JP3901449B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体集積回路に係わり、特に過電流を検出する保護機能を有する回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体集積回路の構成を図5に示す。この回路は、負荷の上側(ハイサイド)にスイッチング素子を有する。電源電圧VDD端子にNチャネル型パワーMOSFET MV1のドレインが接続され、ゲートがゲート信号VGを入力するゲート端子VGに接続され、ソースが出力端子OUTに接続されている。この出力端子OUTと接地端子との間に、図示されていない負荷が接続されている。この負荷に流れる電流が所定値を超えて過電流となった場合に、これを検知するため次のような構成が設けられている。
【0003】
MOSFET MV1を介して負荷に流れる電流を検出するため、電源電圧VDD端子と出力端子OUTとの間に抵抗R1、Nチャネル型MOSFET MD1のドレイン、ソースが直列に接続されている。抵抗R1とMOSFET MD1のドレインとの接続点が、比較器CMPの一端に接続され、電圧Vcp1として入力される。
【0004】
基準値設定用として、電源電圧VDD端子と接地端子との間に、Nチャネル型MOSFET MD2のドレイン、ソースと、抵抗R2と、略同一電流を流す電流源IREFが接続されている。抵抗R2と電流源IREFとの接続点が、比較器CMPの他端に接続され、電圧Vcp2として入力される。
【0005】
比較器CMPは電圧Vcp1>Vcp2である間は正常であると判断し、Vcp1<Vcp2の関係に反転すると、異常が発生したと判断して異常検出信号を出力する。
【0006】
ここで、MOSFET MV1のオン抵抗をRmv1、MOSFET MD1のオン抵抗をRmd1、MOSFET MD2のオン抵抗をRmd2、ユニット比:MOSFET MV1/MOSFET MD1をN倍、MOSFET MD1のゲートソース間電圧をVgsmd1、MOSFET MD2のゲートソース間電圧をVgsmd2とする。
【0007】
通常動作では、MOSFET MV1のゲートにハイレベルのゲート信号VGが入力されてオンし、出力端子OUTと接地端子との間に接続された負荷に電流が供給され、動作する。MOSFET MD1及びMD2も同様にオンする。
【0008】
抵抗R1とMOSFET MD1との接続点における電圧Vcp1は、MOSFET MV1のドレイン電流をIs1とすると、
Vcp1=VDD−(R1×Is1/N) (1)
で求まる。
【0009】
一方、抵抗R2と電流源IREFとの接続点における電圧Vcp2は、抵抗R2に流れる定電流IREFにより降下した値となり、以下の(2)式のようである。
【0010】
Vcp2=VDD−(IREF×R2) (2)
但し、R1>>Rmd1、R2>>Rmd2とする。
【0011】
また、MV1のオン抵抗をRmv1、MD1のオン抵抗をRmd1、MD2のオン抵抗をRmd2、MV1とMD1のユニット比をN倍、MD1,2のゲートソース間電圧をVgsmd1,Vgsmd2とする。
【0012】
正常に動作している間は、上述したように、Vcp1>Vcp2という関係にある。
【0013】
ところで、検出すべき異常には2種類の形態が存在する。第1の異常は、MOSFET MV1のゲートに十分にハイレベルに立ち上がったゲート信号VGが入力され、通常動作を行っている状態から、負荷に短絡が生じて異常が発生し、Vcp1<Vcp2となった場合である。
【0014】
第2の異常は、動作開始前の時点で既に負荷に短絡が生じており、この状態からMOSFET MV2のゲートに接地電圧から徐々にハイレベルへ立ち上がっていく途中でVcp1<Vcp2となり、異常が検出された場合である。以下に、それぞれについて説明する。
【0015】
(1)の場合:通常動作を行っている状態から、負荷に短絡が生じた場合(電源電圧VDD端子と出力端子OUT間との電圧小)
ゲート信号VGが十分にハイレベルに立ち上がってMOSFET MV1が低いオン抵抗で十分にオンしており、負荷に電流が供給されて駆動されている。この状態から負荷に短絡が発生して異常となった場合が相当する。
【0016】
MOSFET MV1が十分にオンしていることから、MOSFET MD1、MD2も同様に低抵抗で十分にオンしている。この時の検出電流、即ちMOSFET MV1のドレイン電流をIs1とすると、電圧Vcp1は上記(1)式で表される。
【0017】
電圧Vcp2は、上記(2)式で表される。
【0018】
この状態で、Vcp1<Vcp2 となった場合に、コンパレータから異常検出信号が出力される。
【0019】
(2)の場合:負荷に短絡が存在した状態から、ゲート信号がハイレベルに立ち上がる途上で異常が検出される場合(電源電圧VDD端子と出力端子OUT間との電圧大)
負荷が短絡している状態から、ゲート信号VGが徐々にハイレベルに立ち上がっていき、十分にハイレベルに到達する以前の段階でMOSFET MV1が高いオン抵抗でオンする。同様にMOSFET MD1及びMD2も高抵抗でオンする。この場合は、MOSFET MD1,2のオン抵抗は無視することができない。この場合の電圧Vcp1は、
Vcp1=(VDD−VOUT)×(Rmd1/(Rmd1+R1))(3)
で表される。
【0020】
電圧Vcp2は、
Vcp2=VG−Vgsmd2−(IREF×R2 ) (4)
で求まる。
【0021】
この状態で Vcp1<Vcp2 となった場合に、異常検出となる。
【0022】
この2つの異常検出は、同じ回路構成であるにもかかわらず、検出する時点における過電流の設定値が異なる。これは、式(1)〜(4)に示されるように、設定に必要な要素が異なるため、バラツキ温度特性が個々独立しているためである。
【0023】
そして、上記(1)の場合における異常検出においては、電圧Vcp1、Vcp2はともに電源電圧VDDを基準として決定される。しかし、上記(2)の場合における異常検出では、電圧Vcp1が電源電圧VDD基準であるが、電圧Vcp2はゲート信号VGの電圧を基準として決定される。このように、基準となる値が異なるため、検出すべき過電流値の設定が困難である。
【0024】
さらに、電源電圧VDDが変動した場合、電圧Vcp1及びVcp2とも電源電圧VDDを基準とする上記(1)の場合は、変動分が相殺されるので考慮しなくとも特に問題はない。
【0025】
しかし、上記(2)の場合は電圧Vcp1のみ電源電圧VDD基準であり、電圧Vcp2はゲート信号VGの電圧を基準とし式(4)には電源電圧VDDが含まれていない。よって、電源変動VDDが相殺されず、変動により検出すべき過電流の値にばらつきが生じることになる。
【0026】
さらに、上記(1)の場合は、電源電圧VDD近辺における電圧を比較器CMPにおいて比較し、上記(2)の場合は接地電圧近辺における電圧を比較する。このような場合に、比較器CMPの入力電圧範囲が狭いと上記(1)及び(2)の場合のいずれかにおいて所望の設定値において過電流を検出することができなくなるおそれがある。そこで、比較器CMPに幅広い入力電圧範囲が求められ、回路構成の複雑化及びコストの増大を招くこととなる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来は検出すべき異常の発生に2種類存在するが、過電流の設定値を同一にすることが困難である点、また電源変動の影響を受け易い点、比較器に幅広い入力電圧範囲が求められ、コストの増大を招く点が問題であった。
【0028】
本発明は上記事情に鑑み、過電流の設定値を統一し、また電源変動の影響を相殺し、さらにコスト増大を防止することが可能な半導体集積回路を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体集積回路は、電源端子と出力端子との間に接続され、制御信号を入力されてオン又はオフする第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子がオンして流れる電流に対応した第1の電圧を第1の電圧発生端子から発生する第1の電圧発生部と、前記電源端子と第2の電圧発生端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第2のスイッチング素子と、前記第2の電圧発生端子と接地端子との間に接続された電流源と、前記電源端子と第1の端子との間に接続された第3のスイッチング素子と、前記電源端子と前記第2の電圧発生端子との間に接続された第4のスイッチング素子とを有し、前記第3のスイッチング素子がオンして前記電源端子と前記第1の端子との間に電流が流れると、前記電源端子と前記第2の電圧発生端子との間に電流が流れるカレントミラー回路と、前記第1の端子と出力端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第5のスイッチング素子と、前記第1の電圧発生端子において発生した前記第1の電圧と、前記第2の電圧発生端子において発生した第2の電圧とを比較し、比較結果に応じた信号を出力する比較器とを備えることを特徴とする。
【0030】
また、本発明は、電源端子と出力端子との間に接続され、制御信号を入力されてオン又はオフする第1のスイッチング素子と、前記電源端子と第1の電圧発生端子との間に接続された第1の抵抗と、前記第1の電圧発生端子と出力端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第2のスイッチング素子と、前記電源端子と第1の端子との間に接続された第3のスイッチング素子と、前記電源端子と第2の端子との間に接続された第4のスイッチング素子とを有し、前記第1の端子の電圧に応じて前記第3及び第4のスイッチング素子がオン又はオフし、前記第3のスイッチング素子がオンして前記電源端子と前記第1の端子との間に電流が流れると、前記電源端子と第2の端子との間に電流が流れるカレントミラー回路と、前記第1の端子に一端が接続された第2の抵抗と、前記第2の抵抗の他端と出力端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第5のスイッチング素子と、前記第2の端子と第2の電圧発生端子との間に接続された第3の抵抗と、前記第2の電圧発生端子と接地端子との間に接続された電流源と、前記電源端子と前記第2の端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第6のスイッチング素子と、前記第1の電圧発生端子において発生した前記第1の電圧と、前記第2の電圧発生端子において発生した第2の電圧とを比較し、比較結果に応じた信号を出力する比較器とを備えることを特徴とする。
【0031】
あるいは本発明の半導体集積回路は、電源端子と出力端子との間に接続され、制御信号を入力されてオン又はオフする第1のスイッチング素子と、前記電源端子と第1の電圧発生端子との間に接続された第1の抵抗と、前記第1の電圧発生端子と出力端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第2のスイッチング素子と、前記電源端子と第1の端子との間に接続された第2の抵抗と、前記電源端子と第2の端子との間に接続され、前記第1の端子の電圧に応じてオン又はオフする第3のスイッチング素子と、前記第1の端子に一端が接続された第3の抵抗と、前記第の抵抗の他端と出力端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第4のスイッチング素子と、前記第2の端子と第2の電圧発生端子との間に接続された第4の抵抗と、前記第2の電圧発生端子と接地端子との間に接続された電流源と、前記電源端子と前記第2の端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第5のスイッチング素子と、前記第1の電圧発生端子において発生した前記第1の電圧と、前記第2の電圧発生端子において発生した第2の電圧とを比較し、比較結果に応じた信号を出力する比較器とを備えることを特徴としている。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0033】
(a)第1の実施の形態
本発明の第1の実施の形態による半導体集積回路の構成を図1に示す。
【0034】
本実施の形態は、図5に示された回路に対し、さらにMOSFET MD3、抵抗R3、PNP型バイポーラトランジスタP1及びP2を付加したものに相当する。
【0035】
電源電圧VDD端子にバイポーラトランジスタP1及びP2のエミッタがそれぞれ接続され、ベースが共にバイポーラトランジスタP1のコレクタに接続されており、トランジスタP1及びP2でカレントミラー回路を構成している。
【0036】
トランジスタP1のコレクタに抵抗R3の一端が接続され、他端にMOSFET MD3のドレインが接続されている。MOSFET MD3のゲートはゲート端子VGに接続され、ソースは出力端子OUTに接続されている。トランジスタP2のコレクタには、抵抗R2の一端が接続されている。他の同一の回路要素には同一の番号を付して説明を省略する。
【0037】
また、バイポーラトランジスタP1、P2のそれぞれのコレクタ・エミッタ間電圧を、Vce(P1)、Vce(P2)、それぞれのコレクタ電流をIc(P1)、Ic(P2)、電源電圧VDD端子−出力端子OUT間の電圧をVdsmv1とする。
【0038】
本実施の形態において、上述した2種類の(1)及び(2)の場合における異常の検出について述べる。
【0039】
(1)の場合:通常動作を行っている状態から、負荷に短絡が生じた場合(電源電圧VDD端子と出力端子OUT間との電圧小)
ゲート信号VGが十分にハイレベルに立ち上がってMOSFET MV1が低い導通抵抗で十分にオンしており、負荷に電流が供給されて駆動されている。この状態から負荷に短絡が発生して異常が検出される。
【0040】
MOSFET MV1が十分にオンしていることから、MOSFET MD1、MD2も同様に低抵抗で十分にオンしている。MOSFET MD2が十分にオンしていることから、バイポーラトランジスタP2のエミッタ、コレクタ間が短絡され、Vdsmv1<Vce(P1) の関係になり、トランジスタP2及びP1はいずれも動作しない(Vdsmv1=Is1×Rmv1)。
【0041】
この時の検出電流、即ちMOSFET MV1のドレイン電流をIs1とすると、電圧Vcp1は、図5に示された回路と同様に、上記(1)式で表される。電圧Vcp2は、上記(2)式で表される。
【0042】
この状態で、Vcp1<Vcp2 となった場合に、コンパレータから異常検出信号が出力される。
【0043】
(2)の場合:負荷に短絡が存在した状態から、ゲート信号がハイレベルに立ち上がる途上で異常が検出される場合(電源電圧VDD端子と出力端子OUT間との電圧大)
ゲート信号VGの電圧が徐々にハイレベルに向かって上昇していく。MOSFET MD2がオンする閾値よりもトランジスタP1がオンする閾値の方が低く設定されている。従って、ゲート信号VGの電圧が上昇していく途中において、MOSFET MD2がオンするより早いタイミングで、トランジスタP1がオンする。
【0044】
トランジスタP1がオンし、電源電圧VDD端子から抵抗R3へ向かって電流が流れると、カレントミラー効果によりトランジスタP2もオンし、電源電圧VDD端子から抵抗R2に向かって電流が流れる。
【0045】
ここで、トランジスタP1、P2のそれぞれのドレイン電流が、Ic(P1)<Ic(P2)となるように設定し、Vce(P2)が飽和領域となるように設定することにより、MOSFET MD2のソース電圧がゲート電圧より高くなる。これにより、MOSFET MD2は動作せずオフ状態を維持する。
【0046】
検出電流(MV1のドレイン電流)をIs2とすると、電圧Vcp1は、
Vcp1=VDD−(R1×Is2/N) (5)
で表される。一方、電圧Vcp2は、
Vcp2=VDD−Vce(P2)−IREF×R2 (6)
となる。
【0047】
ただし、Vce(P2)≪IREF×R2 とする。
【0048】
この状態で、Vcp1<Vcp2 となった場合に異常検出となる。
【0049】
上記式(5)及び(6)より明らかなように、どちらの場合においても電源電圧VDDを基準として比較器CMPにより電圧Vcp1と電圧Vcp2とを比較することができる。よって、上記(1)、(2)のいずれの場合においても過電流の検出値を設定することが容易である。
【0050】
さらに、電源電圧VDDが変動した場合にも、上記(1)及び(2)のいずれの場合においても電圧Vcp1及びVcp2が共に電源電圧VDDを基準としている。このため、電源電圧VDDの変動分が相殺されることとなり、変動の影響を考慮する必要がない。
【0051】
また、上記(1)、(2)のいずれの場合であっても、電源電圧VDD近辺の電圧Vcp1及びVcp2を検出することになる。従って、比較器CMPに要求される入力電圧範囲も広くする必要がなく、コスト増大を防止することができる。
【0052】
(b)第2の実施の形態
上記第1の実施の形態では、バイポーラトランジスタP1及びP2によりカレントミラー回路を構成している。しかし、バイポーラトランジスタに限らず、P型MOSFETを用いてカレントミラー回路を構成してもよい。この場合の構成を、本発明の第2の実施の形態としてその構成を図2に示す。
【0053】
MOSFET MP1及びMP2のソースが電源電圧VDD端子にそれぞれ接続され、ゲートが共にMOSFET MP1のドレインに接続され、MOSFETMP1のドレインが抵抗R3の一端に接続され、MOSFET MP2のドレインが抵抗R2の一端に接続されている。
【0054】
この場合にも、上記第1の実施の形態と同様の作用、効果を得ることができる。即ち、負荷の状態に係わらず電源電圧VDDを基準として電圧Vcp1と電圧Vcp2とを比較することができるので、いずれの場合においても過電流の検出値の設定が容易である。また、電源電圧VDDの変動分が電圧Vcp1、電圧Vcp2間で相殺され変動の影響を考慮する必要がない。さらに、電圧Vcp1、Vcp2が共に電源電圧VDD近辺であるため比較器CMPに要求される入力電圧範囲も広くする必要がなく、コスト増大を防止することができる。
【0055】
(c)第3の実施の形態
上記第1、第2の実施の形態では、二つのトランジスタP1及びP2、又はMP1及びMP2を用いてカレントミラー回路を構成している。しかし、必ずしもカレントミラー回路を構成する必要はなく、一方のトランジスタを抵抗素子に置き替えてもよい。
【0056】
本実施の形態は、図2に示された上記第2の実施の形態において、MOSFET MP1を抵抗R4に置き換え、MOSFET MP2のゲートを抵抗R4とR3との接続点に接続したものに相当する。他の上記第2の実施の形態と同一要素には同一の番号を付して説明を省略する。
【0057】
本実施の形態においても、上記第2の実施の形態と同様な効果を得ることができる。即ち、負荷が上記(2)の場合において、ゲート信号VGの電圧が徐々に上昇していく途中で、抵抗R3及びR4の接続点の電圧を入力されたトランジスタMP2が先にオンし、トランジスタMD2はオフ状態を維持する。これにより、上記(1)、(2)のいずれの場合においても過電流の検出値の設定が容易であり、電源電圧VDDの変動を考慮する必要がなく、さらに比較器CMPに要求される入力電圧範囲を広くする必要がなくコストが低減される。
【0058】
(d)第4の実施の形態
本実施の形態は、上記第1の実施の形態におけるパワーMOSFET MV1の替わりに、電圧制御型の素子として、図4に示されたようにIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor) IGを用いたものに相当する。
【0059】
本実施の形態においても、上記第1〜第3の実施の形態と同様の作用、効果を得ることができる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の半導体集積回路は、負荷に接続された第1のスイッチング素子に流れる過電流の検出を電源電圧を基準として行うことにより、負荷の状態に係わらず過電流の検出値の設定が容易であり、また比較器により第1、第2の電圧を比較する際に電源電圧の変動分が相殺されて電源変動に依存せず、さらに負荷の状態に係わらず比較器に入力する第1、第2の電圧が電源電圧近辺であることから比較器の入力電圧範囲の設定が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による半導体集積回路の構成を示した回路図。
【図2】本発明の第2の実施の形態による半導体集積回路の構成を示した回路図。
【図3】本発明の第3の実施の形態による半導体集積回路の構成を示した回路図。
【図4】本発明の第4の実施の形態による半導体集積回路の構成を示した回路図。
【図5】従来の半導体集積回路の構成を示した回路図。
【符号の説明】
P1、P2 PNP型バイポーラトランジスタ
MD1、MD2、MD3 MOSFET
R1、R2、R3、R4 抵抗
MV1 パワーMOSFET
IREF 電流源
MP1、MP2 Pチャネル型MOSFET
VDD 電源電圧端子
VG ゲート電圧端子
OUT 出力端子

Claims (3)

  1. 電源端子と出力端子との間に接続され、制御信号を入力されてオン又はオフする第1のスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子がオンして流れる電流に対応した第1の電圧を第1の電圧発生端子から発生する第1の電圧発生部と、
    前記電源端子と第2の電圧発生端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第2のスイッチング素子と、
    前記第2の電圧発生端子と接地端子との間に接続された電流源と、
    前記電源端子と第1の端子との間に接続された第3のスイッチング素子と、前記電源端子と前記第2の電圧発生端子との間に接続された第4のスイッチング素子とを有し、前記第3のスイッチング素子がオンして前記電源端子と前記第1の端子との間に電流が流れると、前記電源端子と前記第2の電圧発生端子との間に電流が流れるカレントミラー回路と、
    前記第1の端子と出力端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第5のスイッチング素子と、
    前記第1の電圧発生端子において発生した前記第1の電圧と、前記第2の電圧発生端子において発生した第2の電圧とを比較し、比較結果に応じた信号を出力する比較器と、
    を備えることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 電源端子と出力端子との間に接続され、制御信号を入力されてオン又はオフする第1のスイッチング素子と、
    前記電源端子と第1の電圧発生端子との間に接続された第1の抵抗と、
    前記第1の電圧発生端子と出力端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第2のスイッチング素子と、
    前記電源端子と第1の端子との間に接続された第3のスイッチング素子と、前記電源端子と第2の端子との間に接続された第4のスイッチング素子とを有し、前記第1の端子の電圧に応じて前記第3及び第4のスイッチング素子がオン又はオフし、前記第3のスイッチング素子がオンして前記電源端子と前記第1の端子との間に電流が流れると、前記電源端子と第2の端子との間に電流が流れるカレントミラー回路と、
    前記第1の端子に一端が接続された第2の抵抗と、
    前記第2の抵抗の他端と出力端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第5のスイッチング素子と、
    前記第2の端子と第2の電圧発生端子との間に接続された第3の抵抗と、
    前記第2の電圧発生端子と接地端子との間に接続された電流源と、
    前記電源端子と前記第2の端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第6のスイッチング素子と、
    前記第1の電圧発生端子において発生した前記第1の電圧と、前記第2の電圧発生端子において発生した第2の電圧とを比較し、比較結果に応じた信号を出力する比較器と、
    を備えることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 電源端子と出力端子との間に接続され、制御信号を入力されてオン又はオフする第1のスイッチング素子と、
    前記電源端子と第1の電圧発生端子との間に接続された第1の抵抗と、
    前記第1の電圧発生端子と出力端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第2のスイッチング素子と、
    前記電源端子と第1の端子との間に接続された第2の抵抗と、
    前記電源端子と第2の端子との間に接続され、前記第1の端子の電圧に応じてオン又はオフする第3のスイッチング素子と、
    前記第1の端子に一端が接続された第3の抵抗と、
    前記第の抵抗の他端と出力端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第4のスイッチング素子と、
    前記第2の端子と第2の電圧発生端子との間に接続された第4の抵抗と、
    前記第2の電圧発生端子と接地端子との間に接続された電流源と、
    前記電源端子と前記第2の端子との間に接続され、前記制御信号を入力されてオン又はオフする第5のスイッチング素子と、
    前記第1の電圧発生端子において発生した前記第1の電圧と、前記第2の電圧発生端子において発生した第2の電圧とを比較し、比較結果に応じた信号を出力する比較器と、
    を備えることを特徴とする半導体集積回路。
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