JP3898500B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪への塗布時及びすすぎ時における滑らかさとリッチ感に優れ、しかもヌルつきがなく、乾燥後のサラサラ感とまとまり性に優れ、かつ組成物としての安定性にも優れる毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘアリンス剤等における塗布時、すすぎ時の滑らかさやリッチ感を付与する目的で、通常、カチオン界面活性剤と高級アルコールからなるゲルが使用されている。しかし、このゲルでは、十分に滑らかさやリッチ感を際だたせようとすると、同時にヌルつき感も生じてしまうという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、毛髪への塗布時及びすすぎ時における滑らかさとリッチ感に優れ、しかもヌルつきがなく、乾燥後のサラサラ感とまとまり性に優れ、かつ組成物としての安定性にも優れる、ヘアリンス剤等の毛髪化粧料を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、三級アミン又はその塩、四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤、高級アルコール及びジメチルポリシロキサンを特定の比率で含有させることにより、上記要求を満たす毛髪化粧料が得られることを見出した。
【0005】
すなわち本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D)
(A) 下記一般式(1)で表される三級アミン及び当該アミンの使用量に対し 0.4 〜3倍モルの酸の使用により形成される当該アミンの酸付加塩:アミン換算で0.1〜20重量%
【0006】
【化2】
Figure 0003898500
【0007】
〔式中、R1は、直鎖又は分岐鎖の平均炭素数22〜24のアルキル又はアルケニル基を示し、R2は、同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル基を示す。〕
(B) 四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤:0〜20重量%
(C) 炭素数18〜24の直鎖アルカノール
(D) ジメチルポリシロキサン 0.1 20 重量%
を、(A)/〔(A)+(B)〕=0.5〜1(重量比)かつ〔(C)+(D)〕/〔(A)+(B)〕=3〜10(重量比)の条件で含有し、pHが2〜7である毛髪化粧料を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
成分(A)に使用される三級アミン(1)において、一般式(1)中のR1としては、アルキル基、特に直鎖アルキル基が好ましい。また、皮膚に対する刺激及びすすぎ時の感触の面から、R1のうち炭素数22以上である基の比率が90%以上、特に95%以上であるのが好ましい。R2としては、メチル基、エチル基が好ましく、特にメチル基が好ましい。三級アミン(1)の具体例としては、ジメチルベヘニルアミン、ジエチルベヘニルアミン等が挙げられ、特にジメチルベヘニルアミンが好ましい。また、上記三級アミン(1)の塩としては、塩酸、硫酸、リン酸等の鉱酸;酢酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、クエン酸、ナフタレンスルホン酸、安息香酸等の有機酸;グルタミン酸、アスパラギン酸等の酸性アミノ酸などの酸との間で形成される塩が挙げられる。酸の使用量は、乳化ゲルの形成、及び滑らかさとリッチ感の点から、三級アミン(1)に対し0.4〜3倍モル、特に0.5〜2倍モルが好ましい。
【0009】
三級アミン(1)又はその塩は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、アミン換算で本発明の毛髪化粧料の0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%である。
【0010】
成分(B)の四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤としては、次の一般式
【0011】
【化3】
Figure 0003898500
【0012】
〔式中、R3及びR4は各々独立して水素原子、炭素数1〜28のアルキル基又はベンジル基を示すが、同時に水素又はベンジル基となることはない。X-はアニオンを示す。〕
で表わされるものが好ましい。ここでR3、R4がアルキル基である場合は、炭素数16〜24、特に22のものが好ましく、また直鎖アルキル基であるのが好ましい。アニオンX-としては、塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲン化物イオン、エチル硫酸、炭酸メチル等の有機アニオン等が挙げられ、ハロゲン化物イオン、特に塩化物イオンが好ましい。
【0013】
成分(B)としては、モノ長鎖アルキル四級アンモニウム塩が好ましい。具体例としては、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アラキルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム等が挙げられ、特に塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが好ましい。
【0014】
四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、本発明の毛髪化粧料の0〜20重量%、好ましくは1〜10重量%、特に2〜5重量%である。
【0015】
成分(C)の高級アルコールとしては、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等が挙げられるが、なかでも炭素数18〜24の直鎖アルカノール、特にステアリルアルコール、ベヘニルアルコールが好ましい。これらは2種以上を併用してもよく、その含有量は三級アミン(1)の使用量に対して0.5〜20倍モルが好ましく、更には1〜10倍モル、特に2〜7倍モルが好ましい。
【0016】
成分(D)のジメチルポリシロキサンとしては、重合度1000〜10000、特に重合度1500〜4000のものが好ましい。ジメチルポリシロキサンは、2種以上を併用してもよく、特に上記の重合度1000〜10000のものに加え、更に重合度3〜900のものを併用すると、使用感や取扱いの点で特に優れるものとなる。成分(D)の含有量は、本発明の毛髪化粧料中に0.1〜20重量%、特に0.5〜10重量%が好ましい。
【0017】
以上の各成分は、本発明の毛髪化粧料に優れた使用感と乳化安定性を付与するため、(A)/〔(A)+(B)〕=0.5〜1(重量比)かつ〔(C)+(D)〕/〔(A)+(B)〕=3〜10(重量比)の条件を満たすように使用される〔(A)の重量はアミン換算量である〕。更に、(A)/〔(A)+(B)〕は、0.7〜1が好ましく、〔(C)+(D)〕/〔(A)+(B)〕は、3〜5、特に4.2〜5が好ましい。
【0018】
本発明の毛髪化粧料には、すすぎ時の感触、乾燥後の仕上がり感の向上を目的として、更にアミノ変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン変性ポリシロキサン、カルボン酸変性ポリシロキサン、アルコール変性ポリシロキサン、エポキシ変性ポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン等を含有させることができる。これらは2種以上を併用してもよく、その含有量は本発明の毛髪化粧料の0.1〜20重量%、特に1〜10重量%が好ましい。
【0019】
本発明の毛髪化粧料には、乾燥後の仕上がり感(サラサラ感、しっとり感など)を向上する目的で、油剤類を含有させることができる。かかる油剤類としては、アマニ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、アボガド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、ホホバ油、ヒマワリ油、アーモンド油、ナタネ油、ゴマ油、大豆油、落花生油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等の液体油脂;オクタン酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソパルミチン酸オクチル、オレイン酸イソデシル、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、コハク酸2-エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル等のエステル油;流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、パラフィン、イソパラフィン、セレシン等の炭化水素類などが挙げられる。これらは2種以上を併用してもよく、それぞれの含有量は、本発明の毛髪化粧料の0.01〜20重量%、特に0.1〜10重量%が好ましい。
【0020】
毛髪をしっとりさせる目的で、保湿剤を配合することができる。保湿剤としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、キシリトール、マルチトール、マルトース、D-マンニット、ソルビット等が挙げられる。保湿剤は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、本発明の毛髪化粧料の0.01〜20重量%、特に0.1〜10重量%が好ましい。
【0021】
組成物の安定性向上や粘度調整、またすべり性や仕上がり感の向上を目的として、水溶性高分子を配合することができる。水溶性高分子としては、アラビアゴム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード(マルメロ)、デンプン、アルゲコロイド(褐藻エキス)等の植物性高分子;デキストラン、プルラン等の微生物系高分子;コラーゲン、カゼイン、ゼラチン等の動物性高分子;カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子;メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース系高分子;アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸系高分子;カルボキシビニルポリマー(カーボポール等)のビニル系高分子;ポリオキシエチレン系高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子;ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト等の無機系水溶性高分子などが挙げられる。水溶性高分子の含有量は、本発明の毛髪化粧料の0.001〜10重量%、特に0.01〜5重量%が好ましい。
【0022】
組成物の安定性向上、粘度調整、抗菌性向上を目的として、低級アルコールや防腐剤を配合することができる。低級アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、2-プロパノール等が挙げられ、防腐剤としては、安息香酸塩、ブチルヒドロキシトルエン等が挙げられる。低級アルコール及び防腐剤の含有量は、それぞれ本発明の毛髪化粧料の0.01〜20重量%が好ましい。
【0023】
毛髪改質、毛髪補修、毛髪のつや改善、感触向上の目的で、溶剤を添加することができる。かかる溶剤としては、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、プロピオンカーボネート、ポリプロピレングリコール等が挙げられる。溶剤の含有量は、本発明の毛髪化粧料の0.01〜30重量%、特に0.1〜20重量%が好ましい。
【0024】
毛髪改質、毛髪への栄養補給、頭皮のフケ防止やかゆみ低減等の目的で、薬効成分や各種の抽出液を配合することができる。かかる薬効成分としては、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸dl-α-トコフェロール、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)、dl-α-トコフェロール、酢酸dl-α-トコフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類;エストラジオール、エチニルエストラジオール等のホルモン類;アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸;アラントイン、アズレン等の抗炎症剤;アルブチン等の美白剤;塩化亜鉛、タンニン酸等の収斂剤;L-メントール、カンフル等の清涼剤;イオウ、塩化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、γ-オリザノール、ジンクピリチオン、オクトピロックス等が挙げられる。各種抽出液としては、ドクダミエキス、オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグルマギクエキス、ハマメリス抽出液、プラセンタエキス、胸腺抽出物、シルク抽出液等が挙げられる。薬効成分及び各種抽出液の含有量は、本発明の毛髪化粧料の0.001〜10重量%、特に0.001〜5重量%が好ましい。
【0025】
組成物の抗菌性向上や頭皮のフケ・かゆみ防止の目的で、抗菌剤やフケ・かゆみ防止剤を配合することができる。抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、フェノキシエタノール等が挙げられ、フケ・かゆみ防止剤としては、ジンクピリチオン、オクトピロックス、塩化ベンザルコニウム等が挙げられる。抗菌剤及びフケ・かゆみ防止剤の含有量は、それぞれ本発明の毛髪化粧料の0.001〜10重量%、特に0.001〜5重量%が好ましい。
【0026】
その他、目的に応じて、エデト酸ナトリウム塩、メタリン酸ナトリウム等の金属イオン封鎖剤;2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム等の中和剤;アスコルビン酸、α-トコフェロール、ジブチルヒドロキシアニソール等の酸化防止剤;紫外線吸収剤、香料、色素等を配合することができる。
【0027】
本発明の毛髪化粧料は、成分(A)〜(D)、及び目的に応じ適宜使用される上記のその他の成分と水を配合することにより製造される。またそのpHは2〜7に調整されるが、6.0〜2.5、特に4.5〜2.9が好ましい。
【0028】
本発明の毛髪化粧料は、毛髪をシャンプーした後、毛髪に塗布し、洗い流して使用するタイプの剤型、例えばヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント等に好適に利用することができる。
【0029】
【実施例】
実施例1〜2及び比較例1〜6
表1に示すヘアコンディショナーを調製し、その使用感及び安定性について、以下の方法及び基準に従い評価した。この結果を表1に併せて示す。
【0030】
〔使用感〕
毛髪20gをプレーンシャンプー(ポリオキシエチレン(2.5)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム及びジエタノールアミドにより調製)でよく洗浄した後、軽く水を切り、ヘアコンディショナー2gを塗布する。その後、6L/分の40℃流水で30秒間すすぎ、タオルドライした後に、ドライヤーの温風で、2〜3分間十分に乾燥させた。
パネラー20名により以下の基準で官能評価を行い、評価点の平均値からランク分けした。なお、比較例2については、ゲルが形成されなかったため塗布時及びすすぎ時の評価は行わなかった。
【0031】
・なめらか感(塗布時及びすすぎ時)
4:非常になめらかである。
3:かなりなめらかである。
2:なめらかである。
1:ややなめらかである。
0:なめらかさがない。
【0032】
・ヌルつきのなさ(塗布時及びすすぎ時)
4:ヌルつきがまったくない。
3:ヌルつきがない。
2:若干ヌルつく。
1:ヌルつく。
0:非常にヌルつく。
【0033】
・サラサラ感(乾燥後)
4:非常にサラサラする。
3:かなりサラサラする。
2:サラサラする。
1:ややサラサラする。
0:サラサラ感がまったくない。
【0034】
・しっとり感(乾燥後)
4:非常にしっとりする。
3:かなりしっとりする。
2:しっとりする。
1:ややしっとりする。
0:しっとり感がまったくない。
【0035】
・まとまり性(乾燥後)
4:非常にまとまり性が良い。
3:まとまり性が良い。
2:ある程度のまとまり性がある。
1:まとまり性にやや劣る。
0:まとまり性に劣る。
【0036】
ランク 平均評価点
◎ : 3.5以上4.0以下
○ : 3.0以上3.5未満
△ : 2.0以上3.0未満
× : 1.0以上2.0未満
××: 0.0以上1.0未満
【0037】
〔安定性〕
各ヘアコンディショナーを50℃で1カ月保存し、外観の変化を目視観察し、以下の基準で評価した。
○ : 保存後も変化なし。
△ : 保存によりわずかに変化あり。
× : 保存により分離した。
××: 製造直後より分離。
【0038】
【表1】
Figure 0003898500
【0039】
1)花王社製,ファーミンDM2298
2)花王社製,ファーミンDM8098
3)日光ケミカル社製,アミドアミンMPS
4)花王社製,コータミン2285E
5)花王社製,カルコール6870
6)花王社製,カルコール220-80
【0040】
Figure 0003898500
【0041】
1)花王社製,ファーミンDM2298
2)花王社製,コータミン2285E
【0042】
上記ヘアコンディショナーは、塗布時及びすすぎ時の滑らかさとリッチ感に優れ、ヌルつきもなく、乾燥後の感触も良好であった。また安定性、抗菌性にも問題のないものであった。
【0043】
Figure 0003898500
【0044】
1)花王社製,ファーミンDM2298
2)日清製油社製,コスモール168AR
【0045】
上記ヘアトリートメントコンディショナーは、塗布時及びすすぎ時の滑らかさとリッチ感に優れ、ヌルつきもなく、乾燥後の感触も良好であった。また安定性、抗菌性にも問題のないものであった。
【0046】
Figure 0003898500
【0047】
1)花王社製,ファーミンDM2298
2)日清製油社製,コスモール168AR
【0048】
上記抗フケ用ヘアコンディショナーは、塗布時及びすすぎ時の滑らかさとリッチ感に優れ、ヌルつきもなく、乾燥後の感触も良好であった。またフケ防止効果、かゆみ防止効果が認められ、安定性、抗菌性にも問題のないものであった。
【0049】
Figure 0003898500
【0050】
1)花王社製,ファーミンDM2298
2)花王社製,コータミンD2345P
3)日清製油社製,コスモール168AR
【0051】
上記ダメージヘア用コンディショナーは、塗布時及びすすぎ時の滑らかさとリッチ感に優れ、ヌルつきもなく、乾燥後の感触も良好であり、また安定性、抗菌性にも問題のないものであった。更に、毛髪補修効果に優れ、空洞補修率は80%であった。一方、この処方からポリプロピレングリコール及びベンジルオキシエタノールを除いたヘアコンディショナーの空洞補修率は5%であった。
【0052】
なお、上記空洞補修率は、以下のようにして求めた。
〔空洞補修率測定法〕
カラーリングによりダメージの発生している毛束0.5gをプレーンシャンプー(ポリオキシエチレン(2.5)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム及びジエタノールアミドで調製)1gで洗浄した。軽く水を切った後、上記ダメージヘア用コンディショナー1gを塗布し、1分間放置してから、更に4gを塗布して35℃で15分間放置した。次いで、流水で15秒間濯いだ後、タオルドライし、1分間ドライヤーで熱風乾燥した。以上の毛髪処理は、日常における毛髪コンディショナーの1週間連続使用に相当する。この毛髪処理を合計4回繰り返した。
簡易型実体顕微鏡〔WIDE STAND MICRO;PEAK社製(10倍)〕を用い、毛髪の根元方向斜め(毛髪軸と光源からの光の照射軸との角度15〜60度)から光を照射し、毛髪軸と光の照射軸と同一平面で、かつ毛髪軸に対し垂直方向から毛髪を観察した。この方法により、観察の妨げになる毛髪表面での正反射光を除くことができ、空洞ができた毛髪はメデュラ部の多孔質構造のみが毛髪中心部に白っぽく筋状に観察される(フレグランス ジャーナル,6号,11頁,2000年)。毛髪処理の前後において空洞部の全長を測定し、次式に従い毛髪処理による空洞の補修率を求めた。
【0053】
【数1】
Figure 0003898500
【0054】
Figure 0003898500
【0055】
1)花王社製,ファーミンDM2298
2)花王社製,コータミンD2345P
3)日清製油社製,コスモール168AR
4)東レ・ダウコーニング社製,シリコーンSM8704C
【0056】
上記ヘアトリートメントは、塗布時及びすすぎ時の滑らかさとリッチ感に優れ、ヌルつきもなく、乾燥後の感触も良好であった。また安定性、抗菌性にも問題のないものであった。
【0057】
Figure 0003898500
【0058】
1)花王社製,ファーミンDM2298
2)日清製油社製,コスモール168AR
【0059】
上記ヘアトリートメントは、塗布時及びすすぎ時の滑らかさとリッチ感に優れ、ヌルつきもなく、乾燥後の感触も良好であった。また安定性、抗菌性にも問題のないものであった。
【0060】
【発明の効果】
本発明の毛髪化粧料は、毛髪への塗布時及びすすぎ時における滑らかさとリッチ感に優れ、しかもヌルつきがなく、乾燥後のサラサラ感とまとまり性に優れ、かつ組成物としての安定性にも優れるものである。

Claims (2)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D)
    (A) 下記一般式(1)で表される三級アミン及び当該アミンの使用量に対し0.4〜3倍モルの酸の使用により形成される当該アミンの酸付加塩:アミン換算で0.1〜20重量%
    Figure 0003898500
    〔式中、R1は、直鎖又は分岐鎖の平均炭素数22〜24のアルキル又はアルケニル基を示し、R2は、同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル基を示す。〕
    (B) 四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤:0〜20重量%
    (C) 炭素数18〜24の直鎖アルカノール
    (D) ジメチルポリシロキサン 0.1 20 重量%
    を、(A)/〔(A)+(B)〕=0.5〜1(重量比)かつ〔(C)+(D)〕/〔(A)+(B)〕=3〜10(重量比)の条件で含有し、pHが2〜7である毛髪化粧料。
  2. 成分(B)を含まないものである請求項1記載の毛髪化粧料。
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