JP4004825B2 - 情報抽出共有装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットやイントラネット上でのメールや電子掲示板などを介したメッセージ交換に基づくコミュニティシステムにおける情報抽出共有装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のユーザが互いに情報を交換するための手段として、電子メールを用いたメーリングリスト、WWW(World Wide Web)を用いた電子掲示板、チャットなどの手段が、すでに広く普及している。メーリングリストとは、複数の電子メールアドレスをまとめて、その全員に一括してメッセージを送信できるようにした手段である。また、電子掲示板とは、ネットワーク上に情報共有のためのスペースを設けて、複数の登録ユーザあるいは匿名ユーザが自由にメッセージを記入できるようにした手段である。
【0003】
チャットは、電子掲示板と同様に情報共有スペースを設けて、テキストのメッセージをリアルタイムに送受信できるようにした手段である。メーリングリストや電子掲示板、チャットのように、1対1のみでない比較的多数のユーザによるメッセージの交換を目的としたコミュニケーション手段では、参加メンバーの大部分が共通に関心を持つ話題に関するメッセージがやり取りされることが多い。共通の目的や話題を持って電子的なメッセージを交換するユーザの集団を、ここではコミュニティと呼ぶことにする。
【0004】
ネットワーク上での情報交換システムにおいて、やり取りされるメッセージが大量になると、メッセージ中に含まれている重要な情報を見逃したり、複数のメッセージにまたがって出現あるいは議論された内容をまとめて把握することが困難になる。そのため、メッセージ群に含まれる所定の情報を抽出しておき、メッセージとは別の情報リソースとして保存し、管理するシステムが提案されている。
【0005】
例えば、日程情報を伴う事柄を抽出するルールに基づいて、個人が受信した電子メールの情報からスケジュールに関するデータを抽出し、提示する方法として、特開平9−269940「日時等を抽出する装置」、「文書構造の認識と言語の特徴の利用に基づく電子メールからのスケジュールとToDoの抽出」(情報処理学会論文誌, Vol.40, No.10, pp.3694-3705,1999)やメールだけでなく異なる情報源から日程情報を抽出してカレンダー形式で表示する、特開2000−215213「分散型文書に基づく一覧表作成法及びシステム」などがある。
【0006】
また、コミュニティシステムにおいて、複数のメッセージに対応する文書情報を保持することにより、メッセージ中に埋もれがちな情報を文書化して管理する方法(特願2000−333915「文書管理方法および文書管理装置」)が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような複数の利用者がメッセージを交換・共有するコミュニケーションシステムにおいて、メッセージに書き込んだ重要な情報の多くは、必要なときにどのメッセージに含まれていたかを思い出すことが難しく、度々参照する情報の場合は、数多くのメッセージを何度も読み返すことになってしまう。しかし、単純な検索結果の共有では提示形式が単純でかつ不要な情報が混入することも多いため、再利用性が乏しい。
【0008】
また、メッセージに含まれる重要な情報は、会議日程やスケジュールなどの日付情報だけではなく、話題提供や質問などに対する他人からのコメントや回答の組を集めて整理したもの、WWWでアクセスできるURL(Uniform Resource Locator)やメールアドレス、などメッセージ中に含まれる特定の表現や形式の部分を集めて整理したものなど多岐にわたる。
【0009】
一方、複数利用者間のこうしたコミュニケーションによってやりとりされるメールなどの情報に含まれる重要な部分を個人がそれぞれまとめて整理するのでは、作業効率が悪いだけでなく、個人毎に重要だと考える情報が異なるために、コミュニケーションを行っている利用者間で重要な事柄(情報やステータス)を共有することができない。また、まとめた物を公開して共有するだけでは、まとめた物に対する閲覧許可や、重要事項を抽出する元となったメールなどの情報に対する参照許可の有無をチェックする必要が生じる。
【0010】
このことは、単純に自分宛のメールだけを情報整理している場合には生じない問題であるが、複数の利用者間で重要情報抽出ルールとその結果が容易に作成でき、共有する仕組みが必要である。
【0011】
本発明は、以上の問題を鑑みてなされたものであり、コミュニティにおいて、複数の異なる情報抽出ルールをコミュニティメンバ共同で作成、管理、再利用することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
複数のユーザが参加するコミュニティにおいて、アクセス可能とされたユーザからのメッセージを受信したり、所定の宛先にメッセージを配信するためのメッセージ送受信手段と、このメッセージ送受信手段にて受信した所定のコミュニティ宛のメッセージのデータを記憶するためのメッセージ記憶手段と、このメッセージ記憶手段に記憶されたメッセージ中から抽出すべき情報の種類と表示形式及び対象とするメッセージの範囲を記述した抽出ルールを記憶するための抽出ルール記憶手段と、この抽出ルール記憶手段に記憶された抽出ルールをもとに、前記メッセージ記憶手段に格納されたメッセージから抽出結果情報を抽出するための情報抽出手段と、この情報抽出手段によって抽出された抽出結果情報を記憶するための抽出結果記憶手段と、この抽出結果記憶手段に記憶された抽出結果情報の編集を行うための抽出結果編集手段と、この抽出結果編集手段によって抽出結果情報が編集されたことを示すメッセージを生成するためのメッセージ生成手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
そして、好ましくは前記メッセージ生成手段によって抽出結果情報が編集されたことを示すメッセージが生成された場合、前記抽出結果情報の抽出元となったメッセージに対する返信としてこのメッセージを登録し、メッセージ送受信手段にて抽出元となったメッセージの属するコミュニティにアクセス可能なユーザにこのメッセージを送付することを特徴とする。
【0014】
これにより、コミュニティ内でメッセージ交換を行いながら、必要に応じて情報抽出ルールを作成し、情報抽出の結果をコミュニティのメンバ間で共有することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態である情報抽出共有システムの構成を表す図である。
【0016】
図中、コミュニティ管理情報記憶部8は、コミュニティの名称や利用を許可されたメンバの構成などのコミュニティを管理するためのコミュニティ管理情報を記憶する手段であり、例えばあるユーザがどのコミュニティに属しているかという情報を有している。アクセス管理部7ではコミュニティ管理情報を用いて、コミュニティ内で管理されている情報の取得や変更が可能かどうかを判断し、情報の登録や取得、変更処理を行う。
【0017】
コミュニティ内でやりとりされるメッセージ情報はメッセージ送受信部2で受けつけられ、アクセス管理部7を介してメッセージ情報を記憶する手段であるメッセージ記憶部9に蓄積される。
【0018】
また、メッセージ送受信部2は、コミュニティのメンバからのメッセージを受信してメッセージ記憶部9に登録するとともに、コミュニティに登録されたメッセージをコミュニティのメンバに配信する手段である。抽出ルール編集部4は、抽出ルールを編集する手段を備え、編集結果は抽出ルール記憶部10に記録される。ここで、抽出ルールは「情報抽出の対象」と「抽出パターン」と「表示形式」の3つの部分からなる。
【0019】
情報抽出部6は、所定のタイミングで、情報抽出の対象であるメッセージ群をメッセージ記憶部9より取得し、抽出ルールの抽出パターンに適合した部分を抽出し、抽出結果記憶部11に格納する。
【0020】
抽出結果編集部3は、指定した抽出結果を抽出結果記憶部11より取得し、抽出結果に対して追加・修正・削除の操作を行う一方、抽出結果の変更及び必要に応じて抽出ルールの変更を行い、抽出ルールと抽出結果の修正した結果を抽出ルール記憶部10及び抽出結果記憶部11に格納する。さらに、抽出結果に対して新たな情報の追加が行われた場合には、追加された内容を記したメッセージを生成し、メッセージ記憶部9に格納する。
【0021】
その際、生成されたメッセージを対象のコミュニティメンバに配信するかどうかを選択することができる。コミュニティ情報表示部1は、アクセス管理部7の管理下にあるコミュニティで管理されている情報を表示する手段であり、コミュニティ管理情報とメッセージの内容の表示、さらに抽出ルールと抽出結果の表示を行う。
【0022】
以上に説明した本発明の情報抽出共有システムにおけるメッセージと抽出結果との関係の一例を図2を用いて説明する。メッセージ群200〜209は典型的には1つのコミュニティに登録されたメッセージである。コミュニティに登録された情報抽出ルール220〜222は各々異なり、それぞれの抽出ルールに記述された抽出パターンに適合した部分をメッセージ群200〜209から抽出する。例えば、抽出ルール220はメッセージ200、201、205、207から各メッセージ中の所定の部分211、212、214、218を抽出し、抽出結果230を得る。
【0023】
抽出結果230〜232は、抽出ルール220〜222それぞれに対応して生成される。これらの抽出結果の手動編集(240)を行った場合には、必要に応じてその旨を記したメッセージを生成(241)し、対象となるコミュニティに登録する。
【0024】
図3は、コミュニティ管理情報記憶部8に記憶されるコミュニティ管理情報のうち、利用者データ(a)、コミュニティデータ(b)、所属関係データ(c)、メッセージデータ(d)の一例を示している。利用者データ(a)はシステム管理用の利用者のID、ログイン時に利用するアカウント名とパスワード、ユーザ名、メールアドレスから成る。
【0025】
コミュニティデータ(b)は、ID、名称、メールアドレスに利用するアカウント名、コミュニティへの参加条件を示すタイプ、コミュニティ作成時刻から成る。コミュニティへの参加条件は例えば、システムの利用者であれば誰でも閲覧や書き込みが可能な「公開制」と指定した(アクセスを許可された)メンバだけ閲覧と書き込みが可能な「メンバ制」がある。メンバ制の場合の利用者とコミュニティの所属関係を所属関係データ(c)で表現している。所属関係データ(c)では、所属関係だけでなくコミュニティからの情報配信の仕方を指定している。
【0026】
また、メッセージデータ(d)は、各コミュニティに登録されたメッセージのID、タイトル、メッセージが既存メッセージの返信として登録された場合の親メッセージID、登録先のコミュニティID、メッセージの作成者ID、メッセージの作成時刻とによって構成されている。なお、メッセージの本文を含む実体のデータはメッセージID毎にメッセージ記憶部9に格納されている。
【0027】
図4に示す抽出ルール管理データの例も、コミュニティ管理情報記憶部8に記憶されるデータである。抽出ルール管理データ(a)は、抽出ルールID、作成者ID、名称、登録先のコミュニティID、抽出ルールの最終更新時刻、この抽出ルールを適用して抽出結果を得た最新適用時刻から構成される。また抽出ルール適用関係データ(b)は、抽出ルールIDと、対応する抽出結果に反映されたメッセージIDの組で構成される。
【0028】
以降では、図5に示す全体フローチャートに沿って、全体の処理の流れを説明する。まず、システムを利用する利用者はステップ50においてユーザ認証を行い、システムに登録されたユーザだけがステップ51のコミュニティ選択へと進み、情報を閲覧するコミュニティを選択することができる。システムに新規に登録する場合には、適当なユーザインタフェースを介して、図3の利用者データ(a)に利用者のエントリを付け加えることが必要となる。次に、ステップ52において、選択されたコミュニティへのアクセスが許可された利用者かどうかを判定する。
【0029】
例えば、「公開制」のコミュニティの場合には、ユーザ認証を通過した利用者すべてが閲覧・編集可能であるが、「メンバ制」コミュニティの場合は、図3の所属関係データ(c)を用いて、選択したコミュニティに所属しているかどうかをチェックする必要がある。チェックを通過した利用者に限って、ステップ53で該当コミュニティへの入場が行われる。以下ではコミュニティ内で利用者がコミュニティ内の様々な情報に対して行う一連のアクセスや操作について詳細に説明する。
【0030】
まず、コミュニティの説明表示が選択された(ステップ501でYES)場合、コミュニティの説明表示(ステップ510)に進む。この表示の例を図6に示す。
【0031】
図6に示すように指定したコミュニティの情報や説明を表示する画面が提示される。図6のコミュニティ説明(1007)には、コミュニティ名(1005)のほか、コミュニティへのメールアドレス等に利用されるアカウント名や、「公開制」か「メンバ制」を表すタイプ、メンバの情報、管理者名、コミュニティの説明文、作成日の情報が表示される。このほか、この画面から別の表示や操作の画面へ進めるようにいくつかの画面へのジャンプボタン(リンク)が配置されている。これらは画面例のなかで下線によって示されている。
【0032】
このうち、コミュニティ一覧(1001)のリンクを選択することにより、システムに登録されているコミュニティ一覧の表示画面へ進むことができる。マイスペース(1006)は、ログインした利用者自身の設定等が行える画面を表示する。ホーム(1002)はこのコミュニティ説明画面そのものへのリンクであるためここではリンク(下線)を省略する。掲示板(1003)は、このコミュニティでやりとりされ、蓄積されたメッセージを閲覧することが主な目的である。情報抽出(1004)では、主にメッセージ中から重要情報を抽出した結果とそのルールの操作画面へと進む。編集ボタン(1008)によって、コミュニティ説明画面で表示されている設定や説明文などの編集を行う画面を利用者に提示する。
【0033】
次にメッセージの操作が選択された(ステップ502でYES)場合、メッセージの操作(ステップ520)に進む。このときの表示の例を図7に示す。図7は、図6で掲示板(1003)が選択されたときに表示される画面例でもある。図7の1100にはコミュニティに登録されたメッセージの一部が表示されており、1101で示した行には現在中身を表示しているメッセージのタイトルと作成者名が記入され、返信関係を示すインデント表示が行われている。1102は1101の「Re: 月例報告会について」というメッセージの中身が表示されている。
【0034】
さらに、関連する情報抽出結果として、1103の「リンク集」という名前の情報抽出結果にジャンプすることができる。「新規」ボタン1104によって新規にメッセージを作成することができる。
【0035】
また、「返信」ボタン1105も1104と同様であるが、現在見ているメッセージを親記事としてその返信という形で作成することができる。いずれの場合も、メッセージ作成を行う画面の例を図8に示す。図8のメッセージ作成画面には、作成者1901(利用者による編集不可)、題目1902、メッセージの本文1903、この記事をもとに新規に情報抽出を行うかどうかのフラグ(デフォルトはチェックしない)1904、メッセージの登録を行う「送信」ボタン1905、「キャンセル」ボタン1906が存在する。
【0036】
1904に示す操作すなわち、「この記事をもとに新規に情報抽出を行う」ということは、例えば会議や打合せの議事録をコミュニティのメンバが作成してコミュニティにメッセージとして投稿・登録する場合、メッセージ投稿時にメッセージの一部を予め抽出しておくことにより、抽出結果の一覧に議事録を表示させることができ、メッセージ中への重要事項の埋没を防ぐことができる。抽出操作についての詳細は後述する。
【0037】
続いて図5のステップ503において抽出ルールの操作が選択された場合、抽出ルールの表示、作成、編集等を含む抽出ルールの操作(ステップ530)へ進む。抽出ルールの新規作成は、メッセージの閲覧時(図7)またはメッセージ作成時(図8)または情報抽出結果一覧編集時(図9)に行うことができる。いずれの場合も、図10の抽出ルール新規作成フロー図に示すように、抽出ルール新規作成のための抽出ルール既定セットの一覧表示(ステップ60)が行われ、ユーザは抽出ルールの既定セットの一つを選択する(ステップ61)と、選択した抽出ルールセットの既定値を読み込む(ステップ62)。
【0038】
抽出ルールの既定値セットは、例えば、図9に示すコミュニティ内の情報抽出結果一覧の編集画面における選択メニュー1500から選択することができる。ここでは例えば「日付情報」「リンク集」「問答集」「議事録」「呼び出し」の5つの抽出ルールが予め用意されている。これらのうちのいずれかを選択した後は、抽出ルールの編集に移る。抽出ルールの編集について、抽出ルール編集フローチャート(図12)と抽出ルール編集画面例(図13)と抽出ルールデータの例(図14)を用いて説明する。
【0039】
抽出ルールとは、「抽出パターン」と「抽出対象」と「抽出結果の表示形式」の3つで構成される。抽出パターンとは、メッセージ中から抽出すべき情報や構造について記述したものである。
【0040】
抽出ルール編集フローチャート(図12)において、抽出ルールのIDを重複なく設定したあと(ステップ70及び71)、タイトルの設定(ステップ72)を行う。その後、詳細設定(ステップ701)、抽出対象(ステップ702)、抽出パターン(ステップ703)、表示形式(ステップ704)、のいずれかを選択して設定を行う(ステップ711〜714)。図13において、ID番号1701、タイトル1702、抽出パターン1703を設定する。
【0041】
抽出対象としては、基本的には抽出ルールが属するコミュニティであるが、1711に示すように対象となるメッセージの範囲を限定することができる。抽出情報の表示形式については、抽出パターンごとに標準の表示形式がある。抽出対象や表示形式をさらにカスタマイズするには、詳細ボタン1707を押して、詳細な編集を行う。詳細な編集は、図14の抽出ルールデータを直接編集する形で実現される。
【0042】
「抽出パターン」は、典型的には、利用者が容易に設定できるように予め抽出すべきパターンを用意しておく。例えば、「日付情報」とは、メッセージ中に日付に関わる語句が出現したとき、年月日部(date)、時間部(time)、その日付に何があるのかを示すイベント部(what)、どこであるのかを示す場所部(where )を抽出するものである。ここで、「日付情報」などの抽出パターンを「クラス」と呼び、このクラスで具体的に抽出される年月日部やイベント部などを「クラス属性」と呼ぶことにすると、抽出パターンのクラス「日付情報(Schedule)」は例えば「何日(date)」、「何時(time)」、「何が(what)」、「どこで(where )」の4つのクラス属性を持つ。
【0043】
その他の「リンク集」「問答集」「議事録」「呼び出し」に関しても、それぞれのクラスに対して抽出すべきクラス属性が定義されている。例えば、「リンク集(Links )」にはクラス属性として「リンク(link)」と「説明(description )」、「問答集(QA)」には「質問(question)」と「回答(answer)」、「議事録(Minutes )」には「発言(remark)」、「呼び出し(Call)」には「用件(what)」である。また、いずれのパターンクラスにも基本クラス属性として「抽出元メッセージ(message )」があり、メッセージ(message )はクラスとしてさらに「作成者(author)」「作成日付(date)」「ID(id)」「親メッセージ(parent)」などのクラス属性を持つ。各抽出パターンクラスには詳細なパターンマッチングを行う抽出モジュールが対応する。
【0044】
例えば、「日付情報」を抽出する抽出モジュールには、年月日部の抽出に際しては「2001年10月9日」のような「yyyy年mm月dd日」の形式のものだけでなく、「mm/dd 」「yyyy-mm-dd」などの日付を示す様々な文字列パターンを抽出する機能が含まれている。これにより、柔軟なパターンマッチングを行うことが可能となる。さらに、抽出パターンの各クラス属性に相当する部分をメッセージから確実に取得するための標準パターンを規定するすることができる。例えば、「日付情報」に関しては、図15のような標準パターンが設定できる。
【0045】
すなわち、「日時:」という表現の後に続く事柄に「年月日(date)」や「時刻(time)」、「場所:」という表現の後に「どこで(where)」、「内容:」または「題目:」または「Subject:」の後に「何が(what)」属性を記述することによって、対応するクラス属性を取得することができる。また、編集時にこの抽出パターンを表示して確認させる必要がある場合には、図11のように典型的な抽出パターンを表示させるようにしてもよい。
【0046】
図16(a)には標準パターンを用いて、メッセージから日付情報を抽出するイメージを、図16(b)はその他のパターンで日付情報を抽出するイメージを表している。図16(a)の場合は、「日時:」と「内容:」の後ろにくる内容がそれぞれクラス属性にセットされるが、図16(b)の場合には、「日付」として反転部分2411がセットされ、「内容」には反転部分を含むパラグラフ全体2412を対応づけている例を示している。ただし、メッセージのSubject ヘッダフィールドに所定の長さ以上の文字列があれば「Subject:」に与えられた文字列を「内容」として採用することができる。
【0047】
図5のステップ504において抽出結果の操作が選択された場合、抽出結果の表示、編集等を含む抽出結果の操作(ステップ540)へ進む。以下、図17を用いて、図1の情報抽出部6に相当する処理を含む、抽出結果の表示を行う過程の一例を説明する。まずステップ80において、閲覧すべき抽出結果を抽出結果一覧から選択する。図18は抽出結果一覧画面の例を示している。
【0048】
図18において「営業スケジュール」1202及び「営業先・担当一覧」、「質問・回答集」「リンク集」1205はいずれも抽出結果のタイトルを表し、同時に抽出結果を表示する画面へのリンクになっている。従って、タイトルを指定するとその抽出結果を表示する画面にジャンプすることができる。各タイトルにある日付はその抽出結果の最終更新日を示しており、例えば「02/02/10」1203は「営業スケジュール」1202の最終更新日を示している。
【0049】
「Update! 」1204の表示はその抽出結果が例えば最近1週間以内であることを示し、状態が追加されたことを示している。また「編集」1201は、抽出結果一覧表示の編集を行う画面へのリンクを示している。
【0050】
図17において、表示する抽出結果タイトルを指定した後、ステップ81で抽出結果を更新する必要があるかどうかをチェックする。具体的には、前回抽出処理を行った時刻以降、該当の抽出ルールに指定されている抽出対象に新たな情報が付け加わったか、または抽出ルール自体が更新されたかを調べる。これらのいずれかが該当する場合には、抽出結果を更新する必要があることになる。ステップ82で抽出結果を更新する必要がなければ、既存の抽出結果に対して、表示用のテンプレートを適用して(ステップ87)、画面表示に適した形式に整形する(ステップ88)。
【0051】
一方、抽出結果を更新する必要があれば、ステップ83以降の処理を行って抽出結果を更新する。まず、ステップ83において、情報抽出のための各種設定を抽出ルールから読みとる。具体的には、例えば図14に示す抽出ルールデータから各種設定を読みとることになる。図14に示した例は、XML(eXtensive Markup Language )形式によって、抽出パターンと抽出対象と表示形式を記述している。このデータは、例えば図13などのGUI(Graphical User Interface)を介してシステムが生成するか、あるいは利用者が直接ファイルを編集することによって作られる。
【0052】
次に、図17のステップ84において、抽出対象となっているメッセージの本文を図1のメッセージ記憶部9より取得する。さらに、ステップ85において、抽出ルール中の抽出パターンとして指定されたパターンをメッセージ本文中より抽出する。このとき、抽出パターンとして指定した抽出パターンクラス毎に用意されているパターン抽出モジュールを用いて抽出結果データを生成する。
【0053】
抽出結果データの形式は例えば図19に示すXMLによる表現で作成され、パターンクラスとメッセージの組を単位として、抽出したクラス属性の値を列挙する形式になっている。抽出結果データを生成する際に、図4(b)の抽出ルール適用関係データを更新する。これにより、図7の「リンク集」1103に示すようにメッセージを閲覧している画面上に、そのメッセージの一部が抽出されて抽出結果に反映している情報抽出結果がある場合にそのタイトルを表示することが可能になる。
【0054】
図19に示す抽出結果データ形式には、抽出結果を画面表示するための情報は含まれていない。そこで図17のステップ87では、抽出ルールに記述されている表示形式を指定した部分を用いて、WWWの場合はHTML(HyperText Markup Language)の形式へ変換を行う。生成されたHTMLファイルは、ステップ88で画面上へ表示される。
【0055】
図18において、例えば「営業スケジュール」1202を指定したとき、例えば図20に示すような抽出結果表示画面が表示され、「リンク集」1205を指定したとき、例えば図21に示すような抽出結果表示画面が表示される。
【0056】
図20の抽出結果表示画面の上部には、図18の情報抽出一覧画面に戻るリンク1200、抽出結果であることを示す表示1300、対応する抽出ルール表示へのリンク1301がそれぞれ配置され、情報抽出ルールのタイトル1202、最終適用時刻1203、メッセージから抽出された日付情報に関わる情報を抽出ルールで指定した表示形式に基づいて、列挙したもの(1302、1303,1304)などから成る。1304は抽出元となったメッセージへのリンクを表す。
【0057】
図9に示す情報抽出一覧編集画面では、情報抽出一覧の表示順序の設定や、抽出ルールの追加・削除、コピー、統合などを行う。各抽出結果ごとにあるチェックボックスを利用して、チェックされた項目に対して、「上へ」ボタン1503を押すとリストの上に一つ移動し、「下へ」ボタン1504を押すことによりリストを下に一つ移動する。「コピー」ボタン1505はチェックした項目を記憶し、「貼り付け」ボタン1506によって図9上に名称を自動的に変更して貼り付けることができる。
【0058】
例えば「営業スケジュール」1202のチェックボックスだけをチェックして、「コピー」ボタンを押し、続けて「貼り付け」ボタンを押すと同じ画面上に例えば「営業スケジュールのコピー」という新たな情報抽出ルールがタイトル以外「営業スケジュール」と同じ抽出ルールが生成される。コピーされた抽出ルールは別のコミュニティ上で貼り付けることもできる。
【0059】
また、「削除」ボタン1507によって選択された抽出ルールが削除される。「統合」ボタン1508は、チェックした複数の抽出ルールを統合して新たな抽出ルールを生成する。
【0060】
抽出ルールを適用したことによって得られる抽出結果は常に適切な情報を切り出してくるとは限らないので、抽出結果の一部を手動で修正・削除したり、抽出結果を閲覧している際に新たな情報を抽出結果に追加することができるように、抽出結果を編集する手段を具えている。以下で、図22を用いて、抽出結果を編集する処理の流れを説明する。
【0061】
抽出結果の編集操作は、抽出結果に対するエントリの追加(ステップ90)、エントリの内容の変更(ステップ91)、エントリの削除(ステップ92)のいずれかである。図23に抽出結果編集画面の例を示す。図23には「追加」ボタン1803、「変更」ボタン1804、「削除」ボタン1805と、抽出結果の各エントリ(例えば1801)ごとにチェックボックスがある。エントリを追加したい場合は「追加」ボタン1803を押し、エントリの内容を変更したい場合は1つのエントリのチェックボックスにチェックを入れ、「変更」ボタン1804を押す。削除の場合は、削除したいエントリのチェックボックスに1つまたは複数チェックを入れ、「削除」ボタン1805を押す。
【0062】
エントリの追加または変更を選択した場合、例えば図24に示すような画面が現れ、該当の抽出ルールで抽出するクラス属性すべての項目に対する入力フィールドが現れる。図24の場合、日付情報に関わる項目すなわち「年月日」2001、「時刻」2002、「場所」2003、「内容」2004の入力を促す。「変更」の場合は、すでに抽出結果として得られている項目の内容が表示される。これらの入力フィールドに対して追加・変更したい内容を書き込む(図22のステップ93および94)。このとき、図24の2005に示すように「メッセージを作る」という条件を有効にした場合、編集結果をコミュニティ内のメールとして残し、メンバに送付、通知することができる(図22のステップ95)。
【0063】
編集内容を記入後、「更新」ボタン2006を押すと、メッセージを作る場合には、図25に示すメッセージ登録内容の作成画面が提示される。このとき、抽出結果の編集内容をシステムがメッセージの文面の一部として生成する(ステップ96)。
【0064】
図25では、まず2100〜2102からメッセージの配信方法を1つ選択する。「メールで通知しない」2100の場合はコミュニティのメッセージとして登録はされるが、メールでは通知されない。これは、コミュニティのメッセージを常時メールで受け取っているメンバでも更新内容はメールで通知されないことを表す。「通常配信」2101は、コミュニティのメンバ各人のメッセージ配信方法の設定に従った配信を行うもので、通常のメッセージと同様の扱いとなる。「全員にメール通知」は利用者個人の配信方法の設定にかかわらず、コミュニティのメンバ全員にメールで通知を行う。なお、この配信方法に関わる設定は通常のメッセージ作成画面(図8)でも導入する場合がある。
【0065】
図25の2103は作成するメッセージの自由記述部分であり、抽出結果を編集した利用者自身が自由に記述することができる(図22のステップ97)。作成されるメッセージは、システムが生成した部分2104とこの自由記述部分2103を合わせた文面がメッセージとして登録されることになる。「OK」ボタン2105を押すと設定したメッセージ配信方法と文面でメッセージがコミュニティに登録される(図22のステップ98)。このとき、抽出内容の変更や削除の際に生成されたメッセージは、変更前の抽出元メッセージに対する返信として登録される。
【0066】
一方、抽出結果エントリの削除を指定した場合も、メッセージを作成するかどうかの選択画面が現れ、メッセージを作成する場合には、上記と同様のメッセージ作成・登録のフローに従う。
【0067】
最後に抽出結果編集の内容を対応する抽出結果データに反映させる(ステップ99)。具体的には、図26に示すように、抽出結果データに修正に関する記述を行う部分(2501)を設け、抽出ルールを適用した抽出結果(2500)とは別に管理する。図26では<modify>のタグ内に抽出結果を手動で修正した事柄に関する記述を行い、追加や変更であれば、対応するエントリを上書き(replaced)、削除の場合は隠蔽(hidden)するという修正モードを指定する。
【0068】
抽出結果への反映をメッセージによって行う場合の例を図27に示す。この場合、差出人である中村さんは、田中さんのメッセージを引用してその返信として日付情報の内容を変更している。これに対して、日付情報を抽出する抽出ルールを適用すると、元記事の田中さんのメッセージと共にこのメッセージの日付情報も抽出されることになる。まずメッセージ2600の引用文中ある「2002年2月10日」という記述は親メッセージの田中さんのメッセージ文中にも現れるので、同じことを指す日付情報を別物として2重に抽出する可能性がある。そこで、明らかに引用文中にある言葉はそのメッセージからは抽出しない。また、引用に続いて「[変更]」という文字列が行頭に付いた内容は、引用文中の抽出用標準パターンの一部と項目名が合致する場合のみ、抽出結果を上書きする。図27では、2601の「日時:2002年2月10日」に相当する親メッセージの一部を「日時:2002年2月11日 15:00-17:00 」で置き換えたものを抽出させることを意味する。これにより、抽出結果に関連のあるメッセージに対して返信メッセージを作成することにより、対応する抽出結果の内容を変更することが可能となる。
【0069】
また、本願発明の実施例における処理をコンピュータで実行可能なプログラムで実現し、このプログラムをコンピュータで読み取り可能な記憶媒体として実現することも可能である。
【0070】
なお、本願発明における記憶媒体としては、磁気ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM,CD−R,DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリ等、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。
【0071】
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼動しているOS(オペレーションシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
【0072】
さらに、本願発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0073】
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も、本発明における記憶媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。
【0074】
なお、本願発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であってもよい。
【0075】
また、本願発明におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本願発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の利用者がメッセージを交換・共有するコミュニケーションシステムにおいて、メッセージの重要な情報をあとでまとめておくことを意識しながら、互いにまとめやすい形式でコミュニケーションを行うことを促進する効果がある。また会議日程やスケジュール情報だけでなく、メッセージの中から本質的に再参照・再利用しそうなな部分だけを文書の形式で取り出すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置のシステム全体の構成図。
【図2】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置のシステム概念図。
【図3】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置のコミュニティ管理情報記憶部に記憶されるコミュニティ管理情報の図。
【図4】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置のコミュニティ管理情報記憶部に記憶される抽出ルール管理データの図。
【図5】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の全体の処理の流れ図。
【図6】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置のコミュニティ説明画面の図。
【図7】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の掲示板画面の図。
【図8】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置のメッセージ作成画面の図。
【図9】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の情報抽出一覧編集画面の図。
【図10】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の抽出ルールの新規作成処理の流れ図。
【図11】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の抽出ルールの抽出パターンの表示画面の図。
【図12】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の抽出ルール編集の処理の流れ図。
【図13】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の抽出ルール編集画面の図。
【図14】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の抽出ルールの図。
【図15】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の「日付情報」に関する標準パターンの図。
【図16】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の抽出パターンを適用した例。
【図17】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の抽出結果表示までの処理の流れ図。
【図18】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の情報抽出画面の図。
【図19】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の抽出結果データ形式の図。
【図20】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の抽出結果表示画面の図。
【図21】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の抽出結果表示画面の図。
【図22】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の抽出結果の編集処理の流れ図。
【図23】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の抽出結果編集画面の図。
【図24】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の抽出結果項目内容変更画面の図。
【図25】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の結果編集時メッセージ作成画面の図。
【図26】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の修正情報付きの抽出結果データの図。
【図27】本願発明の一実施例にかかる情報抽出共有装置の抽出パターンを適用した例。
【符号の説明】
1…コミュニティ情報表示部
2…メッセージ送受信部
3…抽出結果編集部
4…抽出ルール編集部
5…メッセージ生成部
6…情報抽出部
7…アクセス管理部
8…コミュニティ管理情報記憶部
9…メッセージ記憶部
10…抽出ルール記憶部
11…抽出結果記憶部
Claims (6)
- 複数のユーザが参加するコミュニティにおいて、アクセス可能とされたユーザからのメッセージを受信したり、所定の宛先にメッセージを配信するためのメッセージ送受信手段と、
このメッセージ送受信手段にて受信した所定のコミュニティ宛のメッセージのデータを記憶するためのメッセージ記憶手段と、
このメッセージ記憶手段に記憶されたメッセージ中から情報を抽出するための抽出パターンと、抽出対象と、この抽出パターン毎の抽出結果の表示形式を記述した抽出ルールを記憶するための抽出ルール記憶手段と、
前記抽出対象に基づいて前記メッセージ記憶手段に格納されたメッセージの範囲を限定し、かつ、前記抽出パターンに基づいてパターンマッチングすることによって、抽出結果情報を抽出するための情報抽出手段と、
この情報抽出手段によって抽出された抽出結果情報を記憶するための抽出結果記憶手段と、
この抽出結果記憶手段に記憶された抽出結果情報を前記抽出パターン毎の抽出結果の表示形式で表示し、編集を行うための抽出結果編集手段と、
この抽出結果編集手段によって抽出結果情報が編集されたことを示すメッセージを生成するためのメッセージ生成手段とを具備する情報抽出共有装置であって、
前記メッセージ生成手段によって抽出結果情報が編集されたことを示すメッセージが生成された場合、前記抽出結果情報の抽出元となったメッセージに対する返信としてこのメッセージを登録し、メッセージ送受信手段にて抽出元となったメッセージの属するコミュニティにアクセス可能なユーザにこのメッセージを送付することを特徴とする情報抽出共有装置。 - 前記抽出ルール記憶手段に記憶された抽出ルールを編集するための抽出ルール編集手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の情報抽出共有装置。
- 前記抽出ルール編集手段は、抽出ルールを作成する際にあらかじめ所定の設定値を与えられた複数の抽出ルールから選択させることを特徴とする請求項2記載の情報抽出共有装置。
- 前記抽出ルール編集手段は、第1のコミュニティで管理されている抽出ルールを第2のコミュニティに移動またはコピーさせることを特徴とする請求項2乃至3いずれか記載の情報抽出共有装置。
- 前記抽出ルール編集手段は、複数の抽出ルールを統合して一つの抽出ルールを形成することを特徴とする請求項2乃至4いずれか記載の情報抽出共有装置。
- コミュニティにアクセス可能なユーザにコミュニティ内の情報を提示するためのコミュニティ情報表示手段を有し、コミュニティ内でのメッセージ表示及びメッセージ作成時に、そのメッセージがコミュニティ内の抽出ルールの適用対象となっている場合には、適用された抽出ルールの一覧をコミュニティ情報表示手段にて提示することを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の情報抽出共有装置。
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