JP3888657B2 - ろ過・乾燥装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多機能を備えたろ過・乾燥装置に関し、より詳細には、同じ装置でろ過操作、乾燥操作等を連続して行なう複数の操作を行なう多機能を備えた円錐型のろ過・乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
少量多品種生産を行なうファインケミカルの分野などでは、できるだけ多目的に使える装置を使い、工程間移送時のコンタミ、ロス、環境汚染などを防ぎたいという要望がある。そのような要望に応える装置として、従来より、円錐型容器内に攪拌機構を設け、容器下部(円錐頂部側)にろ過用のろ材と排出口を設け、容器の外周に加熱媒体が流れるジャケットを設けた攪拌処理装置が知られている(例えば、特開昭63−315139号公報参照)。
【0003】
この種の攪拌処理装置によれば、攪拌機構を回転させながら容器ジャケットより加熱、又は冷却して抽出や乾燥、熱処理などの操作が行なえる。また、容器底部に設けたフィルターによりろ過もできるなど同一容器内で複数の処理、操作を行なうことができる。さらに、逆円錐状であるため、製品の排出が容易である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような攪拌処理装置は、容器下部にろ過用のフィルターを設けているので、フィルターの上に常に材料があり、多数の処理をフィルター上で行なうので、ろ過でない他の工程でフィルター目詰まりを生じると共に、その容器形状のため、フィルター上にケークが厚く生じるのでろ過抵抗が大きくなるなどの理由で、ろ過速度が遅くなる等で機能が充分発揮できないという課題があった。
本発明者は上述した課題に対処して創案したものであって、種々円錐型の処理装置について研究し、フィルターを上下動可能に設けることにより、フィルターの目詰まりを防ぎ、ケーク剥離の迅速化、フィルターの洗浄、交換等が容易にできることを究明した。
【0005】
本発明の目的とする処は、フィルターの目詰まりを防止し、ケークのろ過抵抗の小さい、フィルターの洗浄の容易なろ過・乾燥装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そして、上記目的を達成するための手段としての本発明の請求項1のろ過・乾燥装置は、円錐形の容器本体と、該容器本体周壁に加熱媒体を流すジャケットが設けられ、該容器本体内に攪拌機構及びフィルターが設けられ、該容器下部に乾燥品取出口が設けられてなるろ過・乾燥装置であって、前記フィルターは吸引管に取り付けられ、前記フィルターを前記容器本体内で上下動可能に案内する案内枠が設けられ、前記吸引管を貫通するようにシール部が設けられ、ろ液とケークの密度の違いにより、ケークが液体より軽い場合はフィルターを上部から下方へ進め、ケークが液体より重い場合はフィルターを底部から上方へ進めてろ過した後、該ケークを乾燥することを特徴とする。
【0007】
請求項2のろ過・乾燥装置は、請求項1のろ過・乾燥装置において、フィルターに連通する真空吸引装置を設けた。請求項3のろ過・乾燥装置は、請求項1又は2のろ過・乾燥装置において、ケークを剥離するための加圧ガス又は溶媒を供給する供給配管を前記フィルターに接続した。請求項4のろ過・乾燥装置は、請求項1〜3のろ過・乾燥装置において、容器本体内を加圧する加圧ガス供給配管を前記容器本体内部に接続した。
【0008】
本発明において、分離装置には、主操作に付随する分離操作を行なう装置で、コンデンサ、気−液分離、気−固分離等、単一又は複数種の操作を行なうものも含む。ケーク剥離装置は、気体、液体等を加えてフィルターとケークを分離するのに用いる機構をいう。
【0009】
【発明の効果】
円錐形の容器本体内で上下動可能にフィルターを設け、ろ液とケークの密度の違いによりフィルターを液上部から下方に移動させるか、底部から液上部へ移動させてろ過した後、該ケークを乾燥する構成としたので、フィルター面にケークが積もるのを防ぐことができ、フィルターが目詰まりするのを防止でき、ろ過抵抗が大きくなるのを防ぐことができ、フィルターの洗浄が容易にできる。
【0010】
請求項2のろ過・乾燥装置によれば、フィルターに連通する真空吸引装置を設けたので、減圧ろ過することができる。請求項3のろ過・乾燥装置は、ケークを剥離するための加圧ガス又は溶媒を供給する供給配管を前記フィルターに接続したことにより、フィルターに付着したケークの剥離を迅速化できる。請求項4のろ過・乾燥装置によれば、容器本体内を加圧する加圧ガス供給配管を前記容器本体内部に接続したので、ろ過速度を速くできて、処理時間を短縮することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明を具体化した実施の形態について説明する。ここに、図1〜図3は本発明の一実施態様を示し、図1は本発明に係るろ過・乾燥装置の概略構成を示す模式図、図2は要部の構成図、図3はろ過以外の工程におけるフィルター位置を示す要部の構成図である。
【0012】
本実施態様のろ過・乾燥装置は、処理部1、高圧ガスや熱媒体等の使用材の供給部2、及びろ液等の回収部3とから構成され、処理部1は供給部2と回収部3とに接続されて供給部2から各種の使用材が供給され、回収部3で使用済み材が集められ、必要な処理がなされる。処理部1は、円錐形の容器本体4とろ過装置5と攪拌羽根6等を備え、容器本体4は上部が蓋7で覆われ、周壁に内部を加熱する加熱媒体を流すジャケット11が設けられている。また、容器本体4の内部に上下動可能にろ過装置5が設けられ、容器本体4の内部を攪拌するように攪拌羽根6が設けられ、攪拌羽根6の駆動装置12が容器本体4の上部(円錐底部)に設けられ、容器本体4の下部(円錐頂部)に乾燥製品取出開口が形成され、開口に取出バルブ13が設けられ、取出バルブ13を開口して製品を取り出すようにしている。処理材料の供給口が容器本体4の上部の蓋7に設けられ、供給口に供給バルブ14が設けられ、処理材供給管31が図示しない処理材の供給源に接続され、供給バルブ14を開けて処理材料を容器本体4内へ供給する。また、ジャケット11には熱媒体パージ管11aが設けられ、ジャケット11の圧力が上昇しすぎた場合には開放して、熱媒体を放出するようにしている。
【0013】
乾燥した製品は、容器本体4の下部の取出バルブ13を開けて取り出す。取出バルブ13の駆動は、エアーシリンダ13aを計装用エアーにより作動させて行なう自動制御、又は、手動バルブによる操作がある。製品を取り出し、ろ過の準備が終わった後、容器本体4の上部の供給バルブ14を開き、処理材料を充填する。図1では、供給バルブ14の駆動は、エアーシリンダ14aを計装用エアーにより作動させて行なう自動制御を示しているが、手動式でもよい。また、容器本体4には温度指示調節計15が設けられ、容器本体4内温度の監視を行い、所要ならば熱媒体供給量等を調節して温度調節できるようにしている。
【0014】
ろ過装置5は、液体処理材料を濃縮するために設けられ、フィルター18と、これが下端に取り付けられている吸引管19とから構成され、案内枠21に摺動可能に取り付けられている。吸引管19の中間部に係止部材22が取り付けられ、上端にフレキシブルチューブ19aが取り付けられ、フレキシブルチューブ19aを介して回収部3に連結されている。フィルター18の形状としては、円筒状、円錐状、直方体状等の任意の形状のものが使用でき、材質としてはろ布、金網、積層材、セラミック等処理材料の特性に応じて最適のものを使用することができる。吸引管19の内部は空洞で、フレキシブルチューブ19aとフィルター18とを連通し、ろ液、洗浄液、剥離流体等が流れるようにしている。この吸引管19へのフィルター18の取付けは、螺合、継手、嵌合、ボルト止め等により取付け、取り外しが自在にできるようにされている。
【0015】
ろ過装置の、フィルター部18の上下動を案内する案内枠21は、取付部材23と摺動部材24とから剛に組まれ、蓋7に取り付けられている。この摺動部材24に沿って、吸引管19に取り付けられた係止部材22が上下に摺動できるようにされている。一端にシール部材を設けた筒状のシール部25を蓋7から斜め上方に伸ばして設け、筒内に吸引管19を貫通し、吸引管19と容器本体4内とをシールし、容器本体4内を真空でも、高圧でも使用できるようにして、汎用性を図っている。また、筒状のシール部25と摺動部材24に沿って吸引管19が係止されるので、先端のフィルター18の位置のずれを少なくし、攪拌羽根6に触れないで、安定して上下動させることができる。ろ過工程以外では、フィルター18をシール部25まで引き上げて、容器本体4内の液体、固体等に触れないようにしておくことができる。このように、フィルター18を必要時のみ処理液に浸すようにすることで、フィルターの目詰まりを防ぐことができる。また、フィルター18、吸引管19等のろ過装置自体を案内枠21に取り付け、案内枠21を容器本体4又は蓋7に着脱可能に取り付けるようにしてもよい。
【0016】
攪拌羽根6は、螺旋リボンが容器本体4の内周壁近傍にそって回転するように配置され、駆動軸26に取り付けられて駆動され、回転により処理材料に循環流を生じさせる。攪拌羽根6は駆動装置12に駆動される駆動軸26により回転する。駆動装置12は、ギヤドモータ等を使用し、回転数をを所定の値に調節して攪拌羽根6を回転させる。駆動軸26はシールされて蓋7を貫通し、駆動装置12で駆動され、攪拌羽根6を回転させる。攪拌羽根6の回転及び位置を検出する位置検出装置28を蓋7の上に設けている。フィルター18を攪拌羽根6の内部に下降させるときは、攪拌羽根6が停止しており、位置が支障ないことを確認できるようにしている。なお、本実施形態では攪拌機構として螺旋リボンの攪拌羽根を用いたが、その他の形状の攪拌羽根やスクリューを容器本体4の内壁に沿って自転・公転させるものを用いてもよい。
【0017】
供給部2には、熱媒体、加圧用ガス、剥離用ガス又は溶媒、計装エアー等の各種の使用材の供給源が設けられている。熱媒体源は熱媒配管32により、容器本体4と接続され、廃熱媒配管33により回収される。熱媒体は循環使用するようにようにしてもよいことはもちろんである。容器本体4内の温度を熱媒体の供給量で調節するように、熱媒配管32に温度指示調節計34を設け、温度指示調節計34の調節信号により計装エアーを調節して調節弁35を作動するようにしている。調節弁35を駆動する計装エアーは、計装エアー源から供給される。容器本体4を加圧する加圧用ガス源は、加圧ガス配管36により容器本体4内と接続され、加圧ガス配管36には調節弁37が設けられている。この加圧ガスは、窒素、空気等を用い、加圧ろ過、加圧乾燥等で容器本体4内を正圧に維持する必要がある場合に、使用する。
【0018】
回収部3には、分離装置としてのコンデンサ8、排気装置9、レシーバタンク10が設けられ、容器本体4の上部とコンデンサ8とは接続配管41により接続され、コンデンサ8は吸引配管42により排気装置9と接続されている。容器本体4とコンデンサ8を接続する接続配管41には、調節弁45が設けられている。容器本体4で乾燥により生じた排気をコンデンサ8で凝縮処理し、凝縮しやすい成分は凝縮されて分離され、凝縮しない気体は排気装置9により排気する。
【0019】
また、ろ液を処理する部分は、ろ液タンク38、真空ポンプ39が設けられ、フィルター18と、フレキシブルチューブ19a、吸引管19を経由してろ液配管40によりろ液タンク38を経て真空ポンプ39に接続されている。容器本体4内の液体をろ過する際は、フィルター18を液体内に浸け、ケークが液体より軽い場合は、フィルター18を上部から下方へ進めながら真空ポンプ39で吸引してろ過し、ケークが液体より重い場合は、フィルター18を底部から上方へ進めながら真空ポンプ39で吸引してろ過する。すなわち、ろ過操作中に生じるろ液密度の高い部分から低い部分にフィルターを移動させてろ過するのである。液体はフィルター18でろ過され、吸引管19、フレキシブルチューブ19a、ろ液配管40により輸送される。吸引されたろ液はろ液タンク38に溜められ、処理するか又はそのまま、再使用するか廃棄する。
【0020】
容器本体4の上部に連結した接続配管41には、減圧乾燥を行なう場合に、容器本体4内の圧力を調節するように、圧力指示調節計50が設けられている。圧力指示調節計50の調節信号により、吸引管42に設けた調節弁43を調節し、排気装置9で吸引する真空度を調節している。コンデンサ8、排気装置9には、冷却水配管51を接続し、これらを冷却するようにしている。ろ液配管40には調節弁49を設けた剥離媒体供給配管48が接続されている。
【0021】
剥離媒体供給配管48は剥離媒体源に接続され、剥離媒体をフレキシブルチューブ19a、吸引管19を通してフィルター18に供給して、フィルターに付着したケークを剥離する。剥離媒体源のオン−オフは剥離媒体供給配管48に設けた調節弁49を操作して行なう。剥離媒体としては、窒素ガスなどの気体、又は溶媒などの液体を使用する。窒素ガスで剥離する場合、ろ液配管40の調節弁46を閉じ、剥離媒体供給配管48の調節弁49を開とし、容器本体4とコンデンサ8を接続配管41を経て接続し、剥離ガスを排気ガスとし排出する。溶媒で剥離する場合、ろ液配管40の調節弁46を閉じ、気体で剥離する場合と同様に、接続配管41を経て容器本体4の気体を排気してもよいし、処理しなくてよい場合はそのまは排気しても良い。剥離媒体として、窒素ガス等の気体を用いれば、乾燥する溶媒量が減らせるので、乾燥時間を短縮することができる。剥離媒体として、ろ液と同様の液体を用いれば、特別な除去装置が不要で、ケークの洗浄も同時に行なうことができて便利である。また、剥離媒体として、特別の溶媒を用いれば、特別な使用材、分離装置等必要になるが、製品の処理条件に併せて使用して製品の品質を向上できる等のメリットを容易に得ることができる。
【0022】
冷却水配管51がコンデンサ8に接続され、この冷却水配管51から分岐して分岐冷却水配管52が排気装置9に接続し、それぞれを冷却するようにしている。そして、コンデンサ8に廃冷却水配管54を接続し、排気装置9に廃冷却水配管54を接続し、使用済み冷却水を排出する。排出した冷却水は、冷却して再度使用してもよいし、廃棄してもよい。
【0023】
以下に、上記のように構成したろ過・乾燥装置の真空ろ過、窒素ガス剥離の後乾燥する運転方法について説明する。先ず、図3に示すように、フィルター18を最上部に移動させて、材料に触れないようにする。案内枠21の摺動部材24に沿って係止部材22を案内させて吸引管19を引き上げることによって、フィルター18を引き上げる。次いで、容器本体4の上部の蓋7に設けられた供給バルブ14を開け、材料供給配管31を経て材料を供給し、終えたら供給バルブ14を閉じる。材料の供給高さはフィルター18を上昇させてシール部25へ退避して溶液に触れない程度とする。必要に応じて、駆動装置12を運転して攪拌羽根6を回転させて材料を混合、反応等を行なう。
【0024】
続いて、ろ過操作を開始するには、ケークがろ液よりも軽い場合には、吸引管19に取り付けた係止部材22を案内枠21の摺動部材24に沿って摺動させて下降させ、フィルター18を容器本体4の底部に浸漬し、接続配管41のブレーク弁を開いて大気圧にし、ろ液配管40の調節弁38aを閉じ、ろ液タンク38を介して真空ポンプ39とろ過装置5を接続して真空ポンプ39の運転を開始する。フィルター18を液面の底部に維持してろ過を行い、液がなくなったら、調節弁46を閉じ、真空ポンプ39をオフして吸引を止める。ケークが少なければ、容器本体4内に繰り返し材料を供給し、ろ過を繰り返す。ケークが増えて乾燥する量になったら、ろ過を止めて次工程に移る。
【0025】
洗浄が必要な場合、剥離媒体供給配管48の調節弁49を開き溶媒を供給し、攪拌羽根6を回転して容器本体4内で洗浄する。次いで、上記のろ過と同様に溶媒をろ過して洗浄ケークを分離した後、今度は窒素ガスを剥離媒体供給配管48の調節弁49を開いて供給し、ケークをフィルター18から剥離する。
【0026】
次いで、攪拌羽根6を回転し、ジャケット11に加熱媒体を流してケークを攪拌しながら周壁から加熱して乾燥する。このとき、排気装置9として真空ポンプを用いて、これを運転して真空乾燥することにより、低温で乾燥できると共に、乾燥速度を早くすることができる。
【0027】
上記のように構成してなるろ過・乾燥装置によれば、フィルターを上下に可動としたので、フィルターを使用しないときは材料に触れないように維持できるから、フィルター面上にケークが堆積するのをなくすことができ、フィルターが目詰まりするのを防止でき、ろ過抵抗が大きくなるのを防ぐことができ、フィルターの洗浄が容易にできる。
【0028】
なお、本発明は、上述した実施態様に限定されるものでなく、本発明の主旨を変更しない範囲内で変形実施できるものを含む。因みに、上述においては、ろ過方法を真空ろ過する例で説明したが、加圧ろ過するものであっても、フィルター部の構成は同様に構成できる。また、供給ジャケットに加熱媒体を供給する例で示したが、発熱反応を行なわせて結晶を生成してろ過し、加熱乾燥する操作を行なう等、冷却を必要とする場合には冷却媒体を使用すればよいことは勿論である。また、分離装置として、コンデンサを設けた例を示したが、通常の乾燥装置で設けるように、これと併せてサイクロン、バグフィルター等の気−固分離装置を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るろ過・乾燥装置を概略構成を示す模式図である。
【図2】 要部の構成図である。
【図3】 ろ過以外の工程におけるフィルター位置を示す要部の構成図である。
【符号の説明】
1:処理部 2:供給部 3:回収部
4:容器本体 5:ろ過装置 6:攪拌羽根
7:蓋 8:コンデンサ 9:排気装置
11:ジャケット 12:駆動装置 13:取出バルブ
14:供給バルブ 15:温度指示調節計
18:フィルター 19:吸引管
21:案内枠 22:係止部材 23:取付部材
24:摺動部材 25:シール部
Claims (4)
- 円錐形の容器本体と、該容器本体周壁に加熱媒体を流すジャケットが設けられ、該容器本体内に攪拌機構及びフィルターが設けられ、該容器下部に乾燥品取出口が設けられてなるろ過・乾燥装置であって、前記フィルターは吸引管に取り付けられ、前記フィルターを前記容器本体内で上下動可能に案内する案内枠が設けられ、前記吸引管が貫通するようにシール部が設けられ、ろ液とケークの密度の違いにより、ケークが液体より軽い場合はフィルターを上部から下方へ進め、ケークが液体より重い場合はフィルターを底部から上方へ進めてろ過した後、該ケークを乾燥することを特徴とするろ過・乾燥装置。
- フィルターに連通して真空吸引装置を設けた請求項1に記載のろ過・乾燥装置。
- ケーク剥離用の加圧ガス又は溶媒を供給する供給配管を前記フィルターに接続した請求項1又は2に記載のろ過・乾燥装置。
- 容器本体内を加圧する加圧ガス供給配管を前記容器本体内部に接続した請求項1〜3のいずれかに記載のろ過・乾燥装置。
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