JP3898901B2 - テープ状物品収納体の端部処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長尺に形成されたキャリアテープに設けられた物品収納凹部に物品を収納した後に、前記キャリアテープに、前記物品収納凹部を覆うカバーテープを貼着してテープ状物品収納体を構成し、このテープ状物品収納体をリールに順次巻回するとともに、このテープ状物品収納体の端部を、この端部に貼着されるエンドシールによって固定するようにしたテープ状物品収納体の端部処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえば、電子部品等の包装に用いられる物品収納体の一例として、図5に示す構造のものが知られている。
この図において符号Pで示すテープ状物品収納体は、物品収納凹部11が所定間隔をおいて多数設けられたキャリアテープ8と、このキャリアテープ8の表面に貼着されて物品が収納された物品収納凹部11を閉塞するカバーテープ9とによって構成されており、このカバーテープ9は、前記キャリアテープ8の幅よりも狭く形成されており、前記物品収納凹部11の閉塞に必要な幅となされている。
【0003】
このようなテープ状物品収納体Pは、図4に示すように、その一端部をリール1に固定した後に、このリール1を回転させることによって、このリール1の外周に巻回される。
そして、巻回された前記テープ状物品収納体Pは、図5に示すように、その巻き取り終端部8aにおいて、前記カバーテープ9を、前記キャリアテープ8の端部から延長した状態で切断しておくとともに、このカバーテープ9の端部に、非粘着部10aが形成された粘着性のエンドシール10を長さ方向に延設するように取り付け、この延長されたカバーテープ9を、巻回されている下層のテープ状物品収納体Pの表面に貼着し、さらに、前記エンドシール10を同様にして、前記テープ状物品収納体Pの表面に貼着することによって、前記テープ状物品収納体Pの終端部を固定して、保管あるいは搬送可能な状態となされる。
【0004】
一方、従来においては、前述したテープ状物品収納体Pの巻回や端部処理を行うために、図4に示す装置を用いている。
【0005】
すなわち、前記リール1の近傍で、このリール1に対してほぼ接線方向に沿って配設され、前記テープ状物品収納体Pを、前記リール1へ向けて案内する挿入ガイド機構300と、この挿入ガイド機構300の近傍で、前記テープ状物品収納体Pの巻き取り方向前方に配設されて、挿入ガイド部材303によって案内されたテープ状物品収納体Pを前記リール1へ向けて押圧するテープ押え機構201とによって構成されている。
【0006】
詳述すれば、前記挿入ガイド機構300は、前記リール1の軸線と直交する面内において揺動可能に設けられ、かつ、前記キャリアテープ8とカバーテープ9とが重畳状態で挿入されるとともに、これらを相互に貼着させて、揺動端部から送り出すガイド孔303aが形成された挿入ガイド部材303を備えている。
【0007】
また、前記テープ押え機構201は、前記リール1の軸線と直交する面内において揺動可能に設けられた揺動アーム202と、この揺動アーム202の揺動端部近傍に設けられた押圧ローラ5と、前記揺動アーム202を弾性的に付勢して、前記押圧ローラ5を前記リール1へ向けて弾性的に押圧する付勢部材(図示略)と、前記揺動アーム202に取り付けられて、前記リール1に巻回されているテープ状物品収納体Pに摺接させられるテープ押え板6とによって構成されている。
【0008】
このような構成を有する端部処理装置の作用について説明すれば、以下のとおりである。
まず、物品が収納されたキャリアテープ8にカバーテープ9を貼着した後に、その先端部を、前記挿入ガイド部材303のガイド孔303aに挿入してその先端から引き出し、さらに、その先端部を前記リール1に、図示しない固定手段により固定する。
【0009】
この状態から前記リール1を巻き取り方向に回転させて、前記テープ状物品収納体Pの巻き取り操作を開始すると、巻き取られるテープ状物品収納体Pは、押圧ローラ5によってカバーテープ9がキャリアテープ8へ押圧されることによって両者の粘着力が高められるとともに、前記テープ押え板6によってその緩みが防止されつつ巻回される。
【0010】
そして、巻回されるテープ状物品収納体Pのキャリアテープ8の終端部8aにあっては、図4に示すように、前記カバーテープ9が、前記キャリアテープ8の端部から所定長さ突出した位置において切断され、さらに、このカバーテープ9の端部に前記エンドシ−ル10が貼着され、この状態で、前記リール1へ送り込まれる。
【0011】
このようにして、前記リール1へ送り込まれるところの、前記所定長さ突出したカバーテープ9およびエンドシール10は、前記リール1の回転に伴って押圧ローラ5へ送り込まれるとともに、この押圧ローラ5によって、既に巻回されているテープ状物品収納体Pの下層部の表面に、それぞれ押圧されることによって貼着される。
このような操作によって、前記巻回されるテープ状物品収納体Pの終端部が固定されるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したような従来の技術にあっては、つぎのような改善すべき問題点が残されている。
すなわち、前記巻回されるテープ状物品収納体Pの終端部が、前記挿入ガイド機構300に到達した時点で、前記テープ状物品収納体Pへの拘束が解放されて、このテープ状物品収納体Pの張力が開放されることにより、前記カバーテープ9やエンドシール10には、何等拘束力が作用しない。
【0013】
このために、前記カバーテープ9やエンドシール10が、その幅方向に蛇行しながら前記押圧ローラ5へ引き込まれてしまい、これらが、前述したように下層のテープ状物品収納体Pに貼着される際に、図5に示すように、蛇行した状態で貼着されてしまう。
このように、前記カバーテープ9やエンドシール10が、蛇行状態で貼着されてしまうと、その粘着状態が不均一となりやすく、あるいは、十分な粘着力が得られなくなることが想定され、たとえば搬送時等において振動が加わった場合に、前記カバーテープ9やエンドシール10が剥がれてしまうことが想定される。
【0014】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、巻回状態で保管されるテープ状物品収納体の終端部の固定を確実に行って、その剥がれを抑制することのできるテープ状物品収納体の端部処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載のテープ状物品収納体の端部処理装置は、前述した目的を達成するために、長尺に形成されたキャリアテープに設けられた物品収納凹部に物品を収納し、前記キャリアテープに、前記物品収納凹部を覆うカバーテープを貼着してテープ状物品収納体を構成し、このテープ状物品収納体をリールに順次巻回した後に、前記テープ状物品収納体の端部を、この端部に貼着されるエンドシールによって固定するようにしたテープ状物品収納体の端部処理装置であって、巻き取られる前記テープ状物品収納体を前記リールへ向けて押圧するテープ押え機構と、前記テープ押え機構の近傍に前記テープ押え機構とは別個に設けられ、前記キャリアテープとカバーテープとが重畳状態で挿入されて前記テープ状物品収納体が形成されるとともに、このテープ状物品収納体を前記テープ押え機構へ向けて案内する挿入ガイド機構と、前記テープ押え機構に設けられ、前記エンドシールの幅よりも若干大きな幅を有し、前記エンドシールが通過させられるエンドシールガイドとを備え、前記テープ押え機構は、前記リールの軸線と直交する面内において揺動可能に設けられた揺動アームと、この揺動アームに設けられ、前記テープ状物品収納体に当接させられる押圧ローラと、前記揺動アームを前記リールへ向けて付勢する付勢部材と、前記揺動アームに設けられ、前記リールに巻回されている前記テープ状物品収納体に摺接させられるテープ押え板とを有し、前記挿入ガイド機構は、前記リールの軸線と直交する面内で揺動可能に設けられた挿入ガイド部材を備えていることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載のテープ状物品収納体の端部処理装置は、請求項1に記載の前記エンドシールガイドが、前記押圧ローラの近傍に設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載のテープ状物品収納体の端部処理装置は、請求項1または請求項2に記載の前記テープ押え機構が、前記テープ状物品収納体が巻き取り途中にある際に、このテープ状物品収納体に作用する張力によって前記リールから離間する方向に揺動されることにより、前記エンドシールガイドが、前記テープ状物品収納体から離間させられるようになされていることを特徴とする
発明の請求項4に記載のテープ状物品収納体の端部処理装置は、請求項1ないし請求項3の何れかに記載の前記挿入ガイド部材には、前記リールにおける前記テープ状物品収納体の巻回量が所定量に至った際に、このテープ状物品収納体に摺接させられることにより、前記挿入ガイド部材を前記リールから離間させる方向に揺動させて、前記挿入ガイド部材と前記巻回されているテープ状物品収納体とを所定間隔に保持するスペーサが設けられていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について、図1ないし図3を参照して説明する。
なお、以下の説明中、図4および図5と共通する部分については、同一符号を用いて説明を簡略化する。
【0017】
本実施形態に係わるテープ状物品収納体Pの端部処理装置は、長尺に形成されたキャリアテープ8に設けられた物品収納凹部11に物品を収納し、前記キャリアテープ8に、前記物品収納凹部11を覆うカバーテープ9を貼着してテープ状物品収納体Pを構成し、このテープ状物品収納体Pをリール1に順次巻回した後に、前記テープ状物品収納体Pの端部を、この端部に貼着されるエンドシール10によって固定するようにしたものであって、巻き取られる前記テープ状物品収納体Pを前記リールへ向けて押圧するテープ押え機構2を備え、このテープ押え機構2に、前記エンドシール10の幅よりも若干大きな幅を有し、前記エンドシール10が通過させられるエンドシールガイド4が設けられた概略構成となっている。
【0018】
ついで、これらの詳細について説明すれば、前記テープ押え機構2は、前記リール1の軸線と直交する面内において揺動可能に設けられた揺動アーム21と、この揺動アーム21の揺動端部近傍に設けられ、前記テープ状物品収納体Pに当接させられる押圧ローラ5と、前記揺動アーム21を前記リール1へ向けて付勢する付勢部材(図示略)とを備え、前記エンドシールガイド4が、前記押圧ローラ5の近傍に設けられている。
また、前記エンドシールガイド4には、前記エンドシール10の幅よりも若干大きな幅を有するガイド溝41が形成されており、このガイド溝41が、前記リール1へ向けて開放されていることにより、前記カバーテープ9やエンドシール10が挿通可能となされている。
【0019】
また、図1(b)に示すように、前記テープ状物品収納体Pが巻き取り途中にある際に、このテープ状物品収納体Pに作用する張力によって前記テープ押え機構2の揺動アーム21が前記リール1から離間する方向に揺動されることにより、前記エンドシールガイド4が、前記テープ状物品収納体Pの上方に離間させられるようになされている。
【0020】
一方、前記テープ押え機構2の近傍には、前記キャリアテープ8とカバーテープ9とが重畳状態で挿入されて前記テープ状物品収納体Pが形成されるとともに、このテープ状物品収納体Pを前記テープ押え機構2へ向けて案内する挿入ガイド機構3が設けられている。
【0021】
この挿入ガイド機構3は、前記リール1の軸線と直交する面内で揺動可能に設けられた挿入ガイド部材33を備え、この挿入ガイド部材33には、前記テープ状物品収納体Pが挿入されるガイド孔33aが形成されている。
また、前記挿入ガイド部材33には、前記リール1における前記テープ状物品収納体Pの巻回量が所定量に至った際に、このテープ状物品収納体Pに摺接させられることにより、前記挿入ガイド部材33を前記リール1から離間させる方向に揺動させて、前記挿入ガイド部材33と前記巻回されているテープ状物品収納体Pとを所定間隔に保持するスペーサ7が設けられている。
【0022】
さらに、前記挿入ガイド機構3を構成する挿入ガイド部材33には、図3に示すように、前記リール1の軸線と平行な軸34が固定されているとともに、この軸34の他端部に固定されたリンク32を介して流体圧シリンダ等のアクチュエータ31に連結されている。
そして、前記アクチュエータ31の作動によって、前記挿入ガイド部材33が、前記リール1から大きく離間させられる位置まで揺動させられて、このリール1の交換スペースを形成するようになっている。
また、通常時においては、前記アクチュエータ31はフリーの状態に保持されることにより、前記挿入ガイド部材33の揺動が自由に行われるようになっている。
【0023】
ついで、このように構成された本実施形態に係わるテープ状物品収納体Pの端部処理装置の作用について説明する。
前記テープ状物品収納体Pは、図示しない装填装置において支持されるとともに、前記キャリアテープ8の物品収納凹部11内に物品が収納された後に、その表面にカバーテープ9が重畳させられて貼着された後、本実施形態に係わる端部処理装置の挿入ガイド機構3へ送り込まれる。
【0024】
そして、前記テープ状物品収納体Pの端部が、前記挿入ガイド部材33を構成する挿入ガイド部材33のガイド孔33a、および、テープ押え機構2を経てリール1へ導かれ、このリール1へ固定される。
【0025】
これより、前記リール1が巻回方向に回転されると、前記テープ状物品収納体Pの他端部側が前記装填装置において支持されていることから、前記テープ状物品収納体Pに張力が加わり、これによって、前記テープ押え機構2の揺動アーム21が付勢部材の付勢力に抗して揺動させられる。
この結果、前記付勢部材の付勢力によって、前記テープ状物品収納体Pがリール1へ向けて弾性的に押圧され、これに伴い、前記挿入ガイド部材33が前記リール1側へ向けて弾性的に押圧され、かつ、前記揺動アーム21に設けられているエンドシールガイド4が、前記テープ状物品収納体Pの上部に位置させられる。
このような状態で、前記テープ状物品収納体Pの巻回が行われる。
【0026】
そして、前記テープ状物品収納体Pの巻回量が所定量に至ると、その外周部が、前記スペーサ7に接触して前記挿入ガイド部材33を、徐々に前記リール1から離間する方向に揺動させることにより、この挿入ガイド部材33の、前記テープ状物品収納体Pの送り出し位置と、前記巻回されているテープ状物品収納体Pの外周面との距離が一定に保持されるとともに、前記エンドシールガイド4もテープ状物品収納体Pの上方位置に保持される。
【0027】
一方、前記テープ状物品収納体Pの巻回が継続して行われ、前記キャリアテープ8の終端が前記装填装置から離れると、このキャリアテープ8に重畳させられるカバーテープ9が、前記キャリアテープ8の端部から所定長さ突出させられた状態で切断される。
ついで、このカバーテープ9の終端部にエンドシール10が貼着されて、これらが、前記挿入ガイド部材33へ送り込まれる。
【0028】
この状態において、前記キャリアテープ8やカバーテープ9、および、エンドシール10に対する前記装填装置による拘束力が開放され、前記テープ状物品収納体Pに生じていた張力が開放される。
これによって、前記テープ押え機構2の揺動アーム21が付勢部材によってリール1側へ揺動させられるとともに、押圧ローラ5によって、前記テープ状物品収納体Pが、既に巻回されているテープ状物品収納体Pの外周面へ押圧される。
【0029】
一方、このように、前記テープ状物品収納体Pがリール1側へ押し込まれた状態において、前記挿入ガイド部材33と巻回されているテープ状物品収納体Pの外周面とが離間させられていることにより、これらの間に位置するテープ状物品収納体Pの部位が、巻回されているテープ状物品収納体Pの外周面から立ち上げられるように保持される。
【0030】
この状態で巻回操作が継続されると、前記キャリアテープ8の終端部から突出させられているカバーテープ9が、図1(a)に示すように、前記エンドシールガイド4に形成されているガイド溝41に入り込み、その幅方向の移動が規制される。
したがって、前記カバーテープ9およびエンドシール10は、その幅方向の移動が前記エンドシールガイド4によって規制されつつ、前記押圧ローラ5へ送り込まれるとともに、この押圧ローラ5によって既に巻回されているテープ状物品収納体Pの外周面に貼着され、この結果、図2に示すように、前記カバーテープ9およびエンドシール10が、直線状に貼着される。
【0031】
このように、本実施形態においては、前記カバーテープ9およびエンドシール10が直線状に貼着されることにより、その貼着力が均一なものとなるとともに、その貼着力が十分に得られ、搬送時等において振動が加わっても剥がれ等の不具合の発生が抑制される。
【0032】
なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係わるテープ状物品収納体の端部処理装置によれば、テープ状物品収納体の端部を止着するカバーテープやエンドシールの蛇行を、エンドシールガイドによって抑制して、これらのカバーテープやエンドシールを直線状に貼着することができる。
これによって、カバーテープやエンドシールの粘着力を均一なものとするとともに、その粘着力を十分に確保して、剥がれ等の不具合を大幅に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す要部の側面図であり、(a)は、巻回終期の状態を示し、(b)は、巻回途中の状態を示す。
【図2】本発明の一実施形態によって処理されたテープ状物品収納体の端部の状態を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すもので、挿入ガイド機構の外観斜視図である。
【図4】一従来例を示す要部の側面図である。
【図5】従来におけるテープ状物品収納体の端部処理状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 リール
2 テープ押え機構
3 挿入ガイド機構
4 エンドシールガイド
5 押圧ローラ
6 テープ押え板
7 スペーサ
8 キャリアテープ
8a 終端部
9 カバーテープ
10 エンドシール
10a 非粘着部
11 物品収納凹部
21 揺動アーム
31 アクチュエータ
32 リンク
33 挿入ガイド部材
33a ガイド孔
34 軸
41 ガイド溝
201 テープ押え機構
202 揺動アーム
300 挿入ガイド機構
303 挿入ガイド部材
303a ガイド孔
P テープ状物品収納体

Claims (4)

  1. 長尺に形成されたキャリアテープに設けられた物品収納凹部に物品を収納し、前記キャリアテープに、前記物品収納凹部を覆うカバーテープを貼着してテープ状物品収納体を構成し、このテープ状物品収納体をリールに順次巻回した後に、前記テープ状物品収納体の端部を、この端部に貼着されるエンドシールによって固定するようにしたテープ状物品収納体の端部処理装置であって、
    巻き取られる前記テープ状物品収納体を前記リールへ向けて押圧するテープ押え機構と、前記テープ押え機構の近傍に前記テープ押え機構とは別個に設けられ、前記キャリアテープとカバーテープとが重畳状態で挿入されて前記テープ状物品収納体が形成されるとともに、このテープ状物品収納体を前記テープ押え機構へ向けて案内する挿入ガイド機構と、前記テープ押え機構に設けられ、前記エンドシールの幅よりも若干大きな幅を有し、前記エンドシールが通過させられるエンドシールガイドとを備え、
    前記テープ押え機構は、前記リールの軸線と直交する面内において揺動可能に設けられた揺動アームと、この揺動アームに設けられ、前記テープ状物品収納体に当接させられる押圧ローラと、前記揺動アームを前記リールへ向けて付勢する付勢部材と、前記揺動アームに設けられ、前記リールに巻回されている前記テープ状物品収納体に摺接させられるテープ押え板とを有し、
    前記挿入ガイド機構は、前記リールの軸線と直交する面内で揺動可能に設けられた挿入ガイド部材を備えていることを特徴とするテープ状物品収納体の端部処理装置。
  2. 記エンドシールガイドが、前記押圧ローラの近傍に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のテープ状物品収納体の端部処理装置。
  3. 前記テープ押え機構が、前記テープ状物品収納体が巻き取り途中にある際に、このテープ状物品収納体に作用する張力によって前記リールから離間する方向に揺動されることにより、前記エンドシールガイドが、前記テープ状物品収納体から離間させられるようになされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテープ状物品収納体の端部処理装置
  4. 記挿入ガイド部材には、前記リールにおける前記テープ状物品収納体の巻回量が所定量に至った際に、このテープ状物品収納体に摺接させられることにより、前記挿入ガイド部材を前記リールから離間させる方向に揺動させて、前記挿入ガイド部材と前記巻回されているテープ状物品収納体とを所定間隔に保持するスペーサが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のテープ状物品収納体の端部処理装置。
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