JP3901932B2 - 給紙装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録装置の画像記録部に用紙を給紙する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の技術としては、特開平9−150977号公報、特開平10−109772号公報または特開平10−194489号公報に記載されたものがある。
【0003】
これらの公報には、摩擦分離方式の分離機構を有する給紙装置において、給紙ローラとフリクションパッドとの間に用紙が挟まっている状態となったことに起因する不具合、例えば、用紙を継ぎ足すことによって発生する重送のような不具合を防止するための技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、普通紙を複数枚重ねて給紙カセットに収納し、この給紙カセットを画像記録装置本体に装着するといった構成は、電子写真装置の分野では従来から広く採用されている。このような機種においては、給紙カセットに用紙が少なくなった時に給紙カセットに多少用紙が残っていてもその上に用紙を継ぎ足すことがある。
【0005】
しかし、給紙カセット内に用紙が残っている状態で用紙を継ぎ足してセットした場合、通常の用紙間摩擦係数に比較して、給紙カセット内に残った最上位の面と継ぎ足した用紙の最下位の面との用紙間摩擦係数が大きく異なる。
【0006】
すなわち、継ぎ足していない所の用紙間摩擦係数はほぼ一定であるのに対して継ぎ足し面は用紙間の密着力不足、ホコリ等の異物混入等により摩擦係数が極端に低下している。通常、給紙分離部の条件を設定する場合には継ぎ足し面での極端な摩擦係数低下を考慮していないため(考慮すると対応範囲が広すぎて機能的に破綻する)、継ぎ足し面では重送等の不具合が発生する。
【0007】
このように用紙を継ぎ足すことは、分離状態に大きな影響をもたらし、給紙性能の低下を招き、多くの場合重送が発生する。
【0008】
本発明は、上述した問題点を解決し、用紙継ぎ足し面での摩擦係数の低下を防止し、重送の発生を低減させること実現した給紙装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明の給紙装置は、用紙を載置する用紙載置部と、この用紙載置部に載置された用紙を搬送させる給紙ローラと、この給紙ローラに当接した用紙とそれ以外の用紙とを分離させる分離部とを備えた給紙装置において、一方の面が用紙面の摩擦係数よりも高く他方の面が用紙面の摩擦係数よりも低く、かつ前記用紙載置部に用紙を継ぎ足す際に前記用紙載置部上の用紙と継ぎ足す用紙との間に介在させる重送防止シートの移動を規制して、給紙動作の際に前記重送防止シートと前記給紙ローラとの非当接状態を維持させる規制部を前記用紙載置部に設けたことを特徴とする。このように構成したことにより、既に用紙載置部に載置されている用紙面の摩擦係数が低下しても、重送防止シートと継ぎ足した用紙の外面との接触部において摩擦力が確保できるようになり、給紙の際に用紙載置部に載置されている用紙面と継ぎ足した用紙の外面との間に滑りが生ずることに起因する重送の発生が防止できる。
【0010】
また本発明の給紙装置は、用紙の両側部に用紙の位置を規制する一対のサイドフェンスを設け、前記重送防止シートの両側部に段部を形成し、前記サイドフェンスにおける用紙搬送方向に対して反対方向側端部に前記段部を当接させることによって前記重送防止シートの前記給紙ローラ側への移動を規制することを特徴とする。このように構成したことにより、用紙載置部側に特別な機構を設けることなく重送防止シートの位置規制が可能になる。
【0011】
また本発明の給紙装置は、前記重送防止シートの一部に孔を有する延出部を形成し、前記用紙載置部にボスを立設させ、前記孔を前記ボスに遊嵌させることによって前記重送防止シートの前記給紙ローラ側への移動を規制することを特徴とする。このように構成したことにより、重送防止シートの軽量化が図れ、重送防止シートの重さによる給紙性能への影響を低減することができる。
【0012】
また本発明の給紙装置は、前記重送防止シートの一部に孔を有する延出部を形成し、用紙の後端部の位置を規制するエンドフェンスを設け、このエンドフェンスの両側において前記エンドフェンスと一体に形成された突部に前記孔を遊嵌させることによって前記重送防止シートの前記給紙ローラ側への移動を規制することを特徴とする。このように構成したことにより、重送防止シートが、積載する用紙サイズに関係なく用紙に対して一定の面積で接触するために給紙性能の安定化を図ることができる。
【0013】
また本発明の給紙装置は、前記重送防止シートの一部に孔を有する延出部を形成し、用紙の両側部に設けられ用紙の位置を規制する一対のサイドフェンスとを設け、この一対のサイドフェンスの後端部側において前記サイドフェンスと一体に形成された突部に前記孔を遊嵌させることによって前記重送防止シートの前記給紙ローラ側への移動を規制することを特徴とする。このように構成したことにより、重送防止シートの軽量化が図れ、重送防止シートの重さによる給紙性能への影響を低減することができる。
【0014】
また本発明の給紙装置は、前記用紙載置部を、画像記録装置本体に対して着脱可能な給紙カセットと、前記給紙カセット内に上下動可能に設けられ、給紙の際に用紙を持ち上げて前記給紙ローラに押し当てる底板とから構成したことを特徴とする。このように構成したことにより、重送防止シートの取り付けが容易になる。
【0015】
また本発明の給紙装置は、前記重送防止シートを保管する場所を前記給紙カセットのカセットカバー上に設けたことを特徴とする。このように構成したことにより、重送防止シートの紛失や保管時の破損を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の第1実施形態の給紙装置および重送防止シートを示すものであり、図1(a)は内部の側面図、図1(b)は給紙カセットの平面図である。
【0019】
1は給紙カセット、2は給紙カセット1内に回動可能に設置された底板、3は給紙ローラ、4は給紙ローラ3に当接する分離パッド、5は給紙カセット1内に積載された用紙の両側部の位置を規制するサイドフェンス、6は給紙カセット1内に積載された用紙の後端部の位置を規制するエンドフェンス、7は用紙を継ぎ足す際に給紙カセット1に残った用紙上に載置する重送防止シート、8は給紙ローラ1の部位を除く給紙カセット1の上部をカバーするカセットカバー、9は給紙カセット1を装着する画像記録装置本体の外装カバーを示す。なお、以下の説明の便宜上、外装カバーに挿入する方向を前方、反対方向を後方と称する。
【0020】
底板2はサイドフェンス5,5およびエンドフェンス6に囲まれた領域内に設置されており、サイドフェンス5,5の後方に底板2の回動軸が位置する。また、底板2の下方には底板2を上方に付勢する図示しない付勢手段が設けられている。底板2上に載置された用紙は、サイドフェンス5,5およびエンドフェンス6によって両側部および後端部の位置決めがなされる。そして、給紙カセット1を画像記録装置本体にセットしたときに給紙ローラ3の下部に底板2の自由端が位置し、底板2が付勢手段によって上方に押し上げられることにより、最上位の用紙の先端部が給紙ローラ3に当接する。
【0021】
重送防止シート7は、底板2上に載置可能なサイズのシート材であり、重送防止シート7の両側部に形成された延出部7a,7aがサイドフェンス5,5の後端に当接するように底板2に載置された用紙上に積載される。この時、用紙先端部における少なくとも給紙ローラ3に当接する部位には重送防止シート7が積載されないように重送防止シート7の形状を設定する。さらに、重送防止シート7の一方の面は用紙面よりも摩擦係数が大きい面であり、他方の面は用紙面よりも摩擦係数が小さい面である。
【0022】
このように構成された重送防止シート7は、用紙が残っている給紙カセット1内にさらに用紙を継ぎ足す際に、残っている用紙と継ぎ足す用紙との間に介在させるものであり、残っている用紙に低摩擦係数の面を当接させ、継ぎ足す用紙に高摩擦係数の面を当接させる。
【0023】
次に、給紙動作について説明する。
【0024】
給紙カセット1内にセットされた用紙はサイドフェンスおよびエンドフェンスによって位置が規制されて底板2により持ち上げられ一定の給紙圧で給紙ローラ3に押し当てられる。そして、給紙ローラ3の回転により用紙は分離パッド4に送られて分離される。
【0025】
基本的には分離パッド4によって分離されるが、継ぎ足し面があると一度に3枚以上の用紙が分離パッド部に入りやすくなる。原理的に分離パッドに3枚以上の用紙が入ると分離不可能になり、重送が発生しやすくなる。
【0026】
そこで、用紙を継ぎ足しセットする際に重送防止シート7をユーザが継ぎ足し面に置きその上に用紙をセットする。
【0027】
用紙が給紙され始めると重送防止シート7は給紙ローラ方向にずれて行くがサイドフェンスの後端部に延出部7a,7aが突き当たり、重送防止シート7の位置が固定される。
【0028】
図2は用紙継ぎ足しセット状態での用紙間摩擦係数の関係を示す説明図であり、図2(a)は重送防止シートを積載させない場合、図2(b)は重送防止シートを積載させた場合を示す。
【0029】
図2(a)において、継ぎ足す用紙の下から3枚の用紙を用紙A,B,C、既にセットされている用紙の上から3枚の用紙を用紙D,E,F、用紙A−B間の摩擦係数をμ1、用紙B−C間の摩擦係数をμ2、用紙C−D間の摩擦係数をμ3、用紙D−E間の摩擦係数をμ4、用紙E−F間の摩擦係数をμ5とおく。
【0030】
継ぎ足していない所の用紙間摩擦係数はほぼ一定であるのに対して継ぎ足し面は用紙間の密着力不足、ホコリ等の異物混入等により摩擦係数が極端に低下している。すなわち、μ3<μ1=μ2=μ4=μ5の関係が成り立つ。
【0031】
通常、給紙分離部の条件を設定する場合には継ぎ足し面での極端な摩擦係数低下を考慮していない(考慮すると対応範囲が広すぎて機能的に破綻する)ため、継ぎ足し面では滑りやすくなり、重送等の不具合が発生するおそれがある。
【0032】
図2(b)においては図2(a)における用紙C−D間に重送防止シート7を介在させている。ここで、用紙Cと重送防止シート7上面間の摩擦係数をμ3 、重送防止シート7下面と用紙D間の摩擦係数をμ3 とおく。
【0033】
図2(b)に示すように上面の摩擦係数が高く下面の摩擦係数の低い重送防止シートを継ぎ足し面にセットすると用紙Cに搬送力が働いた場合に、
μ3 <μ1=μ2=μ4=μ5<μ3 の関係が成り立つ。そのため、重送防止シート7がストッパーの役割を行い、用紙B−C間の摩擦係数が増加するため用紙B,C(または用紙A,B,C)の重送を防止することができる。いわば重送防止シート7は、給紙カセット1内の最終紙の重送防止用に一般的に底板2上に設けられている高摩擦係数部材(ex.コルク)のような役目を果たしている。そして用紙Dを給紙する際は、重送防止シート7下面の摩擦係数が小さいために重送防止シート7に対して用紙Dが滑りやすくなり、重送防止シート7の存在が用紙D以降の用紙を給紙する際の妨げ(給紙力低下)にならない。
【0034】
このように構成された第1実施形態の装置によれば、用紙継ぎ足し面での摩擦係数の低下を防止し、重送の発生を低減させることが可能になる。
【0035】
図3は本発明の第2実施形態における給紙装置の給紙カセットおよび重送防止シートを示す平面図であり、20は突起、21は重送防止シートを示す。なお、図1に示す第1実施形態における部材と同一の部材については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0036】
第2実施形態の給紙装置は、第1実施形態の給紙装置における給紙カセット1の内部で、かつエンドフェンス6の両側部に突起20を立設させ、重送防止シート7の代わりに突起20,20に遊挿する孔を有する延出部21a,21aを備えた重送防止シート21を用いるものである。
【0037】
重送防止シート21は、第1実施形態の給紙装置における重送防止シート7の延出部7a,7aの代わりに孔を有する延出部21a,21aが形成されたものであり、この延出部21a,21aは重送防止シート21の後部両端の角部から斜め後方に延出するものである。なお、重送防止シート21の一方の面は用紙面よりも摩擦係数が大きい面であり、他方の面は用紙面よりも摩擦係数が小さい面である。
【0038】
そして、既にセットされている用紙が残っている状態から新たに用紙を継ぎ足す際に、重送防止シート21を、摩擦係数が小さい面を下方に向けた状態で延出部21a,21aの孔を突起20,20に遊挿させて用紙上に積載する。さらに、重送防止シート21上に新たに用紙を積載することにより、用紙の継ぎ足しが完了する。
【0039】
ところで、第1実施形態の重送防止シート7においては給紙の際に延出部7aが変形して用紙とともに搬送されることがないようにある程度の剛性が必要となり、それに伴い重量が増加することになるが、上述したように構成した第3実施形態によれば、突起20に延出部21aの孔を遊挿することによって重送防止シート21の移動が規制された状態になるため、第1実施形態の重送防止シート7よりも軽量なシート材を重送防止シート21として適用することが可能になる。しかも、ユーザが重送防止シート21をセットする際の位置のばらつきを抑えることが可能になり、また、セット位置が容易に判断できるためにユーザが重送防止シート21のセットミスを未然に防止することができる。
【0040】
図4は本発明の第3実施形態の給紙装置および重送防止シートの要部を示すものであり、図4(a)はエンドフェンスの正面図、図4(b)は給紙カセットの平面図であり、30はエンドフェンス、31は重送防止シートを示す。なお、図1に示す第1実施形態における部材と同一の部材については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0041】
第3実施形態の給紙装置は、第1実施形態の給紙装置におけるエンドフェンス6の代わりにエンドフェンス30を設け、重送防止シート7の代わりに重送防止シート31を用いるものである。
【0042】
図4(a)に示すようにエンドフェンス30には、両側部の下部から延出するL字状の突起30aが形成されており、給紙カセット1における底板2の後方に配置される。
【0043】
重送防止シート31は、第1実施形態の給紙装置における重送防止シート7の延出部7a,7aの代わりに孔を有する延出部31a,31aが形成されたものであり、この延出部31a,31aは重送防止シート31の後部の両端部から後方に延出するものである。なお、重送防止シート31の一方の面は用紙面よりも摩擦係数が大きい面であり、他方の面は用紙面よりも摩擦係数が小さい面である。
【0044】
そして、既にセットされている用紙が残っている状態から新たに用紙を継ぎ足す際に、重送防止シート31を、摩擦係数が小さい面を下方に向けた状態で延出部31a,31aの孔を突起30a,30aに遊挿させて用紙上に積載する。さらに、重送防止シート31上に新たに用紙を積載することにより、用紙の継ぎ足しが完了する。
【0045】
ところで、第2実施形態の給紙装置において、1種類の用紙サイズに対応した給紙カセット1であれば重送防止装置における摩擦力が作用する面積は変わらない。しかし、例えば、サイドフェンス5またはエンドフェンス6が移動可能であって多種類の用紙サイズに対応した給紙カセット1であれば、重送防止シート21が取付不可能な場合、あるいはエンドフェンス6の移動分だけ重送防止シート21の面積を削除しなければならない場合がある。一方、上述したように構成した第3実施形態によれば、エンドフェンス30と重送防止シート31との相対位置が変わらないため、用紙サイズが変化しても重送防止シート31において摩擦力が作用する面積が一定に保たれる。しかも、突起30aに延出部31aの孔を遊挿することによって重送防止シート31の移動が規制された状態になるため、第2実施形態と同様に、第1実施形態の重送防止シート7よりも軽量なシート材を重送防止シート31として適用することが可能になる。
【0046】
なお、第3実施形態によれば、エンドフェンス30と突起30a,30aとを一体に構成したが、図1(b)の延出部7a,7aに孔を形成し、サイドフェンス5,5の後端部に前記孔に遊嵌する突起を一体に設けても良い。
【0047】
図5は本発明の第4実施形態の給紙装置および重送防止シートにおける要部を示す側面図である。なお、図1に示す第1実施形態における部材と同一の部材については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0048】
第4実施形態の給紙装置は、第1実施形態の給紙装置におけるカセットカバー8の上部に重送防止シート7を収納するためのシート収納部8aを設けたものである。
【0049】
このように構成された第4実施形態の装置によれば、カセットカバー8にシート収納部8aを設けたことにより、重送防止シート7の紛失や保管時の破損を防止することができる。なお、カセットカバー8を透明材によって構成すればシート収納部8a内における重送防止シートの有無の判別が容易になる。
【0050】
【発明の効果】
以上、説明したように構成された本発明によれば、重送防止シートによって継ぎ足し面の摩擦係数が調整可能となるため重送等の障害発生を防止することができる。
【0051】
また、重送防止シートを固定する突起を設けたため、ユーザが重送防止シートをセットする際の位置のばらつきが抑えられ、さらに重送防止シートのセットミスの未然防止が可能になる。
【0052】
また、重送防止シートを固定する突起をエンドフェンスに設けたため、用紙サイズが変化しても重送防止シートの有効面積は一定に保たれる。
【0053】
また、重送防止シートを収納する場所を設けたため、重送防止シートの紛失や保管時の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の給紙装置および重送防止シートにおける要部を示す構成図
【図2】用紙継ぎ足しセット状態での用紙間摩擦係数の関係を示す説明図
【図3】本発明の第2実施形態における給紙装置の給紙カセットおよび重送防止シートを示す平面図
【図4】本発明の第3実施形態の給紙装置および重送防止シートの要部を示す構成図
【図5】本発明の第4実施形態の給紙装置および重送防止シートにおける要部を示す側面図
【符号の説明】
1 給紙カセット
2 底板
3 給紙ローラ
4 分離パッド
5 サイドフェンス
6,30 エンドフェンス
7,21,31 重送防止シート
7a,21a,31a 延出部
8 カセットカバー
8a シート収納部
9 外装カバー
20 突起

Claims (7)

  1. 用紙を載置する用紙載置部と、この用紙載置部に載置された用紙を搬送させる給紙ローラと、この給紙ローラに当接した用紙とそれ以外の用紙とを分離させる分離部とを備えた給紙装置において、
    一方の面が用紙面の摩擦係数よりも高く他方の面が用紙面の摩擦係数よりも低く、かつ前記用紙載置部に用紙を継ぎ足す際に前記用紙載置部上の用紙と継ぎ足す用紙との間に介在させる重送防止シートの移動を規制して、給紙動作の際に前記重送防止シートと前記給紙ローラとの非当接状態を維持させる規制部を前記用紙載置部に設けたことを特徴とする給紙装置。
  2. 用紙の両側部に用紙の位置を規制する一対のサイドフェンスを設け、前記重送防止シートの両側部に段部を形成し、前記サイドフェンスにおける用紙搬送方向に対して反対方向側端部に前記段部を当接させることによって前記重送防止シートの前記給紙ローラ側への移動を規制することを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 前記重送防止シートの一部に孔を有する延出部を形成し、前記用紙載置部にボスを立設させ、前記孔を前記ボスに遊嵌させることによって前記重送防止シートの前記給紙ローラ側への移動を規制することを特徴とする請求項1または2記載の給紙装置。
  4. 前記重送防止シートの一部に孔を有する延出部を形成し、用紙の後端部の位置を規制するエンドフェンスを設け、このエンドフェンスの両側において前記エンドフェンスと一体に形成された突部に前記孔を遊嵌させることによって前記重送防止シートの前記給紙ローラ側への移動を規制することを特徴とする請求項1または2記載の給紙装置。
  5. 前記重送防止シートの一部に孔を有する延出部を形成し、用紙の両側部に設けられ用紙の位置を規制する一対のサイドフェンスとを設け、この一対のサイドフェンスの後端部側において前記サイドフェンスと一体に形成された突部に前記孔を遊嵌させることによって前記重送防止シートの前記給紙ローラ側への移動を規制することを特徴とする請求項1または2記載の給紙装置。
  6. 前記用紙載置部を、画像記録装置本体に対して着脱可能な給紙カセットと、前記給紙カセット内に上下動可能に設けられ、給紙の際に用紙を持ち上げて前記給紙ローラに押し当てる底板とから構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の給紙装置。
  7. 前記重送防止シートを保管する場所を前記給紙カセットのカセットカバー上に設けたことを特徴とする請求項6記載の給紙装置。
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