JP3899468B2 - 自動車のための受動乗客安全システムを始動する方法及び自動車のための受動安全システム - Google Patents

自動車のための受動乗客安全システムを始動する方法及び自動車のための受動安全システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の上位概念に記載の自動車のための受動乗客安全システムを始動する方法、及び請求項3の上位概念に記載の受動乗客安全システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような方法は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4319001号明細書により公知である。
【0003】
例えばエアバッグシステム、ベルトテンショナのような自動車のための乗客安全システムにおいて、システムの信頼性が求められる。なぜならこれは、とくに安全性の評価基準であるからである。
【0004】
エアバッグシステムは、通常それぞれのエアバッグに対して、エアバッグを操作する点火手段、いわゆる点火ピルを備えた始動回路を有し、この点火ピルは、制御可能なスイッチに対して直列に、又は安全性の理由から2つの制御可能なスイッチの間に直列になっている。加速度ピックアップと共同動作する制御ユニットは、始動回路内にある制御可能なスイッチを始動信号によって閉じることによって、危険な衝突の場合に、点火手段を起動する。
【0005】
さらに自動車の車載電源網の故障の場合に、又は車載電源網における機能障害の際に、このような場合に点火手段への電気エネルギーの供給を保証する安全コンデンサ(自給自足コンデンサ)を設けることは周知である。このような自給自足コンデンサは、ドイツ連邦共和国特許第3913628号明細書により公知であり、この自給自足コンデンサは、点火手段にそのために必要な始動電流を供給するだけではなく、同時に点火手段のための始動回路にも給電する。最後にこのコンデンサは、その機能安全性を保証するために、常にその充電状態に関してチェックされる。
【0006】
さらにドイツ連邦共和国特許第4409019号明細書によれば、エアバッグにおける点火器のための始動方法が公知であり、ここでは自動車の車載電源網から2つのコンデンサが充電される。これら両方のコンデンサは、点火手段に対して直列に接続されているので、衝突の場合に、閉じたスイッチを介してきわめて短い時間内に十分にエネルギーを点火手段に供給する。
【0007】
最後にすでに前に挙げたドイツ連邦共和国特許第4319001号明細書によれば、乗客安全装置の複数の点火手段のために唯一の自給自足コンデンサを同時に使用する代わりに、それぞれの点火手段のためにそれぞれ1つの自給自足コンデンサを設けることが公知である。この刊行物において、複数の点火手段のために唯一の自給自足コンデンサを同時に使用することの欠点として、点火手段の抵抗値が等しくされていないかぎり、問題が生じ、かつ点火手段のうち1つにおける短絡の際に、乗客安全システムを始動することができないということが記載されている。
【0008】
それ故に2つのエアバッグ及び2つのベルトテンショナを有する自動車の従来通常の装備は、4つの最終段及びエネルギー蓄積のための4つの自給自足コンデンサを必要とする。しかしながら側面エアバッグもますます標準装備になるので、最終段と自給自足コンデンサの数は、6つに増加した。このことは、外部構成要素の数を増加するに至り、これら構成要素は、このような安全システムを著しく高価なものにする。
【0009】
別の欠点は、次の点にある。すなわちエアバッグ点火手段に、したがって点火ピルに確実な点火のために必要なものよりはるかに大きなエネルギーが提供され、かつ動作確実性の理由だけからは理由付けることができない。点火ピルの抵抗は、例えば1.6と6.6Ωの間の値をとることがあるので、自給自足コンデンサ内に菩積されるエネルギーは、点火ピルの最大の抵抗に対して構成されている。このような点火ピルに対する点火エネルギーは、例えば6msの期間にわたる2Aの電流に相当する。その際、容量C=2200μFを有するコンデンサが27ボルトの充電電圧によって充電されると、点火ピルの抵抗値が1.6と6.6Ωの間にある場合、16.8Aの最大初期電流が流れる。このことは、始動回路のために必要な最終段トランジスタの大きなチップ面積を引起こす。なぜならこれらトランジスタの面積は、初期電流に比例するからである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
それ故に本発明の課題は、わずかな構成部分で間に合い、かつ始動回路内に使用される電力最終段トランジスタの小さなチップ面積を引起こす、初めに述べたような自動車のための受動乗客安全システムを始動する方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この課題は、請求項1及び3の特徴によって解決される。本発明によれば、ただ1つの自給自足コンデンサが、複数の点火手段のため始動電流を同時に発生する。それぞれの点火手段のために個々に必要な点火エネルギーが、始動電流のパルス−休止−比を介して設定されるように、点火手段の始動電流がパルス幅変調される。このため請求項3による乗客安全システムでは、各点火手段に対して直列に、制御可能なスイッチが接続され、更にこの制御可能なスイッチをパルス変調される信号で制御する制御回路が設けられている。
【0012】
それにより外部構成部分の費用を減少するという本発明の目的が達成され、同に抵抗値異な点火手段に一層良く合ったエネルギー分布が行われるので、自給自足コンデンサを同時に4つの点火手段のために容易に利用することが可能となる。
【0013】
従来の技術との重要な相違点は、次の点にある。すなわち始動電流回路を閉じるスイッチは、必要な時間の間に永続的に閉じているのではなく、間欠的に制御されるので、始動電流の電流経過は、それにより有意義なエネルギー分配を達成するために、裁断される。
【0014】
本発明による方法の有利な変形によれば、自動車の動作の間に、それぞれの点火手段の抵抗値が判定され、それによりそれぞれの点火手段のために必要な点火エネルギーを始動電流のためのパルス−休止−比として確定するようにする。
【0015】
点火手段の抵抗値の測定は、通常乗客安全システムの機能チェックに属するので、測定されて抵抗値に基づいてそれぞれの点火手段に対して個別的に必要な点火エネルギーは、追加的なハードウエア費用なしに確定することができる。
【0016】
本発明による方法を実施するために、特許請求の範囲第3項に記載のスイッチ回路が示され、それによれば、それぞれの点火手段に対して直列に、少なくとも1つの制御可能なスイッチが、とくに最終段トランジスタが接続されており、かつさらに始動回路が設けられており、この始動回路が、制御可能なスイッチをそれぞれPWM(パルス幅変調された)信号によって制御する。
【0017】
それぞれの点火手段の電気抵抗を判定するために、この制御回路は、測定電流をそれぞれの点火手段に加える手段を有するが、その際、点火手段に供給されるエネルギーは、点火のために必要な最小エネルギーより下にある。
【0018】
最後に本発明の別の構成において、制御回路の前に制御ユニットが接続されており、この制御ユニットが、測定電流を加えられた点火手段によって測定された電圧降下に基づいて、点火手段の抵抗値を判定する。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に本発明による方法の実施を、図面に関連してスイッチ回路装置によって示し、かつ説明する。
【0020】
図1は、4つの最終段E1、E2、E3及びE4を有する始動回路の基本的構成を示しており、ここではそれぞれ直列接続された最終段トランジスタT1ないしT4を有する4つの点火手段Z1ないしZ4は、1つの自給自足コンデンサCに対して並列に接続されている。この自給自足コンデンサCは、車載バッテリー又は車載バッテリーから給電される電源部分をなすことができる動作電圧源UBを介して充電される。最終段トランジスタT1ないしT4は、それぞれ線を介してマイクロプロセッサμP(マイクロプロセッサは図示されていない)によって個別的に制御される。
【0021】
これら最終段トランジスタT1ないしT4は、PWM信号によって制御されるので、これらは、永久的に閉じているのではなく、間欠的に開き状態又は閉じ状態にある。その際、これを例えば最終段E1の放電電流IC1に対して図2aの時間電流線図に示したように、コンデンサCによって供給される放電電流IC1、IC2、IC3及びIC4の裁断された経過が明らかである。それに対して図2b、2c及び2dは、点火手段Z2、Z3及びZ4を通る所属の電流流通時間だけを示している。その際、これら電流流通時間は、それぞれの点火手段Z1ないしZ4に十分なエネルギーが供給されるように選定されているので、確実な点火が保証されている。最終段トランジスタTi(i=1−4)と点火手段Zi(i=1−4)からなる最終段に異なったパルス分配が割当てられることは、この図2から容易に明らかであり、その際、それぞれの最終段に割当てられたパルス分配は、点火手段Zi(i=1−4)の抵抗値にしたがっている。
【0022】
自給自足コンデンサCの設計のための境界条件として、抵抗値の分配が望ましくない際にも、すなわち点火手段Z1ないしZ4のすべての抵抗値が例えば6.6Ωのいちばん上と思われる抵抗値にあるとき、エネルギーがすべての点火手段Z1ないしZ4に対して十分でなければならないということが成立つ。総合エネルギーWgesは、次の式によって仮定される値によって与えられ:
【0023】
【数1】
【0024】
その際、R1ないしR4は、点火手段Z1ないしZ4のそれぞれの抵抗値を表わし、かつ1.6Ωの最小の抵抗値を有する又は6.6Ωの最大の抵抗値を有する点火手段Z1ないしZ4に対して0.154Ws又は0.634Wsのエネルギー値が得られる。
【0025】
例えば4700μFの自給自足コンデンサCの有意義な容量値を前提とすれば、最大限に必要な0.634Wsの総合エネルギーに対して、18.5Vの充電電圧が結果として生じる。この時、最終段トランジスタT1ないしT4は、それぞれ11.57Aの電流に対して構成しなければならない。
【0026】
したがってそれぞれの最終段に対してそれぞれ分離した自給自足コンデンサを使用する従来の技術に対して、電流の減少が、したがって最終段トランジスタに対して必要なチップ面積の減少も生じる。従来の技術において、27Vの充電電圧による2,200μFの個々の最終段に対して1つの自給自足コンデンサを前提とする場合、点火手段の抵抗値に関してもっとも不都合な場合、16.8Aの最大電流が生じる。
【0027】
最終段トランジスタT1ないしT4の制御のために使われるPWM信号は、33μsのパルス幅を有し、その際、それから1/8に基づいた分割を生じる3ビットに基づく分割が行なわれる。したがって1/8ないし8/8のパルス−休止−比が、したがってエネルギーの相応した割当ても生じる。
【0028】
そのため図3は、4700μFを有する自給自足コンデンサC及び18.5Vの充電電圧からの1.6Ωの抵抗値を有する点火手段Ziのエネルギー又は電力吸収を示している。その際、PWM信号のパルス−休止−比は、図3の時間電力線図から明らかなように、1/8である。
【0029】
最小限必要な37mWsのエネルギーWminに確実に到達するが、わずかだけしか上回らないので、エネルギーの浪費がほとんど行なわれないことは、同じ図の時間エネルギー線図から明らかである。
【0030】
図4による第2の例において、なお前に挙げた設計値を有する自給自足コンデンサからの6.6Ωの最大の抵抗を有する点火手段Ziのエネルギー吸収が示される。
【0031】
図4の上側の線図は、6/8のパルス−休止−比を有するPWM信号を使用した際の電力吸収を示している。このようなPWM信号により、159mWsのWminの必要なエネルギーがどうやら達成される。この場合、安全性の理由から、いくらか大きな容量又は高い充電電圧を使用してもよい。
【0032】
最後になお図1による並列接続された4つの最終段に対するエネルギー吸収を示し、その際、それぞれ6.6Ωの点火手段Z1ないしZ4の抵抗値を有するもっとも不都合な場合を前提とする。自給自足コンデンサCは、4700μFの容量を有し、かつ21Vの充電電圧で充電される。図5による棒グラフは、点火手段Z1、Z2、Z3及びZ4に対する相応するエネルギー分配を示している。その際、それぞれ左側の棒は、実際エネルギー吸収を示し、かつ右側の棒は、目標値として必要な最小エネルギーを示している。点火手段Z1、Z2、Z3又はZ4に対するPWM信号の相応するパルス−休止−比は、4/8、5/8、6/8又は8/8である。
【0033】
図5は、それにより必要な最小エネルギーに関してほぼ最適なエネルギー分配が達成されることを示している。
【0034】
始動の場合における点火ピルの溶融の際に、このことは、短期間のアース接続に至ることがあるので、−少なくとも理論的に−、無制限の短絡電流が流れる。それにより自給自足コンデンサCが管理されずにエネルギーを変化させる危険が存在する。このような場合を回避するために、点火手段Z1ないしZ4に対して直列に追加的な抵抗(図9参照、参照符号R1ないしR4)が配線される。それにより点火手段Z1ないしZ4の生じ得る抵抗値は、それぞれ1Ωの抵抗値を有するこのような直列抵抗に対して、1.6ないし6.6Ωから2.6ないし7.6Ωに上昇する。その際、最大限必要な総合エネルギーは、0.72Wsに増大する。
【0035】
図6による棒グラフは、相応するエネルギー分配を示しており、その際、点火手段Z1ないしZ4に対してそれぞれ1.6Ωの抵抗値が仮定され、かつ自給自足コンデンサCは、4700μFの容量値を有する(充電電圧23V)。相応するPWM信号のパルス−休止−比は、値4/8、5/8、6/8及び8/8に相当する。その際、2.6Ωの際に最大電流は、8.85Aの値に達する。コンデンサCから4つの点火手段Z1ないしZ4へのエネルギー分配がほぼ最適であり、したがってわずかなエネルギーしか浪費されないことは、この実施例においても明らかである。
【0036】
図7及び図8による回路装置は、1/8分割によるPWM信号がどのようにして発生することができるかを示している。図7によれば、このような装置は、クロック信号c/k(図7a参照)を発生するクロック信号発生器4からなり、このクロック信号は、3ビットカウンタ5に供給される。このカウンタ5の出力端子A0、A1及びA2から、図7b、7c及び7dに示すような分周されたクロック信号が得られる。これらクロック信号は、コーダ部分6に供給され、このコーダ部分は、それにより相応するパルス−休止−比を有するPWM信号を発生する。図8は、このようなコーダ部分6の詳細な回路図を示しており、このコーダ部分は、すべてNANDゲートから構成されている。これは、3ビットによって表示することができるPWM信号のすべてのパルス−休止−比を発生する。
【0037】
詳細に述べれば、このコーダ回路6は、次のように構成されている:すなわちクロック信号A0は、NANDゲート1、NANDゲート2及びNANDゲート3に供給される。第2のクロック信号A1は、NANDゲート1、NANDゲート2の入力端子及びNANDゲート4の入力端子に加わり、その際、このクロック信号は、同時に4/8のパルス−休止−比を有するPWM信号をなしている。最後に第3のクロック信号A2は、同様にNANDゲート1及びNANDゲート5に供給される。
【0038】
さらにNANDゲート3の出力端子は、NANDゲート6、NANDゲート7及びNANDゲート13に通じている。それに対してNANDゲート4の出力端子は、NANDゲート6、NANDゲート11、NANDゲート12及びNANDゲート13の入力端子に接続されている。NANDゲート5に出力端子は、NANDゲート10の入力端子、NANDゲート7の入力端子、NANDゲート12の入力端子及びNANDゲート13の入力端子に接続されている。
【0039】
NANDゲート1の出力端子はNANDゲート8に通じ、NANDゲート2の出力端子はNANDゲート9に通じ、NANDゲート6の出力端子はNANDゲート10の入力端子に通じ、かつNANDゲート7の出力端子はNANDゲート11の入力端子に通じている。
【0040】
NANDゲート8又はNANDゲート9の出力端子から、それぞれ1/又は2/8のパルス−休止−比を有するPWM信号が生じる。NANDゲート10の出力端子はNANDゲート14に接続されており、このNANDゲートから3/8のパルス−休止−比を有するPWM信号が発生される。5/8のパルス−休止−比を有するPWM信号は、NANDゲート11の後に接続されたNANDゲート15から発生される。NANDゲート12は、6/8分割を有するPWM信号を供給し、かつ最後にNANDゲート13は、7/8のパルス−休止−比を有するPWM信号を供給する。
【0041】
図9により、始動回路として並列接続された4つの点火最終段E1、E2、E3及びE4を有する詳細な回路図が示され、この始動回路は、制御回路1及びマイクロプロセッサとして構成された制御ユニット2によって制御される。
【0042】
それぞれの点火最終段Ei(i=1−4)は、エアバッグ又はベルトテンショナのための点火ピルとしての点火手段Zi(i=1−4)、抵抗Ri(i=1−4)、及び高レベル側最終段トランジスタTi2(i=1−4)及び低レベル側最終段トランジスタTi1(i=1−4)の直列回路から構成されている。4つの最終段E1ないしE4からなるこの並列回路は、安全スイッチSに対して直列に接続されており、この安全スイッチは、他方において自給自足コンデンサC又は動作電圧UBに接続されている。
【0043】
高レベル側最終段トランジスタT12、T22、T32及びT42は、それぞれ制御線1aを介して制御回路1から制御される。相応してこのことは、それぞれ1つの制御線1bを有する低レベル側最終段トランジスタT11ないしT41に当てはまる。
【0044】
点火ピルZ1−Z4の抵抗値を判定することができるようにするために、一方においてこれら点火ピルZ1ないしZ4は、それぞれ1つの線1dを介して制御回路1に接続されており、かつ並列回路の接続点Kは、線1cに接続されている。最終段内に配置された抵抗R1ないしR4は、図6の説明に関連して述べられたように、個々の点火ピルZ1ないしZ4の点火の際におそらく生じる短時間の短絡電流を制限するために使われる。制御回路1によって判定される点火ピルZ1ないしZ4にわたる電圧降下は、相応する抵抗値を判定するために、線1fを介してマイクロプロセッサ2に供給される。それにより同様にマイクロプロセッサ2により所属のパルス−休止−比を有するPWM信号が決められ、かつ線2aを介して制御回路1に供給され、この制御回路は、他方において制御線1a及び1bを介してそれぞれの最終段トランジスタT12ないしT42又はT11ないしT41を制御する。自動車に作用する加速度を検出するために、加速度センサS1及びS2を有するセンサユニット3が設けられており、これら加速度センサのセンサ信号は、評価のためにマイクロプロセッサ2に供給される。検出された加速度に基づいて、マイクロプロセッサ2によって乗客を危険にさらす破壊が確認される場合、始動信号が、線2aを介して制御回路1に送信されるので、制御線1a及び1bを介して点火ピルZ1ないしZ4が起動される。
【0045】
本発明を説明するために前に示した実施例は、それぞれ並列に接続された4つだけの最終段を示しており、これら最終段は、3ビットに基づいたPWM信号によって制御される。しかしながら本発明による方法は、4つの最終段の並列回路に限定されるわけではなく、自給自足コンデンサCの相応する構成の際に、並列接続された段のそれよりわずかな数又は並列接続された段のそれより多くの数に適用することができ、その際、PWM信号のための3ビットの基礎も変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実施する基本スイッチ回路装置の図である。
【図2】図1によるスイッチ回路装置の動作様式を説明する時間電圧線図である。
【図3】図1による回路の動作様式を説明する時間エネルギー又は電力線図である。
【図4】別の時間エネルギー又は電力線図である。
【図5】6.6Ωのそれぞれ1つの抵抗を有する4つの点火ピルのエネルギー吸収のための棒グラフである。
【図6】それぞれ1つの直列抵抗が前に接続された6.6Ωのそれぞれ1つの抵抗を有する4つの点火ピルのエネルギー吸収のための別の棒グラフである。
【図7】異なったクロック信号A0、A1及びA2を発生するためのブロック回路図である。
【図8】図7による回路装置によって発生されるクロック信号A0、A1及びA2から異なったPWM信号を発生するコーダ部分の回路装置を示す図である。
【図9】本発明による方法を実施する詳細な回路図である。
【符号の説明】
1 制御回路
2 制御ユニット
C 自給自足コンデンサ
Tij 制御可能なスイッチ
Zi 点火手段

Claims (5)

  1. 危険な衝突の場合に人間を保護する手段のための電気的点火手段に、点火エネルギーを供給するために始動電流が加えられ、この始動電流が、自動車の車載電源網の機能障害の際に、自給自足コンデンサ(C)の放電電流として発生され、この自給自足コンデンサ(C)が、複数の点火手段(Z1,Z2,Z3,Z4)のために同時に始動電流を供給可能である、自動車のための受動乗客安全システムを始動する方法において、それぞれの点火手段(Z1,Z2,Z3,Z4)のためにその抵抗値に応じて個々に必要な点火エネルギーが、始動電流のパルス−休止−比を介して設定されて、それぞれの点火手段の点火のため最小限必要な点火エネルギーに確実に達するか又はこれを僅かだけ超過し、従ってエネルギー浪費がほとんど起こらないように、それぞれの点火手段(Z1,Z2,Z3,Z4)の始動電流が個々にパルス幅変調されることを特徴とする、自動車のための受動乗客安全システムを始動する方法。
  2. 自動車の動作の間に、点火手段(Z1,Z2,Z3,Z4)の抵抗値が判定され、それにより点火手段(Z1,Z2,Z3,Z4)のために個々に必要な点火エネルギーが、始動電流のためのパルス−休止−比として確定されることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. (a)危険な衝突の場合に人間を保護する手段のための電気点火手段(Z1,Z2,Z3,Z4)が設けられ、
    (b)電気点火手段(Z1,Z2,Z3,Z4)に始動電流を加えるための手段(UB,C)が、自動車の車載電源網の機能障害の際放電電流として始動電流を発生する自給自足コンデンサ(C)を持ち、自給自足コンデンサ(C)が、複数の点火手段(Z1,Z2,Z3,Z4)のために同時に始動電流を供給するのに役立ち、
    (c)それぞれの点火手段(Z1,Z2,Z3,Z4)に対して直列に、少なくとも1つの制御可能なスイッチ(T11,T12,T21,T22,T31,T32,T41,T42)が接続され、
    (d)制御可能なスイッチを制御するための制御回路(1)が設けられているものにおいて、
    (e)それぞれの点火手段(Z1,Z2,Z3,Z4)のためにその抵抗値に応じて個々に必要な点火エネルギーが、始動電流のパルス−休止−比を介して設定されて、それぞれの点火手段の点火のため最小限必要な点火エネルギーに確実に達するか又は僅かだけ超過し、従ってエネルギー浪費がほとんど起こらないように、制御回路(1)が、パルス幅変調される信号によって、制御可能なスイッチをそれぞれ個々に制御する
    ことを特徴とする、自動車のための受動乗客安全システム。
  4. 制御回路(1)が、点火手段(Z1,Z2,Z3,Z4)にわたる電圧降下を判定するために、点火を開始しない測定電流を点火手段(Z1,Z2,Z3,Z4)に加える手段を有することを特徴とする、請求項3記載の受動乗客安全システム
  5. 制御回路(1)の前に制御ユニット(2)が接続され、この制御ユニットが、点火手段(Z1,Z2,Z3,Z4)における電圧降下からそれぞれの点火手段(Z1,Z2,Z3,Z4)の抵抗を判定することを特徴とする、請求項4記載の受動乗客安全システム
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