JP3903249B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低容量化した多層配線を半導体基板上に形成してなる半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体集積回路装置に於ける配線構造は、例えば低誘電率層間絶縁膜であるBCB(benzocyclobutene)を材料とする層間絶縁膜を介して配線を積層した多層配線が多用されている。
【0003】
また、近年は、レジストを利用して配線の周囲に空間を生成させるエアブリッジ構造の研究開発が盛んになっている。
【0004】
エアブリッジ構造は、長いと機械的強度を維持することができず、断線などの不良を発生し易いので、そのような場合には所定間隔で金属の支持体を付設することが必要となる。
【0005】
然しながら、このエアブリッジ構造を多層化する場合、支持体が金属であることから、その直下には配線を形成することができず、高集積化の阻害要因になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、配線容量を低減させながらも配線の高集積化を可能にすると共に信頼性を向上した半導体集積回路装置を実現しようとする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、大部分が中空に浮いた構造になっている、いわゆる、中空配線と呼ばれる配線を実現するのであるが、当初は配線を層間絶縁膜上に積層形成し、その後、層間絶縁膜をドライ・エッチングして配線の支持体とするのであるが、この場合、支持体が帯状の壁となって延在する構成の場合には、配線の幅を上層に位置するものほど広くしておくことが基本であり、また、配線の支持体が適所に設けた柱状をなす構成の場合には、下層配線であると上層配線であるとに拘わらず同じ幅で良いが、柱状支持体を形成する部分の配線に拡大部分を形成し、その拡大部分は上層配線となるにつれ大型化させることが基本になっている。
【0008】
この場合のドライ・エッチングは、配線直下の層間絶縁膜を除去する為、サイド・エッチングが起こり易い等方性の条件を採用して実施される。
【0009】
図15はサイド・エッチング量(サイド・エッチングの入り込み)について説明する為の工程要所に於ける半導体チップを表す要部切断側面図であり、図に於いて、1は半導体基板、2は層間絶縁膜、3は下層配線、4は上層配線をそれぞれ示している。尚、当然のことながら、層間絶縁膜2は実際には2層からなっている。
【0010】
図15(A)に見られるように、下層配線3及び上層配線4を形成した後、図15(B)に見られるように、層間絶縁膜2をエッチングして下層配線3及び上層配線4を支える部分を残して他を除去するのであるが、この場合のエッチングは1回で行うので、上層配線4の直下に在る層間絶縁膜2は下層配線3の直下に適切なサイド・エッチングが入るまでエッチング・ガスに曝されて大きくエッチングされる。
【0011】
本発明では、中空配線となる配線の直下に絶縁体からなる支持体を形成する場合、各配線層毎に両サイド・エッチング量、即ち、サイド・エッチング量の2倍よりも配線幅を広くすること、従って、配線幅は上層になるにつれて幅広になることが特徴になっている。
【0012】
低容量配線化を更に進める為に中空配線とする場合、配線幅は両サイド・エッチング量よりも細くすれば良いが、配線の機械的強度を維持する為、適切な間隔で支持体を形成することが必要となる。
【0013】
その場合、支持体を形成すべき箇所に対応する配線の配線幅を両サイド・エッチング量に比較して幅広に形成しておくことで、層間絶縁膜を一律にエッチングを行っても支持体が残ることになる。
【0014】
配線が交差する部分の配線間を空気絶縁するには、交差する配線の上側配線の幅を狭くしておくことに依り、交差部分の上側配線及び下側配線間に在る層間絶縁膜は完全に除去される。
【0015】
また、半導体チップをフリップ・チップ実装するには、半導体チップ上にピラーを形成しなければならないが、その為には、ピラーを載せるパッドを形成する必要があり、本発明の場合、このパッドは最上層配線を用いて形成され、その大きさは、ピラーを平面で見た大きさと層間絶縁膜のサイド・エッチング量との和よりも大きくする。
【0016】
半導体チップのフリップ・チップ実装後に樹脂封止したい場合には、半導体チップの周辺を囲むようにパッドを形成し、そのパッドに金属壁を形成し、その半導体チップを実装基板にフリップ・チップ実装すれば、金属壁の内側、即ち、中空配線が存在する部分は気密になって耐湿性は向上し、その後、樹脂をポッティングして樹脂封止しても樹脂が金属壁の内側に侵入することはなくなり、樹脂が配線に触れることはないから配線の低容量特性を維持しながら樹脂封止技術を適用することが可能である。尚、この場合の金属壁は、最上層配線の層厚を厚くして共用することもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4は本発明の実施の形態を説明する為の工程要所に於ける半導体チップを表す要部切断側面図及び要部説明図(図4のみ)であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明する。尚、図4には半導体チップの要部平面を表す図が付加されている。
【0018】
図1(A)参照
(1)
トランジスタ11A、抵抗11B、キャパシタ11C等が作り込まれたGaAs基板11を用意し、スピン・コート法を適用することに依って、厚さが2〔μm〕の低誘電率材料であるBCBからなる層間絶縁膜12を形成する。
【0019】
(2)
化学気相成長(chemical vapour deposition:CVD)法を適用することに依り、層間絶縁膜12上に厚さが200〔nm〕のSiO2 からなるエッチング停止層13を形成する。尚、エッチング停止層13はBCBからなる層間絶縁膜12のエッチングを自動停止させる役割を果たし、SiO2 の他にSiONやSiNに代替することができる。
【0020】
(3)
リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、及び、エッチング・ガスをCHF3 +SF6 とするドライ・エッチング法を適用することに依って、SiO2 からなるエッチング停止層13のエッチングを行い、次いで、エッチング・ガスをO2 +SF6 とするドライ・エッチング法を適用することに依って、BCBからなる層間絶縁膜12のエッチングを行って電極コンタクト・ホール12Aを形成する。
【0021】
図1(B)参照
(4)
スパッタリング法を適用することに依り、電極コンタクト・ホール12A内も含め、メッキ種メタルとして厚さ100〔nm〕のTiW膜(図示せず)を形成する。
【0022】
(5)
レジスト・プロセスを適用することに依り、電極コンタクト・ホール12Aを含む配線パターンの開口をもつレジスト膜(図示せず)を全面に形成する。
【0023】
(6)
メッキ法を適用することに依り、厚さ1〔μm〕の金層を形成してからレジスト膜の剥離を行い、リフト・オフ法に依る該金層のパターニングを行う。
【0024】
(7)
エッチング・ガスをO2 とするミリング法を適用することに依り、メッキ種メタルとして用いたTiW膜を前記金層をマスクとして選択的に除去し、TiW膜と金層とが積層された第1層目配線14を形成する。尚、図には、第1層目配線14がビア14Aを介してトランジスタ11Aと導電接続されている状態が示されている。
【0025】
図2(A)参照
(8)
スピン・コート法を適用することに依って、厚さが2〔μm〕のBCBからなる層間絶縁膜15を形成する。
【0026】
(9)
リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、及び、エッチング・ガスをO2 +SF6 とするドライ・エッチング法を適用することに依り、層間絶縁膜15のエッチングを行って電極コンタクト・ホール15Aを形成する。
【0027】
図2(B)参照
(10)
スパッタリング法を適用することに依り、電極コンタクト・ホール15A内も含め、メッキ種メタルとして厚さ100〔nm〕のTiW膜(図示せず)を形成する。
【0028】
(11)
レジスト・プロセスを適用することに依り、電極コンタクト・ホール15Aを含む配線パターンの開口をもつレジスト膜(図示せず)を全面に形成する。
【0029】
(12)
メッキ法を適用することに依り、厚さ1〔μm〕の金層を形成してからレジスト膜の剥離を行い、リフト・オフ法に依る該金層のパターニングを行う。
【0030】
(13)
エッチング・ガスをO2 とするミリング法を適用することに依り、メッキ種メタルとして用いたTiW膜を前記金層をマスクとして選択的に除去し、TiW膜と金層とが積層された第2層目配線16を形成する。尚、図には、第2層目配線16がビア16Aを介して第1層目配線14と導電接続されている状態が示されている。
【0031】
図3(A)参照
(14)
前記工程(8)〜(13)を繰り返すことに依り、層間絶縁膜17、第3層目配線18、内部端子ピラー形成用パッド19、チップ周辺ピラー形成用パッド20が形成される。尚、図には第3層目配線18がビア18Aを介して第2層目配線16と接続された状態が示されている。
【0032】
図3(B)参照
(15)
レジスト・プロセスを適用することに依り、パッド19及び20上の内部端子ピラー及びチップ周辺ピラーの形成予定部分に開口をもつレジスト膜を形成する。
【0033】
(16)
メッキ法を適用することに依り、厚さが20〔μm〕の金膜を形成してからレジスト膜を剥離除去して内部端子ピラー21及びチップ周辺ピラー22を形成する。
【0034】
ここで、内部端子ピラー21は文字通りピラーの形状をなすものであるが、チップ周辺ピラー22はピラーの名称を付与してはあるが、実際には、チップ周辺を囲んで帯状に延在する金属壁をなしているものである。
【0035】
図4(A)参照
(17)
この後、第2層目配線16及び第3層目配線18を中空配線構造化する工程の説明に入るのであるが、ここまで用いてきた各図には、ビア16Aや18Aが表されていて、説明には不適当である為、図4からは半導体チップの切断面を別の部分にしたものを採用したが、第2層目配線16及び第3層目配線18の存在位置が若干変り、且つ、ビア16A及び18Aがないのみで基本的な変更はない。尚、図4(A)には、要部平面を表す図が付加されていて、内部端子ピラー21及びチップ周辺ピラー22の存在が明らかにされている。
【0036】
図4(B)参照
(18)
エッチング・ガスをO2 +SF6 とするドライ・エッチング法を適用することに依り、第3層目配線18、パッド19並びに20、第2層目配線16などをマスクにして層間絶縁膜15及び17を等方性エッチングして、支持体23A、23B、23Cを残し、他を除去して半導体集積回路装置を完成する。
【0037】
以上のようにして作製した半導体チップに於いて、第2層目配線16及び第3層目配線18が低容量配線になることは云うまでもなく、そして、エッチング停止層13の下地にBCBからなる層間絶縁膜12が存在しているが、この層間絶縁膜12は、GaAs半導体基板11の誘電率が13と大きい為、その誘電率に依る配線容量増大を低減する役割を果たしていると共にドライ・エッチングがトランジスタ等に損傷を与えるのを防止する役割も果たしている。
【0038】
ここで、層間絶縁膜からなる支持体を配線直下に帯状に残す実施例の場合、支持体の最小幅を0.5〔μm〕とし、必要な層間絶縁膜の厚さに依存するサイド・エッチング量を実験的に求めると2層目が0.75〔μm〕、3層目が1.5〔μm〕であって、この条件からすると配線幅の最小値は、2層目は2〔μm〕(=0.75×2+0.5)、そして、3層目は3.5〔μm〕(=1.5×2+0.5)である。
【0039】
また、層間絶縁膜からなる支持体を適所に柱状に残す実施例の場合、サイド・エッチング量に比較して配線幅を狭くすればよく、最大配線幅として2層目は1〔μm〕(<0.75×2)、3層目は2.5〔μm〕(<1.5×2)とし、また、柱状の支持体を残す箇所に於いては、配線を拡幅して例えば正方形のパッド状にすれば良く、その大きさとしては、各層でのサイド・エッチング量よりも大きくする必要があり、例えば2層目では2.5〔μm〕角(>0.75×2)とし、3層目では4〔μm〕角(>1.5×2)とすれば良い。
【0040】
更にまた、図4について説明したようにフリップ・チップ実装する為の内部端子ピラー形成用パッド19は3層目配線18と同じ材料層を利用して100〔μm〕角に形成し、内部端子ピラー21は径を40〔μm〕、高さを20〔μm〕とし、また、チップ周辺ピラー形成用パッド20は同じく3層目配線18と同じ材料層を利用して幅100〔μm〕に形成し、チップ周辺ピラー22は幅を40〔μm〕、高さを20〔μm〕として形成した。
【0041】
図5は本発明に依る半導体チップを実装基板にフリップ・チップ接続して実装した状態の半導体集積回路装置を表す要部切断側面図であり、図1乃至図4に於いて用いた記号と同記号は同部分を示すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0042】
図に於いて、31はアルミナセラミックからなる実装基板、32は実装基板に於ける引き出し配線、33Aはチップ周辺ピラー用パッド、33Bは内部端子ピラー用パッド、34はビアをそれぞれ示している。
【0043】
図5に見られる半導体集積回路装置は、図1乃至図4について説明した製造工程を経て製造された半導体チップを実装したものであって、それを実装基板31に実装するには、半導体チップを通常の手段、例えば温度を350〔℃〕とした熱圧着法を適用することに依ってフリップ・チップ接続すれば良い。尚、引き出し配線32を実装基板31の裏面から取り出す構成は、実装密度を向上させる場合や実装基板を多層化する場合に有利である。
【0044】
図6は耐湿性を向上した半導体集積回路装置を例示する要部切断側面図であって、図5に於いて用いた記号と同記号は同部分を示すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0045】
図6に見られる実施の形態では、GaAs基板11と実装基板31との間の周囲にエポキシ系樹脂をポッティングして防湿膜35を形成してあり、この構成を採ることで、中空配線が形成されている空間は高い気密性を維持することができる。
【0046】
図7は支持体を柱状にした半導体チップを用いた半導体集積回路装置を表す要部切断側面図であり、図6に於いて用いた記号と同記号は同部分を示すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0047】
図から明らかなように、第2層目配線16及び第3層目配線18は空間に浮いたように表されているが、これは適所に於いて、層間絶縁膜を利用して形成された柱状の支持体で支持してあるか、或いは、その両端のみを支持した構成にしてあることに依る。
【0048】
図8はチップ周辺ピラーを省略した半導体チップを用いた半導体集積回路装置を表す要部切断側面図であり、図6に於いて用いた記号と同記号は同部分を示すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0049】
この実施の形態に於ける半導体集積回路装置では、半導体チップの第3層目配線18と同じ材料層を利用して形成したチップ周辺ピラー形成用パッド20上にチップ周辺ピラー22を設けず、パッド20を実装基板31のパッド33Aに直付けした構成になっている。
【0050】
図9は多層にした実装基板を用いた半導体集積回路装置を表す要部切断側面図であり、図6に於いて用いた記号と同記号は同部分を示すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0051】
図に於いて、41はアルミナセラミックからなる下層実装基板、42は下層実装基板に於ける引き出し配線、43はビアをそれぞれ示している。尚、多層実装基板の材料としては、前記アルミナセラミックの他に低温焼成セラミック(low temperature cofired ceramics:LTCC)やフッ素系樹脂(テフロン:米国デュポン社の商品名)基板を用いることができる。
【0052】
図10は多層実装基板を用いた半導体集積回路装置の他の例を表す要部切断側面図であり、図9に於いて用いた記号と同記号は同部分を示すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0053】
この実施の形態では、上層の実装基板31の表面に引き出し配線44を形成した構成が図9について説明した実施の形態と相違している。
【0054】
図11は中空配線を適所で支持する支持体を形成する場合の配線の構成を明らかにする要部説明図であり、(A)は平面を、(B)は要部切断側面をそれぞれ示し、図1に於いて用いた記号と同記号は同部分を示すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0055】
図に於いて、51は第1層目配線、52は第2層目配線、52A及び52Bは支持体形成用拡大部、53は第3層目配線、53Aは支持体形成用拡大部、54A及び54Bは第1層目層間絶縁膜を等方性ドライ・エッチングして形成した支持体、55Aは第2層目層間絶縁膜及び第1層目層間絶縁膜を等方性ドライ・エッチングして形成した支持体、56は第1層目層間絶縁膜に形成したビアであった導電柱、57は第2層目層間絶縁膜に形成したビアであった導電柱をそれぞれ示している。
【0056】
図からすると、第1層目層間絶縁膜をサイド・エッチングして形成する支持体54A及び54Bのマスクとして作用する支持体形成用拡大部52A及び52Bに比較し、第2層目層間絶縁膜及び第1層目層間絶縁膜をサイド・エッチングして形成する支持体55Aのマスクとして作用する支持体形成用拡大部53Aはサイド・エッチング量を配慮して大型化されていることが看取されよう。
【0057】
図12並びに図13は本発明の実施の形態を説明する為の工程要所に於ける半導体チップを表す要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明する。尚、図1乃至図4に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものであり、従って、この実施の形態を理解するには、図1乃至図4及びその説明を参照することは有効である。
【0058】
図12(A)参照
(1)
この実施の形態では、内部端子ピラー形成用パッド19及びチップ周辺ピラー形成用パッド20をエッチング停止層13上に形成された第1層目配線14の形成材料及び形成プロセスを利用して同時に形成することが図1乃至図4について説明した実施の形態と相違するところであり、従って、図では内部端子ピラー形成用パッド19及びチップ周辺ピラー形成用パッド20は層間絶縁膜15中に埋め込まれた状態になっている。
【0059】
(2)
層間絶縁膜15を形成してから、第2層目配線16、層間絶縁膜17、第3層目配線18を形成する。
【0060】
図12(B)参照
(3)
層間絶縁膜15及び層間絶縁膜17を等方性エッチングし、支持体23A及び23Bを残して他を除去する。
【0061】
図13参照
(4)
レジスト・プロセスを適用することに依り、パッド19及びパッド20上の内部端子ピラー及びチップ周辺ピラーの形成予定部分に開口をもつレジスト膜を形成する。
【0062】
(5)
メッキ法を適用することに依り、厚さが20〔μm〕の金膜を形成してからレジスト膜を剥離除去して内部端子ピラー21及びチップ周辺ピラー22を形成し、半導体集積回路装置を完成する。
【0063】
図14は本発明に依る半導体チップを実装基板にフリップ・チップ接続して実装した状態の半導体集積回路装置を表す要部切断側面図であり、図5、図12及び図13に於いて用いた記号と同記号は同部分を示すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0064】
図に於いて、31はアルミナセラミックからなる実装基板、32は実装基板に於ける引き出し配線、33Aはチップ周辺ピラー用パッド、33Bは内部端子ピラー用パッド、34はビアをそれぞれ示している。
【0065】
図14に見られる半導体集積回路装置は、図12及び図13について説明した製造工程を経て製造された半導体チップを実装したものであり、その実装には、図5について説明した工程と同じ工程を適用することができる。
【0067】
本発明に於いては、前記説明した実施の形態を含め、多くの形態で実施することができるので、以下、それを付記として例示する。
(付記1)
中空配線構造を有する多層配線を備える半導体集積回路装置に於いて、
柱状支持体が位置する部分に幅方向に拡大部分をもつ下層配線及び柱状支持体が位置する部分に該下層配線に於ける該拡大部分に比較して大きい拡大部分をもつ上層配線からなる多層化された配線と、
該各配線の該各拡大部分の直下に柱状に形成されて該各配線を支持する絶縁物質からなる支持体と、
該下層配線と該上層配線を電気的に接続する導電柱と、
該柱状に形成されて該各配線を支持する絶縁物質からなる支持体を支える半導体基板とを備えてなることを特徴とする半導体集積回路装置。
【0068】
(付記2)
前記柱状支持体が半導体基板を覆う絶縁膜上に起立するものであること
を特徴とする(付記1)記載の半導体集積回路装置。
【0069】
(付記3)
下層配線と上層配線とが空間で交差すると共に交差部分では上層配線が狭幅化されてなること
を特徴とする(付記1)或いは(付記2)記載の半導体集積回路装置。
【0070】
(付記4)
前記半導体基板を覆う絶縁膜がBCBからなる層間絶縁膜を有すること
を特徴とする(付記1)乃至(付記3)の何れか1記載の半導体集積回路装置。
【0071】
(付記5)
半導体基板を覆う絶縁膜がポリイミド樹脂からなる層間絶縁膜及びシリコン系絶縁物質からなるエッチング停止層で構成されてなること
を特徴とする(付記1)乃至(付記3)の何れか1記載の半導体集積回路装置。
【0072】
(付記6)
最上層の配線と導電接続して設けられたピラーを介して半導体基板を実装基板にフリップ・チップ実装してなること
を特徴とする(付記1)乃至(付記5)の何れか1記載の半導体集積回路装置。
【0073】
(付記7)
最下層の配線と導電接続して設けられたピラーを介して半導体基板を実装基板にフリップ・チップ実装してなること
を特徴とする(付記1)乃至(付記5)の何れか1記載の半導体集積回路装置。
【0074】
本発明に依る半導体集積回路装置に於いては、中空配線構造を有する多層配線を備える半導体集積回路装置に於いて、柱状支持体が位置する部分に幅方向に拡大部分をもつ下層配線及び柱状支持体が位置する部分に該下層配線に於ける該拡大部分に比較して大きい拡大部分をもつ上層配線からなる多層化された配線と、該各配線の該各拡大部分の直下に柱状に形成されて該各配線を支持する絶縁物質からなる支持体と、該下層配線と該上層配線を電気的に接続する導電柱と、該柱状に形成されて該各配線を支持する絶縁物質からなる支持体を支える半導体基板とを備えてなることを基本とする。
【0075】
前記構成を採ることに依り、配線の容量を低減させながらも機械的強度を高く維持することができ、中空配線の高集積化を可能にすると共に信頼性を向上した高速動作の半導体集積回路装置が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置を説明する為の工程要所に於ける半導体チップを表す要部切断側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置を説明する為の工程要所に於ける半導体チップを表す要部切断側面図である。
【図3】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置を説明する為の工程要所に於ける半導体チップを表す要部切断側面図である。
【図4】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置を説明する為の工程要所に於ける半導体チップを表す要部説明図である。
【図5】本発明に依る半導体チップを実装基板にフリップ・チップ接続して実装した状態の半導体集積回路装置を表す要部切断側面図である。
【図6】耐湿性を向上した半導体集積回路装置を例示する要部切断側面図である。
【図7】支持体を柱状にした半導体チップを用いた半導体集積回路装置を表す要部切断側面図である。
【図8】チップ周辺ピラーを省略した半導体チップを用いた半導体集積回路装置を表す要部切断側面図である。
【図9】多層にした実装基板を用いた半導体集積回路装置を表す要部切断側面図である。
【図10】多層実装基板を用いた半導体集積回路装置の他の例を表す要部切断側面図である。
【図11】中空配線を適所で支持する支持体を形成する場合の配線の構成を明らかにする要部説明図である。
【図12】本発明の実施の形態を説明する為の工程要所に於ける半導体チップを表す要部切断側面図である。
【図13】本発明の実施の形態を説明する為の工程要所に於ける半導体チップを表す要部切断側面図である。
【図14】本発明に依る半導体チップを実装基板にフリップ・チップ接続して実装した状態の半導体集積回路装置を表す要部切断側面図である。
【図15】サイド・エッチング量(サイド・エッチングの入り込み)について説明する為の工程要所に於ける半導体チップを表す要部切断側面図である。
【符号の説明】
11 GaAs基板
11A トランジスタ
11B 抵抗
11C キャパシタ
12 層間絶縁膜
12A 電極コンタクト・ホール
13 エッチング停止層
14 第1層目配線
14A ビア
15 層間絶縁膜
15A 電極コンタクト・ホール
16 第2層目配線
16A ビア
17 層間絶縁膜
18 第3層目配線
18A ビア
19 内部端子ピラー形成用パッド
20 チップ周辺ピラー形成用パッド
21 内部端子ピラー
22 チップ周辺ピラー
23A〜23C 支持体
31 実装基板
32 引き出し配線
33A チップ周辺ピラー用パッド
33B 内部端子ピラー用パッド
34 ビア
35 防湿膜

Claims (4)

  1. 中空配線構造を有する多層配線を備える半導体集積回路装置に於いて、
    柱状支持体が位置する部分に幅方向に拡大部分をもつ下層配線及び柱状支持体が位置する部分に該下層配線に於ける該拡大部分に比較して大きい拡大部分をもつ上層配線からなる多層化された配線と、
    該各配線の該各拡大部分の直下に柱状に形成されて該各配線を支持する絶縁物質からなる支持体と、
    該下層配線と該上層配線を電気的に接続する導電柱と、
    該柱状に形成されて該各配線を支持する絶縁物質からなる支持体を支える半導体基板とを備えてなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記柱状支持体が半導体基板を覆う絶縁膜上に起立するものであること
    を特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 下層配線と上層配線とが空間で交差すると共に交差部分では上層配線が狭幅化されてなること
    を特徴とする請求項1或いは請求項2記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記半導体基板を覆う絶縁膜がBCBからなる層間絶縁膜を有すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1記載の半導体集積回路装置。
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