JP3897125B2 - 繊維−強化キセロゲルを製造する方法およびそれらの使用 - Google Patents

繊維−強化キセロゲルを製造する方法およびそれらの使用 Download PDF

Info

Publication number
JP3897125B2
JP3897125B2 JP50845596A JP50845596A JP3897125B2 JP 3897125 B2 JP3897125 B2 JP 3897125B2 JP 50845596 A JP50845596 A JP 50845596A JP 50845596 A JP50845596 A JP 50845596A JP 3897125 B2 JP3897125 B2 JP 3897125B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gel
fiber
fibers
liquid
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP50845596A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10504793A (ja
Inventor
フランク,ディールク
ケスラー,ビルギット
ツィマーマン,アンドレアス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cabot Corp
Original Assignee
Cabot Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cabot Corp filed Critical Cabot Corp
Publication of JPH10504793A publication Critical patent/JPH10504793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3897125B2 publication Critical patent/JP3897125B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B30/00Compositions for artificial stone, not containing binders
    • C04B30/02Compositions for artificial stone, not containing binders containing fibrous materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B13/00Oxygen; Ozone; Oxides or hydroxides in general
    • C01B13/14Methods for preparing oxides or hydroxides in general
    • C01B13/32Methods for preparing oxides or hydroxides in general by oxidation or hydrolysis of elements or compounds in the liquid or solid state or in non-aqueous solution, e.g. sol-gel process
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/0091Preparation of aerogels, e.g. xerogels
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • C04B38/0045Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by a process involving the formation of a sol or a gel, e.g. sol-gel or precipitation processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/60Particles characterised by their size
    • C01P2004/61Micrometer sized, i.e. from 1-100 micrometer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/60Particles characterised by their size
    • C01P2004/62Submicrometer sized, i.e. from 0.1-1 micrometer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2006/00Physical properties of inorganic compounds
    • C01P2006/10Solid density
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/52Sound-insulating materials
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/92Fire or heat protection feature

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)
  • Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

本発明は、気孔率が60%より大きく、密度が0.6g/cm3以下の改良された繊維-強化キセロゲル(以後“繊維-強化キセロゲル”と呼ぶ)を製造する方法、およびそれらの使用に関する。
超臨界条件で乾燥したエーロゲルのような、60%以上の気孔率と0.6g/cm3以下の密度を有するキセロゲルは、その非常に小さい密度と大きい多孔性のために、熱伝導率が非常に小さい。しかし、その大きい多孔性は、それから乾燥によりキセロゲルが得られるゲルの機械的安定性だけでなく、そのキセロゲル自身の機械的安定性をも小さくする。
広い意味でのエーロゲル、即ち、“分散媒体として空気を含むゲル”という意味でのエーロゲルは適当なゲルを乾燥することにより作られる。この“エーロゲル”という用語は、より狭い意味でのエーロゲル、キセロゲルおよびクリオゲルを包含している。乾燥されたゲルは、そのゲルの液体が実質的にその臨界温度より高い温度で且つその臨界圧力より高い圧力から始めて除去される場合には、より狭い意味でのエーロゲルである。対照として、若し、そのゲルの液体が臨界未満の条件で、例えば、液-気境界相の生成を経て除去されるとすると、その結果得られるゲルはキセロゲルと呼ばれる。
普通のゲルを乾燥すると、毛細管力により非常に大きい応力を生じ、安定性の小さい非常にポーラスなゲル構造と相俟って、乾燥中に崩壊を起こす。乾燥工程中に生じる毛細管圧力Pcは、孔液2とその蒸気4の間の表面の表面張力YLV、液のメニスカスと孔壁3の間の接触角θおよび、孔1の半径r、によつて決まる(図1):
c=−2YLVcosθ/r
この崩壊は、そのゲルが、例えば、欧州特許EP-A-0382310、EP-A-0018955号、および米国特許第4,610,863号明細書中に説明されているように、超臨界条件で乾燥され、そして、それ故表面張力YLVが0まで減らされるなら避けられる。しかし、このようにして作られたゲルは機械的にあまり安定ではない。
しかし、その機械的安定性は、WO93/06044号明細書に説明されているように、そのエーロゲルを繊維で強化することによつて改善できる。しかし、WO93/06044号明細書に記載されている製造法は、超臨界条件での乾燥を必要とするので、技術的に非常に困難である。この方法は、アルコール、例えば、メタノールから250〜260℃の温度および9.7〜15.9MPaの間の圧力でのゲルの乾燥を含んでいる。
DE-A-4342548号およびWO94/25149号各明細書には、ゲルの超限界乾燥を必要としないで、0.3g/cm3以下の密度と60%以上の気孔率を有するキセロゲルを製造する方法が記載されている。このゲルは、例えばSiO2キセロゲルの場合にはシリル化によりその内部表面領域を処理することにより、ゲルを崩壊させずに空気乾燥できるように改質されている。このようにして造られたキセロゲルも、同様に、機械的にはあまり安定ではなく、容易に破断する。
本発明の目的は、60%以上の気孔率と、0.6g/cm3以下のキセロゲルマトリックス密度を有し、機械的に安定なキセロゲルを製造するための方法を提供することにあり、それにより上に説明した不都合が避けられる。
さて、ゲルの生成の前に若しくは生成中に、そのゾル中に適切な形状で適切な量の繊維を混入し、そのゾルから造られるゲルの孔の表面を適切な形に改造し、次いで、そのゲルを臨界未満の条件で乾燥すれば、機械的に安定なキセロゲルを造り得ることを見いだした。得られるこの生成物は、以後“繊維-強化キセロゲル”と呼ばれる。
従って、本発明は、
a)ゾルを調製する工程、
b)そのゾルに繊維を添入する工程、
c)b)で得られたゾルをゲルに変える工程
d)場合により、そのゲル中に存在する液体を交換する工程、
e)そのゲルを、一種またはそれ以上の表面改質物質と、ゲルの表面基の十分大きい割合が、その表面改質物質の基によって置換されるように反応させて、異なる孔の表面上の表面基間のさらなる縮合を実質的に抑え、そして/または、孔の表面と、乾燥が起こる液との間の接触角を変えることによって、その毛細管力を低下させる工程、
f)場合により、そのゲル中に存在する液体を交換する工程、および、
g)得られるゲルを、そのゲル中に存在する液の臨界温度以下の温度と、0.001バールからこの温度でのこの液の蒸気圧までの圧力で乾燥する工程
を含んでなる、60容量%より大きい気孔率と、0.6g/cm3以下のキセロゲルマトリックス密度を有する繊維-強化キセロゲルを製造する方法を提供する。
使用される出発原料は、例えば、ケイ素アルコキシド類、アルミニウムアルコキシド類若しくは水ガラスのような、ゾル-ゲル法に適したケイ素およびアルミニウム化合物[C.J.Brinker(シー.ジェー.ブリンカー),G.W.Scherer(ジー.ダブリュー.シェラー),Sol-Gel Sciennce(ゾル-ゲル科学),1990,第2および2章]、および、例えば、メラミン-ホルムアルデヒド縮合物(米国特許第5,086,085号)またはレゾルシノール-ホルムアルデヒド縮合物(米国特許第4,873,218号)のような有機物質を基体とする化合物である。これらは、上記の原料の混合物を基体とすることができる。そのゾルは、さらに、微粒子状またはコロイド状のシリコンオキシド若しくはアルミニウムオキシドから成っていても良い。ケイ素化合物、特に、水ガラスを使用することが推奨される。
このゾル粒子はその表面上に縮合する能力のある官能基を含んでいる。これらの基は、以後、表面基として承知されるであろう。普通、ケイ素若しくはアルミニウム化合物から成るゾル粒子は、親水性のヒドロキシル基(OH)を含んでいる。若し、出発原料として、アルコキシド類が用いられると、その製造工程からなお幾らかのアルコキシ基(OR)が残る可能性がある(シー.ジェー.ブリンカー、ジー.ダブリュー.シェラー、ゾル-ゲル科学,1990,第10章)。
そのゾルに添入される繊維は、個々の繊維、繊維マット若しくは繊維ウエブのいずれでもよい。繊維の添入は、特に、個々の繊維の場合、ゲルの生成中であって、そのゲルが既に高い粘度になっているが、まだ固体にはなっていない時に行ってもよい。
そのゾルのゲルへの変換は、例えば、シリコン若しくはアルミニウムオキシドの加水分解および縮合により、微粒子状またはコロイド状のシリコンオキシド若しくはアルミニウムオキシドをゲル化させるか、または、これらの方法の組合せによって有効に行うことができる。ケイ素含有ゲルの製造は、例えば、WO93/06044号明細書に説明されている。
工程c)またはd)で得られたゲルの堅固さを増大させるために、その表面変性の前に当該ゲルを熟成させることは有益である。このゲルの熟成は、一般に、20℃からそのゲル中に存在する液体の沸点までの温度で行われる。例えば、そのゲル液が水である場合、その熟成工程は、一般に、20〜90℃、望ましくは、20〜70℃、pH6〜11、望ましくは、6〜9で、1分〜48時間、特に、15分〜24時間の間行われる。
若し、工程a)で、水系のゾルが用いられ、そのpHを鉱酸で調整していたら、そのゲルは電解質を含まなくなるまで水で洗浄されるべきである。そのゲル中に存在する液体は、洗浄工程(工程d)で、同じ液体または他の液体で交換することができる。ゲルが水を含んでいるなら、例えば、プロトン性若しくは非プロトン系有機溶媒で、そのゲルの含水量が≦5重量%、好ましくは、≦2重量%になるまで、洗浄することが勧められる。
用いられる有機溶媒は、一般に、脂肪属アルコール類、エーテル類、エステル類またはケトン類、そしてまた、脂肪属若しくは芳香族炭化水素類である。推奨される溶媒は、メタノール、エタノール、アセトン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、ジオキサン、n-ヘキサン、n-ヘプタンおよびトルエンである。上記溶媒の混合物を用いることもできる。この溶媒は、工程e)で使用される表面改質物質に対し、実質的に、不活性でなければならない。
工程a)からd)は、一般に、そのゲル中に存在する液体の凝固点と70℃との間の温度であるが、ゲル中に存在する液体の沸点以下の温度で行われる。
工程e)で用いられる表面改質物質は、その孔の表面上の親水性または反応性の基の大部分を、疎水性の表面基またはさらなる縮合に適しない表面基に変換する。
その結果、異なる孔の表面上の基の間のさらなる縮合が抑えられ、そして、孔壁と、乾燥がそこから起きる液のメニスカスとの間の接触角が変ることによってその毛細管力が低下する。
存在している元の表面基は、一般に、式:MOHまたはMORの基である(式中、MはAlまたはSiで、RはC1-C6-アルキル基、好ましくは、メチルまたはエチル基である)。一般式:R′nMXmで示される表面改質物質との反応で、元の表面基はMR′nタイプの不活性基で置換えられる。ここで、nとmは、0より大きい整数で、両者の和はMの原子価に対応する。R′は、水素または非反応性の有機の直鎖、分岐、環式、芳香族若しくはヘテロ芳香族の基であり、例えば、C1-C18-アルキル基で、望ましくは、C1-C6-アルキル基、特に好ましくは、メチルまたはエチル、シクロヘキシルまたはフェニル基であり;各R′は、独立して同一または異なる基であっても、連結されていてもよい。さらに、Xは、ハロゲン、好ましくはCl、または、-OR”、-SR”または-NR"2で、ここで、R”は直鎖若しくは分岐の、同一または異なる、一置換-または多-置換の、C1〜C18の脂肪族の基であり、その中で、一つまたはそれ以上のCH2基が、-C≡C-、-CH=CH-、-COO-、-O(C=O)-、-SiR′"2、-CO-、フェニレンジイル基で置換えられていてもよく、そして/または、全てのCH2単位迄、OまたはNR'"で置換えられていてもよく、ここで、R'"はフェニル基、C1-C18-アルキル基またはベンジル基であり、或いはまた、R”はベンジル基またはフェニル基で、それらは、1〜5個の置換基:R′、OH、OR′、COOR′、OCOR′、SO3H、SO2Cl、F、Cl、Br、NO2またはCNで置換されていてもよく;そして、Nの場合、各R”は、独立して同一若しくは他と異なる。mが、少くとも2の場合、各Xは独立して同一または異なる基であっても、連結されていてもよい。この表面改質物質の混合物を使用することも可能である。
式R′4-nSiCln若しくは、R′4-nSi(OR’)nを使用することが推奨される;式中、nは、1〜3で、R′は上に規定した通りである。シラザン類も適している。メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、トリメチルメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、を使用することが推奨される。
この反応は、一般に、20〜100℃、好ましくは、30〜70℃であるが、ゲル中に存在する液体の沸点以下の温度で行われる。
工程f)で、シリル化されたゲルは、プロトン系または非プロトン系溶媒で、未反応の表面改質物質が実質的に除去されるまで(残存レベル≦1重量%)洗浄されるのが望ましい。適した溶媒は、工程d)で述べた溶媒である。同様に、そこで、好ましいと述べた溶媒が、ここでも好ましい。
工程g)で、この繊維-強化、表面改質ゲルは、−30〜200℃、好ましくは0〜100℃の温度で、そして、0.001〜20バール、好ましくは0.01〜5バール、特に好ましくは、0.1〜2バールの圧力で乾燥される。200℃よりも高い温度および/または20バールより高い圧力にすることは容易であるが、それらは、不必要な努力であり、何の利益ももたらさない。
本発明の方法の利点は、乾燥温度と圧力が、普通の溶媒の臨界温度および/または圧力より遥かに低いことである。この乾燥は、一般に、そのゲルの残存溶媒含有が、0.1重量%未満になるまで行われる。
適した乾燥法の例は、接触乾燥法および対流乾燥法である。
さらに、このゲルの乾燥は、誘電乾燥法、例えば、マイクロ波乾燥を用いると有意に加速される。このために、工程f)で、表面改質に続いて、必要なら、その溶媒を、マイクロ波の効率的な吸収体である溶剤、例えば、水、メタノールまたは、望ましくは、アセトンで交換する。次いで、そのゲルは、マイクロ波乾燥機中で迅速に乾燥できる。
本発明の方法は、
a)水ガラスの水溶液(SiO2濃度≦10重量%、望ましくは、≦7重量%)を例えば、酸性イオン交換樹脂または鉱酸を用いてpH≦3に調整し、そして、得られるケイ酸に、塩基、一般に、NH4OH、NaOH、KOH、Al(OH)3および/またはコロイド状シリカを加える工程、
b)繊維を添入する工程、
c)そのケイ酸を重縮合させる工程
d)工程c)で得られた繊維-強化ゲルを、そのゲルの水分含有量が≦5重量%になるまで有機溶媒で洗浄する工程、
e)工程d)で得られたゲルを、シリル化剤と反応する工程、
f)場合により、そのシリル化ゲルを、未変化のシリル化剤の残存レベルが≦1重量%になるまで有機溶媒で洗浄する工程、および
g)工程e)またはf)で得られた、シリル化ゲルを、−30〜200℃、そして、0.001〜20バールで乾燥する工程、
を含んでなる、60容量%より大きい気孔率と、0.6g/cm3以下のキセロゲル・マトリックス密度を有する繊維-強化キセロゲルを製造するために、使用することが推奨される。
工程a)は、酸性イオン交換樹脂を用いて行うのが望ましい。
使用される繊維材料は、ガラス繊維或いは鉱物繊維のような無機繊維、ポリエステル繊維、アラミド繊維、ナイロン繊維または植物起源の繊維のような有機繊維、そしてまた、それらの混合物でよい。これら繊維は、また、例えば、アルミニウムのような金属で金属被覆したポリエステル繊維のように被覆されていても良い。
繊維の分散性またはウエブの濡れを改善するために、これら繊維は適切なサイズ剤で被覆してもよい。この被覆は、ゲルのその繊維への結合を改善するのにも役立つ。
この繊維-強化キセロゲルの防火等級(fire class)は、そのキセロゲル・マトリックスの防火等級と繊維材料の防火等級で決まる。この繊維-強化キセロゲルで、最適の防火等級(低燃焼性、または、不燃性)を得るには、その繊維は不燃性の材料、例えば、鉱物或いはガラス繊維またはメラミン樹脂のような低燃焼性の材料から成るべきである。さらに、キセロゲル・マトリックスの有機構成成分を、その構造、従って、そのキセロゲルの熱伝導性を有意に変えることなく、熱処理により除去することも可能である。
この繊維-強化キセロゲルでできるだけ低い熱伝導率を得るためには、
a)繊維の体積化は、0.1〜30%、望ましくは、0.1〜10%であるべきであり、そして、
b)その繊維材料の熱伝導率は、できるだけ小さく、望ましくは、<1W/mKであるべきである。
繊維の直径および/または材料を適切に選ぶことにより、熱伝導率に対する輻射の寄与を減らし、そして、素晴らしい機械的強さを得ることができる。このために、繊維の直径は、
a)金属被覆してない繊維の場合、好ましくは、0.1〜30μm、そして/または、
b)金属被覆している繊維の場合、好ましくは、0.1〜20μmである。
熱伝導率に対する輻射の寄与は、赤外線-不透過性繊維、例えば、カーボンブラックで黒化したPET繊維の使用により、さらに減らすことができる。
この熱伝導率に対する輻射の寄与は、赤外線不透過材(IR-opacifier),例えば、カーボンブラック、酸化チタン、酸化鉄または、二酸化ジルコニウムを、そのゲルの製造に先立ってゾルを添加すれば、さらに減らすことができる。
機械的強さは、さらに、キセロゲル中の繊維の長さと分布に影響される。
繊維は、例えば、個々の繊維として、ランダムに若しくは秩序をもって混入され得る。
ウエブまたはマットを使用することも同様に可能である。その場合、多数のウエブまたはマットを重ね合せることもできる。優先方向を有するマットを層状に配列する場合、その優先方向を、一つの層から次の層へと変えて行くのが有益である。強い曲げ応力は、そのキセロゲル・マトリックス中に亀裂を生成させる可能性があるが、そのキセロゲル・マトリックスは、ウエブの存在により破壊されないであろうから、ウエブまたはマットの使用は有益である。溶媒交換および乾燥の観点から、その溶媒交換時間または乾燥時間は基本的にその溶媒または溶媒蒸気の拡散で決まるから、繊維-強化ゲル・シートの厚みは0.5〜5mmであるのが特に有利である。
表面改質により付けられた表面基が、例えばトリメチルクロロシランを使用した場合のように疎水性であるとき、得られる繊維-強化キセロゲルは疎水性である。その疎水性は、その後で、例えば、熱的に排除する方法または部分的熱分解により減らすことができる。
繊維-強化キセロゲルのより厚いシートは複数の薄いシートを適当なスリーブの中に入れて、接着によりまたはクリップ留め若しくは縫製のような適当な機械的結合法により、一緒に結合することにより得られる。この繊維-強化キセロゲルの表面は、この技術分野の熟達者に知られている材料、例えば、プラスチックフィルム、紙、ペーパーボード、ウエブ若しくは織物でラミネートすることができる。
本発明の方法で得られた繊維-強化キセロゲルは熱伝導率が低く、熱絶縁材料として利用するのに適している。適切な光透過性繊維、例えば、ガラス繊維を使用した場合、得られるキセロゲルは、透光性で、透明であり、透明な熱絶縁材として使用するのに適している。使用する繊維材料の選択を、そのシートの曲げ剛さを変えるのに用いることができる。適切な繊維材料と適切な繊維分布の選択ば、装飾効果、さらにまた、絶縁効果を達成するために利用できる。
さらに、それらは音速度が小さく且つ固体材料に対する音減衰性能が大きいので、直接または共鳴吸収体の形で音響吸収材料として利用できる。
【図面の簡単な説明】
図1は、孔液2と蒸気で大体半分満たされており、液のメニスカスと孔壁3の接触角がθで、そして、孔の半径がrである、孔1の略図である。
実施例1:
テトラエチル・オルトシリケート(TEOS)を用いて、以下の方法により、種々の繊維-強化キセロゲルを製造した:
100mLのTEOS、100mLのエタノール、7.98mLの蒸留水および、0.33mLの1M-HClを一緒に加え、1.5〜2時間還流下で加熱した。
このゾルの10部を0.5MのNH4OH溶液1部と混合し、ペトリ皿の中に入っているロックウールの上に注いだ。このロックウールは、市販の絶縁マットから切取った物である。注入量はその繊維を丁度覆うのに充分な量であった。ゲル化時間は約20分であった。この時間の間試料をしっかりシールして保持した。このゲルを50℃で24時間加熱して熟成した。
この熟成したゲルを室温まで冷却し、エタノール中に入れ、次いで、1時間の間50℃に加熱した。この処理を新鮮なエタノールで2回繰返し、次いで、n-ヘキサンで1回行った。その後、そのn-ヘキサンを3回交換し、そして、この試料をさらに24時間50℃に保持した。
次いで、この湿ったゲルを10重量%のトリメチルクロロシラン(TMCS)と混ぜ、50℃で24時間保持した。その後、このTMCSの残りをn-ヘキサンで2回、各回、50℃で1時間洗い出した。
次いで、37℃、50℃および140℃の3段階で、各回24時間の間乾燥した。
表1は実験結果を示している。熱伝導率は、熱線法[オー.ニールソン、ジー.リューセンペーラー、ジェー.グロス、ジェー.フリッケ、
Figure 0003897125
高温-高圧(High Temperatures-High Pressures),21(1989),267-274]で測定し、モジュラスと破断応力は、三点曲げ法[例えば、ジー.ダブリュー.シェラー、エス.エー.パルデネク、アール.エム.スイアテク(G.W.Scherer,S.A.Pardenek,R.M.Swiatek)、非-結晶性固体ジャーナル(J.Non-Crystalline Solids)、107(1988)、14-22]で測定した。
この繊維-強化キセロゲルは一定の張力で三点曲げ試験の間破断しないで、高負荷で非可逆的に変形しただけであった。
実施例2:
使用した繊維材料が長さ2mmに短く切ったヘキスト社のアラミド(HMA)である点を除いて、実施例1と同様にして実験を行った。結果を表1にまとめて示した。この繊維-強化キセロゲルは一定の張力で三点曲げ試験の間破断せず、高負荷で非可逆的に変形しただけであった。
実施例3:
使用した繊維材料が、それぞれ、50%の繊度0.9dtexと、1.7dtexのトレビラ(TreviraR)290から成り、15kg/m3の密度を有し、150ステッチ/cm2でニードルパンチしたポリエステル(PET)ウエブである点を除いて、実施例1と同様にして実験を行った。結果を表1にまとめて示した。この繊維-強化キセロゲルは一定の張力で三点曲げ試験の間破断せず、高負荷で非可逆的に変形しただけであった。
実施例4:
使用した繊維材料が、70kg/m3の斤量を有するトレビラ・スパンボンド(TREVIRA SPUNBONDR)ウエブである点を除いて、実施例1と同様にして実験を行った。結果を表1にまとめて示した。この繊維-強化キセロゲルは一定の張力で三点曲げ試験の間破断せず、高負荷で非可逆的に変形しただけであった。
実施例5:
ガラス繊維を使用した点を除いて、実施例1と同様にして実験を行った。結果を表1にまとめて示した。この繊維-強化キセロゲルは一定の張力で三点曲げ試験の間破断せず、高負荷で非可逆的に変形しただけであった。
実施例6:
1Lのナトリウム・水ガラス溶液(8重量%のSiO2を含み、Na2O:SiO2の重量比が1:3.3)を、0.5Lの酸性イオン交換樹脂[デュオライト(DuoliteR)C20の名前で市場から入手できる、スルホン酸基を含むスチレン-ジビニルベンゼン共重合体]と一緒に、その水溶液のpHが2.7になるまで撹拌した。次いで、イオン交換樹脂を濾別し、その水溶液を0.5MのNH4OH溶液で、pH4.8に調整した。
次いで、このゲル化性溶液に、それぞれ、50%の繊度0.9dtexと1.7dtexのTreviraR 290から成り、15kg/m3の密度を有し、150ステッチ/cm2でニードルパンチしたポリエステル(PET)ウエブを入れた。そのウエブの割合は、そのゲルを基準に5容量%である。
その後、得られたゲルを50℃で24時間熟成した。ゲル中に存在する水を先ず、3Lのエタノールで抽出した。その後で、そのエタノールを3Lのn-ヘプタンで交換した。このヘキサン-含有ゲルを、トリメチルクロロシラン(TMCS)で、湿潤ゲル1g当たり0.05gのTMCSを使用してシリル化し、次いで、再び、0.5Lのn-ヘキサンで洗浄した。ゲルの乾燥は空気中で行った(40℃で3時間、次いで50℃で2時間および、150℃で12時間)。
この繊維-強化キセロゲルは一定の張力で三点曲げ試験の間破断せず、高負荷で非可逆的に変形しただけであった。弾性モジュラスは2MPaであった。
実施例7:
ガラス繊維を使用した点を除いて、実施例6と同様に実験を行った。この繊維-強化キセロゲルは一定の張力で三点曲げ試験の間破断せず、高負荷で非可逆的に変形しただけであった。弾性モジュラスは、10MPaであった。
実施例8〜11:
実施例1〜4と同様にしてゲルを調製した。乾燥する前に、エタノールで溶媒交換した。次いで、この試料を、E1-A,Munich社のオーブン中で、出力50Wのマイクロ波を用いて乾燥した。体積収縮は、起きなかった。表2は、所用乾燥時間を示している。
Figure 0003897125
Figure 0003897125
実施例12:
実施例3と同様にして、ゲルを調製した。乾燥する前に、エタノールで溶媒交換した。乾燥は熱窒素気流を用い、80℃で乾燥時間60分で行った。この乾燥した繊維-強化キセロゲルで次のデータが得られた:
試料の厚み : 3mm
密度 : 170kg/m3
残存湿度含有量 : 1.6%
体積収縮 : 2%
実施例13:
水ガラスをベースに用い、次の方法でキセロゲル・シートの製造した:斤量300g/m2で、厚み3mmのガラス繊維ウエブ[シュラー社、ヴェルトハイム(Schuller,Wertheim)のポリマット-グラス・ナーデルマット タイプG300(PolyMat-Glasnadelmatte Typ G300]を500℃で1時間、か焼した。1Lのナトリウム・水ガラス溶液(8重量%のSiO2を含み、Na2O:SiO2の重量比が1:3.3)を、0.5Lの酸性イオン交換樹脂(DuoliteRC20の名前で市場から入手できる、スルホン酸基を含むスチレン-ジビニルベンゼン共重合体)と一緒に、その水溶液のpHが2.7になるまで撹拌した。次いで、イオン交換樹脂を濾別し、その水溶液を1M-NaOH溶液で、pHを4.8に調整した。
このウエブを型の中に入れ、ゾルをウエブの上にそのウエブ全部をカバーするように注いだ。次いで、この型をきっちり閉じて、乾燥室中で5時間85℃に保持した。
次いで、このシートをアセトンで水分含有量が0.5重量%になるまで洗浄した。この湿潤ゲルを10重量%のトリメチルクロロシラン(TMCS)と混ぜ、室温で24時保持した。その後、シートを、さらに、6回アセトンで洗浄した。乾燥は、二段で、50℃、圧力850mbrで24時間、次いで140℃、圧力50mbrで12時間行った。
この複合材の密度は0.25g/cm2であった。実施例1と同様にして、熱伝導率を測定した。得られた熱伝導率の値は、17mW/mKであった。一定の張力で三点曲げ試験の間破断せず、高負荷で非可逆的に変形しただけであった。

Claims (12)

  1. 60容量%より大きい気孔率と、0.6g/cm3未満のキセロゲルマトリックス密度を有する繊維−強化SiO 2 キセロゲルを製造する方法であって、
    a)ゾルを調整する工程、
    b)そのゾルに繊維を添入する工程、
    c)工程(b)で得られたゾルをゲルに変える工程、
    d)そのゲル中に電解質含有液体が存在する場合には、液体を交換する工程、
    e)そのゲルを、一種またはそれ以上の表面改質物質と、ゲルの表面基がその表面改質物質の基によって置換されるように反応させて、異なる孔の表面上の表面基間のさらなる縮合を実質的に抑え、そして/または、孔の表面と乾燥が起きる液との間の接触角を変えることによって毛細管力を低下させる工程、
    f)そのゲル中に未反応の表面改質物質を含有する液体が存在する場合には、液体を交換する工程、
    g)得られるゲルを、そのゲル中に存在する液の臨界温度以下の温度および0.001バールからこの温度でのこの液の蒸気圧までの圧力で乾燥する工程
    を含んでなる、前記方法。
  2. 前記工程(c)または(d)で得られたゲルが、20℃からそのゲル中に存在する液体の沸点までの温度で熟成される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記工程(e)において、前記ゲルは、一般式:R′nMXm(式中、R′は、水素または非反応性の有機の直鎖、分岐、環式、芳香族若しくはヘテロ芳香族の基であり、各R′は独立に同一または異なる基であり、MはAlまたはSiで、Xはハロゲン若しくは-OR″、-SR″若しくは-NR″2 (式中、R″は直鎖若しくは分岐の同一または異なる一置換または多置換のC1〜C8の脂肪族の基であり、その中で、一つまたはそれ以上のCH2基が-C≡C-、-CH=CH-、-COO-、-O(C=O)-、-SiR″2-、-CO-、フェニレンジイル基で置換されていてもよく、または全てのCH2単位迄がOまたはNR″′(式中、R″′はフェニル基、C1〜C18アルキル基またはベンジル基である)で置換されていてもよく、あるいはR″は1〜5個の置換基R′、OH、OR′、COOR′、OCOR′、SO 3 H、SO 2 Cl、F、Cl、Br、NO 2 またはCNで置換されていてもよいベンジル基またはフェニル基であり、Nの場合には各R″は独立に同一または異なっている)であり、nおよびmは0より大きい整数で、nとmとの和はMの原子価に対応し、m≧2の場合には各Xは独立に同一または異なる基である)で示される少なくとも1種の表面改質物質と反応される、請求項1または2に記載の方法。
  4. a)水ガラスの水溶液をpH≦3に調整し、そして、その得られるケイ酸に塩基を添加する工程、
    b)繊維を添入する工程、
    c)そのケイ酸を重縮合させる工程、
    d)工程(c)で得られた繊維−強化ゲルをそのゲルの水分含有量が≦5重量%になるまで有機溶媒で洗浄する工程、
    e)工程(d)で得られたゲルを、シリル化剤と反応させる工程、
    f)そのシリル化剤を未変化のシリル化剤の残存レベルが≦1重量%になるまで洗浄する工程、および
    g)工程(e)または(f)で得られたシリル化ゲルを-30℃〜200℃で、そして、0.001〜20バールで乾燥させる工程
    を含んでなる、繊維−強化SiO 2 キセロゲルを製造するための請求項3に記載の方法。
  5. 前記工程(g)でのゲルの乾燥が誘電乾燥法で行われる請求項1〜4の何れか1項に記載の方法。
  6. 前記ゲルがマイクロ波で乾燥される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記繊維の体積比が0.1〜30%である、請求項1〜6の何れか1項に記載の方法。
  8. 前記繊維の直径が、
    a)金属で被覆されていない繊維の場合には0.1〜30μmの範囲であり、又は
    b)金属で被覆されている繊維の場合には0.1〜20μmの範囲である、
    請求項1〜7の何れか1項に記載の方法。
  9. 前記工程(a)または(b)で、ゾルに赤外線不透過材が添加される、請求項1〜8の何れか1項に記載の方法。
  10. 前記繊維がウェブまたはマットの形で用いられる請求項1〜9の何れか1項に記載の方法。
  11. 個々の繊維がランダム若しくは配向された形で用いられる請求項1〜10の何れか1項に記載の方法。
  12. 請求項1〜11の何れか1項に記載の方法で製造した繊維−強化SiO2キセロゲルの熱絶縁材料および/または音吸収剤としての使用。
JP50845596A 1994-08-29 1995-08-17 繊維−強化キセロゲルを製造する方法およびそれらの使用 Expired - Lifetime JP3897125B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4430669.5 1994-08-29
DE4430669A DE4430669A1 (de) 1994-08-29 1994-08-29 Verfahren zur Herstellung von faserverstärkten Xerogelen, sowie ihre Verwendung
PCT/EP1995/003275 WO1996006809A1 (de) 1994-08-29 1995-08-17 Verfahren zur herstellung von faserverstärkten xerogelen, sowie ihre verwendung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10504793A JPH10504793A (ja) 1998-05-12
JP3897125B2 true JP3897125B2 (ja) 2007-03-22

Family

ID=6526851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50845596A Expired - Lifetime JP3897125B2 (ja) 1994-08-29 1995-08-17 繊維−強化キセロゲルを製造する方法およびそれらの使用

Country Status (19)

Country Link
US (1) US5866027A (ja)
EP (1) EP0778815B1 (ja)
JP (1) JP3897125B2 (ja)
KR (1) KR100366475B1 (ja)
CN (1) CN1044597C (ja)
AT (1) ATE174017T1 (ja)
AU (1) AU694797B2 (ja)
BR (1) BR9508644A (ja)
CA (1) CA2198732A1 (ja)
DE (2) DE4430669A1 (ja)
DK (1) DK0778815T3 (ja)
ES (1) ES2126926T3 (ja)
FI (1) FI970809A (ja)
GR (1) GR3029487T3 (ja)
MX (1) MX9701587A (ja)
NO (1) NO312828B1 (ja)
PL (1) PL180069B1 (ja)
RU (1) RU2146661C1 (ja)
WO (1) WO1996006809A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017141638A1 (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 疎水化処理方法とそれを用いたシート状部材の製造方法
CN109177365A (zh) * 2015-03-30 2019-01-11 松下知识产权经营株式会社 一种绝热片、使用其的电子设备及绝热片的制造方法

Families Citing this family (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19541715A1 (de) * 1995-11-09 1997-05-15 Hoechst Ag Verfahren zur Herstellung von organisch modifizierten Aerogelen, bei dem die gebildeten Salze ausgefällt werden
US5877100A (en) * 1996-09-27 1999-03-02 Cabot Corporation Compositions and insulation bodies having low thermal conductivity
DE19648798C2 (de) * 1996-11-26 1998-11-19 Hoechst Ag Verfahren zur Herstellung von organisch modifizierten Aerogelen durch Oberflächenmodifikation des wäßrigen Gels (ohne vorherigen Lösungsmitteltausch) und anschließender Trocknung
DE19702238A1 (de) * 1997-01-24 1998-08-06 Hoechst Ag Verwendung von Aerogelen zur Körper- und/oder Trittschalldämmung
DE19718741A1 (de) 1997-05-02 1998-11-05 Hoechst Ag Verfahren zur Kompaktierung von Aerogelen
DE19718740A1 (de) 1997-05-02 1998-11-05 Hoechst Ag Verfahren zur Granulierung von Aerogelen
DE19726330C2 (de) * 1997-06-20 1999-07-29 Joerg Ortjohann Vakuum-Isolationspaneel, Verfahren zur Herstellung eines solchen Paneels und ein Verfahren zur Regelung der Wärmeströme
US6218325B1 (en) * 1997-08-11 2001-04-17 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fiber-reinforced ceramic green body and sindered ceramic article obtained therefrom
DE19756633A1 (de) 1997-12-19 1999-06-24 Hoechst Ag Verfahren zur unterkritischen Trocknung von Lyogelen zu Aerogelen
DE19801004A1 (de) 1998-01-14 1999-07-15 Cabot Corp Verfahren zur Herstellung von im wesentlichen kugelförmigen Lyogelen in wasserunlöslichen Silylierungsmitteln
US6635331B2 (en) * 1998-03-23 2003-10-21 Ronald N. Kessler Universal mat with removable strips
JP2002517585A (ja) * 1998-06-05 2002-06-18 カボット・コーポレーション ナノ多孔質相互浸透有機−無機網目構造
IT1318617B1 (it) * 2000-07-10 2003-08-27 Novara Technology Srl Processo sol-gel per la produzione di geli secchi di grandidimensioni e vetri derivati.
US7078359B2 (en) * 2000-12-22 2006-07-18 Aspen Aerogels, Inc. Aerogel composite with fibrous batting
DE10065138C2 (de) * 2000-12-23 2002-10-31 Georg Grathwohl Verfahren zur Herstellung eines Aluminiumoxid-Werksückes mit definierter Porenstruktur im Niedertemperaturbereich sowie dessen Verwendungen
CN100498028C (zh) 2003-05-06 2009-06-10 阿斯彭气凝胶有限公司 承重、轻量和紧凑的超绝热系统
US20070238008A1 (en) * 2004-08-24 2007-10-11 Hogan Edward J Aerogel-based vehicle thermal management systems and methods
US7635411B2 (en) * 2004-12-15 2009-12-22 Cabot Corporation Aerogel containing blanket
US9469739B2 (en) 2005-04-07 2016-10-18 Aspen Aerogels, Inc. Microporous polyolefin-based aerogels
US8461223B2 (en) 2005-04-07 2013-06-11 Aspen Aerogels, Inc. Microporous polycyclopentadiene-based aerogels
US20060269734A1 (en) * 2005-04-15 2006-11-30 Aspen Aerogels Inc. Coated Insulation Articles and Their Manufacture
US20060264133A1 (en) * 2005-04-15 2006-11-23 Aspen Aerogels,Inc. Coated Aerogel Composites
US9476123B2 (en) 2005-05-31 2016-10-25 Aspen Aerogels, Inc. Solvent management methods for gel production
US20070014979A1 (en) 2005-07-15 2007-01-18 Aspen Aerogels, Inc. Secured Aerogel Composites and Methods of Manufacture Thereof
US8815351B2 (en) * 2005-09-15 2014-08-26 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Method for attachment of silicon-containing compounds to a surface and for synthesis of hypervalent silicon-compounds
GB2431173B (en) * 2005-09-15 2010-01-13 Alexium Ltd Method for attachment of silicon-containing compounds to a surface
US8455088B2 (en) * 2005-12-23 2013-06-04 Boston Scientific Scimed, Inc. Spun nanofiber, medical devices, and methods
US9181486B2 (en) 2006-05-25 2015-11-10 Aspen Aerogels, Inc. Aerogel compositions with enhanced performance
EP2180104A1 (en) 2008-10-21 2010-04-28 Rockwool International A/S Facade insulation system
JP2011068526A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 多孔質酸化物粒子並びに多孔質酸化物粒子の水酸基及び吸着水の除去方法
CN105669101A (zh) 2009-11-25 2016-06-15 卡博特公司 气凝胶复合材料及其制造和使用方法
US8952119B2 (en) 2010-11-18 2015-02-10 Aspen Aerogels, Inc. Organically modified hybrid aerogels
US8906973B2 (en) 2010-11-30 2014-12-09 Aspen Aerogels, Inc. Modified hybrid silica aerogels
JP4860005B1 (ja) * 2010-12-22 2012-01-25 ニチアス株式会社 断熱材及びその製造方法
CN103328735B (zh) 2011-01-17 2018-07-27 巴斯夫欧洲公司 复合绝热体系
US9133280B2 (en) 2011-06-30 2015-09-15 Aspen Aerogels, Inc. Sulfur-containing organic-inorganic hybrid gel compositions and aerogels
FR2981341B1 (fr) 2011-10-14 2018-02-16 Enersens Procede de fabrication de xerogels
SI24001A (sl) 2012-02-10 2013-08-30 Aerogel Card D.O.O. Kriogena naprava za transport in skladiščenje utekočinjenih plinov
US9302247B2 (en) 2012-04-28 2016-04-05 Aspen Aerogels, Inc. Aerogel sorbents
US11053369B2 (en) * 2012-08-10 2021-07-06 Aspen Aerogels, Inc. Segmented flexible gel composites and rigid panels manufactured therefrom
CN111136987A (zh) 2013-03-08 2020-05-12 斯攀气凝胶公司 气凝胶绝缘面板及其制造
CN103272539B (zh) * 2013-05-07 2015-08-12 李光武 减压干燥制备气凝胶的方法
FR3007025B1 (fr) 2013-06-14 2015-06-19 Enersens Materiaux composites isolants comprenant un aerogel inorganique et une mousse de melamine
US9434831B2 (en) 2013-11-04 2016-09-06 Aspen Aerogels, Inc. Benzimidazole based aerogel materials
US11380953B2 (en) 2014-06-23 2022-07-05 Aspen Aerogels, Inc. Thin aerogel materials
JP6738990B2 (ja) 2014-08-26 2020-08-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 断熱シートおよびその製造方法
MY179571A (en) * 2014-10-03 2020-11-11 Aspen Aerogels Inc Improved hydrophobic aerogel materials
KR101955184B1 (ko) 2016-03-28 2019-03-08 주식회사 엘지화학 저분진 고단열 에어로겔 블랭킷의 제조방법
JP6960590B2 (ja) * 2017-02-28 2021-11-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 複合材料およびその製造方法
US20200263348A1 (en) * 2017-08-18 2020-08-20 Consejo Nacional De Investigaciones Cientificas Y Técnicas (Conicet) Reinforced composite material with improved mechanical and thermal properties and method for obtaining the same
KR102190889B1 (ko) * 2017-11-21 2020-12-14 주식회사 엘지화학 고단열 및 고강도 실리카 에어로겔 블랭킷 제조방법
US20210009780A1 (en) * 2018-03-28 2021-01-14 National University Of Singapore Polyethylene terephthalate (pet) aerogel
BR112020024176B1 (pt) 2018-05-31 2023-09-26 Aspen Aerogels, Inc Composição em aerogel reforçada

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5249543B2 (ja) * 1973-08-20 1977-12-17
DE3346180C2 (de) * 1983-12-21 1996-05-15 Micropore International Ltd Starrer Wärmedämmkörper
JPH0742174B2 (ja) * 1991-08-09 1995-05-10 株式会社コロイドリサーチ アルミナ系多孔体の製造方法
US5306555A (en) * 1991-09-18 1994-04-26 Battelle Memorial Institute Aerogel matrix composites
US5565142A (en) * 1992-04-01 1996-10-15 Deshpande; Ravindra Preparation of high porosity xerogels by chemical surface modification.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109177365A (zh) * 2015-03-30 2019-01-11 松下知识产权经营株式会社 一种绝热片、使用其的电子设备及绝热片的制造方法
WO2017141638A1 (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 疎水化処理方法とそれを用いたシート状部材の製造方法
US11230475B2 (en) 2016-02-15 2022-01-25 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Hydrophobic treatment method and manufacturing method for sheet-like member using method

Also Published As

Publication number Publication date
PL180069B1 (pl) 2000-12-29
PL318900A1 (en) 1997-07-21
KR100366475B1 (ko) 2003-04-26
DE4430669A1 (de) 1996-03-07
KR970705525A (ko) 1997-10-09
CN1158598A (zh) 1997-09-03
GR3029487T3 (en) 1999-05-28
MX9701587A (es) 1997-05-31
ES2126926T3 (es) 1999-04-01
NO312828B1 (no) 2002-07-08
EP0778815B1 (de) 1998-12-02
AU694797B2 (en) 1998-07-30
DK0778815T3 (da) 1999-08-16
WO1996006809A1 (de) 1996-03-07
NO970867D0 (no) 1997-02-26
FI970809A0 (fi) 1997-02-26
ATE174017T1 (de) 1998-12-15
NO970867L (no) 1997-02-26
BR9508644A (pt) 1997-11-25
RU2146661C1 (ru) 2000-03-20
AU3346795A (en) 1996-03-22
CN1044597C (zh) 1999-08-11
CA2198732A1 (en) 1996-03-07
US5866027A (en) 1999-02-02
FI970809A (fi) 1997-02-26
DE59504435D1 (de) 1999-01-14
EP0778815A1 (de) 1997-06-18
JPH10504793A (ja) 1998-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3897125B2 (ja) 繊維−強化キセロゲルを製造する方法およびそれらの使用
US5789075A (en) Aerogel composites, process for producing the same and their use
KR101015430B1 (ko) 실리카 에어로겔 분말의 제조방법
JP6487542B2 (ja) 改善された疎水性エアロゲル材料
CN110684235B (zh) 包含无机气凝胶及三聚氰胺泡绵的绝缘复合材料
JP7384838B2 (ja) 耐火クラス強化エアロゲル組成物
CN101318659A (zh) 一种常压干燥制备二氧化硅气凝胶复合材料的方法
RU2721110C2 (ru) Способ получения аэрогелей и композиционный материал на основе аэрогеля
CN111282523B (zh) 苯并咪唑系气凝胶材料
KR102325491B1 (ko) 유전 가열에 의한 에어로겔의 제조방법
JP2008537570A (ja) アルコキシシラン基で修飾したシリカ/ラテックスハイブリッドからなるモノリシックキセロゲル及びエーロゲルの臨界未満の条件下における製造方法。
CA2160993A1 (en) Preparation of high porosity xerogels by chemical surface modification
CN111607253B (zh) 一种二氧化硅气凝胶保温填料的制备方法
KR20210132031A (ko) 세라믹 폼, 이의 제조방법, 및 이의 용도
Zhai et al. Hybrid aerogel composites reinforced with aramid fiber fabric for thermal protection
Kim et al. Ambient drying silica aerogel coatings modified with polyethylene glycol
KR102681445B1 (ko) 에어로겔 블랭킷의 제조방법
KR20210038232A (ko) 에어로겔 블랭킷의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060627

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term