JP3895993B2 - 情報交換方法および情報交換装置およびプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続された複数の端末装置の各ユーザが、該ネットワークを介して情報交換するユーザグループとしての複数のコミュニティのうちの少なくとも1つに、メッセージを登録し合うことにより情報交換するための方法およびそれを用いた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子メールなど、インターネットやイントラネットを利用したコミュニケーションが一般的になっている。特に、1対1の一過性のコミュニケーションだけでなく、メーリングリスト、電子ニュース、Web掲示板など、複数のユーザが継続的に情報を交換する場を持つ、電子的なコミュニティベースのコミュニケーションの数が増大している。その結果、莫大な情報がコミュニティの中に蓄積されつつある。
【0003】
しかし、電子的なコミュニティの場合、最初は話がはずんでも、一度とぎれると新たに発言するきっかけがなく、投稿が減ってコミュニティ自体が廃れてしまうことが少なくない。コミュニティが廃れると、コミュニティに蓄積された有用な情報が再利用されることなく忘れられてしまう。有用な情報だけをコミュニティから切り離して利用するようにしても、コミュニティが存在しないので、情報が古くなって正確性が失われても更新されない、という問題がある。
【0004】
また、コミュニティが複数あると、過去にどのコミュニティでどんな議論がおこなわれたか把握することが難しくなってしまう。過去の話題に関連する最新情報があっても、どのコミュニティに話題をふればよいか判断できない。結局、新しくコミュニティを作ることになって以前のコミュニティは廃れてしまったり、不適切なコミュニティに話題がふられて無視されたり、複数のコミュニティに同じ話題が流されて、議論の場が分散してしまう。
【0005】
適切なコミュニティの選択に関しては、自然言語検索技術などを用いて、用語の一致するコミュニティを探すことは可能である。しかし、利用者が適切なコミュニティを探して情報を流すという二重の手間をかけなくてはならないため、能動的な利用者が少ないコミュニティには最新情報が流れにくい。また、そのコミュニティに参加していない利用者が、検索によって適切なコミュニティを見つけたとしても、そのコミュニティに情報を流すことは躊躇われるものである。
【0006】
一方、あらかじめコミュニティで扱う話題に関連する用語を定義しておいて、用語の一致度などを用いて、最新情報を関連するコミュニティに自動的に分配することは可能である。しかし、自由度のあるコミュニティの場合は話題が多岐に渡ってしまい、コミュニティの話題をあらわす用語を定義することは難しい。
【0007】
利用者に用語を定義させず、文書分類(categorization/classification)技術を用いて、すでにコミュニティに蓄積されている情報を学習データとして、学習データに類似する最新情報をコミュニティに分配することも可能である。ただ分配の精度は学習データ(蓄積された情報)により左右されるため、関係のない話題が分配されて無視されるといった問題は起こりうる。また自動で分配されるだけでは、コミュニティの利用者は最新情報を得て満足してしまい、最新情報をもとに、コミュニティの過去の情報を更新するといった作業へは結びつきにくい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のコミュニケーションシステムでは、コミュニティを継続的に活性化するのが困難であるとともに、また、コミュニティ内で交換されていた過去の情報の更新を促す機能がないという問題点があった。
【0009】
そこで本発明は上記問題点に鑑み、コミュニティ内で交換されていた過去の情報の更新と、既存のコミュニティの活性化を図ることのできる情報交換方法およびそれを用いた情報交換装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ネットワークに接続された複数の端末装置の各ユーザが、該ネットワークを介して情報交換するユーザグループとしての複数のコミュニティのうちの少なくとも1つに、メッセージとして情報を登録し合うことにより情報交換するためのものであって、前記コミュニティ内で交換される情報とは別個に外部情報を取得し、この外部情報に、前記コミュニティの登録情報のうち該外部情報に類似する登録情報を対応付けておき、前記端末装置からの要求に応じて、少なくとも前記コミュニティの選択画面の表示データを送信する際には、該表示データ中に、前記外部情報と、その外部情報に対応付けられた前記登録情報を選択可能にするデータを挿入することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、コミュニティ内で交換される情報とは別個に取得された話題性のある最新の外部の情報(外部情報)を提示するとともに、その外部情報に類似する登録情報(共有情報)を提示することにより、最新情報に関する議論を行うのにふさわしいコミュニティをすぐに見つけることができる。これにより、既存のコミュニティへの参加者が増えるなどの効果が期待でき、既存のコミュニティにおけるコミュニケーションを活性化し、コミュニティの衰退を防ぐことができる。また、外部情報とそれに類似する既存のコミュニティの共有情報を提示することは、新規にコミュニティを作ることなく既存のコミュニティで話題を発展させる方向、すなわち、共有情報を更新する方向に作用する効果があり、また、これにより議論の場の分散を防ぐ効果もある。
【0012】
また、最新情報としての外部情報に対応付けて過去の共有情報を参照できるため、新規にコミュニティに参加するユーザも議論に参加しやすくなる。最新情報としての外部情報を参考にして過去の共有情報を更新するきっかけを与えることにより、コミュニティに蓄積された情報の陳腐化を防ぐ効果が期待できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、本発明に係る情報交換のためのシステム全体の構成例を示したものである。ユーザはユーザ端末40を利用し、通信ネットワーク41を介してサーバ装置42としてのコンピュータ(以下、情報管理装置42と呼ぶ)と通信を行うことにより、本発明に係る情報交換が可能になる。
【0015】
情報交換装置42には、通信ネットワーク41を介して複数のユーザ端末40と通信可能に接続されている。ユーザ端末40は、この情報交換装置42と通信を行うことにより、所望のユーザグループ(以下、コミュニティと呼ぶ)にメッセージを登録したり、各コミュニティに登録されたメッセージを閲覧することができる。すなわち、例えば、電子掲示板のように、情報交換装置42がユーザ端末40に提供する入力画面を用いて、ユーザがメッセージを作成して、これに当該ユーザがコミュニティを指定して情報交換装置42に登録することにより、(好ましくは)不特定多数のユーザが、情報交換装置42を介して当該メッセージを読むことができるようになっている。
【0016】
図2は、本実施形態に係る情報交換装置42の構成例を示したものである。
【0017】
情報交換装置42は大きく分けて処理部51と記憶部52から構成されていて、処理部51は、入力部1,コミュニティ管理部2,共有情報管理部3,検索部4,外部情報取得部5,類似関係判定部6,提示部7,データ挿入部8から構成されている。また、記憶部52には、コミュニティ情報蓄積部11,共有情報蓄積部12,外部情報蓄積部13,表示データ蓄積部14,外部情報テーブル15が設けられている。
【0018】
なお、処理部51の各構成部の機能は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとしての実現可能である。
【0019】
入力部1からは、後述する提示部7からユーザ端末40へ提示された各種入力画面に基づき、ユーザにより入力されたテキスト、音声、画像などのデータを含むメッセージデータ等が入力される。
【0020】
コミュニティ管理部2は、各コミュニティ毎にその名前などのコミュニティの属性情報(コミュニティ情報)をコミュニティ情報蓄積部8に蓄積して管理するためのものである。入力部1で入力されたメッセージにコミュニティを指定する情報が含まれている場合は、コミュニティ情報蓄積部11に蓄積されているコミュニティ情報をチェックして、当該コミュニティが存在するかどうかを確認する。
【0021】
共有情報管理部3は、入力部1から入力されたメッセージ(入力メッセージ)を共有情報蓄積部12に蓄積する。その際、当該入力メッセージにコミュニティが指定されている場合は、指定されたコミュニティと対応づけて、メッセージを蓄積する(これを入力メッセージをコミュニティに登録する、あるいは投稿すると呼ぶ)。なお、各コミュニティに登録されたメッセージは各コミュニティの(コミュニティに限定せず、全てのユーザの)共有情報である。また、登録されたメッセージには各種情報も添付されている。
【0022】
検索部4は、共有情報蓄積部12から、後述するMID、CID、PIDなどをキーにして所望の共有情報などを検索するためのものである。
【0023】
外部情報とは、コミュニティ内で交換される情報とは別個に、例えば、ここでは、外部情報取得部5で取得される情報である。
【0024】
外部情報取得部5は、例えばインターネットのマルチキャストサーバから定期的にあるいは必要に応じて配信してもらうニュースやバラエティーや教育などの各種カテゴリのコンテンツを受信し、それを外部情報として取得するようになっている。取得した外部情報は外部情報蓄積部13に蓄積される。
【0025】
外部情報の一例を図4に示す。図4に示した外部情報は、ニュースというカテゴリに含まれているコンテンツのうちの1つを示したものである。
【0026】
類似関係判定部6は、外部情報蓄積部13に蓄積された各外部情報と共有情報蓄積部12に蓄積されている各共有情報との間の類似度を求め、外部情報蓄積部13に蓄積されている各外部情報について、類似する共有情報があるときは、その対応関係を外部情報テーブル14に登録するようになっている。
【0027】
表示データ蓄積部14には、ユーザ端末40からの要求に応じて、そのユーザ端末40のディスプレイに表示するための予め作成された表示データが蓄積されている。
【0028】
データ挿入部8は、ユーザ端末40に送信する表示データは、表示データ蓄積部14に予め蓄積されている既成の部分に、例えば、検索部4で検索した結果を示したデータを挿入したり、外部情報や、外部情報に類似する共有情報などを選択可能にするデータなど、各種データを挿入するためのものである。
【0029】
データ挿入部8で、必要に応じて、上記のような各種データが挿入された表示データは、提示部7から要求元のユーザ端末40に送信される。
【0030】
以上のような構成において、コミュニティにメッセージが登録されると、各コミュニティのメンバとしてのユーザに当該登録されたメッセージが閲覧可能となる。当該コミュニティがメンバ以外のユーザに対しても公開されているものであるならば、メンバ以外のユーザに対しても当該登録されたメッセージが閲覧可能となる。このように、各ユーザがメッセージをコミュニティに登録することにより、複数の(好ましくは、不特定多数の)ユーザが、各コミュニティに登録されたメッセージを閲覧することにより複数のユーザ間でコミュニティを介した情報交換が行われる(コミュニケーションが行える)。
【0031】
図2のコミュニティ情報蓄積部11に蓄積されるコミュニティ情報の一例を図3に示す。
【0032】
各コミュニティは、コミュニティを一意に表す識別情報としてのコミュニティID(CID)とコミュニティ名を持ち、図3に示すように、コミュニティの紹介文や創立日、コミュニティの作成者や管理者の名前(管理者ID)などの属性情報をCIDに対応付けた1組の情報を、各コミュニティのコミュニティ情報と呼ぶ。また、公開コミュニティ(全てのユーザが当該コミュニティに登録されたメッセージの閲覧可能)かメンバ制(当該コミュニティのメンバのみがメッセージの閲覧可能)かなどのコミュニティの運用に関する情報などを記録しておいてよい。
【0033】
外部情報取得部5は、例えば、マルチキャスト伝送用に予め定められたクラスDのIPアドレスを用いてマルチキャスト配信されるコンテンツを受信することにより、外部情報を取得するようにしてもよい。すなわち、インターネット上で、このクラスDのIPアドレスを用いてマルチキャストデータを配信するために設置されたマルチキャストサーバは、常に所定のルータにデータ(マルチキャストデータ)を配信する。このルータは、クライアントパソコン(レシーバ)としての図2に示した構成の情報交換装置が要求したマルチキャストグループ(チャネル)に応じて、当該レシーバに、当該チャネルに対応するコンテンツデータを送信する。外部情報の一例を図4に示す。図4に示した外部情報は、例えば、ニュースのチャネルで配信されたコンテンツのうちの1を示したものである。
【0034】
このようにして、外部情報取得部5が取得する外部情報は最新のものであることが期待できる。外部情報が例えば毎日定期的に更新されるのであれば、最新のものだけを外部情報蓄積部13に蓄積するようにしてもよい。また、電子メールなどの形で送付されてきた外部情報を受信する機構をそなえてもよい。いずれにせよ、外部情報蓄積部13は、常に最新の情報が蓄積されていることが望ましい。
【0035】
図2の共有情報蓄積部12には、例えば、図5に示すようなデータ構造にて各コミュニティに登録されたメッセージを蓄積する。
【0036】
図5において、各メッセージは、指定されたコミュニティのコミュニティID(CID)に対応づけられて、タイトルや本文、著者であるユーザの識別情報としてのユーザID(UID)、送信日などとともに記録される。また、各メッセージは、そのメッセージに固有の識別情報としてのメッセージID(MID)を持ち、このメッセージIDも記録されていてよい。このメッセージID(MID)は、自動的に共有情報管理部3から発行されるものとする。
【0037】
さらに、各メッセージには、返信先の他のメッセージのMIDがPIDとして記録されている。もちろん、PIDを持たないメッセージもある。PIDは1つとは限らず、複数あってもよい。このPIDも、メッセージ作成の際に「返信」ボタン134(図12参照)を選択して作成されたものか、「新規」ボタン135を選択して作成されたものかによって、返信先があるか否か、返信先があるならばそれはどのメッセージ(MID)であるかがわかるので、ユーザ端末40で自動的に書き込まれるデータである。
【0038】
図5の例では、MID=「28101」のメッセージに対して、MID=「28102」、「28104」〜「28105」、「28108」の返信メッセージがある。すなわち、これらMID=「28102」、「28104」〜「28105」、「28108」のメッセージに対応付けられたPIDの値は、「28101」なので、これらのメッセージは、MID=「28101」のメッセージに対する返信メッセージである。同様にして、MID=「28103」のメッセージはMID=「28102」への返信メッセージであることがわかる。
【0039】
次に、図6に示すフローチャートを参照して、外部情報取得部5と類似関係判定部6の処理動作について説明する。
【0040】
外部情報取得部5で新たな外部情報を取得すると(図6のステップS1)、次に、類似関係判定部6は、共有情報蓄積部12に蓄積された共有情報と、この取得した外部情報との間の類似度を求めて、当該外部情報に類似する共有情報を探す。
【0041】
外部情報と、コミュニティで共有する共有情報との類似関係を求めるには、例えば、例えば、次式(1)に示すように、外部情報と共有情報との2つの情報に含まれる単語の重複度を求めてこれを類似度とする。
【0042】
重複度=(2つの情報に重複して含まれる単語数)/(2つの情報に含まれる全単語数) …(1)
さらに精度よく類似度を求めるには、例えば、東京大学出版会「言語と計算5情報検索と言語処理」(徳永健伸著)などに説明されている、単語のベクトル空間モデルや確率モデルなどを用いる。ベクトル空間モデルの場合、単語の頻度と特定性をTF・IDFなどにより求めて、単語の重みベクトルとし、2つの情報に含まれる単語ベクトル間の余弦を類似度とする。なお、類似度を求める手法については、本発明の要旨ではなく、また、特に限定するものではない。
【0043】
ある外部情報について、類似度が予め定められた閾値以上の(あるいは閾を超える)ものがあれば、それは、当該外部情報に類似する共有情報として、外部情報テーブル14に登録する(ステップS2〜ステップS3)。
【0044】
取得した全ての外部情報のそれぞれに対し、それに類似する共有情報を探して、外部情報テーブル14に登録する処理を行う。
【0045】
外部情報テーブル14には、例えば、図7に示すように、外部情報の識別情報と、その見出し文、更に、当該外部情報に類似する共有情報の識別情報(ここでは、メッセージID(MID))と、当該共有情報の属するコミュニティの識別情報(ここでは、コミュニティID(CID))とが登録されている。ここで見出し文とは、どのような内容であるかが簡単にわかる程度の短い文であることが望ましい。また、見出し文自体は、外部情報テーブル14に必ずしも登録されている必要はない。上記見出し文あるいはそれに相当するような文が、外部情報の識別情報を基に外部情報蓄積部13から容易に読み出さればよい。
【0046】
例えば、図4に示したような外部情報(この外部情報の識別情報が「INF1−1」であるとする)には、MID「28102」という共有情報(メッセージ)が類似しており、この共有情報はCID「828」をもつコミュニティ(このコミュニティは、図3のコミュニティ情報から「PSS連絡会」という名称である)のものであることがわかる。
【0047】
データ挿入部8では、例えば、ユーザが、図1のユーザ端末40から情報交換装置にアクセスしてきたときなどに、当該ユーザ端末40のディスプレイに表示すべき表示データ中に最新の外部情報を挿入するとともに、その外部情報に類似する共有情報やコミュニティを紹介するための文(文に限らず絵であってもよい)などを表示するデータであって、その部分を選択すると、その実体である情報を表示可能にする設定がなされている(例えば、当該情報へのリンクや当該情報を表示するための要求コマンドなどが埋め込まれている)データ(すなわち、外部情報や共有情報を選択可能にするデータ)を挿入するための処理を行う。
【0048】
このデータ挿入部8での処理動作について、図8に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは説明の簡単のため、データが挿入される表示データは予め作成されて、表示データ蓄積部14に蓄積されているものとする。この表示データ中には、最新の外部情報やそれに類似する共有情報など表示するために、これらを図8に示した処理により表示データ中に挿入するための予め定められた領域(以下、挿入領域と呼ぶ)が設けられている。表示データの既成部分には、例えば、コミュニティのカテゴリを選択可能に表示するための表示データや、コミュニティや共有情報や外部情報などを検索するための検索文の入力領域の表示データなどが含まれている。
【0049】
ユーザがユーザ端末40で所定の操作を行うことにより(例えば、ブラウザに例えばURL(Uniform Resource Locator)などの所定のアドレスを指定することにより)、どのような処理をしてほしいかといった要求を情報交換装置へ送信することができる。ここでは、ユーザ端末40から例えば接続要求が送信されたとする。すると、これを入力部1を介して受信した情報交換装置では、ユーザ端末40の画面に表示すべきデータ(表示データ)に外部情報などを選択可能にするデータを挿入して、要求元のユーザ端末40へ送信する。あるいは、既に外部情報などが挿入済みの表示データを要求元のユーザ端末40へ送信する。
【0050】
なお、以下の説明では、説明の簡単のため、外部情報テーブル15には、挿入すべき最新の外部情報のみが登録されているものとする。
【0051】
表示データ中に外部情報などを挿入するために、まず、データ挿入部8は、外部情報テーブル14を参照して、外部情報の見出し文を(複数あればその全てを)取り出して、当該見出し文を選択可能にするデータを表示データ中の上記挿入領域中の所定の領域に挿入する(ステップS11〜ステップS12)。外部情報を挿入する際には、最新のものから順に上記挿入領域に挿入していくことが望ましい。外部情報の挿入が終了すると、次に、ステップS13へ進む。
【0052】
ステップS13において、表示データ中に外部情報があるときには、外部情報テーブル15に、当該外部情報に対応して、それに類似するコミュニティや共有情報が登録されているか否かをチェックする。当該外部情報に類似するコミュニティや共有情報が登録されていれば、そのCIDとMIDを取り出す。複数の共有情報が登録されているときには、その全てのCIDとMIDを取り出す。そして、共有情報蓄積部12から、この取り出したCIDとMIDに対応する共有情報のタイトルを読み出し(ステップS13)、この共有情報のタイトルを選択可能にするデータを、表示データ中の上記挿入領域内の所定の領域に挿入する(ステップS14)。その際、当該外部情報と類似関係があることがわかるような挿入位置に挿入することが望ましい。
【0053】
以上のステップS11〜ステップS14の処理を経た表示データ(のファイル)は、提示部7を介して上記接続要求を行ったユーザ端末40に送信される。
【0054】
情報交換装置から要求元のユーザ端末40へ送信された表示データは、当該ユーザ端末40の画面に表示されるわけであるが、その表示例を図9に示す。
【0055】
図9に示した画面は、ユーザが接続要求を行ったとき、それに応じて情報交換装置から送信される表示データの表示例であり、ユーザがこの画面から所望のコミュニティを選択することが可能なようになっている。なお、この画面が表示されている状態では、ユーザは、まだどのコミュニティにもアクセスしていない。
【0056】
図9に示した画面では、多数あるコミュニティを分類したカテゴリの一覧を表示する領域102と、コミュニティ、共有情報、外部情報などを検索するための検索文を入力したり、検索を実行等するための領域101と、最新の外部情報などを表示する領域103などから構成されている。
【0057】
表示領域103には、図8に示した処理により挿入された外部情報や、それに類似する共有情報が表示されている。すなわち、図9に示したように、外部情報の見出し文104と、外部情報に類似する共有情報のタイトル105とそれが投稿された(登録された)コミュニティ名106とが表示されている。1つの外部情報に、類似する共有情報が複数あれば、それら全てが、そのコミュニティ名とともに表示される。
【0058】
なお、表示データ中の挿入領域には、外部情報やそれに類似する共有情報を選択可能にするデータを挿入する領域以外にも、要求元にユーザに対応した、ユーザ個別の各種情報データを挿入する領域があってもよい。このようなユーザ個別の各種情報データを挿入する際も、図8に示したフローチャートのステップS11〜ステップS12と同様にして、表示データに挿入していけばよい。
【0059】
例えば、要求元のユーザのUIDをキーにして共有情報蓄積部12から、要求元のユーザが参加している(メッセージを投稿したことのある)コミュニティを検索し、表示データ中の挿入領域に、要求元のユーザが参加しているコミュニティの一覧(この一覧の中のコミュニティは選択可能になっている)を挿入して、図10に示すように表示するようにしてもよい。図10では、図9に示した表示領域以外にさらに、要求元のユーザが参加しているコミュニティの一覧111も表示されている。
【0060】
図9や図10のカテゴリ一覧表示領域102から所望のカテゴリをマウス等の入力装置を用いて選択すると、そのカテゴリに含まれるコミュニティの一覧(この一覧の中のコミュニティは選択可能になっている)を示した画面が表示されるようになっている。すなわち、そのような画面を表示する表示データが情報交換装置から送信される。
【0061】
例えば、ユーザが、図9や図10に示した画面上のカテゴリ一覧表示領域102から「生活と文化」というカテゴリを選択したとする。すると、ユーザ端末40から、「生活と文化」というカテゴリに属するコミュニティの一覧を送信するよう情報交換装置42へ要求が出される。これを受けて情報交換装置42では、「生活と文化」というカテゴリに属するコミュニティの一覧の表示データのファイル(説明の簡単のため、予め作成されていて、表示データ蓄積部14に蓄積されているものとする)を要求元のユーザ端末40へ送信するわけであるが、その際、データ挿入部8では、図8に示すように、外部情報テーブル14を参照して、この一覧にあるコミュニティ(CID)と類似関係のある外部情報があれば、それを取り出す(ステップS15)。そして、当該外部情報を表示データ中に挿入する(ステップS16)。
【0062】
このようにして外部情報の挿入された表示データが要求元のユーザ端末40に送信されると、それを受信したユーザ端末40のディスプレイには、例えば、図11に示すように表示される。
【0063】
図11に示した画面表示例では、コミュニティ名が「ペットの飼い方」というコミュニティを紹介している部分に、そのコミュニティに類似する内容の外部情報の見出し文(この見出し文は選択可能になっている)が表示されている。
【0064】
このように、外部情報取得部5で新たな外部情報が取得される度に(あるいは、外部情報蓄積部13が新たな外部情報で更新される度に)、類似関係判定部6で、その外部情報に類似する共有情報やコミュニティを予め求めておき、外部情報テーブル14に登録しておき、データ挿入部8では、外部情報テーブル14を検索して、外部情報を提示する(紹介する)表示データ中に、外部情報に類似するコミュニティや共有情報についてのデータを挿入したり、コミュニティや共有情報を提示する(紹介する)表示データ中に、コミュニティや共有情報に類似する外部情報についてのデータを挿入するなどして、図9や図10に示したように、外部情報とそれに類似するコミュニティや共有情報を対応付けてユーザに紹介することができる。
【0065】
ユーザ端末40に、図9や図10に示したような画面が表示されると、ユーザは、「最近の話題」として提供された外部情報の内容とともに、それに類似するコミュニティおよび共有情報の存在を知ることができる。例えば、ユーザが外部情報の内容をより詳細に知りたいときには、所望の外部情報の見出し文104をマウスなどで選択すればよい。また、興味のある外部情報に類似した話題を議論しているコミュニティも紹介されているので、そのようなコミュニティに参加したいと思えば、すぐさま、そのようなコミュニティ名106あるいは共有情報のタイトル106をマウスなどでクリックあるいはダブルクリックすればよい。例えば、ユーザが、図9に示した画面から「パターンファイルを更新してください」という共有情報のタイトル105をクリックしたとする。
【0066】
情報交換装置の検索部4は、共有情報蓄積部12に蓄積された、図5に示すようなデータから、当該選択された共有情報の登録されているコミュニティのCIDに対応づけられているメッセージを取り出し、その一覧を、ユーザ端末40に、例えば図12に示すような画面上に提示させる。
【0067】
図12に示した画面には、コミュニティ名131が表示されるとともに、このコミュニティに登録されている共有情報、すなわち、メッセージのタイトルの一覧と、この場合、図9の画面上の共有情報のタイトルが選択されたので、そのタイトルに対応する共有情報の内容とが、それぞれ、表示領域132、133に表示されている。
【0068】
ユーザは、図12に示した画面から、例えば、「返信」ボタン134、「新規」ボタン135を選択するだけで、当該コミュニティにメッセージを投稿することができる。例えば、「返信」ボタン134を選択すると、表示領域133に表示されたメッセージに対する返信としてのメッセージを当該コミュニティ「PSS連絡会」に投稿することができる。また、「新規」ボタン135を選択すると、当該コミュニティに新規のメッセージを投稿することができる。
【0069】
このようにして、新たなメッセージがコミュニティに投稿されると(情報交換装置に送信されると)、このメッセージやメッセージID(MID)、ユーザID、返信先のメッセージID(MID)等がコミュニティIDに対応付けて共有情報蓄積部12へ図5に示したデータ構成にて登録される。
【0070】
新たなメッセージが投稿されると、類似関係判定部6は、図13に示すように、この新たに登録されたメッセージと、外部情報テーブル15に登録されている各外部情報との類似度を求める。そして、当該新たなメッセージに類似する外部情報があるときには(ステップS32)、当該新たなメッセージと、それに類似する外部情報との対応関係を外部情報テーブル15に登録する(ステップS33)。
【0071】
なお、ステップS32で、類似度を求める手法は、図6の説明と同様である。
【0072】
このように、新たなメッセージが登録されるたびに、類似関係判定部6で、当該新たなメッセージが類似する外部情報を求めておき、外部情報テーブル14に登録しておき、データ挿入部8では、外部情報テーブル14を検索して、外部情報を提示する(紹介する)表示データ中に、外部情報に類似するコミュニティや共有情報についてのデータを挿入したり、コミュニティや共有情報を提示する(紹介する)表示データ中に、コミュニティや共有情報に類似する外部情報についてのデータを挿入するなどして、図9や図10に示したように、外部情報とそれに類似するコミュニティや共有情報を対応付けてユーザに紹介することができる。
【0073】
なお、1つの画面上に表示する外部情報が多い場合には、外部情報間の類似度を求めて、類似する外部情報はまとめて表示するようにしてもよい。例えば、サイバーテロ関連の外部情報が多い場合、互いの類似度の高い情報2つのみを提示し、この類似関係にある2つの外部情報に共通で含まれる用語「ウイルス」を代表語として示すようにしてもよい。外部情報間の類似関係を求めて、類似関係のある外部情報の代表語を求める手法は、公知の技術であり、また、本発明の要旨ではないので、説明は省略する。
【0074】
以上の説明では、外部情報に、それに類似するメッセージを対応付ける場合について説明したが、この場合に限らず、返信関係で繋がる複数のメッセージの集合(これをスレッドと呼ぶ)を、それと類似関係のある外部情報に対応付けるようにしてもよい。
【0075】
すなわち、あるスレッド中の少なくとも1つのメッセージが、ある外部情報と類似するときには、その外部情報に当該スレッドを対応つけて外部情報テーブル15に登録する。
【0076】
スレッド(thread)とは、ここでは、メッセージを、そのメッセージの返信先のメッセージ(当該メッセージのPIDから判断できる)に繋げることよりなるもので、この返信関係で繋がった一連のメッセージ群をメッセージツリーと呼ぶ。図14は、図5に示した1つのコミュニティに登録されたメッセージで構成される2つのスレッドの構成例を示したものである。各メッセージは、そのPIDの値で接続元が決定する。図14では、各メッセージをそのMIDで示している。なお、各メッセージのPIDの値は、そのメッセージを投稿する際に、返信で投稿した場合には、その返信先のメッセージのMIDが自動的に与えられる。また、返信ではなく、「新規」で投稿した場合には、PIDの値は「NULL」である。
【0077】
1つのコミュニティには、少なくとも1つのスレッドがあり、そのそれぞれを区別するために、各スレッドに識別子をもたせることが望ましい。従って、スレッドを外部情報に対応付ける場合には、図15に示すように、スレッドの識別子(TRID)を記述する欄が外部情報テーブル15に追加されている。
【0078】
図15に示したように、外部情報に、それに類似する内容を議論しているスレッドを対応付ける場合、データ挿入部8は、表示データ中に外部情報と、その外部情報に対応付けられたスレッドを構成する複数の共有情報のうちの少なくとも1つを選択可能にするデータを挿入すればよい。また、スレッドを構成する複数のメッセージのうちのいすれかを選択可能にするデータを挿入するようにしてもよい。また、スレッド自体を選択可能にするデータを挿入するようにしてもよい。
【0079】
また、外部情報に、それに類似する内容を議論しているスレッドを対応付けるのであれば、各スレッド毎に、そのメッセージ群全体から1つの要約文を作成し、この要約文と外部情報との類似度を上記のようにして求めてもよい。
【0080】
すなわち、図16に示すように、要約作成部21を新たに設け、共有情報蓄積部12に新たな共有情報(メッセージ)が登録されるたび、その新たなメッセージの登録されたことにより更新されたスレッドの要約文を要約作成部21で作成する。要約を作成するには、公知の技術を用いればよく、例えば、共有情報を段落単位などで区切り、段落ごとの重要度を求めて、重要な段落だけを返信順や引用に基づいて並べて要約文を作成する。なお、要約作成手法は、本発明の要旨ではないので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0081】
類似関係判定部6は、この要約作成部21で作成された要約文と外部情報との類似度を前述のようにして求めて、その結果を外部情報テーブル15に登録すればよい。
【0082】
スレッドを構成する複数の共有情報(メッセージ)から作成される要約文は、挨拶やシグニチャなど重要度の落ちる情報や、引用されているため重複して含まれる情報がのぞかれる。そのため、外部情報との類似度も、1つの共有情報毎に類似度を求めるより精度は高くなる。
【0083】
データ挿入部8は、外部情報と、それに類似する内容を議論しているスレッドとをそれぞれ選択可能にするデータを表示データ中に挿入するようにしてもよい。この場合、スレッドが選択されると、例えば、そのスレッドを構成する各メッセージを選択可能にする画面がユーザ端末40に表示されてもよいし、その選択されたスレッドの最後尾のメッセージ(そのようなメッセージが複数あれば、その全てあるいは、全てでなくとも複数のメッセージ)がユーザ端末40に表示されてもよい。いずれにしても、選択されたスレッド内のいすれかのメッセージが表示されるようになっていて、そのメッセージに対する返信メッセージが登録可能な画面を表示すればよい。
【0084】
上記の説明では、類似関係判定部6は、外部情報と共有情報との間の類似度、外部情報とスレッド(スレッドを構成する複数の共有情報から求めた要約文)との間の類似度を求めていたが、外部情報間の類似度や、スレッド毎の要約文からコミュニティ内に限定されないスレッドとスレッドとの間の類似度などを求めてもよい。
【0085】
外部情報間の類似度を求めておくと、互いに類似する複数の外部情報のそれぞれに、異なるコミュニティ(の共有情報・スレッド)が対応付けられているときには、データ挿入部8では、外部情報テーブル14を検索して、コミュニティや共有情報を提示する(紹介する)表示データ中に、コミュニティや共有情報に類似する外部情報についてのデータを挿入するとともに、その挿入した外部情報に類似する他のコミュニティ(の共有情報・スレッド)についての情報を挿入して、類似関係にある複数のコミュニティを外部情報とともにユーザにまとめて紹介することができる。
【0086】
また、コミュニティの観点から外部情報を見た場合、ある1つのコミュニティが、互いに類似する複数の外部情報のそれぞれと類似関係があるときには、データ挿入部8では、外部情報テーブル14を検索して、コミュニティや共有情報を提示する(紹介する)表示データ中に、その複数の外部情報をまとめて挿入するようにしてもよい。
【0087】
さらに、ユーザのアクセス履歴を記録しておき、このアクセス履歴を基に、各ユーザに対応した外部情報やコミュニティの紹介を行うこともできる。
【0088】
この場合、図16に示したように、アクセス履歴記録部22を設け、ユーザが、情報交換装置に接続して、いつ、どのコミュニティにアクセスして、どの共有情報(メッセージ)を閲覧したか、どのコミュニティにメッセージ(共有情報)を投稿したか、どの外部情報を閲覧したか、などの記録をアクセス履歴テーブル31に記録する。
【0089】
アクセス履歴テーブル31には、図17に示すように、ユーザのUIDと、日時、アクセスしたコミュニティのCID、アクセスした共有情報があるときにはそのMID、アクセスしたコミュニティや共有情報に対する操作の種類(例えば、共有情報の投稿をしたときには「投稿」、共有情報の内容を閲覧したときには「閲覧」、例えば、共有情報は選択せず、コミュニティに登録された共有情報のタイトルの一覧のみの表示画面を閲覧したにすぎないときは、当該コミュニティを閲覧したことになるので、この場合には「閲覧」などと記述される)。
【0090】
データ挿入部8は、図8に示した処理動作を行う際には、図17に示したアクセス履歴テーブル31をも参照して、要求元のユーザに対応した、最適な外部情報やコミュニティ(共有情報やスレッドなどを含む)を紹介するためのデータを挿入する。
【0091】
ユーザが情報交換装置42に対し接続要求を行う際には、そのユーザ端末40から(好ましくは自動的に)そのユーザのUIDが送信される。このUIDを基に、データ挿入部8は、図17に示したアクセス履歴テーブル31を検索して、例えば、図9に示した画面の表示データの場合には、当該ユーザが過去にアクセス(閲覧・投稿など)したことのあるコミュニティや共有情報と類似関係のある外部情報についてのデータを優先して挿入する(ステップS11〜ステップS12。そのような外部情報のみについてのデータを挿入してもよい。
【0092】
また、当該ユーザが過去にアクセス(閲覧・投稿など)したことのあるコミュニティや共有情報と類似関係のある外部情報についてのデータを挿入するとともに(ステップS11〜ステップS12)、ステップS13〜ステップS14で、当該挿入した外部情報に類似するコミュニティや共有情報についてのデータを挿入するようになるが、その際、当該ユーザが未読の共有情報であるか既読の共有情報であるかを区別して表示可能なように加工してからデータを挿入する。例えば、未読の共有情報であることがはっきりわかるように、文字サイズや文字色、文字線の太さなどを既読の共有情報とは異なるようにする。
【0093】
例えば、図18に示すように、外部情報「サイバーテロ猛威をふるう」は、当該ユーザが過去にアクセスしたことのあるコミュニティ「PPS連絡会」の共有情報であって、当該ユーザが既読の共有情報「パターンファイルを更新してください」に類似しているので提示されている。しかし、この外部情報は当該ユーザが過去にアクセスしたことのないコミュニティ「イベント情報」の共有情報「サイバーテロの影響でMM展中止」にも類似しているので、この未読の共有情報も同時に提示されている。この未読の共有情報は、ユーザ端末40上では、図18に示すように、既読の共有情報よりも目立つように、文字線の太さを変えて強調表示されている。
【0094】
また、データ挿入部8は、図17に示したアクセス履歴テーブル31を検索して、例えば、図9に示した画面の表示データの場合には、当該ユーザが過去にアクセス(閲覧・投稿など)したことのあるコミュニティの一覧データを挿入して、ユーザ端末40に図10に示したような画面を表示するようにしてもよい。図10に示したようなコミュニティの一覧(この一覧の中の各コミュニティは選択可能になっている)が表示されることにより、コミュニティや共有情報の閲覧の効率をあげることができる。その際、この一覧に含まれるコミュニティの中に、未読の共有情報があれば、そのコミュニティが目立つように強調表示するなどしてもよい。これにより、効率よく未読の情報にアクセスできる。また、この一覧の中に、新しい外部情報に類似するコミュニティがあれば、図10の表示領域111に示すように、「News」といった形でユーザに示すことができる。
【0095】
また、当該ユーザがアクセスしたことのないコミュニティ名なども過去にアクセスしたことのあるコミュニティと区別可能なように表示するようにしてもよい。
【0096】
このように、各ユーザのアクセス履歴を用いることにより、各ユーザ対応に、そのユーザが興味を持っている分野に関連する外部情報およびそれに類似するコミュニティや共有情報のみを提示することが可能である。
【0097】
以上説明したように、上記実施形態によれば、最新の外部情報を提示する際に、それに類似する共有情報をも提示することにより、古いスレッドにつづけて新しい議論がなされ、共有情報の内容に新しい情報が追加されるきっかけを与えることができる。
【0098】
コミュニティ内で交換される情報(共有情報)とは別個に取得された話題性のある最新の外部の情報(外部情報)を提示するとともに、その外部情報に類似する共有情報を提示することにより、最新情報に関する議論を行うのにふさわしいコミュニティをすぐに見つけることができる。これにより、コミュニティへの参加者が増えるなどの効果が期待でき、既存のコミュニケーションを活性化し、コミュニティの衰退を防ぐことができる。また、議論の場の分散を防ぐ効果がある。
【0099】
また、最新情報としての外部情報に対応付けて過去の共有情報を参照できるため、新規にコミュニティに参加するユーザも議論に参加しやすくなる。最新情報としての外部情報を参考にして過去の共有情報を更新するきっかけを与えることにより、コミュニティに蓄積された情報の陳腐化を防ぐ効果が期待できる。
【0100】
上記実施形態に記載した本発明の手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することもできる。
【0101】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明は含まれており、開示される複数の構成用件における適宜な組み合わせにより、種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果(のなくとも1つ)が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、コミュニティ内で交換されていた過去の情報の更新と、既存のコミュニティの活性化を図ることのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報交換のためのシステム全体の構成例を示した図。
【図2】本発明の実施形態に係る情報交換装置の構成例を示した図。
【図3】コミュニティ情報蓄積部に蓄積されるコミュニティ情報の記憶例を示した図。
【図4】外部情報蓄積部に蓄積される外部情報の記憶例を示した図。
【図5】共有情報蓄積部に蓄積される共有情報の記憶例を示した図。
【図6】類似関係判定部の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図7】外部情報テーブルの登録データの一具体例を示した図。
【図8】データ挿入部の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図9】コミュニティの選択画面の一例を示した図。
【図10】コミュニティの選択画面の他の例を示した図。
【図11】ある1つのカテゴリに分類されたコミュニティの一覧画面の一例を示した図。
【図12】ある1つのコミュニティ内のメッセージ一覧画面の一例を示した図。
【図13】類似関係判定部の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図14】スレッドの構成例を示した図。
【図15】外部情報テーブルの他の登録データの一具体例を示した図。
【図16】本発明の実施形態に係る情報交換装置の他の構成例を示した図。
【図17】アクセス履歴テーブルの一具体例を示した図。
【図18】コミュニティの選択画面のさらに他の例を示した図。
【符号の説明】
1…入力部
2…コミュニティ管理部
3…メッセージ管理部
4…検索部
5…外部情報取得部
6…類似関係判定部
7…提示部
8…データ挿入部
11…コミュニティ情報蓄積部
12…共有情報蓄積部
13…外部情報蓄積部
14…表示データ蓄積部
15…外部情報テーブル
21…要約作成部
22…アクセス履歴記録部
31…アクセス履歴テーブル
40…ユーザ端末
41…通信ネットワーク
42…情報交換装置
51…処理部
52…記憶部
Claims (11)
- ネットワークに接続された複数の端末装置の各ユーザが、該ネットワークを介して情報交換するユーザグループとしての複数のコミュニティのうちの少なくとも1つに、メッセージを登録し合うことにより情報交換する情報交換装置において、各コミュニティでの情報交換を支援するための情報交換支援方法であって、
各コミュニティに登録されたメッセージを、当該コミュニティに対応付けて第1の記憶手段に記憶するステップと、
前記コミュニティ内で交換されるメッセージとは別個に、最新のニュース情報を取得するステップと、
取得された最新ニュース情報を第2の記憶手段に記憶するステップと、
前記ニュース情報と、前記コミュニティに登録されたメッセージのうち該ニュース情報に類似するメッセージとを対応付けるステップと、
前記端末装置からの要求に応じて当該端末装置に表示する前記コミュニティの選択画面の表示データ中の予め定められた挿入領域に、前記ニュース情報の選択・表示を可能にする当該ニュース情報にリンクされた第1の挿入データと、当該ニュース情報に対応付けられているメッセージの選択・表示を可能にする当該メッセージにリンクされた第2の挿入データとを挿入する第1の挿入ステップと、
前記挿入領域に前記第1及び第2の挿入データが挿入された前記表示データを要求元の前記端末装置へ送信するステップと、
を含む情報交換支援方法。 - 前記選択画面の表示データは、前記複数のコミュニティを分類したカテゴリの一覧データを含み、
前記一覧データから選択されたカテゴリに属するコミュニティの一覧を表示するための一覧画面の表示データに、当該一覧中のコミュニティに登録されているメッセージに対応付けられているニュース情報の選択・表示を可能にする当該ニュース情報にリンクされた第3の挿入データを挿入する第2の挿入ステップと、
前記第3の挿入データの挿入された前記一覧画面の表示データを要求元の端末装置へ送信するステップと、
をさらに含む請求項1記載の情報交換支援方法。 - 返信関係で1つにまとめられる複数のメッセージから作成された要約文と、前記ニュース情報との間の類似度を基に、前記ニュース情報に、該ニュース情報に類似する前記複数のメッセージを対応付けることを特徴とする請求項1記載の情報交換支援方法。
- 各ユーザの前記コミュニティ及び前記メッセージに対するアクセス履歴を第3の記憶手段に記憶するステップをさらに含み、
前記第1の挿入ステップは、要求元のユーザに対応する前記アクセス履歴を基に、前記挿入領域に、該ユーザがアクセスしたことのあるメッセージが対応付けられているニュース情報の選択・表示を可能にする当該ニュース情報にリンクされた前記第1の挿入データと、当該ニュース情報に対応付けられているメッセージの選択・表示を可能にする当該メッセージにリンクされた前記第2の挿入データを挿入することを特徴とする請求項1記載の情報交換支援方法。 - 前記第2の挿入データにより、前記ユーザが過去にアクセスしたことのあるメッセージとアクセスしたことのないメッセージとが区別されて前記端末装置に表示されることを特徴とする請求項4記載の情報交換支援方法。
- ネットワークに接続された複数の端末装置の各ユーザが、該ネットワークを介して情報交換するユーザグループとしての複数のコミュニティのうちの少なくとも1つに、メッセージを登録し合うことにより情報交換するための情報交換装置において、
各コミュニティに登録されたメッセージを、当該コミュニティに対応付けて記憶する第1の記憶手段と、
前記コミュニティ内で交換されるメッセージとは別個に、最新のニュース情報を取得する手段と、
取得された最新ニュース情報を記憶する第2の記憶手段と、
前記ニュース情報と、前記コミュニティに登録されたメッセージのうち該ニュース情報に類似するメッセージとを対応付ける手段と、
前記端末装置からの要求に応じて当該端末装置に表示する前記コミュニティの選択画面の表示データ中の予め定められた挿入領域に、前記ニュース情報の選択・表示を可能にする当該ニュース情報にリンクされた第1の挿入データと、当該ニュース情報に対応付けられているメッセージの選択・表示を可能にする当該メッセージにリンクされた第2の挿入データとを挿入する第1の挿入手段と、
前記挿入領域に前記第1及び第2の挿入データが挿入された前記表示データを要求元の前記端末装置へ送信する手段と、
を具備したことを特徴とする情報交換装置。 - 前記選択画面の表示データは、前記複数のコミュニティを分類したカテゴリの一覧データを含み、
前記一覧データから選択されたカテゴリに属するコミュニティの一覧を表示するための一覧画面の表示データに、当該一覧中のコミュニティに登録されているメッセージに対応付けられているニュース情報の選択・表示を可能にする当該ニュース情報にリンクされた第3の挿入データを挿入する第2の挿入手段と、
前記第3の挿入データの挿入された前記一覧画面の表示データを要求元の端末装置へ送信する手段と、
をさらに含む請求項6記載の情報交換装置。 - 返信関係で1つにまとめられる複数のメッセージから要約文を作成する手段を更に具備し、
前記要約文と前記ニュース情報との間の類似度を基に、前記ニュース情報に、該ニュース情報に類似する前記複数のメッセージを対応付けることを特徴とする請求項6記載の情報交換装置。 - 各ユーザの前記コミュニティ及び前記メッセージに対するアクセス履歴を記憶する第3の記憶手段をさらに具備し、
前記第1の挿入手段は、
前記端末装置からの要求に応じて、少なくとも前記コミュニティの選択画面の表示データを送信する際には、
要求元のユーザに対応する前記アクセス履歴を基に、前記挿入領域に、該ユーザがアクセスしたことのあるメッセージが対応付けられているニュース情報の選択・表示を可能にする当該ニュース情報にリンクされた前記第1の挿入得データと、当該ニュース情報に対応付けられているメッセージの選択・表示を可能にする当該メッセージにリンクされた前記第2の挿入データとを挿入することを特徴とする請求項6記載の情報交換装置。 - 前記第2の挿入データにより、前記ユーザが過去にアクセスしたことのあるメッセージとアクセスしたことのないメッセージとが区別されて前記端末装置に表示されることを特徴とする請求項6記載の情報交換装置。
- ネットワークに接続された複数の端末装置の各ユーザが、該ネットワークを介して情報交換するユーザグループとしての複数のコミュニティのうちの少なくとも1つに、メッセージを登録し合うことにより情報交換するためのプログラムであって、
コンピュータを、
各コミュニティに登録されたメッセージを、当該コミュニティに対応付けて記憶する第1の記憶手段と、
前記コミュニティ内で交換されるメッセージとは別個に、最新のニュース情報を取得する手段と、
取得された最新ニュース情報を記憶する第2の記憶手段と、
前記ニュース情報と、前記コミュニティに登録されたメッセージのうち該ニュース情報に類似するメッセージとを対応付ける手段と、
前記端末装置からの要求に応じて当該端末装置に表示する前記コミュニティの選択画面の表示データ中の予め定められた挿入領域に、前記ニュース情報の選択・表示を可能にする当該ニュース情報にリンクされた第1の挿入データと、当該ニュース情報に対応付けられているメッセージの選択・表示を可能にする当該メッセージにリンクされた第2の挿入データとを挿入する挿入手段と、
前記挿入領域に前記第1及び第2の挿入データが挿入された前記表示データを要求元の前記端末装置へ送信する手段と、
として機能させるためのプログラム。
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