JP2003264467A - ビタビ復号回路 - Google Patents

ビタビ復号回路

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JP2003264467A JP2002063480A JP2002063480A JP2003264467A JP 2003264467 A JP2003264467 A JP 2003264467A JP 2002063480 A JP2002063480 A JP 2002063480A JP 2002063480 A JP2002063480 A JP 2002063480A JP 2003264467 A JP2003264467 A JP 2003264467A
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Koichi Nagano
孝一 永野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビタビ復号回路において、回路規模の増大を
抑制しつつ、その性能を向上させる。 【解決手段】 パス記憶回路20Aは、生き残りパスを
保持し、各段がそれぞれ時刻に対応する複数段のパス保
持部31,32,…,3nを備えている。多数決判定回
路5は最終段のパス保持部3nが有する6個の遅延器の
うち、選択回路4の選択出力を入力とする最上位および
最下位の遅延器を含む3個の遅延器の出力値を入力とし
て、多数決の判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置や記録再
生装置における再生系の信号処理に関し、特に、再生信
号を最尤復号するためのビタビ復号に関する技術に属す
る。
【0002】
【従来の技術】ビタビ復号回路は、通信装置や記録再生
装置において信号を再生する際、例えば波形等化後の信
号の誤り検出および誤り訂正を行うために用いられる。
信号処理において、波形等化およびビタビ復号を用いる
ことによって、BER(符号誤り率)を減少することが
可能となる。
【0003】図9は従来のビタビ復号回路内部に設けら
れたパス記憶回路の内部構成を示す図である。図9にお
いて、SEL0,SEL1はパス選択信号、21はパス
保持部の初期値、31,32,…,3nは生き残りパス
を保持するパス保持部、4はパス選択信号SEL0,S
EL1によってパス保持部31〜3nに入力される値を
選択する選択回路である。パス保持部31〜3nは複数
段(n段)設けられており、各段がそれぞれ時刻に対応
している。
【0004】図10および図11はビタビ復号における
状態を示す状態遷移図およびトレリス線図である。図1
0および図11において、状態はS0,S1,S2,S
3,S4およびS5の6種類であり、状態S0とS5に
おいては分岐のパターンを持つ。ここで、変調方式には
8−16変調符号を用いており、8−16変調は変調後
の信号の同一符号連続長が2から10の間にある特性を
有する。また、NRZI変換後は、信号の同一符号連続
長が3から11の間にある特性となる。
【0005】各段のパス保持部31,32,…,3nは
状態数に相当する個数の遅延器をそれぞれ有している。
また、最上位および最下位の遅延器は、パス選択信号S
EL0,SEL1によってそれぞれ選択された信号を入
力とする。このような構成によって、最終段のパス保持
部3nが最も時間が経過した過去の信号を保持すること
になる。最尤復号によって信号が復号されると、最終段
のパス保持部3nの全ての遅延器の出力値は同一の値に
なる。言い換えると、最終段のパス保持部3nの遅延器
の出力値が全て同一の値ではない場合、復号の誤りが生
じることになる。
【0006】回路のLSI化においては、回路規模を考
慮して、パス保持部3nの1個の遅延器の出力値をパス
記憶回路の出力値とし、またその後段の最尤判定回路を
省略している場合も多い。このため、ビタビ復号の性能
を向上させるために、通常、パス保持部の段数を増やす
ことが行われている。
【0007】また、ビタビ復号の性能向上を図るため
に、多数決判定回路を設ける場合もある。図12は従来
の多数決判定回路を含むパス記憶回路の構成の一例を示
す図である。図12の構成では、多数決判定回路80
が、最終段のパス保持部3nの全ての遅延器の出力値を
入力として、多数決判定を行い、多い方の値をパス記憶
回路の出力値として出力する。これにより、ビタビ復号
の性能向上が実現されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では、
ビタビ復号の性能向上を実現するために、回路規模がい
たずらに増大してしまうという問題が生じていた。
【0009】すなわち、ビタビ復号の性能向上のために
パス保持部の段数を増やした場合には、それだけパス記
憶回路の回路規模が増大することになる。また、ビタビ
復号の性能向上のために全ての状態値の多数決の判定を
行う場合には、大規模な多数決判定回路が必要になるの
で、その分、パス記憶回路の回路規模が大きくなり、ま
た回路の高速化の妨げにもなる。
【0010】前記の問題に鑑み、本発明は、ビタビ復号
回路において、回路規模の増大を抑制しつつ、その性能
を向上させることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明が講じた解決手段は、パス記憶回
路を有するビタビ復号回路として、前記パス記憶回路
は、生き残りパスを保持するものであり、各段がそれぞ
れ時刻に対応する複数段のパス保持部と、パス選択信号
によって前記パス保持部に入力される値を選択する複数
の選択回路と、最終段の前記パス保持部が有する遅延器
のうち、その一部の遅延器の出力値を入力として、多数
決の判定を行う多数決判定回路とを備えたものである。
【0012】請求項1の発明によると、最終段のパス保
持部の一部の遅延器の出力値を用いて多数決判定を行う
ので、必要となる多数決判定回路の回路規模は小さくて
すみ、しかも、ビタビ復号の性能を向上させることがで
きる。したがって、回路規模が小さく、高精度なビタビ
復号回路を実現することができる。
【0013】そして、請求項2の発明では、前記請求項
1のビタビ復号回路における多数決判定回路は、最終段
の前記パス保持部が有する遅延器のうち、その半分以下
の個数の遅延器の出力値を入力とするものとする。
【0014】また、請求項3の発明では、前記請求項1
のビタビ復号回路は、波形等化器によって波形等化が行
われた後の信号について復号を行うものとし、前記波形
等化器は4個のタップを有し、各タップ係数は(a,
b,b,a)の関係を満たすものとする。
【0015】また、請求項4の発明では、前記請求項1
のビタビ復号回路は、波形等化器によって波形等化が行
われた後の信号について復号を行うものであり、前記波
形等化器は、同一符号連続長が2から10の間にある8
―16変調符号によって変調された信号を入力とするも
のとする。
【0016】また、請求項5の発明では、前記請求項1
のビタビ復号回路における多数決判定回路は、最終段の
前記パス保持部が有する遅延器のうち、前記選択回路の
選択出力を入力とする全ての遅延器の出力を入力とする
ものとする。
【0017】また、請求項6の発明では、前記請求項1
のビタビ復号回路におけるパス記憶回路は、前記多数決
判定回路に入力される値が、全て同一か否かを判定する
同一信号判定回路を備えたものとする。
【0018】また、請求項7の発明では、前記請求項1
のビタビ復号回路における多数決判定回路は、最終段の
前記パス保持部が有する遅延器のうち、3個の遅延器の
出力値を入力とするものとする。
【0019】そして、請求項8の発明では、前記請求項
7のビタビ復号回路における多数決判定回路は、前記3
個の遅延器の出力値を第1、第2および第3の入力信号
とし、かつ、前記第1および第3の入力信号を入力とす
る排他的論理和回路と、前記第1および第3の入力信号
を入力とする第1の論理積回路と、前記排他的論理和回
路の出力と前記第2の入力信号とを入力とする第2の論
理積回路と、前記第1の論理積回路の出力と前記第2の
論理積回路の出力とを入力とする論理和回路とを備え、
前記論理和回路の出力を多数決の判定結果として出力す
るものとする。
【0020】また、請求項9の発明では、前記請求項7
のビタビ復号回路における多数決判定回路は、前記3個
の遅延器の出力値を第1、第2および第3の入力信号と
し、かつ、前記第1および第3の入力信号を入力とする
第1の論理和回路と、前記第1および第3の入力信号を
入力とする第1の論理積回路と、前記第1の論理和回路
の出力と前記第2の入力信号とを入力とする第2の論理
積回路と、前記第1の論理積回路の出力と前記第2の論
理積回路の出力とを入力とする第2の論理和回路とを備
え、前記第2の論理和回路の出力を多数決の判定結果と
して出力するものとする。
【0021】また、請求項10の発明では、前記請求項
7のビタビ復号回路における多数決判定回路は、前記3
個の遅延器の出力値を第1、第2および第3の入力信号
とし、かつ、前記第1の入力信号を入力とする第1の否
定回路と、前記第3の入力信号を入力とする第2の否定
回路と、前記第1の否定回路の出力と前記第2の否定回
路の出力とを入力とする第1の否定論理積回路と、前記
第1および第3の入力信号を入力とする第2の否定論理
積回路と、前記第1の否定論理積回路の出力と前記第2
の入力信号とを入力とする第3の否定論理積回路と、前
記第2の否定論理積回路の出力と前記第3の否定論理積
回路の出力とを入力とする第4の否定論理積回路とを備
え、前記第4の否定論理積回路の出力を多数決の判定結
果として出力するものとする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0023】(第1の実施形態)図1は本実施形態に係
るビタビ復号回路の構成を示すブロック図である。図1
に示すビタビ復号回路1は、ブランチメトリック回路1
1、加算比較選択(ACS)回路12、パス記憶回路2
0および最尤判定回路13を備えており、従来と同様の
構成からなる。本実施形態では、パス記憶回路20の内
部構成が従来と異なっている。
【0024】ブランチメトリック回路11はトレリス線
図において、ある状態から次の状態へ遷移するブランチ
メトリックの計算を行い、ACS回路12はブランチメ
トリック回路11の出力を用いて、加算、大小比較およ
び最小値の選択(ACS演算)を行い、パス選択信号を
出力する。バス記憶回路20はACS回路12から出力
されたパス選択信号を記憶し、これによりトレリス線図
におけるパスを記憶保持する。最後に、最尤判定回路1
3がパス記憶回路20からパス選択信号を読み出して、
復号を実行する。なお、回路構成によっては、最尤判定
回路13が省かれる場合もある。
【0025】図2は本実施形態に係るパス記憶回路20
の内部構成を示す図である。図2では、従来技術に係る
図12と共通の構成要素については図12と同一の符号
を付しており、ここではその詳細な説明を省略する。図
12と異なるのは、図12では多数決判定回路80が最
終段のパス保持部3nの全ての遅延器の出力を入力とし
ているのに対して、図2では、多数決判定回路5が、最
終段のパス保持部3nの遅延器のうち3個の遅延器の出
力を入力としている点である。ただし、基本的な動作
は、従来技術の項で説明したものと同様であり、図10
および図11に従ったものである。
【0026】最終段のパス保持部3nの各遅延器の出力
値は、正常時には、全て同一の値になるはずであるが、
ノイズやその他の要因によって通信路または記録再生系
の特性が悪化した場合、各遅延器の出力値は全て同一の
値になるとは限らない。ただしこの場合、正しい値を出
力する遅延器の個数は、誤った値を出力する遅延器の個
数よりも多くなる。
【0027】例えば図9に示す従来のパス記憶回路のよ
うに、最終段のパス保持部3nにおける1個の遅延器の
出力値だけをそのまま本パス記憶回路の出力とする場合
には、仮に、パス記憶回路の出力値となるその遅延器の
出力値だけが誤っている場合であっても、復号が正常に
は行われないことになり、このため、ビタビ復号回路の
性能が劣化する。
【0028】これに対して、従来の多数決判定回路を含
むパス記憶回路においては、図12に示すように、最終
段のパス保持部3nの全ての遅延器の出力値の多数決の
判定を行う多数決判定回路80を設けることによって、
ビタビ復号回路の性能悪化を防いでいた。ところが、こ
のような多数決判定回路を設けると、ビタビ復号回路の
回路規模が全体として大きくなってしまうという問題が
生じていた。
【0029】そこで本実施形態では、多数決判定回路5
は、最終段のパス保持部3nの遅延器のうちの一部、こ
こでは3個の遅延器の出力値を入力として多数決の判定
を行う。これにより、仮に3個の遅延器の出力値のうち
1つだけ誤っている場合には、多数決判定回路5によっ
てその誤りを訂正することができ、正常な値をパス記憶
回路20の出力値とすることができる。しかも、従来の
ような、全ての遅延器の出力値を入力する多数決判定回
路に比べると、回路構成が格段に簡易になる。すなわ
ち、わずかな回路の追加によって、ビタビ復号の性能向
上が可能になる。また、多数決判定回路5により性能が
向上した分だけ、パス保持回路の段数を削減することも
可能になる。
【0030】図3〜図5は多数決判定回路5の回路構成
の例を示す。図3に示す多数決判定回路5は、入力1お
よび入力3を入力とする排他的論理和回路51と、入力
1および入力3を入力とする第1の論理積回路52a
と、排他的論理和回路51の出力と入力2とを入力とす
る第2の論理積回路52bと、第1の論理積回路52a
の出力と第2の論理積回路52bの出力とを入力とする
論理和回路53とを備えており、論理和回路53の出力
を、多数決の判定結果として出力する。
【0031】また図4に示す多数決判定回路5Aは、入
力1および入力3を入力とする第1の論理和回路54a
と、入力1および入力3を入力とする第1の論理積回路
55aと、第1の論理和回路54aの出力と入力2とを
入力とする第2の論理積回路55bと、第1の論理積回
路55aの出力と第2の論理積回路55bの出力とを入
力とする第2の論理和回路54bとを備えており、第2
の論理和回路54bの出力を、多数決の判定結果として
出力する。
【0032】また図5に示す多数決判定回路5Bは、入
力1および入力3をそれぞれ入力とする第1および第2
の否定回路56a,56bと、第1および第2の否定回
路56a,56bの出力を入力とする第1の否定論理積
回路57aと、入力1および入力3を入力とする第2の
否定論理積回路57bと、第1の否定論理積回路57a
の出力と入力2とを入力とする第3の否定論理積回路5
7cと、第2の否定論理積回路57bの出力と第3の否
定論理積回路57cの出力とを入力とする第4の否定論
理積回路57dとを備えており、第4の否定論理積回路
57dの出力を、多数決の判定結果として出力する。
【0033】図3〜図5のいずれの場合も、回路規模は
小さく、このようなわずかな回路の追加によって、ビタ
ビ復号の性能を向上することが可能となる。
【0034】以上のように本実施形態によると、最終段
のパス保持部3nの一部の遅延器の出力値を用いて多数
決判定を行うので、必要となる多数決判定回路の回路規
模は小さくてすみ、しかも、ビタビ復号の性能を向上さ
せることができる。したがって、回路規模が小さく、高
精度なビタビ復号回路を実現することができる。
【0035】なお、本実施形態に係るビタビ復号回路
は、波形等化器によって波形等化が行われた後の信号に
ついて、復号を行うように用いてもよい。この場合、例
えば、波形等化器は、同一符号連続長が2から10の間
にある8−16変調符号によって変調された信号を入力
するものとする。
【0036】図6はビタビ復号回路と対になって用いら
れる波形等化器の構成の一例である。図6に示す波形等
化器60は、4個のタップを有しており、各タップ係数
は(a,b,b,a)の関係を満たしている。ただし、
a>bである。波形等化器60は、入力信号を遅延器6
1a,61b,61cで遅延させ、入力信号および各遅
延器61a,61b,61cの出力信号を、乗算器62
a,62b,62c,62dによって乗算し、加算器6
3によって各乗算器62a〜62dの出力を加算して出
力する。実際の通信装置や記録再生装置では、波形等化
器60と同等の通信路特性、記録再生系特性を有するも
のとする。
【0037】なお、本実施形態では、最終段のパス保持
部が有する6個の遅延器のうち、3個の出力を多数決判
定のために用いるものとしたが、3個以外であっても、
一部の遅延器の出力を用いることによって、本実施形態
と同様の効果が得られる。ただし、回路規模の増大を抑
えつつ、ビタビ復号の性能を向上させるという観点から
見ると、多数決の判定に用いる遅延器の個数は、パス保
持部が有する遅延器の半分程度、またはそれ以下が好ま
しい。
【0038】(第2の実施形態)図7は本発明の第2の
実施形態に係るビタビ復号回路におけるパス記憶回路の
内部構成を示す図である。図7において、第1の実施形
態に係る図2の構成と異なるのは、多数決判定回路5
が、最終段のパス保持部3nの遅延器のうち、入力側に
選択回路4が接続された最上位および最下位の遅延器を
含む3個の遅延器の出力値を、入力としている点であ
る。
【0039】パス保持部3nの遅延器のうち、最上位お
よび最下位でない遅延器(2番目から5番目の遅延器)
の入力側には選択回路4は接続されておらず、前段のパ
ス保持部の別の位置の遅延器の出力が直接接続されてい
る。このため、これら2番目から5番目の遅延器の出力
値を多数決判定のために用いたとしても、ビタビ復号の
性能向上は期待できない。
【0040】そこで本実施形態では、選択回路4の選択
出力を入力とする最上位および最下位の遅延器の出力値
を、多数決判定回路5の入力に含めることによって、ビ
タビ復号の性能を確実に向上させることを可能にしてい
る。
【0041】(第3の実施形態)図8は本発明の第3の
実施形態に係るビタビ復号回路におけるパス記憶回路の
内部構成を示す図である。図8において、第1の実施形
態に係る図2の構成と異なるのは、多数決判定回路5に
入力される値が全て同一か否かを判定する同一信号判定
回路15が設けられている点である。
【0042】同一信号判定回路15は、多数決判定回路
5に入力される3個の値を入力としており、この3個の
信号の値が同一であるか否かを判定し、同一でないと判
定したとき、エラー信号を出力する。同一信号判定回路
15の出力によって、通信路の品質や記録再生系特性の
品質を確認することができ、またビタビ復号の性能も確
認することができる。またエラーが発生した場合、復号
処理の中断や信号の再送要求などが可能になる。
【0043】したがって本実施形態によると、復号処理
の中断や信号の再送要求が可能となり、高精度なビタビ
復号回路が実現できる。
【0044】なお、各実施形態において、図10および
図11に従ったビタビ復号を前提として説明を行った
が、本発明はこれに限られるものではない。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によると、必要とな
る多数決判定回路の回路規模は小さくてすみ、しかもビ
タビ復号の性能を向上させることができる。したがっ
て、回路規模が小さく、高精度なビタビ復号回路を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビタビ復号回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るビタビ復号回路
が有するパス記憶回路の内部構成を示す図である。
【図3】図2における多数決判定回路の回路構成の例で
ある。
【図4】図2における多数決判定回路の回路構成の例で
ある。
【図5】図2における多数決判定回路の回路構成の例で
ある。
【図6】ビタビ復号回路と併せて用いられる波形等化器
の構成の一例である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るビタビ復号回路
が有するパス記憶回路の内部構成を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係るビタビ復号回路
が有するパス記憶回路の内部構成を示す図である。
【図9】従来のビタビ復号回路が有するパス記憶回路の
内部構成を示す図である。
【図10】ビタビ復号を示す状態遷移図である。
【図11】ビタビ復号を示すトレリス線図である。
【図12】従来の多数決判定回路を含むパス記憶回路の
内部構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ビタビ復号回路 4 選択回路 5,5A,5B 多数決判定回路 15 同一信号判定回路 20,20A,20B パス記憶回路 31,32 パス保持部 3n 最終段のパス保持部 SEL0,SEL1 パス選択信号 51 排他的論理和回路 52a 第1の論理積回路 52b 第2の論理積回路 53 論理和回路 54a 第1の論理和回路 54b 第2の論理和回路 55a 第1の論理積回路 55b 第2の論理積回路 56a 第1の否定回路 56b 第2の否定回路 57a 第1の否定論理積回路 57b 第2の否定論理積回路 57c 第3の否定論理積回路 57d 第4の否定論理積回路 60 波形等化器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パス記憶回路を有するビタビ復号回路で
    あって、 前記パス記憶回路は、 生き残りパスを保持するものであり、各段がそれぞれ時
    刻に対応する複数段のパス保持部と、 パス選択信号によって、前記パス保持部に入力される値
    を選択する複数の選択回路と、 最終段の前記パス保持部が有する遅延器のうち、その一
    部の遅延器の出力値を入力として、多数決の判定を行う
    多数決判定回路とを備えたことを特徴とするビタビ復号
    回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記多数決判定回路は、最終段の前記パス保持部が有す
    る遅延器のうち、その半分以下の個数の遅延器の出力値
    を入力とするものであることを特徴とするビタビ復号回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 当該ビタビ復号回路は、波形等化器によって波形等化が
    行われた後の信号について復号を行うものであり、 前記波形等化器は、4個のタップを有し、各タップ係数
    は、(a,b,b,a)の関係を満たすものであること
    を特徴とするビタビ復号回路。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 当該ビタビ復号回路は、波形等化器によって波形等化が
    行われた後の信号について復号を行うものであり、 前記波形等化器は、同一符号連続長が2から10の間に
    ある8―16変調符号によって変調された信号を入力と
    することを特徴とするビタビ復号回路。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記多数決判定回路は、 最終段の前記パス保持部が有する遅延器のうち、前記選
    択回路の選択出力を入力とする全ての遅延器の出力を、
    入力とするものであることを特徴とするビタビ復号回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記パス記憶回路は、 前記多数決判定回路に入力される値が、全て同一か否か
    を判定する同一信号判定回路を備えたものであることを
    特徴とするビタビ復号回路。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記多数決判定回路は、最終段の前記パス保持部が有す
    る遅延器のうち、3個の遅延器の出力値を入力とするも
    のであることを特徴とするビタビ復号回路。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記多数決判定回路は、 前記3個の遅延器の出力値を第1、第2および第3の入
    力信号とし、かつ、 前記第1および第3の入力信号を入力とする排他的論理
    和回路と、 前記第1および第3の入力信号を入力とする第1の論理
    積回路と、 前記排他的論理和回路の出力と前記第2の入力信号とを
    入力とする第2の論理積回路と、 前記第1の論理積回路の出力と前記第2の論理積回路の
    出力とを入力とする論理和回路とを備え、 前記論理和回路の出力を、多数決の判定結果として、出
    力するものであることを特徴とするビタビ復号回路。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 前記多数決判定回路は、 前記3個の遅延器の出力値を第1、第2および第3の入
    力信号とし、かつ、 前記第1および第3の入力信号を入力とする第1の論理
    和回路と、 前記第1および第3の入力信号を入力とする第1の論理
    積回路と、 前記第1の論理和回路の出力と前記第2の入力信号とを
    入力とする第2の論理積回路と、 前記第1の論理積回路の出力と前記第2の論理積回路の
    出力とを入力とする第2の論理和回路とを備え、 前記第2の論理和回路の出力を、多数決の判定結果とし
    て、出力するものであることを特徴とするビタビ復号回
    路。
  10. 【請求項10】 請求項7において、 前記多数決判定回路は、 前記3個の遅延器の出力値を第1、第2および第3の入
    力信号とし、かつ、 前記第1の入力信号を入力とする第1の否定回路と、 前記第3の入力信号を入力とする第2の否定回路と、 前記第1の否定回路の出力と前記第2の否定回路の出力
    とを入力とする第1の否定論理積回路と、 前記第1および第3の入力信号を入力とする第2の否定
    論理積回路と、 前記第1の否定論理積回路の出力と前記第2の入力信号
    とを入力とする第3の否定論理積回路と、 前記第2の否定論理積回路の出力と前記第3の否定論理
    積回路の出力とを入力とする第4の否定論理積回路とを
    備え、 前記第4の否定論理積回路の出力を、多数決の判定結果
    として、出力するものであることを特徴とするビタビ復
    号回路。
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