JP3898085B2 - 車載センサ情報提供プログラムおよび車載センサ情報利用プログラム - Google Patents

車載センサ情報提供プログラムおよび車載センサ情報利用プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に車載された各種センサからのセンサ情報を他の車両に提供し、走行支援を行うための車載センサ情報提供プログラムおよび車載センサ情報利用プログラムに関するものであり、特に、センサ情報の信頼度を保証することができる車載センサ情報提供プログラムおよび車載センサ情報利用プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時では、最先端の情報通信技術を用いて、人、道路および車両をネットワークで結び、交通事故や渋滞等の交通問題の解決を図ることを目的として、高度道路交通システムの開発が進められている。
【0003】
ここで、高度道路交通システムの一つとして、安全運転の支援を目的とする走行支援システムがある。この走行支援システムでは、主として道路に設けられた可視センサ、赤外線センサ、ミリ波センサ等の各種センサから得られるセンサ情報(速度情報、距離情報、路面情報、障害物情報等)を車両に送信することで事故を防止し、安全運転を支援している。
【0004】
しかしながら、全ての道路に各種センサを設置するには、膨大なコストがかかる。そこで、従来では、道路に設置された各種センサに加えて、道路を走行する車両に車載された各種センサからのセンサ情報も走行支援システムで利用することで、道路に設置すべき各種センサを最小限に抑え、低コスト化を図るという提案がされている。
【0005】
上記例では、道路上で停止している車両に車載された位置センサにより測定された位置情報を送信させ、この位置情報を他の車両へ提供することにより、衝突事故を防止することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来においては、道路に設置された各種センサに加えて、車両に車載された各種センサからのセンサ情報を利用することにより、低コストで安全運転を支援することが可能である旨を説明した。
【0007】
しかしながら、従来では、センサ情報を提供する者(車両の運転者等)に対して、自身のセンサ情報が他人に無断使用されるという不安を与えかねないというプライバシー上の問題があった。従って、従来では、車両からのセンサ情報の提供に対して消極的にならざるを得ない状況にあった。
【0008】
一方、道路管理者にとっては、安全運転を支援するという立場より、信頼度が高いセンサ情報を不特定多数の車両に提供する必要がある。しかしながら、従来では、各車両より収集されたセンサ情報の信頼度を検証する手段が無いため、信頼度の高いセンサ情報の提供が困難であり、走行支援システムの開発上の障壁となっていた。
【0009】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、運転者が積極的にセンサ情報を提供するように動機付けを行うことができ、センサ情報の信頼度を保証することができる車載センサ情報提供プログラムおよび車載センサ情報利用プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、コンピュータを、車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段、前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段、前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段、道路側に設置された基準センサから取得され、前記センサ情報と同種の情報である基準センサ情報と、前記外部システムへ提供されたセンサ情報との比較結果に基づいて算出されたセンサ情報の信頼度に応じて、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として付与される特典ポイントの情報を前記外部システムから受信し、該特典ポイントを前記運転者へ通知する通知手段、として機能させるための車載センサ情報提供プログラムである。
【0011】
この発明によれば、車載センサからのセンサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させ、提供が許可されたセンサ情報を外部システムへ提供し、道路側に設置された基準センサから取得され、センサ情報と同種の情報である基準センサ情報と、外部システムへ提供されたセンサ情報との比較結果に基づいて算出されたセンサ情報の信頼度に応じて、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として付与される特典ポイントの情報を外部システムから受信し、該特典ポイントを前記運転者へ通知することとしたので、無断でセンサ情報が利用されるという事態が防止され、運転者が積極的にセンサ情報を提供するように動機付けを行うことができる。
【0012】
また、本発明は、コンピュータを、車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段、前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段、前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段、道路側に設けられた表示パターンと、該表示パターンの読み取り結果に対応し、前記外部システムへ提供されたセンサ情報とに基づいて算出されたセンサ情報の信頼度に応じて、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として付与される特典ポイントの情報を前記外部システムから受信し、該特典ポイントを前記運転者へ通知する通知手段、として機能させるための車載センサ情報提供プログラムである。
【0013】
この発明によれば、車載センサからのセンサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させ、提供が許可されたセンサ情報を外部システムへ提供し、道路側に設けられた表示パターンと、該表示パターンの読み取り結果に対応し、外部システムへ提供されたセンサ情報とに基づいて算出されたセンサ情報の信頼度に応じて、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として付与される特典ポイントの情報を外部システムから受信し、該特典ポイントを前記運転者へ通知することとしたので、無断でセンサ情報が利用されるという事態が防止され、運転者が積極的にセンサ情報を提供するように動機付けを 行うことができる。
【0014】
また、本発明は、車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段、前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段、前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段、他車両に車載された基準センサから取得され、前記センサ情報と同種の情報である基準センサ情報と、前記外部システムへ提供されたセンサ情報との比較結果に基づいて算出されたセンサ情報の信頼度に応じて、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として付与される特典ポイントの情報を前記外部システムから受信し、該特典ポイントを前記運転者へ通知する通知手段、として機能させるための車載センサ情報提供プログラムである。
【0015】
この発明によれば、車載センサからのセンサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させ、提供が許可されたセンサ情報を外部システムへ提供し、他車両に車載された基準センサから取得され、センサ情報と同種の情報である基準センサ情報と、外部システムへ提供されたセンサ情報との比較結果に基づいて算出されたセンサ情報の信頼度に応じて、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として付与される特典ポイントの情報を前記外部システムから受信し、該特典ポイントを前記運転者へ通知することとしたので、無断でセンサ情報が利用されるという事態が防止され、運転者が積極的にセンサ情報を提供するように動機付けを行うことができる。
【0016】
また、本発明は、コンピュータを、車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段と、前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段と、前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段とを備えた車載センサ情報提供装置より、前記センサ情報を受信する受信手段、道路側に設置された基準センサから取得され、前記センサ情報と同種の情報である基準情報と、提供された前記センサ情報との比較結果に基づいてセンサ情報の信頼度を算出する信頼度算出手段、前記センサ情報を車両の走行支援に利用する利用手段、として機能させるための車載センサ情報利用プログラムである。
【0017】
この発明によれば、車載センサ情報提供装置より運転者の許可により提供されたセンサ情報および道路側に設置された基準センサから取得され、センサ情報と同種の情報である基準情報に基づいて、センサ情報の信頼度を算出し、センサ情報を車両の走行支援に利用することとしたので、無断でセンサ情報が利用されるという事態が防止され、しかもセンサ情報の信頼度を保証することができる。
【0018】
また、本発明は、コンピュータを、車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段と、前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段と、前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段とを備えた車載センサ情報提供装置より、前記センサ情報を受信する受信手段、道路側に設けられた表示パターンの読み取り結果に対応し、提供されたセンサ情報と、前記基準情報としての該表示パターンとに基づいてセンサ情報の信頼度を算出する信頼度算出手段、前記センサ情報を車両の走行支援に利用する利用手段、として機能させるための車載センサ情報利用プログラムである。
【0019】
この発明によれば、車載センサ情報提供装置より運転者の許可により提供されたセンサ情報および道路側に設けられた表示パターンの読み取り結果に対応し、提供されたセンサ情報と、基準情報としての該表示パターンとに基づいて、センサ情報の信頼度を算出し、センサ情報を車両の走行支援に利用することとしたので、無断でセンサ情報が利用されるという事態が防止され、しかもセンサ情報の信頼度を保証することができる。
【0020】
また、本発明は、コンピュータを、車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段と、前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段と、前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段とを備えた車載センサ情報提供装置より、前記センサ情報を受信する受信手段、他車両に車載された基準センサから取得され、前記センサ情報と同種の情報である基準情報と、提供されたセンサ情報との比較結果に基づいてセンサ情報の信頼度を算出する信頼度算出手段、前記センサ情報を車両の走行支援に利用する利用手段、として機能させるための車載センサ情報利用プログラムである。
【0021】
この発明によれば、車載センサ情報提供装置より運転者の許可により提供されたセンサ情報および他車両に車載された基準センサから取得され、センサ情報と同種の情報である基準情報との比較結果に基づいて、センサ情報の信頼度を算出し、センサ情報を車両の走行支援に利用することとしたので、無断でセンサ情報が利用されるという事態が防止され、しかもセンサ情報の信頼度を保証することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明にかかる車載センサ情報提供プログラムおよび車載センサ情報利用プログラムの一実施の形態について詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。この図には、前述した走行支援システムが図示されている。同図において、車載装置101〜10nのそれぞれは、n台の車両に車載される装置であり、位置、速度等を測定し、これらを(車載)センサ情報として、後述するセンタ装置60や他の車載装置へ無線通信ネットワーク25を介して提供する情報提供装置としての機能を備えている。
【0024】
車載装置101は、図2〜図4にそれぞれ示した道路200を走行する自車両100に車載されている。この車載装置101において、位置センサ111は、GPS(Global Positioning System)により24個の人工衛星のうち、もっとも受信しやすい3個の人工衛星からの電波を受信することによって、当該自車両100(図2〜図4)の位置(緯度、経度)を測定し、位置情報として出力する。
【0025】
自車両速度センサ121は、自車両100の走行速度を測定し、自車両速度情報として出力する。可視センサ131は、可視光波長の範囲で対象(表示器、他車両、路面等)を検出し、可視検出情報を出力する。赤外線センサ141は、赤外線波長の範囲で対象(表示器、他車両、路面等)を検出し、赤外線検出情報を出力する。
【0026】
他車両速度センサ151は、自車両100以外の他車両の走行速度を測定し、他車両速度情報として出力する。その他センサ群161は、曲率センサ、ミリ波センサ、位置センサ等であり、上述したセンサ情報(位置情報、自車両速度情報、可視検出情報、赤外線検出情報、他車両速度情報)以外の他のセンサ情報を測定し、これらを出力する。
【0027】
他のセンサ情報としては、ハンドル角度から算出される道路の曲率に関する曲率情報、ライト、空調、ワイパー等の車載機器の状態に関する機器状態情報、レーンマーク(車線位置)に関するレーンマーク情報、他車両の位置に関する他車両位置情報等が挙げられる。
【0028】
制御部171は、各部を制御するものである。なお、制御部171の動作の詳細については後述する。情報提供可否選択部181は、位置センサ111、・・・、その他センサ群161からの各センサ情報をセンタ装置60や他の車両へ提供するか否かを運転者に選択させる機能を備えている。
【0029】
表示部191は、制御部171の制御の下で、後述する提供可否選択画面300(図14参照)や、ポイント通知画面400(図15参照)等を表示する。双方向通信部201は、無線通信ネットワーク25を介して、センタ装置60や他の車載装置との間での双方向通信を所定の通信プロトコルに従って制御する。
【0030】
以下同様にして、車載装置10nは、図4に示した他車両110に車載されている。なお、他の車載装置は、車載装置101と同様の構成とされている。
【0031】
車載装置10nは、車載装置101と同様の構成とされている。すなわち、車載装置10nにおいて、位置センサ11nは、GPSにより当該他車両110(図4)の位置(緯度、経度)を測定し、位置情報として出力する。
【0032】
自車両速度センサ12nは、自車両(この場合、他車両110)の走行速度を測定し、自車両速度情報として出力する。可視センサ13nは、可視光波長の範囲で対象(表示器、他車両、路面等)を検出し、可視検出情報を出力する。赤外線センサ14nは、赤外線波長の範囲で対象(表示器、他車両、路面等)を検出し、赤外線検出情報を出力する。
【0033】
他車両速度センサ15nは、他車両110以外の他車両の走行速度を測定し、他車両速度情報として出力する。その他センサ群16nは、曲率センサ、ミリ波センサ、位置センサ等であり、他のセンサ情報を測定し、これらを出力する。
【0034】
制御部17nは、各部を制御するものである。情報提供可否選択部18nは、位置センサ11n、・・・、その他センサ群16nからの各センサ情報をセンタ装置60や他の車両へ提供するか否かを運転者に選択させる機能を備えている。
【0035】
表示部19nは、制御部17nの制御の下で、後述する提供可否選択画面300(図14参照)や、ポイント通知画面400(図15参照)等を表示する。双方向通信部20nは、無線通信ネットワーク25を介して、センタ装置60や他の車載装置との間での双方向通信を所定の通信プロトコルに従って制御する。
【0036】
車両速度測定装置301〜30xのそれぞれは、図2に示した道路200に沿って設置されており、センタ装置60の指示に基づいて、道路200を走行する車両(同図では、自車両100)の走行速度を測定し、この測定結果をセンサ情報として、道路ネットワーク50を介してセンタ装置60へ送信する。
【0037】
これらの車両速度測定装置301〜30xからのセンサ情報は、車載装置101〜10nからのセンサ情報とともに、走行支援システムで用いられる。例えば、これらのセンサ情報は、車両から提供されたセンサ情報の信頼度を算出する際の基準に用いられる。
【0038】
検出対象表示装置401〜40yのそれぞれは、図3に示した道路200に沿って設置されており、センタ装置60の指示に基づいて、道路200を走行する車両(同図では、自車両100)に車載された可視センサや赤外線センサ等により検出されるパターンを表示する。
【0039】
各パターンは、車両の可視センサや赤外線センサからのセンサ情報の信頼度を算出する際の基準に用いられ、図3に示した例では、自車両100の位置から近いものほど大きく表示され、該位置から遠くなるほど小さく表示される。
【0040】
センタ装置60は、センタ側に設けられており、車載装置101〜10nからのセンサ情報の収集、センサ情報の信頼度の算出、センサ情報の提供者へのポイント(インセンティブ)付与、ポイントの通知、センサ情報の利用等を行うセンサ情報利用装置である。
【0041】
センタ装置60において、制御部61は、各部を制御するものである。なお、制御部61の動作の詳細については、後述する。車両識別部62は、車載装置101〜10nのそれぞれから送信される識別情報(パスワード、車両ID)に基づいて、車両(所有者名)を識別する。
【0042】
信頼度算出部63は、車載装置101〜10nのそれぞれから提供されるセンサ情報の信頼度を算出する。この信頼度を算出する方法については、後述する。ポイント付与部64は、センサ情報の提供時間、信頼度に応じて、情報提供者(車両の所有者、運転者)に対してポイントを付与する。このポイントは、システム使用料金の割引や、道路走行料金の割引、景品、現金との交換等の各種特典に用いられる。
【0043】
ポイント通知部65は、ポイント付与部64により付与されたポイントを情報提供者に対して通知する機能を備えている。双方向通信部66は、無線通信ネットワーク25を介して、車載装置101〜10nとの間での双方向通信を所定の通信プロトコルに従って制御する。
【0044】
双方向通信部67は、道路ネットワーク50を介して、車両速度測定装置301〜30x、検出対象表示装置401〜40yとの間での双方向通信を所定の通信プロトコルに従って制御する。
【0045】
識別情報データベース70は、車両(所有者名)を識別するための識別情報を格納するデータベースである。具体的には、識別情報データベース70は、図5に示したように、「所有者名」、「パスワード」および「車両ID」というフィールドを備えている。
【0046】
「所有者名」は、車両の所有者(運転者)の氏名である。「パスワード」は、認証時に用いられる。「車両ID」は、認証時に用いられ、車両を識別するための識別子である。
【0047】
図1に戻り、位置情報データベース80は、各車両の位置、道路設置装置(車両速度測定装置301〜30x、検出対象表示装置401〜40y)のそれぞれの位置に関する位置情報を格納するデータベースである。
【0048】
具体的には、位置情報データベース80は、図6に示したように、「車両ID」、「道路設置装置」および「位置」というフィールドを備えている。「車両ID」は、図5に示した「車両ID」に対応している。「道路設置装置」は、車両速度測定装置301〜30x、検出対象表示装置401〜40yのそれぞれを表す。
【0049】
「位置」は、緯度、経度で表され、各車両の現在位置、または車両速度測定装置301〜30x、検出対象表示装置401〜40yの設置位置を表す。ここで、各車両の現在位置は、車載装置101〜10nから位置情報が提供される毎に、制御部61により更新される。
【0050】
図1に戻り、ポイント情報データベース90は、提供されるセンサ情報の信頼度、提供時間に応じて付与されるポイントに関するポイント情報を格納するデータベースである。
【0051】
具体的には、図7に示したように、ポイント情報データベース90は、「車両ID」、「センサ」、「信頼度」、「ポイント付与率」、「提供時間」、「ポイント小計」および「ポイント合計」というフィールドを備えている。
【0052】
「車両ID」は、図5に示した「車両ID」に対応している。「センサ」は、車両に車載されている各種センサ(例えば、位置センサ111、・・・、その他センサ群161)を示す。
【0053】
「信頼度」は、上記センサからのセンサ情報の信頼度を表す。「信頼度」は、基準となるセンサ情報に対する当該センサ情報との比であり、1.0が最高値(最も信頼度が高い)とされる。
【0054】
「ポイント付与率」は、「信頼度」に100を乗じた値である。「提供時間」は、当該センサ情報が提供された時間を表す。「ポイント小計」は、センサ単位で算出され、「ポイント付与率」に「提供時間」を乗じた値である。「ポイント合計」は、車両ID単位で算出され、「ポイント小計」の合計値である。
【0055】
つぎに、一実施の形態の動作について、図8〜図13に示したフローチャートを参照しつつ説明する。図8は、図1に示した車載装置101〜10nの動作を説明するフローチャートである。図9は、図1に示したセンタ装置60の動作を説明するフローチャートである。
【0056】
以下では、自車両100(図2〜図4参照)の車載装置101を用いた場合の動作を主として説明する。図9に示したステップSB1では、センタ装置60の制御部61は、無線通信ネットワーク25を介して、車載装置101〜10nのうちいずれかの車載装置より情報を受信したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、同判断を繰り返す。
【0057】
ここで、自車両100のエンジンが起動され、車載装置101の各部に電力が供給されると、図8に示したステップSA1では、情報提供可否選択部181は、図14に示した提供可否選択画面300を表示部191に表示させる。
【0058】
この提供可否選択画面300は、車載装置101の各センサ(位置センサ111、・・・、その他センサ群161)からの各センサ情報を、走行支援システムでの利用を許可する情報として、センタ装置60や他の車載装置へ提供するか否かを運転者に選択させるための画面である。
【0059】
この提供可否選択画面300において、提供許可ボタン301は、センサ情報の提供を許可する場合に運転者により押下されるボタンである。一方、提供不許可ボタン302は、センサ情報の提供を許可しない場合に運転者により押下されるボタンである。運転者は、提供許可ボタン301、提供不許可ボタン302のうちいずれか一方のボタンを押下する。そして、自車両100は、道路200を走行する。
【0060】
ステップSA2では、制御部171は、提供可否選択画面300で提供許可ボタン301が押下されたか否かを判断する。ここで、提供可否選択画面300で提供不許可ボタン302が押下された場合、制御部171は、ステップSA2の判断結果を「No」として、処理を終了させる。従って、この場合には、車載装置101からは、一切のセンサ情報が外部へ提供されない。
【0061】
一方、運転者により提供許可ボタン301が押下されたとすると、制御部171は、ステップSA2の判断結果を「Yes」とする。ステップSA3では、制御部171は、車載装置101から提供されたセンサ情報の信頼度をセンタ装置60側で算出させるための信頼度算出処理を実行する。
【0062】
制御部171は、位置センサ111により測定された道路200における自車両100の位置情報、信頼度算出依頼情報、パスワードおよび車両IDを、無線通信ネットワーク25を介してセンタ装置60へ送信する。そして、これらの位置情報、信頼度算出依頼情報、パスワードおよび車両IDがセンタ装置60に受信されると、制御部61は、図9に示したステップSB1の判断結果を「Yes」とする。
【0063】
ステップSB2では、制御部61は、受信した情報に信頼度算出依頼情報が含まれているか否かを判断し、この場合、判断結果を「Yes」とする。ステップSB3では、信頼度算出処理が実行される。
【0064】
なお、一実施の形態では、信頼度算出処理として、図10〜図12に示した三種類を例として説明する。図10は、図2に示した車両速度測定装置301〜30xのいずれかで測定された当該車両速度を基準として、例えば、車載装置101の自車両速度センサ121からのセンサ情報(自車両速度情報)の信頼度を算出するためのフローチャートである。
【0065】
また、図11は、図3に示した検出対象表示装置401〜40yを用いて、車載装置101の可視センサ131(または赤外線センサ141)からのセンサ情報の信頼度を算出するためのフローチャートである。
【0066】
また、図12は、図4に示した他車両110に車載された車載装置10nの他車両速度センサ15nからのセンサ情報(他車両速度情報)を基準として、例えば、自車両100に車載された車載装置101の自車両速度センサ121からのセンサ情報(自車両速度情報)の信頼度を算出するためのフローチャートである。
【0067】
具体的には、図10に示したステップSC1では、車両識別部62は、車載装置101より受信したパスワードおよび車両IDと、識別情報データベース70(図5参照)とを照合し、当該車両(所有者)を認証するための認証処理を実行する。
【0068】
ステップSC2では、車両識別部62は、認証されたか否かを判断する。ここで、車載装置101より受信したパスワードおよび車両IDが識別情報データベース70に存在しない場合、認証結果をNGとして、車両識別部62は、ステップSC2の判断結果を「No」とする。
【0069】
一方、車載装置101より受信したパスワードおよび車両IDが識別情報データベース70に存在する場合、認証結果をOKとして、車両識別部62は、ステップSC2の判断結果を「Yes」とする。
【0070】
ステップSC3では、制御部61は、車載装置101より受信した位置情報をキーとして、図6に示した位置情報データベース80の車両速度測定装置301〜30xの中から、自車両100の現在位置に最も近い位置に設置された車両速度測定装置を検索する。この場合には、図2に示した車両速度測定装置301が検索されたとする。
【0071】
ステップSC4では、制御部61は、車載装置101および上記車両速度測定装置301に対して、自車両100の速度の測定を指示する。これにより、車載装置101の制御部171は、自車両速度センサ121に図2に示した自車両100の走行速度を測定させ、測定結果を自車両速度情報(例えば、100km/h)として、無線通信ネットワーク25を介してセンタ装置60へ送信する。
【0072】
一方、図2に示した車両速度測定装置301は、自車両100の走行速度を測定し、測定結果を車両速度情報(例えば、90km/h)として、道路ネットワーク50を介してセンタ装置60へ送信する。
【0073】
ステップSC5では、センタ装置60の制御部61は、車載装置101からの自車両速度情報(=100km/h)を受信する。ステップSC6では、制御部61は、車両速度測定装置301からの車両速度情報(=90km/h)を受信する。
【0074】
ステップSC7では、信頼度算出部63は、ステップSC5およびステップSC6で受信された自車両速度情報(=100km/h)および車両速度情報(=90km/h)を用いて、自車両速度センサ121の信頼度を算出する。
【0075】
具体的には、信頼度算出部63は、自車両速度情報(=100km/h)と車両速度情報(=90km/h)との比(但し、数値が大きいほうが分母)をとり、これを信頼度(一致度)とする。この場合には、自車両速度センサ121の信頼度は、0.9(車両速度情報(=90km/h)/自車両速度情報(=100km/h))である。
【0076】
ここで、信頼度においては、値が大きいほど(最高値=1.0)、当該センサ情報の誤差が少なく、信頼度が高いことを意味している。
【0077】
図10に示したステップSC8では、信頼度算出部63は、図7に示したポイント情報データベース90で該当する信頼度のフィールド(この場合、車両ID=2180、自車両速度センサ)に、ステップSC7で算出された信頼度(=0.9)を格納する。また、信頼度算出部63は、信頼度に100を乗じた結果をポイント付与率として算出し、このポイント付与率をポイント情報データベース90の該当フィールドに格納する。これにより、信頼度算出処理が終了する。
【0078】
また、図1に示した車載装置101の可視センサ131(または赤外線センサ141)からのセンサ情報の信頼度を算出する場合、図10に代えて図11に示した信頼度算出処理が実行される。
【0079】
具体的には、図11に示したステップSD1では、車両識別部62は、ステップSC1と同様にして、認証処理を実行する。ステップSD2では、車両識別部62は、認証されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「Yes」とする。
【0080】
ステップSD3では、制御部61は、車載装置101より受信した位置情報をキーとして、図6に示した位置情報データベース80の検出対象表示装置401〜40yの中から、自車両100の現在位置に最も近い位置に設置された検出対象表示装置を検索する。この場合には、図3に示した検出対象表示装置401が検索されたとする。
【0081】
ステップSD4では、制御部61は、道路ネットワーク50を介して、検出対象表示装置401へ表示パターンを指示する。これにより、検出対象表示装置401には、パターンが表示される。ステップSD5では、制御部61は、車載装置101に対して、可視センサ131(または赤外線センサ141)を用いて、検出対象表示装置401に表示されたパターンの検出を指示する。
【0082】
これにより、車載装置101の制御部171は、可視センサ131(または赤外線センサ141)に図3に示した検出対象表示装置401に表示されたパターンを検出させ、検出情報(センサ情報)として、センタ装置60へ送信する。これにより、ステップSD6では、制御部61は、上記検出情報を受信する。
【0083】
ステップSD7では、信頼度算出部63は、ステップSD4で指示したパターンとステップSD6で受信した検出情報との一致度を、可視センサ131(または赤外線センサ141)からの検出情報(センサ情報)の信頼度として算出する。
【0084】
ステップSD8では、信頼度算出部63は、図7に示したポイント情報データベース90で該当する信頼度のフィールド(この場合、車両ID=2180、可視センサ(赤外線センサ))に、ステップSD7で算出された信頼度を格納する。また、信頼度算出部63は、信頼度に100を乗じた結果をポイント付与率として算出し、このポイント付与率をポイント情報データベース90の該当フィールドに格納する。これにより、信頼度算出処理が終了する。
【0085】
また、図4に示した他車両110に車載された車載装置10nの他車両速度センサ15nからのセンサ情報(他車両速度情報)を基準として、自車両100に車載された車載装置101の自車両速度センサ121からのセンサ情報(自車両速度情報)の信頼度を算出する場合、図10に代えて図12に示した信頼度算出処理が実行される。但し、基準とされるセンサ情報は、既に信頼度が算出済みであって、しきい値以上の信頼度をもっているものとする。
【0086】
具体的には、図12に示したステップSE1では、車両識別部62は、ステップSC1と同様にして、認証処理を実行する。ステップSE2では、車両識別部62は、認証されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「Yes」とする。
【0087】
ステップSE3では、制御部61は、車載装置101より受信した位置情報をキーとして、図6に示した位置情報データベース80の車両IDの中から、自車両100の現在位置に最も近い位置を走行する車両に対応する車両IDを検索する。この場合には、図4に示した他車両110に対応する車両IDが検索されたとする。
【0088】
ステップSE4では、制御部61は、ステップSE3で検索された車両IDに対応する他車両110の車載装置10nに対して、図4に示した自車両100の速度の測定を指示する。
【0089】
これにより、車載装置10nの制御部17nは、他車両速度センサ15nに図4に示した自車両100の走行速度を測定させ、測定結果を他車両速度情報(例えば、90km/h)として、無線通信ネットワーク25を介してセンタ装置60へ送信する。
【0090】
ステップSE5では、制御部61は、車載装置101に対して、自車両100の速度の測定を指示する。これにより、車載装置101の制御部171は、自車両速度センサ121に図4に示した自車両100の走行速度を測定させ、測定結果を自車両速度情報(例えば、100km/h)として、無線通信ネットワーク25を介してセンタ装置60へ送信する。
【0091】
ステップSE6では、センタ装置60の制御部61は、車載装置10nからの他車両速度情報(=90km/h)を受信する。ステップSE7では、制御部61は、車載装置101からの自車両速度情報(=100km/h)を受信する。
【0092】
ステップSE8では、信頼度算出部63は、ステップSE6およびステップSE7で受信された他車両速度情報(=90km/h)および自車両速度情報(=100km/h)を用いて、自車両速度センサ121の信頼度を算出する。
【0093】
具体的には、信頼度算出部63は、他車両速度情報(=90km/h)と自車両速度情報(=100km/h)との比(但し、数値が大きいほうが分母)をとり、これを信頼度(一致度)とする。この場合には、自車両速度センサ121の信頼度は、0.9(他車両速度情報(=90km/h)/自車両速度情報(=100km/h))である。
【0094】
ステップSE9では、信頼度算出部63は、図7に示したポイント情報データベース90で該当する信頼度のフィールド(この場合、車両ID=2180、自車両速度センサ)に、ステップSE8で算出された信頼度(=0.9)を格納する。また、信頼度算出部63は、信頼度に100を乗じた結果をポイント付与率として算出し、このポイント付与率をポイント情報データベース90の該当フィールドに格納する。これにより、信頼度算出処理が終了する。
【0095】
なお、車載装置における位置センサ、他車両速度センサ等からのセンサ情報についても、上述した自車両速度センサ等からのセンサ情報と同様にして、基準となるセンサ情報との一致度に基づいて、信頼度が算出され、ポイント情報データベース90に信頼度、ポイント付与率等の情報が格納される。
【0096】
また、一実施の形態では、車載装置における各センサの使用年数に応じて、信頼度を一律に設定してもよい。この場合には、使用年数が長いほど、信頼度が低くなる(例えば、使用年数が1年毎に信頼度が0.1ずつ低くなる)。また、一実施の形態では、車載装置における複数のセンサ情報のそれぞれについて信頼度の平均値をとり、この平均値を代表信頼度としてもよい。
【0097】
図8に示したステップSA3での信頼度算出処理が終了すると、ステップSA4では、制御部171は、各センサ(位置センサ111、・・・、その他センサ群161)で測定されたセンサ情報、パスワードおよび車両IDをセンタ装置60へ送信(提供)する。ステップSA5では、制御部171は、一定時間待機する。
【0098】
そして、これらのセンサ情報、パスワードおよび車両IDがセンタ装置60に受信されると、制御部61は、図9に示したステップSB1の判断結果を「Yes」とする。
【0099】
ステップSB2では、制御部61は、受信した情報に信頼度算出依頼情報が含まれているか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSB4では、センサ情報の信頼度や提供時間に応じて、ポイントを付与するというポイント付与処理が実行される。
【0100】
具体的には、図13に示したステップSF1では、車両識別部62は、ステップSC1と同様にして、車載装置101より受信したパスワードおよび車両IDと、識別情報データベース70(図5参照)とを照合し、当該車両(所有者)を認証するための認証処理を実行する。
【0101】
ステップSF2では、車両識別部62は、認証されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「Yes」とする。ステップSF3では、制御部61は、車載装置101からのセンサ情報のうち位置情報を、車両IDをキーとして、位置情報データベース80(図6参照)に格納し、当該車両の位置情報を更新する。
【0102】
ステップSF4では、制御部61は、提供された各センサ情報の提供時間をカウントし、カウント結果をポイント情報データベース90(図7参照)の「提供時間」に格納する。また、制御部61は、提供されたセンサ情報を走行支援システムで利用する。
【0103】
なお、一実施の形態では、提供されたセンサ情報のうち、ポイント情報データベース90における信頼度がしきい値以上のセンサ情報のみを走行支援システムで利用し、しきい値未満のセンサ情報を利用しないようにしてもよい。さらに、一実施の形態では、信頼度がしきい値未満のセンサ情報に対応するポイント付与率(図7参照)を0としてもよい。
【0104】
ステップSF5では、ポイント付与部64は、提供されたセンサ情報に関して、図7に示したセンサ毎にポイント付与率と提供時間とを乗算し、これらをポイント小計とする。ステップSF6では、ポイント付与部64は、図7に示した当該車両IDに対応するポイント小計を合計し、これをポイント合計として(再)計算する。
【0105】
ステップSF7では、ポイント付与部64は、ステップSF5およびステップSF6の計算結果(ポイント小計、ポイント合計)を図7に示したポイント情報データベース90に格納し、データベースを更新する。
【0106】
ステップSF8では、ポイント通知部65は、ポイント精算のタイミング(例えば、月末等)であるか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、図9に示したメインルーチンへ戻る。
【0107】
一方、ステップSF8の判断結果が「Yes」である場合、ステップSF9では、ポイント通知部65は、ポイント精算処理を実行する。具体的には、ポイント通知部65は、ポイント情報データベース90から当該車両ID(この場合、2180)に対応するポイント合計(=4800)を読み出し、このポイント合計に関するポイント情報を無線通信ネットワーク25を介して車載装置101 へ通知する。
【0108】
また、ポイント通知部65は、情報提供者の口座へポイント合計に応じた金額を振り込む等の精算を行った後、精算済みのポイントに関する提供時間、ポイント小計およびポイント合計の情報をポイント情報データベース90から削除する。
【0109】
図8に示したステップSA6では、車載装置101の制御部171は、センタ装置60からポイント情報を受信したか否かを判断する。この場合、ポイント情報が受信されたとすると、制御部171は、ステップSA6の判断結果を「Yes」とする。
【0110】
ステップSA7では、制御部171は、センタ装置60からのポイント情報に基づいて、表示部191に図15に示したポイント通知画面400を表示する。このポイント通知画面400には、精算されたポイント合計(=4800)が表示されている。これにより、情報提供者(運転者)は、提供したセンサ情報がポイント化されたことを認識する。
【0111】
ステップSA8では、制御部171は、エンジンが停止したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。なお、ステップSA8の判断結果が「Yes」である場合、一連の処理が終了する。以後、ステップSA4以降が実行され、車載装置101からは一定時間毎にセンサ情報がセンタ装置60へ提供される。一方、ステップSA6の判断結果が「No」である場合、ステップSA8が実行される。
【0112】
なお、一実施の形態では、センサ情報の信頼度が算出される毎にセンサ情報および信頼度の情報をセンタ装置60から車載装置へ送信し、情報提供者(運転者)にセンサ情報および信頼度を通知してもよい。
【0113】
また、一実施の形態では、図7に示したポイント小計の計算方法として、ポイント付与率に提供時間を乗じた例について説明したが、別の計算方法として、ポイント付与率に提供回数(センサ情報が提供された回数)を乗じてもよい。
【0114】
以上説明したように、一実施の形態によれば、例えば、車載装置101からのセンサ情報をセンタ装置60へ提供するか否かを提供可否選択画面300(図14参照)を用いて運転者に選択させ、提供が許可されたセンサ情報をセンタ装置60へ提供することとしたので、無断でセンサ情報が利用されるという事態が防止され、運転者が積極的にセンサ情報を提供するように動機付けを行うことができる。
【0115】
また、一実施の形態によれば、センタ装置60へ提供されたセンサ情報の信頼度に応じて付与されるポイントの情報をセンタ装置60から受信し、該ポイントを運転者へ通知することとしたので、ポイントの獲得を目的として、運転者が積極的にセンサ情報を提供するように動機付けを行うことができる。
【0116】
また、一実施の形態によれば、ポイントの情報を運転者へ通知することとしたので、ポイントが付与される毎に運転者にポイントの獲得が意識されるため、運転者が積極的にセンサ情報を提供するように動機付けを強化することができる。
【0117】
また、一実施の形態によれば、例えば、車載装置101より運転者の許可により提供されたセンサ情報、および図2に示した車両速度測定装置301からの車両速度情報(基準情報)に基づいて、センサ情報の信頼度を算出し、センサ情報を車両の走行支援システムに利用することとしたので、無断でセンサ情報が利用されるという事態が防止され、しかもセンサ情報の信頼度を保証することができる。
【0118】
以上本発明にかかる一実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0119】
例えば、前述した一実施の形態においては、車載装置101〜10nまたはセンタ装置60の機能を実現するためのプログラムを図16に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体600に記録して、この記録媒体600に記録されたプログラムを同図に示したコンピュータ500に読み込ませ、実行することにより各機能を実現してもよい。
【0120】
同図に示したコンピュータ500は、上記プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)510と、キーボード、マウス等の入力装置520と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)530と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)540と、記録媒体600からプログラムを読み取る読取装置550と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置560と、装置各部を接続するバス570とから構成されている。
【0121】
CPU510は、読取装置550を経由して記録媒体600に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、前述した機能を実現する。なお、記録媒体600としては、光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等が挙げられる。
【0122】
(付記1)コンピュータを、
車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段、
前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段、
前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段、
として機能させるための車載センサ情報提供プログラム。
【0123】
(付記2)前記コンピュータを、前記外部システムへ提供されたセンサ情報の信頼度に応じて付与される特典ポイントの情報を前記外部システムから受信し、該特典ポイントを前記運転者へ通知する通知手段として機能させるための付記1に記載の車載センサ情報提供プログラム。
【0124】
(付記3)前記通知手段は、前記外部システムから前記特典ポイントに加えて信頼度の情報を受信し、該特典ポイントおよび該信頼度を前記運転者へ通知することを特徴とする付記2に記載の車載センサ情報提供プログラム。
【0125】
(付記4)前記信頼度は、道路側に設置された基準センサから取得される基準センサ情報と、提供されたセンサ情報との比較結果に基づいて算出されることを特徴とする付記2または3に記載の車載センサ情報提供プログラム。
【0126】
(付記5)前記信頼度は、道路側に設けられた表示パターンの読み取り結果に対応し、提供されたセンサ情報に基づいて算出されることを特徴とする付記2または3に記載の車載センサ情報提供プログラム。
【0127】
(付記6)前記信頼度は、他車両に車載された基準センサから取得される基準センサ情報と、提供されたセンサ情報との比較結果に基づいて算出されることを特徴とする付記2または3に記載の車載センサ情報提供プログラム。
【0128】
(付記7)前記特典ポイントは、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として付与されることを特徴とする付記2〜6のいずれか一つに記載の車載センサ情報提供プログラム。
【0129】
(付記8)車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段と、前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段と、前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段と、を備えたことを特徴とする車載センサ情報提供装置。
【0130】
(付記9)前記外部システムへ提供されたセンサ情報の信頼度に応じて付与される特典ポイントの情報を前記外部システムから受信し、該特典ポイントを前記運転者へ通知する通知手段を備えたことを特徴とする付記8に記載の車載センサ情報提供装置。
【0131】
(付記10)前記通知手段は、前記外部システムから前記特典ポイントに加えて信頼度の情報を受信し、該特典ポイントおよび該信頼度を前記運転者へ通知することを特徴とする付記9に記載の車載センサ情報提供装置。
【0132】
(付記11)車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得工程と、
前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択工程と、
前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供工程と、
を含むことを特徴とする車載センサ情報提供方法。
【0133】
(付記12)コンピュータを、
車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段と、前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段と、前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段とを備えた車載センサ情報提供装置より、前記センサ情報を受信する受信手段、
提供された前記センサ情報および基準情報に基づいて、前記センサ情報の信頼度を算出する信頼度算出手段、
前記センサ情報を車両の走行支援に利用する利用手段、
として機能させるための車載センサ情報利用プログラム。
【0134】
(付記13)前記コンピュータを、前記運転者に対して、前記信頼度に応じて特典ポイントを付与する特典ポイント付与手段として機能させるための付記12に記載の車載センサ情報利用プログラム。
【0135】
(付記14)前記コンピュータを、前記特典ポイントの情報を前記運転者へ通知する通知手段として機能させるための付記13に記載の車載センサ情報利用プログラム。
【0136】
(付記15)前記通知手段は、前記特典ポイントおよび前記信頼度を前記運転者へ通知することを特徴とする付記14に記載の車載センサ情報利用プログラム。
【0137】
(付記16)前記信頼度算出手段は、道路側に設置された基準センサから取得される前記基準情報と、提供された前記センサ情報との比較結果に基づいて算出することを特徴とする付記12〜15のいずれか一つに記載の車載センサ情報利用プログラム。
【0138】
(付記17)前記信頼度算出手段は、道路側に設けられた表示パターンの読み取り結果に対応し、提供されたセンサ情報と、前記基準情報としての該表示パターンとに基づいて算出することを特徴とする付記12〜15のいずれか一つに記載の車載センサ情報利用プログラム。
【0139】
(付記18)前記信頼度算出手段は、他車両に車載された基準センサから取得される前記基準情報と、提供されたセンサ情報との比較結果に基づいて算出することを特徴とする付記12〜15のいずれか一つに記載の車載センサ情報利用プログラム。
【0140】
(付記19)前記特典ポイント付与手段は、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として前記特典ポイントを付与することを特徴とする付記13〜18のいずれか一つに記載の車載センサ情報利用プログラム。
【0141】
(付記20)車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段と、前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段と、前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段とを備えた車載センサ情報提供装置より、前記センサ情報を受信する受信手段と、
提供された前記センサ情報および基準情報に基づいて、前記センサ情報の信頼度を算出する信頼度算出手段と、
前記センサ情報を車両の走行支援に利用する利用手段と、
を備えたことを特徴とする車載センサ情報利用装置。
【0142】
(付記21)前記運転者に対して、前記信頼度に応じて特典ポイントを付与する特典ポイント付与手段を備えたことを特徴とする付記20に記載の車載センサ情報利用装置。
【0143】
(付記22)前記特典ポイントの情報を前記運転者へ通知する通知手段を備えたことを特徴とする付記21に記載の車載センサ情報利用装置。
【0144】
(付記23)車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段と、前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段と、前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段とを備えた車載センサ情報提供装置より、前記センサ情報を受信する受信工程と、
提供された前記センサ情報および基準情報に基づいて、前記センサ情報の信頼度を算出する信頼度算出工程と、
前記センサ情報を車両の走行支援に利用する利用工程と、
を含むことを特徴とする車載センサ情報利用方法。
【0145】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、車載センサからのセンサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させ、提供が許可されたセンサ情報を外部システムへ提供し、道路側に設置された基準センサから取得され、センサ情報と同種の情報である基準センサ情報と、外部システムへ提供されたセンサ情報との比較結果に基づいて算出されたセンサ情報の信頼度に応じて、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として付与される特典ポイントの情報を外部システムから受信し、該特典ポイントを前記運転者へ通知することとしたので、無断でセンサ情報が利用されるという事態が防止され、運転者が積極的にセンサ情報を提供するように動機付けを行うことができるという効果を奏する。
【0146】
また、本発明によれば、車載センサからのセンサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させ、提供が許可されたセンサ情報を外部システムへ提供し、道路側に設けられた表示パターンと、該表示パターンの読み取り結果に対応し、外部システムへ提供されたセンサ情報とに基づいて算出されたセンサ情報の信頼度に応じて、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として付与される特典ポイントの情報を外部システムから受信し、該特典ポイントを前記運転者へ通知することとしたので、無断でセンサ情報が利用されるという事態が防止され、運転者が積極的にセンサ情報を提供するように動機付けを行うことができるという効果を奏する。
【0147】
また、本発明によれば、車載センサからのセンサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させ、提供が許可されたセンサ情報を外部システムへ提供し、他車両に車載された基準センサから取得され、センサ情報と同種の情報である基準センサ情報と、外部システムへ提供されたセンサ情報との比較結果に基づいて算出されたセンサ情報の信頼度に応じて、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として付与される特典ポイントの情報を前記外部システムから受信し、該特典ポイントを前記運転者へ通知することとしたので、無断でセンサ情報が利用されるという事態が防止され、運転者が積極的にセンサ情報を提供するように動機付けを行うことができるという効果を奏する。
【0148】
また、本発明によれば、車載センサ情報提供装置より運転者の許可により提供されたセンサ情報および道路側に設置された基準センサから取得され、センサ情報と同種の情報である基準情報に基づいて、センサ情報の信頼度を算出し、センサ情報を車両の走行支援に利用することとしたので、無断でセンサ情報が利用されるという事態が防止され、しかもセンサ情報の信頼度を保証することができるという効果を奏する。
【0149】
また、本発明によれば、車載センサ情報提供装置より運転者の許可により提供されたセンサ情報および道路側に設けられた表示パターンの読み取り結果に対応し、提供されたセンサ情報と、基準情報としての該表示パターンとに基づいて、センサ情報の信頼度を算出し、センサ情報を車両の走行支援に利用することとしたので、無断でセンサ情報が利用されるという事態が防止され、しかもセンサ情報の信頼度を保証することができるという効果を奏する。
【0150】
また、本発明によれば、車載センサ情報提供装置より運転者の許可により提供されたセンサ情報および他車両に車載された基準センサから取得され、センサ情報と同種の情報である基準情報との比較結果に基づいて、センサ情報の信頼度を算出し、センサ情報を車両の走行支援に利用することとしたので、無断でセンサ情報が利用されるという事態が防止され、しかもセンサ情報の信頼度を保証することができるという効果を奏する。
【0151】
また、本発明によれば、運転者に対して、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として特典ポイントを付与することとしたので、特典ポイントの獲得を目的として、運転者が積極的にセンサ情報を提供するように動機付けを行うことができるという効果を奏する。
【0152】
また、本発明によれば、特典ポイントの情報を運転者へ通知することとしたので、特典ポイントが付与される毎に運転者に特典ポイントの獲得が意識されるため、運転者が積極的にセンサ情報を提供するように動機付けを強化することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示した車両速度測定装置301〜30xの設置状況を示す図である。
【図3】 図1に示した検出対象表示装置401〜40yの設置状況を示す図である。
【図4】 同一実施の形態における車両速度測定方法を説明する図である。
【図5】 図1に示した識別情報データベース70のテーブル構造を示す図である。
【図6】 図1に示した位置情報データベース80のテーブル構造を示す図である。
【図7】 図1に示したポイント情報データベース90のテーブル構造を示す図である。
【図8】 図1に示した車載装置101〜10nの動作を説明するフローチャートである。
【図9】 図1に示したセンタ装置60の動作を説明するフローチャートである。
【図10】 図9に示した信頼度算出処理を説明するフローチャートである。
【図11】 図9に示した信頼度算出処理を説明するフローチャートである。
【図12】 図9に示した信頼度算出処理を説明するフローチャートである。
【図13】 図9に示したポイント付与処理を説明するフローチャートである。
【図14】 同一実施の形態における提供可否選択画面300を示す図である。
【図15】 同一実施の形態におけるポイント通知画面400を示す図である。
【図16】 同一実施の形態の変形例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 車載装置
111 位置センサ
121 自車両速度センサ
131 可視センサ
141 赤外線センサ
151 他車両速度センサ
161 その他センサ群
171 制御部
181 情報提供可否選択部
191 表示部
301〜30x 車両速度測定装置
401〜40y 検出対象表示装置
60 センタ装置
61 制御部
62 車両識別部
63 信頼度算出部
64 ポイント付与部
65 ポイント通知部

Claims (8)

  1. コンピュータを、
    車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段、
    前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段、
    前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段、
    道路側に設置された基準センサから取得され、前記センサ情報と同種の情報である基準センサ情報と、前記外部システムへ提供されたセンサ情報との比較結果に基づいて算出されたセンサ情報の信頼度に応じて、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として付与される特典ポイントの情報を前記外部システムから受信し、該特典ポイントを前記運転者へ通知する通知手段、
    として機能させるための車載センサ情報提供プログラム。
  2. コンピュータを、
    車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段、
    前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段、
    前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段、
    道路側に設けられた表示パターンと、該表示パターンの読み取り結果に対応し、前記外部システムへ提供されたセンサ情報とに基づいて算出されたセンサ情報の信頼度に応じて、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として付与される特典ポイントの情報を前記外部システムから受信し、該特典ポイントを前記運転者へ通知する通知手段、
    として機能させるための車載センサ情報提供プログラム。
  3. 車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段、
    前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段、
    前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段、
    他車両に車載された基準センサから取得され、前記センサ情報と同種の情報である基準センサ情報と、前記外部システムへ提供されたセンサ情報との比較結果に基づいて算出されたセンサ情報の信頼度に応じて、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として付与される特典ポイントの情報を前記外部システムから受信し、該特典ポイントを前記運転者へ通知する通知手段、
    として機能させるための車載センサ情報提供プログラム。
  4. コンピュータを、
    車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段と、前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段と、前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段とを備えた車載センサ情報提供装置より、前記センサ情報を受信する受信手段、
    道路側に設置された基準センサから取得され、前記センサ情報と同種の情報である基準情報と、提供された前記センサ情報との比較結果に基づいてセンサ情報の信頼度を算出する信頼度算出手段、
    前記センサ情報を車両の走行支援に利用する利用手段、
    として機能させるための車載センサ情報利用プログラム。
  5. コンピュータを、
    車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段と、前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段と、前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段とを備えた車載センサ情報提供装置より、前記センサ情報を受信する受信手段、
    道路側に設けられた表示パターンの読み取り結果に対応し、提供されたセンサ情報と、前記基準情報としての該表示パターンとに基づいてセンサ情報の信頼度を算出する信頼度算出手段、
    前記センサ情報を車両の走行支援に利用する利用手段、
    として機能させるための車載センサ情報利用プログラム。
  6. コンピュータを、
    車載センサから車両の走行支援に用いられるセンサ情報を取得する取得手段と、前記センサ情報を外部システムへ提供するか否かを運転者に選択させる選択手段と、前記提供が許可されたセンサ情報を前記外部システムへ提供する提供手段とを備えた車載センサ情報提供装置より、前記センサ情報を受信する受信手段、
    他車両に車載された基準センサから取得され、前記センサ情報と同種の情報である基準情報と、提供されたセンサ情報との比較結果に基づいてセンサ情報の信頼度を算出する信頼度算出手段、
    前記センサ情報を車両の走行支援に利用する利用手段、
    として機能させるための車載センサ情報利用プログラム。
  7. 前記コンピュータを、前記運転者に対して、しきい値以上の信頼度を有するセンサ情報を対象として特典ポイントを付与する特典ポイント付与手段として機能させるための請求項4〜6のいずれか1つに記載の車載センサ情報利用プログラム。
  8. 前記コンピュータを、前記特典ポイントの情報を前記運転者へ通知する通知手段として機能させるための請求項に記載の車載センサ情報利用プログラム。
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