JP3889516B2 - トレリスデコーダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トレリス符号化変調方式におけるトレリスデコーダに関し、特に振幅と位相を同時に変化させるQAM変復調システムにおいて利用されるトレリスデコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
多値QAM変復調システムでは、伝送中に伝送路において生じる雑音や反射の影響を受けてQAM復調後の復調信号に誤りが生じることがあるため、送信側において伝送信号を誤り訂正符号化して伝送するようにしている。
【0003】
多値QAM変復調システムにおいて多値QAMシンボルは、「Ix-1 Ix-2 ・・Ix1 Ix0,Qx-1 Qx-2 ・・Qx1 Qx0」(各「Ix-1 」、「Ix-2 」、「Ix1」、「Ix0」、「Qx-1 」、「Qx-2 」、「Qx1」、「Qx0」はいずれも「0」または「1」である)のようにI軸およびQ軸のシンボルがそれぞれXビットで表現される。多値QAM変復調システムの送信側は、多値QAMシンボルの最下位ビット(以下、LSBとする)である「Ix0」と「Qx0」に畳み込み符号化されたデータを割り付け、またI軸およびQ軸の各シンボルのLSBを除く「Ix-1 」〜「Ix1」および「Qx-1 」〜「Qx1」の上位「X−1」ビットの部分に畳み込み符号化されないデータを割り付けて、多値QAM変調して送信する。
【0004】
受信側は、受信信号に対して多値QAM復調を行って復調信号を得、それをトレリスデコーダに入力して誤り訂正を行い、送信側で伝送したQAMシンボルの推定を行う。ここでI軸およびQ軸のそれぞれの復調信号はNビットの軟判定信号であり、その信号の上位「X」ビットの部分はQAMシンボルの推定値を表し、また上位の「X」ビット部分を除く下位の「N−X」ビットの部分はI軸およびQ軸のそれぞれのQAMシンボルからの誤差を表している。
【0005】
トレリスデコーダは、一般にビタビデコーダ、領域判定回路、RAM等からなる遅延回路、選択回路、畳み込み符号器およびデマッパーを有する。I軸およびQ軸の各QAMシンボルのLSBに相当する復調信号の「N−X+1」ビット目についての誤り訂正はビタビデコーダで行われる。各QAMシンボルの上位「X−1」ビット部分についての誤り訂正は、ビタビデコーダの誤り訂正結果を畳み込み符号器で再符号化して得られた各QAMシンボルのLSBの推定値を用いて行われる。その際各QAMシンボルの上位「X−1」ビット部分の符号は遅延回路で遅延された後に選択回路に入力される。それによって選択回路において各QAMシンボルの上位「X−1」ビット部分の符号と各QAMシンボルのLSBの推定値との位相が揃えられる。
【0006】
図8は、従来のQAMシンボルの誤り訂正について説明するために、I軸の64QAMの復調信号とQAMシンボルとの関係を示す模式図である。図8では、64QAMのシンボルを「I2 I1 I0 」と表し、I軸の復調信号Ir を「Ir2 Ir1 Ir0 Ie3 Ie2 Ie1 Ie0」と表し、2の補数で表現している。なおQ軸の64QAMの復調信号とQAMシンボルとの関係についても同様である。送信側がシンボルA「110」(図8の◆印)を送り、それを受信側で復調したところ、伝送路のノイズにより復調信号に誤りが生じ、復調信号B「101xxxx」(図8の×印)または復調信号C「111xxxx」(図8の+印)が得られたと仮定する。なおxは「0」または「1」を表すものとする。
【0007】
(1)復調信号B「101xxxx」の誤り訂正
ビタビデコーダで得られた誤り訂正結果を畳み込み符号器で再符号化した値が「0」であっても、復調信号の上位2ビットは「10」であり、送信したシンボルA「110」とすることができない。このため復調信号Bである場合には、領域判定回路は、QAMシンボルのLSBが「1」と「0」の場合に備えて「10」と「11」の4ビットを出力する必要がある。選択回路は、シンボル点のLSBが「0」であるとき、領域判定回路出力の「11」を選択することで、復調信号の上位2ビットについての誤り訂正を行う。
【0008】
(2)復調信号C「111xxxx」の誤り訂正
ビタビデコーダで得られた誤り訂正結果を畳み込み符号器で再符号化した値が「0」および「1」のいずれであっても、復調信号の上位2ビットは「11」である。従って復調信号Cである場合には、領域判定回路は、QAMシンボルのLSBが「1」と「0」の場合に備えて「11」と「11」の4ビットを出力する必要がある。
【0009】
従来の領域判定回路と選択回路の出力結果をまとめると以下のようになる。
(1)復調信号が「1000000」〜「1010111」(図8の領域(1))のときには、領域判定回路は「10」および「10」を出力し、選択回路は、LSBが「0」および「1」のときにはそれぞれ「10」および「10」を出力する。
(2)復調信号が「1011000」〜「1100111」(図8の領域(2))のときには、領域判定回路は「11」および「10」を出力し、選択回路は、LSBが「0」および「1」のときにはそれぞれ「11」および「10」を出力する。
(3)復調信号が「1101000」〜「1110111」(図8の領域(3))のときには、領域判定回路は「11」および「11」を出力し、選択回路は、LSBが「0」および「1」のときにはそれぞれ「11」および「11」を出力する。
【0010】
(4)復調信号が「1111000」〜「1111111」および「0000000」〜「0000111」(図8の領域(4))のときには、領域判定回路は「00」および「11」を出力し、選択回路は、LSBが「0」および「1」のときにはそれぞれ「00」および「11」を出力する。
(5)復調信号が「0001000」〜「0010111」(図8の領域(5))のときには、領域判定回路は「00」および「00」を出力し、選択回路は、LSBが「0」および「1」のときにはそれぞれ「00」および「00」を出力する。
(6)復調信号が「0011000」〜「0100111」(図8の領域(6)のときには、領域判定回路は「01」および「00」を出力し、選択回路は、LSBが「0」および「1」のときにはそれぞれ「01」および「00」を出力する。
(7)復調信号が「0101000」〜「0111111」(図8の領域(7)のときには、領域判定回路は「01」および「01」を出力し、選択回路は、LSBが「0」および「1」のときにはそれぞれ「01」および「01」を出力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のトレリスデコーダでは、QAMシンボルの上位「X−1」ビットの部分について誤り訂正を行う際、領域判定回路の出力はI軸およびQ軸のそれぞれについて「(X−1)×2」ビット分、両軸合わせて「(X−1)×4」ビット分必要となる。
【0012】
従って領域判定回路出力が入力されるRAM等の遅延回路のサイズは「(X−1)×4ビット×m」となる。ここでmは、復調信号の上位から第「N−X+1」ビット目の値がトレリスデコーダへ入力されてから、再符号化されるまでの遅延量である。例えば64QAMの場合、上述したように領域判定回路は片軸について4ビットの符号を出力するため、遅延回路にはQとIの両軸合わせて合計8ビットの符号が入力されることになる。従って従来は、遅延回路の回路規模は「8ビット×mワード」となる。
【0013】
ここで遅延量mは、ビタビデコーダの打ち切り長に依存し、この打ち切り長は畳み込み符号の拘束長の5〜7倍の長さが必要となる。また遅延回路への入力は、QAMシンボルの多値数に依存する。これらのことから遅延回路のサイズは、畳み込み符号の拘束長が大きくなるのに連れて大きくなり、またQAMシンボルの多値数が大きくなるのに連れて大きくなり、トレリスデコーダの回路規模が大きくなってしまうという問題点があった。
【0014】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、遅延回路への入力ビット数をできるだけ減らすことにより遅延回路の素子数をできるだけ少なくし、それによって全体の回路規模ができるだけ小さくて済むトレリスデコーダを得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、送信側でシンボルに対してトレリス符号化変調された信号を、I軸およびQ軸のそれぞれに対して、Nビット(ただしNは自然数)の二値符号により表された信号に復調し、その復調信号の最上位ビット(以下、MSBとする)から、上位から第X番目(ただしXはNよりも小さい自然数)のビットまでのXビットの符号で表された受信シンボルの誤り訂正を行うトレリスデコーダにおいて、前記復調信号のMSBから、上位から第「X+1」番目のビットまでの「X+1」ビットの符号に基づいて、Xビットで表された互いに異なる「2のX乗」個の符号のうちのいずれかを出力する前置回路と、前記前置回路から出力されたいずれかのXビットで表された符号に基づいて、「X−1」ビットで表された互いに異なる「2の(X−1)乗」個の符号のうちのいずれかを出力する領域判定回路と、前記受信シンボルのLSBの符号の値についての誤り訂正を行うビタビデコーダと、ビタビデコーダの誤り訂正結果に基づいて再符号化を行い、それによって得られた受信シンボルのLSBの符号の推定値を出力する畳み込み符号器と、前記領域判定回路から出力されたいずれかの「X−1」ビットの符号、前記受信シンボルのMSBの符号、および前記畳み込み符号器から出力された1ビットの符号よりなる合計「X+1」ビットの符号に基づいて前記受信シンボルのMSBから、上位から第「X−1」番目の上位ビットまでの「X−1」ビットの符号の値を特定する選択回路と、領域判定回路から出力されたいずれかの「X−1」ビットの符号、および前記復調信号のMSBの符号が入力され、かつそれらの合計Xビットの符号を、畳み込み符号器から出力された1ビットの符号と同期して前記選択回路に入力させるための遅延回路と、を具備する。
【0016】
この発明によれば、前置回路は、復調信号の上位「X+1」ビットの符号に基づいてXビットで表された符号を出力し、領域判定回路は、前置回路から出力されたXビットの符号に基づいて「X−1」ビットで表された符号を出力し、遅延回路は、領域判定回路から出力された「X−1」ビットの符号と、復調信号のMSBの符号が入力され、かつそれらの合計Xビットの符号を遅延させた後に選択回路へ出力する。一方ビタビデコーダは、受信シンボルのLSBの値についての誤り訂正を行い、畳み込み符号器は、ビタビデコーダの誤り訂正結果に基づいて再符号化を行い、それによって受信シンボルのLSBの推定値を求めて選択回路へ出力する。選択回路は、遅延回路および畳み込み符号器から、領域判定回路から出力された「X−1」ビットの符号と、受信シンボルのMSBの符号と、畳み込み符号器から出力された受信シンボルのLSBの推定符号を同期して受け取り、それらに基づいて受信シンボルの上位「X−1」ビットの符号の値を特定する。
【0017】
この発明において、前記Xは3であり、前記前置回路は、前記復調信号の上位4ビット分の符号に基づいて「111」、「110」、「101」、「100」、「011」、「010」、「001」および「000」のうちのいずれかを出力し、前記領域判定回路は、前記前置回路から出力された3ビットの符号に基づいて「11」、「10」、「01」および「00」のうちのいずれかを出力する。
【0018】
この発明によれば、前置回路は、復調信号の上位4ビットの符号に基づいて3ビットの符号を出力し、領域判定回路は、前置回路から出力された3ビットの符号に基づいて2ビットの符号を出力し、遅延回路は、領域判定回路から出力された2ビットの符号と、復調信号のMSBの符号が入力され、かつそれらの合計3ビットの符号を遅延させた後に選択回路へ出力する。一方ビタビデコーダは、受信シンボルのLSBの値についての誤り訂正を行い、畳み込み符号器は、ビタビデコーダの誤り訂正結果に基づいて再符号化を行い、それによって受信シンボルのLSBの推定値を求めて選択回路へ出力する。選択回路は、遅延回路および畳み込み符号器から、領域判定回路から出力された2ビットの符号と、受信シンボルのMSBの符号と、畳み込み符号器から出力された受信シンボルのLSBの推定符号を同期して受け取り、それらに基づいて受信シンボルの上位2ビットの符号の値を特定する。
【0019】
この発明において、前記Nは7であり、前記前置回路は、つぎの(1)〜(8)のいずれかを出力する。
(1)復調信号が「0000000」〜「0000111」または「1111000」〜「1111111」のときには「000」、
(2)復調信号が「0001000」〜「0001111」または「1110000」〜「1110111」のときには「001」、
(3)復調信号が「0010000」〜「0010111」または「1101000」〜「1101111」のときには「010」、
(4)復調信号が「0011000」〜「0011111」または「1100000」〜「1100111」のときには「011」、
(5)復調信号が「0100000」〜「0100111」または「1011000」〜「1011111」のときには「100」、
(6)復調信号が「0101000」〜「0101111」または「1010000」〜「1010111」のときには「101」、
(7)復調信号が「0110000」〜「0110111」または「1001000」〜「1001111」のときには「110」、
(8)復調信号が「0111000」〜「1000111」のときには「111」。
【0020】
この発明によれば、前置回路は復調信号に基づいて3ビットの符号を出力する。
【0021】
この発明において、前記領域判定回路は、つぎの(1)〜(4)のいずれかを出力する。
(1)前置回路出力が「000」のときには「00」、
(2)前置回路出力が「001」または「010」のときには「01」、
(3)前置回路出力が「011」または「100」のときには「10」、
(4)前置回路出力が「101」、「110」または「111」のときには「11」。
【0022】
この発明によれば、領域判定回路は、復調信号が「0000000」〜「0000111」または「1111000」〜「1111111」のときには「00」を出力し、復調信号が「0001000」〜「0010111」または「1101000」〜「1110111」のときには「01」を出力し、復調信号が「0011000」〜「0100111」または「1011000」〜「1100111」のときには「10」を出力し、復調信号が「0101000」〜「1010111」のときには「11」を出力する。
【0023】
この発明において、前記選択回路は、つぎの(1)〜(8)のいずれかを出力する。
(1)領域判定回路出力が「00」または「01」で、かつ受信シンボルのMSBが「0」のときには「00」、
(2)領域判定回路出力が「00」または「01」で、かつ受信シンボルのMSBが「1」のときには「11」、
(3)領域判定回路出力が「10」で、かつ受信シンボルのMSBが「0」で、かつ畳み込み符号器出力が「1」のときには「00」、
(4)領域判定回路出力が「10」で、かつ受信シンボルのMSBが「0」で、かつ畳み込み符号器出力が「0」のときには「01」、
(5)領域判定回路出力が「10」で、かつ受信シンボルのMSBが「1」で、かつ畳み込み符号器出力が「1」のときには「10」、
(6)領域判定回路出力が「10」で、かつ受信シンボルのMSBが「1」で、かつ畳み込み符号器出力が「0」のときには「11」、
(7)領域判定回路出力が「11」で、かつ受信シンボルのMSBが「0」のときには「01」、
(8)領域判定回路出力が「11」で、かつ受信シンボルのMSBが「1」のときには「10」。
【0024】
この発明によれば、領域判定回路の出力、受信シンボルのMSB、および畳み込み符号器の再符号化により得られた受信シンボルのLSBの推定符号に基づいて、選択回路により誤り訂正が行われ、受信シンボルの上位2ビットの符号が特定される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかるトレリスデコーダの実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明にかかるトレリスデコーダの一例を示すブロック図であり、同図にはI軸についてのみ示されている。なお図1およびその他の図面、並びに以下の説明においては、I軸についてのみ図示および説明するが、Q軸についてはI軸と同様であるため、説明を省略する。
【0026】
このトレリスデコーダは、従来と同様に領域判定回路2、RAM等からなる遅延回路3、選択回路4、ビタビデコーダ5、畳み込み符号器6および図示省略したデマッパーを備えており、さらに領域判定回路2の前段に前置回路1を有している。
【0027】
例えば64QAMの場合、前置回路1には、7ビットの復調信号のうち上位の4ビットが入力される。前置回路1は、入力された4ビットの符号に基づいて3ビットの符号を生成し、それを出力する。領域判定回路2は、前置回路1から入力された3ビットの符号に基づいて2ビットの符号を生成し、それを出力する。領域判定回路2から出力された2ビットの符号は、受信シンボルのMSBに相当する復調信号のMSBの符号とともに、遅延回路3に入力される。そして遅延回路に入力された合計3ビットの符号は、ここで期間Tだけ遅延された後、選択回路4に出力される。
【0028】
一方ビタビデコーダ5には復調信号が入力され、それに基づきビタビデコーダ5は受信シンボルのLSBの符号の値についての誤り訂正を行う。畳み込み符号器6は、ビタビデコーダ5の誤り訂正結果に基づき再符号化を行って受信シンボルのLSBの符号の推定値を求め、それを選択回路4に出力する。その際、ビタビデコーダ5に復調信号が入力されてから、受信シンボルのLSBの符号の推定値が畳み込み符号器6から出力されるまでに要する時間はTである。従って選択回路4には、畳み込み符号器6から出力された受信シンボルのLSBの推定符号が、遅延回路3から出力された領域判定回路出力の2ビットの符号および復調信号のMSBの符号と同期して入力される。
【0029】
選択回路4は、受信シンボルのLSBの推定符号、領域判定回路出力の2ビットの符号および復調信号のMSBの符号に基づいて受信シンボルの上位2ビットの符号を特定し、それを図示しないデマッパーに出力する。またデマッパーには、ビタビデコーダ5の誤り訂正結果も入力される。
【0030】
図2は、前置回路1の実施例を示す回路図である。この前置回路1は、例えば3個の排他的論理和演算を行うXORゲート11,12,13で構成されている。復調信号Ir を各ビットが2の補数で表されてなる「Ir2 Ir1 Ir0 Ie3Ie2 Ie1 Ie0」とし、前置回路1から出力される3ビットの信号を各ビットが2の補数で表されてなる「S12 S11 S10」と表した場合、第1のXORゲート11は、復調信号のMSBに相当する信号「Ir2」と上位から第2番目のビットに相当する信号「Ir1」が入力され、前置回路1から出力される3ビットのうちMSBに相当する信号S12を出力する。
【0031】
第2のXORゲート12は、復調信号の「Ir2」と上位から第3番目のビットに相当する信号「Ir0」が入力され、前置回路1から出力される3ビットのうち上位から第2番目のビットに相当する信号S11を出力する。
【0032】
第3のXORゲート13は、復調信号の「Ir2」と上位から第4番目のビットに相当する信号「Ie3」が入力され、前置回路1から出力される3ビットのうちLSBに相当する信号S10を出力する。
【0033】
図3は、領域判定回路2の実施例を示す回路図である。この領域判定回路2は、例えばNOTゲート21、NORゲート22、ANDゲート23、ORゲート24および2to1セレクタ(選択回路)25で構成されている。NOTゲート21は、前置回路1の3ビットの出力信号のうちLSBに相当する「S10」が入力され、それを反転してNORゲート22の一方の入力端子と2to1セレクタ25の一方の入力端子(以下、A端子とする)へ出力する。
【0034】
NORゲート22は、もう一方の入力端子に前置回路1の3ビットの出力信号のうちMSBに相当する「S12」が入力され、2入力の論理和を反転して2to1セレクタ25のもう一方の入力端子(以下、B端子とする)へ出力する。
【0035】
2to1セレクタ25は、そのS端子に前置回路1の3ビットの出力信号のうち中央のビットに相当する「S11」が入力され、そのS端子の入力信号が「0」のときにA端子の入力信号の反転信号を出力し、またS端子の入力信号が「1」のときにB端子の入力信号の反転信号を出力する。この2to1セレクタ25の出力信号は、領域判定回路2から出力される2ビットの信号を各ビットが2の補数で表されてなる「S21 S20」と表した場合のLSBに相当する信号「S20」である。
【0036】
ANDゲート23は、前置回路1の3ビットの出力信号のうち中央のビットに相当する「S11」とLSBに相当する「S10」が入力され、それら2入力の論理積をORゲート24の一方の入力端子へ出力する。
【0037】
ORゲート24は、もう一方の入力端子に前置回路1の3ビットの出力信号のうちMSBに相当する「S12」が入力され、2入力の論理和を、領域判定回路2の2ビットの出力信号「S21 S20」のMSBに相当する信号「S21」として出力する。
【0038】
図4は、選択回路4の実施例を示す回路図である。この選択回路4は、例えば3個のANDゲート41,45,47、第4のXORゲート42、第2の2to1セレクタ43および3個のORゲート44,46,48で構成されている。第2のANDゲート41は、領域判定回路2の2ビットの出力信号のうちMSBに相当する「S21」と、畳み込み符号器6から出力された1ビット「S3 」の反転信号が入力され、それら2入力の論理積を2to1セレクタ43のA端子へ出力する。
【0039】
XORゲート42は、復調信号のMSBに相当する「Ir2」と領域判定回路2の2ビットの出力信号のうちMSBに相当する「S21」が入力され、それら2入力の排他的論理和を2to1セレクタ43のB端子へ出力する。
【0040】
2to1セレクタ43は、そのS端子に領域判定回路2の2ビットの出力信号のうちLSBに相当する「S20」が入力され、そのS端子の入力信号が「0」のときにA端子の入力信号の反転信号を出力し、またS端子の入力信号が「1」のときにB端子の入力信号の反転信号を出力する。この2to1セレクタ43の出力信号は、反転されて第2のORゲート44の一方の入力端子に入力される。
【0041】
第3のANDゲート45は、入力端子を3つ備えており、領域判定回路2の2ビットの出力信号の各ビット「S20」および「S21」がいずれも反転されて入力されるとともに、畳み込み符号器6の出力ビット「S3 」が入力され、それら3入力の論理積を第2のORゲート44のもう一方の入力端子に出力する。
【0042】
第2のORゲート44は、2入力の論理和を、選択回路4の2ビットの出力信号「S31 S30」のLSBに相当する信号「S30」として出力する。
【0043】
第3のORゲート46は、領域判定回路2の2ビットの出力信号の各ビット「S20」および「S21」が入力され、それら2入力の論理和を第4のANDゲート47の一方の入力端子へ出力する。
【0044】
第4のANDゲート47は、もう一方の入力端子に復調信号のMSBに相当する「Ir2」が入力され、2入力の論理積を第4のORゲート48の一方の入力端子へ出力する。
【0045】
第4のORゲート48は、もう一方の入力端子に第3のANDゲート45の出力が入力され、2入力の論理和を、選択回路4の2ビットの出力信号「S31 S30」のMSBに相当する信号「S31」として出力する。
【0046】
つぎに前置回路1、領域判定回路2および選択回路4の作用について図5乃至図6を参照しながら説明する。図5および図6には、前置回路1、領域判定回路2および選択回路4の入出力の関係が示されている。
【0047】
それらの図表に示すように、前置回路1は、(1)復調信号の上位4ビットである「Ir2 Ir1 Ir0 Ie3」が「0000」または「1111」のときには「000」を、(2)「Ir2 Ir1 Ir0 Ie3」が「0001」または「1110」のときには「001」を、(3)「Ir2 Ir1 Ir0 Ie3」が「0010」または「1101」のときには「010」を、(4)「Ir2 Ir1 Ir0 Ie3」が「0011」または「1100」のときには「011」を、(5)「Ir2 Ir1 Ir0 Ie3」が「0100」または「1011」のときには「100」を、(6)「Ir2 Ir1 Ir0 Ie3」が「0101」または「1010」のときには「101」を、(7)「Ir2 Ir1 Ir0 Ie3」が「0110」または「1001」のときには「110」を、(8)「Ir2 Ir1 Ir0 Ie3」が「0111」または「1000」のときには「111」を出力する。
【0048】
領域判定回路2は、(1)前置回路1の出力である「S12 S11 S10」が「000」のときには「00」を、(2)「S12 S11 S10」が「001」または「010」のときには「01」を、(3)「S12 S11 S10」が「011」または「100」のときには「10」を、(4)「S12 S11 S10」が「101」、「110」または「111」のときには「11」を出力する。
【0049】
選択回路4は、(1)領域判定回路2の出力である「S21 S20」が「00」または「01」で、かつ復調信号のMSB(すなわち受信シンボルのMSB)「Ir2」が「0」のときには、畳み込み符号器6の出力「S3 」が「0」であっても「1」であっても「00」を、(2)「S21 S20」が「00」または「01」で、かつ「Ir2」が「1」のときには、「S3 」が「0」であっても「1」であっても「11」を、(3)「S21 S20」が「10」で、かつ「Ir2」が「0」で、かつ「S3 」が「1」のときには「00」を、(4)「S21 S20」が「10」で、かつ「Ir2」が「0」で、かつ「S3 」が「0」のときには「01」を、(5)「S21 S20」が「10」で、かつ「Ir2」が「1」で、かつ「S3 」が「1」のときには「10」を、(6)「S21 S20」が「10」で、かつ「Ir2」が「1」で、かつ「S3 」が「0」のときには「11」を、(7)「S21S20」が「11」で、かつ「Ir2」が「0」のときには、「S3 」が「0」であっても「1」であっても「01」を、(8)「S21 S20」が「11」で、かつ「Ir2」が「1」のときには、「S3 」が「0」であっても「1」であっても「10」を出力する。
【0050】
従って選択回路4の出力により、復調信号の上位2ビットすなわち受信シンボルの上位2ビット「Ir2 Ir1」が特定される。図7は、復調信号とQAMシンボルとの関係を模式的に示す図であり、同図に示すように、8個のシンボルに対して復調信号を4つの領域に分けて取り扱うことができる。
【0051】
上述実施の形態によれば、8個のシンボルに対して復調信号を4つの領域に分けて取り扱い、前置回路1により復調信号の上位4ビットの符号に基づいて3ビットの符号を得、領域判定回路2により、3ビットの前置回路出力に基づいて2ビットの符号を得ることによって4つのうちのいずれかの領域を特定し、遅延回路3で2ビットの領域判定回路出力と復調信号のMSBの符号を遅延させた後、選択回路4において、2ビットの領域判定回路出力と、復調信号のMSBと、畳み込み符号器6から出力された受信シンボルのLSBの推定値とに基づいて受信シンボルの上位2ビットの値を特定するため、遅延回路3に入力される符号のビット数はI軸およびQ軸のそれぞれについて3ビット、両軸合わせて6ビットとなる。
【0052】
これは、遅延回路の入力ビット数が、従来のI軸およびQ軸のそれぞれについて4ビット、両軸合わせて8ビットに比べて少ないので、遅延回路3の回路規模を小さくすることができる。従ってトレリスデコーダ全体の回路規模を小さくすることができるので、従来よりもLSIの小面積化が図れ、低消費電力効果が得られる。
【0053】
なお上述実施の形態においては、前置回路1、領域判定回路2および選択回路4の構成を具体的に図示して説明したが、それらは図示例に限定されずに他の構成であってもよいし、また復調信号の領域分けの境界は厳密なものではなく前後にずれてもよいし、本発明は64QAMに限らず16QAMや256QAMなどのトレリス符号化変調システムにも適用できる。
【0054】
【発明の効果】
以上、説明したとおり、本発明によれば、遅延回路は、領域判定回路から出力された「X−1」ビットの符号と、復調信号のMSBの符号が入力され、かつそれらの合計Xビットの符号を遅延させた後に選択回路へ出力するので、遅延回路に入力される符号のビット数はI軸およびQ軸のそれぞれについてXビット、両軸合わせて「2×X」ビットである。これは、遅延回路の入力ビット数が、従来のI軸およびQ軸のそれぞれについて「(X−1)×2」ビット、両軸合わせて「(X−1)×4」(ただしX>3)ビットに比べて少ないので、遅延回路の回路規模を小さくすることができ、従ってトレリスデコーダ全体の回路規模を小さくすることができるので、従来よりもLSIの小面積化が図れ、低消費電力効果が得られる。
【0055】
つぎの発明によれば、64QAMの場合、遅延回路は、領域判定回路から出力された2ビットの符号と、復調信号のMSBの符号が入力され、かつそれらの合計3ビットの符号を遅延させた後に選択回路へ出力するので、遅延回路に入力される符号のビット数はI軸およびQ軸のそれぞれについて3ビット、両軸合わせて6ビットである。これは、遅延回路の入力ビット数が、従来のI軸およびQ軸のそれぞれについて4ビット、両軸合わせて8ビットに比べて少ないので、遅延回路の回路規模を小さくすることができ、ひいてはトレリスデコーダ全体の回路規模を小さくすることができるので、従来よりもLSIの小面積化が図れ、低消費電力効果が得られる。
【0056】
つぎの発明によれば、64QAMの場合、前置回路は復調信号に基づいて3ビットの符号を出力し、その3ビットの符号がさらに領域判定回路により2ビットの符号にされ、その2ビットの符号と復調信号のMSBの符号が遅延回路に入力される。従って遅延回路にはI軸およびQ軸のそれぞれについて3ビット、両軸合わせて6ビットの符号が入力されることとなり、従来の8ビットよりも少ないので、遅延回路の回路規模を小さくすることができ、ひいてはトレリスデコーダ全体の回路規模を小さくすることができるので、従来よりもLSIの小面積化が図れ、低消費電力効果が得られる。
【0057】
つぎの発明によれば、64QAMの場合、領域判定回路は、復調信号が「0000000」〜「0000111」または「1111000」〜「1111111」のときには「00」を出力し、復調信号が「0001000」〜「0010111」または「1101000」〜「1110111」のときには「01」を出力し、復調信号が「0011000」〜「0100111」または「1011000」〜「1100111」のときには「10」を出力し、復調信号が「0101000」〜「1010111」のときには「11」を出力する。従って遅延回路には、I軸およびQ軸のそれぞれについて領域判定回路出力の2ビットの符号と復調信号のMSBの符号からなる3ビット、両軸合わせて6ビットの符号が入力されることとなり、従来の8ビットよりも少ないので、遅延回路の回路規模を小さくすることができ、ひいてはトレリスデコーダ全体の回路規模を小さくすることができるので、従来よりもLSIの小面積化が図れ、低消費電力効果が得られる。
【0058】
つぎの発明によれば、64QAMの場合、領域判定回路から出力された2ビットの符号、受信シンボルのMSB、および畳み込み符号器の再符号化により得られた受信シンボルのLSBの推定符号に基づいて、選択回路により誤り訂正が行われ、受信シンボルの上位2ビットの符号が特定される。従って遅延回路に入力される符号のビット数は、I軸およびQ軸のそれぞれについて領域判定回路出力の2ビットと復調信号のMSBの1ビットからなる3ビット、両軸合わせて6ビットであるため、従来の8ビットよりも少ないので、遅延回路の回路規模を小さくすることができ、ひいてはトレリスデコーダ全体の回路規模を小さくすることができるので、従来よりもLSIの小面積化が図れ、低消費電力効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるトレリスデコーダの一例を示すブロック図である。
【図2】 そのトレリスデコーダの前置回路の実施例を示す回路図である。
【図3】 そのトレリスデコーダの領域判定回路の実施例を示す回路図である。
【図4】 そのトレリスデコーダの選択回路の実施例を示す回路図である。
【図5】 その前置回路と領域判定回路と選択回路の入出力の関係を示す図表である。
【図6】 その前置回路と領域判定回路と選択回路の入出力の関係を示す図表である。
【図7】 そのトレリスデコーダの64QAMの復調信号とQAMシンボルとの関係を示す模式図である。
【図8】 従来における64QAMの復調信号とQAMシンボルとの関係を示す模式図である。
【符号の説明】
1 前置回路、2 領域判定回路、3 遅延回路、4 選択回路、5 ビタビデコーダ、6 畳み込み符号器。
Claims (5)
- 送信側でシンボルに対してトレリス符号化変調された信号を、I軸およびQ軸のそれぞれに対して、Nビット(ただしNは4以上の自然数)の二値符号により表された信号に復調し、その復調信号の最上位ビットから、上位から第X番目(ただしXは3以上でかつNよりも小さい自然数)のビットまでのXビットの符号で表された受信シンボルの誤り訂正を行うトレリスデコーダにおいて、
前記復調信号の最上位ビットから、上位から第「X+1」番目のビットまでの「X+1」ビットの符号に基づいて、Xビットで表された互いに異なる「2のX乗」個の符号のうちのいずれかを出力する前置回路と、
前記前置回路から出力されたいずれかのXビットで表された符号に基づいて、「X−1」ビットで表された互いに異なる「2の(X−1)乗」個の符号のうちのいずれかを出力する領域判定回路と、
前記受信シンボルの最下位ビットの符号の値についての誤り訂正を行うビタビデコーダと、
ビタビデコーダの誤り訂正結果に基づいて再符号化を行い、それによって得られた受信シンボルの最下位ビットの符号の推定値を出力する畳み込み符号器と、
前記領域判定回路から出力されたいずれかの「X−1」ビットの符号、前記受信シンボルの最上位ビットの符号、および前記畳み込み符号器から出力された1ビットの符号よりなる合計「X+1」ビットの符号に基づいて前記受信シンボルの最上位ビットから、上位から第「X−1」番目の上位ビットまでの「X−1」ビットの符号の値を特定する選択回路と、
領域判定回路から出力されたいずれかの「X−1」ビットの符号、および前記復調信号の最上位ビットの符号が入力され、かつそれらの合計Xビットの符号を、畳み込み符号器から出力された1ビットの符号と同期して前記選択回路に入力させるための遅延回路と、
を具備したことを特徴とするトレリスデコーダ。 - 前記Xは3であり、前記前置回路は、前記復調信号の上位4ビット分の符号に基づいて「111」、「110」、「101」、「100」、「011」、「010」、「001」および「000」のうちのいずれかを出力し、
前記領域判定回路は、前記前置回路から出力された3ビットの符号に基づいて「11」、「10」、「01」および「00」のうちのいずれかを出力することを特徴とする請求項1に記載のトレリスデコーダ。 - 前記Nは7であり、前記前置回路は、つぎの(1)〜(8)のいずれかを出力することを特徴とする請求項2に記載のトレリスデコーダ。
(1)復調信号が「0000000」〜「0000111」または「1111000」〜「1111111」のときには「000」、
(2)復調信号が「0001000」〜「0001111」または「1110000」〜「1110111」のときには「001」、
(3)復調信号が「0010000」〜「0010111」または「1101000」〜「1101111」のときには「010」、
(4)復調信号が「0011000」〜「0011111」または「1100000」〜「1100111」のときには「011」、
(5)復調信号が「0100000」〜「0100111」または「1011000」〜「1011111」のときには「100」、
(6)復調信号が「0101000」〜「0101111」または「1010000」〜「1010111」のときには「101」、
(7)復調信号が「0110000」〜「0110111」または「1001000」〜「1001111」のときには「110」、
(8)復調信号が「0111000」〜「1000111」のときには「111」。 - 前記領域判定回路は、つぎの(1)〜(4)のいずれかを出力することを特徴とする請求項3に記載のトレリスデコーダ。
(1)前置回路出力が「000」のときには「00」、
(2)前置回路出力が「001」または「010」のときには「01」、
(3)前置回路出力が「011」または「100」のときには「10」、
(4)前置回路出力が「101」、「110」または「111」のときには「11」。 - 前記選択回路は、つぎの(1)〜(8)のいずれかを出力することを特徴とする請求項4に記載のトレリスデコーダ。
(1)領域判定回路出力が「00」または「01」で、かつ受信シンボルの最上位ビットが「0」のときには「00」、
(2)領域判定回路出力が「00」または「01」で、かつ受信シンボルの最上位ビットが「1」のときには「11」、
(3)領域判定回路出力が「10」で、かつ受信シンボルの最上位ビットが「0」で、かつ畳み込み符号器出力が「1」のときには「00」、
(4)領域判定回路出力が「10」で、かつ受信シンボルの最上位ビットが「0」で、かつ畳み込み符号器出力が「0」のときには「01」、
(5)領域判定回路出力が「10」で、かつ受信シンボルの最上位ビットが「1」で、かつ畳み込み符号器出力が「1」のときには「10」、
(6)領域判定回路出力が「10」で、かつ受信シンボルの最上位ビットが「1」で、かつ畳み込み符号器出力が「0」のときには「11」、
(7)領域判定回路出力が「11」で、かつ受信シンボルの最上位ビットが「0」のときには「01」、
(8)領域判定回路出力が「11」で、かつ受信シンボルの最上位ビットが「1」のときには「10」。
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