JP5503993B2 - 機器直結型端末および機器直結型端末を使用した電力ケーブルの点検方法 - Google Patents

機器直結型端末および機器直結型端末を使用した電力ケーブルの点検方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5503993B2
JP5503993B2 JP2010026408A JP2010026408A JP5503993B2 JP 5503993 B2 JP5503993 B2 JP 5503993B2 JP 2010026408 A JP2010026408 A JP 2010026408A JP 2010026408 A JP2010026408 A JP 2010026408A JP 5503993 B2 JP5503993 B2 JP 5503993B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
power cable
conductor
layer
conductive rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010026408A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011166932A (ja
Inventor
慶司 吉冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2010026408A priority Critical patent/JP5503993B2/ja
Publication of JP2011166932A publication Critical patent/JP2011166932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5503993B2 publication Critical patent/JP5503993B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cable Accessories (AREA)

Description

本発明は、主に配電ケーブル等の電力ケーブルを各種機器に直結するため使用する機器直結型端末において、ケーブル点検(絶縁低抵抗測定)等のメンテナンス作業性の向上を図った機器直結型端末および機器直結型端末を使用した電力ケーブルの点検方法に関する。
一般的な端末を使用した機器と電力ケーブルを直接的に接続する場合、ケーブル端末の電気的安全離隔が必要なことから、端末を機器に取り付けるための大きなスペースが必要である。
そこで、スペース効率を上げるために、従来、ケーブルと機器との接続をコンパクトにできる機器直結型端末が使用されている。機器直結側端末に関して、例えば、特開平9−308075号公報(特許文献1)の技術が開示されている。
この種の機器直結型端末では、当該端末内にケーブル端部の電界を緩和するためストレスコーンを設けている。この種の端末では、安全性や電気的離隔を小さくするため、外部が導電ゴム層で覆われていて、その導電ゴム層は接地されており、人が触れても安全な設計になっている。また、機器の金属ケース(金属シャーシ)と電力ケーブルの金属遮蔽も直接に導電ゴム層と接続されるか、あるいは機器の金属ケースと金属遮蔽がボンディングワイヤーで接続されており、共に接地されることから安全である。
このような機器直結型端末の構造例を図2によって説明する。
図2に示す、機器直結型端末は、機器10の金属シャーシ10aの取り付け用の開口10bを通して機器側導体12が延出している。その開口10bから機器側導体12の周囲に亘ってブッシング14が装着される。また、電力ケーブル16はその端部の外被18を剥がし、遮蔽層20、外部半導電層20a、絶縁層22、導体24を段階的に露出させた状態で、その導体24に端末側導体26を圧縮接続し、かつ、当該端末側導体26を機器側導体12に接続できる構造となっている。そして、接続した端末側導体26の周囲に端末側内部半導電体28および絶縁体30、その外部を導電性ゴム層32で覆っている。また、当該端末の電力ケーブル16側端は、絶縁体30を先細く形成したストレスコーン34を設けている。
図2に示す端末では、安全性や電気的離隔を小さくするため、外部が導電性ゴム層32で覆われたものとしており、その導電性ゴム層32が金属シャーシ10aを介して接地されており、人が触っても安全な設計となっている。また、当該端末においては、電力ケーブル16の端部で、電力ケーブル16の遮蔽層20外周に接地金具36を接続し、その周囲に半導電層38を設けて、電力ケーブル16の外部半導電層20a(または遮蔽層20)および半導電層38を導電性ゴム層32内に延ばし、必要に応じて半導電層38の外周を絶縁テープ等で覆っている。前記接地金具36は接地線40にて接地している。また、前記機器10の金属シャーシ10aも接地(接地箇所を符号42で示す)している。
この電力ケーブル16の端部に設けた半導電層38が前記前記端末の導電性ゴム層32に内挿して重ねる等して電気的に接続されている。結局、前記端末の導電性ゴム層32は、半導電層38から接地金具36を介して接地線40にて接地され、かつ、機器10の金属シャーシ10aを介して接地されており、安全な設計にしている。
従来、上記ような機器直結型端末においては、当該端末を介して機器と接続すると当該端末の導電ゴム層を介してケーブルの遮蔽層と機器のシャーシ(金属シャーシ10a)が同時に接地されている。常時使用中は問題が生じないが、電力ケーブルの点検(絶縁抵抗測定)時に、機器から電力ケーブルの金属遮蔽を電気的に切り離す必要がある。
現状では、上記金属遮蔽を機器から切り離すには、当該機器直結型端末自体を機器から切り離すことにより対応していた。
特開平9−308075号公報
しかしながら、電力ケーブルの点検のため、機器直結型端末を機器から切り離し中に、上記端末の嵌合部の汚損(嵌合部が汚損すると絶縁破壊が生じる虞がある)や、再接続作業時のミスにより接続信頼性に問題を生じさせる可能性があるため、点検作業は熟練や細心の注意を払う必要があった。
このように、従来は機器直結型端末の点検作業においては、効率的に点検作業を行うとするときの障害になり、作業負荷になっていた。
本発明は、斯かる実情に鑑み、電力ケーブルを機器直結型端末から切り離すことなくケーブル点検(絶縁抵抗測定)等のメンテナンスができるようにして、メンテナンス作業性の向上を図った機器直結型端末および機器直結型端末を使用した電力ケーブルの点検方法を提供するものである。
本発明は機器直結型端末および機器直結型端末を使用した電力ケーブルの点検方法に係るものである。
本発明は、導体の外周に内部半導電層、絶縁層、外部半導電層、遮蔽層、および外被を設けた電力ケーブルの端部を、先端から導体、絶縁層、外部半導電層、遮蔽層が順に露出した状態とし、当該露出させた導体端部に端末側導体を接続して、その端末側導体を介して機器側導体に電力ケーブル端部の導体を直接接続するための機器直結型端末において、
機器側導体に接続する端末側導体と、前記機器側導体および端末側導体同士の接続箇所を覆うブッシングと、前記ブッシング、前記端末側導体、電力ケーブル端部の導体および絶縁層にかけての外周に施した端末側内部半導電体とを備え、
前記電力ケーブル端部の遮蔽層の先方縁部から絶縁層に渡った外周に電界緩和用の高誘電率材を設け、
前記ブッシング、前記端末側内部半導電体、電力ケーブル絶縁層、および高誘電率材の外周を覆って端末側絶縁体を設け、
前記電力ケーブル側端を除いて前記端末側絶縁体を端末側導電ゴム層で覆い、
前記電力ケーブルの遮蔽層に接地用端子を接続し、この遮蔽層および接地用端子を前記端末側導電ゴム層と電気的絶縁状態に形成し、
前記接地用端子を接地または非接地の一方の状態に選択的に切換える構造の接地線を前記接地用端子に接続したことを特徴とする機器直結型端末である。
なお、本発明において、端末側導電ゴム層の電力ケーブル側端部に、前記接地線に接続または非接続の一方の状態に選択的に切換え可能にする接続構造を設けたことが好適である。
また、本発明において、前記端末側絶縁体の電力ケーブル側端部は、前記端末側導電ゴム層で覆われておらず、前記端末側絶縁体内に電力ケーブルの遮蔽層あるいは外部半導電層が入り込んで形成されたことが好適である。
本発明は、導体の外周に内部半導電層、絶縁層、外部半導電層、遮蔽層、および外被を設けた電力ケーブルの端部を、先端から導体、絶縁層、外部半導電層、遮蔽層が順に露出した状態とし、当該露出させた導体端部に端末側導体を接続して、その端末側導体を介して機器側導体に電力ケーブル端部の導体を直接接続するための機器直結型端末において、
機器側導体に接続する端末側導体と、前記機器側導体および端末側導体同士の接続箇所を覆うブッシングと、前記ブッシング、前記端末側導体、電力ケーブル端部の導体および絶縁層にかけての外周に施した端末側内部半導電体とを備え、
前記電力ケーブル端部の遮蔽層の先方縁部から絶縁層に渡った外周に電界緩和用の高誘電率材を設け、
前記ブッシング、前記端末側内部半導電体、電力ケーブル絶縁層、および高誘電率材の外周を覆って端末側絶縁体を設け、
前記電力ケーブル側を除いて前記端末側絶縁体を端末側導電ゴム層で覆い、
前記電力ケーブルの遮蔽層に接地用端子を接続し、この遮蔽層および接地用端子を前記端末側導電ゴム層と電気的絶縁状態に形成し、
前記電力ケーブルを点検しない時には、前記接地用端子を接地状態とし、一方、当該電力ケーブルを点検する時には、前記接地用端子を非接地状態とすることを特徴とする機器直結型端末を使用した電力ケーブルの点検方法である。
本発明の機器直結型端末によれば、端末側導体を介して機器側導体に電力ケーブルの導体を直接接続するための機器直結型端末において、前記ブッシング、前記端末側内部半導電体、電力ケーブル絶縁層、および高誘電率材の外周を覆って端末側絶縁体を設け、
前記電力ケーブル側端を除いて前記端末側絶縁体を端末側導電ゴム層で覆い、
前記電力ケーブルの遮蔽層に接地用端子を接続し、この遮蔽層および接地用端子を前記端末側導電ゴム層と電気的絶縁状態に形成し、前記接地用端子を接地または非接地の一方の状態に選択的に切換える構造の接地線を前記接地用端子に接続したので、前記接地用端子の接地線を非接地状態に切換える作業のみで、電力ケーブルを遮蔽層を非接地状態にして絶縁抵抗測定等の点検ができるようになるため、従来のように機器直結型端末を金属シャーシから取り外すことなく電力ケーブルの接地用端子を容易に非接地状態にして、電力ケーブルの絶縁抵抗測定等の点検を安全かつすみやかに行うことができる。
したがって、電力ケーブルを機器直結型端末から切り離すことなく(機器直結型端末を機器から取り外すことなく)ケーブル点検(絶縁低抵抗測定)等のメンテナンスができるようになるので、メンテナンス作業性の向上を図ることができる。
なお、端末側導電ゴム層の電力ケーブル側端に前記接地線に接続または非接続の一方の状態に選択的に切換え可能にする接続構造を設ければ、非点検時に、前記端末側導電ゴム層を接地線に接続して接地させて端末側導電ゴム層の安全性を確保でき、一方、点検時には、接地線に端末側導電ゴム層を非接続として、非接地として電力ケーブルの絶縁抵抗測定等の点検作業を容易に行うことができる。
また、前記端末側絶縁体の電力ケーブル側端部は、前記端末側導電ゴム層で覆われておらず、前記端末側絶縁体内に電力ケーブルの遮蔽層あるいは外部半導電層が入り込んで形成されたものにすれば、機器直結型端末の形成作業の容易化を図ることができる。
また、本発明の機器直結型端末を使用した電力ケーブルの点検方法によれば、前記電力ケーブルを点検しない時には、前記接地用端子を接地状態とし、一方、当該電力ケーブルを点検する時には、前記接地用端子を非接地状態とするのみで、つまり、前記接地用端子の接地線を非接地状態に切換える作業のみで、電力ケーブルの絶縁測定等の点検ができるようになるため、従来のように機器直結型端末を機器から取り外す必要なく電力ケーブルの接地用端子を容易に非接地にして、電力ケーブルの点検を安全かつすみやかに行うことができる等の優れた効果を奏し得る。
本発明の実施形態に係る機器直結型端末の縦断説明図である。 従来の機器直結型端末の縦断説明図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る機器直結型端末の構造を示すものであって、図中、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成は図に示す従来のものと同様である。
図1に示すように、実施形態に係る機器直結型端末においては、導体24の外周に内部半導電層(図示省略)、絶縁層22、外部半導電層20a、遮蔽層20、および外被18を設けた電力ケーブル16の端部を、先端から導体24、絶縁層22、外部半導電層20a、遮蔽層20が順に露出した状態とし、当該露出させた導体24の端部に端末側導体26を設けて、当該端末側導体26を介して機器側導体12に電力ケーブル16端部の導体24を直接接続するためのものである。なお、導体24には、銅、アルミニウム等を、絶縁層22には架橋ポリエチレン、エチレンプロピレンゴム等を、遮蔽層(金属遮蔽)20には、銅テープ、銅ワイヤ、アルミニウムを、外被18には、防食シース層として、ポリ塩化ビニール(PVC)、PE(ポリエチレン)、ナイロン等の種々の素材を用いて形成できる。
機器10の金属シャーシ10aの開口10bから該金属シャーシ10a外側に突出させた機器側導体12と、該機器側導体12および金属シャーシ10a間から外部に突出させて前記機器側導体12および端末側導体26同士の接続箇所を覆うブッシング14と、前記ブッシング14、前記機器側導体12、前記端末側導体26、電力ケーブル16端部の導体24および絶縁層22にかけての外周に施した端末側内部半導電体28とを備えている。
前記端末側内部半導電体28の形成箇所から離れた下方位置において、前記電力ケーブル16端部の遮蔽層20の先方縁部から外部半導電層20aと絶縁層22に渡った外周に電界緩和用の高誘電率材44を設けている。
前記直結型端末においては、前記ブッシング14、前記端末側内部半導電体28、電力ケーブルの絶縁層22、および高誘電率材44を覆って端末側絶縁体46を設けている。高誘電率材44には、エチレンプロピレンゴムにカーボンを混合した材料等を用いる方法もある。また、端末側絶縁体46には、エチレンプロピレンゴム等の材料を用いる方法もある。
また、前記直結型端末においては、電力ケーブル側端を除いて前記金属シャーシ10a側から電力ケーブル16側に向かって前記端末側絶縁体46を端末側導電ゴム層48で覆っている。
前記電力ケーブル16の遮蔽層20に接地用端子(接地金具)36を接続し、この接地用端子36を前記端末側導電ゴム層48と電気的絶縁状態に形成している。具体的には、前記端末側絶縁体46は、端末側導体26を周囲の部分から電力ケーブル16側に向けて概略円柱状に形成されていて、上記導電ゴム層48は側面部までしか形成されておらず、前記端末側絶縁体46の端面(電力ケーブル16側の端面)46aはほぼ円形を呈して露出している。また、端面46aのその露出部から前記端末側絶縁体46内に電力ケーブル16の外部半導電層20a(または遮蔽層20)および半導電層38が入り込んで形成されている。遮蔽層20は端末側絶縁体46に接するのみで、上記導電ゴム層48に接していないので、機器直結型端末との絶縁は確保されている。それと共に、前記遮蔽層20の前端から電力ケーブル16の絶縁層22の外周との電界については高誘電率材44で電界が確実に緩和されており、当該端末の電気的性能が確保されている。
また、前記接地用端子36を接地または非接地の一方の状態に選択的に切換える構造の接地線40を前記接地用端子36に接続したものである。実施形態では、接地用端子36の接地線40の途中に接続および切断が任意に可能なジョイント部40aを設けたものである。
また、前記端末側導電ゴム層48の電力ケーブル16側端には、前記接地線40に接続または非接続の一方の状態に選択的に切換え接続構造50を設けたものである。この切換え構造は、前記端末側導電ゴム層48の外周部にリング部50aを形成し、そのリング部50aに接続線50bを結びつけて電気的に接続し、接続線50bを前記接地線40に接続および切断が任意に可能なジョイント部50cを設けたものである。
実施形態の機器直結型端末においては、通常運転時、前記電力ケーブル16の絶縁抵抗を測定しない時には、ジョイント部40aを接続状態として、接地線40を接地することにより前記接地用端子36を接地状態とする。
一方、点検時に、当該電力ケーブル16の絶縁抵抗を測定する時には、当該端末から電力ケーブル16を切り離す必要なく、ジョイント部40aおよび50aのみを切り離し状態または開放状態として、前記接地用端子36を大地から浮かせた非接地状態として、導体と接地用端子36間の絶縁抵抗つまり遮蔽層20と導体24の絶縁抵抗を測定する。
実施形態に係る機器直結型端末によれば、機器側導体12に端末側導体26を介して電力ケーブル16の導体24を直接接続するための機器直結型端末において、金属シャーシ10a側から電力ケーブル16側に向かって前記端末側絶縁体46を端末側導電ゴム層48で覆い、前記電力ケーブル16の遮蔽層20に接地用端子36を接続し、この接地用端子36を前記端末側導電ゴム層48と電気的絶縁状態に形成し、前記接地用端子36を接地または非接地の一方の状態に選択的に切換える構造(ジョイント部40a)の接地線40を前記接地用端子36に接続したので、前記接地用端子36の接地線40を非接地状態に切換える作業のみで、電力ケーブル16の絶縁抵抗測定等の点検を行うことができるようになるため、従来のように機器直結型端末を金属シャーシ10aからとりはずすことなく電力ケーブル16の接地用端子36を容易に非接地状態にして、電力ケーブル16の絶縁抵抗測定等の点検を安全かつすみやかに行うことができる。
したがって、電力ケーブル16を機器直結型端末から切り離すことなく(機器直結型端末を機器10から取り外すことなく)ケーブル点検(絶縁低抵抗測定)等のメンテナンスができるようになるので、メンテナンス作業性の向上を図ることができる。
なお、端末側導電ゴム層48の電力ケーブル16側端に前記接地線40に接続または非接続の一方の状態に選択的に切換え接続構造50を設ければ、通常運転時等の非点検時に、前記端末側送電ゴム層を接地線40に接続して接地させて端末側導電ゴム層48ひいては当該端末の安全性を確保でき、一方、点検時には、接地線40に端末側ゴム層48を非接続として、非接地として電力ケーブル16の絶縁抵抗測定などの点検作業を容易に行うことができる。
また、前記端末側絶縁体46の電力ケーブル16側端部の端面46aは、前記端末側導電ゴム層48で覆われておらず露出しており、その露出部から前記端末側絶縁体46内に電力ケーブル16の外部半導電層20a(または遮蔽層20)および半導電層38が入り込んで形成されたものなので、端末側導電ゴム層48にストレスコーンなどを設けることなく形成でき、機器直結型端末の形成作業の容易化を図ることができる。
本発明の機器直結型端末は、6600(v)〜35000(v)等の高電圧電気機器に電力ケーブルを設けるための機器直結型端末に利用することができる。
10 機器
10a 金属シャーシ
10b 開口
12 機器側導体
14 ブッシング
16 電力ケーブル
18 電力ケーブルの外被
20 電力ケーブルの遮蔽層
20a 電力ケーブルの外部半導電層
22 電力ケーブルの絶縁層
24 電力ケーブルの導体
26 端末側導体
28 端末側内部半導電体
36 接地用端子(接地金具)
38 半導電層
40 接地線
40a ジョイント部
42 金属シャーシの接地箇所
44 高誘電率材
46 端末側絶縁体
48 端末側導電ゴム層
50 切換え接続構造
50a リング部
50b 接続線
50c ジョイント部

Claims (4)

  1. 導体の外周に内部半導電層、絶縁層、外部半導電層、遮蔽層、および外被を設けた電力ケーブルの端部を、先端から導体、絶縁層、外部半導電層、遮蔽層が順に露出した状態とし、当該露出させた導体端部に端末側導体を接続して、その端末側導体を介して機器側導体に電力ケーブル端部の導体を直接接続するための機器直結型端末において、
    機器側導体に接続する端末側導体と、前記機器側導体および端末側導体同士の接続箇所を覆うブッシングと、前記ブッシング、前記端末側導体、電力ケーブル端部の導体および絶縁層にかけての外周に施した端末側内部半導電体とを備え、
    前記電力ケーブル端部の遮蔽層の先方縁部から絶縁層に渡った外周に電界緩和用の高誘電率材を設け、
    前記ブッシング、前記端末側内部半導電体、電力ケーブル絶縁層、および高誘電率材の外周を覆って端末側絶縁体を設け、
    前記電力ケーブル側端を除いて前記端末側絶縁体を端末側導電ゴム層で覆い、
    前記電力ケーブルの遮蔽層に接地用端子を接続し、この遮蔽層および接地用端子を前記端末側導電ゴム層と電気的絶縁状態に形成し、
    前記接地用端子を接地または非接地の一方の状態に選択的に切換える構造の接地線を前記接地用端子に接続したことを特徴とする機器直結型端末。
  2. 端末側導電ゴム層の電力ケーブル側端部に、前記接地線に接続または非接続の一方の状態に選択的に切換え可能にする接続構造を設けたことを特徴とする請求項1に記載の機器直結型端末。
  3. 前記端末側絶縁体の電力ケーブル側端部は、前記端末側導電ゴム層で覆われておらず、前記端末側絶縁体内に電力ケーブルの遮蔽層あるいは外部半導電層が入り込んで形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の機器直結型端末。
  4. 導体の外周に内部半導電層、絶縁層、外部半導電層、遮蔽層、および外被を設けた電力ケーブルの端部を、先端から導体、絶縁層、外部半導電層、遮蔽層が順に露出した状態とし、当該露出させた導体端部に端末側導体を接続して、その端末側導体を介して機器側導体に電力ケーブル端部の導体を直接接続するための機器直結型端末において、
    機器側導体に接続する端末側導体と、前記機器側導体および端末側導体同士の接続箇所を覆うブッシングと、前記ブッシング、前記端末側導体、電力ケーブル端部の導体および絶縁層にかけての外周に施した端末側内部半導電体とを備え、
    前記電力ケーブル端部の遮蔽層の先方縁部から絶縁層に渡った外周に電界緩和用の高誘電率材を設け、
    前記ブッシング、前記端末側内部半導電体、電力ケーブル絶縁層、および高誘電率材の外周を覆って端末側絶縁体を設け、
    前記電力ケーブル側端を除いて前記端末側絶縁体を端末側導電ゴム層で覆い、
    前記電力ケーブルの遮蔽層に接地用端子を接続し、この遮蔽層および接地用端子を前記端末側導電ゴム層と電気的絶縁状態に形成し、
    前記電力ケーブルを点検しない時には、前記接地用端子を接地状態とし、一方、当該電力ケーブルを点検する時には、前記接地用端子を非接地状態とすることを特徴とする機器直結型端末を使用した電力ケーブルの点検方法。
JP2010026408A 2010-02-09 2010-02-09 機器直結型端末および機器直結型端末を使用した電力ケーブルの点検方法 Expired - Fee Related JP5503993B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010026408A JP5503993B2 (ja) 2010-02-09 2010-02-09 機器直結型端末および機器直結型端末を使用した電力ケーブルの点検方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010026408A JP5503993B2 (ja) 2010-02-09 2010-02-09 機器直結型端末および機器直結型端末を使用した電力ケーブルの点検方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011166932A JP2011166932A (ja) 2011-08-25
JP5503993B2 true JP5503993B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=44596932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010026408A Expired - Fee Related JP5503993B2 (ja) 2010-02-09 2010-02-09 機器直結型端末および機器直結型端末を使用した電力ケーブルの点検方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5503993B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113725804B (zh) * 2021-11-03 2022-03-08 南海海缆有限公司 电缆以及电缆软接头及其绝缘恢复方法、模具和检测方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3349344B2 (ja) * 1996-05-10 2002-11-25 古河電気工業株式会社 機器直結型端末
JP4615258B2 (ja) * 2004-06-14 2011-01-19 株式会社エクシム 電力ケーブルの終端接続部及び組み立て方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011166932A (ja) 2011-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10753962B2 (en) Shrinkable cable joint and voltage sensor
US9504195B2 (en) Cover assemblies, kits and methods for covering electrical cables and connections
CA2731085C (en) Visible open for switchgear assembly
US10135177B2 (en) Cable termination with an integrated monitoring device
TW201340519A (zh) 電力纜線之終端連接裝置
US10984923B2 (en) LCDI power cord
JP5503993B2 (ja) 機器直結型端末および機器直結型端末を使用した電力ケーブルの点検方法
US10903639B2 (en) Joint for high voltage direct current cables
US7006339B2 (en) Apparatus for and method of protecting the safe side wiring of a protective barrier against transferring fault energy into a potentially explosive environment
CN102709865A (zh) 插拔式高压终端头制作方法
CN206250406U (zh) 一种飞机300kV静电试验的低阻抗接地装置
JP7494255B2 (ja) ブッシング
JPH02223109A (ja) 保護接地機能付電源コード
CA2835889C (en) Dead front cable terminal with isolated shield
CN220650729U (zh) 一种发电机试验用航空插座
JP7366412B2 (ja) 絶縁被覆導体接続体
JPH062518U (ja) トリー検出体を有する電力ケーブル
JP2920476B2 (ja) 高圧バイパスケーブル用終端接続部または末端処理部構造体
CN106597192A (zh) 变压器接地电阻装置及变压器接地电阻装置的检测方法
JP3280502B2 (ja) ケーブル端末部
KR101734315B1 (ko) 지중케이블 진단용 연결케이블
JP2024018333A (ja) ブッシング
JPS61191008A (ja) 検電端子カバ−型静電変成器
JPH01302176A (ja) ケーブルの誘電体損の測定方法
JPS59195167A (ja) 高圧電力ケ−ブル直線接続不良の検出法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140317

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5503993

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees