JPH09214877A - 動画像編集装置および動画像復号化装置 - Google Patents

動画像編集装置および動画像復号化装置

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JPH09214877A
JPH09214877A JP1854296A JP1854296A JPH09214877A JP H09214877 A JPH09214877 A JP H09214877A JP 1854296 A JP1854296 A JP 1854296A JP 1854296 A JP1854296 A JP 1854296A JP H09214877 A JPH09214877 A JP H09214877A
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JP
Japan
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moving image
frame
code string
moving
editing
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Application number
JP1854296A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kondo
敏志 近藤
Yoshiya Takemura
佳也 竹村
Hiroshi Kitaura
坦 北浦
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム間符号化を用いて符号化された動画
像を編集する場合に、再符号化することなく、符号列の
状態でフレーム単位で編集を行うことを目的とする。 【解決手段】 第一と第二の動画像がフレーム内符号化
とフレーム間符号化を用いることにより符号化された符
号列が記録された記録媒体207と208がある。記録
媒体207から、第一の動画像中の編集点以前のフレー
ム群とこのフレーム群がフレーム間符号化において直接
的または間接的に参照する画面群との符号列を含む符号
列を再生し、記録媒体208から、第二の動画像中の編
集点以降のフレーム群とこのフレーム群がフレーム間符
号化において直接的または間接的に参照するフレーム群
との符号列を含む符号列を再生し、再生されたこれらの
符号列を記録媒体409に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレーム間符号化
を用いて符号化された動画像を編集する動画像編集装置
及び動画像復号化装置に関し、特に1フィールド単位で
の編集を可能とするものに関する。
【0002】
【従来の技術】動画像を圧縮符号化する方法として、フ
レーム間の相関を利用する方法が広く知られている。国
際標準方式であるMPEG方式もこのような方法の一つ
である。ここでは例として、MPEG方式の場合につい
て、動画像符号化方法を図9を用いて説明する。
【0003】図9は、MPEG方式における原画像と符
号列のフレーム順およびフレーム間の相関関係を示した
模式図である。今、図9(a)のように原画像が入力さ
れるとする。ここで、図9(a)上の矢印は、フレーム
間の相関関係を示し、矢印の始端が参照されるフレーム
を、終端が参照するフレームを表している。例えば、フ
レーム#805は、フレーム#802を参照フレームと
して用いることにより符号化され、フレーム#807
は、フレーム#805と#808とを参照フレームとし
て用いることにより符号化される。
【0004】ここで、このようにフレーム間符号化を用
いて符号化されたフレームを復号化することを考える
と、参照されたフレームは、参照したフレームを復号化
する時点ですでに復号化されていなければならない。
【0005】例えば、フレーム#807を復号化するに
は、フレーム#805と#808とがそれ以前に復号化
されていなければならない。そのためMPEG方式で
は、符号列の順序は原画像の順序とは異なり、参照され
るフレームが参照するフレームより前に来るようになっ
ている。
【0006】図9(a)の原画像に対する符号列の順序
を図9(b)に示す。ここで、I、P、Bの記号はそれ
ぞれ、フレーム内符号化を施すフレーム、前方向予測を
用いたフレーム間符号化を施すフレーム、双方向予測を
用いたフレーム間符号化を施すフレーム、を示す。
【0007】また、符号列上でIフレームから次のIフ
レームまでのフレームの集合をGOP(Group O
f Picture)と呼び、図9では、フレーム#8
00〜#805とフレーム#806〜#811とが、そ
れぞれGOPとなる。一般的に記録媒体にはこのGOP
を単位として記録が行なわれる。
【0008】さて、上記の方法と同様に符号化された図
10(a)と図10(b)の二つの符号列をGOP単位
で編集して連結することを考える。図10(a)のフレ
ーム#900〜#905のGOP#900の後に、図1
0(b)のフレーム#956〜#961のGOP#95
1を連結するとすると、図10(c)のような符号列が
できる。この図10(c)の符号列を復号化する場合、
フレーム#956、#957は、符号化時に参照したフ
レーム#955の符号列が編集後の符号列には存在しな
いために正しく復号化できないという問題が生じる。
【0009】そこで特開平6−113198号公報で
は、参照フレームの符号列が存在しないために正しく復
号化できないフレーム、すなわち図10(d)における
フレーム#956、#957のようなフレームについて
は、所定レベルの黒画像のように、予め用意した代替画
像に置き換えて再生する方法が提案されている。
【0010】次に、図10(a)、(b)の符号列をフ
レーム単位で編集を行う場合を考える。このような場合
には、符号列を一度復号化して復号化画像を得る。そし
て復号化画像に対して編集を行い、編集後の復号化画像
を再び符号化することにより、編集後の動画像の符号列
を得なければならない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の、正しく復号化できないフレームを代替画像に置き
換える方法では、本来の画像とは異なる画像が挿入され
るために、編集点において視覚上の違和感が生じる。
【0012】また、符号列を動画像に一度復号化して編
集を行い、編集された動画像を再度符号化する方法で
は、編集時に符号化装置が必要となり、かつ符号化によ
り大きな画質劣化が生じる。
【0013】本発明は、上記の従来の問題点を解決する
もので、フレーム間符号化を用いて符号化された動画像
を編集する場合に、再符号化することなく符号列の状態
で編集し、かつフィールド単位での編集を可能にする動
画像編集装置および動画像復号化装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の動画像編集装置は、所定の編集点において
第一の動画像と第二の動画像を編集する動画像編集装置
であって、第一の動画像を画面内符号化と画面間符号化
を用いて符号化することにより得られる第一の符号列が
記録された第一の記録媒体から、第一の動画像中の編集
点以前の第一の画面群と第一の画面群が前記画面間符号
化において直接的または間接的に参照する第二の画面群
との符号列を少なくとも含む第三の符号列を再生し、第
二の動画像を画面内符号化と画面間符号化することによ
り得られる第二の符号列が記録された第二の記録媒体と
から、第二の動画像中の編集点以降の第三の画面群と第
三の画面群が画面間符号化において直接的または間接的
に参照する第四の画面群の符号列を少なくとも含む第四
の符号列を再生し、第三と第四との符号列を第三の記録
媒体に記録することを特徴とする構成を有している。
【0015】また本発明の動画像復号化装置は、本発明
の動画像編集装置により第三の符号列と第四の符号列が
記録された第三の記録媒体から動画像を再生する動画像
復号化装置であって、第三の符号列を第一の復号化手段
により第三の動画像に復号化し、第四の符号列を第二の
復号化手段により第四の動画像に復号化し、所定の編集
点において第三の動画像と第四の動画像との連続性を保
持するように同期を取り再生することを特徴とする構成
を有している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照しながら説明する。
【0017】本実施例では、符号化方法としてMPEG
方式を用い、符号化時の画面の単位をフレームとした場
合について説明する。
【0018】まず本発明の動画像編集装置の第一の実施
例について、図1、図2、図3を用いて説明する。図1
は、動画像のフレーム構成とその符号列構成を示す模式
図、図2は、再生手段である光ヘッド201、202、
203、システム制御器204、編集リスト作成器20
5、スイッチ206、記録媒体である光ディスク20
7、208、209からなる動画像編集装置のブロック
図、図3は図2の動画像編集装置による編集後の符号列
構成を示す模式図である。
【0019】図1(a)は第一の動画像である動画像A
中のフレーム#0〜フレーム#23を示し、図1(c)
は第二の動画像である動画像B中のフレーム#100〜
フレーム#123を示す。動画像AとBは、MPEG方
式により符号化されるとする。ここでは例としてGOP
長を6とし、GOP内のフレームを符号列順でIBBP
BB(I:フレーム内符号化、P:前方向予測を用いた
フレーム間符号化、B:双方向予測を用いたフレーム間
符号化)のピクチャタイプで符号化するとする。動画像
Aについては、フレーム#2、#8、#14、#20を
Iピクチャとする。図1(a)上の矢印は、フレーム間
符号化における参照関係を示しており、矢印の始端が参
照されるフレームを、終端が参照するフレームを表して
いる。したがって、フレーム#5、#11、#17、#
23はPピクチャとなり、残りのフレームはBピクチャ
となる。このような符号化により、第一の符号列である
図1(b)のような符号列が生成される。図1(c)の
原画像Bについてもフレーム#102、#108、#1
14、#120をIピクチャとして同様に符号化が行わ
れ、第二の符号列である図1(d)のような符号列が生
成される。
【0020】さて、これらの符号列を用いて、動画像A
と動画像Bとを編集することを考える。ここでは、動画
像Aのフレーム#9までの動画像の後に、動画像Bのフ
レーム#112以降の動画像を接続する場合について説
明する。図1(b)の動画像Aの符号列は第一の記録媒
体である光ディスク207に記録されており、図1
(d)の動画像Bの符号列は第二の記録媒体である光デ
ィスク208に記録されているとする。また、光ディス
ク207、208に記録されている符号列へのアクセス
は、GOP単位で行うことができるとする。
【0021】編集方法を以下で説明する。上述のよう
に、動画像Aの先頭からフレーム#9までの動画像の後
に、動画像Bのフレーム#112以降の動画像を接続す
るので、その指示が編集方法210としてシステム制御
器204に入力される。システム制御器204は、まず
光ディスク207から動画像Aの符号列の先頭GOPが
記録されているアドレスを検索し、第三の符号列である
動画像Aの符号列の再生を開始する。再生された動画像
Aの符号列はスイッチ206に入力される。システム制
御器204は、光ディスク207から符号列を再生して
いる間は、スイッチ206がAに接続されるように制御
する。
【0022】よって、光ディスク207から再生された
動画像Aの符号列は、スイッチ206を通り、第三の記
録媒体である光ディスク209に記録されていく。動画
像Aについてはフレーム#9までが必要であり、フレー
ム#9はGOP#1に含まれている。
【0023】また、フレーム#9までのフレームは、G
OP#1までのGOPに含まれているフレームを参照フ
レームとすることにより正しく復号化することができ
る。したがって、フレーム#9が含まれているGOP#
1までの符号列が再生され、光ディスク207に記録さ
れる。
【0024】続いてシステム制御器204は、動画像B
の符号列の再生を行う。動画像Bについては、フレーム
#112以降のフレームが必要となる。フレーム#11
2はBピクチャであり、GOP#102に含まれてい
る。ここでフレーム#112は図1に示すように、フレ
ーム#111と#114を参照フレームとして符号化さ
れており、かつフレーム#111は、フレーム#108
を参照フレームとして符号化されている。
【0025】すなわち、フレーム#112は、フレーム
#111、#114を直接的に参照し、フレーム#10
8を間接的に参照していることになる。よって、フレー
ム#112を正しく復号化するためには、フレーム#1
08、#111、#114の符号列が必要となる。フレ
ーム#108、#111、#114の符号列は、GOP
#101に含まれている。フレーム#112以降のフレ
ームも、GOP#101より前のGOPに含まれるフレ
ームを参照していない。
【0026】そこでシステム制御器204は、光ディス
ク208に対して動画像BのGOP#101の符号列が
記録されているアドレスを検索し、第四の符号列である
符号列の再生を開始する。この場合は、システム制御器
204はスイッチ206をBに接続する。よって、GO
P#101、#102、#103と再生された動画像B
の符号列は、スイッチ206を通って光ディスク209
に記録される。以上より光ディスク209に記録された
符号列を図3(a)、(b)に示す。
【0027】続いてシステム制御器204は、編集リス
ト作成器205が編集方法210を用いて編集リストを
作成するように制御する。編集リストは、符号列のGO
P構成、動画像Aの符号列の再生すべき最終フレームが
属するGOP番号とそのGOP内での再生すべき最終フ
レームの番号、動画像Bの符号列の再生すべき先頭フレ
ーム番号が属するGOP番号とそのGOP内での再生す
べき先頭フレームの番号、等の情報からなる。本実施例
の場合には、動画像Aおよび動画像Bともに、GOP構
成は、GOP長が6で、ピクチャタイプの順番はIBB
PBBである。
【0028】また、動画像Aの符号列の再生すべき最終
フレーム、すなわちフレーム#9が属するGOPはGO
P#1であり、GOP#1においてフレーム#9は、再
生画像の表示順で4番目となる。
【0029】また、動画像Bの符号列の再生すべき最終
フレーム、すなわちフレーム#112が属するGOPは
GOP#102であり、GOP#102においてフレー
ム#112は、再生画像の表示順で1番目となる。
【0030】編集リスト作成器204が、編集リストを
出力する際には、システム制御器204は、スイッチ2
06がCに接続されるように制御する。これにより、編
集リストは光ディスク209に記録される。
【0031】次に、本発明の動画像復号化装置の第一の
実施例について、図3、図4、図5を用いて説明する。
図4は、光ヘッド401、システム制御器402、編集
リスト解析器403、動画像復号化器404、405、
スイッチ406、407、408、光ディスク409か
らなる動画像復号化装置のブロック図、図5は動画像復
号化装置の復号化の過程を示す概念図である。
【0032】今、光ディスク409には、本発明の動画
像編集装置の実施例により作成された図3の符号列およ
び編集リストが記録されているとする。システム制御器
402は、まず光ディスク409から編集リストを再生
する。編集リストを再生する時は、システム制御器40
2は、スイッチ406をAに接続するように制御する。
これにより、再生された編集リストは、編集リスト解析
器403に入力される。編集リスト解析器403は、再
生された編集リストから、動画像Aのフレーム#9まで
の動画像の後に動画像Bのフレーム#112以降の動画
像を接続することを判断する。また編集リスト解析器4
03は、GOPの構成から、動画像Aの符号列について
はGOP#1までの符号列を光ディスク409から再生
すればよいことと、動画像Bの符号列についてはGOP
#101の符号列から再生すればよいこととを判断す
る。
【0033】システム制御器402は、編集リスト解析
器403の判断を受け、光ディスク409から第三の符
号列である動画像Aの符号列を再生する。その際は、ス
イッチ406がBに、スイッチ407がCに接続される
ように制御する。これにより再生された動画像Aの符号
列は、動画像復号化器404に入力される。そして、動
画像復号化器404に入力された動画像Aの符号列は復
号化を施されていく。システム制御器402は、動画像
Aの符号列のGOP#0を光ディスク409から再生し
た後、動画像Bの符号列のGOP#101を再生する。
動画像Bの符号列を再生する際には、システム制御器4
02は、スイッチ407をDに接続するように制御す
る。
【0034】これにより、動画像Bの符号列は動画像復
号化器405に入力される。GOP#101の再生が終
了すると、GOP#1を光ディスク409から再生し、
これは動画像復号化器404に入力される。続いてGO
P#102、#103の再生を行い、これらは動画像復
号化器405に入力される。
【0035】図5(a)〜(c)に示すように、動画像
復号化器404では、時刻tにフレーム#2の復号化を
行う。そして、時刻t+1にフレーム#0の復号化を行
い、再生画像411として出力する。ここで、符号列の
復号化後における再生画像の順序の並べ替えは、動画像
復号化器404、405の内部で行われるとする。その
後、図5(a)〜(c)に示すように、符号列の復号化
と再生画像411の出力を行う。動画像復号化器405
は、編集リストの解析器403の解析結果から、時刻t
+4にフレーム#108の復号化を行い、以後、図5
(d)〜(f)に示すように符号列の復号化と再生画像
412の出力を行う。時刻t+10までは、システム制
御器402は、スイッチ408がEに接続されるように
制御する。
【0036】すなわち、時刻t+10までは動画像Aの
再生画像411が再生画像410として出力される。時
刻t+11になると、システム制御器402はスイッチ
409がFに接続されるように制御する。これにより、
時刻t+11以降は、動画像Bの再生画像412が再生
画像410として出力されるようになる。これにより、
再生画像410は、図5(g)のようになる。すなわ
ち、動画像Aのフレーム#9までの動画像の後に、動画
像Bのフレーム#112からの動画像が接続された再生
画像を得ることができる。
【0037】以上のように、本発明の動画像編集装置と
動画像復号化装置を用いることにより、フレーム間符号
化を用いて符号化された動画像を編集する場合にでも、
フレーム単位で編集を行うことができる。また、本発明
の動画像編集装置では、動画像を符号列の状態で扱うの
で、再符号化による画質劣化が編集時に生じず、かつ編
集時に符号化装置が不要となる。
【0038】次に、本発明の動画像編集装置および動画
像復号化装置の第二の実施例を図6、7を用いて説明す
る。図6は図4のスイッチ408の代わりに特殊効果器
601を用いた動画像復号化装置のブロック図、図7は
動画像復号化装置の復号化の過程を示す概念図である。
【0039】ここでは、動画像Aのフレーム#9までの
動画像の後に、動画像Bのフレーム#112以降の動画
像を接続する場合に、フレーム#8と#112、フレー
ム#9と#113とにワイプ等の特殊効果を施して再生
する方法について説明する。動画像Aと動画像Bで再生
に必要となるフレームは、第一の実施例と同じであるの
で、動画像編集装置の動作は第一の実施例と同様であ
る。ただし、光ディスク209に記録する編集リストに
おける編集方法についての記述が異なる。
【0040】今、光ディスク409には、本発明の動画
像復号化装置の第一の実施例と同じく、図3の符号列、
および本実施例の編集方法に基づいた編集リストが記録
されているとする。システム制御器402は、まず光デ
ィスク409から編集リストを再生する。編集リスト解
析器403は、再生された編集リストから、動画像Aの
フレーム#9までの動画像の後に動画像Bのフレーム#
112以降の動画像を接続し、かつフレーム#9と#1
12とを、またフレーム#10と#113とをワイプを
かけて再生することを判断する。また編集リスト解析器
403は、GOPの構成から、動画像Aの符号列につい
てはGOP#1までの符号列を光ディスク409から再
生すればよいことと、動画像Bの符号列についてはGO
P#101の符号列から再生すればよいこととを判断す
る。
【0041】システム制御器402は、編集リスト解析
器403の判断を受け、第一の実施例と同様の方法によ
り、光ディスク409から動画像Aと動画像Bの符号列
を再生する。そしてこれらの符号列は、それぞれ、動画
像復号化器404と405に入力される。
【0042】図7(a)〜(c)に示すように、動画像
復号化器404では、時刻tにフレーム#2の復号化を
行う。そして、時刻t+1にフレーム#0の復号化を行
い、再生画像411として出力する。その後、図7
(a)〜(c)に示すように、符号列の復号化と再生画
像411の出力を行う。動画像復号化器405は、編集
リストの解析器403の解析結果から、時刻t+2にフ
レーム#108の復号化を開始し、以後、図7(d)〜
(f)に示すように符号列の復号化と再生画像412の
出力を行う。時刻t+8までは、システム制御器402
は、特殊効果器601が動画像Aの再生画像411をそ
のまま出力するように制御する。その後特殊効果器60
1はワイプ効果がかかるように、時刻t+9には、フレ
ーム#8と#112とをミックスさせて出力し、時刻t
+10には、フレーム#9と#113とをミックスさせ
て再生画像410として出力する。時刻t+11以降
は、特殊効果器601は、動画像Bの再生画像412を
そのまま再生画像410として出力するようになる。こ
れにより、再生画像410は、図7(g)のようにな
る。
【0043】すなわち、動画像Aのフレーム#9までの
動画像の後に、動画像Bのフレーム#112からの動画
像が接続され、かつフレーム#8〜9とフレーム#11
2〜113にワイプ効果が施された再生画像を得ること
ができる。
【0044】以上のように、本発明の動画像編集装置と
動画像復号化装置を用いることにより、フレーム間符号
化を用いて符号化された動画像を編集する場合にでも、
フレーム単位で特殊効果を施して編集を行うことができ
る。
【0045】次に本発明の動画像編集装置および動画像
復号化装置の第三の実施例を図1、図3、図5、図8を
用いて説明する。図8は、光ヘッド201、202、光
ディスク207、208、動画像復号化装置404、4
05、スイッチ408、システム制御器801からなる
動画像編集装置である。図8の動画像編集装置は、図2
の動画像編集装置と図4の動画像復号化装置を一体化さ
せたものである。すなわち、第一および第二の実施例で
は、動画像編集装置と動画像復号化装置を別々の装置と
して扱い、記録媒体により符号列の受渡しを行う場合に
ついて説明したが、ここでは、光ディスク201、20
2から再生した符号列を直接動画像復号化器404、4
05に入力することになる。また、編集リストを介して
行っていた編集方法の受渡しをシステム制御器801の
制御により行うことになる。
【0046】ここでは、第一の実施例と同様に、動画像
Aのフレーム#9までの動画像の後に、動画像Bのフレ
ーム#112以降の動画像を接続する場合について説明
する。図1(b)の動画像Aの符号列は第一の記録媒体
である光ディスク207に記録されており、図1(d)
の動画像Bの符号列は第二の記録媒体である光ディスク
208に記録されているとする。また、光ディスク20
7、208に記録されている符号列へのアクセスは、G
OP単位で行うことができるとする。
【0047】編集方法を以下で説明する。上述のよう
に、動画像Aの先頭からフレーム#9までの動画像の後
に、動画像Bのフレーム#112以降の動画像を接続す
るので、その指示が編集方法210としてシステム制御
器801に入力される。システム制御器801は、まず
光ディスク207から動画像Aの符号列の先頭GOPが
記録されているアドレスを検索し、第三の符号列である
動画像Aの符号列の再生を開始する。再生された動画像
Aの符号列は動画像復号化器404に入力される。第一
の実施例と同様にシステム制御器801は、フレーム#
9が含まれているGOP#1までの符号列を再生する。
【0048】システム制御器801は、動画像AのGO
P#0の再生中に動画像Bの符号列の再生を開始する。
第一の実施例と同様に、システム制御器801は、光デ
ィスク208に対して動画像BのGOP#101の符号
列が記録されているアドレスを検索し、符号列の再生を
開始する。以降、再生された符号列は、動画像復号化器
405に入力される。以上より動画像復号化器404に
入力された符号列は図3(a)のように、動画像復号化
器405に入力された符号列は図3(b)のようにな
る。
【0049】システム制御器801は、動画像復号化器
404に符号列が入力されると復号化を開始するように
制御する。第一の実施例と同様に、動画像復号化器40
4は、図5(a)〜(c)に示すように、符号列の復号
化と再生画像411の出力を行う。またシステム制御器
801は、動画像復号化器405が、時刻t+4にフレ
ーム#108の復号化を行い、以後、図5(d)〜
(f)に示すように符号列の復号化と再生画像412の
出力を行うように制御する。また、時刻t+10まで
は、システム制御器801は、スイッチ408がEに接
続されるように、時刻t+11からはスイッチ408が
Fに接続されるように制御する。これにより、再生画像
410は、図5(g)のようになる。すなわち、動画像
Aのフレーム#9までの動画像の後に、動画像Bのフレ
ーム#112からの動画像が接続された再生画像を得る
ことができる。
【0050】以上のように、本発明の動画像編集装置と
動画像復号化装置を用いることにより、フレーム間符号
化を用いて符号化された動画像を編集する場合にでも、
フレーム単位で編集を行った再生画像を得ることができ
る。
【0051】なお、本実施例では、動画像符号化方式と
してMPEG方式を用いて説明したが、これはフレーム
間符号化を用いる方式であれば他の方式であってもよ
い。
【0052】また本実施例では、符号化時の画面の単位
をフレームとしたが、これはフィールドであってもよ
い。
【0053】また本実施例では、GOPの構成として、
GOP長が6、GOP内の各フレームのピクチャタイプ
が符号列順でIBBPBBの場合について説明したが、
これは他の構成であってもよい。
【0054】また本実施例では、動画像Aの符号列と動
画像Bの符号列のGOP構成は同じとしたが、これは異
なる構成であってもよい。
【0055】また本実施例では、動画像Aの符号列を光
ディスク207に、動画像Bの符号列を光ディスク20
8に記録している場合について説明したが、これらの符
号列は同一のディスクに記録していてもよい。
【0056】また本実施例では、光ディスク上に記録さ
れた符号列は、GOP単位でアクセスできるとしたが、
これはフレーム単位であってもよい。この場合、復号化
に必要のないフレームの符号列は、編集時に記録する必
要はない。
【0057】また本実施例では、フレーム単位で編集を
行う場合について説明したが、動画像復号化器404、
405から出力される画像をフィールド単位とし、フィ
ールド単位でスイッチ408を切替えることにより、フ
ィールド単位での編集が可能である。
【0058】また本実施例では、記録媒体として光ディ
スクを例として説明したが、これは磁気ディスク、磁気
テープ、半導体メモリなどであってもよい。
【0059】図8においてはスイッチ408を用いてい
るが、これは本発明の動画像復号化装置の第二の実施例
と同様に、特殊効果器601に置き換えることができ
る。
【0060】また、本実施例では符号列が記録媒体に記
録されている場合について説明したが、符号列は記録媒
体から再生するのではなく、伝送や通信により送られて
きたものであってもよい。特に、図8の構成において、
光ディスク207、208を放送における2つのチャン
ネルの通信路に置き換えると、放送受信時にチャンネル
を変更した場合に、画像が乱れることなく画像を切り替
えることができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明の動画像編集装置
は、画面内符号化と画面間符号化を用いて符号化された
第一と第二の動画像を所定の編集点で編集する場合に、
第一の動画像中の編集点以前の画面群とこの画面群が画
面間符号化において直接的または間接的に参照する画面
群との符号列記録媒体に記録し、第二の動画像中の編集
点以降の画面群とこの画面群が画面間符号化において参
照する画面群との符号列を記録媒体に記録する。
【0062】また、本発明の動画像復号化装置は、本発
明の動画像編集装置により記録媒体に記録された符号列
を再生して動画像に復号化し、所定の編集点において動
画像との連続性を保持するように同期を取り再生する。
【0063】したがって本発明により、フレーム間符号
化を用いて符号化された動画像を編集する場合にでも、
フレーム単位で編集を行うことができる。また、本発明
の動画像編集装置では、動画像を符号列の状態で扱うの
で、再符号化による画質劣化が編集時に生じず、かつ編
集時に符号化装置が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動画像編集の仕方を模式的に示した図
【図2】本発明の動画像編集装置の一実施例を表すブロ
ック図
【図3】本発明の動画像編集の仕方を模式的に示した図
【図4】本発明の動画像復号化装置の一実施例を表すブ
ロック図
【図5】編集された動画像を復号する仕方を模式的に示
した図
【図6】本発明の動画像復号化装置の一実施例を表すブ
ロック図
【図7】編集された動画像を復号する仕方を模式的に示
した図
【図8】本発明の動画像編集装置と動画像復号化装置の
一実施例を表す模式図
【図9】従来例の動画像の編集方法を説明するための模
式図
【図10】従来例の動画像の編集方法を説明するための
模式図
【符号の説明】
201,202,203,401 光ヘッド 204,402 システム制御器 205 編集リスト作成器 206,406,407,408 スイッチ 207,208,209,409 光ディスク 403 編集リスト解析器 404,405 動画像復号化器 601 特殊効果器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の編集点において第一の動画像と第
    二の動画像を編集する動画像編集装置であって、前記第
    一の動画像を画面内符号化と画面間符号化を用いて符号
    化することにより得られる第一の符号列が記録された第
    一の記録媒体から、前記第一の動画像中の編集点以前の
    第一の画面群と前記第一の画面群が前記画面間符号化に
    おいて直接的または間接的に参照する第二の画面群との
    符号列を少なくとも含む第三の符号列を再生し、前記第
    二の動画像を画面内符号化と画面間符号化することによ
    り得られる第二の符号列が記録された第二の記録媒体と
    から、前記第二の動画像中の編集点以降の第三の画面群
    と前記第三の画面群が前記画面間符号化において直接的
    または間接的に参照する第四の画面群との符号列を少な
    くとも含む第四の符号列を再生し、前記第三と前記第四
    との符号列を第三の記録媒体に記録することを特徴とす
    る動画像編集装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の動画像編集装置により前
    記第三の符号列と前記第四の符号列が記録された前記第
    三の記録媒体から動画像を再生する動画像復号化装置で
    あって、前記第三の符号列を第一の復号化手段により第
    三の動画像に復号化し、前記第四の符号列を第二の復号
    化手段により第四の動画像に復号化し、前記所定の編集
    点において前記第三の動画像と前記第四の動画像との連
    続性を保持するように同期を取り再生することを特徴と
    する動画像復号化装置。
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