JP5966690B2 - サーバ装置、フィルタリング方法、およびフィルタリングプログラム - Google Patents

サーバ装置、フィルタリング方法、およびフィルタリングプログラム Download PDF

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Description

本発明は、サーバ装置、フィルタリング方法、およびフィルタリングプログラムに関する。
近年、様々な対象から刻々と収集されるデータを処理する技術として複合イベント処理(CEP(Complex Event Processing))が知られている。この複合イベント処理では、例えば、様々な対象から受信した複数種類のデータを設定された条件にてフィルタリングし、結果を出力先へ出力する。なお、複合イベント処理は、ESP(Event Stream Processing)と呼ぶ場合もあるが、ここでは、ESPも包含してCEPと総称する。
複合イベント処理を行うCEPシステムでは、フィルタの条件を管理者が手動で設定するため、管理者の技量によって有効なデータを抽出できない場合がある。そこで、イベントログに頻出する属性値の組み合わせのパターンを求め、クエリを自動的に生成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−76153号公報 特開2005−190421号公報 特開2002−63206号公報 特開2009−75738号公報
しかし、従来技術は、出力先で有効なデータを抽出できない場合がある。
1つの側面では、出力先で有効なデータを抽出できるサーバ装置、フィルタリング方法、およびフィルタリングプログラムを提供することを目的とする。
一態様のサーバ装置は、出力部と、受信部と、累計部と、切替部とを有する。出力部は、データをフィルタリングするフィルタ条件毎に、入力したデータをフィルタリングし、フィルタリングの結果を出力先へ出力する。受信部は、前記出力部より出力されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを示す情報を前記出力先から受信する。累計部は、前記受信部により受信された情報に基づき、前記フィルタ条件毎に、前記出力されたフィルタリングの結果が適切、不適切とされた回数をそれぞれ累計する。切替部は、前記フィルタ条件毎の前記出力されたフィルタリングの結果が適切、不適切とされた回数の累計値と前記フィルタ条件の有効、無効を切り替える切替条件とに基づいて、前記フィルタ条件毎に、前記出力部におけるフィルタリングの有効、無効を切り替える。
一実施形態によれば、出力先で有効なデータを抽出できる。
図1は、実施例1に係るサーバ装置を含むCEPシステムの全体構成を示す図である。 図2は、実施例2に係るCEPシステムの概略的な構成の一例を示す図である。 図3は、実施例2に係るサーバ装置の機能的な構成の一例を示す図である。 図4は、フィルタ条件テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図5は、累計回数テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図6は、切替条件テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図7は、フィルタリング処理の手順を示すフローチャートである。 図8は、切替処理の手順を示すフローチャートである。 図9は、実施例3に係るサーバ装置の機能的な構成の一例を示す図である。 図10は、フィルタ条件テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図11は、切替条件テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図12は、累計回数テーブルの一例を示す図である。 図13は、新たなフィルタ条件が登録されたフィルタ条件テーブルの一例を示す図である。 図14は、新たなフィルタ条件の切替条件が登録された切替条件テーブルの一例を示す図である。 図15は、切替処理の手順を示すフローチャートである。 図16は、実施例4に係るCEPシステムの概略的な構成の一例を示す図である。 図17は、実施例4に係るサーバ装置の機能的な構成の一例を示す図である。 図18は、フィルタ条件テーブルの一例を示す図である。 図19は、切替条件テーブルの一例を示す図である。 図20は、クライアント26により適切、不適切とされた回数を記憶する累計回数テーブルの一例を示す図である。 図21は、追加処理の手順を示すフローチャートである。 図22は、切替処理の手順を示すフローチャートである。 図23は、実施例5に係るサーバ装置の機能的な構成の一例を示す図である。 図24は、フィルタ条件テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図25は、切替処理の手順を示すフローチャートである。 図26は、1つのテーブルで各データを記憶した場合のデータ構成の一例を示す図である。 図27は、フィルタリングプログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に、本発明にかかるサーバ装置、フィルタリング方法、およびフィルタリングプログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
実施例1に係るサーバ装置について説明する。図1は、実施例1に係るサーバ装置を含むCEPシステムの全体構成を示す図である。サーバ装置10は、複合イベント処理を行う物理サーバであり、例えば、データセンサや各企業に設けられたサーバコンピュータである。サーバ装置10には、様々な対象から収集されたデータが配信される。サーバ装置10は、様々な対象から受信した複数種類のデータを設定された条件にてフィルタリングし、結果を出力先11へ出力する。
図1に示すように、サーバ装置10は、記憶部12と、出力部13と、受信部14と、累計部15と、切替部16とを有する。
記憶部12は、各種の情報を記憶する。例えば、記憶部12は、データをフィルタリングするフィルタ条件を記憶する。また、記憶部12は、フィルタ条件の有効、無効を切り替える切替条件を記憶する。
出力部13は、出力先11へ各種の情報を出力する。例えば、出力部13は、記憶部12に記憶されたフィルタ条件毎に、様々な対象から入力したデータをフィルタリングし、フィルタリングの結果を出力先11へ出力する。出力されるフィルタリングの結果は、フィルタに合致したデータであってもよい。また、出力されるフィルタリングの結果は、フィルタに合致した旨を通知するデータであってもよい。また、出力されるフィルタリングの結果は、フィルタに合致したことにより実行される処理の実行結果のデータであってもよい。
出力先11は、出力部13から受信したフィルタリングの結果に基づき、処理を実行する。また、出力先11は、フィルタリングの結果が適切か不適切かを判定する。例えば、サーバ装置10に特定の状態が予測される複数のフィルタ条件が設定され、それぞれのフィルタ条件に合致した旨がサーバ装置10から通知される場合、出力先11は、フィルタ条件に合致した旨が通知された際に特定の状態が発生したか否かを判定する。出力先11は、特定の状態が発生した場合、フィルタリングの結果が適切と判定する。一方、出力先11は、特定の状態が発生していない場合、フィルタリングの結果が不適切と判定する。出力先11は、判定結果をフィードバックする。判定結果のフィードバックは、日毎などの一定期間毎のタイミングで行うものとしてもよく、判定が行われる毎に随時行うものとしてもよく、管理者等が指示したタイミングとしてもよい。
受信部14は、各種の情報を受信する。例えば、受信部14は、出力部13より出力された結果が適切か不適切かを示す情報を出力先11から受信する。
累計部15は、各種の累計を行う。例えば、累計部15は、受信部14により受信された情報に基づき、フィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数をそれぞれ累計する。
切替部16は、各種の切り替え行う。例えば、切替部16は、フィルタ条件毎の適切、不適切とされた回数の累計値と切替条件とに基づいて、フィルタ条件毎に、フィルタ条件の有効、無効を切り替える。
なお、図1の例では、機能的な構成を示したため、出力部13と、受信部14と、累計部15と、切替部16とを別に分けているが、例えば、1つのデバイスで構成してもよい。デバイスの一例としては、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路が挙げられる。なお、デバイスとしては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路を採用することもできる。
ここで、CEPシステムでは、適切なフィルタの条件を設定することが困難であり、出力先11にとって有効なデータを抽出できない場合がある。例えば、特定の状態が発生することが予測される様々な部分的な条件をフィルタ条件に設定した場合は、特定の状態が発生するデータが抽出されるが、特定の状態が発生しないデータも抽出される場合がある。また、特定の状態が発生する十分な条件をフィルタ条件に設定した場合は、特定の状態が発生するデータが抽出されるが、十分な条件以外で特定の状態が発生する場合のデータが抽出されなくなる。
そこで、サーバ装置10には、フィルタ条件として、特定の状態が発生することが予測される様々な条件、およびフィルタ条件の有効、無効を切り替える切替条件を設定する。サーバ装置10は、フィルタ条件毎に、様々な対象から入力したデータをフィルタリングし、フィルタリングの結果を出力先11へ出力する。出力先11は、フィルタリングの結果が適切か不適切かを判定し、判定結果をサーバ装置10へフィードバックする。サーバ装置10は、出力先11から出力結果が適切か不適切かを示す情報を受信する。サーバ装置10は、フィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数をそれぞれ累計し、フィルタ条件毎の適切、不適切とされた回数の累計値と切替条件とに基づいて、フィルタ条件毎に、フィルタ条件の有効、無効を切り替える。これにより、サーバ装置10は、出力先11で有効なデータを抽出できる。また、サーバ装置10は、不適切なフィルタ条件によりデータが抽出されなくなるため、出力先11へ送るフィルタリングの結果のデータ量を減らすことができる。
実施例2について説明する。実施例2では、道路渋滞の予測にCEPシステムを適用した場合を説明する。図2は、実施例2に係るCEPシステムの概略的な構成の一例を示す図である。CEPシステム20は、サーバ装置21を有する。なお、図2の例では、サーバ装置21が1つの場合を例示したが、開示のシステムはこれに限定されず、サーバ装置21を2つ以上設けて処理を分散させてもよい。また、図2の例では、サーバ装置21上で後述するCEPエンジン30が動作する場合を例示するが、サーバ装置21で1または複数のVM(Virtual Machine:仮想マシン)を動作させ、VM上でCEPエンジン30が動作してもよい。
サーバ装置21は、図示しないネットワークに接続され、ネットワークを介して道路の交通制御を行う交通制御サーバ22と通信可能とされている。また、サーバ装置21は、様々な対象から収集されたデータが配信される。例えば、サーバ装置21には、交通状況の監視対象となる道路の所定の位置に設けられた速度センサにより検出された自動車の速度を示す速度情報23が配信される。また、サーバ装置21には、天気予報を提供するサービスを行う業者のサーバから監視対象の道路を含む地域の予測される天気を示す天気情報24が適宜配信される。
図2には、配信される速度情報23および天気情報24の一例が示されている。本実施例では、速度情報23および天気情報24は、XML(Extensible Markup Language)形式のデータ構造とされている。
図2に示す速度情報23は、タグとして、データ名が「eventTypeId」、「speed」の各項目を有する。「eventTypeId」は、発生したイベントの種類を埋め込む際に用いるタグである。速度情報23は、「eventTypeId」のタグに、発生したイベントして、自動車が通過したことを示す「CarEvent」が埋め込まれる。「speed」は、検出された速度を埋め込む際に用いるタグである。速度情報23は、「speed」のタグに、検出された自動車の速度として時速([Km/h])を示す値が埋め込まれる。図2の例の速度情報23は、自動車の速度が40[Km/h]であることを示す。
また、図2に示す天気情報24は、タグとして、データ名が「eventTypeId」、「Rain」の各項目を有する。「eventTypeId」は、上述のように、発生したイベントの種類を埋め込む際に用いるタグである。天気情報24は、「eventTypeId」のタグに、発生したイベントして「SensorEvent」が埋め込まれる。「Rain」は、雨が予測される際に用いるタグである。天気情報24は、雨が予測された場合、「Rain」のタグに、「true」が埋め込まれる。図2の例の天気情報24は、雨が予測されることを示す。
サーバ装置21は、CEPエンジン30が動作する。CEPエンジン30は、複合イベント処理を実現するソフトウェアである。複合イベント処理を実現するソフトウェアとしては、例えば、Esperが挙げられる。
サーバ装置21は、フィルタ条件31を記憶する。図2の例では、条件A、B、Cを記憶する。
サーバ装置21は、配信された速度情報23や天気情報24を受信する。CEPエンジン30は、フィルタ条件31の条件A、B、Cに基づき、受信した速度情報23や天気情報24をフィルタリングして条件A、B、Cの何れかに合致するかパターン検出を行い、何れかに合致した場合、合致した旨を交通制御サーバ22へ通知する。交通制御サーバ22は、出力先11の一例である。図2の例は、CEPエンジン30が条件A、B、Cにそれぞれ合致した旨の通知を行っている場合を示している。
交通制御サーバ22は、サーバ装置21から通知を受けた場合、交通状況の監視対象となる道路で渋滞の発生が予測されるものとして、渋滞を緩和させる制御を行う。例えば、交通制御サーバ22は、監視対象の道路に設けられた信号について渋滞の発生が予測される道路側の青信号の期間を増加させる制御を行い、監視対象の道路を通行可能な自動車の数を増加させる。また、例えば、交通制御サーバ22は、監視対象となる道路で渋滞の発生が予測される交通情報を報知して、他の道路への迂回を促す。
また、交通制御サーバ22は、監視対象の道路で実際に渋滞が発生したか否かに基づき、サーバ装置21から通知されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを判定する。交通制御サーバ22は、監視対象の道路で実際に渋滞が発生した場合、フィルタリングの結果が適切と判定する。一方、交通制御サーバ22は、監視対象の道路で実際に渋滞が発生しなかった場合、フィルタリングの結果が不適切と判定する。監視対象の道路が渋滞したか否かは、監視対象の道路に設置されたビーコンなどからの情報を用いて検出してもよい。また、監視対象の道路が渋滞したか否かは、管理者が交通制御サーバ22の不図示の入力部あるいは、交通制御サーバ22と通信可能とされたクライアントコンピュータなどの端末装置から登録してもよい。
交通制御サーバ22は、フィルタリングの結果が適切か不適切かの判定結果をサーバ装置21へ通知する。
サーバ装置21は、交通制御サーバ22から通知される判定結果に基づき、フィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数をそれぞれ累計し、フィルタ条件毎に、CEPエンジン30によるフィルタリングの有効、無効を切り替える。
次に、図3を参照して、サーバ装置21のより詳細な構成について説明する。図3は、実施例2に係るサーバ装置の機能的な構成の一例を示す図である。図3に示すように、サーバ装置21は、通信制御I/F(interface)部40と、記憶部41と、制御部42とを有する。
通信制御I/F部40は、少なくとも1つのポートを有し、ネットワークとの間の通信を制御するインタフェースである。通信制御I/F部40は、ネットワークを介して様々な対象から配信されたデータを受信する。例えば、通信制御I/F部40は、速度情報23および天気情報24を受信する。また、通信制御I/F部40は、交通制御サーバ22と各種情報を送受信する。例えば、通信制御I/F部40は、フィルタ条件にそれぞれ合致した場合、フィルタ条件にそれぞれ合致した旨の通知を交通制御サーバ22へ送信する。また、通信制御I/F部40は、フィルタリングの結果が適切か不適切かの判定結果を交通制御サーバ22から受信する。
記憶部41は、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部41は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、NVSRAM(Non Volatile Static Random Access Memory)などのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。
記憶部41は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部41は、制御部42で実行されるOS(Operating System)や後述するフィルタリング処理、切替処理など各種処理を行うプログラムを記憶する。さらに、記憶部41は、制御部42で実行されるプログラムの実行に要する各種データを記憶する。例えば、記憶部41は、フィルタ条件テーブル41aと、累計回数テーブル41bと、切替条件テーブル41cとを記憶する。
フィルタ条件テーブル41aは、フィルタ条件を格納したテーブルである。一例として、フィルタ条件テーブル41aは、渋滞の発生に関して多くの条件で検証を行うため、渋滞の発生が予測される様々な条件が管理者によって格納される。他の一例として、フィルタ条件テーブル41aは、入力したデータのフィルタリングを行うため、後述する出力部42aによって参照される。また、他の一例として、フィルタ条件テーブル41aは、フィルタ条件の有効、無効を切替えるため、後述する切替部42dによってデータが更新される。
図4は、フィルタ条件テーブルのデータ構成の一例を示す図である。図4に示すように、フィルタ条件テーブル41aは、条件、フィルタ条件、状態、失効条件の各項目を有する。条件の項目は、フィルタ条件を識別する識別情報を記憶する領域である。条件の項目には、数字や文字などによりフィルタ条件を一意に識別する識別情報が格納される。フィルタ条件の項目は、データをフィルタリングするフィルタ条件を記憶する領域である。状態の項目は、フィルタ条件が有効か無効かを示す情報を記憶する領域である。状態の項目には、フィルタ条件が無効である場合、「無効」が格納され、フィルタ条件が有効である場合、「有効」が格納される。失効条件の項目は、失効条件が有効か無効かを示す情報を記憶する領域である。失効条件の項目には、失効条件が無効である場合、「無効」が格納され、失効条件が有効である場合、「有効」が格納される。図4の例では、条件Aは、フィルタ条件が雨予報でかつ時速40[Km/h]以下であり、フィルタ条件が有効であり、失効条件も有効であることを示す。また、条件Bは、フィルタ条件が雨予報でかつ時速60[Km/h]以下であり、フィルタ条件が有効であり、失効条件も有効であることを示す。また、条件Cは、フィルタ条件が雨予報でかつ時速80[Km/h]以下であり、フィルタ条件が有効であり、失効条件も有効であることを示す。
累計回数テーブル41bは、フィルタ条件毎に、交通制御サーバ22によりフィルタリング結果か適切、不適切と判定された回数を累計して格納したテーブルである。一例として、累計回数テーブル41bは、フィルタ条件が有効であるか否か判定するため、後述する切替部42dによって参照される。また、他の一例として、累計回数テーブル41bは、フィルタ条件毎にフィルタリング結果が適切、不適切と判定された回数を累計するため、後述する累計部42cによってデータが更新される。
図5は、累計回数テーブルのデータ構成の一例を示す図である。図5に示すように、累計回数テーブル41bは、条件の項目と、成功回数の項目と、失敗回数の項目とを有する。条件の項目は、フィルタ条件テーブル41aの対応するフィルタ条件の識別情報を記憶する領域である。成功回数の項目は、交通制御サーバ22によりフィルタ条件が適切と判定された回数を累計して記憶する領域である。失敗回数の項目は、交通制御サーバ22によりフィルタ条件が不適切と判定された回数を累計して記憶する領域である。図5の例では、条件Aは、成功回数が10回であり、失敗回数が2回であることを示す。また、条件Bは、成功回数が7回であり、失敗回数が3回であることを示す。また、条件Cは、成功回数が3回であり、失敗回数が7回であることを示す。
切替条件テーブル41cは、フィルタ条件毎に、それぞれのフィルタ条件を無効とする失効条件および当該失効条件を無効にする失効無効化条件を格納したテーブルである。一例として、切替条件テーブル41cは、フィルタ条件が有効であるか否か判定するため、後述する切替部42dにより参照される。
図6は、切替条件テーブルのデータ構成の一例を示す図である。図6に示すように、切替条件テーブル41cは、条件の項目と、失効条件の項目と、失効無効化条件の項目とを有する。条件の項目は、フィルタ条件テーブル41aの対応するフィルタ条件の識別情報を記憶する領域である。失効条件の項目は、フィルタ条件を無効とする失敗回数の値を記憶する領域である。失効無効化条件の項目は、失効条件を無効とする成功回数の値を記憶する領域である。図6の例では、条件A、Bは、失効条件が5回であり、失効無効化条件が成功回数10回以上であることを示す。また、条件Cは、失効条件が7回であり、失効無効化条件が成功回数10回以上であることを示す。
図3に戻り、制御部42は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部42は、図3に示すように、出力部42aと、受信部42bと、累計部42cと、切替部42dとを有する。
出力部42aは、複合イベント処理を実行する処理部である。出力部42aは、例えば、上述のCEPエンジン30が対応する。出力部42aは、速度情報23や天気情報24を受信した場合、フィルタ条件テーブル41aに記憶された状態が有効の各フィルタ条件により、入力したデータのフィルタリングを行う。出力部42aは、入力したデータが何れかのフィルタ条件に合致した場合、何れのフィルタ条件に合致したかを交通制御サーバ22へ通知する。
受信部42bは、交通制御サーバ22から各種情報を受信する処理部である。受信部42bは、交通制御サーバ22からフィルタリングの結果が適切か不適切かの判定結果を受信する。
累計部42cは、フィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数をそれぞれ累計する処理部である。累計部42cは、フィルタ条件テーブル41aに記憶された失効条件が有効の各フィルタ条件について、受信部42bにより受信された判定結果に基づき、適切、不適切とされた回数を累計回数テーブル41bの成功回数、失敗回数に加算する。これにより、累計回数テーブル41bには、失効条件が有効の各フィルタ条件について適切、不適切とされた回数が成功回数、失敗回数にそれぞれ累計して記憶される。一方、失効条件が無効の各フィルタ条件は、累計回数テーブル41bの成功回数、失敗回数が更新されなくなる。
切替部42dは、フィルタ条件毎に、フィルタ条件の有効、無効を切り替える処理部である。切替部42dは、失効条件が有効の各フィルタ条件について、累計回数テーブル41bの失敗回数が切替条件テーブル41cの失効条件の回数を満たすか否か判定する。そして、切替部42dは、失敗回数が失効条件の回数を満たすフィルタ条件についてフィルタ条件テーブル41aの状態の項目を「無効」に更新してフィルタ条件を無効とする。これにより、状態が無効となったフィルタ条件は、出力部42aでのフィルタリングに使用されなくなり、交通制御サーバ22へも無効となったフィルタ条件での通知が行われなくなる。すなわち、サーバ装置21は、交通制御サーバ22でフィルタリングの結果が不適切であるとされた回数が失効条件を満たすと、フィルタ条件の状態が無効となる。これにより、サーバ装置21は、交通制御サーバ22にとって不適切なデータを抽出するフィルタ条件でのフィルタリングが行われなくなるため、交通制御サーバ22で有効なデータを抽出できるようになる。
また、切替部42dは、失効条件が有効の各フィルタ条件について、累計回数テーブル41bの成功回数が切替条件テーブル41cの失効無効化条件の回数を満たすか否か判定する。そして、切替部42dは、成功回数が失効無効化条件の回数を満たすフィルタ条件についてフィルタ条件テーブル41aの失効条件の項目を「無効」に更新して失効条件を無効とする。これにより、失効条件が無効となったフィルタ条件は、累計回数テーブル41bの成功回数、失敗回数が更新されなくなり、失敗回数が失効条件に到達しなくなり、有効のまま維持される。
次に、本実施例に係るサーバ装置21がデータのフィルタリングを行うフィルタリング処理の流れを説明する。図7は、フィルタリング処理の手順を示すフローチャートである。このフィルタリング処理は、例えば、サーバ装置21に対してデータのフィルタリングの開始の指示がなされた場合に実行される。
図7に示すように、出力部42aは、速度情報23や天気情報24を受信したか否か判定する(S10)。速度情報23や天気情報24を受信していない場合(S10否定)、S10へ移行し、データの受信待ちを行う。一方、速度情報23や天気情報24を受信した場合(S10肯定)、出力部42aは、フィルタ条件テーブル41aの状態が有効とされた各フィルタ条件により、入力したデータのフィルタリングを行う(S11)。出力部42aは、フィルタリングの結果、何れかのフィルタ条件と合致したか否か判定する(S12)。何れかのフィルタ条件と合致した場合(S12肯定)、出力部42aは、何れのフィルタ条件に合致したかを交通制御サーバ22へ通知する(S13)。一方、何れかのフィルタ条件とも合致しない場合(S12否定)、後述するS14へ移行する。
出力部42aは、複合イベント処理を制御する図示しない処理部から処理終了が指示されたか否かを判定する(S14)。出力部42aは、処理終了が指示された場合(S14肯定)、処理を終了する。一方、処理終了が指示されていない場合(S14否定)、S10へ移行する。
次に、本実施例に係るサーバ装置21がフィルタ条件の有効、無効の切り替える切替処理の流れを説明する。図8は、切替処理の手順を示すフローチャートである。この切替処理は、例えば、サーバ装置21に対してデータのフィルタリングの開始の指示がなされた場合に実行される。
図8に示すように、受信部42bは、交通制御サーバ22からフィルタリングの結果が適切か不適切かの判定結果を受信したか否か判定する(S20)。判定結果を受信していない場合(S20否定)、S20へ移行し、判定結果の受信待ちを行う。一方、判定結果を受信した場合(S20肯定)、累計部42cは、フィルタ条件テーブル41aの失効条件が有効の各フィルタ条件について、適切、不適切とされた回数を累計回数テーブル41bの成功回数、失敗回数に加算する(S21)。
切替部42dは、失効条件が有効の各フィルタ条件について、累計回数テーブル41bの失敗回数が切替条件テーブル41cの失効条件の回数を満たすか否か判定する(S22)。失敗回数が失効条件の回数を満たすフィルタ条件がある場合(S22肯定)、切替部42dは、失敗回数が失効条件の回数を満たすフィルタ条件の状態を無効に更新し(S23)、後述するS26へ移行する。
一方、失敗回数が失効条件の回数を満たすフィルタ条件がない場合(S22否定)、切替部42dは、失効条件が有効の各フィルタ条件について、累計回数テーブル41bの成功回数が切替条件テーブル41cの失効無効化条件を満たすか否か判定する(S24)。成功回数が失効無効化条件を満たすフィルタ条件がある場合(S24肯定)、切替部42dは、成功回数が失効無効化条件の回数を満たすフィルタ条件の失効条件を無効に更新し(S25)、後述するS26へ移行する。一方、成功回数が失効無効化条件を満たすフィルタ条件がない場合(S24否定)、後述するS26へ移行する。
切替部42dは、複合イベント処理を制御する図示しない処理部から処理終了が指示されたか否かを判定する(S26)。切替部42dは、処理終了が指示された場合(S26肯定)、処理を終了する。一方、処理終了が指示されていない場合(S26否定)、S20へ移行する。
このように、サーバ装置21は、データをフィルタリングするフィルタ条件および当該フィルタ条件の有効、無効を切り替える切替条件を記憶する。サーバ装置21は、フィルタ条件毎に、入力したデータをフィルタリングし、フィルタリングの結果を交通制御サーバ22へ出力する。サーバ装置21は、出力された結果が適切か不適切かを示す情報を交通制御サーバ22から受信する。交通制御サーバ22は、受信した情報に基づき、前記フィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数をそれぞれ累計する。交通制御サーバ22は、フィルタ条件毎の適切、不適切とされた回数の累計値と切替条件とに基づいて、フィルタ条件毎に、フィルタリングの有効、無効を切り替える。これにより、サーバ装置21は、交通制御サーバ22で有効なデータを抽出できる。また、サーバ装置21は、不適切なフィルタ条件が無効となって、不適切なフィルタ条件によりデータが抽出されなくなるため、交通制御サーバ22へ送るフィルタリングの結果のデータ量を減らすことができる。
また、サーバ装置21は、切替条件として、フィルタ条件を無効とする失効条件および前記失効条件を無効化する無効化条件を記憶する。そして、サーバ装置21は、無効化条件よりも失効条件に早く到達した場合、フィルタ条件を無効とし、失効条件よりも無効化条件に早く到達した場合、当該失効条件を無効とする。これにより、サーバ装置21は、交通制御サーバ22で有効なデータを抽出できる有効なフィルタ条件と有効なデータを抽出し難い無効なフィルタ条件を切替えることができる。
実施例3について説明する。実施例3に係るCEPシステムの構成は、上述の実施例2とほぼ同様であるため、主に異なる部分について説明する。
図9は、実施例3に係るサーバ装置の機能的な構成の一例を示す図である。サーバ装置21は、天気予報や自動車の速度の情報に加えて自動車のワイパが稼働しているか否かのワイパ情報を受信する。また、制御部42は、生成部42eをさらに有する。
図10は、フィルタ条件テーブルのデータ構成の一例を示す図である。図10に示すように、フィルタ条件テーブル41aは、それぞれ異なる属性のデータに関する条件を組み合わせたフィルタ条件が記憶されている。図10の例では、条件Aは、フィルタ条件が雨予報でかつ時速40[Km/h]以下であり、フィルタ条件が有効であり、失効条件も有効であることを示す。また、条件A’は、フィルタ条件が雨予報でかつ自動車のワイパが稼働であり、フィルタ条件が有効であり、失効条件も有効であることを示す。
図11は、切替条件テーブルのデータ構成の一例を示す図である。図11に示すように、切替条件テーブル41cは、統合回数の項目と、統合条件の項目とをさらに有する。統合回数の項目は、フィルタ条件の統合を行う失敗回数の値を記憶する領域である。統合条件の項目は、統合するフィルタ条件を記憶する領域である。図11の例では、条件A、A’は、失効条件が5回であり、失効無効化条件が成功回数10回以上であり、統合条件が5回であり、統合条件が条件Aと条件A’を論理積の条件で統合することを示す。
図9に戻り、生成部42eは、フィルタ条件の統合を行う処理部である。生成部42eは、統合条件で統合が指定されたフィルタ条件の組み合わせ毎に、それぞれのフィルタ条件が統合条件を満たしたか否かを判定する。そして、生成部42eは、それぞれのフィルタ条件が統合条件を満たす組が存在する場合、統合条件を満たした組のフィルタ条件同士を統合条件で統合する。例えば、条件A、A’が、図11に示す統合条件であり、条件A、A’のフィルタ条件が不適切と判定された回数の累計値が図12に示す値である場合を想定する。図12は、累計回数テーブルの一例を示す図である。この場合、生成部42eは、条件A、A’が共に失敗回数が統合条件を満たすため、条件Aと条件A’の論理積(AND)を条件とする新たなフィルタ条件A×A’を生成し、フィルタ条件テーブル41aに登録する。図13は、新たなフィルタ条件が登録されたフィルタ条件テーブルの一例を示す図である。図13に示すフィルタ条件テーブル41aには、図10に示すフィルタ条件テーブル41aから条件A×A’が新たに追加されている。また、図13に示すフィルタ条件テーブル41aでは、条件A、A’の失敗回数がそれぞれ失効条件の回数を満たすため、条件A、A’の状態が無効に更新されている。
また、生成部42eは、新たなフィルタ条件A×A’を有効、無効を切り替える新たな切替条件も生成し、切替条件テーブル41cに登録する。例えば、生成部42eは、新たなフィルタ条件について、失効条件および失効無効化条件をそれぞれ所定の値とした新たな切替条件を切替条件テーブル41cに登録する。本実施例では、生成部42eは、新たなフィルタ条件について、失効条件が5回、失効無効化条件が成功回数10回以上を新たな切替条件として切替条件テーブル41cに登録する。なお、生成部42eは、統合の元となったフィルタ条件の切替条件から新たなフィルタ条件の切替条件を生成してもよい。例えば、生成部42eは、新たなフィルタ条件の失効条件および失効無効化条件を、それぞれ統合の元となったフィルタ条件の失効条件および失効無効化条件の最大値や、最小値、平均値としてもよい。また、生成部42eは、統合した条件については、失効条件を無しとしてもよい。図14は、新たなフィルタ条件の切替条件が登録された切替条件テーブルの一例を示す図である。図14に示した切替条件テーブル41cには、図11に示す切替条件テーブル41cから条件A×A’の切替条件が新たに追加されている。
出力部42aは、フィルタ条件テーブル41aの状態が有効とされた各フィルタ条件により、入力したデータのフィルタリングを行う。これにより、入力したデータに対して、条件A×A’によりフィルタリングが行われる。そして、出力部42aは、入力したデータが何れかのフィルタ条件に合致した場合、何れのフィルタ条件に合致したかを交通制御サーバ22へ通知する。これにより、入力したデータが条件A×A’に合致した場合は、条件A×A’に合致した旨が交通制御サーバ22へ通知される。
交通制御サーバ22は、サーバ装置21から通知を受けた場合、監視対象の道路の渋滞を緩和させる制御を行う。また、交通制御サーバ22は、監視対象の道路で実際に渋滞が発生したか否かに基づき、サーバ装置21から通知されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを判定する。そして、交通制御サーバ22は、フィルタリングの結果が適切か不適切かの判定結果をサーバ装置21へ通知する。
受信部42bは、交通制御サーバ22からフィルタリングの結果が適切か不適切かの判定結果を受信する。累計部42cは、受信部42bにより受信された判定結果に基づき、失効条件が有効の各フィルタ条件について、適切、不適切とされた回数を累計回数テーブル41bの成功回数、失敗回数に加算する。図12に示す例では、条件A×A’についても成功回数、失敗回数が累計して記憶されている。
切替部42dは、失効条件が有効の各フィルタ条件について、成功回数が失効無効化条件の回数を満たす場合、フィルタ条件テーブル41aの失効条件の項目を「無効」に更新して失効条件を無効とする。また、切替部42dは、失効条件が有効の各フィルタ条件について、失敗回数が失効条件の回数を満たす場合、フィルタ条件テーブル41aの状態の項目を「無効」に更新してフィルタ条件を無効とする。例えば、条件A×A’の失効条件および失効無効化条件が図14に示す値であり、条件A×A’の成功回数および失敗回数が図12に示す値である場合、切替部42dは、成功回数が失効無効化条件を満たすため、条件A×A’の失効条件を無効とする。これにより、サーバ装置21は、条件A×A’でのフィルタリングが継続して行われ、交通制御サーバ22で有効なデータを抽出できるようになる。
次に、本実施例に係る切替処理の流れを説明する。図15は、切替処理の手順を示すフローチャートである。なお、図8に示す実施例2に係る切替処理と同一の処理部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
図15に示すように、生成部42eは、統合条件にて統合が指定されたフィルタ条件の組み合わせ毎に、それぞれのフィルタ条件が統合条件を満たしたか否かを判定する(S30)。それぞれのフィルタ条件が統合条件を満たす組が存在する場合(S30肯定)、生成部42eは、統合条件を満たした組のフィルタ条件同士を統合条件で統合して新たなフィルタ条件をフィルタ条件テーブル41aに登録する(S31)。そして、生成部42eは、新たなフィルタ条件の新たな切替条件を生成し、切替条件テーブル41cに登録し(S32)、S26へ移行する。一方、フィルタ条件が統合条件を満たす組が存在しない場合(S30否定)、S26へ移行する。
このように、サーバ装置21は、複数のフィルタ条件から新たなフィルタ条件を生成する。これにより、サーバ装置21は、単体では有効なデータを抽出し難い様々なフィルタ条件を設定した場合でも、複数のフィルタ条件から新たなフィルタ条件を生成することにより、交通制御サーバ22で有効なデータを抽出できる。
実施例4について説明する。実施例4に係るCEPシステムの構成は、上述の実施例2、3とほぼ同様であるため、主に異なる部分について説明する。
図16は、実施例4に係るCEPシステムの概略的な構成の一例を示す図である。なお、図2に示す実施例2に係るCEPシステムと同一の処理部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
サーバ装置21は、様々な対象から収集されたデータが配信される。例えば、サーバ装置21には、速度情報23および天気情報24が配信される。サーバ装置21は、以前と異なるデータが入力した場合、当該異なるデータをフィルタリングの対象とする新たなフィルタ条件を生成する。例えば、サーバ装置21は、受信したことない天気を示す天気情報24や、受信したことない速度を示す速度情報を受信した場合、受信したことない天気や速度をフィルタリングの条件とする新たなフィルタ条件を生成する。
サーバ装置21のCEPエンジン30は、フィルタ条件31に基づき、受信した速度情報23や天気情報24が何れかフィルタ条件に合致するかフィルタリングを行い、何れかに合致した場合、フィルタ条件に合致した旨をクライアント25へ通知する。このクライアント25は、例えば、交通制御サーバ22である。クライアント25は、サーバ装置21から通知を受けた場合、通知に応じた処理を行う。例えば、交通制御サーバ22は、渋滞を緩和させる制御を行う。また、クライアント25は、クライアント26と通信可能とされている。クライアント25は、サーバ装置21からの通知の少なくとも一部をクライアント26へ転送する。例えば、クライアント25は、クライアント26において有効であると推定されるフィルタ条件による通知をクライアント26へ転送する。図16の例は、CEPエンジン30がクライアント25へ条件A、・・・、条件A×B×Cにそれぞれ合致した旨を通知し、クライアント25がクライアント26へ条件A×B×Cに合致した旨の通知を転送している場合を示している。なお、クライアント25は、サーバ装置21からの全通知をクライアント26へ転送してもよい。
クライアント25は、サーバ装置21から通知されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを判定し、判定結果をサーバ装置21へ通知する。クライアント26も、クライアント25から転送されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを判定し、判定結果をサーバ装置21へ通知する。
サーバ装置21は、クライアント25、26毎に累計回数テーブル41bを記憶しており、クライアント25、26で別々に、フィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数を累計する。また、サーバ装置21は、フィルタ条件毎に、切替条件を記憶する。サーバ装置21は、クライアント25において適切、不適切とされた回数の累計値がフィルタ条件を無効とする切替条件を満たす場合、切替条件を満たすフィルタ条件を無効に切り替える。また、サーバ装置21は、複数のフィルタ条件を統合して新たなフィルタ条件を生成する。図16の例は、条件A、Bが統合されて条件A×Bが生成され、さらに、条件A、B、Cが統合されて条件A×B×Cが生成された場合を示している。さらに、サーバ装置21は、クライアント26において適切とされた回数の累計値がフィルタ条件を有効とする切替条件を満たす場合、切替条件を満たしたフィルタ条件によるフィルタリングの結果をクライアント26へ出力する。図16の例は、条件A×B×Cを有効とする切替条件を満たしたことにより、クライアント26へも条件A×B×Cに合致した旨の通知を行っている場合を示している。
図17は、実施例4に係るサーバ装置の機能的な構成の一例を示す図である。生成部42eは、以前と異なる新しいデータが入力した場合、当該新しいデータをフィルタリングの対象とする新たなフィルタ条件を生成し、フィルタ条件テーブル41aに登録する。例えば、生成部42eは、新たに雨の予報の天気情報24が入力した場合、雨の予報の天気情報をフィルタリングの条件とする新たなフィルタ条件を生成、フィルタ条件テーブル41aに登録する。また、生成部42eは、新たに速度が40[Km/h]の速度情報が入力した場合、速度が40[Km/h]の速度情報をフィルタリングの条件とする新たなフィルタ条件を生成、フィルタ条件テーブル41aに登録する。また、生成部42eは、ワイパが稼働しているワイパ情報が入力した場合、ワイパが稼働しているワイパ情報をフィルタリングの条件とする新たなフィルタ条件を生成、フィルタ条件テーブル41aに登録する。図18は、フィルタ条件テーブルの一例を示す図である。図18に示すフィルタ条件テーブル41aには、条件Aのフィルタ条件として、雨予報が登録され、条件Bのフィルタ条件として、速度40[Km/h]が登録され、条件Cのフィルタ条件として、ワイパ稼働が登録されている。また、本実施例では、フィルタ条件テーブル41aに、クライアント25、26毎に状態、失効条件の項目を設けて、フィルタ条件および失効条件が有効か否かをそれぞれ記憶する。生成部42eは、新しいフィルタ条件を登録する場合、クライアント25、26について、フィルタ条件および失効条件をそれぞれ有効として登録する。
また、生成部42eは、フィルタ条件が無効に切り替わる切替条件を満たした場合、当該フィルタ条件と既に無効とされたフィルタ条件とから新たなフィルタ条件を生成する。例えば、生成部42eは、条件Bが既に無効とされ、条件Aが無効に切り替わる場合、条件Aと条件Bの論理積を条件とする条件A×Bを生成し、フィルタ条件テーブル41aに登録する。また、生成部42eは、条件A、Bが既に無効とされ、条件Cが無効に切り替わる場合、条件Aと条件Cの論理積を条件とする条件A×Cおよび条件Bと条件Cの論理積を条件とする条件B×Cを生成し、フィルタ条件テーブル41aに登録する。また、生成部42eは、条件Cが既に無効とされ、条件A×Bが無効に切り替わる場合、条件Cと条件A×Bの論理積を条件とする条件A×B×Cを生成し、フィルタ条件テーブル41aに登録する。図18に示すフィルタ条件テーブル41aには、登録された条件A×B、条件A×C、条件B×C、条件A×B×Cのフィルタ条件が記憶されている。
さらに、生成部42eは、フィルタ条件テーブル41aに新たに登録したフィルタ条件を有効、無効を切り替える新たな切替条件も生成し、フィルタ条件テーブル41aに登録する。例えば、生成部42eは、新たなフィルタ条件について、失効条件および失効無効化条件をそれぞれ所定の値とした新たな切替条件として登録する。本実施例では、生成部42eは、新たなフィルタ条件について、失効条件が5回、失効無効化条件が成功回数10回以上を新たな切替条件として登録する。なお、生成部42eは、統合の元となったフィルタ条件の切替条件から新たなフィルタ条件の切替条件を生成してもよい。図19は、切替条件テーブルの一例を示す図である。図19に示す切替条件テーブル41cには、条件A〜C、条件A×B、条件A×C、条件B×C、条件A×B×Cについて失効条件が5回、失効無効化条件が成功回数10回以上とする切替条件が記憶されている。
受信部42bは、クライアント25、26からフィルタリングの結果が適切か不適切かの判定結果を受信する。累計部42cは、クライアント25、26毎に、受信された判定結果に基づき、適切、不適切とされた回数を累計回数テーブル41bの成功回数、失敗回数に加算する。図20は、クライアント26により適切、不適切とされた回数を記憶する累計回数テーブルの一例を示す図である。図20の例では、条件A×B×Cは、成功回数が10回であり、失敗回数が1回であることを示す。
切替部42dは、クライアント25、26毎に、各フィルタ条件の有効、無効を切り替える。例えば、切替部42dは、クライアント25、26毎に、失効条件が有効の各フィルタ条件について、累計回数テーブル41bの成功回数が切替条件テーブル41cの失効無効化条件の回数を満たすか否か判定する。そして、切替部42dは、成功回数が失効無効化条件の回数を満たすフィルタ条件についてフィルタ条件テーブル41aの失効条件の項目を「無効」に更新して失効条件を無効とする。例えば、クライアント26についての累計回数テーブル41bが図20に示す状態であり、切替条件テーブル41cが図19に示す状態である場合を想定する。この場合、切替部42dは、条件A×B×Cの成功回数の値が失効無効化条件の回数を満たすため、図18に示すように、条件A×B×Cのクライアント26の失効条件の項目を「無効」に更新して失効条件を無効とする。
また、切替部42dは、クライアント25、26毎に、失効条件が有効の各フィルタ条件について、累計回数テーブル41bの失敗回数が切替条件テーブル41cの失効条件の回数を満たすか否か判定する。そして、切替部42dは、失敗回数が失効条件の回数を満たすフィルタ条件についてフィルタ条件テーブル41aの状態の項目を「無効」に更新してフィルタ条件を無効とする。
出力部42aは、速度情報23や天気情報24を受信した場合、クライアント25については、フィルタ条件テーブル41aの状態が有効とされた各フィルタ条件により、入力したデータのフィルタリングを行い、フィルタ条件に合致したかを通知する。出力部42aは、クライアント26については、フィルタ条件テーブル41aで失効条件を無効とされた各フィルタ条件により、入力したデータのフィルタリングを行い、フィルタ条件に合致したかを通知する。すなわち、出力部42aは、失効条件を無効とされた各フィルタ条件については、フィルタリングの結果をクライアント26へ直接通知する。
次に、本実施例に係るサーバ装置21が以前と異なる新しいデータが入力した場合にフィルタ条件を追加する追加処理の流れを説明する。図21は、追加処理の手順を示すフローチャートである。この追加処理は、例えば、サーバ装置21に対してデータのフィルタリングの開始の指示がなされた場合に実行される。
図21に示すように、生成部42eは、速度情報23、天気情報24、ワイパ情報の何れかを受信したか否か判定する(S40)。速度情報23、天気情報24、ワイパ情報の何れも受信していない場合(S40否定)、S40へ移行し、データの受信待ちを行う。一方、速度情報23、天気情報24、ワイパ情報の何れかを受信した場合(S40肯定)、生成部42eは、以前と異なる新しいデータが入力したか否か判定する(S41)。以前と異なる新しいデータが入力した場合(S41肯定)、生成部42eは、当該新しいデータをフィルタリングの対象とする新たなフィルタ条件を生成し、フィルタ条件テーブル41aに登録する(S42)。そして、生成部42eは、登録した新たなフィルタ条件について、失効条件が5回、失効無効化条件が成功回数10回以上を固定で新たな切替条件として登録する(S43)。一方、新しいデータが入力していない場合(S41否定)、S40へ移行し、データの受信待ちを行う。
生成部42eは、複合イベント処理を制御する図示しない処理部から処理終了が指示されたか否かを判定する(S44)。生成部42eは、処理終了が指示された場合(S44肯定)、処理を終了する。一方、処理終了が指示されていない場合(S44否定)、S40へ移行する。
次に、本実施例に係るサーバ装置21がクライアント26から受信した判定結果に基づいて、クライアント26についてのフィルタ条件の有効、無効の切り替えを行う切替処理の流れを説明する。図22は、切替処理の手順を示すフローチャートである。なお、図8に示す実施例2に係る切替処理と同一の処理部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
図22に示すように、生成部42eは、失敗回数が失効条件の回数を満たしたフィルタ条件と既に無効とされたフィルタ条件の論理積を条件とする新たなフィルタ条件を生成し、フィルタ条件テーブル41aに登録する(S50)。そして、生成部42eは、登録した新たなフィルタ条件について、失効条件が5回、失効無効化条件が成功回数10回以上を固定で新たな切替条件として登録する(S51)。
このように、サーバ装置21は、以前と異なるデータが入力した場合、当該異なるデータをフィルタリングの対象とする新たなフィルタ条件および当該フィルタ条件の有効、無効を切り替える新たな切替条件を生成する。また、サーバ装置21は、新たなフィルタ条件が無効に切り替わる新たな切替条件を満たした場合、当該新たなフィルタ条件と既に無効とされたフィルタ条件からさらに新たなフィルタ条件を生成する。また、サーバ装置21は、当該さらに新たなフィルタ条件の有効、無効を切り替えるさらに新たな切替条件を生成する。これにより、サーバ装置21は、入力するデータからフィルタ条件を自動的に生成できる。また、サーバ装置21は、フィルタ条件を組み合わせてクライアント25で有効なデータを抽出できるフィルタ条件を自動的に生成できる。
また、サーバ装置21は、クライアント25が結果を転送したクライアント26から当該結果が適切か不適切かを示す情報を受信する。サーバ装置21は、クライアント25およびクライアント26で別々に、フィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数を累計する。そして、サーバ装置21は、クライアント26で適切とされた回数の累計値がフィルタ条件を有効とする切替条件を満たす場合、当該切替条件を満たしたフィルタ条件によるフィルタリングの結果をクライアント26へ出力する。これにより、サーバ装置21は、クライアント26で有効なデータを抽出して送信できる。
実施例5について説明する。実施例5では、自動車の渋滞の発生を予測するフィルタ条件を用いて自動二輪車の渋滞の発生を予測する場合について説明する。実施例5に係るCEPシステムの構成は、上述の実施例2とほぼ同様である。また、主に異なる部分について説明する。
実施例5に係るサーバ装置の機能的な構成は、図3に示す実施例2に係るサーバ装置とほぼ同様であるため、主に異なる部分について説明する。記憶部41には、自動車の渋滞の発生の予測に用いたフィルタ条件テーブル41aが記憶されている。フィルタ条件テーブル41aには、自動車の渋滞の発生の予測に用いたフィルタ条件およびフィルタ条件毎に、フィルタリングに有効か無効かが記憶されている。このフィルタ条件テーブル41aは、例えば、自動車の渋滞の発生の予測に用いたフィルタ条件テーブルを複製することにより生成する。また、記憶部41には、フィルタ条件毎の失効条件および無効化条件を記憶した切替条件テーブル41cが記憶されている。切替条件テーブル41cの失効条件および無効化条件は、自動車の渋滞の発生の予測に用いたものを用いてよく、管理者等が新たに設定してもよい。さらに、サーバ装置21には、自動車の速度の代わりに、交通状況の監視対象となる道路の所定の位置に設けられた速度センサにより検出された自動二輪車の速度を示す速度情報23が配信される。
図24は、フィルタ条件テーブルのデータ構成の一例を示す図である。図24に示すように、フィルタ条件テーブル41aは、フィルタ条件の項目に、自動車の渋滞の発生の予測に用いた条件が記憶され、状態の項目に、自動車の渋滞の発生の予測に有効か無効かが記憶されている。図24の例では、条件A、Bは、状態が有効であり、失効条件が無効であることから自動車の渋滞の発生の予測に有効なフィルタ条件である。また、条件Cは、状態が無効であることから自動車の渋滞の発生の予測に無効なフィルタ条件である。
出力部42aは、速度情報23や天気情報24を受信した場合、フィルタ条件テーブル41aの状態が有効とされた各フィルタ条件により、入力したデータのフィルタリングを行う。出力部42aは、入力したデータが何れかのフィルタ条件に合致した場合、何れのフィルタ条件に合致したかを交通制御サーバ22へ通知する。
交通制御サーバ22は、サーバ装置21から通知を受けた場合、交通状況の監視対象となる道路で渋滞の発生が予測されるものとして、渋滞を緩和させる制御を行う。また、交通制御サーバ22は、監視対象の道路で実際に渋滞が発生したか否かに基づき、サーバ装置21から通知されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを判定し、判定結果をサーバ装置21へ通知する。
受信部42bは、交通制御サーバ22からフィルタリングの結果が適切か不適切かの判定結果を受信する。累計部42cは、フィルタ条件テーブル41aの失効条件が有効の各フィルタ条件について、受信部42bにより受信された判定結果に基づき、適切、不適切とされた回数を累計回数テーブル41bの成功回数、失敗回数に加算する。
切替部42dは、失効条件が有効の各フィルタ条件について、累計回数テーブル41bの成功回数が切替条件テーブル41cの失効無効化条件の回数を満たすか否か判定する。そして、切替部42dは、成功回数が失効無効化条件の回数を満たすフィルタ条件についてフィルタ条件テーブル41aの失効条件の項目を「無効」に更新して失効条件を無効とする。
また、切替部42dは、自動車の渋滞の発生の予測に有効なフィルタ条件が無効となる場合、自動車の速度情報のフィルタリングにおいて無効なフィルタ条件を有効に切り替える。例えば、図24に示すフィルタ条件テーブル41aの条件Aや条件Bの状態が無効となる場合、切替部42dは、条件Cの状態を有効に更新して条件Cのフィルタ条件を有効に切り替える。
次に、本実施例に係る切替処理の流れを説明する。図25は、切替処理の手順を示すフローチャートである。なお、図8に示す実施例2に係る切替処理と同一の処理部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
図25に示すように、切替処理を開始した際に、切替部42dは、フラグFGをゼロに初期化する(S60)。
そして、失敗回数が失効条件の回数を満たすフィルタ条件の状態を無効に更新(S23)した後、切替部42dは、フラグFGの値がゼロであるか否か判定する(S61)。フラグFGの値がゼロである場合(S61肯定)、切替部42dは、自動車の渋滞の発生の予測に無効なフィルタ条件の状態を有効に更新する(S62)。そして、切替部42dは、フラグFGの値を1に更新し(S63)、S26へ移行する。一方、フラグFGの値がゼロではない場合(S61否定)、S26へ移行する。
すなわち、切替部42dは、自動車の渋滞の発生の予測に有効なフィルタ条件の状態を最初に無効に更新する際に、自動車の渋滞の発生の予測に無効なフィルタ条件の状態を有効に更新する。これにより、サーバ装置21では、自動車の渋滞の発生の予測に無効な条件Cによりフィルタリングが行われる。なお、本実施例では、自動車の渋滞の発生の予測に有効なフィルタ条件の状態を最初に無効にするタイミングで、自動車の渋滞の発生の予測に無効なフィルタ条件の状態を有効としたが、他のタイミングでフィルタ条件を有効としてもよい。例えば、特定のフィルタ条件が無効となるタイミングで自動車の渋滞の発生の予測に無効なフィルタ条件の状態を有効としてもよい。また、自動車の渋滞の発生の予測に有効な全フィルタ条件が無効となるタイミングで自動車の渋滞の発生の予測に無効なフィルタ条件の状態を有効としてもよい。
このように、サーバ装置21は、フィルタ条件毎に、自動車の渋滞の発生の予測に有効か無効かを記憶する。サーバ装置21は、自動車の渋滞の発生の予測と類似する自動二輪車の渋滞の発生の予測を行う場合、自動車の渋滞の発生の予測に有効なフィルタ条件にて入力したデータをフィルタリングしてフィルタリングの結果を交通制御サーバ22へ出力する。サーバ装置21は、交通制御サーバ22から、出力されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを示す情報を受信する。サーバ装置21は、交通制御サーバ22から受信した情報に基づき、有効なフィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数を累計する。そして、サーバ装置21は、有効なフィルタ条件の不適切とされた回数の累計値が当該フィルタ条件を無効とする切替条件を満たす場合、当該フィルタ条件を無効に切替えると共に自動車の渋滞の発生の予測に無効とされたフィルタ条件を有効に切り替える。これにより、サーバ装置21は、自動車の渋滞の発生の予測に有効なフィルタ条件が自動二輪車の渋滞の発生の予測に効果が無い場合でも、自動車の渋滞の発生の予測に無効なフィルタ条件に用いてフィルタリングを行うことができる。これにより、サーバ装置21は、自動車の渋滞の発生の予測には無効であっても自動二輪車の渋滞の発生の予測に効果があるフィルタ条件を求めることができ、自動二輪車の渋滞の発生の予測に有効なデータを抽出できる。すなわち、所定の種類のデータのフィルタリングには無効であっても、所定の種類と類似する種類のデータのフィルタリングには有効なフィルタ条件を求めることができ、類似する種類のデータについても出力先で有効なデータを抽出できる。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、開示の技術は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
例えば、上記の実施例2〜5では、フィルタ条件テーブル41a、累計回数テーブル41b、切替条件テーブル41cと複数のテーブルに分けてデータを記憶させた場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、各データを適宜統合、分割してもよい。例えば、フィルタ条件テーブル41a、累計回数テーブル41b、切替条件テーブル41cのデータを1つのテーブルに記憶させてもよい。図26は、1つのテーブルで各データを記憶した場合のデータ構成の一例を示す図である。
また、上記の実施例2〜5では、フィルタ条件テーブル41aの状態の項目にフィルタ条件が有効か無効かを記憶し、失効条件の項目に失効条件が有効か無効かを記憶する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、フィルタ条件および失効条件が有効か無効を記憶せず、フィルタ条件が有効か無効かを、失敗回数が失効条件を満たすか否かで判定し、失効条件が有効か無効かを、成功回数が失効無効化条件を満たすか否か判定してもよい。
また、上記の実施例2〜5では、切替処理において、先に失敗回数が失効条件を満たすか否か判定し、失敗回数が失効条件を満たさない場合、成功回数が失効無効化条件を満たすか否か判定する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、先に成功回数が失効無効化条件を満たすか否か判定し、成功回数が失効無効化条件を満たさない場合、失敗回数が失効条件を満たすか否か判定してもよい。
また、上記の実施例3、4では、複数のフィルタ条件を論理積で統合して新しいフィルタ条件を生成する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、複数のフィルタ条件を論理積を論理積や論理和、排他条件など各種の論理演算を組み合わせて統合して新しいフィルタ条件を生成してもよい。例えば、複数のフィルタ条件を統合する場合、一部のフィルタ条件の排他条件と残りのフィルタ条件の論理積で統合して新しいフィルタ条件を生成してもよい。また、複数のフィルタ条件の排他的論理和を新しいフィルタ条件としてもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的状態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図1に示す出力部13、受信部14、累計部15、切替部16の各処理部が適宜統合されてもよい。また、例えば、図3、図9、図17、図23に示す出力部42aと、受信部42bと、累計部42cと、切替部42d、生成部42eの各処理部が適宜統合されてもよい。さらに、各処理部にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
[フィルタリングプログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することもできる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムの一例を説明する。図27は、フィルタリングプログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図27に示すように、コンピュータ300は、CPU(Central Processing Unit)310、ROM(Read Only Memory)320、HDD(Hard Disk Drive)330、RAM(Random Access Memory)340を有する。これら310〜340の各部は、バス400を介して接続される。
ROM320には上記実施例1〜5の各処理部と同様の機能を発揮するフィルタリングプログラム320aが予め記憶される。例えば、上記実施例1の出力部13、受信部14、累計部15、切替部16と同様の機能を発揮するフィルタリングプログラム320aを記憶させる。あるいは、例えば、上記実施例2〜5の出力部42aと、受信部42bと、累計部42cと、切替部42d、生成部42eと同様の機能を発揮するフィルタリングプログラム320aを記憶させる。なお、フィルタリングプログラム320aについては、適宜分離しても良い。
HDD330には、各プログラムの実行に要する各種データを記憶する。例えば、記憶部41は、フィルタ条件や切替条件、統合条件を記憶する。
そして、CPU310が、フィルタリングプログラム320aをROM320から読み出して実行することで、実施例1〜5の各制御部と同様の動作を実行する。すなわち、フィルタリングプログラム320aは、実施例1の出力部13、受信部14、累計部15、切替部16と同様の動作を実行する。あるいは、フィルタリングプログラム320aは、上記実施例2〜5の出力部42aと、受信部42bと、累計部42cと、切替部42d、生成部42eと同様の動作を実行する。
なお、上記したフィルタリングプログラム320aについては、必ずしも最初からROM320に記憶させることを要しない。フィルタリングプログラム320aはHDD330に記憶させてもよい。
例えば、コンピュータ300に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」にプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ300に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などにプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上説明した実施例1〜6を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)データをフィルタリングするフィルタ条件毎に、入力したデータをフィルタリングし、フィルタリングの結果を出力先へ出力する出力部と、
前記出力部より出力されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを示す情報を前記出力先から受信する受信部と、
前記受信部により受信された情報に基づき、前記フィルタ条件毎に、前記出力されたフィルタリングの結果が適切、不適切とされた回数をそれぞれ累計する累計部と、
前記フィルタ条件毎の前記出力されたフィルタリングの結果が適切、不適切とされた回数の累計値と前記フィルタ条件の有効、無効を切り替える切替条件とに基づいて、前記フィルタ条件毎に、前記出力部におけるフィルタリングの有効、無効を切り替える切替部と、
を有することを特徴とするサーバ装置。
(付記2)前記切替部は、前記フィルタ条件を無効とする失効条件に当該失効条件を無効化する無効化条件よりも早く到達した場合、フィルタ条件を無効とし、前記失効条件よりも前記無効化条件に早く到達した場合、当該失効条件を無効とする
ことを特徴とする付記1に記載のサーバ装置。
(付記3)複数のフィルタ条件から新たなフィルタ条件を生成する生成部をさらに有することを特徴とする付記1または2に記載のサーバ装置。
(付記4)前記生成部は、以前と異なるデータが入力した場合、当該異なるデータをフィルタリングの対象とする新たなフィルタ条件および当該フィルタ条件の有効、無効を切り替える新たな切替条件を生成し、前記新たなフィルタ条件が無効に切り替わる前記新たな切替条件を満たした場合、当該新たなフィルタ条件と既に無効とされたフィルタ条件からさらに新たなフィルタ条件および当該フィルタ条件の有効、無効を切り替えるさらに新たな切替条件を生成することを特徴とする付記3に記載のサーバ装置。
(付記5)前記生成部は、以前と異なるデータが入力した場合、当該異なるデータをフィルタリングの対象とする新たなフィルタ条件および当該フィルタ条件の有効、無効を切り替える新たな切替条件を生成し、前記新たなフィルタ条件が無効に切り替わる前記新たな切替条件を満たした場合、当該新たなフィルタ条件と既に無効とされたフィルタ条件からさらに新たなフィルタ条件および当該フィルタ条件の有効、無効を切り替えるさらに新たな切替条件を生成する
ことを特徴とする付記1〜4の何れか1つに記載のサーバ装置。
(付記6)フィルタ条件毎に、所定の種類のデータのフィルタリングに有効か無効かが記憶され、
前記出力部は、前記所定の種類と類似する種類のデータのフィルタリングを行う場合、有効なフィルタ条件にて入力したデータをフィルタリングしてフィルタリングの結果を前記出力先へ出力し、
前記受信部は、前記出力先から、前記出力部より出力されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを示す情報を受信し、
前記累計部は、前記出力先から受信された情報に基づき、前記有効なフィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数を累計し、
前記切替部は、前記有効なフィルタ条件の不適切とされた回数の累計値が当該フィルタ条件を無効とする切替条件を満たす場合、当該フィルタ条件を無効に切替えると共に前記所定の種類のデータのフィルタリングにおいて無効とされたフィルタ条件を有効に切り替えることを特徴とする付記1〜5の何れか1つに記載のサーバ装置。
(付記7)コンピュータが、
データをフィルタリングするフィルタ条件毎に、入力したデータをフィルタリングし、フィルタリングの結果を出力先へ出力し、
出力されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを示す情報を前記出力先から受信し、
受信された情報に基づき、前記フィルタ条件毎に、前記出力されたフィルタリングの結果が適切、不適切とされた回数をそれぞれ累計し、
前記フィルタ条件毎の適切、不適切とされた回数の累計値と前記フィルタ条件の有効、無効を切り替える切替条件とに基づいて、前記フィルタ条件毎に、前記フィルタリングの有効、無効を切り替える
処理を実行することを特徴とするフィルタリング方法。
(付記8)前記切り替える処理は、記フィルタ条件を無効とする失効条件に当該失効条件を無効化する無効化条件よりも早く到達した場合、フィルタ条件を無効とし、前記失効条件よりも前記無効化条件に早く到達した場合、当該失効条件を無効とする
ことを特徴とする付記7に記載のフィルタリング方法。
(付記9)複数のフィルタ条件から新たなフィルタ条件を生成する処理をさらに実行することを特徴とする付記7または8に記載のフィルタリング方法。
(付記10)前記生成する処理は、
以前と異なるデータが入力した場合、当該異なるデータをフィルタリングの対象とする新たなフィルタ条件および当該フィルタ条件の有効、無効を切り替える新たな切替条件を生成し、
前記新たなフィルタ条件が無効に切り替わる前記新たな切替条件を満たした場合、当該新たなフィルタ条件と既に無効とされたフィルタ条件からさらに新たなフィルタ条件および当該フィルタ条件の有効、無効を切り替えるさらに新たな切替条件を生成する
ことを特徴とする付記9に記載のフィルタリング方法。
(付記11)前記受信する処理は、前記出力先が前記結果を転送した転送先から当該結果が適切か不適切かを示す情報を受信し、
前記累計する処理は、前記出力先および前記転送先で別々に、前記フィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数を累計し、
前記出力する処理は、前記転送先で適切とされた回数の累計値がフィルタ条件を有効とする切替条件を満たす場合、当該切替条件を満たしたフィルタ条件によるフィルタリングの結果を前記転送先へ出力する
ことを特徴とする付記7〜10の何れか1つに記載のフィルタリング方法。
(付記12)前記出力する処理は、所定の種類と類似する種類のデータのフィルタリングを行う場合、所定の種類のデータのフィルタリングに有効なフィルタ条件にて入力したデータをフィルタリングしてフィルタリングの結果を前記出力先へ出力し、
前記受信する処理は、前記出力先から、出力されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを示す情報を受信し、
前記累計する処理は、前記出力先から受信された情報に基づき、前記有効なフィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数を累計し、
前記切り替える処理は、前記有効なフィルタ条件の不適切とされた回数の累計値が当該フィルタ条件を無効とする切替条件を満たす場合、当該フィルタ条件を無効に切替えると共に前記所定の種類のデータのフィルタリングにおいて無効とされたフィルタ条件を有効に切り替える
ことを特徴とする付記7〜11の何れか1つに記載のフィルタリング方法。
(付記13)コンピュータに、
データをフィルタリングするフィルタ条件毎に、入力したデータをフィルタリングし、フィルタリングの結果を出力先へ出力し、
出力されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを示す情報を前記出力先から受信し、
受信された情報に基づき、前記フィルタ条件毎に、前記出力されたフィルタリングの結果が適切、不適切とされた回数をそれぞれ累計し、
前記フィルタ条件毎の適切、不適切とされた回数の累計値と前記フィルタ条件の有効、無効を切り替える切替条件とに基づいて、前記フィルタ条件毎に、前記フィルタリングの有効、無効を切り替える
処理を実行させることを特徴とするフィルタリングプログラム。
(付記14)前記切り替える処理は、記フィルタ条件を無効とする失効条件に当該失効条件を無効化する無効化条件よりも早く到達した場合、フィルタ条件を無効とし、前記失効条件よりも前記無効化条件に早く到達した場合、当該失効条件を無効とする
ことを特徴とする付記13に記載のフィルタリングプログラム。
(付記15)複数のフィルタ条件から新たなフィルタ条件を生成する処理をさらに実行することを特徴とする付記13または14に記載のフィルタリングプログラム。
(付記16)前記生成する処理は、
以前と異なるデータが入力した場合、当該異なるデータをフィルタリングの対象とする新たなフィルタ条件および当該フィルタ条件の有効、無効を切り替える新たな切替条件を生成し、
前記新たなフィルタ条件が無効に切り替わる前記新たな切替条件を満たした場合、当該新たなフィルタ条件と既に無効とされたフィルタ条件からさらに新たなフィルタ条件および当該フィルタ条件の有効、無効を切り替えるさらに新たな切替条件を生成する
ことを特徴とする付記15に記載のフィルタリングプログラム。
(付記17)前記受信する処理は、前記出力先が前記結果を転送した転送先から当該結果が適切か不適切かを示す情報を受信し、
前記累計する処理は、前記出力先および前記転送先で別々に、前記フィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数を累計し、
前記出力する処理は、前記転送先で適切とされた回数の累計値がフィルタ条件を有効とする切替条件を満たす場合、当該切替条件を満たしたフィルタ条件によるフィルタリングの結果を前記転送先へ出力する
ことを特徴とする付記13〜16の何れか1つに記載のフィルタリングプログラム。
(付記18)前記出力する処理は、所定の種類と類似する種類のデータのフィルタリングを行う場合、所定の種類のデータのフィルタリングに有効なフィルタ条件にて入力したデータをフィルタリングしてフィルタリングの結果を前記出力先へ出力し、
前記受信する処理は、前記出力先から、出力されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを示す情報を受信し、
前記累計する処理は、前記出力先から受信された情報に基づき、前記有効なフィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数を累計し、
前記切り替える処理は、前記有効なフィルタ条件の不適切とされた回数の累計値が当該フィルタ条件を無効とする切替条件を満たす場合、当該フィルタ条件を無効に切替えると共に前記所定の種類のデータのフィルタリングにおいて無効とされたフィルタ条件を有効に切り替える
ことを特徴とする付記13〜17の何れか1つに記載のフィルタリングプログラム。
10 サーバ装置
11 出力先
12 記憶部
13 出力部
14 受信部
15 累計部
16 切替部
20 CEPシステム
21 サーバ装置
22 交通制御サーバ
23 速度情報
24 天気情報
25 クライアント
26 クライアント
30 CEPエンジン
31 フィルタ条件
41 記憶部
41a フィルタ条件テーブル
41b 累計回数テーブル
41c 切替条件テーブル
42 制御部
42a 出力部
42b 受信部
42c 累計部
42d 切替部
42e 生成部

Claims (7)

  1. データをフィルタリングするフィルタ条件毎に、入力したデータをフィルタリングし、フィルタリングの結果を出力先へ出力する出力部と、
    前記出力部より出力されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを示す情報を前記出力先から受信する受信部と、
    前記受信部により受信された情報に基づき、前記フィルタ条件毎に、前記出力されたフィルタリングの結果が適切、不適切とされた回数をそれぞれ累計する累計部と、
    前記フィルタ条件毎の前記出力されたフィルタリングの結果が適切、不適切とされた回数の累計値と前記フィルタ条件の有効、無効を切り替える切替条件とに基づいて、前記フィルタ条件毎に、前記出力部におけるフィルタリングの有効、無効を切り替える切替部と、
    不適切とされた回数が、統合条件で指定された回数となった場合、または、フィルタ条件が無効に切り替えられた場合、前記統合条件で指定された複数のフィルタ、または、無効とされた複数のフィルタを統合した新たなフィルタ条件を生成する生成部と、
    を有することを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記切替部は、前記フィルタ条件を無効とする失効条件に当該失効条件を無効化する無効化条件よりも早く到達した場合、フィルタ条件を無効とし、前記失効条件よりも前記無効化条件に早く到達した場合、当該失効条件を無効とする
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記生成部は、以前と異なるデータが入力した場合、当該異なるデータをフィルタリングの対象とする新たなフィルタ条件および当該フィルタ条件の有効、無効を切り替える新たな切替条件を生成し、前記新たなフィルタ条件が無効に切り替わる前記新たな切替条件を満たした場合、当該新たなフィルタ条件と既に無効とされたフィルタ条件からさらに新たなフィルタ条件および当該フィルタ条件の有効、無効を切り替えるさらに新たな切替条件を生成することを特徴とする請求項1または2に記載のサーバ装置。
  4. 前記受信部は、前記出力先が前記結果を転送した転送先から当該結果が適切か不適切かを示す情報を受信し、
    前記累計部は、前記出力先および前記転送先で別々に、前記フィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数を累計し、
    前記出力部は、前記転送先で適切とされた回数の累計値がフィルタ条件を有効とする切替条件を満たす場合、当該切替条件を満たしたフィルタ条件によるフィルタリングの結果を前記転送先へ出力する
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1つに記載のサーバ装置。
  5. フィルタ条件毎に、所定の種類のデータのフィルタリングに有効か無効かが記憶され、
    前記出力部は、前記所定の種類と類似する種類のデータのフィルタリングを行う場合、有効なフィルタ条件にて入力したデータをフィルタリングしてフィルタリングの結果を前記出力先へ出力し、
    前記受信部は、前記出力先から、前記出力部より出力されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを示す情報を受信し、
    前記累計部は、前記出力先から受信された情報に基づき、前記有効なフィルタ条件毎に、適切、不適切とされた回数を累計し、
    前記切替部は、前記有効なフィルタ条件の不適切とされた回数の累計値が当該フィルタ条件を無効とする切替条件を満たす場合、当該フィルタ条件を無効に切替えると共に前記所定の種類のデータのフィルタリングにおいて無効とされたフィルタ条件を有効に切り替えることを特徴とする請求項1〜の何れか1つに記載のサーバ装置。
  6. コンピュータが、
    データをフィルタリングするフィルタ条件毎に、入力したデータをフィルタリングし、フィルタリングの結果を出力先へ出力し、
    出力されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを示す情報を前記出力先から受信し、
    受信された情報に基づき、前記フィルタ条件毎に、前記出力されたフィルタリングの結果が適切、不適切とされた回数をそれぞれ累計し、
    前記フィルタ条件毎の適切、不適切とされた回数の累計値と前記フィルタ条件の有効、無効を切り替える切替条件とに基づいて、前記フィルタ条件毎に、前記フィルタリングの有効、無効を切り替え
    不適切とされた回数が、統合条件で指定された回数となった場合、または、フィルタ条件が無効に切り替えられた場合、前記統合条件で指定された複数のフィルタ、または、無効とされた複数のフィルタを統合した新たなフィルタ条件を生成する
    処理を実行することを特徴とするフィルタリング方法。
  7. コンピュータに、
    データをフィルタリングするフィルタ条件毎に、入力したデータをフィルタリングし、フィルタリングの結果を出力先へ出力し、
    出力されたフィルタリングの結果が適切か不適切かを示す情報を前記出力先から受信し、
    受信された情報に基づき、前記フィルタ条件毎に、前記出力されたフィルタリングの結果が適切、不適切とされた回数をそれぞれ累計し、
    前記フィルタ条件毎の適切、不適切とされた回数の累計値と前記フィルタ条件の有効、無効を切り替える切替条件とに基づいて、前記フィルタ条件毎に、前記フィルタリングの有効、無効を切り替え
    不適切とされた回数が、統合条件で指定された回数となった場合、または、フィルタ条件が無効に切り替えられた場合、前記統合条件で指定された複数のフィルタ、または、無効とされた複数のフィルタを統合した新たなフィルタ条件を生成する
    処理を実行させることを特徴とするフィルタリングプログラム。
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