JPH10504793A - 繊維−強化キセロゲルを製造する方法およびそれらの使用 - Google Patents

繊維−強化キセロゲルを製造する方法およびそれらの使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、60容量%より大きい気孔率と、0.6g/cm3以下のキセロゲル・マトリックス密度を有する、改質された繊維‐強化キセロゲルを製造する方法、および、熱絶縁材料としてのそれらの利用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 繊維‐強化キセロゲルを製造する方法およびそれらの使用 本発明は、気孔率が60%より大きく、密度が0.6g/cm3以下の改良さ れた繊維‐強化キセロゲル(以後“繊維‐強化キセロゲル”と呼ぶ)を製造する 方法、およびそれらの使用に関する。 超臨界条件で乾燥したエーロゲルのような、60%以上の気孔率と0.6g/ cm3以下の密度を有するキセロゲルは、その非常に小さい密度と大きい多孔性 のために、熱伝導率が非常に小さい。しかし、その大きい多孔性は、それから乾 燥によりキセロゲルが得られるゲルの機械的安定性だけでなく、そのキセロゲル 自身の機械的安定性をも小さくする。 広い意味でのエーロゲル、即ち、“分散媒体として空気を含むゲル”という意 味でのエーロゲルは適当なゲルを乾燥することにより作られる。この“エーロゲ ル”という用語は、より狭い意味でのエーロゲル、キセロゲルおよびクリオゲル を包含している。乾燥されたゲルは、そのゲルの液体が実質的にその臨界温度よ り高い温度で且つその臨界圧力より高い圧力から始めて除去される場合には、よ り狭い意味でのエーロゲルである。対照として、若し、そのゲルの液体が臨界未 満の条件で、例えば、液‐気境界相の生成を経て除去されるとすると、その結果 得られるゲルはキセロゲルと呼ばれる。 普通のゲルを乾燥すると、毛細管力により非常に大きい応力を生じ、安定性の 小さい非常にポーラスなゲル構造と相俟って、乾燥中に崩壊を起こす。乾燥工程 中に生じる毛細管圧力Pcは、孔液2とその蒸気4の間の表面の表面張力YLV、 液のメニスカスと孔壁3の間の接触角θおよび、孔1の半径r、によつて決まる (図1): Pc=−2YLVcosθ/r この崩壊は、そのゲルが、例えば、欧州特許EP‐A‐0382310、EP ‐A‐0018955号、および米国特許第4,610,863号明細書中に説 明 されているように、超臨界条件で乾燥され、そして、それ故表面張力YLVが0ま で減らされるなら避けられる。しかし、このようにして作られたゲルは機械的に あまり安定ではない。 しかし、その機械的安定性は、WO93/06044号明細書に説明されてい るように、そのエーロゲルを繊維で強化することによつて改善できる。しかし、 WO93/06044号明細書に記載されている製造法は、超臨界条件での乾燥 を必要とするので、技術的に非常に困難である。この方法は、アルコール、例え ば、メタノールから250〜260℃の温度および9.7〜15.9MPaの間 の圧力でのゲルの乾燥を含んでいる。 DE‐A‐4342548号およびWO94/25149号各明細書には、ゲ ルの超限界乾燥を必要としないで、0.3g/cm3以下の密度と60%以上の 気孔率を有するキセロゲルを製造する方法が記載されている。このゲルは、例え ばSiO2キセロゲルの場合にはシリル化によりその内部表面領域を処理するこ とにより、ゲルを崩壊させずに空気乾燥できるように改質されている。このよう にして造られたキセロゲルも、同様に、機械的にはあまり安定ではなく、容易に 破断する。 本発明の目的は、60%以上の気孔率と、0.6g/cm3以下のキセロゲル マトリックス密度を有し、機械的に安定なキセロゲルを製造するための方法を提 供することにあり、それにより上に説明した不都合が避けられる。 さて、ゲルの生成の前に若しくは生成中に、そのゾル中に適切な形状で適切な 量の繊維を混入し、そのゾルから造られるゲルの孔の表面を適切な形に改造し、 次いで、そのゲルを臨界未満の条件で乾燥すれば、機械的に安定なキセロゲルを 造り得ることを見いだした。得られるこの生成物は、以後“繊維‐強化キセロゲ ル”と呼ばれる。 従って、本発明は、 a)ゾルを調製する工程、 b)そのゾルに繊維を添入する工程、 c)b)で得られたゾルをゲルに変える工程 d)場合により、そのゲル中に存在する液体を交換する工程、 e)そのゲルを、一種またはそれ以上の表面改質物質と、ゲルの表面基の十分大 きい割合が、その表面改質物質の基によって置換されるように反応させて、異な る孔の表面上の表面基間のさらなる縮合を実質的に抑え、そして/または、孔の 表面と、乾燥が起こる液との間の接触角を変えることによって、その毛細管力を 低下させる工程、 f)場合により、そのゲル中に存在する液体を交換する工程、および、 g)得られるゲルを、そのゲル中に存在する液の臨界温度以下の温度と、0.0 01バールからこの温度でのこの液の蒸気圧までの圧力で乾燥する工程 を含んでなる、60容量%より大きい気孔率と、0.6g/cm3以下のキセロ ゲルマトリックス密度を有する繊維‐強化キセロゲルを製造する方法を提供する 。 使用される出発原料は、例えば、ケイ素アルコキシド類、アルミニウムアルコ キシド類若しくは水ガラスのような、ゾル‐ゲル法に適したケイ素およびアルミ ニウム化合物[C.J.Brinker(シー.ジェー.ブリンカー),G.W .Scherer(ジー.ダブリュー.シェラー),Sol‐Gel Scie nnce(ゾル‐ゲル科学),1990,第2および2章]、および、例えば、 メラミン‐ホルムアルデヒド縮合物(米国特許第5,086,085号)または レゾルシノール‐ホルムアルデヒド縮合物(米国特許第4,873,218号) のような有機物質を基体とする化合物である。これらは、上記の原料の混合物を 基体とすることができる。そのゾルは、さらに、微粒子状またはコロイド状のシ リコンオキシド若しくはアルミニウムオキシドから成っていても良い。ケイ素化 合物、特に、水ガラスを使用することが推奨される。 このゾル粒子はその表面上に縮合する能力のある官能基を含んでいる。これら の基は、以後、表面基として承知されるであろう。普通、ケイ素若しくはアルミ ニウム化合物から成るゾル粒子は、親水性のヒドロキシル基(OH)を含んでい る。若し、出発原料として、アルコキシド類が用いられると、その製造工程から なお幾らかのアルコキシ基(OR)が残る可能性がある(シー.ジェー.ブリン カー、ジー.ダブリュー.シェラー、ゾル‐ゲル科学,1990,第10章)。 そのゾルに添入される繊維は、個々の繊維、繊維マット若しくは繊維ウエブの いずれでもよい。繊維の添入は、特に、個々の繊維の場合、ゲルの生成中であっ て、そのゲルが既に高い粘度になっているが、まだ固体にはなっていない時に行 ってもよい。 そのゾルのゲルへの変換は、例えば、シリコン若しくはアルミニウムオキシド の加水分解および縮合により、微粒子状またはコロイド状のシリコンオキシド若 しくはアルミニウムオキシドをゲル化させるか、または、これら方法の組合せに よって有効に行うことができる。ケイ素含有ゲルの製造は、例えば、WO93/ 06044号明細書に説明されている。 工程c)またはd)で得られたゲルの堅固さを増大させるために、その表面変 性の前に当該ゲルを熟成させることは有益である。このゲルの熟成は、一般に、 20℃からそのゲル中に存在する液体の沸点までの温度で行われる。例えば、そ のゲル液が水である場合、その熟成工程は、一般に、20〜90℃、望ましくは 、20〜70℃、pH6〜11、望ましくは、6〜9で、1分〜48時間、特に 、15分〜24時間の間行われる。 若し、工程a)で、水系のゾルが用いられ、そのpHを鉱酸で調整していたら 、そのゲルは電解質を含まなくなるまで水で洗浄されるべきである。そのゲル中 に存在する液体は、洗浄工程(工程d)で、同じ液体または他の液体で交換する ことができる。ゲルが水を含んでいるなら、例えば、プロトン性若しくは非プロ トン系有機溶媒で、そのゲルの含水量が≦5重量%、好ましくは、≦2重量%に なるまで、洗浄することが勧められる。 用いられる有機溶媒は、一般に、脂肪属アルコール類、エーテル類、エステル 類またはケトン類、そしてまた、脂肪属若しくは芳香族炭化水素類である。推奨 される溶媒は、メタノール、エタノール、アセトン、テトラヒドロフラン、酢酸 エチル、ジオキサン、n‐ヘキサン、n‐ヘプタンおよびトルエンである。上記 溶媒の混合物を用いることもできる。この溶媒は、工程e)で使用される表面改 質物質に対し、実質的に、不活性でなければならない。 工程a)からd)は、一般に、そのゲル中に存在する液体の凝固点と70℃と の間の温度であるが、ゲル中に存在する液体の沸点以下の温度で行われる。 工程e)で用いられる表面改質物質は、その孔の表面上の親水性または反応性 の基の大部分を、疎水性の表面基またはさらなる縮合に適しない表面基に変換す る。 その結果、異なる孔の表面上の基の間のさらなる縮合が抑えられ、そして、孔 壁と、乾燥がそこから起きる液のメニスカスとの間の接触角が変ることによって その毛細管力が低下する。 存在している元の表面基は、一般に、式:MOHまたはMORの基である(式 中、MはAlまたはSiで、RはC1‐C6‐アルキル基、好ましくは、メチルま たはエチル基である)。一般式:R′nMXmで示される表面改質物質との反応で 、元の表面基はMR′nタイプの不活性基で置換えられる。ここで、nとmは、 0より大きい整数で、両者の和はMの原子価に対応する。R′は、水素または非 反応性の有機の直鎖、分岐、環式、芳香族若しくはヘテロ芳香族の基であり、例 えば、C1‐C18‐アルキル基で、望ましくは、C1‐C6‐アルキル基、特に好 ましくは、メチルまたはエチル、シクロヘキシルまたはフェニル基であり;各R ′は、独立して同一または異なる基であっても、連結されていてもよい。さらに 、Xは、ハロゲン、好ましくはCl、または、‐OR”、‐SR”または‐NR "2で、ここで、R”は直鎖若しくは分岐の、同一または異なる、一置換‐または 多‐置換の、C1〜C18の脂肪族の基であり、その中で、一つまたはそれ以上の CH2基が、‐C≡C‐、‐CH=CH‐、‐COO‐、‐O(C=O)‐、‐ SiR′"2、‐CO‐、フェニレンジイル基で置換えられていてもよく、そして /または、全てのCH2単位迄、OまたはNR′"で置換えられていてもよく、こ こで、R'"はフェニル基、C1‐C18‐アルキル基またはベンジル基であり、或 いはまた、R”はベンジル基またはフェニル基で、それらは、1〜5個の置換基 :R′、OH、OR′、COOR′、OCOR′、SO3H、SO2Cl、F、C l、Br、NO2またはCNで置換されていてもよく;そして、Nの場合、各R ”は、独立して同一若しくは他と異なる。mが、少くとも2の場合、各Xは独立 して同一または異なる基であっても、連結されていてもよい。この表面改質物質 の混合物を使用することも可能である。 式R′4-nSiCln若しくは、R′4-nSi(OR’)nを使用することが推奨 される;式中、nは、1〜3で、R′は上に規定した通りである。シラザン類も 適している。メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチル クロロシラン、トリメチルメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、を使用す ることが推奨される。 この反応は、一般に、20〜100℃、好ましくは、30〜70℃であるが、 ゲル中に存在する液体の沸点以下の温度で行われる。 工程f)で、シリル化されたゲルは、プロトン系または非プロトン系溶媒で、 未反応の表面改質物質が実質的に除去されるまで(残存レベル≦1重量%)洗浄 されるのが望ましい。適した溶媒は、工程d)で述べた溶媒である。同様に、そ こで、好ましいと述べた溶媒が、ここでも好ましい。 工程g)で、この繊維‐強化、表面改質ゲルは、−30〜200℃、好ましく は0〜100℃の温度で、そして、0.001〜20バール、好ましくは0.0 1〜5バール、特に好ましくは、0.1〜2バールの圧力で乾燥される。200 ℃よりも高い温度および/または20バールより高い圧力にすることは容易であ るが、それらは、不必要な努力であり、何の利益ももたらさない。 本発明の方法の利点は、乾燥温度と圧力が、普通の溶媒の臨界温度および/ま たは圧力より遥かに低いことである。この乾燥は、一般に、そのゲルの残存溶媒 含有が、0.1重量%未満になるまで行われる。 適した乾燥法の例は、接触乾燥法および対流乾燥法である。 さらに、このゲルの乾燥は、誘電乾燥法、例えば、マイクロ波乾燥を用いると 有意に加速される。このために、工程f)で、表面改質に続いて、必要なら、そ の溶媒を、マイクロ波の効率的な吸収体である溶剤、例えば、水、メタノールま たは、望ましくは、アセトンで交換する。次いで、そのゲルは、マイクロ波乾燥 機中で迅速に乾燥できる。 本発明の方法は、 a)水ガラスの水溶液(SiO2濃度≦10重量%、望ましくは、≦7重量%) を例えば、酸性イオン交換樹脂または鉱酸を用いてpH≦3に調整し、そして、 得られるケイ酸に、塩基、一般に、NH4OH、NaOH、KOH、Al(OH )3および/またはコロイド状シリカを加える工程、 b)繊維を添入する工程、 c)そのケイ酸を重縮合させる工程 d)工程c)で得られた繊維‐強化ゲルを、そのゲルの水分含有量が≦5重量% になるまで有機溶媒で洗浄する工程、 e)工程d)で得られたゲルを、シリル化剤と反応する工程、 f)場合により、そのシリル化ゲルを、未変化のシリル化剤の残存レベルが≦1 重量%になるまで有機溶媒で洗浄する工程、および g)工程e)またはf)で得られた、シリル化ゲルを、−30〜200℃、そし て、0.001〜20バールで乾燥する工程、 を含んでなる、60容量%より大きい気孔率と、0.6g/cm3以下のキセロ ゲル・マトリックス密度を有する繊維‐強化キセロゲルを製造するために、使用 することが推奨される。 工程a)は、酸性イオン交換樹脂を用いて行うのが望ましい。 使用される繊維材料は、ガラス繊維或いは鉱物繊維のような無機繊維、ポリエ ステル繊維、アラミド繊維、ナイロン繊維または植物起源の繊維のような有機繊 維、そしてまた、それらの混合物でよい。これら繊維は、また、例えば、アルミ ニウムのような金属で金属被覆したポリエステル繊維のように被覆されていても 良い。 繊維の分散性またはウエブの濡れを改善するために、これら繊維は適切なサイ ズ剤で被覆してもよい。この被覆は、ゲルのその繊維への結合を改善するのにも 役立つ。 この繊維‐強化キセロゲルの防火等級(fire class)は、そのキセ ロゲル・マトリックスの防火等級と繊維材料の防火等級で決まる。この繊維‐強 化キセロゲルで、最適の防火等級(低燃焼性、または、不燃性)を得るには、そ の繊維は不燃性の材料、例えば、鉱物或いはガラス繊維またはメラミン樹脂のよ うな低燃焼性の材料から成るべきである。さらに、キセロゲル・マトリックスの 有機構成成分を、その構造、従って、そのキセロゲルの熱伝導性を有意に変える ことなく、熱処理により除去することも可能である。 この繊維‐強化キセロゲルでできるだけ低い熱伝導率を得るためには、 a)繊維の体積比は、0.1〜30%、望ましくは、0.1〜10%であるべき であり、そして、 b)その繊維材料の熱伝導率は、できるだけ小さく、望ましくは、<1W/mK であるべきである。 繊維の直径および/または材料を適切に選ぶことにより、熱伝導率に対する輻 射の寄与を減らし、そして、素晴らしい機械的強さを得ることができる。このた めに、繊維の直径は、 a)金属被覆していない繊維の場合、好ましくは、0.1〜30μm、そして/ または、 b)金属被覆している繊維の場合、好ましくは、0.1〜20μmである。 熱伝導率に対する輻射の寄与は、赤外線‐不透過性繊維、例えば、カーボンブ ラックで黒化したPET繊維の使用により、さらに減らすことができる。 この熱伝導率に対する輻射の寄与は、赤外線不透過材(IR‐opacifi er),例えば、カーボンブラック、酸化チタン、酸化鉄または、二酸化ジルコ ニウムを、そのゲルの製造に先立ってゾルを添加すれば、さらに減らすことがで きる。 機械的強さは、さらに、キセロゲル中の繊維の長さと分布に影響される。 繊維は、例えば、個々の繊維として、ランダムに若しくは秩序をもって混入さ れ得る。 ウエブまたはマットを使用することも同様に可能である。その場合、多数のウ エブまたはマットを重ね合せることもできる。優先方向を有するマットを層状に 配列する場合、その優先方向を、一つの層から次の層へと変えて行くのが有益で ある。強い曲げ応力は、そのキセロゲル・マトリックス中に亀裂を生成させる可 能性があるが、そのキセロゲル・マトリックスは、ウエブの存在により破壊され ないであろうから、ウエブまたはマットの使用は有益である。溶媒交換および乾 燥の観点から、その溶媒交換時間または乾燥時間は基本的にその溶媒または溶媒 蒸気の拡散で決まるから、繊維‐強化ゲル・シートの厚みは0.5〜5mmであ るのが特に有利である。 表面改質により付けられた表面基が、例えばトリメチルクロロシランを使用し た場合のように疎水性であるとき、得られる繊維‐強化キセロゲルは疎水性であ る。この疎水性は、その後で、例えば、熱的に排除する方法または部分的熱分解 により減らすことができる。 繊維‐強化キセロゲルのより厚いシートは複数の薄いシートを適当なスリーブ の中に入れて、接着によりまたはクリップ留め若しくは縫製のような適当な機械 的結合法により、一緒に結合することにより得られる。この繊維‐強化キセロゲ ルの表面は、この技術分野の熟達者に知られている材料、例えば、プラスチック フィルム、紙、ペーパーボード、ウエブ若しくは織物でラミネートすることがで きる。 本発明の方法で得られた繊維‐強化キセロゲルは熱伝導率が低く、熱絶縁材料 として利用するのに適している。適切な光透過性繊維、例えば、ガラス繊維を使 用した場合、得られるキセロゲルは、透光性で、透明であり、透明な熱絶縁材と して使用するのに適している。使用する繊維材料の選択を、そのシートの曲げ剛 さを変えるのに用いることができる。適切な繊維材料と適切な繊維分布の選択ば 、装飾効果、さらにまた、絶縁効果を達成するために利用できる。 さらに、それらは音速度が小さく且つ固体材料に対する音減衰性能が大きいの で、直接または共鳴吸収体の形で音響吸収材料として利用できる。 図面の簡単な説明 図1は、孔液2と蒸気で大体半分満たされており、液のメニスカスと孔壁3の 接触角がθで、そして、孔の半径がrである、孔1の略図である。 実施例1: テトラエチル・オルトシリケート(TEOS)を用いて、以下の方法により、 種々の繊維‐強化キセロゲルを製造した: 100mLのTEOS、100mLのエタノール、7.98mLの蒸留水およ び、0.33mLの1M‐HClを一緒に加え、1.5〜2時間還流下で加熱し た。 このゾルの10部を0.5MのNH4OH溶液1部と混合し、ペトリ皿の中に 入っているロックウールの上に注いだ。このロックウールは、市販の絶縁マット から切取った物である。注入量はその繊維を丁度覆うのに充分な量であった。ゲ ル化時間は約20分であった。この時間の間試料をしっかりシールして保持した 。このゲルを50℃で24時間加熱して熟成した。 この熟成したゲルを室温まで冷却し、エタノール中に入れ、次いで、1時間の 間50℃に加熱した。この処理を新鮮なエタノールで2回繰返し、次いで、n‐ ヘキサンで1回行った。その後、そのn‐ヘキサンを3回交換し、そして、この 試料をさらに24時間50℃に保持した。 次いで、この湿ったゲルを10重量%のトリメチルクロロシラン(TMCS) と混ぜ、50℃で24時間保持した。その後、このTMCSの残りをn‐ヘキサ ンで2回、各回、50℃で1時間洗い出した。 次いで、37℃、50℃および140℃の3段階で、各回24時間の間乾燥し た。 表1は実験結果を示している。熱伝導率は、熱線法[オー.ニールソン、ジー .リューセンペーラー、ジェー.グロス、ジェー.フリッケ、(O.Niels s 高圧(High Temperatures‐High Pressures) ,21(1989),267‐274]で測定し、モジュラスと破断応力は、三 点曲げ法[例えば、ジー.ダブリュー.シェラー、エス.エー.パルデネク、ア ール.エム.スイアテク(G.W.Scherer,S.A.Pardenek ,R.M.Swiatek)、非‐結晶性固体ジャーナル(J.Non‐Cry stalline Solids)、107(1988)、14‐22]で測定 した。 この繊維‐強化キセロゲルは一定の張力で三点曲げ試験の間破断しないで、高 負荷で非可逆的に変形しただけであった。 実施例2: 使用した繊維材料が長さ2mmに短く切ったヘキスト社のアラミド(HMA) である点を除いて、実施例1と同様にして実験を行った。結果を表1にまとめて 示した。この繊維‐強化キセロゲルは一定の張力で三点曲げ試験の間破断せず、 高負荷で非可逆的に変形しただけであった。 実施例3: 使用した繊維材料が、それぞれ、50%の繊度0.9dtexと、1.7dt exのトレビラ(TreviraR)290から成り、15kg/m3の密度を有 し、150ステッチ/cm2でニードルパンチしたポリエステル(PET)ウエ ブである点を除いて、実施例1と同様にして実験を行った。結果を表1にまとめ て示した。この繊維‐強化キセロゲルは一定の張力で三点曲げ試験の間破断せず 、高負荷で非可逆的に変形しただけであった。 実施例4: 使用した繊維材料が、70kg/m3の斤量を有するトレビラ・スパンボンド (TREVIRA SPUNBONDR)ウエブである点を除いて、実施例1と 同様にして実験を行った。結果を表1にまとめて示した。この繊維‐強化キセロ ゲルは一定の張力で三点曲げ試験の間破断せず、高負荷で非可逆的に変形しただ けであった。 実施例5: ガラス繊維を使用した点を除いて、実施例1と同様にして実験を行った。結果 を表1にまとめて示した。この繊維‐強化キセロゲルは一定の張力で三点曲げ試 験の間破断せず、高負荷で非可逆的に変形しただけであった。 実施例6: 1Lのナトリウム・水ガラス溶液(8重量%のSiO2を含み、Na2O:Si O2の重量比が1:3.3)を、0.5Lの酸性イオン交換樹脂[デュオライト (DuoliteR)C20の名前で市場から入手できる、スルホン酸基を含む スチレン‐ジビニルベンゼン共重合体]と一緒に、その水溶液のpHが2.7に なるまで撹拌した。次いで、イオン交換樹脂を濾別し、その水溶液を0.5Mの NH4OH溶液で、pH4.8に調整した。 次いで、このゲル化性溶液に、それぞれ、50%の繊度0.9dtexと1. 7dtexのTreviraR290から成り、15kg/m3の密度を有し、 150ステッチ/cm2でニードルパンチしたポリエステル(PET)ウエブを 入れた。そのウエブの割合は、そのゲルを基準に5容量%である。 その後、得られたゲルを50℃で24時間熟成した。ゲル中に存在する水を先 ず、3Lのエタノールで抽出した。その後で、そのエタノールを3Lのn‐ヘプ タンで交換した。このヘキサン‐含有ゲルを、トリメチルクロロシラン(TMC S)で、湿潤ゲル1g当たり0.05gのTMCSを使用してシリル化し、次い で、再び、0.5Lのn‐ヘキサンで洗浄した。ゲルの乾燥は空気中で行った( 40℃で3時間、次いで50℃で2時間および、150℃で12時間)。 この繊維‐強化キセロゲルは一定の張力で三点曲げ試験の間破断せず、高負荷 で非可逆的に変形しただけであった。弾性モジュラスは2MPaであった。 実施例7: ガラス繊維を使用した点を除いて、実施例6と同様に実験を行った。この繊維 ‐強化キセロゲルは一定の張力で三点曲げ試験の間破断せず、高負荷で非可逆的 に変形しただけであった。弾性モジュラスは、10MPaであった。 実施例8〜11: 実施例1〜4と同様にしてゲルを調製した。乾燥する前に、エタノールで溶媒 交換した。次いで、この試料を、El‐A,Munich社のオーブン中で、出 力50Wのマイクロ波を用いて乾燥した。体積収縮は、起きなかった。表2は、 所用乾燥時間を示している。 実施例12: 実施例3と同様にして、ゲルを調製した。乾燥する前に、エタノールで溶媒交 換した。乾燥は熱窒素気流を用い、80℃で乾燥時間60分で行った。この乾燥 した繊維‐強化キセロゲルで次のデータが得られた: 試料の厚み : 3mm 密度 : 170kg/m3 残存湿度含有量 : 1.6% 体積収縮 : 2% 実施例13: 水ガラスをベースに用い、次の方法でキセロゲル・シートの製造した:斤量3 00g/m2で、厚み3mmのガラス繊維ウエブ[シュラー社、ヴェルトハイム (Schuller,Wertheim)のポリマット‐グラス・ナーデルマッ ト タイプG300(PolyMat‐Glasnadelmatte Typ G300]を500℃で1時間、か焼した。1Lのナトリウム・水ガラス溶液 (8重量%のSiO2を含み、Na2O:SiO2の重量比が1:3.3)を、0 .5Lの酸性イオン交換樹脂(DuoliteRC20の名前で市場から入手で きる、スルホン酸基を含むスチレン‐ジビニルベンゼン共重合体)と一緒に、そ の水溶液のpHが2.7になるまで撹拌した。次いで、イオン交換樹脂を濾別し 、その水溶液を1M‐NaOH溶液で、pHを4.8に調整した。 このウエブを型の中に入れ、ゾルをウエブの上にそのウエブ全部をカバーする ように注いだ。次いで、この型をきっちり閉じて、乾燥室中で5時間85℃に保 持した。 次いで、このシートをアセトンで水分含有量が0.5重量%になるまで洗浄し た。この湿潤ゲルを10重量%のトリメチルクロロシラン(TMCS)と混ぜ、 室温で24時保持した。その後、シートを、さらに、6回アセトンで洗浄した。 乾燥は、二段で、50℃、圧力850mbrで24時間、次いで140℃、圧力 50mbrで12時間行った。 この複合材の密度は0.25g/cm2であった。実施例1と同様にして、熱 伝導率を測定した。得られた熱伝導率の値は、17mW/mKであった。一定の 張力で三点曲げ試験の間破断せず、高負荷で非可逆的に変形しただけであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.60容量%より大きい気孔率と、0.6g/cm3未満のキセロゲルマト リックス密度を有する繊維‐強化キセロゲルを製造する方法であって、 a)ゾルを調製する工程、 b)そのゾルに繊維を添入する工程、 c)b)で得られたゾルをゲルに変える工程 d)場合により、そのゲル中に存在する液体を交換する工程、 e)そのゲルを、一種またはそれ以上の表面改質物質と、ゲルの表面基の十分大 きい割合がその表面改質物質の基によって置換されるように反応させて、異なる 孔の表面上の表面基間のさらなる縮合を実質的に抑え、そして/または、孔の表 面と乾燥がそれから起きる液との間の接触角を変えることによって、その毛細管 力を低下させる工程、 f)場合により、そのゲル中に存在する液体を交換する工程、および、 g)得られるゲルを、そのゲル中に存在する液の臨界温度以下の温度および0. 001バールからこの温度でのこの液の蒸気圧までの圧力で、乾燥する工程 を含んでなる、前記方法。 2.工程c)またはd)で得られたゲルが、20℃からそのゲル中に存在する 液体の沸点までの温度で熟成される、請求の範囲第1項に記載の方法。 3.該ゲルが、工程e)において、一般式:R′nMXm(式中、R′は、水素 または、非反応性の有機の直鎖、分岐、環式、芳香族若しくはヘテロ芳香族の基 であり、各R′は、独立に、同一または異なる基であり、MはAlまたはSiで 、Xはハロゲン若しくは‐OR”、‐SR”若しくは、‐NR"2、ここで、R” は、直鎖若しくは分岐の同一または異なる、一置換‐または多‐置換のC1〜C1 8 の脂肪族の基であり、その中で、一つまたはそれ以上のCH2基が、‐C≡C‐ 、‐CH=CH‐、‐COO‐、‐O(C=O)‐、‐SiR′"2、‐CO‐、 フェニレンジイル基で置換えられていてもよく、そして/または、全てのCH2 単位 迄、OまたはNR'"で置換えられていてもよく、ここで、R'"はフェニル基、C1 ‐C18‐アルキル基またはベンジル基であり、或いはまた、R”はベンジル基 またはフェニル基であって、1〜5個の置換基R′、OH、OR′、COOR′ 、OCOR′、SO3H、SO2Cl、F、Cl、Br、NO2またはCNで置換 されていてもよく;そして、Nの場合、各R”は、独立に、同一または他と異な っており、nとmは0より大きい整数で、両者の和はMの原子価に対応し、m≧ 2の場合、各Xは独立で、同一または他と異なる基である)で示される、少くと も一種の表面改質物質と反応される、請求の範囲第1項または第2項に記載の方 法。 4.a)水ガラスの水溶液をpH≦3に調整し、そして、その得られるケイ酸 に塩基を添加する工程、 b)繊維を添入する工程、 c)そのケイ酸を重縮合させる工程 d)工程c)で得られた繊維‐強化ゲルをそのゲルの水分含有量が≦5重量%に なるまで有機溶媒で洗浄する工程、 e)工程d)で得られたゲルを、シリル化剤と反応する工程、 f)場合により、そのシリル化ゲルを未変化のシリル化剤の残存レベルが≦1重 量%になるまで洗浄する工程、および g)工程e)または、f)で得られたシリル化ゲルを−30〜200℃で、そし て、0.001〜20バールで乾燥する工程、 を含んでなる、繊維‐強化キセロゲルを製造するための請求の範囲第3項に記載 の方法。 5.工程g)でのゲルの乾燥が誘電乾燥法で行われる、請求の範囲第1項から 第4項の少くとも一項に記載の方法。 6.ゲルがマイクロ波で乾燥される、請求の範囲第5項に記載の方法。 7.繊維の体積比が、0.1〜30%である、請求の範囲第1項から第6項の 少くとも一項に記載の方法。 8.繊維の直径が、 a)金属で被覆していない繊維の場合0.1〜30μmの範囲で、そして/また は、 b)金属で被覆している繊維の場合0.1〜20μmの範囲である、 請求の範囲第1項から第7項の少くとも一項に記載の方法。 9.工程a)またはb)で、ゾルに赤外線不透過材が添加される、請求の範囲 第1項から第8項の少くとも一項に記載の方法。 10.該繊維がウエブまたはマットの形で用いられる、請求の範囲第1項から 第9項の少くとも一項に記載の方法。 11.個々の繊維が、ランダム若しくは配向された形で用いられる、請求の範 囲第1項から第10項の少くとも一項に記載の方法。 12.請求の範囲第1項から第11項の少くとも一項に記載の方法で製造した 繊維‐強化キセロゲルの、熱絶縁材料および/または音波吸収材としての使用。
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