JP3892539B2 - 自動車用空調システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクチュエータなどの操作対象とこれを制御する制御手段との間をいわゆるLAN化することにより、車両ハーネス本数の削減とシステムの簡素化を図り、システムコストの低減を図るようにした自動車用空調システムに係り、特に、アクチュエータに加えてさらにブロアファンモータとの間をもLAN化することにより、システムのより一層の簡素化などを図るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用空調装置に用いられるアクチュエータ制御システムとして、車両ハーネス本数の削減とシステムの簡素化を図りシステムコストの低減を図るため、ドアを駆動するアクチュエータをすべてICを内蔵したPBR方式のアクチュエータに統一し、これらをオートアンプによって1本の通信線を介して双方向シリアル通信を使って総合的に制御するようにしたもの(アクチュエータとオートアンプ間のLAN化)が現在開発されている(例えば、特開平9−109662号公報参照)。以下では、かかるシステムをエアコンLANシステムと呼ぶことにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のエアコンLANシステムにあっては、ブロアファンモータはLAN化されておらず、ブロアファンモータの駆動回路は、オートアンプに内蔵されたり、あるいは、別体のファンコントロール回路としてクーリングユニットなどに取り付けられていた。これらの場合には、いずれも、ブロアファンモータの制御に必要なデータ(例えば、実際にブロアファンモータに印加されている電圧)をフィードバックするためのブロアファンモータとオートアンプとをつなぐハーネスが必要となり、ハーネス本数の削減に一定の限界があるとともに、ブロアファンモータとオートアンプとをつなぐハーネスの長さが長くなるため、ハーネスの浮遊容量などにより、回路が発振を起こしたり、ノイズを拾いやすいなどといった不具合を生じるおそれがある。
【0004】
本発明は、従来のエアコンLANシステムにおける上記課題に着目してなされたものであり、ブロアファンモータとオートアンプとの間をLAN化することにより、システムのより一層の簡素化などを図ることができる自動車用空調システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、空調ユニット内に配設された各種のドアに対して、該ドアを駆動するモータと、該ドアの現在位置を電圧として出力する位置検出部と、与えられた目標位置データと前記位置検出部の出力とに基づいて前記モータを制御する制御部とを備えた同種の複数のアクチュエータを設け、これら同種の複数のアクチュエータをシリアル通信を使って制御手段によって総合制御するようにした自動車用空調システムにおいて、前記制御手段は、前記空調ユニット内に設けられたブロアファンモータを駆動する駆動回路との間でもシリアル通信を行い、前記駆動回路は、前記制御手段によって風量制御の目標値が与えられると、実際に前記ブロアファンモータに加えられている電圧が前記制御手段によって与えられた目標値と一致するよう、前記ブロアファンモータへの印加電圧を制御する制御部と、ブロアファンモータにソースが接続されるMOS形電界効果トランジスタと、前記MOS形電界効果トランジスタのゲートに接続されるコンデンサと、を有し、前記ブロアファンモータを制御する制御部は、前記モータを制御する制御部と同一種類のICであり、前記MOS形電界効果トランジスタのソース電圧がフィードバック信号として入力されるPBR入力端子と、前記コンデンサを充電および放電させて、前記MOS形電界効果トランジスタのゲート電圧を可変させる2つの出力端子と、を有し、前記駆動回路は、前記ブロアファンモータと、該ブロアファンモータによって回転駆動されるブロアファンとの隙間に配置されていることを特徴とする。
【0006】
本発明の構成によると、各種のドアを駆動するアクチュエータは1種類に統合されており、これら各アクチュエータと制御手段との間のデータの送受信に加えてブロアファンモータの駆動回路と制御手段との間のデータの送受信をもシリアル通信で行われるため、各アクチュエータおよび駆動回路と制御手段との間の通信線は1本で足りる。このとき、駆動回路は、制御手段によってその通信線を介して風量制御の目標値が与えられると、制御部で、実際にブロアファンモータに加えられている電圧を入力し、この入力した電圧が制御手段によって与えられた目標値と一致するよう、ブロアファンモータへの印加電圧を制御する。つまり、ブロアファンモータの回転数制御は駆動回路自身によって行われる。一方、各アクチュエータは、位置検出部によってドアの現在位置を電圧として検出し、制御部で、与えられた目標位置データと位置検出部の出力(現在位置)とに基づいてモータを制御し、モータを目標位置に停止させる。つまり、モータの停止制御はアクチュエータ自身によって行われる。したがって、制御手段は、操作対象である各アクチュエータおよび駆動回路との間でシリアル通信を行って目標値データを所望の操作対象に送り、各アクチュエータおよび駆動回路を総合的に制御することになる。
また、駆動回路をブロアファンモータとブロアファンの隙間に配置しているので、駆動回路とブロアファンモータとの距離を、従来よりも大幅に短縮することができるため、ブロアファンモータの制御に必要なデータをフィードバックするためのハーネスの長さも大幅に短縮することができ、ハーネスの長さが長くなるために生じる、回路が発振を起こしたり、ノイズを拾ったりするといったことを抑制することができる。
また、PBR入力端子へ入力されるMOS形電界効果トランジスタのソース電圧をフィードバックさせて、また2つの出力端子によりMOS形電界効果トランジスタのゲートに接続されるコンデンサの電圧を可変させることができ、さらにMOS形電界効果トランジスタのソース電圧がブロアファンモータと接続されているため、ブロアファンモータを制御手段によって指定された一定の値で制御できる。
また、駆動回路の制御部および各アクチュエータの制御部は一つの同じICで構成されており、それぞれ、例えば、駆動回路の基板上および各アクチュエータの回路基板上に装填される。
【0007】
請求項2に記載の発明は、空調ユニット内に配設された各種のドアに対して、該ドアを駆動するモータと、該ドアの現在位置を電圧として出力する位置検出部と、与えられた目標位置データと前記位置検出部の出力とに基づいて前記モータを制御する制御部とを備えた同種の複数のアクチュエータを設け、これら同種の複数のアクチュエータをシリアル通信を使って制御手段によって総合制御するようにした自動車用空調システムにおいて、前記制御手段は、前記空調ユニット内に設けられたブロアファンモータを駆動する駆動回路との間でもシリアル通信を行い、前記駆動回路は、前記制御手段によって風量制御の目標値が与えられると、実際に前記ブロアファンモータに加えられている電圧が前記制御手段によって与えられた目標値と一致するよう、前記ブロアファンモータへの印加電圧を制御する制御部と、ブロアファンモータにソースが接続されるMOS形電界効果トランジスタと、前記MOS形電界効果トランジスタのゲート側に接続されるコンデンサと、を有し、前記ブロアファンモータを制御する制御部は、前記モータを制御する制御部と同一種類のICであり、前記コンデンサの電圧がフィードバック信号として入力されるPBR入力端子と、前記コンデンサを充電および放電させて、前記MOS形電界効果トランジスタのゲート電圧を可変させる2つの出力端子と、を有し、前記駆動回路は、前記ブロアファンモータと、該ブロアファンモータによって回転駆動されるブロアファンとの隙間に配置されていることを特徴とする。
【0008】
本発明の構成によると、各種のドアを駆動するアクチュエータは1種類に統合されており、これら各アクチュエータと制御手段との間のデータの送受信に加えてブロアファンモータの駆動回路と制御手段との間のデータの送受信をもシリアル通信で行われるため、各アクチュエータおよび駆動回路と制御手段との間の通信線は1本で足りる。このとき、駆動回路は、制御手段によってその通信線を介して風量制御の目標値が与えられると、制御部で、実際にブロアファンモータに加えられている電圧を入力し、この入力した電圧が制御手段によって与えられた目標値と一致するよう、ブロアファンモータへの印加電圧を制御する。つまり、ブロアファンモータの回転数制御は駆動回路自身によって行われる。一方、各アクチュエータは、位置検出部によってドアの現在位置を電圧として検出し、制御部で、与えられた目標位置データと位置検出部の出力(現在位置)とに基づいてモータを制御し、モータを目標位置に停止させる。つまり、モータの停止制御はアクチュエータ自身によって行われる。したがって、制御手段は、操作対象である各アクチュエータおよび駆動回路との間でシリアル通信を行って目標値データを所望の操作対象に送り、各アクチュエータおよび駆動回路を総合的に制御することになる。
また、駆動回路をブロアファンモータとブロアファンの隙間に配置しているので、駆動回路とブロアファンモータとの距離を、従来よりも大幅に短縮することができるため、ブロアファンモータの制御に必要なデータをフィードバックするためのハーネスの長さも大幅に短縮することができ、ハーネスの長さが長くなるために生じる、回路が発振を起こしたり、ノイズを拾ったりするといったことを抑制することができる。
また、PBR入力端子へ入力されるMOS形電界効果トランジスタのゲート側に接続されるコンデンサの電圧をフィードバックさせて、また2つの出力端子によりコンデンサの電圧を可変させることができ、さらにMOS形電界効果トランジスタのソース電圧がブロアファンモータと接続されているため、ブロアファンモータを制御手段によって指定された一定の値で制御できる。
また、駆動回路の制御部および各アクチュエータの制御部は一つの同じICで構成されており、それぞれ、例えば、駆動回路の基板上および各アクチュエータの回路基板上に装填される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を使って本発明の実施の形態を説明する。
【0014】
図1は本発明の一実施の形態に係る自動車用空調システムの概略構成図であり、アクチュエータに加えてブロアファンモータをもLAN化したエアコンLANシステムの一例を示している。
【0015】
この自動車用空調システムは、従来一般的なものと同様の空調ユニット1を有しており、この空調ユニット1はインテークユニット2とクーリングユニット3とヒータユニット4とからなっている。
【0016】
インテークユニット2には外気取入口5と内気取入口6が開設されており、それらはインテークドア7によって選択的に開閉される。このインテークドア7によってブロアファン8が吸入する外気と内気の割合が調節される。ブロアファン8はブロアファンモータ9によって回転駆動される。
【0017】
クーリングユニット3にはエバポレータ10が内設されている。インテークユニット2で取り入れられた空気はエバポレータ10で冷媒との熱交換により冷却されてヒータユニット4に圧送される。
【0018】
ヒータユニット4の上流には温水を利用して空気を加熱するヒータコア11が内設されており、このヒータコア11の上流にはエアミックスドア12が回動自在に取り付けられている。エアミックスドア12によって、ヒータコア11を迂回する冷風とヒータコア11を通過した温風との割合が調節され、車室内に吹き出される空気の温度が調節される。温調後の空気は各種の吹出口からダクトを介して車室内の所定の場所に吹き出される。ここでは、フロントウインドウの内面に向けて空気を吹き出すためのデフ吹出口13と、乗員の上半身に向けて風を送るためのベント吹出口14と、乗員の足元に向けて風を送るためのフット吹出口15とが設けられている。各吹出口13〜15はそれぞれデフドア16、ベントドア17、フットドア18(これらをまとめてモードドアという)によって開閉される。これらモードドア16〜18によって吹出口13〜15が選択され、その組み合わせに応じた吹出口モードが実現される。
【0019】
上記した各ドア7、12、16〜18はそれぞれアクチュエータ20a、20b、20cによってリンクを介して開閉駆動される。すなわち、インテークドア7はインテークドアアクチュエータ20aによって開閉され、エアミックスドア12はエアミックスドアアクチュエータ20bによって開閉され、モードドア16〜18はモードドアアクチュエータ20cによって開閉される。なお、例えば、インテークドアアクチュエータ20aはインテークユニット2に取り付けられ、エアミックスドアアクチュエータ20bはヒータユニット4の下部前方に取り付けられ、モードドアアクチュエータ20cはヒータユニット4の右側に取り付けられている。
【0020】
この自動車用空調システムは、前述したエアコンLANシステムで構成されている。すなわち、上記した各アクチュエータ20a〜20cはすべて同じ1種類のアクチュエータで構成されている。このアクチュエータ20は、ドアを駆動するモータ21とドアの現在位置を電圧として検出するPBR(ポテンショ・バランス・レジスタ)22を内蔵したいわゆるPBR方式のモータアクチュエータであり、本システムに専用のIC(カスタムIC)23を内蔵している。位置検出部はPBR22で構成され、制御部はカスタムIC23で構成されている。PBR22は可変抵抗であり、アクチュエータ20のシャフトと連動して移動しドア位置に対応するモータ回転位置を電圧値に変換して出力するものである。モータ21とPBR22はそれぞれカスタムIC23に接続されている。カスタムIC23は、マイコンを内蔵しており、後述するオートアンプと通信し、与えられた目標位置データとPBR22の出力とに基づいてモータ21を正転させるか、逆転させるか、または停止させるかを決定し、この決定に応じてモータ21を正転、逆転、または停止させる機能を有している。すなわち、カスタムIC23は、外部と通信する機能、モータ21の制御信号を生成する機能、モータ21の駆動信号を出力する機能を備えている。このカスタムIC23によってアクチュエータ20は自身でモータ21の停止制御を行うことができる。なお、カスタムIC23は、例えば、アクチュエータ20内に設けられた図示しない回路基板上に装填されている。
【0021】
また、上記したブロアファンモータ9は駆動回路としてのファンコントロール回路25によって駆動される。より具体的には、ファンコントロール回路25は、例えば、MOS形電界効果トランジスタ(MOSFET)を使用して構成されており、後述するオートアンプからの目標値データにより、ブロアファンモータ9への印加電圧を無段階に制御する機能を有している。
【0022】
ここでは、上記したアクチュエータのみならずブロアファンモータ9をもLAN化されている。すなわち、ファンコントロール回路25は、アクチュエータ20に内蔵されているIC23と全く同一のカスタムIC23aを内蔵している。このカスタムIC23aは、内蔵しているマイコンによって、オートアンプと通信し、与えられた風量制御の目標値と実際にブロアファンモータ9に加えられている電圧とが一致するよう、MOSFETのゲート電圧を制御し、ブロアファンモータ9の印加電圧を無段階に制御する機能を有している。つまり、このカスタムIC23aによってファンコントロール回路25は自身でブロアファンモータ9の回転数制御を行うことができる。なお、カスタムIC23aは、例えば、ファンコントロール回路25の図示しない基板上に装填されている。
【0023】
また、図示しないが、このファンコントロール回路25は、ブロアファンモータ9に取り付けられている。より具体的には、例えば、ブロアファン8とブロアファンモータ9との隙間に配置された状態でブロアファンモータ9に取り付けられている。これにより、ファンコントロール回路25とブロアファンモータ9との距離が従来よりも大幅に短縮され、上記のようにブロアファンモータ9の回転数制御がファンコントロール回路25自身によって行われることと相俟って、ブロアファンモータ9の制御に必要なデータ(例えば、ブロアファンモータ9への印加電圧の実際値)をフィードバックするためのハーネスの長さが大幅に短縮され、発振などが起こりにくくなっている。
【0024】
上記した各アクチュエータ20a〜20cおよびファンコントロール回路25はマイコンを内蔵したオートアンプ30によって総合的に制御される。制御手段はオートアンプ30で構成されている。オートアンプ30と各アクチュエータ20a〜20cおよびファンコントロール回路25とは1本の電源線31と1本の通信線32とで接続されている。より詳細には、オートアンプ30には操作対象(アクチュエータ20とファンコントロール回路25)用に1本の電源線31と1本の通信線32とが接続されており、それぞれが途中で分岐して各アクチュエータ20a〜20cおよびファンコントロール回路25に接続されている。また、アクチュエータ20およびファンコントロール回路25には1本のアース線33が設けられている。したがって、各アクチュエータ20a〜20cおよびファンコントロール回路25はそれぞれ1本の電源線31と1本の通信線32と1本のアース線33とを持つことになり、オートアンプ30と各アクチュエータ20a〜20cおよびファンコントロール回路25との間に存在するハーネスの本数は合計で12(=3×4)本となり、従来の一般的なシステムと比べて大幅に削減されている。
【0025】
ここでは、オートアンプ30と各アクチュエータ20a〜20cおよびファンコントロール回路25の間でやり取りされる通信信号は1本の通信線32のみで伝送され(1線式)、双方向の通信が行われるようになっている。通信信号は1本の通信線32を使って送受信するため、本システムでは情報を直列伝送するシリアル通信を用いている。すなわち、本システムでは、オートアンプ30は各アクチュエータ20a〜20cおよびファンコントロール回路25をシリアル通信を使って制御するように構成されている。
【0026】
オートアンプ30と各アクチュエータ20a〜20cおよびファンコントロール回路25との間で送受信される通信信号(シリアル信号)は、所定の形式で構成されている。たとえば、通信線32上を送受信される通信信号(シリアル信号)は、オートアンプ30から各操作対象(各アクチュエータ20a〜20cとファンコントロール回路25)への情報として、操作対象の識別情報(アドレス)(ADR)、モータの駆動許可・駆動禁止信号(ENA)、目標値信号(DATA)、およびエラー検知情報(PRTY)、また、各操作対象(各アクチュエータ20a〜20cとファンコントロール回路25)からオートアンプ30への情報として、目標値到達情報(POS)から成っている。ここで、ADR(アドレス)は、送信対象とする操作対象(アクチュエータとファンコントロール回路)のアドレスを表わす信号である。つまり、本システムでは、オートアンプ30からすべての操作対象(アクチュエータ20a〜20cとファンコントロール回路25)に共通の信号が同時に送信されるため、どの操作対象に向けた通信信号であるかをこのADRの信号によって表わしている。また、DATA(データ)は、各操作対象(各アクチュエータ20a〜20cとファンコントロール回路25)に対応した制御データ、つまりオートアンプ30の演算結果としてのドア目標停止位置あるいは風量制御目標値を表わす信号である。風量制御の場合には、オートアンプ30からファンコントロール回路25に向けて、風量制御の目標値のデータが送信される。これについては、後で詳述する。
【0027】
オートアンプ30にはスイッチ類やディスプレイを備えた操作/表示部40が接続されている。操作/表示部40にはディスプレイ41のほか、スイッチ類42として、たとえば、コンプレッサ(図示せず)をONしてエアコンを作動させるためのエアコンスイッチ42a、車室内の温度を調節するための温度調節スイッチ42b、風量を選択するファンスイッチ42cなどが設けられている。例えば、オートアンプ30と操作/表示部40とは、3本の通信線(クロック、送信、受信)で接続され(3線式)、また、一体化されて1台のコントローラを構成している。コントローラには図示しないバッテリが接続されている。各アクチュエータ20a〜20cおよびファンコントロール回路25への電力供給は、このバッテリからオートアンプ30と電源線31を介して行われる。
【0028】
また、オートアンプ30には、例えば、車室内空気の温度を検出する内気センサ50、外気温度を検出する外気センサ51、日射量を検出する日射センサ52、エバポレータ通過後の空気温度を検出する吸込温度センサ53などが接続されている。オートアンプ30は、これら各センサや各スイッチなどの信号を入力し、これらを演算処理して、各アクチュエータ20a〜20cおよびファンコントロール回路25を作動させるための情報(ドア目標停止位置など)を1本の通信線32を介して送信する。そして、各アクチュエータ20a〜20cは、オートアンプ30から送信されてきたデータ(目標位置)により、ドアの現在位置を電圧で示すPBR22の出力を監視しながらモータ21を駆動し、ドアを回動させて目標停止位置に近づける。また、ファンコントロール回路25は、オートアンプ30から送信されてきたデータ(目標値)と実際にブロアファンモータ9に加えられている電圧とが一致するよう、MOSFETのゲート電圧を制御し、ブロアファンモータ9の印加電圧を制御して目標風量に近づける。
【0029】
図2はLAN化されたファンコントロール回路25の一例を示す回路図である。
【0030】
このファンコントロール回路25は、カスタムIC23aとMOSFET(MOS形電界効果トランジスタ)26を有している。MOSFET26には、静電気などで破壊されるのを防止するため、ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)が組み入れられている。カスタムIC23aの受信端子(Rx )と送信端子(Tx )はそれぞれ入出力回路27を介して1本の通信線32と接続されている。カスタムIC23aへの電力供給は1本の電源線31を介して行われる。この電源線31は、一方ではカスタムIC23aのモータ駆動用電源の入力端子(Dr-Vcc)に接続され、一方では抵抗R1 を介してカスタムIC23a自身の駆動用電源の入力端子(Vcc)に接続されている。カスタムIC23aのアース端子(GND)はアース線33に接続されている。
【0031】
ブロアファンモータ9とファンコントロール回路25(より具体的には、MOSFET26のソース)間の電圧(図中A点)は、フィードバック(F/B)信号としてカスタムIC23aのPBR端子に入力される。この電圧をVA 、ブロアファンモータ9の電源電圧(ここではイグニッション電圧)をVIGN 、ブロアファンモータ9に加えられている電圧をVFAN とすると、VA =VIGN −VFAN という関係が成立する。したがって、ブロアファンモータ9の印加電圧VFAN は、VFAN =VIGN −VA によって得られる。よって、カスタムIC23aは、A点の電圧VA を入力することにより、実際にブロアファンモータ9に印加されている電圧VFAN を認識することができる。
【0032】
カスタムIC23aのM+ 出力端子とMOSFET26のゲートとの間には抵抗R2 、抵抗R3 、トランジスタT1 、抵抗R4 、コンデンサC1 が接続され、カスタムIC23aのM- 出力端子と前記コンデンサC1 との間にはダイオードD1 と抵抗R5 が接続されている。ブロアファンモータ9への印加電圧は、カスタムIC23aのM+ 端子とM- 端子からの出力を利用して可変される。
【0033】
すなわち、オートアンプ30から通信線32を介してカスタムIC23aへ風量制御の目標値データ(具体的には、例えば、目標印加電圧の反転データ、つまりA点の目標電圧)が与えられると、カスタムIC23aは、フィードバック信号であるA点電圧VA が、オートアンプ30によって与えられた目標電圧となるように、M- 端子またはM+ 端子から信号を出力する。例えば、M- 端子から出力されると、コンデンサC1 が充電されてMOSFET26のゲート電圧が高くなり、また、M+ 端子から出力されると、トランジスタT1 がONしてコンデンサC1 が放電されてMOSFET26のゲート電圧が低くなる。M- 端子とM+ 端子がともにOFFすると、コンデンサC1 は充放電の経路を持たず一定の電圧に維持されるため、MOSFET26のゲート電圧は一定に保たれ、出力したい印加電圧を維持するように働く。このようにして、ブロアファンモータ9は、オートアンプ30によって指示された一定の値で制御される。
【0034】
なお、上記のようにファンコントロール回路25をブロアファンモータ9に取り付けて、ブロアファンアセンブリ28が構成されている。
【0035】
図3はLAN化されたファンコントロール回路25の他の一例を示す回路図である。なお、ここでは、図2の回路と共通する部材には同一の符号を付し、また、ブロアファンモータ9およびMOSFET26は図示省略してある。
【0036】
このファンコントロール回路25aは、リップルなどによりイグニッション(IGN)電源が不安定な場合に好適なより高精度の回路であって、基本構成は図2のものと同様である。すなわち、カスタムIC23aの基準電源が変動すると、出力が変動するので、電源線31にツェナーダイオード(低電圧ダイオード)D2とこれの保護抵抗R6を接続するとともに、イグニッション電源の補正を行うことで、出力の変動をなくすようにしている。イグニッション電源を補正するための回路は、例えば、同図に示すように、比較器BとC、抵抗R7、R8、R9、R10、R11、R12、およびR13で構成されている。比較器Bは、インピーダンスを整合させるためのバッファ回路であってバッファ以前の回路のインピーダンスによる影響をなくすためのものであり、比較器Cは、入力信号を増幅し安定させるための作動増幅回路である。ブロアファンモータ9を制御するカスタムICには、コンデンサC 1 の電圧がフィードバック信号として入力されるPBR入力端子と、コンデンサC 1 を充電させる M −端子と、コンデンサC 1 を放電させる M +端子とが備えられている。ブロアファン9への印加電圧は、カスタムICの M +端子と M −端子からの出力を利用して可変される。
【0037】
したがって、本実施の形態によれば、ドアを駆動するアクチュエータのみならずブロアファンモータ9を駆動するファンコントロール回路25をもLAN化し、オートアンプ30と各アクチュエータ20a〜20cおよびファンコントロール回路25との間を1本の電源線31と1本の通信線32で接続し、シリアル通信を使って各アクチュエータ20a〜20cおよびファンコントロール回路25を総合的に制御するようにしたので、オートアンプ30と各アクチュエータ20a〜20cおよびファンコントロール回路25との間に存在するハーネス本数が大幅に削減される。また、オートアンプ30とファンコントロール回路25間のハーネスがLAN化されることにより、アンプ側引き出しハーネスおよびコネクタが削減できる。
【0038】
また、LAN化したファンコントロール回路25をブロアファンモータ9に取り付けたので、ファンコントロール回路25とブロアファンモータ9との距離が従来よりも大幅に短縮され、LAN化によりブロアファンモータ9の回転数制御がファンコントロール回路25自身によって行われることと相俟って、ブロアファンモータ9の制御に必要なフィードバック信号用のハーネスの長さが大幅に短縮され、発振などが起こりにくい。
【0039】
また、ファンコントロール回路25にもカスタムIC23aを設けて、従来オートアンプが行っていたブロアファンモータ9の回転数制御をファンコントロール回路25自身によって行わせるようにしたので、その分だけさらにオートアンプ30内のマイコンの負荷が低減される。これにより、システムの制御ロジックがより一層簡単になり、ソフトウェアの負荷がより低減されるとともに、ハードウェアの面でもブロアファンモータ9を駆動したり制御したりする回路をなくすことができる。したがって、上記のハーネス削減に伴うI/Oの削減と相俟って、より廉価なマイコンを採用することができるようになる。
【0040】
さらに、アクチュエータ用の回路に加えてブロアファンモータ用の回路を削減できることから、オートアンプ30の小型化が容易になり、操作/表示部40との一体化などが容易になる。
【0041】
また、回路部品の点数が削減され、システムの簡素化が図られる。
【0042】
そして、上記のように、ハーネス本数の削減、システムの簡素化、オートアンプの簡素化などを図ることによって、全体としてシステムのコスト(システムコスト)を削減することができる。
【0043】
なお、上記の例では、アクチュエータとして、インテークドアアクチュエータ20a、エアミックスドアアクチュエータ20b、モードドアアクチュエータ20cの三つのアクチュエータを用いたシステムについて説明したが、これに限定されないことはもちろんである。例えば、ADR(アドレス)信号が3ビットである場合には、ファンコントロール回路25を除いて合計7(=8−1)台までのアクチュエータを1台のオートアンプ30に接続することができる。本発明は使用するアクチュエータの数が多い場合に特に有効である。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、ブロアファンモータの印加電圧を駆動回路自身で制御しうる構成とし、該駆動回路をシリアル通信を使って制御するようにしたので、ハーネス本数の削減とともに、制御手段のソフトウェアとハードウェア両面での簡素化が図られ、システムコストが低減される。
また、ドアを駆動するアクチュエータのLAN化に加えて、ブロアファンモータの印加電圧を駆動回路自身で制御しうる構成とし、該駆動回路をアクチュエータと共にシリアル通信を使って制御するようにしたので、ハーネス本数のさらなる削減とともに、制御手段のソフトウェアとハードウェア両面でのより一層の簡素化が図られ、システムコストがより低減される。
また、駆動回路の制御部をアクチュエータの制御部と同じ一つのICを使って構成したので、部品の共通化による簡素化とコスト低減を図ることができる。
また、駆動回路をブロアファンモータと駆動回路の間に取り付けたので、駆動回路とブロアファンモータとの距離が大幅に短縮され、ブロアファンモータの印加電圧の制御が駆動回路自身によって行われることと相俟って、ブロアファンモータの制御に必要なフィードバック信号用のハーネスの長さが大幅に短縮され、発振などが起こりにくくなる。
また、PBR入力端子へ入力されるMOS形電界効果トランジスタのソース電圧をフィードバックさせて、また2つの出力端子によりMOS形電界効果トランジスタのゲートに接続されるコンデンサの電圧を可変させることができ、さらにMOS形電界効果トランジスタのソース電圧がブロアファンモータと接続されているため、ブロアファンモータを制御手段によって指定された一定の値で制御できる。
【0045】
請求項2に記載の発明によれば、ブロアファンモータの印加電圧を駆動回路自身で制御しうる構成とし、該駆動回路をシリアル通信を使って制御するようにしたので、ハーネス本数の削減とともに、制御手段のソフトウェアとハードウェア両面での簡素化が図られ、システムコストが低減される。
また、ドアを駆動するアクチュエータのLAN化に加えて、ブロアファンモータの印加電圧を駆動回路自身で制御しうる構成とし、該駆動回路をアクチュエータと共にシリアル通信を使って制御するようにしたので、ハーネス本数のさらなる削減とともに、制御手段のソフトウェアとハードウェア両面でのより一層の簡素化が図られ、システムコストがより低減される。
また、駆動回路の制御部をアクチュエータの制御部と同じ一つのICを使って構成したので、部品の共通化による簡素化とコスト低減を図ることができる。
また、駆動回路をブロアファンモータと駆動回路の間に取り付けたので、駆動回路とブロアファンモータとの距離が大幅に短縮され、ブロアファンモータの印加電圧の制御が駆動回路自身によって行われることと相俟って、ブロアファンモータの制御に必要なフィードバック信号用のハーネスの長さが大幅に短縮され、発振などが起こりにくくなる。
また、PBR入力端子へ入力されるMOS形電界効果トランジスタのゲート側に接続されるコンデンサの電圧をフィードバックさせて、また2つの出力端子によりコンデンサの電圧を可変させることができ、さらにMOS形電界効果トランジスタのソース電圧がブロアファンモータと接続されているため、ブロアファンモータを制御手段によって指定された一定の値で制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る自動車用空調システムの概略構成図である。
【図2】 LAN化されたファンコントロール回路の一例を示す回路図である。
【図3】 LAN化されたファンコントロール回路の他の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1…空調ユニット
7…インテークドア
9…ブロアファンモータ
12…エアミックスドア
16、17、18…モードドア
20a、20b、20c…アクチュエータ
21…モータ
22…PBR(位置検出部)
23、23a…カスタムIC(制御部)
25…ファンコントロール回路(駆動回路)
30…オートアンプ(制御手段)
31…電源線
32…通信線
Claims (2)
- 空調ユニット (1) 内に配設された各種のドア (7,12,16 〜 18) に対して、該ドア (7,12,16 〜 18) を駆動するモータ (21) と、該ドア (7,12,16 〜 18) の現在位置を電圧として出力する位置検出部 (22) と、与えられた目標位置データと前記位置検出部 (22) の出力とに基づいて前記モータ (21) を制御する制御部 (23) とを備えた同種の複数のアクチュエータ (20a 〜 20c) を設け、これら同種の複数のアクチュエータ (20a 〜 20c) をシリアル通信を使って制御手段 (30) によって総合制御するようにした自動車用空調システムにおいて、
前記制御手段 (30) は、前記空調ユニット (1) 内に設けられたブロアファンモータ (9) を駆動する駆動回路 (25) との間でもシリアル通信を行い、
前記駆動回路 (25) は、前記制御手段 (30) によって風量制御の目標値が与えられると、実際に前記ブロアファンモータ (9) に加えられている電圧が前記制御手段 (30) によって与えられた目標値と一致するよう、前記ブロアファンモータ (9) への印加電圧を制御する制御部 (23a) と、ブロアファンモータ (9) にソースが接続されるMOS形電界効果トランジスタと、前記MOS形電界効果トランジスタのゲートに接続されるコンデンサ (C1) と、を有し、
前記ブロアファンモータ (9) を制御する制御部 (23a) は、前記モータ (21) を制御する制御部 (23) と同一種類のICであり、前記MOS形電界効果トランジスタのソース電圧がフィードバック信号として入力されるPBR入力端子と、前記コンデンサ (C1) を充電および放電させて、前記MOS形電界効果トランジスタのゲート電圧を可変させる2つの出力端子と、を有し、
前記駆動回路(25)は、前記ブロアファンモータ(9)と、該ブロアファンモータ(9)によって回転駆動されるブロアファンとの隙間に配置されていることを特徴とする自動車用空調システム。 - 空調ユニット(1)内に配設された各種のドア(7,12,16〜18)に対して、該ドア(7,12,16〜18)を駆動するモータ(21)と、該ドア(7,12,16〜18)の現在位置を電圧として出力する位置検出部(22)と、与えられた目標位置データと前記位置検出部(22)の出力とに基づいて前記モータ(21)を制御する制御部(23)とを備えた同種の複数のアクチュエータ(20a〜20c)を設け、これら同種の複数のアクチュエータ(20a〜20c)をシリアル通信を使って制御手段(30)によって総合制御するようにした自動車用空調システムにおいて、
前記制御手段(30)は、前記空調ユニット(1)内に設けられたブロアファンモータ(9)を駆動する駆動回路(25)との間でもシリアル通信を行い、
前記駆動回路(25)は、前記制御手段(30)によって風量制御の目標値が与えられると、実際に前記ブロアファンモータ(9)に加えられている電圧が前記制御手段(30)によって与えられた目標値と一致するよう、前記ブロアファンモータ(9)への印加電圧を制御する制御部(23a)と、ブロアファンモータ (9) にソースが接続されるMOS形電界効果トランジスタと、前記MOS形電界効果トランジスタのゲート側に接続されるコンデンサ (C1) と、を有し、
前記ブロアファンモータ (9) を制御する制御部 (23a) は、前記モータ (21) を制御する制御部 (23) と同一種類のICであり、前記コンデンサ (C1) の電圧がフィードバック信号として入力されるPBR入力端子と、前記コンデンサ (C1) を充電および放電させて、前記MOS形電界効果トランジスタのゲート電圧を可変させる2つの出力端子と、を有し、
前記駆動回路(25)は、前記ブロアファンモータ(9)と、該ブロアファンモータ(9)によって回転駆動されるブロアファンとの隙間に配置されていることを特徴とする自動車用空調システム。
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