このような画像処理システムにおいて、デジタル画像データをCD−Rなどの記録媒体に記録して提供することも行われている。このように、デジタル画像データを再現する場合においては、画像データに対して階調処理や色変換処理等の種々の画像処理を施した後に、画像が出力されることとなる。
【0003】
このような画像処理システムにおいて、画像データをプリントとして出力する場合に、プリント用紙により規定される記録領域が図16(a)に示すものであり、画像データにより表される入力画像が図16(b)に示すものである場合、出力領域と入力画像とで長手方向が異なるものとなる。このような場合に、プリント出力を行うと、図16(c)に示すように記録領域内に画像が収まらなくなり、入力画像の全領域をプリント用紙に記録することができなくなってしまう。
【0004】
このため、入力画像の長手方向と記録領域の長手方向とを比較し、これが異なっている場合には、各長手方向が揃うように入力画像を回転してプリントを行うようにした方法が提案されている(特願平10−252718号)。このように、画像をプリント用紙に記録する場合には、入力画像を回転させてもプリント用紙を回転すれば、天地方向の正しい画像を観察することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一方、画像データをCD−Rなどの記録媒体に記録したり、データベースに蓄積する場合に、画像データの管理を容易に行うために、画像データにより表される入力画像が一定サイズとなるように、かつ長手方向が揃うように規格化している。ここで、規格化後の出力画像の長手方向と入力画像との長手方向とが異なる場合には、各長手方向が揃うように入力画像を回転して出力画像を得ればよい。しかしながら、画像をプリントする場合とは異なり、入力画像データを回転することにより得られた出力画像データをモニタに再生した場合、画像の天地方向が入力画像とは異なり、違和感のある画像となる。すなわち、入力画像が図17(a)に示すように長手方向が縦方向にある画像の場合、入力画像を回転させた規格化後の出力画像を再生すると、図17(b)に示すように長手方向が横方向となってしまい、入力画像と出力画像との天地方向が異なるものとなってしまう。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、違和感なく入力画像を変換できる画像変換方法および装置並びに画像変換方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による画像変換方法は、所定の縦横比を有する入力画像の長手方向と、予め定められた縦横比および所定の出力サイズを有する、モニタ再生用の出力画像の長手方向とを比較し、
前記入力画像の長手方向と前記出力画像の長手方向とが異なる場合に、該入力画像の長手方向と該出力画像の長手方向が揃うように前記出力サイズの縦横比を入れ替え、
縦横比が入れ替えられた出力サイズに適合するサイズとなるように前記入力画像を表す入力画像データを拡大縮小して前記出力画像を表す出力画像データを得ることを特徴とするものである。
【0008】
本発明による画像変換装置は、所定の縦横比を有する入力画像の長手方向と、予め定められた縦横比および所定の出力サイズを有する、モニタ再生用の出力画像の長手方向とを比較する比較手段と、
前記入力画像の長手方向と前記出力画像の長手方向とが異なる場合に、該入力画像の長手方向と該出力画像の長手方向が揃うように前記出力サイズの縦横比を入れ替える変更手段と、
縦横比が入れ替えられた出力サイズに適合するサイズとなるように前記入力画像を表す入力画像データを拡大縮小して前記出力画像を表す出力画像データを得る拡大手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
本発明による第1の画像規格化方法は、所定の縦横比を有する入力画像を表す入力画像データを、予め定められた縦横比および所定の出力サイズを有する出力画像を表す出力画像データに変換する画像規格化方法において、
前記入力画像の長手方向と前記出力画像の長手方向とを比較し、
前記入力画像の長手方向と前記出力画像の長手方向とが異なる場合に、該各長手方向が揃うように前記出力サイズの縦横比を入れ替え、
前記出力サイズに適合するサイズとなるように前記入力画像データを拡大縮小して前記出力画像データを得ることを特徴とするものである。
【0010】
本発明による第2の画像規格化方法は、所定の縦横比を有する入力画像を表す入力画像データを、予め定められた縦横比および所定の出力サイズを有する出力画像を表す出力画像データに変換する画像規格化方法において、
前記入力画像の長手方向と前記出力画像の長手方向とを比較し、
前記入力画像の長手方向と前記出力画像の長手方向とが異なる場合に、該各長手方向が揃うように前記入力画像を回転し、
前記出力サイズに適合するサイズとなるように前記回転した入力画像データを拡大縮小して前記出力画像データを得、
前記入力画像を回転したことを表す回転情報を前記出力画像データに付与することを特徴とするものである。
【0011】
本発明による画像再生方法は、本発明による画像規格化方法により得られた出力画像データを再生する画像再生方法であって、
前記回転情報を参照して前記出力画像データを前記入力画像を回転した方向と逆方向に回転し、
該逆方向に回転された出力画像データを再生することを特徴とするものである。
【0012】
ここで、「拡大縮小」は、1倍の拡大率により拡大縮小することをも含むものである。
【0013】
また、「出力サイズに適合するサイズ」とは、出力サイズそのもののみならず、出力サイズを変更したサイズをも含むものである。例えば、入力画像と出力サイズとのアスペクト比が異なる場合には、出力サイズのアスペクト比を変更して入力画像のアスペクト比と同一としたサイズにすることをも含むものである。なお、入力画像と出力サイズとのアスペクト比が異なる場合において、出力サイズのアスペクト比を変更することなく入力画像を拡大縮小すると、その拡大率によっては拡大縮小された入力画像が出力サイズからはみ出したり、逆に出力サイズに足りない部分が生じる。このような場合、上述したように出力サイズのアスペクト比を変更してもよいが、出力サイズからはみ出した部分をクリップしたり、出力サイズに足りない部分を白抜きにするなどして出力画像を作成してもよい。
【0014】
本発明による第1の画像規格化装置は、所定の縦横比を有する入力画像を表す入力画像データを、予め定められた縦横比および所定の出力サイズを有する出力画像を表す出力画像データに変換する画像規格化装置において、
前記入力画像の長手方向と前記出力画像の長手方向とを比較する比較手段と、
前記入力画像の長手方向と前記出力画像の長手方向とが異なる場合に、該各長手方向が揃うように前記出力サイズの縦横比を入れ替える変更手段と、
前記出力サイズに適合するサイズとなるように前記入力画像データを拡大縮小して前記出力画像データを得る拡大手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】
本発明による第2の画像規格化装置は、所定の縦横比を有する入力画像を表す入力画像データを、予め定められた縦横比および所定の出力サイズを有する出力画像を表す出力画像データに変換する画像規格化装置において、
前記入力画像の長手方向と前記出力画像の長手方向とを比較する比較手段と、
前記入力画像の長手方向と前記出力画像の長手方向とが異なる場合に、該各長手方向が揃うように前記入力画像を回転する回転手段と、
前記出力サイズに適合するサイズとなるように前記回転した入力画像データを拡大縮小して前記出力画像データを得る拡大手段と、
前記入力画像を回転したことを表す回転情報を前記出力画像データに付与する付与手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】
本発明による画像再生装置は、本発明による画像規格化装置により得られた出力画像データを再生する画像再生装置であって、
前記回転情報を参照して前記出力画像データを前記入力画像を回転した方向と逆方向に回転する回転手段と、
該逆方向に回転された出力画像データを再生する再生手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0017】
なお、本発明による画像規格化方法および画像再生方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明による第1の画像規格化方法および装置によれば、入力画像と出力サイズとの長手方向が異なる場合に、出力サイズの縦横比を入れ替え、さらに出力サイズに適合するサイズとなるように入力画像データを拡大縮小して出力画像データを得るようにしたものである。このため、入力画像が回転されることがなくなり、これにより、入力画像を規格化する際に、入力画像の天地方向が変更されて違和感のある出力画像となることを防止することができる。
【0019】
また、本発明による第2の画像規格化方法および装置によれば、入力画像と出力サイズとの長手方向が異なる場合に入力画像を回転し、さらに、出力サイズに適合するサイズとなるように回転した入力画像データを拡大縮小して出力画像データを得るとともに、入力画像を回転したことを表す回転情報を出力画像データに付与するようにしたものである。このため、入力画像は規格化の際に回転されるものの、回転情報が付与されているため、出力画像を再生する際にこの回転情報を参照することにより、出力画像の天地方向を入力画像の天地方向と一致させることができ、これにより、入力画像を規格化する際に、入力画像の天地方向が変更されて違和感のある出力画像となることを防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0021】
図1は本発明の第1の実施形態による画像変換装置を備えた画像規格化装置の構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態による画像規格化装置は、デジタルカメラにより撮像された、あるいはスキャナにより読取られた入力画像データS0に対して規格化処理を施して出力画像データS1を得るものであり、入力画像データS0が記録されたメディアから入力画像データS0を読み出す、あるいはネットワークを介して転送された入力画像データS0を読み出す読出手段1と、読み出した入力画像データS0に対して規格化処理を施して出力画像データS1を得る規格化手段2と、出力画像データS1をCD−Rなどの記録媒体に記録する、あるいは画像データベースに格納する記録手段3とを備える。なお、本実施形態において入力画像データS0は、図2(a)に示すように300×400画素の縦長の入力画像を表すものとし、出力画像のサイズ(以下出力サイズとする)を図2(b)に示すように1200×800画素の横長サイズとする。
【0022】
規格化手段2は、入力画像データS1により表される入力画像の長手方向と、出力サイズの長手方向とを比較して、各長手方向が一致しているか否かを判断する判断手段5と、判断手段5において入力画像と出力サイズとの長手方向が異なるものと判断された場合に、出力サイズの縦横比を変更する変更手段6と、入力画像を出力サイズと適合するように拡大する拡大手段7とを備える。
【0023】
次いで、第1の実施形態の動作について説明する。図3は第1の実施形態の動作を示すフローチャートである。図3に示すように、まず読出手段1において入力画像データS0が読み出されて規格化手段2に入力される(ステップS1)。規格化手段2においては、判断手段5にて入力画像の長手方向と出力サイズの長手方向とが一致するか否かが判断される(ステップS2)。図2(a),(b)に示すように、入力画像と出力サイズとの長手方向が一致しないと、ステップS2が否定されて、変更手段6において出力サイズの縦横比が変更される(ステップS3)。これにより、図4(a)に示すように、1200×800画素の出力サイズが800×1200画素に変更される。
【0024】
このように出力サイズの縦横比が変更されると、拡大手段7において、変更後の出力サイズに適合するように入力画像が拡大される(ステップS4)。例えば、入力画像のサイズは300×400画素であり、変更後の出力サイズは800×1200画素であるため、図4(b)に示すように、入力画像は3倍されて900×1200画素の拡大画像とされる。ここで、拡大画像のサイズは900×1200画素、変更後の出力サイズは800×1200画素であってアスペクト比が異なる。このため、第1の実施形態においては、図4(c)に示すように拡大画像における左右50画素分の領域をクリップして(ステップS5)、800×1200画素の拡大画像を作成し、これを出力画像とする。そして、このように作成された出力画像を表す出力画像データS1は、記録手段3においてCD−Rに記録される、あるいは画像データベースに格納され(ステップS6)、処理を終了する。
【0025】
なお、入力画像と出力サイズとの長手方向が一致してステップS2が肯定された場合は、ステップS4へ進み、ステップS4からステップS6の処理が行われて出力画像データS1が得られる。
【0026】
このように、第1の実施形態においては、入力画像と出力サイズとの長手方向が異なる場合に、出力サイズの縦横比を入れ替え、この変更後の出力サイズに適合するように入力画像データS0を拡大して出力画像データS1を得るようにしたため、入力画像が回転されることがなくなり、これにより、入力画像を規格化する際に、入力画像の天地方向が変更されて違和感のある出力画像となることを防止することができる。
【0027】
なお、上記第1の実施形態においては、入力画像を拡大した後に拡大画像の左右の領域をクリップして出力サイズに適合させているが、入力画像を900×1200画素に拡大した後に、この拡大画像のサイズと出力サイズと比較して、出力サイズが拡大画像のサイズと一致するように出力サイズを変更してもよい。例えば、第1の実施形態においては出力サイズは800×1200画素であることから、図5(a)に示すように出力サイズを900×1200画素に変更すればよい。これにより、出力画像は図5(b)に示すように入力画像を3倍に拡大した拡大画像そのものとなる。
【0028】
この場合、出力サイズのアスペクト比を変更することなく、図6(a)に示すように、出力サイズを900×1350画素に変更してもよい。このように出力サイズを900×1350画素に変更した場合、出力画像は図6(b)に示すように上下に余白が生じることとなる。
【0029】
また、入力画像を拡大する際に、出力サイズを越えないようにその拡大率を変更してもよい。例えば、第1の実施形態においては出力サイズが800×1200画素であることから、図7(a)に示すように、入力画像を8/3倍に拡大すれば拡大画像のサイズは800×400・8/3画素となり、拡大画像が出力サイズを超えることはなくなる。この場合、出力サイズは変更されないことから、出力画像は図7(b)に示すように、その上下に余白が生じることとなる。なお、この場合、図8(a)に示すように出力サイズを800×1200画素から800×400・8/3画素に変更して図8(b)に示すように余白のない出力画像を得るようにしてもよい。
【0030】
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。図9は本発明の第2の実施形態における規格化手段2′の構成を示す概略ブロック図である。なお、第2の実施形態において読出手段および記録手段については第1の実施形態の読出手段1および記録手段3と同一であるため、ここでは詳細な説明は省略する。図9に示すように、第2の実施形態による規格化手段は、上記第1の実施形態と同様の判断手段5と、判断手段5において入力画像と出力サイズとの長手方向が異なるものと判断された場合に、入力画像を所定方向に回転する回転手段8と、回転された入力画像を出力サイズと適合するように拡大する拡大手段9と、出力画像データS1に入力画像を回転したことを表すプロパティを付与する付与手段10とを備える。
【0031】
ここで、付与手段10において出力画像データS1に付与されるプロパティは、例えば入力画像を右回りに90度回転した場合、これを左回りに90度回転すれば元の入力画像の向きに戻ることから、「左回り90度」という情報を表すものとなる。
【0032】
次いで、第2の実施形態の動作について説明する。図10は第2の実施形態の動作を示すフローチャートである。図10に示すように、まず読出手段1において入力画像データS0が読み出されて規格化手段2′に入力される(ステップS11)。規格化手段2においては、判断手段5にて入力画像の長手方向と、出力サイズの長手方向とが一致するか否かが判断される(ステップS12)。上記図2(a),(b)に示すように、入力画像と出力サイズとの長手方向が一致しないと、ステップS12が否定されて、回転手段8において入力画像が回転される(ステップS13)。このように入力画像が回転されると、拡大手段9において、出力サイズに適合するように、回転後の入力画像が拡大される(ステップS14)。
【0033】
例えば、入力画像のサイズは300×400画素であり、出力サイズは800×1200画素とされているため、まず、図11(a)に示すように入力画像が右回りに90度回転され、さらに回転された入力画像が3倍されて1200×900画素の拡大画像とされる。ここで、拡大画像のサイズは1200×900画素、出力サイズは1200×800画素であってアスペクト比が異なる。このため、第2の実施形態においては、図11(b)に示すように拡大画像における上下50画素分の領域をクリップして(ステップS15)、1200×800画素の拡大画像を作成し、これを出力画像とする。
【0034】
このようにして1200×800画素の拡大画像が作成されると、入力画像が右回りに90度回転されていることから、出力画像の長手方向を入力画像の長手方向と一致させるために必要な情報である「左回り90度」のプロパティを、出力画像を表す出力画像データS1に付与する(ステップS16)。プロパティが付与された出力画像データS1は、記録手段3においてCD−Rに記録される、あるいは画像データベースに格納され(ステップS17)、処理を終了する。
【0035】
なお、入力画像と出力サイズの長手方向が一致してステップS12が肯定された場合は、ステップS14へ進み、ステップS4からステップS17の処理が行われて出力画像データS1が得られる。なお、この場合、ステップS16においては入力画像が回転されていない旨を表すプロパティが出力画像データS1に付与されるが、このプロパティは出力画像データS1に付与しなくともよい。
【0036】
このように、第2の実施形態においては、入力画像と出力サイズとの長手方向が異なる場合に入力画像を回転し、さらに、回転した入力画像を出力サイズと適合するように拡大して出力画像データS1を得るとともに、入力画像を回転したことを表すプロパティを出力画像データS1に付与するようにしたため、入力画像は規格化の際に回転されるものの、出力画像データS1の再生時にこのプロパティを参照することにより、出力画像の天地方向を入力画像の天地方向と一致させることができ、これにより、入力画像を規格化する際に、入力画像の天地方向が変更されて違和感のある出力画像となることを防止することができる。
【0037】
なお、第2の実施形態において出力画像データS1を再生する再生手段は、出力画像データS1に付与されたプロパティを読み出して、これに基づいて必要があれば出力画像データS1を回転して再生するものである。
【0038】
上記第2の実施形態においては、回転後の入力画像を拡大した後に拡大画像の上下領域をクリップして出力サイズに適合させているが、回転後の入力画像を1200×900画素に拡大した後に、この拡大画像のサイズと出力サイズと比較して、出力サイズが拡大画像のサイズと一致するように出力サイズを変更してもよい。例えば、第2の実施形態においては出力サイズは1200×800画素であることから、図12(a)に示すように出力サイズを1200×900画素に変更すればよい。これにより、出力画像は図12(b)に示すように回転後の入力画像を拡大した拡大画像そのものとなる。
【0039】
この場合、出力サイズのアスペクト比を変更することなく、図13(a)に示すように、出力サイズを1350×900画素に変更してもよい。このように出力サイズを1350×900画素に変更した場合、出力画像は図13(b)に示すように左右に余白が生じることとなる。
【0040】
また、回転後の入力画像を拡大する際に、出力サイズを越えないようにその拡大率を変更してもよい。例えば、第2の実施形態においては出力サイズが1200×800画素であることから、図14(a)に示すように、入力画像を8/3倍に拡大すれば拡大画像のサイズは400・8/3×800画素となり、拡大画像が出力サイズを超えることはなくなる。この場合、出力サイズは変更されないことから、出力画像は図14(b)に示すように、その左右に余白が生じることとなる。なお、この場合、図15(a)に示すように出力サイズを1200×800画素から400・8/3×800画素に変更して図15(b)に示すように余白のない出力画像を得るようにしてもよい。
【0041】
なお、上記第1および第2の実施形態においては、入力画像そのものを拡大しているが、入力画像からある領域を切り出し、この切り出された領域を規格化する場合にも出力画像の縦横比の変更あるいは領域内の画像を回転させることにより、上記第1および第2の実施形態と同様に、天地方向について違和感のない出力画像を表す出力画像データS1を得ることができる。
【0042】
また、上記第1および第2の実施形態において、入力画像と出力サイズとが略同一である場合、例えば入力画像が300×400画素、出力サイズが400×300画素である場合は、入力画像は何ら拡大されることなく、出力画像とされることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態による画像規格化装置の構成を示す概略ブロック図
【図2】 入力画像と出力サイズとを示す図
【図3】 第1の実施形態の動作を示すフローチャート
【図4】 第1の実施形態において行われる処理を示す図
【図5】 第1の実施形態における他の処理を示す図
【図6】 第1の実施形態における他の処理を示す図
【図7】 第1の実施形態における他の処理を示す図
【図8】 第1の実施形態における他の処理を示す図
【図9】 本発明の第2の実施形態による画像規格化装置の構成を示す概略ブロック図
【図10】 第2の実施形態における処理を示すフローチャート
【図11】 第2の実施形態において行われる処理を示す図
【図12】 第2の実施形態における他の処理を示す図
【図13】 第2の実施形態における他の処理を示す図
【図14】 第2の実施形態における他の処理を示す図
【図15】 第2の実施形態における他の処理を示す図
【図16】 従来技術を説明するための図
【図17】 従来技術を説明するための図
【符号の説明】
1 読出手段
2 規格化手段
3 記録手段
5 判断手段
6 変更手段
7,9 拡大手段
8 回転手段
10 付与手段

Claims (3)

  1. 所定の縦横比を有する入力画像の長手方向と、予め定められた縦横比および所定の出力サイズを有する、モニタ再生用の出力画像の長手方向とを比較し、
    前記入力画像の長手方向と前記出力画像の長手方向とが異なる場合に、該入力画像の長手方向と該出力画像の長手方向が揃うように前記出力サイズの縦横比を入れ替え、
    縦横比が入れ替えられた出力サイズに適合するサイズとなるように前記入力画像を表す入力画像データを拡大縮小して前記出力画像を表す出力画像データを得ることを特徴とする画像変換方法。
  2. 所定の縦横比を有する入力画像の長手方向と、予め定められた縦横比および所定の出力サイズを有する、モニタ再生用の出力画像の長手方向とを比較する比較手段と、
    前記入力画像の長手方向と前記出力画像の長手方向とが異なる場合に、該入力画像の長手方向と該出力画像の長手方向が揃うように前記出力サイズの縦横比を入れ替える変更手段と、
    縦横比が入れ替えられた出力サイズに適合するサイズとなるように前記入力画像を表す入力画像データを拡大縮小して前記出力画像を表す出力画像データを得る拡大手段とを備えたことを特徴とする画像変換装置。
  3. 所定の縦横比を有する入力画像の長手方向と、予め定められた縦横比および所定の出力サイズを有する、モニタ再生用の出力画像の長手方向とを比較する手順と、
    前記入力画像の長手方向と前記出力画像の長手方向とが異なる場合に、該入力画像の長手方向と該出力画像の長手方向が揃うように前記出力サイズの縦横比を入れ替える手順と、
    縦横比が入れ替えられた出力サイズに適合するサイズとなるように前記入力画像を表す入力画像データを拡大縮小して前記出力画像を表す出力画像データを得る手順とを有することを特徴とする画像変換方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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