JP4284830B2 - 動画像編集復号化装置及びその方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレーム間符号化を用いて符号化された動画像を編集する動画像編集装置及び動画像復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
動画像を圧縮符号化する方法として、フレーム間の相関を利用する方法が広く知られている。国際標準方式であるMPEG方式もこのような方法の一つである。
ここでは例として、MPEG方式の場合について、動画像符号化方法を図5を用いて説明する。
図5は、MPEG方式における原画像と符号列のフレーム順及びフレーム間の相関関係を示した模式図である。
【0003】
図5(a)のように原画像が入力されるとする。ここで、図5(a)上の矢印は、フレーム間の相関関係を示し、矢印の始端が参照されるフレームを表し、矢印の終端が参照するフレームを表している。
例えば、フレーム#505は、フレーム#502を参照フレームとして用いることにより符号化され、フレーム#507は、フレーム#505と#508とを参照フレームとして用いることにより符号化される。
【0004】
ここで、このようにフレーム間符号化を用いて符号化されたフレームをフレーム間予測を行って元の状態の画像に復号化することを考えると、参照フレームは、参照したフレームを復号化する時点で既に復号化されていなければならない。
例えば、フレーム#507を復号化する場合には、フレーム#505とフレーム#508とがそれ以前に復号化されていなければならない。そのためにMPEG方式においては、符号列の順序は原画像の順序とは異なり、参照される参照フレームが参照するフレームより前に来るようになっている。
【0005】
図5(a)の原画像に対する符号列の順序を図5(b)に示す。
ここで、I、P、Bの記号はそれぞれ、フレーム内符号化を施すピクチャ(フレーム)、前方向予測を用いたフレーム間符号化を施すフレーム、双方向予測を用いたフレーム間符号化を施すフレームを示す。
また、符号列上でIフレームから次のIフレームまでのフレームの集合をGOP(Group Of Picture)と呼び、図5に示されるように、フレーム#500〜#505とフレーム#506〜#511とが、それぞれGOPとなる。
よって、一般的に記録媒体にはこのGOPを単位として記録が行なわれる。
【0006】
つぎに、上記の方法と同様に符号化された図6(a)と図6(b)の二つの符号列をGOP単位で編集して連結することを考える。
図6(a)に示されるフレーム#600〜#605よりなるGOP#600の後に、図6(b)に示されるフレーム#656〜#661よりなるGOP#651を連結すると、図6(c)に示されるような符号列が出来る。
この図6(c)の符号列を復号化する場合、フレーム#656、#657は、符号化時に参照したフレーム#655の符号列が編集後の符号列には存在しないために正しく復号化出来ないという問題が出て来る。
【0007】
そこで特開平6−113198号公報では、参照フレームの符号列が存在しないために正しく復号化出来ないフレーム、すなわち、図6(d)におけるフレーム#656、#657のようなフレームについては、所定レベルの黒画像のように、予め用意した代替画像に置き換えて再生する方法が提案されている。
【0008】
このような場合には、符号列を一度復号化して復号化画像を得る。
そして復号化画像に対して編集を行い、編集後の復号化画像を再び符号化することにより、編集後の動画像の符号列を得なければならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の正しく復号化出来ないフレームを代替画像に置き換える方法では、本来の画像とは異なる画像が挿入されるために、編集点において視覚上の違和感が生じる課題がある。
【0010】
また、フレーム単位で編集を行う場合に符号列を動画像に一度復号化して編集を行い、編集された動画像を再度符号化する方法では、編集時に符号化装置が必要となり、かつ符号化により大きな画質劣化が生じる課題がある。
【0011】
本発明は、上記の従来の問題点を、符号化時に参照した画像フレームの符号列で編集直後の符号列には存在しない編集点直前の画像フレームを記録して置き、それを再生使用可能にして解決するものであり、フレーム間符号化を用いて符号化された動画像を編集する場合に、再符号化することなく符号列の状態で編集し、かつフレーム単位での編集をも可能にする動画像編集装置及び動画像復号化方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、
請求項1の発明は、
フレーム間符号化を用いて符号化された第1の動画像符号列における任意のピクチャである第1編集点ピクチャの次に、フレーム間符号化を用いて符号化された第2の動画像符号列における任意のピクチャである第2編集点ピクチャから再生する編集再生指示を出力する制御手段と、
前記編集再生指示に基づき、前記第2の動画像符号列における前記第2編集点ピクチャが画面内符号化されたIピクチャであるか否かを解析し、前記第2編集点ピクチャがIピクチャでない場合は、前記第2編集点ピクチャを復号するのに必要な参照ピクチャを前記第2の動画像符号列において特定する編集手段と、
前記第1の動画像符号列におけるBピクチャを復号するために必要なIピクチャおよびPピクチャを記憶する第1の参照メモリと、
前記第2の動画像符号列におけるBピクチャを復号するために必要なIピクチャおよびPピクチャを記憶する第2の参照メモリと、
前記編集再生指示に基づき、前記第1の動画像符号列における先頭のピクチャから前記任意のピクチャまでを、前記第1の動画像符号列におけるIピクチャおよびPピクチャについては復号すると共に、前記第1の参照メモリに記憶して、前記第1の参照メモリに記憶した前記IピクチャおよびPピクチャは前記第1の動画像符号列におけるBピクチャを復号する際に参照ピクチャとして使用して前記Bピクチャを復号し、かつ、前記第2編集点ピクチャを復号するのに必要な前記第2の動画像符号化列のIピクチャおよびPピクチャのうち、最先のピクチャの復号タイミングが到来した場合、当該最先のピクチャから前記第2編集点ピクチャを復号するのに必要な前記第2の動画像符号化列のIピクチャおよびPピクチャを復号すると共に、前記第2の参照メモリに記憶し、前記第1の動画像符号列における前記第1編終点ピクチャの再生が終了した時に、前記第2の参照メモリに記憶した前記IピクチャおよびPピクチャは前記第2の動画像符号列における前記第2編集点ピクチャを復号する際に参照ピクチャとして使用して復号して、前記第2編集点ピクチャから前記第2の動画像符号列を復号する復号手段と、
を有する動画像編集復号化装置である。
請求項2の発明は、
請求項1に記載された動画像編集復号化装置において、
前記第1の動画像符号列および第2の動画像符号列の復号化処理速度が画像再生速度の2倍以上の復号化速度を有することを特徴とする動画像編集復号化装置である。
請求項3の発明は、
請求項1に記載された動画像編集復号化装置において、
前記第1の動画像符号列および第2の動画像符号列の記録再生速度は符号列再生速度の2倍以上にすることを特徴とする動画像編集復号化装置である
請求項4の発明は、
請求項1に記載された動画像編集復号化装置において、
前記第1の参照メモリおよび第2の参照メモリは2画面以上記憶可能な構成にしたことを特徴とする動画像編集復号化装置である
請求項5の発明は、
請求項1に記載された動画像編集復号化装置において、
前記第1の動画像符号列から前記第2の動画像符号列の切り替え再生中の復号化処理において前記第2の動画像符号列の画面間符号化データ(Bピクチャ)を前記復号手段に送らないようにする切替え手段を有することを特徴とする動画像編集復号化装置である
請求項6の発明は、
フレーム間符号化を用いて符号化された第1の動画像符号列における任意のピクチャである第1編集点ピクチャの次に、フレーム間符号化を用いて符号化された第2の動画像符号列における任意のピクチャである第2編集点ピクチャから再生する編集再生指示を出力するステップと、
前記編集再生指示に基づき、前記第2の動画像符号列における前記第2編集点ピクチャが画面内符号化されたIピクチャであるか否かを解析し、前記第2編集点ピクチャがIピクチャでない場合は、前記第2編集点ピクチャを復号するのに必要な参照ピクチャを前記第2の動画像符号列において特定するステップと、
前記編集再生指示に基づき、前記第1の動画像符号列における先頭のピクチャから前記任意のピクチャまでを、前記第1の動画像符号列におけるIピクチャおよびPピクチャについては復号すると共に、前記第1の参照メモリに記憶して、前記第1の参照メモリに記憶した前記IピクチャおよびPピクチャは前記第1の動画像符号列におけるBピクチャを復号する際に参照ピクチャとして使用して前記Bピクチャを復号するステップと、
前記第2編集点ピクチャを復号するのに必要な前記第2の動画像符号化列のIピクチャおよびPピクチャのうち、最先のピクチャの復号タイミングが到来した場合、当該最先のピクチャから前記第2編集点ピクチャを復号するのに必要な前記第2の動画像符号化列のIピクチャおよびPピクチャを復号すると共に、前記第2の参照メモリに記憶し、前記第1の動画像符号列における前記第1編終点ピクチャの再生が終了した時に、前記第2の参照メモリに記憶した前記IピクチャおよびPピクチャは前記第2の動画像符号列における前記第2編集点ピクチャを復号する際に参照ピクチャとして使用して復号して、前記第2編集点ピクチャから前記第2の動画像符号列を復号するステップと、
を有する動画像編集復号化方法である
請求項7の発明は、
請求項6に記載された動画像編集復号化方法において、
前記第1の動画像符号列および第2の動画像符号列の復号化処理速度が画像再生速度の2倍以上の復号化速度を有することを特徴とする動画像編集復号化方法である
請求項8の発明は、
請求項6に記載された動画像編集復号化方法において、
前記第1の動画像符号列および第2の動画像符号列の記録再生速度は符号列再生速度の2倍以上にすることを特徴とする動画像編集復号化方法である
請求項9の発明は、
請求項6に記載された動画像編集復号化方法において、
前記第1の参照メモリおよび第2の参照メモリは2画面以上記憶可能な構成にしたことを特徴とする動画像編集復号化方法である
請求項10の発明は、
請求項6に記載された動画像編集復号化装置において、
前記第1の動画像符号列から前記第2の動画像符号列の切り替え再生中の復号化処理において前記第2の動画像符号列の画面間符号化データ(Bピクチャ)を前記復号手段に送らないようにする切替えステップを有することを特徴とする動画像編集復号化方法である
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の動画像編集復号化装置(方法)の一実施例について、以下に図と共に説明する。
図1に示される本発明の動画像編集復号化装置(方法)の一実施例は、ディスク装置10、データ再生部11、スイッチ12,18、ディスクバッファ13、編集リスト解析器14、システム制御器15、動画像復号化器17、通常時用参照メモリ19、及び編集時用参照メモリ20より構成されている。
【0014】
本発明の動画像編集復号化は、符号化方法としてMPEGを用い、符号化時の画面単位をフレームとした場合について説明する。勿論インターレース画像におけるフィールド単位で行っても同様である。
【0015】
図3は、符号化列#1、#2の構成と図1に示される参照フレームのメモリに記憶されるフレームを示し、図4は、符号化列#1、#2の切替えのタイミングを示し、編集後の再生表示順を示す。
【0016】
図3及び図4に示される符号化列#1、#2は、MPEG方式で符号化されたものとする。
さて、これらの符号化列を用いて、符号化列#1、に対応した動画像#1、#2を編集することを考える。
ここでは、動画像#1のフレームB12の後に、動画像#2のフレームB63を接続して再生する場合について説明する。
【0017】
本発明で用いるディスク装置10の転送レート、復号化の処理速度は、符号化時の2倍以上の転送レートで再生出来るよう2倍速以上の回転とし、かつ復号化処理速度が画像再生フレームレートの2倍以上で復号化出来るようにする。
また、図1のディスク装置10に記録されている符号化列のアクセスはGOP単位で行うことが出来るものとする。
【0018】
図3に示される動画像符号列#1の先頭B0からフレームB12までの動画像の後に、動画像符号列#2のフレームB63以降の動画像を接続するもので、その接続指示が、まずシステム制御器15に入力される。
【0019】
前記システム制御器15は、データ再生部11に命令を送ると共に、スイッチ12を編集リスト解析器14の方へ切り替え、ディスク装置10から符号化列のGOP先頭のアドレスなどの位置情報が記録されているデータを読み出し、編集リスト解析器14に供給する。
【0020】
また、前記システム制御器15は、動画像符号列#1の先頭GOPが記録されているアドレスを検索し、動画像符号列#1の符号化列の再生を開始する。
再生された動画像符号列#1の符号化列は、スイッチ12に入力され、システム制御器15は、動画像符号列#1が指定されたフレームB12まで再生を行うように指示する。
【0021】
一方、動画像符号列#2はフレームB63から再生開始するが、復号時にフレーム間予測を行うため、予め参照メモリ(2、3)20に復号化したフレームP61、P64をそれぞれ入力しておく必要があり、そうしないとフレームB63は復号化出来ない。
【0022】
動画像符号列#1、#2の編集後のフレームの表示順を示した図4に示されるように、動画像符号列#2のフレームB63を再生するためには、フレームB63を含むGOPを、動画像符号列#1のB12が復号化される前に再生しなければならない。
フレームP64はP61を参照画像として、P61はP58を参照画像として、P58はI55を参照画像として復号化される。フレーム内復号化画像I55は参照画像なしで単独で復号化できる。
【0023】
そのためフレームP64、P61を復号化して参照画像とするためには、少なくともフレーム内復号化画像I55から復号化を開始しなければならない。
また、フレームB12の後に接続以降最初のフレームであるフレームB63を再生するためには、11フレーム前のフレームI55をB12の復号化終了前にディスク装置10から再生しなければならない。
【0024】
この為に、システム制御器15がデータ再生部11に指示を出し、11フレーム前のフレームI55(#2)からフレームP64(#2)までと、それに対応するフレームB3(#1)からフレームB12(#1)までの期間、ディスク装置10からデータをGOP10、GOP22、GOP11、GOP23、…の順に交互に再生して、スイッチ12を介してディスクバッファ13に送出する。
【0025】
前記ディスクバッファ13に書き込まれたデータはシステム制御器15の指示に従って、
{ B0(#1),B1(#1),P5(#1),I55(#2),B3(#1),B53(#2),B4(#1),B54(#2),P11(#1),P58(#2), … ,P14(#1),P64(#2),B12(#1),B62(#2), B63(#2),P67(#2),B65(#2),B66(#2),… }
のように動画像符号列#1、#2が交互に動画像復号化器17へ送られる。
【0026】
動画像#1の符号化列が動画像復号化器17へ送られている場合は、I,Pピクチャ(フレーム)の復号化された参照画像となる画像は、2画面記憶(記録)が出来る参照メモリ(0、1)19に切替えスイッチ18を介して交互に供給記憶(記録)され、Bフレームの復号時に参照される。
【0027】
また、動画像#2の符号化列が動画像復号化器17へ送られている場合は、I,Pピクチャ(フレーム)の復号化された参照画像となる画像は、2画面記憶(記録)が出来る編集時用参照メモリ(2、3)20に切替えスイッチ1を介して交互に供給記憶(記録)される。
よつて、参照メモリ19には通常の復号時に使用される参照画像が、この参照メモリ20には編集時の復号に使用される参照画像が記憶(記録)されることになる。
【0028】
この切替えのタイミングの指示は図4に示される通りにシステム制御器15から与えられる。
システム制御器15の指令により動画像#1の符号化列のフレームB12の後で、動画像#2の符号化列のB63に切り替えられる。
【0029】
参照画像がある場合には通常用の参照メモリ19から再生して参照し、参照画像がない場合には切替えスイッチ18を切り替えて専用の参照メモリ20から呼び出して再生して参照するようにする。
フレームB63の復号に参照するI55(#2)、P64(#2)はこの専用の参照メモリ20に前もって記録されているので、それを再生して切替えスイッチ18を介して参照して復号されて送出される。
【0030】
これを実現するためは、動画像復号化器17は再生画像出力の再生フレームレートクロックの2倍以上の速度で復号化を行うようにする。
例えば、図4において、符号化列#1のフレームB3のみを復号化して再生する場合、1フレーム再生時間以内で処理を行わなければならない。
【0031】
この時間に本発明では符号化列#2のフレームB53の復号化を行なわなければならない。すなわち、1フレーム時間内でB3、及びB53の2フレームを復号化しなければならない。
【0032】
以上のように本発明の動画像復号化装置を用いることによって、フレーム間符号化を用いて符号化された動画像を編集、再生する場合においても画質劣化を伴わずに再生することが出来る。
【0033】
図2は本発明の動画像編集復号化装置(方法)の他の実施例を示すブロック構成図である。
図2は、図1に示される本発明の動画像編集復号化装置の一実施例のディスクバッファ13と動画像復号器17との間に、切替えスイッチ16を加えた構成のもので、前記一実施例と共通の構成部分の説明はこれを省略する。
【0034】
図2に示されるスイッチ16は、動画像#2が再生表示される符号化列の画像が送られるまでは、参照画像となるI,Pピクチャのみを動画像復号化器17に送るようにして、図4の符号列#2に示されるI55からB62までのBピクチャは復号化する必要がないので、このスイッチ16をデータ破棄側に切り替え、余分な処理を削減させることが出来る。
【0035】
本発明の動画像編集復号化装置(方法)を用いることによって、フレーム間符号化を用いて符号化された動画像を編集、再生する場合においても、画質劣化を伴わずに再生することが出来、Bピクチャを復号化する必要がないので、復号化処理が簡単になる。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明の動画像編集復号化装置(方法)を用いることによって、編集点直後のGOPまたは編集点直後フレームの復号時に使用される欠落してしまっている参照画像のみを前もって編集時専用の参照画像記憶手段に記憶して置き、それを編集点直後の再生に参照するようにしたので、フレーム間符号化を用いて符号化された動画像を編集、再生する場合でも、編集時に符号化装置を必要とせず、かつ符号化により大きな画質劣化もなく、フレーム単位の編集再生をすることが出来、Bピクチャを復号化する必要がないので、復号化処理が非常に簡単に行うことが出来る。
【0037】
本発明によると、直前の参照画像のみを前もって編集時専用の参照画像記憶手段に記憶しておけばよいので、参照画像記憶手段の記憶容量は少ないもので、接続点の編集が可能になり、コスト的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動画像編集復号化装置(方法)の一実施例を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の動画像編集復号化装置(方法)の他の実施例を示すブロック構成図である。
【図3】本発明のMPEG方式における原画像と符号列のフレーム順、フレーム間の相関関係、及び再生表示順を示した模式図である。
【図4】本発明の編集時のMPEG方式における原画像と符号列のフレーム順、フレーム間の相関関係及び再生表示順を示した模式図である。
【図5】従来のMPEG方式における原画像と符号列のフレーム順及びフレーム間の相関関係を示した模式図である。
【図6】従来のMPEG方式における原画像と符号列のフレーム順及びフレーム間の相関関係を示した模式図である。
【符号の説明】
10 ディスク装置(記録再生手段)
11 データ再生部
12,18 切替えスイッチ
13 ディスクバッファ
14 編集リスト解析器
15 システム制御器
16 切替えスイッチ(切替え手段)
17 動画像復号化器(復号化手段)
19 通常用参照メモリ(通常用参照画像記憶手段)
20 編集時用参照メモリ(編集時用参照画像記憶手段)
21 再生画像

Claims (10)

  1. フレーム間符号化を用いて符号化された第1の動画像符号列における任意のピクチャである第1編集点ピクチャの次に、フレーム間符号化を用いて符号化された第2の動画像符号列における任意のピクチャである第2編集点ピクチャから再生する編集再生指示を出力する制御手段と、
    前記編集再生指示に基づき、前記第2の動画像符号列における前記第2編集点ピクチャが画面内符号化されたIピクチャであるか否かを解析し、前記第2編集点ピクチャがIピクチャでない場合は、前記第2編集点ピクチャを復号するのに必要な参照ピクチャを前記第2の動画像符号列において特定する編集手段と、
    前記第1の動画像符号列におけるBピクチャを復号するために必要なIピクチャおよびPピクチャを記憶する第1の参照メモリと、
    前記第2の動画像符号列におけるBピクチャを復号するために必要なIピクチャおよびPピクチャを記憶する第2の参照メモリと、
    前記編集再生指示に基づき、前記第1の動画像符号列における先頭のピクチャから前記任意のピクチャまでを、前記第1の動画像符号列におけるIピクチャおよびPピクチャについては復号すると共に、前記第1の参照メモリに記憶して、前記第1の参照メモリに記憶した前記IピクチャおよびPピクチャは前記第1の動画像符号列におけるBピクチャを復号する際に参照ピクチャとして使用して前記Bピクチャを復号し、かつ、前記第2編集点ピクチャを復号するのに必要な前記第2の動画像符号化列のIピクチャおよびPピクチャのうち、最先のピクチャの復号タイミングが到来した場合、当該最先のピクチャから前記第2編集点ピクチャを復号するのに必要な前記第2の動画像符号化列のIピクチャおよびPピクチャを復号すると共に、前記第2の参照メモリに記憶し、前記第1の動画像符号列における前記第1編終点ピクチャの再生が終了した時に、前記第2の参照メモリに記憶した前記IピクチャおよびPピクチャは前記第2の動画像符号列における前記第2編集点ピクチャを復号する際に参照ピクチャとして使用して復号して、前記第2編集点ピクチャから前記第2の動画像符号列を復号する復号手段と、
    を有する動画像編集復号化装置。
  2. 請求項1に記載された動画像編集復号化装置において、
    前記第1の動画像符号列および第2の動画像符号列の復号化処理速度が画像再生速度の2倍以上の復号化速度を有することを特徴とする動画像編集復号化装置。
  3. 請求項1に記載された動画像編集復号化装置において、
    前記第1の動画像符号列および第2の動画像符号列の記録再生速度は符号列再生速度の2倍以上にすることを特徴とする動画像編集復号化装置。
  4. 請求項1に記載された動画像編集復号化装置において、
    前記第1の参照メモリおよび第2の参照メモリは2画面以上記憶可能な構成にしたことを特徴とする動画像編集復号化装置。
  5. 請求項1に記載された動画像編集復号化装置において、
    前記第1の動画像符号列から前記第2の動画像符号列の切り替え再生中の復号化処理において前記第2の動画像符号列の画面間符号化データ(Bピクチャ)を前記復号手段に送らないようにする切替え手段を有することを特徴とする動画像編集復号化装置。
  6. フレーム間符号化を用いて符号化された第1の動画像符号列における任意のピクチャである第1編集点ピクチャの次に、フレーム間符号化を用いて符号化された第2の動画像符号列における任意のピクチャである第2編集点ピクチャから再生する編集再生指示を出力するステップと、
    前記編集再生指示に基づき、前記第2の動画像符号列における前記第2編集点ピクチャが画面内符号化されたIピクチャであるか否かを解析し、前記第2編集点ピクチャがIピクチャでない場合は、前記第2編集点ピクチャを復号するのに必要な参照ピクチャを前記第2の動画像符号列において特定するステップと、
    前記編集再生指示に基づき、前記第1の動画像符号列における先頭のピクチャから前記任意のピクチャまでを、前記第1の動画像符号列におけるIピクチャおよびPピクチャについては復号すると共に、前記第1の参照メモリに記憶して、前記第1の参照メモリに記憶した前記IピクチャおよびPピクチャは前記第1の動画像符号列におけるBピクチャを復号する際に参照ピクチャとして使用して前記Bピクチャを復号するステップと、
    前記第2編集点ピクチャを復号するのに必要な前記第2の動画像符号化列のIピクチャおよびPピクチャのうち、最先のピクチャの復号タイミングが到来した場合、当該最先のピクチャから前記第2編集点ピクチャを復号するのに必要な前記第2の動画像符号化列のIピクチャおよびPピクチャを復号すると共に、前記第2の参照メモリに記憶し、前記第1の動画像符号列における前記第1編終点ピクチャの再生が終了した時に、前記第2の参照メモリに記憶した前記IピクチャおよびPピクチャは前記第2の動画像符号列における前記第2編集点ピクチャを復号する際に参照ピクチャとして使用して復号して、前記第2編集点ピクチャから前記第2の動画像符号列を復号するステップと、
    を有する動画像編集復号化方法。
  7. 請求項6に記載された動画像編集復号化方法において、
    前記第1の動画像符号列および第2の動画像符号列の復号化処理速度が画像再生速度の2倍以上の復号化速度を有することを特徴とする動画像編集復号化方法。
  8. 請求項6に記載された動画像編集復号化方法において、
    前記第1の動画像符号列および第2の動画像符号列の記録再生速度は符号列再生速度の2倍以上にすることを特徴とする動画像編集復号化方法。
  9. 請求項6に記載された動画像編集復号化方法において、
    前記第1の参照メモリおよび第2の参照メモリは2画面以上記憶可能な構成にしたことを特徴とする動画像編集復号化方法。
  10. 請求項6に記載された動画像編集復号化装置において、
    前記第1の動画像符号列から前記第2の動画像符号列の切り替え再生中の復号化処理において前記第2の動画像符号列の画面間符号化データ(Bピクチャ)を前記復号手段に送らないようにする切替えステップを有することを特徴とする動画像編集復号化方法。
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