JP3898904B2 - 画像読取ユニット及び画像読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取ユニット及び画像読取装置に関し、特に、画像データを読取るイメージセンサが装着された回路基板の一方の面にイメージセンサの温度上昇を制御する放熱部材を設けると共に、回路基板の他方の面にノイズを低減するシールド部材を設け、放熱部材とシールド部材とを熱伝導部材で結合した画像読取ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
種々のサイズの原稿画像を画像データとして読取る画像読取装置は、例えば、図10に示すように、原稿に対して光を照射する光源86、原稿からの反射光を偏向するための複数の反射鏡83,84,85、各反射鏡を介して反射された原稿反射光を集光する集光レンズ87、そして、集光レンズ87からの光を検出するイメージセンサ80を備えており、イメージセンサ80で検出された反射光は、光電変換された後、画像データとして処理される。
【0003】
画像読み取りは、受光した画像光を電気信号に変換するイメージセンサに所定周波数のクロック信号に同期して読み取るようにタイミング設定がなされる。イメージセンサから画像信号を読み取る際には、クロック信号及びそのクロック周波数の整数倍の周波数帯のノイズが生じる。
【0004】
このため、このノイズが外部に漏れるのを防止するために、例えば、特開平5−347685号公報、特開平8−32762号公報においては、回路基板の周辺を金属製のシールドカバーで覆っている。
【0005】
しかし、このシールドカバーはイメージセンサを取付けた回路基板だけでなくその周辺やレンズ等も含む広い範囲を覆うようにしており、そのサイズが大きくなりがちであった。このため、回路基板だけをシールドカバーで覆うようする例も見られる。
【0006】
図10に示すように、通常、上記イメージセンサ80は回路基板81上にねじなどにより光軸に対する位置調整が可能に取付けられている。そして、イメージセンサ80が取付けられた基板81は、イメージセンサ80が最適な状態で集光レンズ87からの光が受光できるように、固定部材90を使用して装置本体のシャーシに設けられたフレーム92に取付けられている。基板81は集光レンズ87との位置合わせをした状態でねじ91で固定するようにしている。そして、基板81はノイズを防ぐためシールドカバー82で覆うようにしている。
【0007】
さらに、イメージセンサは、大規模集積回路と同様にシリコン基板上に数百万個の電子素子が配列されたものであることから消費電力が大きく単位時間当たりの発熱量が大きい。特に、近年の画像読取装置は高密度且つ高速度の画像読み取りを実現するべく、画素数が益々増大化しているとともに、高速度の画像データの伝送実現するべくクロック周波数の高速化が図られている。このため、イメージセンサが発生する熱を放熱するためにイメージセンサの外形パッケージに放熱板を装着する必要性が生じている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このため、従来技術においては、回路基板に対しては、回路基板を装置本体のフレームへ取付のための固定支持部材と、回路基板からのノイズの放散抑制及び外来ノイズの遮蔽のためのシールドカバーと、熱放散のための放熱部材(ヒートシンク)をそれぞれ別個に取付けなければならなかった。このため、部品点数が多く装置製造時の作業工程が煩雑であり、製造コスト低減の妨げとなっていた。
【0009】
また、回路基板の装置本体フレームへの取付は、精緻な位置合わせを必要とし煩雑な調整作業が必要であった。
【0010】
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、イメージセンサ、回路基板をシールド部材に取付、このシールド部材にシールドと放熱の機能を持たせることによって部品点数の低減と製造コストの低減を実現し、併せて、回路基板の位置合わせを容易にするように形成された画像読取ユニット及び画像読取装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明において、原稿からの光の光路方向に面する表面側にイメージセンサを有し、背面側に半導体回路素子を有する回路基板と、前記イメージセンサからの熱を放出する放熱部材と、前記半導体回路素子への電気ノイズを防止するシールド部材とを備えた画像読取ユニットにおいて、前記イメージセンサを、前記熱伝導性の放熱部材を介して前記回路基板の表面側に配置し、前記シールド部材は、前記回路基板の背面側に配置する。この放熱部材と回路基板とシールド部材とは熱伝導性の連結部材でブラケット部材に固定し、このブラケット部材は装置フレームに光路方向に位置調節自在に取付け、前記シールド部材とブラケット部材とはそれぞれ熱伝導性の金属材料で構成する。
【0012】
そして、前記回路基板には貫通孔を設け、この貫通孔を介して前記連結部材で前記放熱部材と前記シールド部材とを結合する。
【0014】
さらに、原稿に光を照射する光源と、原稿からの反射光を電気信号に変換するイメージセンサと、表面側に前記イメージセンサを、背面側に半導体回路素子をそれぞれ有する回路基板とを備え、前記イメージセンサからの熱を放出する放熱部材と、前記半導体回路素子への電気ノイズを防止するシールド部材と、を備えた画像読取装置において、
前記イメージセンサは、前記熱伝導性の放熱部材を介して前記回路基板の表面側に配置する共に、前記シールド部材は、前記回路基板の背面側に配置する。この放熱部材と回路基板とシールド部材とは熱伝導性の連結部材でブラケット部材に固定する。このブラケット部材は装置フレームに光路方向に位置調節自在に取付けられ、前記シールド部材とブラケット部材とはそれぞれ熱伝導性の金属材料で構成する。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明は、各種の複写機、ファクシミリ、電子機器に接続して使用されるイメージスキャナ等に適用される画像読取ユニット及び画像読取装置である。本実施の形態では、複写機における画像読取装置の例に基づき説明する。画像読取装置には、一般的に次の3種類の読取装置がある。
【0019】
第1の構成は、レンズ及びイメージセンサから成る画像読取ユニットが画像読取装置の取付部に固定され、原稿が載置されたプラテンに沿って光源ユニットと反射鏡ユニットが2対1の速度で移動しながら載置された原稿を読取る画像読取装置である。
【0020】
第2の構成は、光源、反射鏡、レンズ及びイメージセンサからなる画像読取ユニットを固定し、プラテンに沿って移動する原稿の画像を読取る画像読取装置である。
【0021】
第3の構成は、光源、反射鏡、及びレンズ及びイメージセンサから成る画像読取ユニットが1つのキャリッジに搭載され、該キャリッジが原稿の載置されたプラテンに沿って移動し原稿を読取る画像読取装置である。
【0022】
まず、本発明を第1の構成の画像読取装置に適用した実施例について説明する。
図3は本実施の形態に係る画像読取装置の構成を示す断面図であり、図4はその画像読取装置における第1の画像読取部の光学機構部である光源11と光偏向手段である反射鏡12,13,14と第2の光学読取装置40の部分を拡大した断面図である。
【0023】
なお、本実施の形態例の複写機では、連続的に原稿を繰出して画像読取部に給送する、いわゆるADFとしての機能を有している。
画像読取装置は、下部ユニット51と、下部ユニット51に対してヒンジ等により開閉自在に取付られた上部ユニット60とを有している。
【0024】
上部ユニット60は、原稿を搬送する搬送経路、原稿を搬送するローラ対、原稿の裏面の画像を読み取る第2の光学読取装置40等を収容した筐体61を有している。この筐体61には、前記給紙トレイ62に対応して原稿導入口63と、前記排紙トレイ64に対応して原稿排出口が形成されており、原稿導入口63から導入された原稿は、筐体内に配設された搬送経路に沿って搬送され、読取処理が行われた後、原稿排出口を介して前記排紙トレイ64上に排紙される。
【0025】
さらに、第1の光学読取装置50は、搬送経路に沿って設けられているシートスループラテン66を通過する原稿の表面の画像を読み取るようになっている。第1の光学読取装置50は、縮小光学系センサを備えて構成されており、第1キャリッジ52と、第2キャリッジ53とを備えている。各キャリッジ52,53は、図示しないモータにより駆動され、互いに連動して所定の距離関係を保ちながらユニット内を図の左右方向に移動する。
【0026】
キャリッジ52には、図4のように原稿に対して照射光を投光するための光源11と、光源11によって投光された照射光の原稿からの反射光を受光して水平方向の反射光に方向を変換する反射鏡12が搭載されている。また、キャリッジ53には、反射鏡12から反射された水平方向の反射光を垂直方向に反射させる反射鏡13と、この反射鏡13によって反射された垂直方向の光を前記反射鏡12からの反射光とは反対の水平方向に反射させる反射鏡14が搭載されている。
【0027】
また、第1の光学読取装置50は、下部ユニット51内に固定され、偏光手段である反射鏡14からの反射光が入射する集光レンズ15と、集光レンズ15によって合焦された反射光を受光するイメージセンサ16と、イメージセンサ16の温度上昇を制御する放熱部材72と、放熱部材72を介してイメージセンサ16が取付けられた回路基板73とで構成される。このイメージセンサ16によって検知された光は、回路基板73によってデジタル信号に変換された後、各種の画像処理を行なう制御基板(図示せず)を介して複写機内のインターフェース基板に送信される。そして放熱部材72及び回路基板73はヒートシンク機能とノイズシールド機能を兼備したシールド部材70に熱伝導部材95により固定され、シールド部材70は取付部76に固定され画像読取ユニットを構成している。
【0028】
本実施の形態では、第1の光学読取装置50は、下部ユニット51の上面にシートスループラテン66と隣接して読取原稿を載置するためのプラテン55(以下、「ブックプラテン」という)が設けられており、このブックプラテン55に載置された原稿を、前記キャリッジ52,53が移動することで走査し、その内容を読み取るようになっている。
【0029】
そして、各キャリッジは図示しないモータにより駆動され互いに連動して所定の距離関係を保ちながら、即ちキャリッジ52に対しキャリッジ53は1/2の変位で下部ユニット51の内部を図の左右方向に移動する。
【0030】
第2の光学読取装置40においては、図4に示すように搬送通路内を搬送されてくる原稿の裏面(上方に向いた面)に画像を読み取るための照射光を投光する光源25と、該照射光と原稿シートの裏面からの反射光とを透過するコンタクトガラス67と、該反射光を平行光とするためのセルホックレンズ68と、該セルホックレンズ68の透過光を検出して電気信号に変換するラインイメージセンサ69と、回路基板41とが、ノイズを低減するシールドカバー96を付して第2の光学読取装置40に一体的に固定されている。そして、イメージセンサ69で検知された光は回路基板41によってデジタル信号に変換された後、上述した下部ユニット51内に設けられた画像処理基板を介して複写機内のインターフェース基板に送信される。
【0031】
次に、本発明の画像読取ユニット2及び画像読取装置を第3の構成の画像読取装置に適用した実施例について説明する。上記した第3の構成の画像読取装置は、光源、反射鏡、及び前記レンズ及び前記イメージセンサから成る画像読取ユニット2が原稿の載置されたプラテンに沿って移動し原稿を読取る画像読取装置である。図5は、ホームポジションにある画像読取ユニット2を往動方向から見た斜視図を示す。
【0032】
原稿は本体フレーム1の上方に装着されるプラテン(図示せず)上に読取られる画像面が下向きになるように載置される。画像読取ユニット2は、プラテンの下方を本体フレーム1に設けたガイドロッド3及びガイドレール4に案内され、ステッピングモータ5に連結された駆動ベルト10を介して駆動されて往復摺動する。原稿画像は、往動時に読取られるように構成されている。
【0033】
図6は、画像読取ユニット2が原稿画像を走査する往動方向に向かって後方から見た斜視図である。画像読取ユニット2の往動方向の一端側に光源6が設置され、その他端側に回路基板32を取付けたシールド部材70が画像読取ユニット2のモールドフレーム26に固定されている。
【0034】
図7は、画像を読取る画像読取ユニット2の構成を示す断面図である。画像読取ユニット2には、モールドフレーム26が設けられ、このモールドフレーム26に原稿を照射する光源6と、光源6から発射される光を原稿面に集中反射するための反射板29と、光源6によって投光された照射光の原稿からの反射光を受光して水平方向の反射光に方向を変換する反射鏡20,21,22,23,24、と、前記反射鏡24からの反射光を集光するレンズユニット27と、集光レンズ27によって合焦された反射光を受光するイメージセンサ31と、イメージセンサ31を搭載する回路基板32、回路基板32に固着された半導体(半導体回路素子)28とが搭載されている。なお、最初に光を反射する反射鏡20と最後に光を反射する反射鏡24との間には読み取り幅全体の光量を均一化するためのシューティング板34がねじ35により位置調整可能に取付られている。
【0035】
このように構成された画像読取装置において、イメージセンサ31の熱による機能低下を防ぐために、イメージセンサ31が発生する熱を放出することが要求される。さらに、電源及びケーブルから発射する電磁波がイメージセンサ31に影響を与えないように防ぐ必要がある。
【0036】
そして、反射鏡24からの光を受けて集光する集光レンズ27と集光した光を読取るイメージセンサ31は焦点位置が正確でなければ緻密な画像データを得ることが出来ない。そのため緻密な画像データを得るためには正確な調整を必要とする。複写機のADFの動き、キャリッジの移動などで絶えず振動は起こっている。これらの振動でそのイメージセンサ31の焦点位置がずれることは許されない。
また、位置がずれた場合の調整は簡単であることが望ましい。そのためには、回路基板32を取付部に固定する部品点数は少ないことが望ましい。
【0037】
本発明においては、イメージセンサ31を取付た回路基板32をノイズを低減するシールド部材70に固定し、シールド部材70は画像読取ユニット2のモールドフレーム26に設けられた取付部26aに位置調整自在に固定する構成とした。
このシールド部材70は、放熱性を有する銅、アルミ等の非磁性金属、又は、鉄、ニッケル等の磁性金属で形成されている。
【0038】
図1は、イメージセンサ31を搭載した回路基板32をシールド部材70に取付けた状態を示す正面図である。図2はイメージセンサ31を搭載した回路基板32をシールド部材70に取付けた状態を示す斜視図である。
このシールド部材70が、図6に示す通り画像読取ユニット2のモールドフレーム26に取付けられている。
【0039】
本発明においては、図1、図2に示すように、背面側に半導体回路素子28を有する回路基板32と光路方向に面する表面側に設けたイメージセンサ31との間にイメージセンサ31からの熱を放出する放熱部材78を介在し、回路基板32の表面側にイメージセンサ31が固定されている。そして回路基板32は、半導体回路素子28への電気ノイズを防止するシールド部材70の外側取付部76に設けられた孔76aから熱伝導性の連結部材(本実施例においてはねじ)77を螺挿して放熱部材78のねじ孔78aに螺合することでシールド部材70に固定される。
【0040】
そして、ねじ77を介してイメージセンサ31から放熱部材78に伝わった熱が、さらにシールド部材70に放熱される。
【0041】
シールド部材70は、シールド部材70に設けられた取付孔74と画像読取ユニット2のモールドフレーム26の取付部26aとが、ねじ等の結合部材74aにより位置調整自在に取付られている。
【0042】
イメージセンサ31の受光面側には、フレア光を遮るための遮光板71が設けられている。そして、シールド部材70のブラケット75には画像読取ユニット2のモールドフレーム26にシールド部材70を固定するための取付孔74か設けられている。取付孔74は、集光レンズの光軸方向を調整するために調整可能に可動できるように光軸方向に長く形成されている。そして、取付孔74に螺旋されたねじ等の取付部材を調整するためのドライバー孔79が設けられている。この孔79は位置調整の際、画像読取ユニット2の上方からドライバーを挿入し取付孔74に螺旋されたねじを廻し調整が出来るようになっている。
【0043】
そして、シールド部材70は放熱性の高い部材、例えば金属板であるため放熱性がありイメージセンサ31から発生する熱を放熱しイメージセンサの機能低下を防止することが出来るヒートシンク機能を持つ。
【0044】
図8は、図2を反対方向から見た斜視図であり、図9は、図8を矢印X方向に見た側面図である。
【0045】
さらに、放熱構造については、図2、図8、図9に示すように、イメージセンサ31と基板32との間に放熱部材78を介在させ、回路基板32にイメージセンサ31が固定されている。この放熱部材78を設けることでイメージセンサ31の温度上昇を防ぎ、回路基板32に与える熱の影響も防止することが出来る。
【0046】
回路基板32の貫通孔32aにシールド部材70の外側から熱伝導部材例えば金属製のねじ77を螺挿して放熱部材78のねじ孔に螺合することで、シールド部材70に回路基板32が固定されると共に、イメージセンサ31から放熱部材78に伝わった熱がねじ77を介してシールド部材70に放熱される。
【0047】
図6にはイメージセンサ31を搭載した回路基板32を取付けたシールド部材70が画像読取ユニット2に取付けられた状態が示されている。シールド部材70を画像読取ユニット2のモールドフレームの取付部に取付ける際は、図2のようにシールド部材70に設けられている取付部のブラケット75を画像読取ユニット2のモールドフレームの取付部にねじ、ワッシャ等の結合部材を使用して固定する。
【0048】
集光レンズの光軸方向を調整するために位置を調節する場合、結合部材がねじの場合は固定したねじを緩め取付孔74の左右方向にずらすことで微調整が可能となる。このように調整は、イメージセンサ31及び回路基板32とシールド部材70とは一体に固定されているためシールド部材70の取付位置だけを調整すればよいのである。
【0049】
シールド部材70と画像読取ユニット2のモールドフレーム26の取付部26aとの結合は正確に結合され位置のずれが生じないような結合部材を使用する。ねじとワッシャ等の結合部材を使用しねじが確実に画像読取ユニット2のモールドフレーム26の取付部26aとシールド部材70のブラケット75を螺合し位置がずれないように固定する。
【0050】
なお、本実施の形態ではシールド部材70の取付け孔74が位置調整自在な形状であるとして説明したが、シールド部材70の取付孔74を螺子を螺入する丸孔とし、画像読取ユニット2のモールドフレームの取付部を調整可能な取付孔の形状としてもよい。
【0051】
以上、詳しく説明したように、本発明の画像読取ユニット2は、イメージセンサ31、放熱部材78、回路基板32を搭載したシールド部材70にブラケット75を設け、このブラケット75に設けた取付孔74と画像読取ユニット2のモールドフレーム26の取付部26aとをねじ等の結合部材74aで位置調整自在に固定する構成とした。
【0052】
このように、回路基板32を画像読取ユニット2に固定するためのシールド部材70が、ノイズを低減すると共に、イメージセンサ31から発生する熱を放熱するヒートシンク機能を一体的に併せ持つことにより部品点数の低減と製造コストの低減を実現したのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る、イメージセンサを搭載した基板をシールド部材に取付けた状態を示す正面図である。
【図2】 図1における、イメージセンサを搭載した基板をシールド部材に取付けた状態を示す斜視図である。
【図3】 本発明に係る、実施の形態例の画像読取装置を示す図である。
【図4】 本発明に係る、画像読取装置における光学機構部である光源と光偏向手段である反射鏡部と第2の光学読取装置である密着型イメージセンサ部分を拡大した図である。
【図5】 本発明に係る、画像読取装置におけるホームポジションにある画像読取ユニットを往動方向から見た斜視図を示す。
【図6】 本発明に係る、画像読取ユニットを読取走査方向に向かって後方から見た斜視図である。
【図7】 本発明に係る、画像を読取る画像読取ユニットの構成を示す断面図である。
【図8】 図2のシールド部材を反対方向から見た斜視図であり、
【図9】 図8を矢印X方向に見た側面図である。
【図10】 従来の画像読取装置を示す。
【符号の説明】
2 画像読取ユニット
11 光源
12,13,14 反射鏡
15 集光レンズ
31 イメージセンサ
32 基板
70 シールド部材
72 取付支持部
75 ブラケット
74 取付孔
77 ねじ
Claims (3)
- 原稿からの光の光路方向に面する表面側にイメージセンサを有し、背面側に半導体回路素子を有する回路基板と、
前記イメージセンサからの熱を放出する放熱部材と、
前記半導体回路素子への電気ノイズを防止するシールド部材と、を備えた画像読取ユニットにおいて、
前記イメージセンサは、前記熱伝導性の放熱部材を介して前記回路基板の表面側に配置されると共に、前記シールド部材は、前記回路基板の背面側に配置され、
この放熱部材と回路基板とシールド部材とは熱伝導性の連結部材でブラケット部材に固定され、
このブラケット部材は装置フレームに光路方向に位置調節自在に取付けられ、
前記シールド部材とブラケット部材とはそれぞれ熱伝導性の金属材料で構成されていることを特徴とする画像読取ユニット。 - 前記回路基板には貫通孔が設けられ、この貫通孔を介して前記連結部材で前記放熱部材と前記シールド部材とを結合したことを特徴とする請求項1に記載の画像読取ユニット。
- 原稿に光を照射する光源と、
原稿からの反射光を電気信号に変換するイメージセンサと、
表面側に前記イメージセンサを、背面側に半導体回路素子をそれぞれ有する回路基板と、
前記イメージセンサからの熱を放出する放熱部材と、
前記半導体回路素子への電気ノイズを防止するシールド部材と、を備えた画像読取装置において、
前記イメージセンサは、前記熱伝導性の放熱部材を介して前記回路基板の表面側に配置されると共に、前記シールド部材は、前記回路基板の背面側に配置され、
この放熱部材と回路基板とシールド部材とは熱伝導性の連結部材でブラケット部材に固定され、
このブラケット部材は装置フレームに光路方向に位置調節自在に取付けられ、
前記シールド部材とブラケット部材とはそれぞれ熱伝導性の金属材料で構成されていることを特徴とする画像読取装置。
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