JP3923923B2 - 情報共有装置、情報共有方法及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のユーザが情報を交換あるいは蓄積しその情報を互いに共有する情報共有システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のユーザが互いに情報を交換するための手段として、電子メールを用いたメーリングリスト、WWW(World Wide Web)を用いた電子掲示板、チャットなどの手段が、すでに広く普及している。
【0003】
メーリングリストとは、複数の電子メールアドレスをまとめて、その全員に一括してメッセージを送信できるようにした手段である。また、電子掲示板とは、ネットワーク上に情報共有のためのスペースを設けて、複数の登録ユーザあるいは匿名ユーザが自由にメッセージを記入できるようにした手段である。チャットは、電子掲示板と同様に情報共有スペースを設けて、テキストのメッセージをリアルタイムに送受信できるようにした手段である。
【0004】
また、上記のメーリングリスト、電子掲示板、チャットなどのメッセージ交換手段は、それ単体としても用いられるが、その一方で、グループウェアシステムや文書管理システムと組み合わせて用いられることも多い。
【0005】
このようなシステムでは、メッセージをやり取りするだけでなく、文書やファイルあるいはスケジュール帳や住所録などの様々な情報を蓄積したり交換したりする目的でも用いられる。
【0006】
上記のような、メーリングリストや電子掲示板やチャット等のように、1対1のみでない比較的多数のユーザによる情報の交換・蓄積・共有を目的としたシステムでは、参加メンバーの大部分が共通に関心を持つ話題に関するメッセージや情報が交換・蓄積・共有されることが多い。
【0007】
このように、共通の内容や目的を持つ複数のユーザが属するグループをシステム上に実現し、このグループを単位として、情報の交換や蓄積を行うためのグループを、以下ではユーザグループあるいはコミュニティなどと呼ぶ。
【0008】
このようにユーザグループを単位として情報の交換や蓄積を行うシステムでは、一般的にはシステム上に複数のユーザグループが存在し、システムを利用するユーザは、目的に応じて、1つあるいは複数のユーザグループに所属し、それぞれのユーザグループ内で情報を参照・操作する。
【0009】
このようなシステムには、Webタイプのグループウェアや、メッセージとそれに関連する文書情報を対応づけて管理するコミュニティウェアシステムなどが存在する(例えば、特許文献1参照)。
【0010】
このようなシステムにおいて、同一のユーザグループ内だけでなく、複数のユーザグループ間での情報共有を行うことが可能になれば、システムを利用したコミュニケーションがさらに活性化されることが考えられる。
【0011】
例えば、会社内の異なる部署間で、目的は似通っているが異なる所属ユーザを持つ複数のユーザグループが存在する場合、それぞれのユーザグループに属する情報のうち、公開可能な情報のみをお互いに交換することにより、情報共有がはかれる、といった例が考えられる。
【0012】
このように、複数ユーザグループ間で情報の共有を行うためには、どのような範囲で情報を公開するかと、どのような情報を公開するかを設定する必要がある。
【0013】
情報公開の範囲に関しては、まず、情報公開元のユーザグループに属する、全てあるいは一部の情報を、他の全てのユーザグループおよび自ユーザグループに属していない全てのユーザグループに対して公開する方法が考えられる。
【0014】
例えば、ユーザグループ内で交換されている複数のメッセージと関連付けられた文書を管理し、それぞれの文書に対して、自ユーザグループに属するユーザのみが参照可能な「非公開」、システム中の全てのユーザが参照可能な「公開」という2種類の属性を付加するという技術がある(例えば、特許文献2参照)。
【0015】
また、従来Webタイプのグループウェアに含まれるスケジュール管理機能では、ユーザが登録した個々のスケジュールに対して、登録ユーザのみが参照可能な「非公開」、全てのユーザが参照可能な「公開」という2種類の属性を付加することができる。
【0016】
しかし、このような方法では、情報を公開する範囲をきめ細かく設定できないため、公開する必要のない範囲まで公開してしまうという問題がある。
【0017】
あるいは、例えば、ユーザグループや、あるいはユーザのリストを設定し、情報を公開する相手の範囲を設定する方法が考えられる。しかし、全ての情報に対する情報公開範囲を設定するのでは、それぞれ必要な情報のみを必要な相手先に公開するのは不可能であり、その反面、個々の情報、例えば個々のスケジュール項目別に公開範囲を設定するのは非常に負荷が高く困難である。
【0018】
また、公開する情報の選択に関しては、まず、情報公開元のユーザグループに属する全ての情報を公開する方法が考えられる。例えば、あるユーザグループ内で交換されている情報を他のユーザグループに対して公開する場合、情報を公開する側のユーザグループが交換されている全ての情報を相手のユーザグループに公開、あるいは転送するという方法が考えられる。しかしこの場合、実際には公開する必要の無い情報も含め、自ユーザグループで交換されている全ての情報を公開する必要があり、また公開相手先ユーザグループに所属するユーザも、実際には必要のない大量の情報まで見なければならなくなってしまう、という問題がある。
【0019】
あるいは、公開するために必要な情報を選択し、この情報のみ公開する方法が考えられる。例えば、2つのユーザグループ内で情報を共有する場合、特定の一人あるいは複数のユーザが両方のユーザグループに所属し、情報公開元に存在する情報の中から、必要な情報のみを選別、収集、加工して、それぞれの情報を手動で公開相手先ユーザグループに登録する、といった方法も考えられる。この場合、必要十分な情報のみが共有されるという利点はあるが、個々の情報に対してそれぞれ公開するための情報の加工および公開先の選択を行う必要があるため、情報交換を担う特定のユーザの負荷が高いという問題が発生する。
【0020】
メッセージから特定種類の情報を抽出するルールを複数用意し、それを用いてメッセージ中から情報を抽出し、その結果を同一ユーザグループ内で共有する、という技術も存在するが(例えば、特許文献3参照)、これには、他のユーザグループを指定してその抽出結果を公開するという手法は開示されていない。
【0021】
このように、複数のユーザグループ間で情報の共有を行うためには、ユーザグループが持つ情報の中から公開目的に応じて必要十分な情報を選択・抽出し他のユーザグループに対して公開することが必要になるが、従来の技術では困難である。
【0022】
【特許文献1】
特開2002−140344公報
【0023】
【特許文献2】
特開2002−140323公報
【0024】
【特許文献3】
特開2002−69524公報
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来は、複数のユーザをメンバとする複数のユーザグループのそれぞれにおいて、メンバ間で交換され蓄積された情報のなかから、他のユーザグループに公開可能な所望の情報を過不足なく抽出して、これを公開するに適した相手ユーザグループにのみ公開することができないという問題点があった。
【0026】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、各ユーザグループ内に蓄積されたメッセージ群から他のユーザグループに公開可能な所望の情報を過不足なく抽出して、これを公開するに適した相手ユーザグループに公開することができる情報共有方法および情報共有装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のユーザをメンバとする複数のユーザグループのそれぞれに対応付けて、各ユーザグループに属するユーザ間で送受信されたメッセージ群を第1の記憶手段に記憶し、前記複数のユーザグループのうちの1つである第1のユーザグループに対応するメッセージ群から抽出すべき情報の条件と、当該条件を満たす情報の公開先として前記複数のユーザグループのうちの他のユーザグループを少なくとも1つ指定した複数の第1の抽出ルールを第2の記憶手段に記憶し、前記他のユーザグループのうちの1つである第2のユーザグループに属するユーザが、前記複数の第1の抽出ルールのうち当該第1のユーザグループが前記公開先として指定されている第1の抽出ルールを選択し、この選択された第1の抽出ルールを用いて、前記第1のユーザグループに対応するメッセージ群から情報を収集して、収集した情報を前記第2のユーザグループに属するユーザに提示することを特徴とする。
【0028】
また、前記第1のユーザグループが前記公開先として指定されている前記第1の抽出ルールを用いて情報を抽出するための、少なくとも当該第1の抽出ルールを指定した第2の抽出ルールを第3の記憶手段に記憶し、前記第2の抽出ルールが選択されたときには、当該第2の抽出ルールで指定された第1の抽出ルールを用いて情報を収集することを特徴とする。
【0029】
上記本発明によれば、各ユーザグループ内に蓄積されたメッセージ群から他のユーザグループに公開可能な所望の情報を過不足なく抽出して、それを公開するに適した相手ユーザグループに公開することができる。また、各ユーザグループは、当該ユーザグループに公開されている他のユーザグループ内の情報を容易に収集することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0031】
図1は、本発明の一実施形態に係る情報共有システム(以下、簡単にシステムと呼ぶ)の構成例を概略的に表す図である。情報共有システムは、大きく分けて、メッセージ管理装置1と、当該メッセージ管理装置1にネットワークを介して接続する複数(ここでは、例えば3つ)のユーザ端末TE(TE1〜TE3から構成されている。
【0032】
メッセージ管理装置1は、提示部100と、メッセージ送受信部101と、抽出ルール編集部102と、情報抽出部103と、インポート処理部104と、抽出結果編集部105と、コミュニティ情報記憶部106と、メッセージ情報記憶部107と、抽出ルール記憶部108と、抽出結果記憶部109、コミュニティ管理部110から構成されている。
【0033】
この情報共有システムでは、共通の目的や話題を持ってメッセージの交換を行うユーザグループ毎に各ユーザ端末から送信されるメッセージを管理する。このユーザグループをコミュニティと呼ぶ。各コミュニティには、1人あるいは複数のユーザが所属している。
【0034】
各コミュニティには、それぞれを識別するためのユニークなコミュニティIDやコミュニティ名が付されている。また、コミュニティのネットワーク上の場所を表す情報として、本実施形態では、メーリングリスト・アドレスと掲示板URLのうちのいずれか一方または両方を持つ。
【0035】
各々のユーザは、各自のユーザ端末から、自分のユーザ情報の登録や編集、コミュニティへの参加や脱会、新しいコミュニティの作成などの操作を、コミュニティ管理部110の管理のもとで行うことができる。
【0036】
メッセージ送信受部101は、各ユーザ端末TEのユーザがコミュニティへ送信するメッセージを受信し、これをメッセージ情報記憶部107に記憶する。このとき、コミュニティ管理部1により、メッセージの送信者がコミュニティのメンバであるかどうかが確認され、正規のメンバでないユーザによって送信されたメッセージは、必要があれば排除される。また、メッセージ送受信部101は、メッセージ情報記憶部107に記憶されたメッセージをコミュニティのメンバに配信する。メッセージの配信の際は、コミュニティ情報記憶部106に記憶されているコミュニティ管理情報を参照し、当該メッセージの配信先を判断する。なお、ユーザによるメッセージの送信は、電子メールやウェブサイト上の電子掲示板など、従来の手段を、一つまたは複数併用して実現してよい。
【0037】
提示部100は、システム内の各種情報や操作や表示などのための画面を各ユーザ端末TEからの要求に応じて提供したり、あるいはメッセージ管理装置1の有するディスプレイに表示するためのもので、具体的には、各コミュニティのコミュニティ管理情報、メッセージの内容、抽出ルールや抽出結果の情報を、コミュニティ情報記憶部106、メッセージ情報記憶部107、抽出ルール記憶部108、抽出結果記憶部109から取得して、当該コミュニティに属する各ユーザのユーザ端末TEへ提供する。また、ユーザからの要求に応じて、情報抽出部103で当該ユーザの属するコミュニティ内の情報から抽出した情報や、インポート処理部104で求めた、他のコミュニティ内から抽出された情報(他コミュニティからインポートされた抽出ルールで抽出された情報)を、当該ユーザのユーザ端末TEへ提供する。なお、提示部100は、ユーザからの要求に応じて情報を提供する際には、コミュニティ情報記憶部106に記憶されているコミュニティ管理情報を参照し、当該ユーザがそれぞれの情報を参照・表示することが可能か否かを判断する。
【0038】
抽出ルール編集部102は、抽出ルールを作成・編集し、この結果を情報抽出ルール記憶部108に記憶する。
【0039】
情報抽出部103は、各コミュニティに登録されている抽出ルールの内容に基づき、メッセージ情報記憶部107に記憶されているメッセージ群から情報を抽出し、この抽出された情報を抽出結果記憶部109に格納する。必要に応じて抽出結果を提示部100を介してユーザ端末TEやメッセージ管理装置1で表示するための表示データを生成する。
【0040】
インポート処理部104は、あるコミュニティに登録されている抽出ルールが他コミュニティからエクスポートされている抽出ルールをインポートしている場合に、この抽出ルールに対応する他コミュニティに属する抽出結果を抽出結果記憶部109からあるいは情報抽出部103から取得する手段である。
【0041】
インポート処理部104で取得した情報や情報抽出部103で抽出された情報などは、所定の表示形式で、例えば提示部100を介して要求元のユーザ端末TEへ提供される。
【0042】
抽出結果編集部105は、抽出結果として得られた情報に対して編集(追加・変更・削除などの)を行うためのものである。編集結果は、抽出結果記憶部109に記憶される。
【0043】
コミュニティ情報記憶部106には、コミュニティの名称や、コミュニティに属しているユーザの情報など、コミュニティに関する各種の情報が記憶されている。
【0044】
メッセージ情報記憶部107は、メッセージ送受信部101で受信したメッセージ情報を記憶する。
【0045】
抽出ルール記憶部108は、抽出ルール編集部102によって作成あるいは編集された抽出ルールを記憶する。
【0046】
抽出結果記憶部109は、情報抽出部103により、メッセージ情報記憶部106に記憶されたメッセージ群から抽出された情報や、抽出された情報を抽出結果編集部105によって編集された結果を記憶する。
【0047】
メッセージ送受部110、提示部100、抽出ルール編集部102、情報抽出部103、インポート処理部104、抽出結果編集部105では、ユーザからの要求に応じて動作する際には、コミュニティ情報記憶部106に記憶されているコミュニティ管理情報を参照し、当該動作が可能かどうかを判断する。
【0048】
図1に示した情報共有システムでは、各コミュニティのメンバは、基本的には、自身の所属するコミュニティ内のメッセージ(その中に含まれる全ての情報)は自由に閲覧することができる。さらに、各コミュニティは、当該コミュニティのメンバであれば閲覧可能な情報を、他のコミュニティ内のメッセージから収集する。このための仕組みを、ここで簡単に説明する。
【0049】
各コミュニティでは、当該コミュニティ内のメンバ間で送受信されたメッセージから、所望の情報を抽出するための抽出ルールを設定する。その際、この抽出ルールに、当該抽出ルールで抽出される情報を提供してもよいコミュニティを定める。この当該抽出ルールで抽出される情報を提供してもよい、あるいは、公開してもよいコミュニティを、ここでは、提供先あるいはエクスポート先と呼び、当該抽出ルールや、当該抽出ルールで抽出される情報を当該エクスポート先のコミュニティに提供(公開)することを「エクスポート(export)」と呼ぶ。エクスポートするのは、抽出ルールとそれにより随時抽出される情報である。これに対し、抽出ルールや当該抽出ルールにより抽出された情報を他のコミュニティに提供する側のコミュニティ、すなわちエクスポートする側のコミュニティを情報の提供元(情報提供元)、公開元(情報公開元)とも呼ぶ。
【0050】
このようにしてエクスポート先のコミュニティが設定されている情報提供元のコミュニティの抽出ルールにて抽出された情報は、当該エクスポート先であるコミュニティから収集されて、当該エクスポート先のコミュニティ内のメンバに参照される。
【0051】
当該エクスポート先のコミュニティ側では、提供元のコミュニティに属する抽出ルールや当該抽出ルールで抽出された当該提供元のコミュニティ内の情報を収集することを、「インポート(import)」と呼ぶ。抽出ルールや当該抽出ルールで抽出された当該提供元のコミュニティ内の情報をインポートした(当該エクスポート先の)コミュニティをインポート元とも呼ぶ。当該エクスポート先のコミュニティのメンバからは、当該抽出ルールで抽出された他のコミュニティ内の情報は、自分のコミュニティ内の情報であるかのように閲覧することができる。
【0052】
次に、システム内のあるコミュニティにおいて抽出される情報を、他のコミュニティとの間でエクスポート/インポートするための処理動作について、図2、図3を参照して、より具体的に説明する。
【0053】
図2、図3において、200、250、255はコミュニティを表す。ここでは、メッセージ情報記憶部107に記憶されているコミュニティ200のメッセージから抽出された情報、言い換えれば、当該情報を抽出する際に用いた抽出ルールをコミュニティ250、255へエクスポートする場合を例にとり説明する。
【0054】
まず、図2を参照して、コミュニティ200内のメッセージから抽出ルールを用いて所望の情報を抽出する場合について説明する。
【0055】
図2において、211〜218は、メッセージ情報記憶部107に記憶されている、コミュニティ200内のメッセージである。231〜233は、抽出ルール記憶部108に記憶されている、コミュニティ200内の抽出ルールである。241〜243は、抽出結果記憶部109に記憶されているコミュニティ200内の抽出結果であって、それぞれ抽出ルール231〜233を用いてメッセージ211〜218から抽出された情報である。
【0056】
情報抽出部103は、メッセージ211〜218から、抽出ルール231〜233のそれぞれに記述された抽出パターンに適合した部分を抽出する。例えば、日付情報を抽出する抽出ルール231は、メッセージ211、212、214から、それぞれメッセージ中の部分222、223、224を抽出し、抽出結果241を得る。同様にして、メッセージ中に他の文書やメッセージを参照するためのリンク情報を抽出するための抽出ルール232は、メッセージ211、215、216から、それぞれメッセージ中の部分221、225、227を抽出し、抽出結果242を得る。さらに、メッセージ中の議事録部分を抽出するための抽出ルール233は、メッセージ216、217、218から、それぞれメッセージ中の部分226、228、229を抽出し、抽出結果243を得る。
【0057】
次に、インポート/エクスポートについて図3を参照して説明する。抽出ルール231には、エクスポート先として、コミュニティ255が設定され、抽出ルール233には、エクスポート先として、コミュニティ250と255が設定され、抽出ルール232には、エクスポート先は設定されていないとする。
【0058】
エクスポート先のコミュニティでは、当該コミュニティに対して公開されている情報(抽出ルール)に対して、「インポートする」すなわち、当該情報を参照するための抽出ルールを作成することにより、他のコミュニティ内のメッセージから抽出された情報を、あたかも自コミュニティ内の情報にアクセスするのと同様にアクセスすることが可能となる。すなわち、コミュニティ250では、コミュニティ200の抽出ルール233をインポートするための抽出ルール281が作成されているので、コミュニティ200に属する抽出結果243に対しアクセスが可能となる。また、コミュニティ255では、当該コミュニティ255にエクスポート可能な抽出ルール231、233のうち、抽出ルール231をインポートするための抽出ルール286のみが作成されているので、コミュニティ200に属する抽出結果241、243のうち、抽出結果241に対してのみアクセスすることが可能となる。
【0059】
ただし、抽出結果241や243がコミュニティ250や255にインポートされたとはいっても、コミュニティ250や255に対応付けてこれらコミュニティ内の情報として抽出結果記憶部109に記憶されるのではなく、抽出結果記憶部109では、抽出結果241や243は、あくまでもコミュニティ200内の抽出結果として、コミュニティ200に対応付けて記憶する。従って、コミュニティ250や255は、コミュニティ200に対応付けて記憶されている抽出結果241や243に単にアクセス可能となった(参照できるようになった)に過ぎない。
【0060】
また、上記コミュニティ255のように、コミュニティ200により、抽出ルール233のエクスポート先と設定されても、この抽出ルール283を必ずインポートしなければならないということは無い。
【0061】
次に、システム内の各種情報について説明する。図4は、コミュニティ情報記憶部106に記憶されるコミュニティ情報のデータ構造を示したものである。コミュニティ情報には、図4(a)に示すようなユーザデータと、図4(b)に示すようなコミュニティデータと、図4(c)に示すような所属関係データと、図4(d)に示すようなメッセージデータなどを含む。
【0062】
ユーザデータは、図4(a)に示すように、システムを利用する各ユーザの識別子(ID)、ログイン時に利用するアカウント名とパスワード、ユーザ名、メールアドレスから成る。
【0063】
コミュニティデータは、図4(b)に示すように、システムに作成された各コミュニティの識別子(ID)、名称、メールアドレスに利用するアカウント名、コミュニティへの参加条件を示すタイプ、コミュニティ作成時刻から成る。コミュニティへの参加条件としては、例えば、システムのユーザであれば誰でも閲覧や書き込みが可能な「公開制」と、指定したメンバだけ閲覧と書き込みが可能な「メンバ制」とがある。メンバ制の場合には、コミュニティと当該コミュニティに所属するユーザとの所属関係を、図4(c)に示すような所属関係データで表されている。所属関係データでは、上記所属関係だけでなく、メンバ性のコミュニティに所属する各ユーザに対して、コミュニティからの情報配信の方法を指定している。
【0064】
メッセージデータは、図4(d)に示すように、各コミュニティに登録されたメッセージのID、タイトル、メッセージが既存メッセージの返信として登録された場合の返信先のメッセージ(これを親メッセージとも呼ぶ)のID(親メッセージID)、当該メッセージの登録先のコミュニティID、メッセージの作成者(送信者)のID、メッセージの作成時刻とによって構成されている。
【0065】
なお、メッセージの本文を含むメッセージの実体のデータは、メッセージID毎に対応付けてメッセージ情報記憶部107に格納されている。
【0066】
図5は、抽出ルール記憶部108に記憶される抽出ルールデータと抽出ルール適用関係データのデータ構造を示したものである。抽出ルールデータは、図5(a)に示すように、当該抽出ルールの識別子(ID)、当該抽出ルールを作成した作成者のユーザID(作成者ID)、当該抽出ルールの名称や登録先のコミュニティID、当該抽出ルールの最終更新時刻、この抽出ルールを適用して抽出結果を得た最新適用時刻から構成される。
【0067】
抽出ルール適用関係データは、図5(b)に示すように、抽出ルールIDと、当該抽出ルールにより情報の抽出されたメッセージのIDの組で構成される。
【0068】
次に、図1のメッセージ管理装置の処理動作について図6〜図10に示すフローチャートを参照して説明する。
【0069】
まず、システムを利用するユーザは、ユーザ端末TEからメッセージ管理装置1にアクセスすると、コミュニティ管理部110によりユーザ認証が行われる(ステップS1)。このユーザ認証では、当該ユーザにより入力されたユーザ名やパスワードなどと、コミュニティ情報記憶部106に記憶されたユーザデータを参照して、当該ユーザがシステムに登録された当該システムを利用可能なユーザであるか否かがチェックされる。システムに登録されたユーザであるときには、ステップS2へ進み、ユーザはコミュニティを選択する。ここでは、情報を閲覧するコミュニティを選択することができる。
【0070】
なお、ユーザをシステムに新規に登録する場合には、適当なユーザインタフェースを介して、コミュニティ管理部110を通じて、図4(a)に示したユーザデータに、新たなユーザのエントリを追加することが必要となる。
【0071】
ステップS2でコミュニティが選択されると、次に、ステップS3において、当該ユーザが当該選択されたコミュニティへのアクセスが許可されたユーザかどうかを判定する。例えば、選択されたコミュニティが「公開制」のコミュニティの場合には、ユーザ認証を通過したユーザ全てが当該コミュニティに入場でき、当該コミュニティへのメッセージの投稿、当該コミュニティ内のメッセージに対する閲覧や編集などが可能であるので、ステップS4へ進む。一方、選択されたコミュニティが「メンバ制」のコミュニティの場合は、図4(c)の所属関係データを用いて、当該ユーザが、選択されたコミュニティに所属しているかどうかをチェックする必要がある。当該ユーザが、選択されたコミュニティに所属している場合には、ステップS4へ進み、当該コミュニティへの入場が可能となり、例えば、提示部100により、当該ユーザのユーザ端末TEに当該コミュニティに対する操作画面が表示される。
【0072】
この操作画面から、当該コミュニティの説明を表示したり、当該コミュニティ宛てにメッセージを作成して送信したり、当該コミュニティ内のメッセージを閲覧したり、当該コミュニティがインポートした情報を閲覧したり、当該コミュニティに属する抽出ルールの作成や編集などが行えるようになっている。
【0073】
ユーザが、選択したコミュニティへ入場し、当該コミュニティの説明表示が指示されると(ステップS5)、提示部100により、ユーザ端末TEに当該コミュニティ情報の表示画面が表示される(ステップS6)。
【0074】
図11は、提示部100によりユーザ端末TEのディスプレイに表示される表示画面の一例を示したもので、ユーザが、選択したコミュニティへ入場し、当該コミュニティの説明表示を指示した際の画面表示例である。図11は、「営業部コミュニティ」という名称のコミュニティの画面であり、当該コミュニティのコミュニティ情報表示画面1007と、当該コミュニティに対する操作画面1008が表示されている。操作画面1008には、当該コミュニティに対する操作項目が表示されている。例えば、ステップS4において、操作画面1008が表示されて、ステップS5において、操作項目のうち、「ホーム」を選択することにより、ステップS6において、コミュニティ情報の表示画面1007が表示される。
【0075】
図11に示すように、コミュニティ情報表示亜面1007には、コミュニティ名のほか、当該コミュニティへのメールアドレス等に利用されるアカウント名や、「公開制」か「メンバ制」を表すタイプ、メンバの情報、管理者名、コミュニティの説明文、作成日の情報などが表示されている。ここでの表示内容は、コミュニティ情報記憶部106に記憶されている情報を基に作成される。
【0076】
図11の表示画面には、この画面から別の表示や操作の画面へ進めるようにいくつかの画面へのジャンプボタン(リンク)が配置されている。これらは画面上のなかで下線によって示されている。このうち、「コミュニティ一覧」1001のリンクを選択することにより、システムに登録されているコミュニティ一覧の表示画面が表示される。「マイスペース」1006を選択することにより、ログインしたユーザ自身の設定等が行える画面が表示される。
【0077】
操作画面1008に表示される当該コミュニティの操作項目の「ホーム」1002は、現在表示されているコミュニティ情報表示画面1007そのものへのリンクであるためここではリンク(下線)を省略する。当該コミュニティの操作項目の「掲示板」1003を選択することにより、このコミュニティでやりとりされ、蓄積されたメッセージを閲覧したり、当該コミュニティ宛てにメッセージを投稿するための操作画面が表示される。当該コミュニティの操作項目の「情報抽出」1004を選択することにより、上記抽出ルールにより抽出された情報を表示したり、抽出された情報を編集したり、抽出ルールを作成・編集するための操作画面が表示される。コミュニティ情報表示画面中に設けられている編集ボタン1009を選択することにより、コミュニティ情報表示画面で表示されている設定や説明文などの編集を行う画面をユーザに提示する。
【0078】
ユーザが、操作項目の「掲示板」1003を選択すると(ステップS7)、図12に示すように、メッセージ操作画面1110が表示される(ステップS8)。
【0079】
図12のメッセージ操作画面1110の表示領域1100には、当該コミュニティに投稿(送信)されたメッセージのタイトルやその送信者、当該メッセージがあるメッセージに対する返信である場合には、その返信先のメッセージとの返信関係による繋がりがインデントを用いて表示される。この表示領域1100に表示されているタイトルのうち、選択されたタイトルのメッセージは表示領域1102に表示される。
【0080】
なお、返信関係で繋がったメッセージ群をここではスレッドと呼ぶ。
【0081】
表示領域1102に表示されているメッセージは、表示領域1100に表示されているタイトル1101に対応する「Re: 月例報告会について」というメッセージが表示されている。さらに、当該メッセージ中の情報が抽出結果として含まれている抽出ルールの名称(タイトル)が、関連する情報抽出結果として、表示領域1103に表示され、この名称に、当該抽出ルールによる抽出結果がリンクされている。図12の表示領域1103には、「リンク集」という名前の抽出ルールによる情報抽出結果にジャンプすることができる。
【0082】
表示領域1103には「新規」ボタン1104と、「返信」ボタン1105が設けられている。「新規」ボタン1104を選択することにより、新規にメッセージを作成することができる。また、「返信」ボタン1105を選択することにより、現在閲覧しているメッセージに対する返信メッセージを作成することができる。「新規」ボタン1104や「返信」ボタン1105を選択すると、図26に示したようなメッセージ作成画面が表示される。
【0083】
図26のメッセージ作成画面には、この画面上で作成されるメッセージの作成者1901(ユーザ自身による編集不可)が表示され、タイトルやメッセージの本文を入力するための入力領域1902、1903が設けられている。また、この画面上で作成されたメッセージを現在入場しているコミュニティに投稿(登録)するための「送信」ボタン1904、「キャンセル」ボタン1905が設けられている。
【0084】
ユーザが、操作項目の「情報抽出」1004を選択すると(ステップS9)、図13に示すように、情報抽出操作画面1510が表示される(ステップS10)。情報抽出操作画面1510により、抽出結果の表示や抽出ルールの表示、作成、編集等が行える。
【0085】
ここで、図7に示すフローチャートを参照して、抽出ルールを新規に作成する際の抽出ルール編集部102の処理動作について説明する。抽出ルールを新規に作成する際のユーザの負担を軽減するため、複数種類の抽出ルールの雛形(この雛形をここでは規定ルールと呼ぶ)が予め作成されており、ユーザは、この中から所望のものを選択して必要事項を入力することにより(例えば、入力されたデータで規定ルールのデフォルト値を書き換えることにより)新規に抽出ルールを作成する。規定ルールのデータは、例えば抽出ルール編集部102に予め記憶されているものとする。
【0086】
図13の情報抽出操作画面1510に設けられた、プルダウンメニューボタン1500を選択することにより、抽出ルールを新規に作成するための、予め用意された規定ルールの一覧1501が表示される(ステップS21)。
【0087】
規定ルールは、ここでは例えば「日付情報」「リンク集」「問答集」「議事録」「呼び出し」「インポート」の6つの種類の抽出ルールの雛型が予め用意されている。ユーザが、この一覧1501のなかから所望の規定ルールを1つ選択すると(ステップS22)、抽出ルール編集部102は、当該選択された規定ルールのデータを抽出ルール編集部102内のメモリから読み込むとともに(ステップS23)、図14に示すような抽出ルール編集画面1620が表示されて、抽出ルールの編集処理に移る。
【0088】
次に、図8に示すフローチャートを参照して、抽出ルール編集部102の抽出ルール編集処理動作について説明する。
【0089】
抽出ルールには、図14に示す抽出ルール編集画面にも表示されているように、主に、抽出パターン1603と、抽出対象1604と、抽出結果の表示形式1605と、エクスポート先の情報1606あるいは(図14には示されていないが)インポート元の情報を含み、さらに、抽出ルールを識別するためのID1601と、当該抽出ルールのタイトル1602なども含まれている。
【0090】
抽出パターンとは、メッセージ中から抽出すべき情報やデータ構造のパターンについて記述したものである。規定ルールも、この抽出パターンの種類(「日付情報」「リンク集」「問答集」「議事録」「呼び出し」)に応じて作成されている。なお、規定ルールには、これら抽出パターンの5つの種類のほかに、抽出ルールをインポートするためのものもある。
【0091】
抽出対象1604とは、情報抽出の対象とするメッセージの範囲であり、基本的には抽出ルールが属するコミュニティに対応つけて記憶された全てのメッセージであるが、図14の抽出ルール編集画面のように、一覧画面1611から所望のメッセージの範囲を指定することができる。例えば、過去1年以内や過去1週間以内に登録されたメッセージを抽出対象とするよう指定することができる。
【0092】
抽出情報の表示形式1605とは、抽出結果の表示形式を指定するものであり、抽出パターンごとに標準の表示形式がある。各表示形式の記述は、予め規定ルールの表示形式のデフォルト値として記述されている
エクスポート先の情報1606とは、当該抽出ルールで抽出された情報を他のコミュニティに対して公開する場合に、公開先コミュニティ、すなわち、エクスポート先のコミュニティを指定するものである。
【0093】
インポート元の情報とは、他のコミュニティに登録されている抽出ルールで抽出された情報を、あたかも自コミュニティに登録されている情報として表示する場合の、当該情報の提供元のコミュニティと、当該情報を抽出する際に用いた抽出ルールとを指定するものである。このインポート元の情報は、インポート元のコミュニティにおいて、情報提供元のコミュニティに属する抽出ルール(および当該抽出ルールで抽出される情報)をインポートする際に作成される抽出ルール(ここでは、ステップS22で、規定ルールとして「インポート」が選択されたときに作成される抽出ルール)がもつ情報である。抽出ルール中にインポート情報が記述される場合には、抽出パターン、抽出対象、エクスポート情報、の3つの情報は無視される。
【0094】
図8に示す抽出ルール編集処理動作では、まず、抽出ルールのIDを重複なく設定し(ステップS31〜ステップS32)、その後タイトルの設定(ステップS33)を行う。現在編集を行っている抽出ルールの種類が「インポート」でない場合には(ステップS34)、ステップS41へ進み、抽出ルール編集画面1620上の詳細設定1608(ステップS41)、抽出対象1604(ステップS43)、抽出パターン1603(ステップS45)、表示形式1605(ステップS47)、エクスポート先の情報1606(ステップS49)、のいずれかを選択して、それぞれの設定を行う(ステップS42、S44、S46、S48、S50)。
【0095】
図14では、ID1601として「r1」、タイトル1602として「営業スケジュール」、抽出パターン1603として「日付情報」が設定されている。なお、抽出パターン1603としては、規定ルールを選択した時点で、当該規定ルールに記述されているデフォルトの抽出パターンが自動的に表示される。また、抽出対象1604には当該規定ルールに記述されているデフォルトの抽出対象が自動的に表示される。表示形式1605には当該規定ルールに記述されているデフォルトの表示形式が表示される。抽出パターン1603はメニュー画面1610から所望の抽出パターンを選択することにより変更可能である。抽出対象1604は直接編集することにより変更可能である。表示形式1605は、一覧1612からカスタマイズを選択した後で、直接抽出ルールデータを編集することで変更可能である。
【0096】
図16は、図14に示した抽出ルール編集画面1620で設定されたデータで、例えば、規定ルールデータのデフォルト値を書き換えることにより作成された抽出ルールである。この抽出ルールデータは、XML(eXtensive Markup Language)で記述されたものである。
【0097】
図16において、抽出ルールの2行目には、当該抽出ルールのIDやタイトルなどが記述されている。4行目には、抽出対象が記述され、5行目には抽出パターンの種類が記述され、6行目から10行目には、当該抽出パターンの実体データが記述されている。12行目から22行目には、表示形式が記述されている。23行目にはエクスポート先がコミュニティIDが記述されている。
【0098】
抽出パターンとしては、ここでは、ユーザが容易に設定できるように予め用意された、上記5種類のパターン(「日付情報」、「リンク集」、「問答集」、「議事録」、「呼び出し」を抽出する抽出パターン)がある。例えば、「日付情報」とは、メッセージ中に日付に関わる語句が出現したとき、年月日(date)、時間(time)、その日付に何があるのかを示すイベント(what)、どこであるのかを示す場所(where)のそれぞれを表す情報を抽出するものである。
【0099】
ここで、「日付情報」などの抽出パターンを「クラス」と呼び、このクラスで具体的に抽出される年月日やイベントなどに対応する情報を「クラス属性」と呼ぶことにすると、抽出パターンのクラス「日付情報(Schedule)」は例えば「何日(date)」、「何時(time)」、「何が(what)」、「どこで(where)」の4つのクラス属性を持つ。その他の「リンク集」「問答集」「議事録」「呼び出し」に関しても、それぞれのクラスに対して抽出すべきクラス属性が定義されている。
【0100】
例えば、「リンク集(Links)」を抽出する抽出パターンは、クラス属性として「リンク(link)」と「説明(description)」をもち、メッセージ中にリンク情報が出現したときに、当該リンク情報と、それに対応する説明部分を抽出するパターンである。「問答集(QA)」を抽出する抽出パターンは、クラス属性として、「質問(question)」と「回答(answer)」をもち、メッセージ中に質問に対応する情報とその回答に対応する情報が出現したときに、当該質問情報と回答情報を抽出するパターンである。「議事録(Minutes)」を抽出する抽出パターンは、クラス属性として「発言(remark)」をもち、メッセージ中に発言に対応する情報が出現したときに、当該発言情報を抽出するパターンである。「呼び出し(Call)」を抽出する抽出パターンは、クラス属性として「用件(what)」をもち、メッセージ中に用件に対応する情報が出現したときに、当該情報を抽出するパターンである。
【0101】
また、いずれのパターンクラスにも、基本クラス属性として「抽出元メッセージ(message)」があり、「抽出元メッセージ(message)」をクラスとしてさらに「作成者(author)」「作成日付(date)」「ID(id)」「親メッセージ(parent)」などのクラス属性を持つ。このクラスは、あるパターンであるメッセージから情報が抽出されたときに、当該メッセージから、当該メッセージの作成者(送信者)や作成日付、ID、返信先のメッセージのIDを抽出するパターンである。
【0102】
抽出パターンの各クラスには詳細なパターンマッチングを行う抽出モジュールが対応付けられている。例えば、「日付情報」を抽出する抽出パターンに対応する抽出モジュールには、年月日情報の抽出に際しては「2001年10月9日」のような「yyyy年mm月dd日」の形式のものだけでなく、「mm/dd」「yyyy−mm−dd」などの日付を示す様々な文字列パターンを抽出する機能が含まれている。これにより、柔軟なパターンマッチングを行うことが可能となる。
【0103】
さらに、抽出パターンの各クラス属性に相当する部分をメッセージから確実に取得するための標準パターンを規定することができる。例えば、「日付情報」に関しては、次のような標準パターンが設定できる。
【0104】
日時:${Schedule/date}, ${Schedule/time}
場所:${Schedule/where}
(内容|題目|Subject):${Schedule/what}
すなわち、「日時:」という表現の後に続く事柄に「年月日(date)」や「時刻(time)」、「場所:」という表現の後に「どこで(where)」、「内容:」または「題目:」または「Subject:」の後に「何が(what)」属性を記述することによって、対応するクラス属性を取得することができる。
【0105】
図18は、上記標準パターンを用いて、メッセージから日付情報を抽出する場合と(図18(a)図)、その他のパターンで日付情報を抽出する場合(図18(b)図)を説明するための図である。
【0106】
図18(a)では、「日時:」と「内容:」の後ろにくる文字列2401、2402が、「date」、「what」の各クラス属性にセットされるが、図18(b)では、「date」クラス属性として日付を表す文字列2411がセットされ、「what」クラス属性には、当該文字列2411を含むパラグラフ全体2412がセットされる。ただし、メッセージの「Subject」ヘッダフィールドに所定の長さ以上の文字列があれば、「Subject:」に与えられた文字列を「what」クラス属性として採用することができる。
【0107】
図8の説明に戻り、ステップS49において、図14の抽出ルール編集画面において、当該抽出ルールの抽出結果を公開するコミュニティのコミュニティIDをエクスポート先の情報1606に入力することにより、当該抽出ルールは、エクスポート先として設定されたコミュニティへエクスポートすることが可能となる。また、エクスポート先として設定されたコミュニニティからすれば、当該抽出ルールをインポートすることが可能となる。
【0108】
エクスポート先の情報1606に何も入力されない場合、つまり空白の場合には、どのコミュニティに対しても公開されることは無い。システム中に存在する全てのコミュニティに対して公開する場合には、その旨の記号(例えば、アスタリスク(*)を入力する。複数のコミュニティに公開する場合には、コミュニティIDをカンマで区切って指定する。
【0109】
エクスポート情報は、例えば、図16の23行目に示したように、<export community=“c1,c2”/> のような記述になる。この例では、「抽出ルールr1を、コミュニティc1とコミュニティc2にエクスポートする」という意味を持つ。
【0110】
抽出対象や表示形式やエクスポート情報をさらにカスタマイズするには、図14の抽出ルール編集画面上に設けられた詳細ボタン1608を押して、詳細な編集を行う。詳細な編集は、図16の抽出ルールデータを直接編集する形で実現される。
【0111】
ところで、図7のステップS22で規定ルールとして「インポート」を選択した場合には、図15に示すような抽出ルール編集画面1720が表示されて、抽出ルールの編集処理に移る。
【0112】
この場合には、図8のステップS34において、現在編集を行っている抽出ルールの種類が「インポート」であるので、ステップS61へ進み、図15に示す抽出ルール編集画面1720上の詳細ボタン1707(ステップS61)、情報提供元のコミュニティ1703(ステップS63)や情報提供元の抽出ルール1704(ステップS65)といったインポート情報、表示形式1705(ステップS67)、のいずれかを選択して、それぞれの設定を行う(ステップS62、S64、S66、S68)。
【0113】
図15では、現在編集中の抽出ルールを識別するためのID1701として「r7」、当該編集中の抽出ルールのタイトル1702として「営業スケジュール」、情報提供元のコミュニティ1703としてそのID「c1」、この指定された情報提供元のコミュニティに属する抽出ルールのID1704として「r1」、この指定された抽出ルールで抽出された情報の表示形式1705として、当該情報提供元の抽出ルールで指定されている表示形式が設定されている。編集を行っている抽出ルールの種類が「インポート」の場合には、タイトル1702は必ずしも入力する必要はない。もしタイトル1702が空白の場合には、情報提供元のコミュニティと抽出ルールが指定されれば、当該抽出ルールのタイトルがそのまま、タイトル1702に表示される。
【0114】
図15の抽出ルール編集画面1720上の情報提供元のコミュニティ1702と、情報提供元の抽出ルール1704については、現在、作成・編集を行っているユーザが、これら情報提供元のコミュニティのIDや当該コミュニティから提供可能な抽出ルールに関する情報を参照可能な権限を持つ場合には、システムは、これら情報を当該ユーザに表示し、この中から所望のコミュニティIDや抽出ルールを選択することにより設定される。また、当該ユーザが上記権限を持っていない場合でも、情報提供元のコミュニティのユーザから口頭であるいは電子メールなどの手段で問い合わせることにより、情報提供元のコミュニティIDや抽出ルールのIDが得られるのであれば、この得られたIDを抽出ルール編集画面1720上に入力して設定することが可能である。
【0115】
図17は、図15に示した抽出ルール編集画面1720で設定された情報を元に作成された(インポートのための)抽出ルールである。この抽出ルールデータは、XML(eXtensive Markup Language)で記述されたものである。図17において、抽出ルールの2行目には、当該抽出ルールのIDやタイトルなどが記述されている。3行目には、情報提供元のコミュニティのIDおよび抽出ルールのIDが記述されている。具体的には、<import community=“c3” id=“r1”/>のような記述になっている。4行目から14行目には、表示形式が記述されている。図17の抽出ルールは、「抽出ルールr7は、コミュニティc3の抽出ルールr1をインポートする」という意味を持つ。
【0116】
図15の抽出ルール編集画面1720で、編集されている抽出ルールの表示形式1705は、情報提供元の抽出ルールで指定されている表示形式をそのまま利用するための設定がなされているが、これによれば、画面1720上の抽出ルール自身には表示形式は設定されておらず、情報提供元の抽出ルールで抽出された情報は、当該抽出ルールで指定された表示形式をそのまま用いて、インポート元のコミュニティに所属するユーザに表示される。情報提供元の抽出ルールとは異なる独自の表示形式を利用したい場合には、カスタマイズを行う。表示形式やインポート情報をさらにカスタマイズするには、画面1720上に設けられた詳細ボタン1707を押して、詳細な編集を行う。詳細な編集は、図17の抽出ルールデータを直接編集する形で実現される。
【0117】
以上のように抽出ルール編集部102で作成された抽出ルールデータは、抽出ルール記憶部108に記憶される。
【0118】
図6の説明に戻り、ステップS11において、例えば、図13に示した情報抽出操作画面1510の上部に表示される「抽出結果一覧」1512が選択されると、すなわち、抽出結果の操作が選択されると、図19に示すような抽出結果操作画面1210が表示される(ステップS12)。ここで、図9に示すフローチャートを参照して、図1の情報抽出部103およびインポート処理部104における情報抽出処理動作について説明する。
【0119】
図19に示す抽出結果操作画面1210では、当該コミュニティから閲覧可能な情報に対応する抽出ルールのタイトルが表示されている。図19において「営業スケジュール」及び「営業先・担当一覧」、「質問・回答集」「リンク集」はいずれも抽出ルールのタイトルを表し、このタイトルには抽出結果を表示する画面へのリンクが張られている。従って、タイトルを指定(クリック等)すると、当該抽出ルールで抽出された情報を表示する画面にジャンプすることができる。各タイトルにある日付はこの抽出結果の最終更新日を示しており、例えば「02/02/10」は「営業スケジュール」の最終更新日を示している。「Update!」の表示はその抽出結果が例えば最近1週間以内に更新された(新たに抽出し直された)ことを示している。
【0120】
ユーザは、まず、図19に示す抽出結果操作画面1210に表示されている抽出ルールのタイトルの中から所望のタイトルを選択する(ステップS81)。ここで選択された抽出ルールの種類が「インポート」ではないとき、ステップS85へ進む。
【0121】
ステップS85では、情報抽出部103は、当該選択された抽出ルールの抽出結果を更新する必要があるかどうかをチェックする。具体的には、前回抽出処理を行った時刻以降、当該選択された抽出ルールに指定されている抽出対象に新たな情報が付け加わったか、または抽出ルール自体が更新されたかを調べる。これらのうちのいずれか1つが該当する場合には、抽出結果を更新する必要があることになる。
【0122】
抽出結果を更新する必要がなければ(ステップS86)、ステップS91へ進み、当該選択された抽出ルールに記述されている表示形式を抽出結果に対して適用して表示データを生成し、これをユーザ端末TEのディスプレイに表示する(ステップS92)。
【0123】
一方、抽出結果を更新する必要があれば(ステップS86)、情報抽出部103は、ステップS87〜ステップS90の処理を行って、抽出結果を更新する。すなわち、ステップS87において、情報抽出のための各種設定を抽出ルール記憶部108に記憶されている当該抽出ルールデータから読みとる。具体的には、例えば図16に示す抽出ルールデータから各種設定を読みとることになる。図16に示した抽出ルールデータは、例えば図14に示したようなGUI(Graphical User Interface)を介してシステムが生成するか、あるいはユーザが直接データを編集することによって作られる。
【0124】
次に、情報抽出部103は、抽出対象となっているメッセージをメッセージ情報記憶107から取得する(図9のステップS88)。そして、当該抽出ルール中に抽出パターンとして指定されたパターンを取得したメッセージ中から抽出する(ステップS89)。このとき、抽出パターンとして指定した抽出パターンのクラスに対応付けられているパターン抽出モジュールを用いて、情報を抽出する。ここでは、抽出ルールにより抽出された情報を抽出結果データと呼ぶ。この新たな抽出結果データで、抽出結果記憶部109に記憶されている当該抽出ルールの抽出結果データを更新する(ステップS90)。
【0125】
抽出結果データは、例えば図20に示すようにXMLで記述されている。パターンクラスと当該パターンクラスにより情報が抽出されたメッセージとを1組としたものを1つの要素で記述して、この要素の子要素として、クラス属性の値を列挙する形式になっている。すなわち、図20では、3行目から7行目までが1つの要素であり、その子要素として、「date」、「time」、「what」といったクラス属性の値が記述されている。
【0126】
抽出結果データを生成する際には、図5(b)に示した抽出ルール適用関係データを更新する。これにより、図12に示したメッセージを閲覧している画面上の表示領域1103に、当該メッセージから抽出された情報を含む抽出結果データがある場合には、その抽出結果データを得た抽出ルールのタイトルを表示することができる。
【0127】
図20に示す抽出結果データには、当該抽出結果データを画面に表示する際の表示形式の情報は含まれていない。そこで、図9のステップS91では、当該抽出ルールに記述されている表示形式を用いて、XML文書である当該抽出結果データを例えば、HTML(HyperText Markup Language)文書といった表示用のデータへ変換する。生成されたHTML文書は、ステップS92で、ユーザ端末TEに表示される。
【0128】
ところで、図9のステップS81において、図19の抽出結果操作画面1210上で、例えば「営業スケジュール」というタイトルを選択したとする。すると、図21に示すような、当該選択された抽出ルールにより抽出された情報(抽出結果データ)をHTML文書に変換した結果を表示する抽出結果表示画面が表示される。また、図9のステップS81において、図19の抽出結果操作画面1210上で、例えば「リンク集」というタイトルを選択したとする。すると、図22に示すような、当該選択された抽出ルールにより抽出された情報(抽出結果データ)をHTML文書に変換した結果を表示する抽出結果表示画面1410が表示される。
【0129】
例えば、図21の抽出結果表示画面1310の上部には、図19の抽出結果操作画面1210に戻るためのリンク1512が配置されている。また、抽出結果表示画面1310上には、表示されている抽出結果データを求めた抽出ルールのタイトル1202、最終適用時刻1203、メッセージから抽出された日付情報に関わる情報が、抽出ルールで指定した表示形式で表示されている。メッセージから抽出された各情報には、その抽出元のメッセージへのリンクが、当該メッセージの送信者の名前に埋め込まれている(図21では、下線でリンクが埋め込まれていることを表している)。
【0130】
図9のステップS81で選択されたタイトルに対応する抽出ルールの種類が「インポート」である場合には(ステップS82)、ステップS83へ進む。
【0131】
ステップS83では、まず、インポート処理部104は、当該選択された抽出ルールで指定されている情報提供元の抽出ルールが参照可能であるかどうかをチェックする。具体的には、インポート情報を当該抽出ルールから読み取り、当該インポート情報中に記述されている情報提供元のコミュニティ中に、当該選択された抽出ルールが存在するか、および情報提供元の抽出ルールに、それを参照しようとしているコミュニティをエクスポート先として指定されているからどうかを確認する。上記の2つの条件のうちの少なくとも1つでも満たされない場合には、ステップS84へ進み、エラーメッセージを表示し、処理を終了する。
【0132】
上記2つの条件が両方とも満たされている場合には、ステップS93へ進み、インポート処理部104は、情報提供元で当該抽出ルールを用いて抽出結果を更新する必要があるかどうかをチェックする。具体的には、情報提供元の抽出ルールが前回抽出処理を行った時刻以降、該当の抽出ルールに指定されている抽出対象に新たな情報が付け加わったか、または抽出ルール自体が更新されたかを調べる。これらのうちのいずれか1つでも該当する場合には、抽出結果を更新する必要があることになる。
【0133】
抽出結果を更新する必要がなければ(ステップS94)、ステップS99へ進み、既存の抽出結果データに対して、下記の処理を行う。すなわち、ステップS99で、ステップS81で選択された抽出ルール、すなわち、インポート元の抽出ルールに表示形式が設定されている場合には、当該抽出ルールに設定されている表示形式のテンプレートを既存の抽出結果データに適用して(ステップS100)、画面表示に適した形式に整形し、これをユーザ端末TEに表示する(ステップS102)。
【0134】
ステップS99において、インポート元の抽出ルールに表示形式が設定されていない場合は、情報提供元の抽出ルールに設定されている表示形式のテンプレートを既存の抽出結果データに適用して(ステップS101)、画面表示に適した形式に整形し、それをユーザ端末TEに表示する(ステップS102)。
【0135】
一方、抽出結果を更新する必要があれば(ステップS94)、インポート処理部04は、ステップS95〜ステップS98の処理を行って抽出結果を更新する。なお、ステップS95〜ステップS98の処理は、抽出対象のメッセージが情報提供元のコミュニティのメッセージである以外は、前述のステップS87〜ステップS90と同様である。
【0136】
インポートされた抽出ルールで求めた抽出結果データを表示する表示画面は、図21と同様である。異なるのは、インポート元のコミュニティでは、情報提供元のコミュニティ内のメッセージそのものは直接参照できないため、メッセージへのリンクは表示されていない。すなわち、図21に示すように、各メッセージの送信者の名前には、リンクが埋め込まれていることを表す下線が表示されない。
【0137】
図13に示す情報抽出操作画面1510では、抽出ルールのタイトルの一覧の表示順序の設定や、抽出ルールの追加・削除、コピー、統合などが行える。例えば、画面1510上の各抽出ルールのタイトル対応付けて設けてあるチェックボックスを利用して、チェックされたタイトルに対して、「上へ」ボタン1503を押すと、当該タイトルの一覧上の表示位置は上に1つ移動し、「下へ」ボタン1504を押すと、当該タイトルの一覧上の表示位置は下に1つ移動する。
【0138】
「コピー」ボタン1505は、チェックした(選択した)タイトルの抽出ルールを記憶し、「貼り付け」ボタン1506によって、コピーした抽出ルールと同じ抽出ルールが追加登録されるとともに、一覧上に当該追加登録された抽出ルールのタイトルを貼り付けることができる。例えば「営業スケジュール」のチェックボックスだけをチェックして、「コピー」ボタンを押し、続けて「貼り付け」ボタンを押すと同じ画面上に例えば「営業スケジュールのコピー」という新たな情報抽出ルールがのタイトルが表示されるとともに、タイトル「営業スケジュール」と同じ抽出ルールが生成される。コピーされた抽出ルールは別のコミュニティ上で貼り付けることもできる。
【0139】
また、「削除」ボタン1507によって、チェックした抽出ルールが削除される。「統合」ボタン1508は、チェックした複数の抽出ルールを統合して新たな抽出ルールを生成する。
【0140】
抽出ルールを適用したことによって、常に適切な情報を切り出してくるとは限らないので、抽出結果編集部105では、抽出結果データの一部を修正・削除したり、抽出結果データを閲覧している際に新たな情報を抽出結果に追加する。以下、図10に示すフローチャートを参照して、抽出結果編集部105の抽出結果編集処理動作について説明する。例えば、図21の抽出結果表示画面1310の上部に設けられた「編集」1514を選択すると、図23に示すような抽出結果編集画面1810が表示される。
【0141】
図23の抽出結果編集画面には、「追加」ボタン1803、「変更」ボタン1804、「削除」ボタン1805と、抽出された情報と、抽出された情報(エントリ)ごとにチェックボックスが設けられている。
【0142】
抽出結果に対する編集操作としては、抽出結果として得られた情報の他にさらに他の情報を追加する、抽出結果に対するエントリの追加(ステップS111)、抽出結果として得られた情報の内容を変更・修正する、エントリの内容の変更(ステップS113)、抽出結果として得られた情報を削除する、エントリの削除(テップS115)のいずれかである。
【0143】
エントリを追加したい場合は、「追加」ボタン1803を押し、エントリの内容を変更したい場合は、変更したい1つのエントリのチェックボックスにチェックを入れ、「変更」ボタン1804を押す。削除の場合は、削除したいエントリのチェックボックスに1つまたは複数チェックを入れ、「削除」ボタン1805を押す。
【0144】
エントリの追加や変更を選択した場合、例えば図24に示すような、編集画面が表示される。図24に示す編集画面上には、該当の抽出ルールで抽出するクラス属性すべての項目に対する入力フィールドが設けられている。例えば、図24の場合、日付情報に関わる各クラス属性について、すなわち「年月日」2001、「時刻」2002、「場所」2003、「内容」2004について入力する。なお、「変更」ボタン1804を選択した場合には、図24の画面上の各項目には、選択された情報エントリの各クラス属性に対応する項目の内容が表示される。図24に示した画面上の各入力フィールドに対して追加・変更したい内容を書き込み(図10のステップS112、ステップS114)、書き込んだ内容を抽出結果データに反映させる(ステップS116)。具体的には、図25に示すように、抽出ルールを適用して既に抽出された情報を記述する要素2500とは別に、抽出結果の編集に関する記述を行う構造化文書の要素2501として、当該追加、・変更した内容を抽出結果データに追加する。
【0145】
図25に示す抽出結果データでは、<modify>タグで始まる要素に抽出された情報に対する変更した内容や、新たに追加した情報が記述される。なお、追加する要素2501のタグ名で抽出結果データ中の要素2500に記述されたデータへの操作内容を表すようにしてもよい。例えば、追加や変更であれば、対応するエントリを上書きする場合には、<replaced>タグ、削除の場合は隠蔽<hidden>タグを用いる。
【0146】
なお、抽出結果に対応する抽出ルールの種類が「インポート」の場合は、抽出結果の編集は行えないこととし、図23および図24に示すような編集画面は表示しない。なぜなら、抽出結果自体は他のコミュニティ中に記憶されているため、直接編集が不可能だからである。この場合は、表示された抽出結果は参照専用となる。
【0147】
なお、本実施形態では、コミュニティへの参加条件の種類として、例えば「公開制」「メンバ制」のみを扱っているが、コミュニティの存在自体を公開しない「非公開制」を取り入れてもよい。その場合、非公開制コミュニティに属する抽出ルールにおいても、ルール中にエクスポート情報を設定すれば、他のコミュニティからインポートすることが可能である。その結果、存在すら公開しない非公開制コミュニティに属する抽出ルールから得られた抽出結果でさえも、他のコミュニティが、当該エクスポート設定された抽出ルールをインポートすれば、あたかも自コミュニティの抽出結果であるように参照することができる。
【0148】
また、本実施形態では、抽出ルールデータのIDは1つのコミュニティ中で重複がなければよいと仮定しているが、全コミュニティを通じて重複がないように設定するとしてもよい。また、この場合、上記実施形態に記載されているように、抽出ルール中のインポート情報で、情報提供元のコミュニティのIDと当該情報提供元の抽出ルールであって、インポートする抽出ルールのIDとの双方を指定するようにしてもよいが、インポートする抽出ルールのIDのみを指定してもよい。この場合でも抽出ルールは一意に同定可能である。
【0149】
また、本実施形態では、抽出ルールのエクスポートおよびインポートを行う際の情報として、コミュニティのIDおよび抽出ルールのIDをそのまま利用しているが、それぞれのIDとは別にエクスポートおよびインポート専用の識別子をもちいてコミュニティおよび抽出ルールを指定させることにしてもよく、この場合、これらの識別子をシステムがあらかじめ与えるようにしてもよく、ユーザが指定するようにしてもよく、システムが与えた識別子をユーザが変更できるようにしてもよい。
【0150】
また、本実施形態では、抽出ルールの作成・編集を行う際、抽出ルールの種類が「インポート」の場合、タイトルを必要に応じて指定可能であるとしているが、指定させないようにしてもよく、この場合は、インポートする抽出ルールに予め設定されているタイトルがそのまま利用されるとしてもよい。例えば「リンク集(インポート)」のように、インポートする抽出ルールに予め設定されているタイトル(元のタイトル)「リンク集」に対して特定の文字列を「(インポート)」を付加して利用するようにしてもよい。
【0151】
また、本実施形態では、抽出ルールの作成・編集を行う際、抽出ルールの種類が「インポート」の場合、表示形式を必要に応じて指定可能であるとしているが、指定させないようにしてもよく、この場合は情報提供元で当該抽出ルールに設定されている表示形式がそのまま利用される。
【0152】
また、本実施形態では、抽出結果の表示を行う際、抽出ルールの種類が「インポート」の場合、抽出項目に対応するメッセージを参照できないとしているが、例えばインポート元コミュニティが「公開制」の場合には参照可能としてもよい。この場合には、インポートされた抽出ルールにより抽出された情報を表示する抽出結果表示画面においても、図21と同様に、抽出された情報から、当該情報が抽出されたメッセージへジャンプ可能なように、当該抽出された情報にリンク情報が含まれていてもよい。
【0153】
また、本実施形態では、抽出結果の表示を行う際、抽出ルールの種類が「インポート」の場合、当該抽出ルールを作成した、情報提供元のコミュニティの参加条件の種類にかかわらず、インポートした抽出ルールのエクスポート情報を参照し、その抽出ルールが自コミュニティに対しエクスポート設定されているかどうかをチェックしているが(図9のステップS83参照)、例えば、情報提供元のコミュニティが「公開制」の場合は、情報提供元の抽出ルール中のエクスポート情報の内容にかかわらず、ステップS83において、インポート可能と判断し、ステップS93以降の処理に進むようにしてもよい。
【0154】
また、本実施形態では、抽出結果の編集を行う際、抽出ルールの種類が「インポート」の場合、抽出結果を参照専用とみなし、項目の追加・変更・削除など抽出結果に対する編集を行わないようにしているが、これらの操作をユーザに行わせるようにしてもよく、この場合は、情報提供元のコミュニティに記憶されている抽出結果が直接変更される。
【0155】
このように、本発明は、本実施形態の方法に限らず、本発明の目的と方法を逸脱しない範囲において拡張し得るものとする。
【0156】
以上説明したように、上記実施形態によれば、複数のユーザをメンバとする複数のコミュニティ(ユーザグループ)のそれぞれに対応付けて、各コミュニティに属するユーザ間で送受信されたメッセージ群をメッセージ情報記憶部107に記憶しておく。当該複数のコミュニティのうちの1つである第1のコミュニティが当該第1のコミュニティに対応するメッセージ群から抽出された情報を所望の他のコミュニティに公開する(すなわち、エクスポートする)際には、まず、第1のコミュニティに対応するメッセージ群から抽出すべき情報の条件(抽出パターン)と、当該条件を満たす情報の公開先(エクスポート先)として当該複数のコミュニティのうちの他のコミュニティを少なくとも1つ指定した第1の抽出ルールを作成する。この第1の抽出ルールは抽出ルール記憶部108に記憶される。
【0157】
一方、当該他のコミュニティのうちの1つである第2のコミュニティが、当該複数のコミュニティのうち、当該第2のコミュニティ以外のコミュニティ(ここでは、例えば第1のコミュニティ)から情報を収集する(すなわち、インポートする)際には、まず、当該第1のコミュニティが公開先として指定されている第1の抽出ルールを用いて情報を抽出するための、当該第1の抽出ルールを指定した第2の抽出ルールを作成する。この第2の抽出ルールも抽出ルール記憶部108に記憶される。第2のコミュニティに属するユーザが、上記第2の抽出ルールを選択すると、情報抽出部103で当該第2の抽出ルールで指定された第1の抽出ルールを用いて収集された情報が、当該第2のコミュニティに属するユーザに提示される。
【0158】
このように、上記実施形態によれば、各コミュニティは、当該コミュニティ内に蓄積されたメッセージから抽出すべき情報と、エクスポート先のコミュニティとを指定した抽出ルールを作成することにより、当該コミュニティ内に蓄積されたメッセージから他のコミュニティに公開可能な所望の情報を過不足なく抽出して、それを公開するに適したコミュニティのみに公開することができる。また、各コミュニティは、当該コミュニティをエクスポート先と指定されている他のコミュニティの抽出ルールを指定する当該抽出ルールをインポートするための抽出ルールを作成することにより、当該コミュニティに公開されている他のコミュニティ内の情報を容易に収集し、閲覧することができる。
【0159】
このように、複数のユーザが情報を交換あるいは蓄積しその情報を互いに共有する情報共有システムにおいて、それぞれ異なる目的・内容・所属ユーザを持つ複数のユーザグループ間で、あるユーザグループ内で交換・蓄積されるすべての情報を他のユーザグループに公開することなく、ユーザグループ間での情報共有に必要十分な情報のみを、それぞれの情報ごとに相手先ユーザグループを選んで公開することが可能になり、その結果、複数ユーザグループ間での情報共有が容易になる。
【0160】
本発明の実施の形態に記載した、図6〜図10のフローチャートに示したような本発明の手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することもできる。
【0161】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0162】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各ユーザグループ内に蓄積されたメッセージ群から他のユーザグループに公開可能な所望の情報を過不足なく抽出して、それを公開するに適した相手ユーザグループに公開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る情報共有システム全体と、メッセージ管理装置の構成例を示した図。
【図2】 あるコミュニティにおいて抽出される情報を、他のコミュニティとの間でエクスポート/インポートするための処理動作の原理を説明するための図。
【図3】 あるコミュニティにおいて抽出される情報を、他のコミュニティとの間でエクスポート/インポートするための処理動作の原理を説明するための図。
【図4】 コミュニティ情報記憶部に記憶されるコミュニティ情報の具体例を示した図。
【図5】 抽出ルール記憶部に記憶される抽出ルールデータと抽出ルール適用関係データの具体例を示した図。
【図6】 メッセージ管理装置の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図7】 メッセージ管理装置の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図8】 メッセージ管理装置の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図9】 メッセージ管理装置の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図10】 メッセージ管理装置の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図11】 コミュニティ情報表示画面の表示例を示した図。
【図12】 メッセージ操作画面の表示例を示した図。
【図13】 情報抽出操作画面の表示例を示した図。
【図14】 抽出ルール編集画面の表示例を示した図で、情報提供元(情報公開元)のコミュニティでエクスポートする抽出ルールを作成・編集するための画面の表示例を示した図。
【図15】 抽出ルール編集画面の表示例を示した図で、インポート元のコミュニティで抽出ルールをインポートするための抽出ルールを作成・編集するための画面の表示例を示した図。
【図16】 図14の画面上で作成される抽出ルールデータの具体例を示した図。
【図17】 図15の画面上で作成される抽出ルールデータの具体例を示した図。
【図18】 抽出ルールに記述された抽出パターンを用いた、メッセージから情報抽出方法を説明するための図。
【図19】 抽出結果操作画面の表示例を示した図。
【図20】 抽出結果データの具体例を示した図。
【図21】 抽出結果表示画面の表示例を示した図。
【図22】 抽出結果表示画面の他の表示例を示した図。
【図23】 抽出結果編集画面の表示例を示した図。
【図24】 抽出結果編集画面の他の表示例を示した図。
【図25】 編集された抽出結果データの具体例を示した図。
【図26】 メッセージ作成画面の表示例を示した図。
【符号の説明】
TE1〜TE3…ユーザ端末、1…メッセージ管理装置、100…提示部、101…メッセージ送受信部、102…抽出ルール編集部、103…情報抽出部、104…インポート処理部、105…抽出結果編集部、106…コミュニティ情報記憶部、107…メッセージ記憶部、108…抽出ルール記憶部、109…抽出結果記憶部、110…コミュニティ管理部。
Claims (10)
- 複数のユーザをメンバとする複数のユーザグループのそれぞれに対応付けて、各ユーザグループに属するユーザ間で送受信されたメッセージ群を記憶する第1の記憶手段と、
前記複数のユーザグループのうちの1つである第1のユーザグループに対応するメッセージ群から抽出すべき情報の条件と、当該条件を満たす情報の公開先として前記複数のユーザグループのうちの他のユーザグループを少なくとも1つ指定した第1の抽出ルールを記憶する第2の記憶手段と、
前記他のユーザグループのうちの1つである第2のユーザグループに属するユーザが、当該第2のユーザグループが前記公開先として指定されている第1の抽出ルールを選択するための選択手段と、
この選択手段で選択された第1の抽出ルールを用いて、前記第1のユーザグループに対応するメッセージ群から情報を収集する収集手段と、
この収集手段で収集される情報を前記第2のユーザグループに属するユーザに提示する提示手段と、
を具備したことを特徴とする情報共有装置。 - 前記第2のユーザグループが前記公開先として指定されている前記第1の抽出ルールを用いて情報を抽出するための、少なくとも当該第1の抽出ルールを指定した第2の抽出ルールを記憶する第3の記憶手段をさらに具備し、
前記選択手段で前記第2の抽出ルールが選択されたとき、前記収集手段は当該第2の抽出ルールで指定された第1の抽出ルールを用いて情報を収集することを特徴とする請求項1記載の情報共有装置。 - 前記第1のユーザグループに属するユーザが前記第1の抽出ルールを作成するための手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の情報共有装置。
- 前記第2のユーザグループに属するユーザが前記第2の抽出ルールを作成するための手段をさらに具備したことを特徴とする請求項2記載の情報共有装置。
- 前記収集手段で収集された情報に対し、修正や削除、新たな情報の追加といった編集を行うための編集手段と、
この編集手段での編集内容を表すデータを前記収集手段で収集された情報に付加して記憶する手段と、
をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の情報共有装置。 - 複数のユーザをメンバとする複数のユーザグループのそれぞれに対応付けて、各ユーザグループに属するユーザ間で送受信されたメッセージ群を第1の記憶手段に記憶する第1のステップと、
前記複数のユーザグループのうちの1つである第1のユーザグループに対応するメッセージ群から抽出すべき情報の条件と、当該条件を満たす情報の公開先として前記複数のユーザグループのうちの他のユーザグループを少なくとも1つ指定した第1の抽出ルールを第2の記憶手段に記憶する第2のステップと、
前記他のユーザグループのうちの1つである第2のユーザグループに属するユーザが、当該第2のユーザグループが前記公開先として指定されている第1の抽出ルールを選択する第3のステップと、
この第3のステップで選択された第1の抽出ルールを用いて、前記第1のユーザグループに対応するメッセージ群から情報を収集する第4のステップと、
この第4のステップで収集される情報を前記第2のユーザグループに属するユーザに提示する第5のステップと、
を有することを特徴とする情報共有方法。 - 前記第2のユーザグループが前記公開先として指定されている前記第1の抽出ルールを用いて情報を抽出するための、少なくとも当該第1の抽出ルールを指定した第2の抽出ルールを第3の記憶手段に記憶する第6のステップをさらに有し、
前記第3のステップで前記第2の抽出ルールが選択されたとき、前記第4のステップで、当該第2の抽出ルールで指定された第1の抽出ルールを用いて情報を収集することを特徴とする請求項6記載の情報共有方法。 - 複数のユーザをメンバとする複数のユーザグループのそれぞれに対応付けて、各ユーザグループに属するユーザ間で送受信されたメッセージ群を第1の記憶手段に記憶する第1のステップと、
前記複数のユーザグループのうちの1つである第1のユーザグループに対応するメッセージ群から抽出すべき情報の条件と、当該条件を満たす情報の公開先として前記複数のユーザグループのうちの他のユーザグループを少なくとも1つ指定した第1の抽出ルールを第2の記憶手段に記憶する第2のステップと、
前記他のユーザグループのうちの1つである第2のユーザグループに属するユーザが、当該第2のユーザグループが前記公開先として指定されている第1の抽出ルールを選択する第3のステップと、
この第3のステップで選択された第1の抽出ルールを用いて、前記第1のユーザグループに対応するメッセージ群から情報を収集する第4のステップと、
この第4のステップで収集される情報を前記第2のユーザグループに属するユーザに提示する第5のステップと、
をコンピュータに実行されるプログラム。 - 前記第2のユーザグループが前記公開先として指定されている前記第1の抽出ルールを用いて情報を抽出するための、少なくとも当該第1の抽出ルールを指定した第2の抽出ルールを第3の記憶手段に記憶する第6のステップをさらに有し、
前記第3のステップで前記第2の抽出ルールが選択されたとき、前記第4のステップで、当該第2の抽出ルールで指定された第1の抽出ルールを用いて情報を収集することを特徴とする請求項8記載のプログラム。 - 前記第1のユーザグループに対応するメッセージ群および前記第1の抽出ルールを用いて前記第1のユーザグループに対応するメッセージ群から抽出された情報を、当該第1のユーザグループに属する各ユーザからの要求に応じて提示する手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の情報共有装置。
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