JP3891055B2 - 光ディスクの種類判別方法及び光ディスク装置 - Google Patents

光ディスクの種類判別方法及び光ディスク装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクの種類を光ディスク装置内に設けた光ピックアップを用いて判別する光ディスクの種類判別方法及び光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、光ディスクは、映像情報とか音声情報やコンピュータデータなどの情報信号を円盤状のディスク基板上で螺旋状又は同心円状に形成したトラックに高密度に記録し、且つ、記録済みのトラックを再生する際に所望のトラックを高速にアクセスできることから多用されている。
【0003】
この際、光ディスクは、再生専用タイプと記録再生可能タイプとに大別できる。ここで、再生専用タイプの光ディスクは、樹脂材を用いて射出成形により円盤状のディスク基板上に凹凸状のピット列でトラックを螺旋状又は同心円状に形成して、この凹凸状のピット列上にアルミなどの反射膜を膜付して信号面を形成している。一方、記録再生可能タイプの光ディスクは、樹脂材を用いて射出成形により円盤状のディスク基板上に凹凸状のグルーブとランドとでトラックを螺旋状又は同心円状に予め形成し、これらのグルーブとランド上に記録膜,反射膜を順に膜付して信号面を形成している。
【0004】
そして、再生専用タイプの光ディスクは、光ディスク装置内で光ディスクの径方向に移動自在に設けた光ピックアップから対物レンズを介して出射された再生用のレーザービームを信号面に照射して、信号面から反射された戻り光をフォトディテクタで検出して再生している。一方、記録再生可能タイプの光ディスクは、光ディスク装置内で光ディスクの径方向に移動自在に設けた光ピックアップから対物レンズを介して出射された記録用のレーザービームで信号面を記録し、この後、記録済みの信号面を上記と同じように再生用のレーザービームで再生している。
【0005】
上記した光ディスクのうちでCD(Compact Disc)は、音楽情報を予め記録した再生専用のものとか、コンピュータデータを予め記録した再生専用のCD−ROM(CD-Read Only Memory) とか、情報信号を1回だけ記録できる記録再生可能なCD−R(CD-Recordable) などがあり、これらの光ディスクはディスク基板厚みが1.2mmの単一なディスク基板を用いていることからCDとして取り扱われている。
【0006】
一方、CDよりも記録密度を高めたDVD(Digital Versatile Disc)は、ディジタル化して圧縮した映像や音声を再生する再生専用のものとか、コンピュータデータを予め記録した再生専用のDVD−ROM(DVD-Read Only Memory)とか、情報信号を1回だけ記録できる記録再生可能なDVD−R(DVD-Recordable)とか、情報信号を複数回記録できる記録再生可能なDVD−RW(DVD-Re recordable) ,DVD−RAM(DVD-Random Access Memory 又はDVD-Writable) などがあり、これらの光ディスクはディスク基板厚みが0.6mmのディスク基板を2枚貼り合わせて用いていることからDVDとして取り扱われている。
【0007】
更に、最近になって光ディスクに対してより一層高密度化を図るため、CD,DVDよりも情報信号を超高密度に記録及び/又は再生できる超高密度光ディスクの開発が盛んに行われている。
【0008】
図13(a)〜(c)はCD,DVD,超高密度光ディスクを、光ディスク装置内でそれぞれ再生する場合を模式的に示した図である。
【0009】
尚、光ディスクに形成した信号面は、上述したように再生専用タイプと記録再生可能タイプとがあるものの、以下の説明では、光ディスクの種類を検出する場合には再生用のレーザービームを用いる関係上、再生時を中心にして説明する。
【0010】
まず、図13(a)に示したCD(Compact Disc)10は、透明な樹脂材を用いて透明ディスク基板11が、直径120mm,中心孔の孔径15mm,ディスク基板厚み1.2mmに円盤状に形成されており、この透明ディスク基板11上に信号面12がトラックピッチを広くして形成され、更に、信号面12上に保護膜13が膜付けされている。
【0011】
そして、上記したCD10を光ディスク装置内の光ピックアップ(図示せず)により再生する場合には、開口数(NA)0.45の対物レンズOBL1で絞った波長780nmのレーザービームL1を透明ディスク基板11のレーザービーム入射面11a側から信号面12に照射し、この信号面12で反射した戻り光で信号面12を再生している。
【0012】
ここで、透明ディスク基板11側に形成した信号面12は、透明ディスク基板11のレーザービーム入射面11aから略1.2mmの位置にあり、且つ、この信号面12上にNA0.45の対物レンズOBL1からのレーザービームL1を合焦させた時に、対物レンズOBL1と透明ディスク基板11のレーザービーム入射面11aとの間のワーキングディスタンスWD1は略1mm程度である。
【0013】
次に、図13(b)に示したDVD20は、透明な樹脂材を用いた透明ディスク基板21と、樹脂材を用いた補強用ディスク基板24とがそれぞれ直径120mm,中心孔の孔径15mm,ディスク基板厚み0.6mmに円盤状に形成されて、両ディスク基板21,24同士を貼り合わせて合計のディスク基板厚みが1.2mmに形成されている。この際、透明ディスク基板21上に信号面22がトラックピッチをCD10より狭く形成され、更に、信号面22上に接着材層23を介して補強用ディスク基板24が貼り合わされている。
【0014】
そして、上記したDVD20を光ディスク装置内の光ピックアップ(図示せず)により再生する場合には、開口数(NA)0.6の対物レンズOBL2で絞った波長635nmのレーザービームL2を透明ディスク基板21のレーザービーム入射面21a側から信号面22に照射し、この信号面22で反射した戻り光で信号面22を再生している。
【0015】
ここで、透明ディスク基板21に形成した信号面22は、透明ディスク基板21のレーザービーム入射面21aから略0.6mmの位置にあり、且つ、この信号面22上にNA0.6の対物レンズOBL2からのレーザービームL2を合焦させた時に、対物レンズOBL2と透明ディスク基板21のレーザービーム入射面21aとの間のワーキングディスタンスWD2は略1mm程度である。
【0016】
次に、図13(c)に示した超高密度光ディスク30は、上述したように現時点で研究段階であるものの、概略の仕様は決められている。
【0017】
この仕様によると、超高密度光ディスク30は、樹脂材を用いたディスク基板31が直径120mm,中心孔の孔径15mm,ディスク基板厚み略1.1〜1.0mmに円盤状に形成され、且つ、厚みが略0.1〜0.2mmの透明な樹脂シートを用いた透明樹脂シート基板34がディスク基板31に合わせて直径120mm,中心孔の孔径が15mmよりごく僅かに大径に形成されて、両基板31,34同士を貼り合わせて合計のディスク基板厚みが1.2mmに形成されている。この際、ディスク基板31の一方の面31aに信号面32がトラックピッチをDVDよりもより一層狭く形成され、この信号面32側に透明接着材層33を介して厚みが略0.1〜0.2の透明樹脂シート基板34を貼り合せている。
【0018】
ここで、超高密度光ディスク30の信号方式のある一つの仕様では、半径22mmから23mmの内周側にリードイン領域(プリレコード領域)が設定され、このリードイン領域内に光ディスク製造情報や光ディスクフォーマット情報などが予め記録されており、且つ、リードイン領域よりも外周側で半径23mmから59mmに亘って使用者が必要とする記録再生領域が設定されている。この際、記録再生領域は、トラックピッチが0.32μmに設定され、このトラックピッチの約半分の幅がグルーブであり、残りの幅がランドであり、光ピックアップの方から光ディスク上を見て、光ピックアップに近い方をグルーブとし、光ピックアップに遠い方をランドとして定義されており、そして情報の記録はグルーブに対して行われている。
【0019】
この際、上記の方式で情報を記録するための変調方式は、2Tと呼ばれる「1,7PP」変調方式で、(1,7)RLL符号を改良したものが使用されており、最小情報が記録されている最短マーク長は超高密度光ディスク30の記録容量に応じて変化するものの0.14μmから0.17μmの間であり、直径12cmの光ディスク片面で27GBから30GBの記録容量となっている。
【0020】
一方、超高密度光ディスク30の信号方式の別の仕様は、ランドグルーブ方式と呼ばれるものであり、光ピックアップの方から光ディスク上を見て、光ピックアップに近い方にトラック幅が0.32μmのグルーブが形成され、且つ、光ピックアップに遠い方にトラック幅が0.32μmのランドが形成され、そして情報の記録はグルーブ及びランドに対して行われている。
【0021】
この際、上記の方式で情報を記録するための変調方式は、2Tと呼ばれる「1,7PP」変調方式で、(1,7)RLL符号を改良したものが使用されたり、あるいは、3T系と呼ばれる「D8/15変調」が使用され、最小情報が記録されている最短マーク長は0.14μmから0.17μmの間であり、直径12cmの光ディスク片面で27GBから30GBの記録容量となっている。
【0022】
更に、上記した各信号方式を適用した超高密度光ディスク30には情報記録層が複数層存在し、超高密度光ディスク用の光ピックアップの合焦点位置を各情報記録層に移動させるだけで、超高密度光ディスク30を反転させなくても記録再生が可能であり、情報記録層は2層型,3層型,4層型などが検討されている。
【0023】
そして、上記した超高密度光ディスク30を光ディスク装置内の光ピックアップ(図示せず)により再生する場合には、開口数(NA)0.7〜0.85の対物レンズOBL3で絞った波長400nm近辺のレーザービームL3を透明樹脂シート基板34のレーザービーム入射面34a側からディスク基板31上に形成した信号面32に照射し、この信号面32で反射した戻り光で信号面32を再生している。
【0024】
ここで、ディスク基板31側に形成した信号面32は、透明樹脂シート基板34のレーザービーム入射面34aから略0.1〜0.2mmの位置にあり、且つ、この信号面32上にNA0.7〜0.85の対物レンズOBL3からのレーザービームL3を合焦させた時に、対物レンズOBL3と透明樹脂シート基板34のレーザービーム入射面34aとの間のワーキングディスタンスWD3は0.5mm以下である。
【0025】
尚、上記した超高密度光ディスク30は、ディスク基板31上に信号面32を射出成形法により形成した場合を説明しているが、透明樹脂シート基板34側に信号面を形成する方法もあり、この場合には、図示を省略するものの、周知のフォトポリマー成形法(2P法)や圧縮成形法などを用いて、厚みが略0.1〜0.2mmの透明樹脂シート基板34上に紫外線によって硬化する透明樹脂を充填してこの上からスタンパ(図示せず)を当てて、透明樹脂シート基板34側から紫外線を照射することで、再生用のピット列、又は、記録再生用のグルーブとランドとを予め形成して信号面を形成し、この信号面上に接着材層を介して厚みが略1.1〜1.0mmの補強用ディスク基板を貼り合わせて超高密度光ディスクを形成する方法もある。
【0026】
ここで、上記したCD10,DVD20は市販されているため、CD10,DVD20を光ディスク装置(図示せず)を用いて記録及び/又は再生するにあたって、最近の光ディスク装置はCD10とDVD20の両者を選択的に装着可能に構成されており、ユーザーがCD10又はDVD20のいずれかを光ディスク装置内に挿入した時に、光ディスク装置内で各種のディスク種類判別方法によりCD10であるか、それともDVD20であるかを判別しているものの、光ディスク装置内でCD10又はDVD20を回転させながら内部に設けた光ピックアップ(図示せず)により判別する方法がディスク種類判別用の検出器を用いなために光ディスク装置の構成が簡単である。
【0027】
上記に伴って、光ディスク内に設けた光ピックアップを用いて光ディスクの種類を判別する際に、CD10とDVD20とを判別できる従来例が特開平11−250558号公報に開示されている。
【0028】
図14は従来の記録媒体判別方法を説明するためのフロー図、
図15は従来の記録媒体判別方法を説明するための信号波形図である。
【0029】
図14及び図15に示した従来の記録媒体判別方法は、上記した特開平11−250558号公報に開示されているものであり、ここでは同号公報を参照して要点のみを述べる。尚、詳しくは上記した特開平11−250558号公報を参照されたい。
【0030】
図14において、ステップS101で例えばコンパクディスク(CD)用のレーザーダイオードLDがONされ、ステップS102で対物レンズへのフォーカス駆動が図15(a)に示したように行われる。この状態で、ステップS103で再生信号の低周波成分が図15(b)に示したように監視される。そして、ステップS104で再生信号の低周波成分が所定レベル以上(FOK=H)であるか否かを判断され、再生信号の低周波成分が所定レベル以上であればフォーカスエラー信号が図15(c)に示したように得られる。更に、ステップS105でトラッキングエラー信号が図15(d)又は図15(e)に示したように測定され、ステップS106でこのトラッキングエラー(TE)信号のピークトゥピーク(PP)が所定の基準値より大きいか否かを判断される。そして、トラッキングエラー(TE)信号のピークトゥピーク(PP)の値が基準値より大きくない場合はステップS107でデジタルビデオディスク(DVD)のような高密度光ディスクであると判別され、一方、基準値より大きい場合にはステップS108でコンパクディスク(CD)であると判別されている。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の記録媒体判別方法では、トラックピッチの異なる複数種類の光ディスクの種類を判別する際に、トラックピッチの広いCDを再生するためのレーザービームをCD又はDVDに照射してその焦点を徐々に変化させる制御を行い、このCD又はDVDから反射した戻り光によって得られる再生信号が所定の範囲内となっている条件下で、トラッキングエラー信号のレベルを測定し、このトラッキングエラー信号のピークトゥピーク(PP)の値が基準値以下の場合にCDよりトラックピッチがより狭いDVDである判別しているが、これを実施できるのは図13(a),(b)で説明したように、CD10のワーキングディスタンスWD1と、DVD20のワーキングディスタンスWD2とが共に略1mm程度であるので、CD用の対物レンズOBL1をフォーカシングしている最中に対物レンズOBL1がCD10の透明ディスク基板11又はDVD20の透明ディスク基板21に衝突する危険性がないからである。
【0032】
一方、前述したように、DVD20よりも更に一層高密度化が図られた超高密度光ディスク30が近い将来出現する可能性があり、この超高密度光ディスク30が出回った場合に、CD10及び/又はDVD20と、超高密度光ディスク30とを記録及び/又は再生できる新たな光ディスク装置が市販される可能性が高い。
【0033】
この場合、上記した超高密度光ディスク30を新たな光ディスク装置に挿入した時に、超高密度光ディスク30を判別する方法が先に説明した従来の記録媒体判別方法に開示されていないために、超高密度光ディスク30を判別することができない。また、CD10及び/又はDVD20が新たな光ディスク装置に挿入された時に、超高密度光ディスク用の光ピックアップ(図示せず)が先に動作してしまうと、図13(c)で説明したように超高密度光ディスク用の光ピックアップ内に設けた対物レンズOLB3のワーキングディスタンスWD3が0.5mm以下であるので、対物レンズOLB3がCD10又はDVD20に衝突する危険性があり、CD10又はDVD20を傷つけてしまう恐れもある。
【0034】
そこで、CD10及び/又はDVD20と、超高密度光ディスク30とを記録及び/又は再生できる新たな光ディスク装置内で、超高密度光ディスク30に照射するためのレーザー光の波長よりも長波長のレーザー光を出射する光ピックアップを用いて、超高密度光ディスク30も判別できる光ディスクの種類判別方法及び光ディスク装置が望まれている。
【0035】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、CD(Compact Disc)及び/又はDVD(Digital Versatile Disc)と、前記CD及び/又はDVDよりも情報信号を超高密度に記録及び/又は再生できる超高密度光ディスクとを選択的に装着可能に構成した光ディスク装置内に、第1開口数の値に設定された対物レンズで絞り込んだ第1レーザー光を該対物レンズの第1ワーキングディスタンスの位置から前記CDに照射するCD用の光ピックアップ、及び/又は、前記第1開口数の値よりも大きな第2開口数の値に設定された対物レンズで絞り込んだ前記第1レーザー光よりも波長が短い第2レーザー光を該対物レンズの第2ワーキングディスタンスの位置から前記DVDに照射するDVD用の光ピックアップと、
前記第2開口数の値よりも大きな第3開口数の値に設定された対物レンズで絞り込んだ前記第2レーザー光よりも波長が短い第3レーザー光を前記第1,第2ワーキングディスタンスよりも半分以下に小さい第3ワーキングディスタンスの位置から前記超高密度光ディスクに照射する超高密度光ディスク用の光ピックアップとを設け、
前記第1レーザー光又は前記第2レーザー光を前記対物レンズを介して各光ディスクに照射して各信号面からの戻り光により該各光ディスクの種類を判別した際に、装着した光ディスクが前記超高密度光ディスクであると判別された時のみ超高密度光ディスク用の光ピックアップを始動させることを特徴とすると光ディスクの種類判別方法である。
【0036】
また、請求項2記載の発明は、CD(Compact Disc)及び/又はDVD(Digital Versatile Disc)と、前記CD及び/又はDVDよりも情報信号を超高密度に記録及び/又は再生できる超高密度光ディスクとを選択的に装着可能に構成した光ディスク装置であって、
第1開口数の値に設定された対物レンズで絞り込んだ第1レーザー光を該対物レンズの第1ワーキングディスタンスの位置から前記CDに照射するCD用の光ピックアップ、及び/又は、前記第1開口数の値よりも大きな第2開口数の値に設定された対物レンズで絞り込んだ前記第1レーザー光よりも波長が短い第2レーザー光を該対物レンズの第2ワーキングディスタンスの位置から前記DVDに照射するDVD用の光ピックアップと、
前記第2開口数の値よりも大きな第3開口数の値に設定された対物レンズで絞り込んだ前記第2レーザー光よりも波長が短い第3レーザー光を前記第1,第2ワーキングディスタンスよりも半分以下に小さい第3ワーキングディスタンスの位置から前記超高密度光ディスクに照射する超高密度光ディスク用の光ピックアップと、
前記第1レーザー光又は前記第2レーザー光を前記対物レンズを介して各光ディスクに照射して各信号面からの戻り光により該各光ディスクの種類を判別する判別手段と、
装着した前記光ディスクが前記判別手段で前記超高密度光ディスクであると判別された時のみ前記超高密度光ディスク用の光ピックアップを始動させる制御手段とを備えたことを特徴とすると光ディスク装置である。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る光ディスクの種類判別方法及び光ディスク装置の一実施例を図1乃至図12を参照して、<第1実施例>,<第2実施例>の順に詳細に説明する。
【0038】
<第1実施例>
図1は本発明に係る第1実施例の光ディスクの種類判別方法及び光ディスク装置を説明するためブロック図、
図2(a)は図1に示したCD/DVD兼用の光ピックアップと、超高密度光ディスク用の光ピックアップとを拡大して示した図であり、(b)は各光ピックアップ内の4分割型フォトディテクタを示した図である。
【0039】
まず、始めに、本発明に係る第1実施例の光ディスク装置の構成について、図1及び図2を用いて説明する。
【0040】
図1に示した如く、本発明に係る第1実施例の光ディスク装置50Aは、先に図13(a)〜(c)を用いて説明したCD(Compact Disc)10と、DVD(Digital Versatile Disc)20と、CD10及び/又はDVD20よりも情報信号を超高密度に記録及び/又は再生できる超高密度光ディスク30とを選択的に装着可能に構成されているものであるが、光ディスクの種類判別は各光ディスク10,20,30を再生して判別するために、図1では記録側の構成部材の図示を省略している。
【0041】
この第1実施例の光ディスク装置50A内には、CD10又はDVD20もしくは超高密度光ディスク30が図示しないターンテーブル上に回転自在に装着されており、これらの光ディスク10,20,30と対応して、CD/DVD兼用の光ピックアップ51と、超高密度光ディスク用の光ピックアップ52とが各光ディスク10,20,30と対向しながら各光ディスク10,20,30の径方向に移動自在に設けられている。
【0042】
尚、以下の説明では、CD10,DVD20を記録及び/又は再生するために、CD/DVD兼用の光ピックアップ51を設けているが、これに限ることなく、CD用の光ピックアップとDVD用の光ピックアップとを別々に設けても良い。
【0043】
上記したCD/DVD兼用の光ピックアップ51は、図2に拡大して示した如く、光ピックアップ筐体51aの内部に、CD用の第1半導体レーザー51bと、DVD用の第2半導体レーザー51cと、第1ビームスプリッタ51dと、コリメータレンズ51eと、第2ビームスプリッタ51fと、開口制御用フィルタ51gと、対物レンズ51hと、集光レンズ51iと、4分割型フォトディテクタ51jと、フォーカスコイル51kと、トラッキングコイル51lとが設けられている。
【0044】
即ち、光ピックアップ筐体51aの内部に設けられた第1,第2半導体レーザー51b,51cのうちで第1半導体レーザー51bはCD用として波長が780nmの第1レーザー光を出射するものであり、一方、第2半導体レーザー51cはDVD用として波長が635nmの第2レーザー光を出射するものである。この際、第1半導体レーザー51b又は第2半導体レーザー51cのいずれか一方が選択されて第1レーザー光又は第2レーザー光を出射するようになっており、各光ディスク10,20,30の種類を判別するために、初期設定として第1半導体レーザー51bを先に出射させるか、又は、初期設定として第2半導体レーザー51cを先に出射させるかは、光ディスク装置50Aによって予め設定されている。
【0045】
そして、CD/DVD兼用の光ピックアップ51の光ピックアップ筐体51a内に設けた第1半導体レーザー51bから出射した第1レーザー光は第1ビームスプリッタ51dの半透過膜を透過してコリメータレンズ51eに入射され、一方、第2半導体レーザー51cから出射した第2レーザー光は第1ビームスプリッタ51dの半透過膜で反射されてコリメータレンズ51eに入射される。
【0046】
この後、第1レーザー光又は第2レーザー光は、コリメータレンズ51eで平行光にされた後に第2ビームスプリッタ51fの半透過膜を透過して開口制御用フィルタ51gを介して対物レンズ51hに入射され、光ディスクの種類判別時に対物レンズ51hにより絞り込んだ第1レーザービームL1又は第2レーザービームL2がCD10又はDVD20もしくは超高密度光ディスク30に照射されている。この際、上記した開口制御用フィルタ51gは、図示しない液晶などを用いて対物レンズ51hへの開口数(NA)をCD10に対応させた時にNA=0.45程度に、一方、DVD20に対応させた時にNA=0.6程度に切り換えている。そして、開口制御用フィルタ51gは初期設定として第1半導体レーザー51bが駆動される時にはCD10側に切り換えられ、初期設定として第2半導体レーザー51cが駆動される時にDVD20側に切り換えられており、且つ、光ディスクの種類が判別されてCD10又はDVD20と判別された時にもそれぞれに対応して切り換えられている。
【0047】
更に、CD10又はDVD20もしくは超高密度光ディスク30に照射された第1レーザービームL1又は第2レーザービームL2は、各光ディスク10,20,30に膜付けした金属反射層(図示せず)で反射され、戻りの第1反射光又は第2反射光が対物レンズ51h,開口制御用フィルタ51gを通過して第2ビームスプリッタ51fの半透過膜で反射されて集光レンズ51iを介して4分割型フォトディテクタ51jに入射され、この4分割型フォトディテクタ51jで第1反射光又は第2反射光を光電変換した第1検出信号DS1(図1)又は第2検出信号DS2(図1)が検出されている。
【0048】
この際、図2(b)に示したように、4分割型フォトディテクタ51jは、略矩形状に形成されており、光ディスクの径方向に沿った直線と光ディスクのトラック方向に沿った直線とで受光領域が4等分に分割されており、この4分割型フォトディテクタ51j上に結像した各光ディスク10,20,30からの戻りの反射光を光電変換する際に、光ディスクの径方向の一方側にA領域及B領域が形成され、光ディスクの径方向の他方側にC領域及びD領域が形成されている。そして、4分割型フォトディテクタ51j上に結像した反射光によるビームスポットでA領域〜D領域に対応したA信号〜D信号を含んだ第1検出信号DS1(図1)又は第2検出信号DS2(図1)が検出されている。
【0049】
また、対物レンズ51hの近傍には、この対物レンズ51hをフォーカス制御するためのフォーカスコイル51kと、対物レンズ51hをトラッキング制御するためのトラッキングコイル51lとが設けられている。
【0050】
従って、上記したCD/DVD兼用の光ピックアップ51は、第1レーザー駆動回路54(図1)によってCD用の第1半導体レーザー51bを始動させた時にCD用の光ピックアップとして機能し、一方、第2レーザー駆動回路5(図1)によってDVD用の第2半導体レーザー51cを始動させた時にDVD用の光ピックアップとして機能するものである。
【0051】
次に、上記した超高密度光ディスク用の光ピックアップ52は、図2に拡大して示した如く、光ピックアップ筐体52aの内部に、超高密度光ディスク用の第3半導体レーザー52bと、コリメータレンズ52cと、ビームスプリッタ52dと、対物レンズ52eと、集光レンズ52fと、4分割型フォトディテクタ52gと、フォーカスコイル52hと、トラッキングコイル52iとが設けられている。
【0052】
即ち、光ピックアップ筐体52aの内部に設けられた第3半導体レーザー52bは超高密度光ディスク用として波長が400nm近辺の第3レーザー光を出射するものである。この際、第3半導体レーザー52bは、第1半導体レーザー51b又は第2半導体レーザー51bのいずれか一方を用いて各光ディスク10,20,30の種類を判別して、装着した光ディスクが超高密度光ディスク30であると判別された時のみ第3レーザー光を出射するように制御されている。
【0053】
そして、超高密度光ディスク用の光ピックアップ52の光ピックアップ筐体52a内に設けた第3半導体レーザー52bから出射した第3レーザー光は、コリメータレンズ52cで平行光にされた後にビームスプリッタ52dの半透過膜を透過して開口数(NA)が0.7〜0.85の対物レンズ52eに入射され、光ディスクの種類判別時に超高密度光ディスク30であると判断された時にのみ対物レンズ52eにより絞り込んだ第3レーザービームL3が超高密度光ディスク30に照射されている。
【0054】
更に、超高密度光ディスク30に照射された第3レーザービームL3は、超高密度光ディスク30に膜付けした金属反射層(図示せず)で反射され、戻りの第3反射光が対物レンズ52eを通過してビームスプリッタ52dの半透過膜で反射されて集光レンズ52fを介して4分割型フォトディテクタ52gに入射され、この4分割型フォトディテクタ52gで第3反射光を光電変換した第3検出信号DS3(図1)が検出されている。この際、図2(b)に示したように、4分割型フォトディテクタ52gも、先に説明した4分割型フォトディテクタ51jと同じように形成されている。
【0055】
また、対物レンズ52eの近傍には、この対物レンズ52eをフォーカス制御するためのフォーカスコイル52hと、対物レンズ52eをトラッキング制御するためのトラッキングコイル52iとが設けられている。
【0056】
図1に戻り、第1実施例の光ディスク装置50A内には、この装置50Aを全体的に制御するための制御手段としてCPU53が設けられており、このCPU53で第1〜第6スイッチSW1〜SW6を選択的に制御している。
【0057】
上記した第1スイッチSW1では、CD/DVD兼用の光ピックアップ51内の第1半導体レーザー51bを駆動する第1レーザー駆動回路54と、CD/DVD兼用の光ピックアップ51内の第2半導体レーザー51cを駆動する第2レーザー駆動回路55と、超高密度光ディスク用の光ピックアップ52内の第3半導体レーザー52bを駆動する第3レーザー駆動回路56とを選択的に切り換えている。この際、前述したように、各光ディスク10,20,30の種類を判別するために、初期設定としてCD/DVD兼用の光ピックアップ51内の第1半導体レーザー51bを先に始動させるか、又は、初期設定としてCD/DVD兼用の光ピックアップ51内の第2半導体レーザー51cを先に始動させるかによって、第1,第2レーザー駆動回路54,55の駆動順が制御されるようになっており、且つ、CD/DVD兼用の光ピックアップ51よって超高密度光ディスク30と判別された時のみ第3レーザー駆動回路56が駆動されるようになっている。
【0058】
次に、上記した第2スイッチSW2では、CD/DVD兼用の光ピックアップ51内の4分割型フォトディテクタ51jから出力された第1反射光による第1検出信号DS1又は第2反射光による第2検出信号DS2と、超高密度光ディスク用の光ピックアップ52内の4分割型フォトディテクタ52gから出力された第3反射光による第3検出信号DS3とを切り換えて、切り換えた後の第1〜第3検出信号DS1〜DS3のいずれか一つの検出信号をプリアンプ57に入力し、このプリアンプ57で増幅している。そして、プリアンプ57で増幅された第1〜第3検出信号DS1〜DS3のいずれか一つの検出信号を、フォーカスエラー信号検出回路58と、トラッキングエラー信号検出回路60と、RF信号検出回路62とに分岐して入力している。
【0059】
次に、上記したフォーカスエラー信号検出回路58は、プリアンプ57で増幅された第1〜第3検出信号DS1〜DS3のいずれか一つの検出信号を基にして、一つの検出信号中で図2(b)に示したA領域〜D領域からのA信号〜D信号に対して{(A+D)−(B+C)}を演算することで、第1〜第3検出信号DS1〜DS3と対応した第1〜第3フォーカスエラー信号FE1〜FE3のいずれか一つのフォーカスエラー信号を得て、この一つのフォーカスエラー信号を第5スイッチSW5と後述のフォーカス制御回路64とに分岐して出力している。
【0060】
ここで、第5スイッチSW5は、CPU53によってCD/DVD兼用の光ピックアップ51内の第1半導体レーザー51b又は第2半導体レーザー51cが動作している時のみON状態となっているので、第1フォーカスエラー信号FE1又は第2フォーカスエラー信号FE2が第5スイッチSW5を通過してフォーカスエラー判別回路59に入力される。一方、超高密度光ディスク用の光ピックアップ52内の第3半導体レーザー52bが動作している時には第5スイッチSW5がOFF状態となるので、第3フォーカスエラー信号FE3はフォーカスエラー判別回路59に入力されていない。
【0061】
上記したフォーカスエラー判別回路59では、初期設定として第1半導体レーザー51bを先に始動させた場合に第1フォーカスエラー信号FE1のレベルの大きを検出し、一方、初期設定として第2半導体レーザー51cを先に始動させた場合に第2フォーカスエラー信号FE2のレベルの大きを検出することで、いずれの場合でも第1フォーカスエラー信号FE1又は第2フォーカスエラー信号FE2のレベルによって光ディスクの種類を判別して、それぞれ判別結果FERをCPU53に知らせており、この一連の動作ついては後述する。
【0062】
次に、上記したトラッキングエラー信号検出回路60は、例えばCDや記録型DVDで使用されるプッシュプル法を例にとると、プリアンプ57で増幅された第1〜第3検出信号DS1〜DS3のいずれか一つの検出信号を基にして、一つの検出信号中で図2(b)に示したA領域〜D領域からのA信号〜D信号に対して{(A+B)−(C+D)}を演算することで、第1〜第3検出信号DS1〜DS3と対応した第1〜第3トラッキングエラー信号TE1〜TE3のいずれか一つのトラッキングエラー信号を得て、この一つのトラッキングエラー信号を第6スイッチSW6と後述のトラッキング制御回路65とに分岐して出力している。
【0063】
ここで、第6スイッチSW6も、CPU53によってCD/DVD兼用の光ピックアップ51内の第1半導体レーザー51b又は第2半導体レーザー51cが動作している時のみON状態となっているので、第1トラッキングエラー信号TE1又は第2トラッキングエラー信号TE2が第6スイッチSW6を通過してトラッキングエラー判別回路61に入力される。一方、超高密度光ディスク用の光ピックアップ52内の第3半導体レーザー52bが動作している時には第6スイッチSW6がOFF状態となるので、第3トラッキングエラー信号TE3はトラッキングエラー判別回路61に入力されていない。
【0064】
上記したトラッキングエラー判別回路61では、初期設定として第1半導体レーザー51bを先に始動させた場合に第1トラッキングエラー信号TE1のレベルの大きを検出し、一方、初期設定として第2半導体レーザー51cを先に始動させた場合に第2トラッキングエラー信号TE2のレベルの大きを検出することで、いずれの場合でも第1トラッキングエラー信号TE1又は第2トラッキングエラー信号TE2のレベルによって光ディスクの種類を判別して、それぞれ判別結果TERをCPU53に知らせており、この一連の動作ついても後述する。
【0065】
次に、上記したRF信号検出回路62は、プリアンプ57で増幅された第1〜第3検出信号DS1〜DS3のいずれか一つの検出信号を基にして、一つの検出信号中で図2(b)に示したA領域〜D領域からのA信号〜D信号に対して(A+B+C+D)を演算することで、第1〜第3検出信号DS1〜DS3と対応した第1〜第3RF信号RF1〜RF3のいずれか一つのRF信号を得て、この一つのRF信号を再生信号処理回路63に入力してここで光ディスクのフォーマットに従って信号処理した後に再生信号を出力している。
【0066】
尚、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の検出は、ナイフエッジ法,SSD法,プッシュプル法,3ビーム法など、種々の公知の方法によって行うことができる。
【0067】
次に、フォーカス制御回路64は、第4スイッチSW4を介してCD/DVD兼用の光ピックアップ51内のフォーカスコイル51k(図2)と、超高密度光ディスク用の光ピックアップ52内のフォーカスコイル52h(図2)とに選択的に切り換え可能に接続されており、フォーカスエラー信号検出回路58から出力された第1〜第3フォーカスエラー信号FE1〜FE3のいずれか一つのフォーカスエラー信号に応じて第4スイッチSW4を切り換えることで、CD/DVD兼用の光ピックアップ51内の対物レンズ51hと、超高密度光ディスク用の光ピックアップ52内の対物レンズ52eとを対応する光ディスクに対してフォーカス制御を行っている。
【0068】
次に、トラッキング制御回路65は、第3スイッチSW3を介してCD/DVD兼用の光ピックアップ51内のトラッキングコイル51l(図2)と、超高密度光ディスク用の光ピックアップ52内のトラッキングコイル52i(図2)とに選択的に切り換え可能に接続されており、トラッキングエラー信号検出回路60から出力された第1〜第3トラッキングエラー信号TE1〜TE3のいずれか一つのトラッキングエラー信号に応じて第3スイッチSW3を切り換えることで、CD/DVD兼用の光ピックアップ51内の対物レンズ51hと、超高密度光ディスク用の光ピックアップ52内の対物レンズ52eとを対応する光ディスクに対してトラッキング制御を行っている。
【0069】
ここで、上記のように構成した本発明に係る第1実施例の光ディスク装置50Aを用いて、CD10,DVD20,超高密度光ディスク30の種類を判別する動作について、図3〜図8を用いて説明する。
【0070】
図3は第1実施例において、初期設定としてCD用の第1レーザービームを用いた時の光ディスクの種類判別動作を示したフロー図、
図4は第1実施例において、初期設定としてCD用の第1レーザービームを用いた時の第1フォーカスエラー信号の波形を示した図であり、(a)はCDを再生した時、(b)はDVDを再生した時、(c)は超高密度光ディスクを再生した時を示した図、
図5は第1実施例において、初期設定としてCD用の第1レーザービームを用いた時の第1トラッキングエラー信号の波形を示した図であり、(a)はCDを再生した時、(b)はDVDを再生した時を示した図、
図6は第1実施例において、初期設定としてDVD用の第2レーザービームを用いた時の光ディスクの種類判別動作を示したフロー図、
図7は第1実施例において、初期設定としてDVD用の第2レーザービームを用いた時の第2フォーカスエラー信号の波形を示した図であり、(a)はCDを再生した時、(b)はDVDを再生した時、(c)は超高密度光ディスクを再生した時を示した図、
図8は第1実施例において、初期設定としてDVD用の第2レーザービームを用いた時の第2トラッキングエラー信号の波形を示した図であり、(a)はCDを再生した時、(b)はDVDを再生した時を示した図である。
【0071】
本発明に係る第1実施例の光ディスク装置50A内で、CD10又はDVD20もしくは超高密度光ディスク30の種類を光ピックアップを用いて判別する際に、従来技術で説明したように、超高密度光ディスク30に対して超高密度光ディスク用の光ピックアップ52内の対物レンズ52eのワーキングディスタンスは図13(c)で述べたように0.5mm以下であるので、超高密度光ディスク用の光ピックアップ52を最初から始動させるとCD10,DVD20を傷つけてしまう危険性があるので、ここでは初期設定として超高密度光ディスク30に照射するための第3レーザー光の波長よりも長波長の第1又は第2レーザー光を出射する第1又は第2半導体レーザー51b,51cのいずれか一方を先に始動させて光ディスクの種類の判別を行っている。
【0072】
まず、CD/DVD兼用の光ピックアップ51内の第1半導体レーザー51bを初期設定とした場合には、図3に示した如く、ステップS11で、第1半導体レーザー51bを始動させて対物レンズ51hからCD用の第1レーザービームL1を光ディスクに照射する。
【0073】
ステップS12では、CD/DVD兼用の光ピックアップ51内の対物レンズ51hをフォーカス制御回路64により光ディスクに対してフォーカス制御する。
【0074】
ステップS13では、フォーカスエラー信号判別回路59により、第1フォーカスエラー信号FE1のピークトゥピークレベル(以下、レベルと記す)を測定する。
【0075】
ステップS14では、フォーカスエラー信号判別回路59により測定した第1フォーカスエラー信号FE1のレベルが予め設定しておいた所定レベルより大きいか否かを判別する。ここで、フォーカスエラー信号判別回路59内のメモリ(図示せず)に記憶させた所定レベルは、図4(a),(b)に示した如く、CD10又はDVD20を再生した時には第1フォーカスエラー信号FE1のレベルが所定レベルより大となり、一方、図4(c)に示した如く、超高密度光ディスク30を再生した時には第1フォーカスエラー信号FE1のレベルが所定レベルより小となるように予め設定されている。
【0076】
そして、ステップS14で第1フォーカスエラー信号FE1のレベルが所定レベルより小さいと判別された時に、ステップS15でフォーカスエラー信号判別回路59は装着した光ディスクが超高密度光ディスク30であると判別する。この判別結果をフォーカスエラー信号判別回路59からCPU53に知らせることで、CPU53は超高密度光ディスク用の光ピックアップ52側に切り換えて、超高密度光ディスク用の第3半導体レーザー52bを始動させている。
【0077】
一方、ステップS14で第1フォーカスエラー信号FE1のレベルが所定レベルより大きいと判別された時に、ステップS16でトラッキングエラー信号判別回路61により、第1トラッキングエラー信号TE1のピークトゥピークレベル(以下、レベルと記す)を測定する。
【0078】
ステップS17では、トラッキングエラー信号判別回路61により測定した第1トラッキングエラー信号TE1のレベルが予め設定しておいた所定レベルより大きいか否かを判別する。ここで、トラッキングエラー信号判別回路61内のメモリ(図示せず)に記憶させた所定レベルは、図5(a)に示した如く、CD10を再生した時には第1トラッキングエラー信号TE1のレベルが所定レベルより大となり、一方、図5(b)に示した如く、DVD20を再生した時には第1トラッキングエラー信号TE1のレベルが所定レベルより小となるように予め設定されている。
【0079】
そして、ステップS16で第1トラッキングエラー信号TE1のレベルが所定レベルより小さいと判別された時に、ステップS18でトラッキングエラー信号判別回路61は装着した光ディスクがDVD20であると判別する。この判別結果をトラッキングエラー信号判別回路61からCPU53に知らせることで、CPU53はCD/DVD兼用の光ピックアップ51内で第2半導体レーザー51c側に切り換えて、DVD用の第2半導体レーザー51cを始動させている。
【0080】
一方、ステップS17で第1トラッキングエラー信号TE1のレベルが所定レベルより大きいと判別された時に、ステップS19でトラッキングエラー信号判別回路61は装着した光ディスクがCD10であると判別する。この判別結果をトラッキングエラー信号判別回路61からCPU53に知らせることで、CPU53はCD/DVD兼用の光ピックアップ51内でCD用の第1半導体レーザー51bをそのまま継続して駆動させている。
【0081】
次に、CD/DVD兼用の光ピックアップ51内の第2半導体レーザー51cを初期設定とした場合には、図6に示した如く、ステップS21で、第2半導体レーザー51cを始動させて対物レンズ51hからDVD用の第2レーザービームL2を光ディスクに照射する。
【0082】
ステップS22では、CD/DVD兼用の光ピックアップ51内の対物レンズ51hをフォーカス制御回路64により光ディスクに対してフォーカス制御する。
【0083】
ステップS23では、フォーカスエラー信号判別回路59により、第2フォーカスエラー信号FE2のピークトゥピークレベル(以下、レベルと記す)を測定する。
【0084】
ステップS24では、フォーカスエラー信号判別回路59により測定した第2フォーカスエラー信号FE2のレベルが予め設定しておいた所定レベルより大きいか否かを判別する。ここで、フォーカスエラー信号判別回路59内のメモリ(図示せず)に記憶させた所定レベルは、図7(a),(b)に示した如く、CD10又はDVD20を再生した時には第2フォーカスエラー信号FE2のレベルが所定レベルより大となり、一方、図7(c)に示した如く、超高密度光ディスク30を再生した時には第2フォーカスエラー信号FE2のレベルが所定レベルより小となるように予め設定されている。
【0085】
そして、ステップS24で第2フォーカスエラー信号FE2のレベルが所定レベルより小さいと判別された時に、ステップS25でフォーカスエラー信号判別回路59は装着した光ディスクが超高密度光ディスク30であると判別する。この判別結果をフォーカスエラー信号判別回路59からCPU53に知らせることで、CPU53は超高密度光ディスク用の光ピックアップ52側に切り換えて、超高密度光ディスク用の第3半導体レーザー52bを始動させている。
【0086】
一方、ステップS24で第2フォーカスエラー信号FE2のレベルが所定レベルより大きいと判別された時に、ステップS26でトラッキングエラー信号判別回路61により、第2トラッキングエラー信号TE2のピークトゥピークレベル(以下、レベルと記す)を測定する。
【0087】
ステップS27では、トラッキングエラー信号判別回路61により測定した第2トラッキングエラー信号TE2のレベルが予め設定しておいた所定レベルより大きいか否かを判別する。ここで、トラッキングエラー信号判別回路61内のメモリ(図示せず)に記憶させた所定レベルは、図8(a)に示した如く、CD10を再生した時には第2トラッキングエラー信号TE2のレベルが所定レベルより小となり、一方、図8(b)に示した如く、DVD20を再生した時には第2トラッキングエラー信号TE2のレベルが所定レベルより大となるように予め設定されている。
【0088】
そして、ステップS26で第2トラッキングエラー信号TE2のレベルが所定レベルより小さいと判別された時に、ステップS28でトラッキングエラー信号判別回路61は装着した光ディスクがCD10であると判別する。この判別結果をトラッキングエラー信号判別回路61からCPU53に知らせることで、CPU53はCD/DVD兼用の光ピックアップ51内で第1半導体レーザー51b側に切り換えて、CD用の第1半導体レーザー51bを始動させている。
【0089】
一方、ステップS27で第2トラッキングエラー信号TE2のレベルが所定レベルより大きいと判別された時に、ステップS29でトラッキングエラー信号判別回路61は装着した光ディスクがDVD20であると判別する。この判別結果をトラッキングエラー信号判別回路61からCPU53に知らせることで、CPU53はCD/DVD兼用の光ピックアップ51内でDVD用の第2半導体レーザー51cをそのまま継続して駆動させている。
【0090】
上記した光ディスクの種類判別時に、超高密度光ディスク30に照射するためのレーザー光の波長よりも長波長のレーザー光を出射するCD/DVD兼用の光ピックアップ51を用いて、この光ピックアップ51内の第1,第2半導体レーザー51b,51cのいずれか一方を先に始動させて、第1,第2フォーカスエラー信号のいずれか一方のフォーカスエラー信号のレベルが予め設定した所定レベルより小さい時に超高密度光ディスク30が判別されるので、超高密度光ディスク30と判別された時のみ超高密度光ディスク用の光ピックアップ52内で超高密度光ディスク用の第3半導体レーザー52bを始動させることで、光ピックアップ52内の対物レンズ52eがCD10,DVD20などに接触することがなくなるので、CD10,DVD20を傷つけることがない。
【0091】
尚、第1実施例の光ディスク装置50Aでは、CD/DVD兼用の光ピックアップ51と、超高密度光ディスク用の光ピックアップ52とを内蔵させて説明したが、超高密度光ディスク30に照射するためのレーザー光の波長よりも長波長のレーザー光を出射する光ピックアップ51を備えていれば、フォーカスエラー信号のレベルを測定することで、測定したフォーカスエラー信号のレベルが予め設定した所定レベルより小さい時に超高密度光ディスク30であると判別できるものである。
【0092】
<第2実施例>
図9は本発明に係る第2実施例の光ディスクの種類判別方法及び光ディスク装置を説明するためブロック図、
図10(a)は図9に示したCD用の光ピックアップと、DVD/超高密度光ディスク兼用の光ピックアップとを拡大して示した図であり、(b)は各光ピックアップ内の4分割型フォトディテクタを示した図、
図11は第2実施例において、初期設定としてCD用の第1レーザービームを用いた時の光ディスクの種類判別動作を示したフロー図、
図12は第2実施例において、初期設定としてDVD用の第2レーザービームを用いた時の光ディスクの種類判別動作を示したフロー図である。
【0093】
図9に示した本発明に係る第2実施例の光ディスク装置50Bは、先に図1を用いて説明した第1実施例の光ディスク装置50Aに対して光ピックアップの構成が異なるだけであり、ここでは説明の便宜上、先に示した構成部材に対しては同一の符号を付し、且つ、先に示した構成部材は必要に応じて適宜説明し、第1実施例と異なる構成部材に新たな符号を付して説明する。
【0094】
図9に示した如く、本発明に係る第2実施例の光ディスク装置50Bも、CD(Compact Disc)10と、DVD(Digital Versatile Disc)20と、CD10及び/又はDVD20よりも情報信号を超高密度に記録及び/又は再生できる超高密度光ディスク30とを選択的に装着可能に構成されている。
【0095】
この第2実施例では、CD用の光ピックアップ71と、DVD/超高密度光ディスク兼用の光ピックアップ72とが設けられている点が第1実施例と異なっている。
【0096】
まず、上記したCD用の光ピックアップ71は、図10に拡大して示した如く、光ピックアップ筐体71aの内部に、第1レーザー駆動回路54(図9)によって波長が780nmの第1レーザー光を出射するCD用の第1半導体レーザー71bと、コリメータレンズ71cと、ビームスプリッタ71dと、対物レンズ71eと、集光レンズ71fと、4分割型フォトディテクタ71gと、フォーカスコイル71hと、トラッキングコイル71iとが設けられている。
【0097】
そして、第1半導体レーザー71bから出射した波長780nmの第1レーザー光は、コリメータレンズ71cで平行光にされた後にビームスプリッタ71dの半透過膜を透過して開口数(NA)が0.45の対物レンズ71eに入射され、光ディスクの種類判別時に対物レンズ71eにより絞り込んだ第1レーザービームL1がCD10又はDVD20もしくは超高密度光ディスク30に照射されている。
【0098】
次に、上記したDVD/超高密度光ディスク兼用の光ピックアップ72は、図10に拡大して示した如く、光ピックアップ筐体72aの内部に、第2レーザー駆動回路55(図9)によって波長が635nmの第2レーザー光を出射するDVD用の第2半導体レーザー72bと、第3レーザー駆動回路56(図9)によって波長が400nm近辺の第3レーザー光を出射する超高密度光ディスク用の第3半導体レーザー72cと、第1ビームスプリッタ72dと、コリメータレンズ72eと、第2ビームスプリッタ72fと、開口制御用フィルタ72gと、対物レンズ72hと、集光レンズ72iと、4分割型フォトディテクタ72jと、フォーカスコイル72kと、トラッキングコイル72lとが設けられている。
【0099】
そして、第2半導体レーザー72bから出射した波長635nmの第2レーザー光は第1ビームスプリッタ72dの半透過膜で反射されてコリメータレンズ72eに入射され、一方、第3半導体レーザー72cから出射した波長400nm近辺の第3レーザー光は第1ビームスプリッタ72dの半透過膜を透過してコリメータレンズ72eに入射される。
【0100】
この後、第2レーザー光又は第3レーザー光は、コリメータレンズ72eで平行光にされた後に第2ビームスプリッタ72fの半透過膜を透過して開口制御用フィルタ72gを介して対物レンズ72hに入射され、光ディスクの種類判別時に対物レンズ72hにより絞り込んだ第2レーザービームL2がCD10又はDVD20もしくは超高密度光ディスク30に照射され、一方、対物レンズ72hにより絞り込んだ第3レーザービームL3は超高密度光ディスク30に対してのみ照射されている。この際、上記した開口制御用フィルタ72gは、図示しない液晶などを用いて対物レンズ72hへの開口数(NA)をDVD20に対応させた時にNA=0.6程度に、一方、超高密度光ディスク30に対応させた時にNA=0.7〜0.85程度に切り換えている。そして、開口制御用フィルタ72gは初期設定として第2半導体レーザー72bが駆動される時にはDVD20側に切り換えられ、光ディスクの種類判別時に超高密度光ディスク30である判別された時にこれと対応して切り換えられている。
【0101】
従って、上記したDVD/超高密度光ディスク兼用の光ピックアップ72は、第2レーザー駆動回路55(図9)によってDVD用の第2半導体レーザ72bを始動させた時にDVD用の光ピックアップとして機能し、一方、第3レーザー駆動回路56(図9)によって超高密度光ディスク用の第3半導体レーザー72cを始動させた時に超高密度光ディスク用の光ピックアップとして機能するものである。
【0102】
ここで、第2実施例における光ディスクの種類判別方法について、図9〜図12を併用して説明する。
【0103】
まず、図11に示した如く、CD用の光ピックアップ71内の第1半導体レーザー71bを初期設定とした場合には、ステップS31で、第1半導体レーザー71bを始動させて対物レンズ71eからCD用の第1レーザービームL1を光ディスクに照射する。
【0104】
ステップS32では、CD用の光ピックアップ71内の対物レンズ71eをフォーカス制御回路64により光ディスクに対してフォーカス制御する。
【0105】
ステップS33では、フォーカスエラー信号判別回路59により、第1フォーカスエラー信号FE1のピークトゥピークレベル(以下、レベルと記す)を測定する。
【0106】
ステップS34では、フォーカスエラー信号判別回路59により測定した第1フォーカスエラー信号FE1のレベルが予め設定しておいた所定レベルより大きいか否かを判別する。
【0107】
そして、ステップS34で第1フォーカスエラー信号FE1のレベルが所定レベルより小さいと判別された時に、ステップS35でフォーカスエラー信号判別回路59は装着した光ディスクが超高密度光ディスク30であると判別する。この判別結果をフォーカスエラー信号判別回路59からCPU53に知らせることで、CPU53はDVD/超高密度光ディスク用の光ピックアップ72側に切り換えて、超高密度光ディスク用の第3半導体レーザー72cを始動させている。
【0108】
一方、ステップS34で第1フォーカスエラー信号FE1のレベルが所定レベルより大きいと判別された時に、ステップS36でトラッキングエラー信号判別回路61により、第1トラッキングエラー信号TE1のピークトゥピークレベル(以下、レベルと記す)を測定する。
【0109】
ステップS37では、トラッキングエラー信号判別回路61により測定した第1トラッキングエラー信号TE1のレベルが予め設定しておいた所定レベルより大きいか否かを判別する。
【0110】
そして、ステップS36で第1トラッキングエラー信号TE1のレベルが所定レベルより小さいと判別された時に、ステップS38でトラッキングエラー信号判別回路61は装着した光ディスクがDVD20であると判別する。この判別結果をトラッキングエラー信号判別回路61からCPU53に知らせることで、CPU53はDVD/超高密度光ディスク用の光ピックアップ72側に切り換えて、DVD用の第2半導体レーザー72bを始動させている。
【0111】
一方、ステップS37で第1トラッキングエラー信号TE1のレベルが所定レベルより大きいと判別された時に、ステップS39でトラッキングエラー信号判別回路61は装着した光ディスクがCD10であると判別する。この判別結果をトラッキングエラー信号判別回路61からCPU53に知らせることで、CPU53はCD用の光ピックアップ71内でCD用の第1半導体レーザー71bをそのまま継続して駆動させている。
【0112】
次に、図12に示した如く、DVD/超高密度光ディスク兼用の光ピックアップ72内の第2半導体レーザー72bを初期設定とした場合には、第2半導体レーザー72bを始動させて対物レンズ72hからDVD用の第2レーザービームL2を光ディスクに照射する。
【0113】
ステップS42では、DVD/超高密度光ディスク兼用の光ピックアップ72内の対物レンズ72hをフォーカス制御回路64により光ディスクに対してフォーカス制御する。
【0114】
ステップS43では、フォーカスエラー信号判別回路59により、第2フォーカスエラー信号FE2のピークトゥピークレベル(以下、レベルと記す)を測定する。
【0115】
ステップS44では、フォーカスエラー信号判別回路59により測定した第2フォーカスエラー信号FE2のレベルが予め設定しておいた所定レベルより大きいか否かを判別する。
【0116】
そして、ステップS44で第2フォーカスエラー信号FE2のレベルが所定レベルより小さいと判別された時に、ステップS45でフォーカスエラー信号判別回路59は装着した光ディスクが超高密度光ディスク30であると判別する。この判別結果をフォーカスエラー信号判別回路59からCPU53に知らせることで、CPU53はDVD/超高密度光ディスク兼用の光ピックアップ72内で第3半導体レーザー72c側に切り換えて、超高密度光ディスク用の第3半導体レーザー72cを始動させている。
【0117】
一方、ステップS44で第2フォーカスエラー信号FE2のレベルが所定レベルより大きいと判別された時に、ステップS46でトラッキングエラー信号判別回路61により、第2トラッキングエラー信号TE2のピークトゥピークレベル(以下、レベルと記す)を測定する。
【0118】
ステップS47では、トラッキングエラー信号判別回路61により測定した第2トラッキングエラー信号TE2のレベルが予め設定しておいた所定レベルより大きいか否かを判別する。
【0119】
そして、ステップS46で第2トラッキングエラー信号TE2のレベルが所定レベルより小さいと判別された時に、ステップS48でトラッキングエラー信号判別回路61は装着した光ディスクがCD10であると判別する。この判別結果をトラッキングエラー信号判別回路61からCPU53に知らせることで、CPU53はCD用の光ピックアップ71側に切り換えて、CD用の第1半導体レーザー71bを始動させている。
【0120】
一方、ステップS47で第2トラッキングエラー信号TE2のレベルが所定レベルより大きいと判別された時に、ステップS49でトラッキングエラー信号判別回路61は装着した光ディスクがDVD20であると判別する。この判別結果をトラッキングエラー信号判別回路61からCPU53に知らせることで、CPU53はDVD/超高密度光ディスク兼用の光ピックアップ72内でDVD用の第2半導体レーザー72bをそのまま継続して駆動させている。
【0121】
上記した光ディスクの種類判別時作に、CD用の光ピックアップ71と、DVD/超高密度光ディスク兼用の光ピックアップ72とを用いて、CD用の光ピックアップ71内の第1半導体レーザー71b又はDVD/超高密度光ディスク兼用の光ピックアップ72内の第2半導体レーザー71bのいずれか一方を先に始動させて、第1,第2フォーカスエラー信号のいずれか一方のフォーカスエラー信号のレベルが予め設定した所定レベルより小さい時に超高密度光ディスク30が判別されるので、超高密度光ディスク30と判別された時のみDVD/超高密度光ディスク兼用の光ピックアップ72内で超高密度光ディスク用の第3半導体レーザー72cを始動させることで、CD10,DVD20を傷つけることがない。
【0122】
尚、第2実施例の光ディスク装置50Bで、CD用の光ピックアップ71を設けない場合もあり、この場合にはDVD/超高密度光ディスク兼用の光ピックアップ72内でDVD用の第2半導体レーザー72bを先に始動させることにより、DVD20と超高密度光ディスク30とを判別できる。
【0123】
更に尚、第1,第2実施例とは異なって、図示しない一つの光ピックアップ内にCD用の第1半導体レーザーと、DVD用の第2半導体レーザーと、超高密度光ディスク用の第3半導体レーザーとを3種類内蔵させる光ディスク装置も考えられ、この場合にも第1又は第2半導体レーザーのいずれか一方を先に始動させることにより、上記した第1,第2実施例の技術的思想をそのまま適用できる。
【0124】
【発明の効果】
以上詳述した本発明に係る光ディスクの種類判別方法及び光ディスク装置によると、とくに、超高密度光ディスクに照射するためのレーザー光の波長よりも長波長のレーザー光を出射するCD及び/又はDVD用の光ピックアップを用いて各光ディスクの種類を判別した際に、装着した光ディスクが超高密度光ディスクであると判別された時のみ超高密度光ディスク用の光ピックアップを始動させているため、CD及び/又はDVDなどの光ディスクに超高密度光ディスク用の光ピックアップ内に設けた対物レンズが衝突する危険性が全く無くなるので、CD及び/又はDVDなどの光ディスクを傷つけることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の光ディスクの種類判別方法及び光ディスク装置を説明するためブロック図である。
【図2】(a)は図1に示したCD/DVD兼用の光ピックアップと、超高密度光ディスク用の光ピックアップとを拡大して示した図であり、(b)は各光ピックアップ内の4分割型フォトディテクタを示した図である。
【図3】第1実施例において、初期設定としてCD用の第1レーザービームを用いた時の光ディスクの種類判別動作を示したフロー図である。
【図4】第1実施例において、初期設定としてCD用の第1レーザービームを用いた時の第1フォーカスエラー信号の波形を示した図であり、(a)はCDを再生した時、(b)はDVDを再生した時、(c)は超高密度光ディスクを再生した時を示した図である。
【図5】第1実施例において、初期設定としてCD用の第1レーザービームを用いた時の第1トラッキングエラー信号の波形を示した図であり、(a)はCDを再生した時、(b)はDVDを再生した時を示した図である。
【図6】第1実施例において、初期設定としてDVD用の第2レーザービームを用いた時の光ディスクの種類判別動作を示したフロー図である。
【図7】第1実施例において、初期設定としてDVD用の第2レーザービームを用いた時の第2フォーカスエラー信号の波形を示した図であり、(a)はCDを再生した時、(b)はDVDを再生した時、(c)は超高密度光ディスクを再生した時を示した図である。
【図8】第1実施例において、初期設定としてDVD用の第2レーザービームを用いた時の第2トラッキングエラー信号の波形を示した図であり、(a)はCDを再生した時、(b)はDVDを再生した時を示した図である。
【図9】本発明に係る第2実施例の光ディスクの種類判別方法及び光ディスク装置を説明するためブロック図である。
【図10】(a)は図9に示したCD用の光ピックアップと、DVD/超高密度光ディスク兼用の光ピックアップとを拡大して示した図であり、(b)は各光ピックアップ内の4分割型フォトディテクタを示した図である。
【図11】第2実施例において、初期設定としてCD用の第1レーザービームを用いた時の光ディスクの種類判別動作を示したフロー図である。
【図12】第2実施例において、初期設定としてDVD用の第2レーザービームを用いた時の光ディスクの種類判別動作を示したフロー図である。
【図13】(a)〜(c)はCD,DVD,超高密度光ディスクを、光ディスク装置内でそれぞれ再生する場合を模式的に示した図である。
【図14】従来の記録媒体判別方法を説明するためのフロー図である。
【図15】従来の記録媒体判別方法を説明するための信号波形図である。
【符号の説明】
10…CD(Compact Disc)、
20…DVD(Digital Versatile Disc)、
30…超高密度光ディスク、
50A…第1実施例の光ディスク装置、
50B…第2実施例の光ディスク装置、
51…CD/DVD兼用の光ピックアップ、
51b…CD用の第1半導体レーザー、
51c…DVD用の第2半導体レーザー、
51h…対物レンズ、
51j…4分割型フォトディテクタ、
52…超高密度光ディスク用の光ピックアップ、
52b…超高密度光ディスク用の第3半導体レーザー、
52e…対物レンズ、
52g…4分割型フォトディテクタ、
53…制御手段(CPU)、
54〜56…第1〜第3レーザー駆動回路、
57…プリアンプ、
58…フォーカスエラー信号検出回路、
59…フォーカスエラー信号判別回路、
60…トラッキングエラー信号検出回路、
61…トラッキングエラー信号判別回路、
64…フォーカス制御回路、
65…トラッキング制御回路、
71…CD用の光ピックアップ、
71b…CD用の第1半導体レーザー、
71e…対物レンズ、
71g…4分割型フォトディテクタ、
72…DVD/超高密度光ディスク兼用の光ピックアップ、
72b…DVD用の第2半導体レーザー、
72c…超高密度光ディスク用の第3半導体レーザー、
72h…対物レンズ、
72j…4分割型フォトディテクタ。

Claims (2)

  1. CD(Compact Disc)及び/又はDVD(Digital Versatile Disc)と、前記CD及び/又はDVDよりも情報信号を超高密度に記録及び/又は再生できる超高密度光ディスクとを選択的に装着可能に構成した光ディスク装置内に、第1開口数の値に設定された対物レンズで絞り込んだ第1レーザー光を該対物レンズの第1ワーキングディスタンスの位置から前記CDに照射するCD用の光ピックアップ、及び/又は、前記第1開口数の値よりも大きな第2開口数の値に設定された対物レンズで絞り込んだ前記第1レーザー光よりも波長が短い第2レーザー光を該対物レンズの第2ワーキングディスタンスの位置から前記DVDに照射するDVD用の光ピックアップと、
    前記第2開口数の値よりも大きな第3開口数の値に設定された対物レンズで絞り込んだ前記第2レーザー光よりも波長が短い第3レーザー光を前記第1,第2ワーキングディスタンスよりも半分以下に小さい第3ワーキングディスタンスの位置から前記超高密度光ディスクに照射する超高密度光ディスク用の光ピックアップとを設け、
    前記第1レーザー光又は前記第2レーザー光を前記対物レンズを介して各光ディスクに照射して各信号面からの戻り光により該各光ディスクの種類を判別した際に、装着した光ディスクが前記超高密度光ディスクであると判別された時のみ超高密度光ディスク用の光ピックアップを始動させることを特徴とすると光ディスクの種類判別方法。
  2. CD(Compact Disc)及び/又はDVD(Digital Versatile Disc)と、前記CD及び/又はDVDよりも情報信号を超高密度に記録及び/又は再生できる超高密度光ディスクとを選択的に装着可能に構成した光ディスク装置であって、
    第1開口数の値に設定された対物レンズで絞り込んだ第1レーザー光を該対物レンズの第1ワーキングディスタンスの位置から前記CDに照射するCD用の光ピックアップ、及び/又は、前記第1開口数の値よりも大きな第2開口数の値に設定された対物レンズで絞り込んだ前記第1レーザー光よりも波長が短い第2レーザー光を該対物レンズの第2ワーキングディスタンスの位置から前記DVDに照射するDVD用の光ピックアップと、
    前記第2開口数の値よりも大きな第3開口数の値に設定された対物レンズで絞り込んだ前記第2レーザー光よりも波長が短い第3レーザー光を前記第1,第2ワーキングディスタンスよりも半分以下に小さい第3ワーキングディスタンスの位置から前記超高密度光ディスクに照射する超高密度光ディスク用の光ピックアップと、
    前記第1レーザー光又は前記第2レーザー光を前記対物レンズを介して各光ディスクに照射して各信号面からの戻り光により該各光ディスクの種類を判別する判別手段と、
    装着した前記光ディスクが前記判別手段で前記超高密度光ディスクであると判別された時のみ前記超高密度光ディスク用の光ピックアップを始動させる制御手段とを備えたことを特徴とすると光ディスク装置。
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