JP3286123B2 - 配電線路の検電装置 - Google Patents

配電線路の検電装置

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JP3286123B2 JP17780595A JP17780595A JP3286123B2 JP 3286123 B2 JP3286123 B2 JP 3286123B2 JP 17780595 A JP17780595 A JP 17780595A JP 17780595 A JP17780595 A JP 17780595A JP 3286123 B2 JP3286123 B2 JP 3286123B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電線路の検電装
置に係り、特に、配電線路が課電されているか否かの判
別を容易にする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、着脱式分岐接続体(例えばロー
ドブレークエルボ)1によって、電気ケーブル(例えば
高圧地中ケーブル)2と高電気機器3とを接続する構造
例を示している。該着脱式分岐接続体1は、固定部Aと
着脱部Bとに切り離し可能とされるとともに、L字状の
電気導体11と、該電気導体11を覆う絶縁部12と、
該絶縁部12に表面の一部が外方に露出するように埋設
されかつ電気導体11に対して静電結合状態の検出電極
13と、該検出電極13の露出部分を常時覆うように取
り付けられるキャップ14とを有している。
【0003】このような着脱式分岐接続体1を有する配
電線路が、課電されているか否か(活線状態であるか否
か)を判別する技術としては、キャップ14を外してネ
オンランプ式の検電器の先端を検出電極13に接触さ
せ、ネオンランプが発光させるか否かによって判別する
方法が有力である。電気導体11に大地電圧:Eが課電
されているときに、図6に示す検出電極13と接地導体
15との間に生じる電位差(付与電圧):eは、検電器
のインピーダンスが無限大であると仮定すれば、電気導
体11と検出電極13との間の静電容量:C1 と、検出
電極13と接地導体15との間の静電容量:C2 とに基
づいて、次式で求められる。 e=E{C1 /(C1 +C2 )}
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、検電器で検電
を行なう場合には、キャップ14を着脱式分岐接続体1
から外して検出電極13を露出させ、検電器等を使用し
て課電の有無を確認する必要があり、課電の有無確認後
には、キャップ14を再び着脱式分岐接続体1に取り付
ける作業が伴うことになる。したがって、着脱式分岐接
続体1の設置環境が狭隘部等であると、キャップ14の
着脱作業性や検電器等を検出電極13に接触させて確認
する等の作業性が損なわれ易くなる。
【0005】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、以下の目的を達成するものである。 検電時の作業性を向上させること。 検電可能な状態であるか否かの判別を可能にするこ
と。 狭隘部等の環境の影響を低減すること。 検電時の識別性を向上させること。
【0006】
【課題を解決するための手段】配電線路の絶縁部に埋設
され電気導体に対して静電結合状態の検出電極と、絶縁
部に一体に突出状態に配される絶縁突起部と、該絶縁突
起部の基部近傍に配される接地導体と、絶縁突起部の表
面に配されると共に検出電極に接続される中継電極と、
絶縁突起部に対してこれを覆った状態に移動可能に取り
付けられ、この移動によって接地導体と中継電極とにあ
るいは中継電極のみに接続される検電用導電表面を有す
る検電用キャップとを具備する構成が採用される。配電
線路の絶縁部として、電気ケーブルまたは着脱式分岐接
続体等の絶縁部が適用される。検電用キャップの内面に
は、絶縁突起部の基部と中継電極との位置における移動
を抑制する係止手段が配される。絶縁突起部の外周面と
検電用キャップの内面とには、検電用キャップを絶縁突
起部の基部と中継電極との位置の間で移動させる螺合ね
じが配される技術が適用される。これらの場合にあっ
て、検電用導電表面は、検電用キャップの少なくとも一
部が露出状態としたものが適用される。
【0007】
【作用】配電線路における電気導体が課電状態となって
いる場合には、電気導体に対して静電結合状態の検出電
極に分圧電位が印加される。この分圧電位は、中継電極
まで導かれるが、検電用キャップを絶縁突起部の基部ま
で押し込んだ状態にすると、検電用キャップが接地導体
と接触して接地された状態となる。検電用キャップを絶
縁突起部の先端近傍まで引き出した状態にすると、検電
用キャップにおける検電用導電表面が、接地導体から離
間するとともに中継電極に接触された状態となり、検電
用導電表面に検出電極の分圧電位が付与されて、配電線
路の課電の有無を検出可能な状態となる。検電用キャッ
プの位置は、係止手段によって押し込んだ状態と引き出
した状態とで移動が抑制されることにより、選択的に設
定される。絶縁突起部と検電用キャップとを螺合状態と
すると、検電用キャップの回転によって押し込み及び引
き出し位置の設定がなされる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る配電線路の検
電装置の第1実施形態について、図1及び図2に基づい
て説明する。図1及び図2にあって、符号21は絶縁突
起部、22は中継電極、23は検電用キャップ、24は
接続ボルト、Dは検電器である。
【0009】前記配電線路の検電装置は、配電線路を構
成する前述の着脱式分岐接続体1または電気ケーブル2
の絶縁部12に埋設されて電気導体に対して静電結合状
態の前述の検出電極13と、絶縁部12に一体に突出状
態に配される絶縁突起部21と、該絶縁突起部21の基
部近傍に一体に配される前述の接地導体15と、絶縁突
起部21の外表面に露出状態に配され検出電極13に接
続される中継電極22と、絶縁突起部21に対してこれ
を覆った状態にかつ移動可能に取り付けられる検電用キ
ャップ23とを具備するものが適用される。
【0010】そして、前記接地導体15には、絶縁突起
部21の基部の回りを覆った状態の円筒部15aと、該
円筒部15aに環状溝状に形成され後述するように検電
用キャップ23の移動を抑制するための内方係止部15
bとが配される。
【0011】前記絶縁突起部21は、絶縁部12の一部
を外方に突出させた状態に一体形成され、中継電極22
との間に検電用キャップ23を外方位置で支持するため
の環状溝状の外方係止部21aを有している。
【0012】前記中継電極22は、絶縁突起部21の表
面に露出状態に配されるとともに、接続ボルト24によ
り検出電極13に電気的に接続した状態に取り付けられ
る。
【0013】前記検電用キャップ23は、少なくとも外
表面の一部が露出した状態の検電用導電表面23aを形
成するように、導電性ゴム等の導電性材料によって形成
され、基部の内面に、内方係止部15bと外方係止部2
1aとに対して選択的に係合させて移動抑制状態とする
ための例えば内向フランジ状をなす係止手段23bが配
されるとともに、外表面に、引張り工具等を接続して移
動を行なうための接続部23cが配される。
【0014】このように構成されている配電線路の検電
装置は、検電作業を行なわない場合には、図1に示すよ
うに、検電用キャップ23を接地導体15に押し付け
て、係止手段23bと内方係止部15bとの係合によ
り、外方への移動を抑止した状態で使用される。このよ
うな使用状態において、検電用キャップ23が、導電性
ゴム等の導電性材料によって形成されている場合には、
接地導体15との接触によって接地された状態となるた
め、中継電極22の縁部が検電用キャップ23の内面に
接触していると、検出電極13及び中継電極22が接地
されることになる。
【0015】つまり、配電線路における電気導体11
(図5及び図6参照)が課電状態となっている場合に
は、電気導体11に対して静電結合状態の検出電極13
に分圧電位が印加されることになるのであるが、検出電
極13が接地されていると、分圧電位が0となる。
【0016】一方、引張り工具等を接続部23cに接続
して検電用キャップ23を絶縁突起部21の先端近傍ま
で引き出し、図2に示すように、検電用キャップ23の
係止手段23bを外方係止部21aに係合させた状態と
すると、検電用キャップ23の外方への移動が阻止され
るとともに、中継電極22と係止手段23bとが電気的
に接触した状態となり、また、係止手段23bが接地導
体15から離間した状態となることにより、検出電極1
3に付与される分圧電位が、接続ボルト24,中継電極
22を経由して検電用キャップ23の検電用導電表面2
3aまで導かれる。したがって、図2に示すように、検
電用キャップ23の検電用導電表面23aに検電器Dを
接触させれば、配電線路の課電の有無を検出することが
できる。
【0017】なお、検電用キャップ23の位置は、内方
係止部15b及び外方係止部21aに係止手段23bが
係合することによって移動抵抗が著しく増大するため
に、検電器Dによって課電の有無を検出し得る状態であ
るか否かが、検電用キャップ23の位置によっても明確
に区別される。
【0018】次いで、図3及び図4は、本発明に係る配
電線路の検電装置の第2実施形態を示している。該第2
実施形態にあっては、絶縁突起部21の外周面を一部覆
った状態の中継電極22の円筒部22aに、螺合ねじ部
(おねじ部)22bが配され、また、検電用キャップ2
3の内面に螺合ねじ部(めねじ部)23dが配されて、
これら両螺合ねじ部22b,23dの螺合により、検電
用キャップ23の回転操作で、図3に示す検電用キャッ
プ23の押し込み位置と、図4に示す検電用キャップ2
3の引き出し位置の設定がなされる。そして、図3に示
す検電用キャップ23の押し込み位置においては、検電
用キャップ23が接地導体15に接触して検出電極13
の接地がなされ、図4に示す検電用キャップ23の引き
出し位置においては、検電用導電表面23aに検電器D
を接触させれば、配電線路の課電の有無を検出すること
ができる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る配電線路の検出装置は、配
電線路の絶縁部に埋設され電気導体に対して静電結合状
態の検出電極と、絶縁部に一体に突出状態に配される絶
縁突起部と、該絶縁突起部の基部近傍に配される接地導
体と、絶縁突起部の表面に配されると共に検出電極に接
続される中継電極と、絶縁突起部に対してこれを覆った
状態に移動可能に取り付けられ、この移動によって接地
導体と中継電極とにあるいは中継電極のみに接続される
検電用導電表面を有する検電用キャップとを具備する構
成の採用により、以下のような効果を奏する。 (1) 検電用キャップの検電用導電表面に検電器を接
触させることによって、配電線路が課電状態であるか否
かを判別し得て、検電時の作業性を向上させることがで
きる。 (2) 検電用キャップが引き出されているか否かを識
別することにより、検電可能な状態であるか否かの判別
を容易に行うことができる。 (3) 検電用キャップを引き出す操作に加えて、絶縁
突起部の基部と中継電極との位置で選択的に移動が抑制
されるため、狭部等にあっても操作性を高めて環境の影
響を低減することができる。 (4) 検電用キャップを引き出す操作や回転させる操
作によって検電可能な状態となり、かつ検電用キャップ
の外表面に対する検電器の接触方向の任意性により、検
電時の識別性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配電線路の検電装置の第1実施形
態を示す正断面図である。
【図2】図1の検電用キャップによる検電状況の正断面
図である。
【図3】本発明に係る配電線路の検電装置の第2実施形
態を示す正断面図である。
【図4】図3の検電用キャップによる検電状況の正断面
図である。
【図5】着脱式分岐接続体による電気ケーブルと高電気
機器とを接続構造例を示す正断面図である。
【図6】図5における検出電極に生じる電位差を示す模
式図である。
【符号の説明】
1 着脱式分岐接続体 2 電気ケーブル 11 電気導体 12 絶縁部 13 検出電極 15 接地導体 15a 円筒部 15b 内方係止部 21 絶縁突起部 21a 外方係止部 22 中継電極 22a 円筒部 22b 螺合ねじ部(おねじ部) 23 検電用キャップ 23a 検電用導電表面 23b 係止手段 23c 接続部 23d 螺合ねじ部(めねじ部) 24 接続ボルト D 検電器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 19/00 - 19/32 G01R 15/00 - 17/22 H02G 15/00 G01R 31/08 - 31/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線路の絶縁部(12)に埋設され電
    気導体(11)に対して静電結合状態の検出電極(1
    3)と、絶縁部に一体に突出状態に配される絶縁突起部
    (21)と、該絶縁突起部の基部近傍に配される接地導
    体(15)と、絶縁突起部の表面に配されると共に検出
    電極に接続される中継電極(22)と、絶縁突起部に対
    してこれを覆った状態に移動可能に取り付けられ、この
    移動によって接地導体と中継電極とにあるいは中継電極
    のみに接続される検電用導電表面(23a)を有する検
    電用キャップ(23)とを具備することを特徴とする配
    電線路の検出装置。
  2. 【請求項2】 検電用キャップ(23)の内面に、絶縁
    突起部(21)の基部と中継電極(22)との位置にお
    ける移動を抑制する係止手段(23b)が配されること
    を特徴とする請求項1記載の配電線路の検出装置。
  3. 【請求項3】 絶縁突起部(21)の外周面と検電用キ
    ャップ(23)の内面とに、検電用キャップを絶縁突起
    部の基部と中継電極(22)との位置の間で移動させる
    螺合ねじ部(22b,23d)が配されることを特徴と
    する請求項1記載の配電線路の検電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7813866B2 (en) 2006-09-22 2010-10-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel injection control device of internal combustion engine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7813866B2 (en) 2006-09-22 2010-10-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel injection control device of internal combustion engine

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