JP3890946B2 - ハイブリッド車用電源回路の安全装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハイブリッド車(hybrid Electric Vehicle)用電源回路の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハイブリッド車は、例えば、化石燃料によりエンジンを回転し、そのエネルギーを電気に変換し、その電気エネルギーを走行用モータに供給することにより車両を駆動するシステムを有している。このため、直流を交流に変換するインバータとバッテリ、インバータとモータとの間には電源用ケーブルが接続されている。電源用ケーブルには車両の各種機器と接続するための専用コネクタが取り付けられている。
【0003】
例えば、モータの電力供給のために用いられる電源ケーブルは、25kWのモータに使用する場合、バッテリ電圧42Vで最大600Aの電流供給が必要となるため、電力ケーブルのみならず電源ケーブル用コネクタもその電流に耐えうるものが使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の電源ケーブル用コネクタによると、電源ケーブルに大電流が流れるために、電源ケーブル用コネクタが接続機器から外れた場合には、火花が発生して、接続機器の焼損、人体の火傷、火災などの災害が発生するという問題がある。
【0005】
従って、本発明の目的は、電源ケーブル用コネクタが接続機器から外れた場合であっても、接続機器や人体に損傷を与えず、また、火災などの災害の発生を防止したハイブリッド車用電源回路の安全装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、電源から電源コネクタ付き電源ケーブルを介して電力機器へ電力を供給するハイブリッド車用電源回路の安全装置において、シールド線を有する電源ケーブルと、絶縁性ハウジングと該絶縁性ハウジング内の前記シールド線と接続されたシールドリングと電極とを有する電源コネクタと、前記電極と接続されたリード線と、電力機器への電力を遮断する遮断回路と、前記シールド線および前記リード線と接続され、前記シールドリングおよび前記シールド線と前記電極間の静電容量を測定する静電容量測定回路と、前記静電容量測定回路で測定した静電容量の変化を検出して前記遮断回路に電力を遮断させる制御回路とを備えたことを特徴とするハイブリッド車用電源回路の安全装置を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明によるハイブリッド車用電源回路の安全装置についての実施の形態を説明する。
【0009】
図1は、本発明による電源ケーブル用コネクタを示し、電源ケーブルと接続された雌と他の接続機器に接続される雄を示す図である。
【0010】
電源コネクタ10は、絶縁性ハウジング3を外装とし、絶縁性ハウジング3の中には、電源ケーブル4の導体40、導体40と接続されて機器側(バッテリ、インバータ、モータなど)の接続導体と接続するためのソケットコンタクト33、リード線2に接続された電極1などが収納されている。
【0011】
絶縁性ハウジング3は、電源ケーブル4側が小径、他の接続機器側が大径に形成されている。絶縁性ハウジングの小径側3bの内側に、電源ケーブル4の固定、防塵などのためのワイヤスペーサ31、ラバープラグ32が取り付けられている。絶縁性ハウジング3の大径側3aには、接続機器側のピンコンタクト7の先端のピン部71と導体40とを接続するための円筒状の穴があけられたソケットコンタクト33を有している。
【0012】
ソケットコンタクト33の外周のソケットケース34の外周は、シールドリング35によりシールドされている。従って、ソケットコンタクト33をシールドすることとなる。このシールドリング35は、電源ケーブル4のシールド線43と接続している。
【0013】
ピンコンタクト7の先端のピン部71の周囲には、ピン部71を保護するとともに、ソケットケース34とシールリング36を介して嵌合し、防塵などの役目を果たすカバー72が設けられている。
【0014】
また、絶縁性ハウジング3の大径側3aの上部は、キャップハウジング37として下部より大径となっている。これは、ピンコンタクト7のカバー72と嵌合したときに、両者の回転を防止するためである。カバー72と連続するピンコンタクトの外周73は、ねじ切りされ、図示しないナットによりピンコンタクト7をパネルなどに固定する。なお、絶縁性ハウジング3の大径側3aは、小径側3b方向にスライドでき、ピン部を含むピンコンタクト7との係合を確実にするとともに、着脱も容易にできるようになっている。
【0015】
絶縁性ハウジング3は、ポリフェニレンサルファイド、ポリブチレンテレフタレート、架橋ポリエチレンなどにより作製する。
【0016】
電極1は、所定の表面積を有する導電性材料により作製され、外被を絶縁性材料で被覆したリード線2が取り付けられている。リード線2は、他端が静電容量の変化を検出する変換器に接続される。リード線2は、電源ケーブル4の表面又はシース内に配置されて静電容量の測定・電源制御回路が取り付けられている場所まで延長される。
【0017】
電源ケーブル4の導体40は、後述する電源遮断回路に接続され、シールド線43は、接地される。このことから、ソケットコンタクト33及び電源ケーブル4の導体40をシールドするシールドリング35およびシールド線43と電極1との間でコンデンサを形成することとなる。
【0018】
なお、Lは、後述する引抜き長さであり、ソケットコンタクト33からピン部71がどのくらい引抜かれているかを示す長さである。
【0019】
図2及び図3は、リード線2の引き回しの説明図である。図2(a)は、リード線2が電源ケーブル4のシース42内に配置される例を示し、図2(b)は、電源ケーブル4の断面図を示す。符号41は、導体40とシールド線43の間の絶縁体、1aは、電極1とリード線2との接点部である。図3(a)は、リード線2が電源ケーブル4の表面に配置される例を示し、図3(b)は、リード線2を含む電源ケーブル4の断面図を示す。
【0020】
上記の電源コネクタ10は、接続される機器側のピンコネクト7の先端のピン部71がソケットコンタクト33に挿入されることによって、他の機器と接続される。
【0021】
図4は、静電容量の測定・電源制御回路50の一例を示す図である。静電容量の測定・電源制御回路50は、電源ケーブル4のシールド線43、すなわち、シールド線43に接続されたシールドリング35と絶縁性ハウジング3内に設けられた電極1との間に発振器51により高周波電圧を印加し、変換器52によりシールドリング35と電極1との間の電流を所定時間ごとに測定し、得られた電流値から静電容量を算出する。算出された静電容量Cが変化した場合、その変化を検出回路54で検出して、一定以上の変化があれば、電流遮断回路55により電源ケーブル4を経由する各種機器への通電を遮断する。高周波電圧の使用周波数は、1kHzから1MHz程度である。変換器52は、抵抗ユニット又は巻き線を利用したインダクタンスユニットである。
【0022】
ここで、静電容量Cは、
(ε:誘電率、S:電極面積、d:導体と電極との厚さ)
で定まり、高周波電圧を一定とすると、検出電流Iは、
【0023】
I=ωCV (ω:2πf、C:静電容量、V:高周波電圧、f:周波数)
で表わされ、ωとVが一定であることから、変換器52により電流Iの変化を測定することで、静電容量を知ることができる。また、電流が変化することが測定できれば、静電容量の変化を知ることができる。更に、誘電率が変化すれば、静電容量も変化することがわかる。
【0024】
すなわち、電極1に近接するピンコンタクト7のピン部71がソケットコンタクト33と完全に嵌合しているときは、一定の静電容量であるが、ピン部71がソケットコンタクト33に不十分な嵌合をしているときには、ピン部71とソケットコンタクト33の位置関係が完全に嵌合している場合と異なるため、ピン部71の位置により静電容量が変化する。そこで、変換器52により電流を測定し、得られた電流値から静電容量を算出する。得られた静電容量を検出回路54で検出し、所定値以下になれば、ソケットコンタクト33からピン部71が抜けたかあるいは抜けかかっていると判断し、電源遮断回路55に電源ケーブル4の通電を遮断する信号を送り、電源遮断回路55において、電源ケーブル4とバッテリなどとの間の通電を遮断する。
【0025】
図5は、ピンコンタクトの先端のピン部71がソケットコンタクト33からどれくらい抜けたかによって、静電容量がどのように変化するかを示す図である。図5(a)は、電源ケーブル4のシールド線43と電極1に取り付けられたリード線2との間に静電容量計9を取り付けて、静電容量を測定する場合の説明図である。引抜き長さLは、ピンコンタクトのピン部がソケットコンタクトからどのくらい抜けたかを意味する。図5(b)は、静電容量と引抜き長さとの関係を示す図である。縦軸に静電容量(pF)、横軸にピン部の引抜き長さ(mm)をとると、静電容量は、引抜き長さに対し直線的に変化することが認められる。
【0026】
従って、電極と電源ケーブルのシールド線との間の静電容量を測定し、静電容量が一定値以下になれば電源ケーブルへの通電を遮断することで、電源コネクタが接続機器の接続導体から外れることによる火花の発生を防止でき、機器や人体への損傷、火災などの災害の発生をなくすことができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による電源ケーブルによれば、電源コネクタが接続機器の接続導体から外れた場合や外れるおそれがあるときに電源ケーブルへの通電を遮断することとしたため、電源コネクタが接続機器の接続導体から外れたときに火花が発生しないので、接続機器や人体に損傷を与えず、また、火災などの災害の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電源ケーブル用コネクタを他の機器の接続金具と接続した状態を示す図である。
【図2】 リード線をシース内に配置した図である。
【図3】 リード線をシース表面に配置した図である。
【図4】 静電容量の測定・電源制御回路の一例を示す図である。
【図5】 静電容量とピン部の引抜き長さの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 電極
2 リード線
3 絶縁性ハウジング
3a 大径側
3b 小径側
4 電源ケーブル
7 ピンコンタクト
9 静電容量計
10 電源コネクタ
31 ワイヤスペーサ
32 ラバープラグ
33 ソケットコンタクト
34 ソケットケース
35 シールドリング
36 シールリング
37 キャップハウジング
40 導体
41 絶縁体
42 シース
43 シールド線
50 静電容量の測定・電源制御回路
51 発振器
52 変換器
54 検出回路
55 電源遮断回路
71 ピン部
72 カバー
73 ピンコンタクトの外周

Claims (1)

  1. 電源から電源コネクタ付き電源ケーブルを介して電力機器へ電力を供給するハイブリッド車用電源回路の安全装置において、
    シールド線を有する電源ケーブルと、
    絶縁性ハウジングと該絶縁性ハウジング内の前記シールド線と接続されたシールドリングと電極とを有する電源コネクタと、
    前記電極と接続されたリード線と、
    電力機器への電力を遮断する遮断回路と、
    前記シールド線および前記リード線と接続され、前記シールドリングおよび前記シールド線と前記電極間の静電容量を測定する静電容量測定回路と、
    前記静電容量測定回路で測定した静電容量の変化を検出して前記遮断回路に電力を遮断させる制御回路と
    を備えたことを特徴とするハイブリッド車用電源回路の安全装置。
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