JP3899727B2 - 画像再生装置 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、画像再生装置に係り、より詳しくは、動画像データを動きの状態を示す情報が含まれた符号化データに変換する符号化方式によって得られた符号化データを復号して再生する画像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、動画像の圧縮方式(符号化方式)としてMPEG(Moving Picture coding Experts Group)方式が広く用いられている。
【0003】
ところで、上記MPEG方式によって符号化された動画像が記録されたハードディスク、光磁気ディスク等のメディアから符号化データを読み出して復号し、ディスプレイ等に表示することによって再生する画像再生装置では、2つの異なる動画像のなかの類似動作を略同時にディスプレイに表示する機能が要望されている。
【0004】
この機能を具体的に説明すると、例えばゴルフのスウィングシーンの動画像を考えた場合、手本となるスウィングシーンの動画像と、ユーザのスウィングシーンの動画像との各々のスウィング開始動作から略同時にディスプレイに表示するといった機能であり、ユーザはこれを参照することによって手本となるゴルフスウィングと自己のゴルフスウィングとを視覚的に比較することができる。
【0005】
従来、この種の機能を実現するためには、2つの異なる動画像を示す符号化データを各々異なるメディアに記録しておき、図12に示すように、ユーザが上記異なるメディアを異なる画像再生装置90及び90’に各々装着して各画像再生装置90及び90’によって各動画像をディスプレイ40A及び40Bに各々再生し、各々の類似動作の頭だしを行って略同時に再生を開始していた。
【0006】
すなわち、従来の画像再生装置では、自動的に類似動作の同時再生を行うことができない、という問題点があった。
【0007】
本発明は上記問題点を解消するために成されたものであり、自動的に複数の動画像における類似動作を同時に再生することができる画像再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像再生装置には、動画像データを動きの状態を示す情報が含まれた符号化データに変換する符号化方式によって得られた符号化データを復号する復号手段が備えられており、本請求項1記載の画像再生装置では、複数の動画像の各々の上記符号化データに含まれた上記動きの状態を示す情報が記憶手段によって記憶される。
【0009】
その後、請求項1記載の画像再生装置では、上記記憶手段に記憶された複数の動画像の各々の動きの状態を示す情報が比較手段によって比較され、該比較手段による比較結果に基づいて上記複数の動画像における類似動作の動作開始位置が検出手段によって検出される。
【0010】
更に請求項1記載の画像再生装置では、制御手段により、上記検出手段によって検出された上記動作開始位置から上記複数の動画像の符号化データの復号が略同時に開始されるように上記復号手段が制御されて上記複数の動画像が同時に再生される。
【0011】
このように、請求項1に記載の画像再生装置によれば、符号化データに含まれる動きの状態を示す情報に基づいて複数の動画像における類似動作の動作開始位置を検出しているので、自動的に複数の動画像における類似動作の画像を略同時に再生することができる。
【0012】
また、請求項2記載の画像再生装置では、請求項1記載の発明における複数の動画像のうちの1つが上記検出手段による検出の基準となる基準動画像とされ、残りが上記検出手段により上記類似動作の動作開始位置が検出される被検出動画像とされる。
【0013】
また、請求項2記載の画像再生装置では、指示入力手段によって上記基準動画像の検出すべき動作開始位置の指示が入力される。
【0014】
更に請求項2記載の画像再生装置では、上記記憶手段によって上記基準動画像及び上記被検出動画像の各々の符号化データに含まれた動きの状態を示す情報が記憶され、上記比較手段によって、記憶手段に記憶された基準動画像の検出すべき動作開始位置近傍の動きの状態を示す情報と被検出動画像の動きの状態を示す情報とが比較され、更に、上記検出手段によって、上記比較手段による比較結果に基づいて、基準動画像の検出すべき動作開始位置の動作に対する被検出動画像における類似動作の動作開始位置が検出される。
【0015】
このように、請求項2に記載の画像再生装置によれば、符号化データに含まれる動きの状態を示す情報に基づいて、基準動画像の検出すべき動作開始位置の動作に対する被検出動画像における類似動作の動作開始位置を検出しているので、請求項1記載の発明と同様に、自動的に複数の動画像における類似動作の画像を略同時に再生することができる。
【0016】
ところで、請求項1又は請求項2記載の発明における符号化方式として、例えば上述したMPEGを適用した場合、符号化データにおけるPピクチャ及びBピクチャには、動きの状態を示す情報として画像の動きの大きさ及び方向を示すベクトル情報(動きベクトルデータ)が含まれている。
【0017】
従って、請求項3記載の発明のように、請求項1又は請求項2記載の発明における前記動きの状態を示す情報として、ベクトル情報と、ベクトル情報におけるベクトルの大きさ及び方向の少なくとも一方のヒストグラムと、の少なくとも一方を適用することによって、上記MPEGのような、動きの状態を示す情報としてベクトル情報を含む符号化方式を適用した場合に短時間に類似動作の検出を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、符号化方式としてMPEGを適用し、かつ本発明の画像再生装置を、画像の記録及び再生を行うことができる画像記録再生装置に適用した場合の実施の形態について詳細に説明する。
【0019】
〔第1実施形態〕
まず、図1を参照して、本第1実施形態に係る画像記録再生装置10の構成について説明する。同図に示すように、本第1実施形態に係る画像記録再生装置10は、画像記録再生装置10全体の動作を司る制御部12、画像データのMPEGによる符号化とMPEGによる符号化データの復号との双方を行う2つの符号化復号化部14A、14B、セットされたメディア(本実施形態では光磁気ディスク)に対する符号化データの記録及び該メディアからの符号化データの読み取りを行うメディアドライブ16、基準動画像と被検出動画像との動きベクトルデータを比較する動き比較部18、ユーザからの各種指示を入力する指示入力部20、出力切換スイッチ22、及び入力切換スイッチ24を含んで構成されている。なお、符号化復号化部14Aと符号化復号化部14Bとは同一の構成とされているが、該構成については後述する。
【0020】
また、動き比較部18は、2つの動きベクトルバッファ30、32、及び比較器34を含んで構成されている。
【0021】
メディアドライブ16のデータ出力端子は出力切換スイッチ22の入力端子に接続されており、出力切換スイッチ22の各出力端子は符号化復号化部14A及び符号化復号化部14Bの各々の符号化データを入力する入力端子に各々接続されている。
【0022】
また、符号化復号化部14A及び符号化復号化部14Bの各々の符号化データを出力する出力端子は入力切換スイッチ24の各入力端子に各々接続されており、入力切換スイッチ24の出力端子は上記メディアドライブ16のデータ入力端子に接続されている。
【0023】
一方、符号化復号化部14A及び符号化復号化部14Bの各々の画像データを入力する入力端子は外部に設けられた符号化すべき画像データを生成して出力する図示しない情報処理装置に接続されており、符号化復号化部14A及び符号化復号化部14Bの各々の復号画像データを出力する出力端子は外部に設けられたディスプレイ40A及び40Bの各々の画像データ入力端子に各々接続されている。
【0024】
また、出力切換スイッチ22の各出力端子は動きベクトルバッファ30及び動きベクトルバッファ32の各入力端子に各々接続されており、動きベクトルバッファ30及び32の各々の出力端子は比較器34の入力端子に接続されており、更に比較器34の出力端子は制御部12に接続されている。
【0025】
一方、指示入力部20の出力端は制御部12に接続されており、制御部12はユーザにより指示入力部20によって入力された各種指示を検知することができる。また、制御部12はメディアドライブ16、2つの符号化復号化部14A、14B、出力切換スイッチ22、入力切換スイッチ24にも接続されており、これらの状態を制御する。
【0026】
次に、図2を参照して、符号化復号化部14A(14B)の詳細な構成について説明する。
【0027】
同図に示すように、符号化復号化部14A(14B)には入力データの入力先を切り換えると共に該入力データの転送先を切り換える2入力2出力のスイッチ50が備えられており、スイッチ50の一方の入力端子にはメディアドライブ16にセットされたメディアに記録すべき画像データが入力され、他方の入力端子には該メディアに記録されている符号化データが入力されるように構成されている。すなわち、スイッチ50の一方の入力端子には上記図示しない情報処理装置が接続され、他方の入力端子には出力切換スイッチ22(図1参照)の出力端子が接続される。
【0028】
一方、スイッチ50の一方の出力端子は、入力された画像データをMPEGのIピクチャ、Pピクチャ及びBピクチャの各ピクチャに圧縮するための演算が都合よく行えるように並び替える並び替え部52を介して演算部54のプラス側入力端に接続されている。
【0029】
演算部54の出力端は、入力された画像データを8×8画素のブロックに分割して各ブロック毎に離散コサイン変換演算を行ってスペクトル化する離散コサイン変換部(以下、DCT部という)56を介して、入力されたデータ(DCT係数)をDC成分(直流成分)とAC成分(交流成分)とで独立して量子化して高域成分を削減する量子化部58の入力端に接続されている。
【0030】
量子化部58の出力端は2つに分岐されて、一方は入力されたデータをハフマンテーブル62に基づいてハフマン符号化してデータ量を圧縮する可変長符号化部60の入力端に接続され、他方は2入力1出力のスイッチ64の一方の入力端子に接続されている。
【0031】
スイッチ64の出力端子は入力されたデータに対して逆量子化を行う逆量子化部66と、入力されたデータに対して逆離散コサイン変換演算を行う逆離散コサイン変換部(以下、逆DCT部という)68とを順に介して演算部70の一方の入力端に接続されている。
【0032】
また、演算部70の出力端は動き補償予測を行う動き補償予測部72、及び該動き補償予測部72に出力端が接続されて該動き補償予測部72による動き補償予測の際に用いられるフレームメモリ74の各々の入力端に接続されており、動き補償予測部72の出力端は上記演算部54のマイナス側入力端及び演算部70の他方の入力端に接続されている。
【0033】
一方、可変長符号化部60の出力端は2入力1出力のスイッチ76の一方の入力端子に接続されており、スイッチ76の出力端子は符号化データを一時的に記憶するバッファ78を介して1入力2出力のスイッチ82の入力端子に接続されている。またバッファ78は符号化データの転送レートを制御するビットレート制御部80及びスイッチ81を介して上記量子化部58に接続されている。
【0034】
また、スイッチ82の一方の出力端子は、入力されたデータをハフマンテーブル62に基づいてハフマン復号する可変長復号化部84を介して上記スイッチ64の他方の入力端子に接続されている。
【0035】
更に、上記スイッチ82の他方の出力端子は当該符号化復号化部14A(14B)の符号化データを出力する端子に、上記演算部70の出力端はスイッチ86を介して当該符号化復号化部14A(14B)の復号画像データを出力する端子に、各々接続されている。また、スイッチ76の他方の入力端子はスイッチ50の他方の出力端子に接続されている。
【0036】
以上のように構成された符号化復号化部14A(14B)では、スイッチ50、スイッチ64、スイッチ76、スイッチ81、スイッチ82及びスイッチ86に制御部12が接続されており、各スイッチの接続状態を制御部12によって制御することができる。なお、図2では上記図示しない情報処理装置から入力された画像データに対して符号化を行う場合に制御部12によって設定される各スイッチの状態が示されており、入力された符号化データを復号する場合には、各スイッチとも同図に示す状態とは逆の状態となるように制御部12によって制御される。以下の説明では、上記各スイッチが図2に示す状態とされたモードを符号化モードといい、図2に示す状態とは逆の状態とされたモードを復号モードという。
【0037】
制御部12が本発明の検出手段及び制御手段に、符号化復号化部14A及び14Bが本発明の復号手段に、指示入力部20が本発明の指示入力手段に、動きベクトルバッファ30及び32が本発明の記憶手段に、比較器34が本発明の比較手段に、各々相当する。
【0038】
以上のように構成された画像記録再生装置10には、メディアドライブ16にセットされた1つのメディアに対する2つの異なる動画像の同時記録を行う機能(以下、同時記録機能という)、上記1つのメディアに記録されている2つの異なる動画像の同時再生を行う機能(以下、同時再生機能という)、及び上記メディアに記録されている2つの異なる動画像における類似動作の動作開始画像からの同時再生を行う機能(以下、類似画像同時再生機能という)、の各機能が備えられている。
【0039】
次に、本第1実施形態に係る画像記録再生装置10の作用について説明する。まず、図1乃至図3を参照して、画像記録再生装置10が同時記録機能を実行する際の作用を説明する。なお、図3は図2に示した符号化復号化部14A(14B)における符号化モード時の画像データの転送経路のみを抽出して示したものである。
【0040】
この場合、制御部12は、まず符号化復号化部14A及び符号化復号化部14Bのスイッチ50、スイッチ64、スイッチ76、スイッチ81、スイッチ82及びスイッチ86の接続状態が図2に示す状態となるように制御することによって各符号化復号化部を符号化モードに設定する。
【0041】
このように符号化モードに設定された符号化復号化部14A(14B)では入力された画像データG1(G2)に対して以下のように符号化が行われる。
【0042】
すなわち、図3に示すように、まず、符号化すべき画像データが並び替え部52によって並び替えられ、Iピクチャに対応する画像データに対してDCT部56によって離散コサイン変換演算が行われ、その後に量子化部58によって量子化演算が行われて高域成分が除去される。
【0043】
量子化部58によって高域成分が除去されたデータは可変長符号化部60によってハフマン符号化されて順次バッファ78に記憶されてIピクチャの符号化データとして出力されると共に、逆量子化部66、逆DCT部68、演算部70、動き補償予測部72及びフレームメモリ74によって構成されたフィードバック系によって画像中の動いているものが検出され、動きベクトルデータが得られて、この動きベクトルデータに対応する画像データがPピクチャ及びBピクチャに対応する画像データから演算部54によって差し引かれて、より少ない画像情報のみがDCT部56、量子化部58及び可変長符号化部60から成る符号化パスに送られてPピクチャ及びBピクチャの符号化データが得られる。従って、Pピクチャ及びBピクチャの符号化データは、バッファ78から出力される符号化データと動き補償予測部72において得られた動きベクトルデータとを合わせたものである。
【0044】
一方、MPEGでは符号化する画像データの種類等によってデータ量が変化するため、符号化データの転送レートが所望のレートとなるように制御することが好ましい。
【0045】
そこで本実施形態に係る符号化復号化部14A(14B)では、ビットレート制御部80によって所定時間内にバッファ78に記憶される符号化データの量が検出され、量子化部58にフィードバックされる。すなわち、データの転送レートが高い場合は量子化部58による量子化の度合いを大きくしてデータ量を減らし、逆に転送レートが低い場合には量子化部58による量子化の度合いを小さくしてデータ量を増やす。
【0046】
以上の符号化が、入力された全ての画像データに対して繰り返して実施される。
【0047】
このように符号化復号化部14A及び符号化復号化部14Bが動作している間に、制御部12は所定時間毎に入力切換スイッチ24の接続状態が図1に示す状態及び図1に示す状態とは逆の状態となるように入力切換スイッチ24を制御する。これによって、上記所定時間毎に符号化復号化部14Aの符号化データの出力端子がメディアドライブ16に接続される状態と符号化復号化部14Bの符号化データの出力端子がメディアドライブ16に接続される状態とが交互に切り換えられる。
【0048】
従って、メディアドライブ16には、符号化復号化部14Aによって得られた画像データG1の符号化データ及び符号化復号化部14Bによって得られた画像データG2の符号化データが上記所定時間毎に交互に出力されるので、制御部12はメディアドライブ16に入力された画像データG1及びG2に各々対応する各符号化データが、メディアドライブ16にセットされたメディアの異なるトラックに記録されるようにメディアドライブ16を制御する。
【0049】
これによって、図5(A)に示すように、上記メディアには2つの異なる画像データG1及びG2に対応する符号化データを見かけ上同時に記録することができる。
【0050】
次に、図4を参照して、画像記録再生装置10が同時再生機能を実行する際の作用を説明する。なお、図4は図2に示した符号化復号化部14A(14B)における復号モード時の符号化データの転送経路のみを抽出して示したものである。
【0051】
この場合、制御部12は、まず符号化復号化部14A及び符号化復号化部14Bの各々のスイッチ50、スイッチ64、スイッチ76、スイッチ81、スイッチ82及びスイッチ86を図2に示した状態とは逆の状態となるように制御することによって各符号化復号化部を復号モードに設定する。
【0052】
その後、制御部12はメディアドライブ16にセットされたメディアに記録されている2つの異なる動画像に対応する符号化データを所定時間毎に交互に読み取って出力するようにメディアドライブ16を制御すると共に、出力切換スイッチ22の接続状態が上記所定時間毎に図1に示す状態及び図1に示す状態とは逆の状態となるように出力切換スイッチ22を制御する。これによって、符号化復号化部14A及び符号化復号化部14Bには各々上記2つの異なる動画像の符号化データB1及びB2(図1参照)が上記所定時間毎に入力される。
【0053】
このように制御部12による各部の制御が行われている間に、符号化復号化部14A及び符号化復号化部14Bでは入力された符号化データB1及びB2に対して以下のように復号が行われる。
【0054】
すなわち、図4に示すように、まず、入力されたIピクチャに対応する符号化データがスイッチ50及びスイッチ76を順に介してバッファ78に記憶された後に可変長復号化部84に入力され、該可変長復号化部84によってハフマンコードが復号される。
【0055】
その後、復号されたハフマンコードが逆量子化部66によって逆量子化された後、逆DCT部68によって逆離散コサイン変換演算された後にスイッチ86を介してIピクチャの復号画像データとして出力されると共にフレームメモリ74に記憶される。
【0056】
そしてフレームメモリ74に記憶されたデータ及び動きベクトルデータの情報に基づいてBピクチャ及びPピクチャに対応する画像データが動き補償予測部72によって復号されて復号画像データとして出力される。
【0057】
以上の復号が、入力された全ての符号化データに対して繰り返して実施される。
【0058】
このように符号化復号化部14A及び符号化復号化部14Bが動作している間に、出力切換スイッチ22の接続状態は上述したように所定時間毎に図1に示す状態及び図1に示す状態とは逆の状態となるように制御部12によって制御されているので、符号化復号化部14A及び符号化復号化部14Bの各々の復号画像データの出力端子からは2つの異なる符号化データに対する復号画像データが交互にディスプレイ40A及び40Bに各々出力され、図5(B)に示すように、2つの符号化データB1及びB2を見かけ上同時に再生することができる。
【0059】
次に、図6を参照して、画像記録再生装置10が類似画像同時再生機能を実行する際の作用を説明する。なお、図6は画像記録再生装置10が類似画像同時再生機能を実行する際に制御部12で実行される制御プログラムの流れを示すフローチャートである。
【0060】
まずステップ100では、初期設定として出力切換スイッチ22の接続状態が図1に示す状態となるように出力切換スイッチ22を制御すると共に、符号化復号化部14A及び符号化復号化部14Bを復号モードに設定する。
【0061】
次のステップ102では、一方の動画像(画像検出の基準となる動画像でり、以下、基準動画像という)に対応する符号化データのメディアからの読み出しを開始するようにメディアドライブ16を制御する。
【0062】
このように制御部12によって各部が制御された状態下で、符号化復号化部14Aでは入力された基準動画像の符号化データに対して上記と同様に復号が行われるので、ディスプレイ40Aへの基準動画像の再生が開始される。これに伴って動きベクトルバッファ30には基準動画像に対応する符号化データのPピクチャ及びBピクチャに含まれる動きベクトルデータM1が順次記憶される。
【0063】
ユーザはディスプレイ40Aに再生されている基準動画像を参照して、基準動画像における所望の動作の動作開始画像がディスプレイ40Aに表示された時点で指示入力部20による指示入力を行う。
【0064】
そこで次のステップ104では、上記指示入力があったか否かを判定し、なかった場合(否定判定の場合)はステップ106へ移行して上記基準動画像の再生が終了したか否かを判定し、終了した場合(肯定判定の場合)は本制御プログラムを終了し、終了していない場合(否定判定の場合)には上記ステップ104へ戻る。
【0065】
一方、上記ステップ104において上記指示入力があったと判定された場合(肯定判定の場合)にはステップ108へ移行して基準動画像の読み取り及び符号化復号化部14Aへの出力を停止することによって基準動画像のディスプレイ40Aによる再生を停止する。従って、動きベクトルバッファ30には、基準動画像における上記所望の動作の動作開始画像を含めた複数の画像の動きベクトルデータが保持された状態となる。
【0066】
次のステップ110では、基準動画像の再生停止位置を示す情報を制御部12内の図示しないメモリに記憶し、次のステップ112では、出力切換スイッチ22の接続状態が図1に示す状態とは逆の状態となるように出力切換スイッチ22を制御する。
【0067】
次のステップ114では、他方の動画像(上記所望の動作の動作開始画像に類似する画像が検出される動画像であり、以下、被検出動画像という)の符号化データのメディアからの読み出しを開始するようにメディアドライブ16を制御する。
【0068】
このように制御部12によって各部が制御された状態下で、符号化復号化部14Bでは入力された被検出動画像に対応する符号化データに対して上記と同様に復号が行われるので、ディスプレイ40Bへの被検出動画像の再生が開始される。
【0069】
これに伴って動きベクトルバッファ32には被検出動画像に対応する符号化データのPピクチャ及びBピクチャに含まれる動きベクトルデータM2が順次記憶されると共に、動きベクトルバッファ30に保持されている基準動画像における上記所望の動作の動作開始画像を含めた複数画像の動きベクトルデータM1と動きベクトルバッファ32に順次記憶される被検出動画像の動きベクトルデータM2とが比較器34によって比較され、該比較結果が制御部12に順次出力される。
【0070】
従って次のステップ116では、比較器34から順次入力された上記比較結果に基づいて、動きベクトルバッファ32に記憶された動きベクトルデータM2が上記動きベクトルバッファ30に保持されている動きベクトルデータM1に類似しているか否かを判定し、類似していない場合(否定判定の場合)はステップ118へ移行して被検出動画像の再生が終了したか否かを判定し、終了していない場合(否定判定の場合)は上記ステップ116へ戻り、終了した場合(肯定判定の場合)には本制御プログラムを終了する。
【0071】
一方、上記ステップ116において動きベクトルバッファ32に記憶された動きベクトルデータM2が上記動きベクトルバッファ30に保持されている動きベクトルデータM1に類似していると判定された場合(肯定判定の場合)にはステップ120へ移行して、被検出動画像の再生を停止した後にステップ122ヘ移行して被検出動画像の再生停止位置を示す情報を上記図示しないメモリに記憶する。
【0072】
次のステップ124では、上記ステップ110及びステップ122において上記図示しないメモリに記憶した基準動画像及び被検出動画像の各々の再生停止位置を示す情報に基づいて、基準動画像及び被検出動画像の各々の再生開始位置(すなわち、上記再生停止位置)の頭だしを行った後に同時に各動画像の再生を開始する。なお、この際の動画像の同時再生は、上記同時再生機能と同様に行われる。
【0073】
次のステップ126では各動画像の再生の終了待ちを行い、その後に本制御プログラムを終了する。
【0074】
上記ステップ116及びステップ118の繰り返し処理によって、図7に示すように、動きベクトルバッファ30に保持されている基準動画像の複数画像分の動きベクトルデータM1と動きベクトルバッファ32に順次記憶される被検出動画像の動きベクトルデータM2とのパターンマッチングが行われ、類似した動きベクトルデータが検出されたときに被検出動画像の再生を停止して、その時点における被検出動画像の再生停止位置を示す情報が制御部12内の図示しないメモリに記憶される。
【0075】
従って、本制御プログラムの実行によって、制御部12内の図示しないメモリには基準動画像及び被検出動画像の上記所望の動作に対応する類似動作の動作開始位置を示す情報が記憶されているので、本制御プログラムの実行後は必要に応じて上記類似動作の同時再生を随時行うことができる。
【0076】
以上詳細に説明したように、本第1実施形態に係る画像記録再生装置では、符号化データに含まれる動きベクトルデータに基づいて被検出動画像から基準動画像における所望の動作の類似動作を検出しているので、自動的に基準動画像及び被検出動画像における類似動作の動画像を略同時に再生することができる。
【0077】
また、本第1実施形態に係る画像記録再生装置では、2つの動画像を時分割で再生しているので、1つのメディアから異なる2つの動画像を見かけ上同時に再生することができる。
【0078】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。まず、図8を参照して、本第2実施形態に係る画像記録再生装置10’の構成について説明する。なお、図8における図1と同様の部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0079】
図8に示すように、本第2実施形態に係る画像記録再生装置10’は、上記第1実施形態に係る画像記録再生装置10に比較して、比較器34が動きベクトルバッファ30及び動きベクトルバッファ32の各々に記憶された動きベクトルデータにおける方向のヒストグラムを作成して各ヒストグラムを比較する比較器34’とされている点のみが異なっている。
【0080】
次に、本第2実施形態に係る画像記録再生装置10’の作用について説明する。なお、同時記録機能及び同時再生機能の各機能を実行する場合の画像記録再生装置10’の作用は上記第1実施形態と同様であるのでここでの説明は省略し、以下では図9を参照して、類似画像同時再生機能を実行する場合の作用について説明する。また、図9は、画像記録再生装置10’が類似画像同時再生機能を実行する際に制御部12で実行される制御プログラムの流れを示すフローチャートであり、図6に示した上記第1実施形態に係る制御プログラムと同様のステップについては同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
【0081】
図9に示すように、本第2実施形態に係る画像記録再生装置10’によって実行される類似画像同時再生機能の制御プログラムは、上記第1実施形態における制御プログラムのステップ116が比較器34’において作成している動きベクトルデータの方向のヒストグラムが類似しているか否かを判定するステップ116’とされている点のみが上記第1実施形態に係る制御プログラムと異なっている。
【0082】
すなわち、本第2実施形態に係る画像記録再生装置10’では、図10に示すように、基準動画像及び被検出動画像の各々の動きベクトルデータの方向のヒストグラムを比較して、類似したヒストグラムが検出されたときに該検出されたヒストグラムに対応する画像が類似動作を示す画像であると見なして被検出動画像の頭だしを行なっている。
【0083】
以上詳細に説明したように、本第2実施形態に係る画像記録再生装置では、符号化データに含まれる動きベクトルデータの方向のヒストグラムに基づいて被検出動画像から基準動画像における所望の動作の類似動作を検出しているので、上記第1実施形態と同様に、自動的に基準動画像及び被検出動画像における類似動作の動画像を略同時に再生することができる。
【0084】
なお、本第2実施形態では、比較器34’で作成して比較するヒストグラムを動きベクトルデータの方向のヒストグラムとした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、動きベクトルデータの大きさのヒストグラムとする形態としてもよい。
【0085】
また、上記各実施形態では、2つの動画像を同時再生するときに2つのディスプレイ40A及び40Bを用いて各動画像を個別に表示する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図11に示すように、1つの画像記録再生装置10(10’)に対して1つのディスプレイ40を接続し、基準動画像42及び被検出動画像44をディスプレイ40に並べて再生する形態とすることもできる。この場合、ディスプレイを1つのみとすることができるので、システム全体としてのコストを低減することができると共に、ユーザは1つのディスプレイのみを参照すればよく、より詳細に2つの動画像の比較を行なうことができる。
【0086】
また、上記各実施形態では、2つの符号化復号化部を備えて、2つの異なる画像の同時記録や同時再生を可能とした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、3つ以上の複数の符号化復号化部を備えると共に出力切換スイッチ22及び入力切換スイッチ24を符号化復号化部の数に対応するものとして、3つ以上の複数の異なる画像の同時記録や同時再生を可能とする形態とすることもできる。この場合は、3つ以上の複数の異なる動画像における類似動作の同時再生が可能となる。
【0087】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、符号化データに含まれる動きの状態を示す情報に基づいて複数の動画像における類似動作の動作開始位置を検出しているので、自動的に複数の動画像における類似動作の画像を略同時に再生することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る画像記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態に係る画像記録再生装置の符号化復号化部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】符号化モード時の画像データの転送経路を示すブロック図である。
【図4】復号モード時の符号化データの転送経路を示すブロック図である。
【図5】実施形態に係る画像記録再生装置の作用の説明に供する図であり、(A)は2画像の同時記録を行う場合、(B)は2画像の同時再生を行う場合、の各々の説明に供する概略図である。
【図6】第1実施形態に係る画像記録再生装置で類似画像同時再生機能を実行する際に制御部において実行される制御プログラムのフローチャートである。
【図7】第1実施形態に係る画像記録再生装置で類似画像同時再生機能を実行する際の作用の説明に供する概略図である。
【図8】第2実施形態に係る画像記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。
【図9】第2実施形態に係る画像記録再生装置で類似画像同時再生機能を実行する際に制御部において実行される制御プログラムのフローチャートである。
【図10】第2実施形態に係る画像記録再生装置で類似画像同時再生機能を実行する際の作用の説明に供する概略図である。
【図11】第1実施形態及び第2実施形態の別の実施形態を示す概略図である。
【図12】従来の技術の問題点の説明に供する概略図である。
【符号の説明】
10、10’ 画像記録再生装置(画像再生装置)
12 制御部(検出手段及び制御手段)
14A、14B 符号化復号化部(復号手段)
16 メディアドライブ
18 動き比較部
20 指示入力部(指示入力手段)
30 動きベクトルバッファ(記憶手段)
32 動きベクトルバッファ(記憶手段)
34 比較器(比較手段)
Claims (3)
- 動画像データを動きの状態を示す情報が含まれた符号化データに変換する符号化方式によって得られた符号化データを復号する復号手段と、
複数の動画像の各々の符号化データに含まれた動きの状態を示す情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記複数の動画像の各々の前記動きの状態を示す情報を比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に基づいて前記複数の動画像における類似動作の動作開始位置を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された前記動作開始位置から前記複数の動画像の符号化データの復号が略同時に開始されるように前記復号手段を制御して前記複数の動画像を同時に再生する制御手段と、
を備えた画像再生装置。 - 前記複数の動画像のうちの1つが前記検出手段による検出の基準となる基準動画像で、残りが前記検出手段により前記類似動作の動作開始位置が検出される被検出動画像であり、
前記基準動画像の検出すべき動作開始位置の指示を入力するための指示入力手段を更に備えると共に、
前記記憶手段が、前記基準動画像及び前記被検出動画像の各々の前記符号化データに含まれた前記動きの状態を示す情報を記憶し、
前記比較手段が、前記記憶手段に記憶された前記基準動画像の検出すべき動作開始位置近傍の動きの状態を示す情報と前記被検出動画像の動きの状態を示す情報とを比較し、
前記検出手段が、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記基準動画像の検出すべき動作開始位置の動作に対する前記被検出動画像における類似動作の動作開始位置を検出する
ことを特徴とする請求項1記載の画像再生装置。 - 前記動きの状態を示す情報が、ベクトル情報と、ベクトル情報におけるベクトルの大きさ及び方向の少なくとも一方のヒストグラムと、の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像再生装置。
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