JP3891523B2 - 円筒体の砥石研磨装置 - Google Patents

円筒体の砥石研磨装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3891523B2
JP3891523B2 JP06945698A JP6945698A JP3891523B2 JP 3891523 B2 JP3891523 B2 JP 3891523B2 JP 06945698 A JP06945698 A JP 06945698A JP 6945698 A JP6945698 A JP 6945698A JP 3891523 B2 JP3891523 B2 JP 3891523B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
grindstone
cylindrical body
rough
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP06945698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11254276A (ja
Inventor
龍男 重田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Think Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Think Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Think Laboratory Co Ltd filed Critical Think Laboratory Co Ltd
Priority to JP06945698A priority Critical patent/JP3891523B2/ja
Publication of JPH11254276A publication Critical patent/JPH11254276A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3891523B2 publication Critical patent/JP3891523B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、円筒体の端部と中程の温度を測定するとともに円筒体の直径を一定ピッチ毎に測定し、測定温度に応じて直径測定値に熱膨張を加味した修正を加え、最小直径値よりも大きい直径値の偏差分を研磨して必要最小限の研磨により短時間に極めて高精度の均一な直径に円筒研磨することができ、さらにバフ研磨によらないで砥石研磨によって迅速かつ高精度な鏡面研磨が行える円筒体の砥石研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、被製版ロールの中程の直径が両端部の直径よりも大きいか小さいと、印刷が行われないので、被製版ロールは極めて高い円筒精度が要求される。
しかるに、円筒体が全長にわたり均一径でないときは、砥石研磨装置の砥石を円筒体に押し付けて端から端まで円筒研磨を行っても、円筒体を全長にわたり均一径に研磨することはできない。すなわち、高い円筒精度を有する砥石研磨装置で補正をかけて大きな研磨代をとって一回で円筒体の一端から他端まで円筒研磨すると、円筒研磨する前の円筒体の円筒精度がそのまま反映した円筒研磨精度しか得られない。円筒研磨する前の円筒体の円筒精度が低くても、高い円筒精度を得るには、極めて高い円筒精度を有する砥石研磨装置を使用しかつ砥石の表面が漸次に崩壊していく分について補正をかけて極めて微小な研磨代となるように円筒研磨を行うことを何回も反復して円筒体の中程と両端部の直径の差を解消していく必要があった。そして、円筒研磨後は円筒体を取外し測定器に載置して円筒精度を測定する必要があり、もしも、円筒精度が出ていないときは、円筒体を再び精密円筒研磨して再び円筒精度を測定することを反復していたので、大変煩雑であるとともに時間がかかっていた。また、円筒研磨を反復すると、円筒体の直径が小さくなり過ぎる惧れがあった。
また、従来において、粗砥石と仕上げ砥石を有する対向一対の研磨手段を研磨する円筒体の片側に備え、円筒体を粗研磨するとともにその後を追って仕上げ研磨を行うことができる研磨装置があるが、共振を生じて研磨面が共振縞が残る欠点があるとともに、また粗砥石と仕上げ砥石の離間距離だけ円筒体の両端外方へ対向一対の研磨手段を移動させる必要があり装置が大きくなっている。
他方、砥石は焼結物であるから研磨を行うと砥石の表面が漸次に崩壊していくので、その分、砥石に研磨方向の微小な送りを与える補正をかけて円筒研磨を行うことで円筒精度を出すことができるが、制御が極めて難しく、上述したように、元々、円筒体が全長にわたり均一径でないときは、砥石の表面が漸次に崩壊していくことを加味する補正は意義がない。
また、被製版ロールを銅メッキしてすぐに砥石研磨装置で円筒研磨を行う場合、被製版ロールの中程が端部よりも先に冷えるために、温度膨張の差により、中程の直径が端部の直径よりも小さくなるので、補正をかけないで円筒研磨を均一な直径に研磨すると、被製版ロールの中程と端部で温度が等しくなったときは、被製版ロールの中程の直径が端部の直径よりも大きくなるクラウン形状になる。
さらに、被製版ロールには鏡面研磨が施される必要があるが、従来、2000番〜3000番位の目が細かい炭化珪素製の砥石で円筒体を研磨しても鏡面研磨することは不可能であった。
従来において、砥石を回転中の円筒体に押し付けると円筒体の表面が鏡面になることが知られている。しかし、これは、砥石の目が直ぐに埋まってしまうことから、円筒体の表面を研磨しているのでなく目が埋まった砥石をこすりつけて光沢をだしているに過ぎず、均一な鏡面研磨は不可能であった。
従来、円筒体の鏡面研磨は、もっぱらバフ研磨により行われていた。詳述すると、800番位の目が粗い炭化珪素製の砥石で円筒研磨してから2000番〜3000番位の目の細かい炭化珪素製の砥石で精密円筒研磨してからバフ研磨により鏡面研磨していた。しかし、バフ研磨により円筒体を鏡面研磨すると、塵埃、騒音の解消が問題となり、鏡面研磨に要する時間も長く、かつ熟練が必要であった。
さらに、工場を無人化する場合には、砥石の残量を検出する必要があるが、従来においては、砥石の残量を検出する手段は設けられていなかった。円筒体の径が種々に異なる場合は、砥石を円筒体へ接近する方向のストローク量を測定しても砥石の残量を検出することはできない。
さらにまた、回転中の円筒体に砥石を押し付けると円筒体の表面が鏡面になることが知られている。しかし、これは、砥石の目が直ぐに埋まってしまうことから、円筒体の表面を研磨しているのでなく目が埋まった砥石をこすりつけて光沢を出しているに過ぎず、均一な鏡面研磨は不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は、円筒体の両側から該円筒体に対して粗研磨又は仕上げ研磨のダブル研磨を行うことができ、迅速な研磨が行えてかつ共振を回避できる円筒体の砥石研磨装置を提供することを目的としている。
【0004】
本願発明は、円筒体の両側から該円筒体に対して粗研磨と仕上げ研磨とを選択的行うことができ、また粗研磨した後を仕上げ研磨が追随して行うことができ、粗研磨装置と仕上げ研磨装置の二台を備える場合に比べて設置面積を縮小でき、製作コストを低減でき、短時間に粗研磨と仕上げ研磨が行える円筒体の砥石研磨装置を提供することを目的としている。
【0005】
本願発明は、円筒体の内部に潤滑液が浸入しない円筒体の砥石研磨装置を提供することを目的としている。
【0006】
本願発明は、装置の大型化を回避できるロール直径計測手段を備えた円筒体の砥石研磨装置を提供することを目的としている。
【0007】
本願発明は、円筒体の直径を一定ピッチ毎に計測することができるロール直径計測手段を備えて必要最小限の研磨代を研磨して全長を精密な円筒に迅速に研磨できる円筒体の砥石研磨装置を提供することを目的としている。
【0008】
また本願発明は、円筒体の端部と中程とで温度が異なり熱膨張により直径に見掛け上の相違があっても正確に直径を測定できるロール直径計測手段を備えて精密な円筒計測を行えて精密な円筒研磨ができる円筒体の砥石研磨装置を提供することを目的としている。
【0009】
本願発明は、円筒体の直径が異なって砥石を円筒体へ接近する方向のストローク量が変わっても、これに関わらず、粗砥石と仕上げ砥石の残量を検出することができて、砥石の交換時期を知ることができ、工場の無人化に寄与できる円筒体の砥石研磨装置を提供することを目的としている。
【0010】
本願発明は、バフ研磨によらないで砥石研磨によって迅速かつ高精度な鏡面研磨が行える円筒体の砥石研磨装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本願発明の第1の態様は、駆動側チャック手段と移動側チャック手段を有し両チャック手段により円筒体を両端チャックして回転するロールチャック回転手段と、前記チャックされ回転する円筒体を両側より研磨するように前記円筒体の両側に粗砥石を有する粗研磨手段と仕上げ砥石を有する仕上げ研磨手段が配置され、前記粗砥石及び仕上げ砥石を円筒体に対してそれぞれ独立に接触回転し得かつ円筒体に沿って同期移動して粗研磨及び仕上げ研磨を同時に行う一対の粗研磨手段及び仕上げ研磨手段と、前記粗研磨手段による粗研磨を行う際に前記粗砥石を一定圧力で押圧する手段と、を備え、さらに前記ロールチャック回転手段は、駆動側チャック手段と移動側チャック手段が円筒体を両端チャックした後に、円筒体の端面に当接して前記駆動側チャック手段を内側に密封する円筒状の駆動側液封手段と、円筒体の端面に当接して前記移動側チャック手段を内側に密封する円筒状の移動側液封手段を備えてなることを特徴とする円筒体の砥石研磨装置を提供するものである。
また本願発明の第2の態様は、駆動側チャック手段と移動側チャック手段を有し両チャック手段により円筒体を両端チャックして回転するロールチャック回転手段と、前記チャックされ回転する円筒体の面長方向に若干ずれた両側を研磨するように前記円筒体の両側に粗砥石を有する粗研磨手段と仕上げ砥石を有する仕上げ研磨手段が配置され、前記粗砥石と仕上げ砥石を円筒体に対してそれぞれ独立に接触回転し得かつ円筒体に沿って同期移動して円筒体の粗研磨と仕上げ研磨を選択的に行うか、又は先に粗研磨しその後を追随して仕上げ研磨を行う粗研磨手段と仕上げ研磨手段と、前記粗研磨手段による粗研磨を行う際に前記粗砥石を一定圧力で押圧する手段と、を備え、さらに前記ロールチャック回転手段は、駆動側チャック手段と移動側チャック手段が円筒体を両端チャックした後に、円筒体の端面に当接して前記駆動側チャック手段を内側に密封する円筒状の駆動側液封手段と、円筒体の端面に当接して前記移動側チャック手段を内側に密封する円筒状の移動側液封手段を備えてなることを特徴とする円筒体の砥石研磨装置を提供するものである。
本願発明の第3の態様は、駆動側チャック手段と移動側チャック手段を有し両チャック手段により円筒体を両端チャックして回転するロールチャック回転手段と、前記チャックされ回転する円筒体を両側より研磨するように前記円筒体の両側に粗砥石を有する粗研磨手段と仕上げ砥石を有する仕上げ研磨手段が配置され、前記粗砥石及び仕上げ砥石を円筒体に対してそれぞれ独立に接触回転し得かつ円筒体に沿って同期移動して粗研磨及び仕上げ研磨を同時に行う一対の粗研磨手段及び仕上げ研磨手段と、前記粗研磨手段による粗研磨を行う際に前記粗砥石を一定圧力で押圧する手段と、を備え、さらに前記研磨手段は、前記仕上げ砥石がPVA砥石よりなり、該仕上げ砥石をフリー回転自在な状態にしてかつ仕上げ研磨時圧力よりも高圧にして、該仕上げ砥石を仕上げ研磨時回転数よりも高速回転する円筒体に接触しかつ潤滑液をかけて、該仕上げ砥石を連れ回り回転させて円筒体に沿って移動することにより鏡面研磨するように構成されていることを特徴とする円筒体の砥石研磨装置を提供するものである。
本願発明の第4の態様は、駆動側チャック手段と移動側チャック手段を有し両チャック手段により円筒体を両端チャックして回転するロールチャック回転手段と、前記チャックされ回転する円筒体の面長方向に若干ずれた両側を研磨するように前記円筒体の両側に粗砥石を有する粗研磨手段と仕上げ砥石を有する仕上げ研磨手段が配置され、前記粗砥石と仕上げ砥石を円筒体に対してそれぞれ独立に接触回転し得かつ円筒体に沿って同期移動して円筒体の粗研磨と仕上げ研磨を選択的に行うか、又は先に粗研磨しその後を追随して仕上げ研磨を行う粗研磨手段と仕上げ研磨手段と、前記粗研磨手段による粗研磨を行う際に前記粗砥石を一定圧力で押圧する手段と、を備え、さらに前記研磨手段は、前記仕上げ砥石がPVA砥石よりなり、該仕上げ砥石をフリー回転自在な状態にしてかつ仕上げ研磨時圧力よりも高圧にして、該仕上げ砥石を仕上げ研磨時回転数よりも高速回転する円筒体に接触しかつ潤滑液をかけて、該仕上げ砥石を連れ回り回転させて円筒体に沿って移動することにより鏡面研磨するように構成されていることを特徴とする円筒体の砥石研磨装置を提供するものである。
また本願発明は、前記研磨手段が、駆動側チャックと移動側チャックのいずれか一方に待機するとともに、反対側に、ロール直径計測手段が待機するように設けられていることが好ましい。
さらに、本願発明は、前記ロール直径計測手段が、前記研磨手段が前記待機した状態で、計測手段を前記研磨手段の方向に移動して円筒体の直径を一定ピッチ毎に計測するように構成されていることが好ましい。
さらに、本願発明は、前記研磨手段が、前記ロール直径計測手段による計測直径値に基づいて、円筒体の全長を最小の計測直径値になるように、最小の計測直径値よりも大きい箇所を選択的に粗研磨するように構成されていることが好ましい。
さらに、本願発明は、前記ロール直径計測手段が、温度センサにより、円筒体の端部と端部から離れた円筒面の適宜の中程の温度を計測して、前記計測した計測直径値を補正する補正手段を備えていることが好ましい。
さらに、本願発明は、前記各砥石の残量を計測する砥石残量計測手段が付設されていることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本願発明の実施の形態に係る円筒体の砥石研磨装置を図1ないし図3を参照して説明する。
図1ないし図3に示すように、この円筒体の砥石研磨装置は、駆動側チャックコーン1を回転させる駆動側チャック機構Aと移動側チャックコーン2を移動させる移動側チャック機構Bとを有し円筒体Rを立てて両端チャックして回転するロールチャック回転手段と、円筒体Rの両側に粗砥石3と仕上げ砥石4を有し円筒体Rに沿って同期移動して円筒体Rの粗研磨と仕上げ研磨を選択的行うか、又は先の粗研磨しその後を追随して仕上げ研磨を行う粗研磨手段C並びに仕上げ研磨手段Dと、発光素子5a,5bと受光素子6a,6bにより粗砥石3又は仕上げ砥石4の残量を計測する粗砥石残量計測手段並びに仕上げ砥石残量計測手段と、撒液パイプ7又は8により前記の粗研磨位置及び仕上げ研磨位置に潤滑液をかける潤滑液撒液手段Eと、円筒体Rに沿って移動して一定ピッチ毎に円筒体の直径を計測するロール直径計測手段Fとを備えてなる。ケーシング50は、透明パネルからなり装置の前面と左右の側面を隠蔽して、塵埃を外部に撒き散らさないように遮蔽しており、前面部に、自動開閉引き戸装置を備えている。
【0013】
下面板9aとエプロンプレート9bと立面板9cと上面板9dとから装置本体フレーム9が構成されている。エプロンプレート9bと上面板9dの間で立面板9cに縦ガイド10a〜10dが取り付けられている。縦ガイド10a,10bによりテーブル11a,11bが係合され上下方向に案内され、また、縦ガイド10c,10dにテーブル11cが係合され上下方向に案内されている。縦ガイド10a,10bの間に位置しエプロンプレート9bと上面板9dに上下端を枢支されたねじ軸12a,12bが設けられ、また、縦ガイド10c,10dの間に位置しエプロンプレート9bと上面板9dに上下端を枢支されたねじ軸12c,12dが設けられている。そして、テーブル11aに固設した図示しないナットがねじ軸12aと螺合され、テーブル11bに固設した図示しないナットがねじ軸12bと螺合され、同様に、テーブル11cに固設した図示しないナットがねじ軸12dと螺合されている。ねじ軸12a,12dはスプロケット13a,13bと無端チェーン13cにより動力伝達可能に連結され、また、ねじ軸12b,12cはスプロケット13d,13eと無端チェーン13fにより動力伝達可能に連結されている。そして、上面板9dに取付けた第一のモータであるブレーキ付きモータ14aの出力軸とねじ軸12dの上端が固定され、また、上面板9dに取付けた第二のモータであるブレーキ付きモータ14bの出力軸とねじ軸12cの上端が固定されている。
従って、第一のモータ14aの駆動によりねじ軸12a,12dが回転してテーブル11a,11cが同期して上下動するように構成され、また、第二のモータ14bの駆動によりねじ軸12b,12cが回転してテーブル11bが同期して上下動するように構成されている。
テーブル11aはテーブル11cよりも約50mm高く位置している。これは、テーブル11bが同期して上動するときに、粗砥石3が仕上げ砥石4よりも約50mm先行して同時研磨を行えるようにするためである。
【0014】
前記のロールチャック回転手段を構成する一方の駆動側チャック機構Aは、駆動側チャックコーン1を上端に固定している回転軸15の下部がエプロンプレート9bに固定した軸受16で支持されている。回転軸15には移動筒17が被嵌され、さらに、回転軸15と移動筒17に固定筒18が回転不能に被嵌され、高圧空気発生手段(コンプレッサ)19によって発生する高圧空気が、回転軸15の下端に接続したジョイント20より回転軸15内に穿たれた空気孔15aを通して、回転軸15と移動筒17と固定筒18によって固定筒18内に形成されるシリンダ室18aに導入することにより回転軸15に巻装した圧縮コイルばねの付勢に抗して移動筒17を上動させて駆動側チャックコーン1に載置嵌合する円筒体Rの端面に当接して潤滑液が回転軸15の回りに浸入しないように構成されている。
下面板9aとエプロンプレート9bの間において、回転軸15の下端と第三のモータであるブレーキ付きモータ21とがタイミング歯車22、23及びタイミングベルト24により連結され、従って、第三のモータ21により回転軸15が回転されるように構成されている。
【0015】
前記のロールチャック回転手段を構成する他方の移動側チャック機構Bは、移動側チャックコーン2を下端に固定支持するフリー回転軸25の上端が、昇降ブラケット26に枢支されている。該枢支部には、図示しない比較的強力なコイルばねを備えていて、昇降ブラケット26に対してフリー回転軸25を約20mm押し下げた状態に付勢しており、移動側チャックコーン2が円筒体Rの被チャック孔に嵌合すると図示しないコイルばねが圧縮して大きなチャック力を発現してチャックが行われ、第四のモータであるトルクモータ32が駆動停止する。フリー回転軸25には移動筒27が被嵌され、さらに、フリー回転軸25と移動筒27に固定筒28が回転不能に被嵌され、前記高圧空気発生手段19によって発生する高圧空気が、フリー回転軸25の上端に接続したジョイント29よりフリー回転軸25内に穿たれた空気孔25aを通して、フリー回転軸25と移動筒27と固定筒28によって固定筒28内に形成されるシリンダ室28aに導入することによりフリー回転軸25に巻装した圧縮コイルばねの付勢に抗して移動筒27を下動させて移動側チャックコーン2に載置嵌合する円筒体Rの端面に当接して潤滑液が移動側チャックコーン2の回りより円筒体Rの内部へ浸入しないように構成されている。
前記昇降ブラケット26は、縦ガイド30a,30bに案内されかつ上面板9dとブラケット9eに上下端を枢支されたねじ軸31a,31bに螺合されていて、上面板9aに取り付けられた第四のモータ32により昇降自在である。
【0016】
従って、円筒体Rをチャックするには、移動側チャックコーン2を駆動側チャックコーン1に対して上方へ大きく離れさせておいて、図示しない産業ロボットにより、上下端面を被チャック孔を避けて挟持した円筒体Rの下側の被チャック孔を駆動側チャックコーン1に嵌合し、第四のモータ32を駆動して移動側チャックコーン2を円筒体Rの上側の被チャック孔に嵌合する。これにより、移動側チャック2の内部に備えた図示しないコイルばねが圧縮して円筒体Rをチャックするチャック力を大きく発現してチャックが完了し、第四のモータ32が駆動停止する。図示しない産業ロボットによる円筒体Rの挟持を解除して離れさせてから、高圧空気発生手段19を駆動して液封手段である移動筒17と27を円筒体Rの端面に当接する。
反対に、円筒体Rのチャックを解除するには、高圧空気発生手段19を駆動停止して、移動筒17と27を円筒体Rの端面から離れさせ、図示しない産業ロボットにより、円筒体Rの上下端面を被チャック孔を避けて挟持し、次いで、第四のモータ32を反転駆動して移動側チャックコーン2を上方に待機させる。図示しない産業ロボットにより、円筒体Rを持ち上げ駆動側チャックコーン1との干渉を避けてから移動する。
【0017】
粗研磨手段Cと仕上げ研磨手段Dは、円筒体Rの両側に配置された前記の上下方向(円筒体Rの面長方向)に移動可能な一対のテーブル11a,11cを含んでいる。粗研磨手段Cと仕上げ研磨手段Dは、テーブル11a又は11cに設けた横ガイド33a,33a又は33b,33bに第一の水平可動ブラケット34a又は34bが係合され水平方向に案内され、さらに、第一の水平可動ブラケット34a又は34bに設けた横ガイド35a,35a又は35b,35bに第二の水平可動ブラケット36a又は36bが係合され水平方向に案内されている。そして、テーブル11a又は11cに設けた第五のモータ37a又は37bの出力軸に設けたスプロケット歯車38a又は38bと、テーブル11a又は11cに設けたブラケット39a,39aまたは39b,39bに枢支されたナットブロック40a又は40bに被嵌固定したスプロケット歯車41a又は41bとに無端チェーン42a又は42bが巻掛けられており、第一の水平可動ブラケット34a又は34bに固設したねじ軸43a又は43bが前記のナットブロック40a又は40bの内部のナットと螺合している。なお、図示しない防塵ケースで砥石3,4を除いた部分が隠蔽されている。
従って、第五のモータ37a又は37bの駆動により、ナットブロック40a又は40bが回転し、ねじ軸43a又は43bが移動することにより、第一の水平可動ブラケット34a又は34bが円筒体Rに対して接近・離隔自在である。また、第一の水平可動ブラケット34a又は34bに取付けたエアシリンダ装置44a又は44bの伸縮作動により第二の水平可動ブラケット36a又は36bが円筒体Rに対して接近離隔自在である。
第二の水平可動ブラケット36a又は36bには、第六のモータ45a又は45bにより回転される粗砥石3、又は仕上げ砥石4を備えている。第二の水平可動ブラケット36a又は36bに設けた軸受46a又は46bにより枢支された砥石回転軸47a又は47bと、第二の水平可動ブラケット36a又は36bに設けた第六のモータ45a又は45bの出力軸とが、スプロケット歯車、無端チェーン48a又は48bにより連結されており、砥石回転軸47a又は47bの先端のフランジに粗砥石3又は仕上げ砥石4が取り付けられている。砥石回転軸47a又は47bの軸線は、この実施の形態では、チャックされる円筒体Wの軸線に交差しているが直交しておらず円筒体Wの軸線を通る平面に対して数度ないし十数度傾斜している。これにより、粗砥石3又は仕上げ砥石4の直径を通る片側の端面部分のみが円筒体Wに接触して研磨を行うことができる。
粗砥石3は、例えば800番の炭化珪素を焼結した砥石が使用され、また仕上げ砥石4は、例えば4000番のPVA砥石(炭化珪素に接着剤としてPVAとフェノールを点火して焼結してなる砥石)が使用されている。
第一の水平可動ブラケット34a又は34bには締付固定装置49a又は49bが取り付けられている。該締付固定装置49a,49bは、研磨時に水平ガイド33a又は33bに対する締付固着を行って第一の水平可動ブラケット34a又は34bを位置固定し、ナットブロック40a又は40bとねじ軸43a又は43bとの螺合箇所に応力がかからないようにしている。該締付固定装置49a,49bは、研磨時以外は締付を解除する。
従って、第一のモータ14aを駆動してテーブル11a,11cを上昇させて粗砥石3と仕上げ砥石4を円筒体Rの下端に対応する高さに位置させ、第六のモータ45a,45bを駆動して粗砥石3と仕上げ砥石4を回転し、第五のモータ37a,37bを駆動して粗砥石3と仕上げ砥石4を円筒体Rの近接状態に移動を停止させ、締付固定装置49a,49bにより水平ガイド33a又は33bに対する締付固着を行ってから、エアシリンダ装置44a又は44bを伸長作動することにより第二の水平可動ブラケット36a又は36bを円筒体Rに接近させて、回転する粗砥石3と仕上げ砥石4を回転する円筒体Rに押圧することにより粗研磨及び仕上げ研磨を略同時に開始し、第一のモータ14aを再び駆動してテーブル11a,11cをさらに上昇させていき、粗砥石3と仕上げ砥石4を円筒体Rの上端まで移動すると円筒研磨を行うことができる。
粗研磨のみを行うときは、第五のモータ37bを駆動停止して仕上げ砥石4を回転停止しかつエアシリンダ装置44bを伸長作動しない。また、仕上げ研磨のみを行うときは、第五のモータ37aを駆動停止して粗砥石3を回転停止しかつエアシリンダ装置44aを伸長作動しない。
【0018】
粗砥石残量計測手段Cと仕上げ砥石残量計測手段Dは、発光素子5a又は6abからそれぞれ発光し、それぞれ対向する位置に設けられた受光素子5b又は6bで受光する光を粗砥石3又は仕上げ砥石4が遮る移動距離を算出して判定する構成となっている。
詳述すると、前記のテーブル11a,11cが最下位置に待機した状態で、粗砥石3又は仕上げ砥石4が、それぞれの新品時の厚さとフランジの厚さとを加算した寸法よりも若干大きいストローク移動するように、粗研磨手段C及び仕上げ研磨手段Dの第五のモータ37a,37bが駆動するように構成されている。
発光素子5a又は6aと、これに対向する受光素子5b又は6bは、粗砥石3又は仕上げ砥石4の両側に位置しているので、前記のように、粗砥石3又は仕上げ砥石4が、それぞれの新品時の厚さとフランジの厚さとを加算した寸法よりも若干大きいストローク移動すると、発光素子5a又は6aから発光する光が、粗砥石3又は仕上げ砥石4により遮られ再び受光素子5b又は6bに受光される状態が生じる。図示しないコントローラは、前記の発光素子5a又は6aから発光する光が、粗砥石3又は仕上げ砥石4により遮られ再び受光素子5b又は6bに受光されるまでの間、第五のモータ37a,37bに付設した図示しないロータリーエンコーダのパルスを入力してカウントし、粗砥石3又は仕上げ砥石4の移動ストロークに換算して、粗砥石3の残量(厚さ)及び仕上げ砥石4の残量(厚さ)を計測する。その後、第五のモータ37a,37bが反転駆動して粗砥石3及び仕上げ砥石4が元位置に復帰するように構成されている。
そして、図示しないコントローラは、粗砥石3の残量(厚さ)又は仕上げ砥石4の残量(厚さ)が使用不能な最小寸法になったことを判定したら、研磨工程を中止し、かつ、砥石交換の必要を知らせる図示しないランプを点灯するとともにアラーム音を鳴らすようになっている。
【0019】
粗研磨手段C及び仕上げ研磨手段Dは、撒液パイプ7又は8により粗研磨位置又は仕上げ研磨位置に潤滑液を撒液される。潤滑液撒液手段Eは、下面板9aとエプロンプレート9bとの間に設けた貯留タンク51に貯留してある潤滑液を、ポンプ52により汲み上げて分岐管53を通り、それぞれ電磁弁54a,54b、フレキシブル管55a,55bを介して第二の水平可動ブラケット36a又は36bに取付けた撒液パイプ7又は8より流出する。撒液パイプ7又は8の先端は、粗研磨位置及び仕上げ研磨位置よりも上位置にあって各研磨位置に向かっている。電磁弁54a,54bは、粗研磨と仕上げ研磨の一方又は両方に応じて開閉される。
潤滑液撒液手段Eは、粗砥石3又は仕上げ砥石4が研磨位置へ接近した時点でポンプ52を駆動し貯留タンク51に貯留された潤滑液を撒液パイプ7又は8より流出して該潤滑液を粗研磨位置又は仕上げ研磨位置にかける。
円筒体Rを伝わって流下する潤滑液はドレンピット56で受けられ前記貯留タンク51に回収される。ドレンピット56は、潤滑液の飛沫が移動筒17と固定筒18に当たらないように移動筒17と固定筒18の外側を覆っている。ドレン皿57は、エプロンプレート9bの上面を大きく覆っていて、ドレンピット56の外方へ飛散する潤滑液を受けるようになっている。
なお、貯留タンク51内には、図示しないフィルターと、図示しない砥石粉回収装置と、円筒体Rを構成している金属、例えば銅を回収する図示しない金属回収装置が装備されている。
【0020】
ロール直径計測手段Fは、テーブル11bより設けたブラケット58にストローク装置59によって開閉するリンク機構60が装着され、該リンク機構60に、レーザ発光器61a,61bとレーザ受光器62a,62bが円筒体Rの両側においてテーブル11bの水平方向に対して直交する水平方向に対向するように設けられている。レーザ発光器61a又は61bは、60mmの発光領域からレーザ光が例えば5μmmピッチで平行に放射するように構成され、レーザ受光器62a又は62bは、60mmの受光領域の5μmmピッチ毎にレーザ光を受光するように構成されている。レーザ発光器61a又は61bからレーザ光を発光してレーザ受光器62a又は62bの全ての受光エレメントが受光するように両者が正確に対向している。
ストローク装置59が零ストロークの状態(図1の状態)では、レーザ受光器62aの一番円筒体寄りの受光エレメントからレーザ受光器62bの一番円筒体寄りの受光エレメントまでの距離a1が80mmとなるように精密に設定されているとともに、ストローク装置59が伸長ストロークするときは、リンク機構60が揺動してレーザ受光器62aの一番円筒体寄りの受光エレメントからレーザ受光器62bの一番円筒体寄りの受光エレメントまでの距離a1が200mmとなるように精密に設定されている。そして、図示しないコントローラに円筒体Rの直径を90mm〜200mmの範囲で入力すると、スローク装置59が零ストロークの状態(図1の状態)になり、かつ、図示しないコントローラには、距離a1=80mmが設定され、
また、図示しないコントローラに円筒体Rの直径を201mm〜310mmの範囲で入力すると、スローク装置59がストロークの状態になり、かつ、図示しないコントローラには、距離a1=200mmが設定されるように構成されている。
さらに、図示しないコントローラは、レーザ発光器61a及び61bからレーザ光を発光して、円筒体Rによってレーザ光が遮られ、レーザ受光器62aのレーザ光を受光しなかった受光エレメントと受光した受光エレメントとの境界を検出して一番円筒体寄りの受光エレメントから該境界までの距離a2を算出するとともに、レーザ受光器62bのレーザ光を受光しなかった受光エレメントと受光した受光エレメントとの境界を検出して一番円筒体寄りの受光エレメントから該境界までの距離a3を算出して、距離a1と距離a2と距離a3を加算して円筒体Rの直径を算出するように構成されている。
さらに、図示しないコントローラは、レーザ発光器61a及び61bから発光するレーザ光を円筒体Rの上端が遮った時点から例えば10mm下降した位置で、レーザ発光器61a及び61bからレーザ光を発光するように命令信号を出力し、前記のように円筒体Rの直径を算出し、以後、同様に例えば30mm下降する毎に該円筒体Rの直径を算出するようになっている。
そして、これらの算出した直径値は図示しないコントローラのメモリに記憶されるとともに、図示しないパーソナリコンピュータのディスプレイに表示されるようになっている。
【0021】
前記ロール直径計測手段Hにより計測した直径値群について温度補正が行われるように構成されている。これは、円筒体Rをメッキ工程の後、すぐに直径計測して円筒研磨を行おうとすると、円筒体Rの端面部より離れた中途箇所は速く室温まで下がるが、端面部は、肉厚なので室温まで下がるのに時間がかかり端面部より離れた箇所よりも数度高い温度差が保たれるので、端面部が熱膨張により見掛け上、大きな直径値となるから、端面から一定距離までの各測定直径値を補正する必要があるからである。
温度補正手段Gは、緩速度で移動するストローク装置63により円筒体Rの中心方向に向かって移動するアーム64の上端と下端に温度センサ65a,65bが取り付けられているとともに、アーム64の中程に近接センサ66が取り付けられてなる。この温度測定は、前記直径測定が行われる前又は後のいずれに行ってもよい。ストローク装置63が駆動して近接センサ66が円筒体Rに近接したことを検出するとストローク装置63が駆動停止し、この時、温度センサ65a,65bが円筒体Rの下端外周面と、ここから上方に例えば400mm離れた外筒面の二箇所に軽く当接して温度測定を行う。図示しないコントローラは、二箇所の測定温度をメモリに記憶し、かつ、該測定温度と入力された概略の直径値と内部パラメータとからロールの熱膨張を考慮した正しい直径値を算出するための演算を行い、さらにそれに基づいて、前記のロール直径計測手段Fによる端面から例えば280mmまでの範囲の各計測直径値に対して、それぞれに異なった一定値を減じる補正を行う。
具体的には、図4に示すように、例えば、直径が約250mmΦである円筒体Rについて温度測定した結果、温度センサ65aの測定温度が温度センサ65bの測定温度よりも10度高いときは、上端及び下端の直径は中央部直径よりも10μmm膨張している、端から70μmm離れた位置の直径は中央部直径よりも8μmm膨張している、といったデータを予め出しておいて、円筒体Rの端から例えば280mmの範囲の各測定直径値から、下端から40mmまでの間は補正値10μmmを減算する補正を行い、さらに両端から280mm離れた位置までは30mm離れる毎に8μmm、8μmm、6μmm、6μmm、4μmm、4μmm、2μmm、2μmmを各対応する測定直径値から減算する補正を行い、そして、各補正後直径値の少数第三位を四捨五入して概数直径値を図示しないコンピュータディスプレイに補正前の測定直径値と併せて表示するようになっている。
【0022】
この円筒体の砥石研磨装置は、図4に示す各計測直径値に基づいて、円筒体Rの最小の計測直径値よりも大きい計測直径値の箇所を図1に示す粗砥石3により選択的に粗研磨して全長を最小の計測直径値に円筒研磨する。この場合、円筒体の砥石研磨装置は、図1に示すコンプレッサ19を駆動して粗砥石3を一定圧力で押圧して粗研磨するものであるので、研磨量は研磨時間に比例することになる。
しかし、一か所を集中して研磨すると、段差がついてしまうことを防ぐために、最小直径値よりも大きな研磨代部分は、その研磨代の大きさに比例した往復回数だけ研磨し、その際、各区間の研磨代部分が連続して存在するときはその連続する区間を往復研磨し、該往復研磨を少なくとも一回行ってなお存在する研磨代部分が離れるときは、既に研磨前最小直径値に研磨した区間を重複しないように研磨移動して研磨代部分に到達させて該研磨代部分を往復研磨し、研磨前最小直径値よりも大きな研磨代部分がなくなるまで研磨したら、円筒体の他端まで既に研磨前最小直径値に研磨した残りの区間を研磨移動する研磨方法を採る。
具体的には、例えば、図5に示すような研磨方法を採る。同図中、ブロック積みの高さは、研磨代の大きさを表しており、実線矢印は粗研磨する部分・方向を示し、点線矢印はコンプレッサを駆動したまま図示しない電磁弁を待機に開放して粗砥石の研磨圧を実質的に零にして移動する部分・方向を示し、実線矢印と点線矢印に付けた連続番号は、粗砥石の運行順序を示す。このように研磨すると、粗砥石が符号18の実線矢印で示す運行を終えた時点で、250.325mmΦに円筒研磨できる。続いて、図1に示す円筒体Rを逆回転して研磨圧力を若干下げた粗砥石3と通常の研磨圧力の仕上げ砥石4とにより符号19の実線矢印で示す運行を行って、先に粗研磨して円筒体Rに付いたピッチ縞を除去する粗研磨を行いその後を追随して仕上げ研磨を行う同時研磨を行えば、全長にわたり250.32mmΦに円筒研磨できる。
【0023】
この円筒体の砥石研磨装置は、粗砥石3と仕上げ砥石4により同時研磨を行って、250.32mmΦに円筒研磨した後は、仕上げ砥石4により鏡面研磨を行うように構成されている。図6に示すように、円筒体Rを仕上げ研磨時の回転数よりも二〜三倍の回転数で回転し図1に示すモータ45bを駆動停止してフリー回転可能とした仕上げ砥石4を前記研磨圧力の二〜三倍で押圧して円筒体Rの一端から他端まで移動すると鏡面研磨ができる。
このとき、仕上げ砥石4は円筒体Rの回転に連れ回り回転する。このため、図6に示すように、仕上げ砥石4は円筒体Rとの接触線において回転半径に比例した速度分布を得ることができて、これにより、図7に示すように、仕上げ砥石4の接触箇所において円筒体Rに対する微小な相対速度を得て、そうして、円筒体Rと仕上げ砥石4の接触箇所に潤滑液をかけつつ仕上げ砥石4を移動すると円筒体Rを鏡面研磨することができる。
【0024】
本願発明は、上記の実施の態様に限定されるものではない。
仕上げ砥石4に替えて粗砥石が取り付けられ、粗研磨のダブル研磨が行われるようになっていても良いし、反対に、粗砥石3に替えて仕上げ砥石が取り付けられ、仕上げ研磨のダブル研磨が行われるようになっていても良い。仕上げ砥石4に替えて粗砥石が取り付けられ、粗研磨のダブル研磨が行われるようになっているときは鏡面研磨はできないが、一方の粗砥石を仕上げ研磨に取り替えれば鏡面研磨できる。
本願発明は、円筒体を水平にチャックしてダブル研磨する場合も含まれる。
本願発明は、両端に軸が付いた円筒体を垂直又は水平にチャックしてダブル研磨する場合も含まれる。この場合は、チャック手段はチャックコーンではなく軸に被嵌する構造に替えられる。
本願発明は、円筒体と同一径の基準円筒を取り付けてこれに両側から一対の近接センサを近接して電流値を計測して基準円筒の径に対応した直径値となるように補正してから、前記一対の近接センサを円筒体に沿って移動して電流値を計測して直径値を測定する、いわゆるキャリブレータ方式の直径測定手段を備えていてもよい。
【0025】
【発明の効果】
本願第一の発明の円筒体の砥石研磨装置によれば、円筒体の両側から該円筒体に対して粗研磨又は仕上げ研磨のダブル研磨を行うことができ、迅速な研磨が行えてかつ共振を回避できる。圧力を一定に保って研磨するので、砥石の表面が漸次に崩壊していく分について補正をかける必要はない。研磨中に砥石が減った分の微小寸法を検出して随時補正を加える従来の円筒体研磨方法に比べて、高精密な円筒体研磨ができる。
本願第二の発明の円筒体の砥石研磨装置によれば、前記第一の発明の効果に加えて、円筒体の両側から該円筒体に対して粗研磨と仕上げ研磨とを選択的行うことができ、また粗研磨した後を仕上げ研磨が追随して行うことができ、粗研磨装置と仕上げ研磨装置の二台を備える場合に比べて設置面積を縮小でき、製作コストを低減でき、短時間に粗研磨と仕上げ研磨が行える。
本願第三の発明の円筒体の砥石研磨装置によれば、前記第二の発明の効果に加えて、円筒体の内部に潤滑液が浸入しない円筒体の内部洗浄の工程が省ける。
本願第四の発明の円筒体の砥石研磨装置によれば、前記第三の発明の効果に加えて、ロール直径計測手段を備えるにもかかわらず、装置の大型化を回避でき、砥石研磨装置とロール直径計測手段を別々に設備する場合に比べて、設備コストを大幅に低減できかつ設置面積を半減できる。円筒体全長を研磨して取り外して計測し直径の大きいところを検出し再び研磨装置にチャックして研磨することを何回も繰り返す従来の円筒体研磨方法に比べ、はるかに短時間に高精密な円筒体研磨ができる。
本願第五及び第六の発明の円筒体の砥石研磨装置によれば、前記第四の発明の効果に加えて、円筒体の直径を一定ピッチ毎に計測することができるロール直径計測手段を備えて必要最小限の研磨代を研磨して全長を精密な円筒に迅速に研磨できる。円筒精度の測定作業は円筒研磨前の一回で足り、円筒研磨後に円筒体を取外し測定器に載置して円筒精度を測定する必要はない。円筒研磨する前の円筒体の円筒精度が低くても、短時間の軽研磨加工で円筒体を全長にわたり均一な直径に精密研磨することができる。研磨回数を直径の大きさに比例させかつ圧力を一定に保って研磨するので、研磨装置の砥石を円筒体に沿って移動する直動精度が低くても円筒体を全長にわたり均一な直径に研磨することができる。円筒体の一端から他端まで連続する円筒研磨を行わないで往復研磨を反復して移動していくだけで円筒体を全長にわたり均一な直径に研磨することができ、円筒体の一端から他端まで連続する円筒研磨は一回で足りる。円筒体の直径が小さくなり過ぎる惧れがない。グラビアロールにあってはバラードメッキの厚みを従来よりも小さくすることができ、メッキ時間を短縮でき、ランニングコストの大幅な削減に繋がる等、経済的である。
本願第七の発明の円筒体の砥石研磨装置によれば、前記第六の発明の効果に加えて、円筒体の端部と中程とで温度が異なり熱膨張により直径に見掛け上の相違があっても正確に直径を測定できるロール直径計測手段を備えて精密な円筒計測を行えて精密な円筒研磨ができる。
本願第八の発明の円筒体の砥石研磨装置によれば、前記第七の発明の効果に加えて、円筒体の直径が異なって砥石を円筒体へ接近する方向のストローク量が変わっても、これに関わらず、粗砥石と仕上げ砥石の残量を検出することができて、産業ロボットによって砥石の交換する時期を知ることができるから、工場の無人化に寄与する。
本願第九の発明の円筒体の砥石研磨装置によれば、前記第八の発明の効果に加えて、バフ研磨によらないで砥石研磨によって迅速かつ高精度な鏡面研磨が行える。鏡面研磨した粉が砥石の目を潰すことがなく、砥石研磨により円筒体の鏡面研磨ができる。従って、粗砥石で研磨してから仕上げ砥石で研磨して、その後、仕上げ砥石で鏡面研磨ができる。砥石研磨により円筒体の鏡面研磨ができるので、バフ研磨に比べて短時間に精密な研磨ができる。砥石研磨により円筒体の鏡面研磨ができるので、熟練を要することなく自動研磨ができる。バフ研磨は騒音・塵埃が発生し研磨時間が長くかかる欠点があるが、本願の発明の円筒体の鏡面研磨方法によれば、このような欠点が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかる円筒体の砥石研磨装置の正面図。
【図2】図1における研磨時のII−II断面図。
【図3】図1における直径計測時の III−III 断面図。
【図4】円筒体の直径計測を説明するための図。
【図5】円筒体の最小の計測直径値に粗研磨して鏡面研磨する工程を説明するための図。
【図6】本願発明の装置により鏡面研磨する動作を説明するための図であって、円筒体に仕上げ砥石を接触させたときの線接触箇所の速度分布を示す図。
【図7】本願発明の円筒体の鏡面研磨方法を説明するための図であって、円筒体に砥石を接触させたときの線接触箇所の中点の速度が円筒体の速度に等しいと見なしたときの相対速度分布を示す図。
【符号の説明】
1 ・・・駆動側チャックコーン
A ・・・駆動側チャック機構
2 ・・・移動側チャックコーン
B ・・・移動側チャック機構
R ・・・円筒体
3 ・・・粗砥石
4 ・・・仕上げ砥石
C ・・・粗研磨手段
D ・・・仕上げ研磨手段
5a,5b・・・発光素子
6a,6b・・・受光素子
7,8 ・・・撒液パイプ
E ・・・潤滑液撒液手段
F ・・・ロール直径計測手段
9 ・・・装置本体フレーム
9a ・・・下面板
9b ・・・エプロンプレート
9c ・・・立面板
9d ・・・上面板
9e ・・・ブラケット
10a〜10d ・・・縦ガイド
11a,11b,11c ・・・テーブル
12a〜12d ・・・ねじ軸
13a,13b,13d,13e ・・・スプロケット
13c,13f ・・・無端チェーン
14a ・・・第一のモータ
14b ・・・第二のモータ
15 ・・・回転軸
15a ・・・空気孔
16 ・・・軸受
17 ・・・移動筒
18 ・・・固定筒
19 ・・・高圧空気発生手段
20 ・・・ジョイント
21 ・・・第三のモータ
22,23 ・・・タイミング歯車
24 ・・・タイミングベルト
25 ・・・フリー回転軸
26 ・・・昇降ブラケット
27 ・・・移動筒
28 ・・・固定筒
29 ・・・ジョイント
30a,30b ・・・縦ガイド
31a,31b ・・・ねじ軸
32 ・・・第四のモータ
33a,33b ・・・横ガイド
34a,34b ・・・第一の水平可動ブラケット
35a,35b ・・・横ガイド
36a,36b ・・・第二の水平可動ブラケット
37a,37b ・・・第五のモータ
38a,38b ・・・スプロケット歯車
39a,39b ・・・ブラケット
40a,40b ・・・ナットブロック
41a,41b ・・・スプロケット歯車
42a,42b ・・・無端チェーン
43a,43b ・・・ねじ軸
44a,44b ・・・エアシリンダ装置
45a,45b ・・・第六のモータ
46a,46b ・・・軸受
47a,47b ・・・砥石回転軸
48a,48b ・・・無端チェーン
49a,49b ・・・締付固定装置
E ・・・潤滑液撒液手段
50 ・・・ケーシング
51 ・・・貯留タンク
52 ・・・ポンプ
53 ・・・分岐管
54a,54b ・・・電磁弁
55a,55b ・・・フレキシブル管
56a,56b ・・・第二の水平可動ブラケット
56 ・・・ドレンピット
57 ・・・ドレン皿
58 ・・・ブラケット
59 ・・・ストローク装置
60 ・・・リンク機構
61a,61b ・・・レーザ発光器
62a,62b ・・・レーザ受光器
63 ・・・ストローク装置
64 ・・・アーム
65a,65b ・・・温度センサ
66 ・・・近接センサ

Claims (9)

  1. 駆動側チャック手段と移動側チャック手段を有し両チャック手段により円筒体を両端チャックして回転するロールチャック回転手段と、前記チャックされ回転する円筒体を両側より研磨するように前記円筒体の両側に粗砥石を有する粗研磨手段と仕上げ砥石を有する仕上げ研磨手段が配置され、前記粗砥石及び仕上げ砥石を円筒体に対してそれぞれ独立に接触回転し得かつ円筒体に沿って同期移動して粗研磨及び仕上げ研磨を同時に行う一対の粗研磨手段及び仕上げ研磨手段と、前記粗研磨手段による粗研磨を行う際に前記粗砥石を一定圧力で押圧する手段と、を備え、さらに前記ロールチャック回転手段は、駆動側チャック手段と移動側チャック手段が円筒体を両端チャックした後に、円筒体の端面に当接して前記駆動側チャック手段を内側に密封する円筒状の駆動側液封手段と、円筒体の端面に当接して前記移動側チャック手段を内側に密封する円筒状の移動側液封手段を備えてなることを特徴とする円筒体の砥石研磨装置。
  2. 駆動側チャック手段と移動側チャック手段を有し両チャック手段により円筒体を両端チャックして回転するロールチャック回転手段と、前記チャックされ回転する円筒体の面長方向に若干ずれた両側を研磨するように前記円筒体の両側に粗砥石を有する粗研磨手段と仕上げ砥石を有する仕上げ研磨手段が配置され、前記粗砥石と仕上げ砥石を円筒体に対してそれぞれ独立に接触回転し得かつ円筒体に沿って同期移動して円筒体の粗研磨と仕上げ研磨を選択的に行うか、又は先に粗研磨しその後を追随して仕上げ研磨を行う粗研磨手段と仕上げ研磨手段と、前記粗研磨手段による粗研磨を行う際に前記粗砥石を一定圧力で押圧する手段と、を備え、さらに前記ロールチャック回転手段は、駆動側チャック手段と移動側チャック手段が円筒体を両端チャックした後に、円筒体の端面に当接して前記駆動側チャック手段を内側に密封する円筒状の駆動側液封手段と、円筒体の端面に当接して前記移動側チャック手段を内側に密封する円筒状の移動側液封手段を備えてなることを特徴とする円筒体の砥石研磨装置。
  3. 駆動側チャック手段と移動側チャック手段を有し両チャック手段により円筒体を両端チャックして回転するロールチャック回転手段と、前記チャックされ回転する円筒体を両側より研磨するように前記円筒体の両側に粗砥石を有する粗研磨手段と仕上げ砥石を有する仕上げ研磨手段が配置され、前記粗砥石及び仕上げ砥石を円筒体に対してそれぞれ独立に接触回転し得かつ円筒体に沿って同期移動して粗研磨及び仕上げ研磨を同時に行う一対の粗研磨手段及び仕上げ研磨手段と、前記粗研磨手段による粗研磨を行う際に前記粗砥石を一定圧力で押圧する手段と、を備え、さらに前記研磨手段は、前記仕上げ砥石がPVA砥石よりなり、該仕上げ砥石をフリー回転自在な状態にしてかつ仕上げ研磨時圧力よりも高圧にして、該仕上げ砥石を仕上げ研磨時回転数よりも高速回転する円筒体に接触しかつ潤滑液をかけて、該仕上げ砥石を連れ回り回転させて円筒体に沿って移動することにより鏡面研磨するように構成されていることを特徴とする円筒体の砥石研磨装置。
  4. 駆動側チャック手段と移動側チャック手段を有し両チャック手段により円筒体を両端チャックして回転するロールチャック回転手段と、前記チャックされ回転する円筒体の面長方向に若干ずれた両側を研磨するように前記円筒体の両側に粗砥石を有する粗研磨手段と仕上げ砥石を有する仕上げ研磨手段が配置され、前記粗砥石と仕上げ砥石を円筒体に対してそれぞれ独立に接触回転し得かつ円筒体に沿って同期移動して円筒体の粗研磨と仕上げ研磨を選択的に行うか、又は先に粗研磨しその後を追随して仕上げ研磨を行う粗研磨手段と仕上げ研磨手段と、前記粗研磨手段による粗研磨を行う際に前記粗砥石を一定圧力で押圧する手段と、を備え、さらに前記研磨手段は、前記仕上げ砥石がPVA砥石よりなり、該仕上げ砥石をフリー回転自在な状態にしてかつ仕上げ研磨時圧力よりも高圧にして、該仕上げ砥石を仕上げ研磨時回転数よりも高速回転する円筒体に接触しかつ潤滑液をかけて、該仕上げ砥石を連れ回り回転させて円筒体に沿って移動することにより鏡面研磨するよ うに構成されていることを特徴とする円筒体の砥石研磨装置。
  5. 前記研磨手段は、駆動側チャックと移動側チャックのいずれか一方に待機するとともに、反対側に、ロール直径計測手段が待機するように設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の円筒体の砥石研磨装置。
  6. 前記ロール直径計測手段は、前記研磨手段が前記待機した状態で、計測手段を前記研磨手段の方向に移動して円筒体の直径を一定ピッチ毎に計測するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の円筒体の砥石研磨装置。
  7. 前記研磨手段は、前記ロール直径計測手段による計測直径値に基づいて、円筒体の全長を最小の計測直径値になるように、最小の計測直径値よりも大きい箇所を選択的に粗研磨するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の円筒体の砥石研磨装置。
  8. 前記ロール直径計測手段は、温度センサにより、円筒体の端部と端部から離れた円筒面の適宜の中程の温度を計測して、前記計測した計測直径値を補正する補正手段を備えていることを特徴とする請求項6又は7に記載の円筒体の砥石研磨装置。
  9. 前記各砥石の残量を計測する砥石残量計測手段が付設されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の円筒体の砥石研磨装置。
JP06945698A 1998-03-04 1998-03-04 円筒体の砥石研磨装置 Expired - Lifetime JP3891523B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06945698A JP3891523B2 (ja) 1998-03-04 1998-03-04 円筒体の砥石研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06945698A JP3891523B2 (ja) 1998-03-04 1998-03-04 円筒体の砥石研磨装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11254276A JPH11254276A (ja) 1999-09-21
JP3891523B2 true JP3891523B2 (ja) 2007-03-14

Family

ID=13403181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06945698A Expired - Lifetime JP3891523B2 (ja) 1998-03-04 1998-03-04 円筒体の砥石研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3891523B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1701399A (zh) * 2003-09-30 2005-11-23 株式会社村田制作所 单片陶瓷电子元件和制造其的方法
JP5421132B2 (ja) * 2010-01-07 2014-02-19 株式会社岡本工作機械製作所 シリコンインゴットの円筒研削装置および円筒研削方法
KR101591800B1 (ko) 2011-12-07 2016-02-05 가부시키가이샤 씽크. 라보라토리 단일 모터 구동 그라비아 실린더 척 기구
CN103591430B (zh) * 2013-11-05 2015-10-28 天长市天力液压机械有限责任公司 一种全自动胶辊加油机
CN112588499B (zh) * 2020-12-05 2022-06-07 青岛海德工程集团股份有限公司 一种水厂施工用管道表面喷涂设备
CN113352172A (zh) * 2021-07-05 2021-09-07 成都立海同创智能科技有限公司 轮子钢圈焊缝自动化打磨装置及打磨方法
CN114029836A (zh) * 2021-11-25 2022-02-11 浙江傅氏机械科技有限公司 一种磨削抛光一体式机床

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11254276A (ja) 1999-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5951377A (en) Microfinishing machine
KR100435251B1 (ko) 유리물품의 가공 마무리 장치
US6461228B2 (en) Grinding and polishing machines
US20040166769A1 (en) Apparatus and method for abrading a workpiece
US20040229553A1 (en) Method, apparatus, and tools for precision polishing of lenses and lens molds
JPH11513317A (ja) 軌道運動により回転するクランクピンの直径を点検するための装置
JP3891523B2 (ja) 円筒体の砥石研磨装置
US20070010173A1 (en) Apparatus for forming microscopic recesses on a cylindrical bore surface and method of forming the microscopic recesses on the cylindrical bore surface by using the apparatus
JP4587026B2 (ja) 微細凹部加工装置及び微細凹部加工方法
JP2007327827A (ja) 動特性検査装置
JP6187742B2 (ja) 眼鏡レンズ加工装置
JP4825374B2 (ja) 研削盤
JP2001062718A (ja) 両頭研削装置及び砥石位置修正方法
EP1297926B1 (en) Method and apparatus for grinding workpiece surfaces to super-finish surfaces with micro oil pockets
JP2015051478A (ja) 計測装置及びその計測装置を備えた研削盤
JP6187743B2 (ja) 眼鏡レンズ加工装置
JP3583264B2 (ja) 平面研削方法及び平面研削装置
GB2317585A (en) Grinding wheel forming
JPH08257902A (ja) ポリッシング装置
JPH1114305A (ja) 加工用のインプロセス光干渉式測定装置およびその測定装置を備えた加工装置、およびインプロセス光測定に適した加工工具
JPH11188622A (ja) 研削加工方法及び研削盤
KR100856290B1 (ko) 롤 연마기의 연마지석 교체장치
KR20040004899A (ko) 압연롤 표면결함 검출장치
JP4165302B2 (ja) 研削盤
JP3973301B2 (ja) 円筒体の砥石研磨装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040910

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20041022

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041108

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131215

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term