JP3888252B2 - 電解水生成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被電解水を滞留状態で電気分解して電解水を生成するバッチ式の電解水生成装置に関し、特に電気分解で発生する塩素ガスを除去可能な電解水生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電解水生成装置には、水道等の給水設備に接続され、流水状態で電解を行い、酸性水やアルカリ水を生成する流水式と、給水設備に接続しない簡易、低コスト構造で水を滞留状態で電解するバッチ方式がある。流水方式では即座に電解水が取水できるメリットがあるが、酸化力の強い酸性水や還元力の強いアルカリ水を得ようとした場合、電極の大型化が必要となり大電力が必要となるとともに複雑な構成が必要となり、装置全体のコストアップとなる。一方、バッチ方式では滞留状態で電解するため長時間にわたる電解が可能であり、簡易な構成で上記酸性水やアルカリ水が得られやすい。
【0003】
しかし、バッチ式では、滞留状態で電解するため、効率的に電解水を生成できる変わりに塩素ガスの発生量も流水式に比較して多く、使用の際に不快感を感じる場合がある。
【0004】
従来の塩素ガス除去装置を有する電解装置としては、特開平7−136654号公報に記載されているようなものがあった。
【0005】
この電解装置は図3に示すように、電解水生成装置1は内部に電解槽2を備え、電極3を陰極、電極4を陽極とし、これらの電極の間に隔膜5を配置している。電解槽2には陰極で生成したアルカリ水を排水する流路6と酸性水を排出する流路7とが接続されている。電気分解に用いる食塩水はタンク8に貯蔵しており、流路9で電解槽2と接続されている。また、流路9には、タンク8の食塩水を電解水に送り込むポンプ10と、電解槽2に送り込む食塩水と水道水を混合する混合手段11を配置しており、流路12にある弁13とポンプ10の動作を制御装置14で調節することで電解槽2に送り込む食塩の濃度を調節している。
【0006】
電解槽2はタンク15と流路7で接続されており、電解槽2で生成した酸性水16はタンク15内で貯蔵されている。そして、タンク15内の酸性水を使用する場合には、バルブ17を開くことで、採取可能としている。また、タンク15内に酸性水を貯蔵することによって、酸性水16から塩素ガスが発生し、この上側の気相の塩素ガスが混合されている。そのため、タンク15は塩素ガスを排出するための流路18と送風機19が備えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のバッチ式電解装置では、電解中ないし電解後に陽極から発生する塩素ガスが外部に排出される構成では、発生した塩素ガスは希釈させるが、残ってしまうので、一般家庭ならびに、気密性の高い空間や、狭い空間で使用すると、雰囲気中の塩素ガス濃度が高くなり、使用者が不快感を感じやすく、長時間の使用が不可能という課題があった。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するもので、電解水から発生する塩素ガスを効率的に除去することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、陽極と陰極を備え塩素イオンを含む水を電気分解して電解水を生成する電解槽と、塩素ガス除去手段を有し、前記塩素ガス除去手段を介して前記電解槽内に水を供給する給水部と前記電解槽内の気体を外部に排出する排気部を有する構成において、前記塩素ガス除去手段は塩素ガス除去材を備え、前記塩素ガス除去材が湿潤部と乾燥部とを有している。電解槽に水を供給する際に塩素ガス除去材に付着した水の表面張力により、塩素ガス除去材の湿潤部では気体が通過するときの圧力損失が大きくなり、気体が通過しにくくなる。一方乾燥部の圧力損失は変わらないので、電解槽内に溜まった気体が通過しやすいので、電解槽に容易に水を供給することができると同時に、電解槽内の塩素ガスは、塩素ガス除去材の乾燥部で除去されるので、効率的な塩素ガス除去が可能となる。よって、装置を使用している雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無いので、快適に使用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、陽極と陰極を備え塩素イオンを含む水を電気分解して電解水を生成する電解槽と、塩素ガス除去手段を有し、前記塩素ガス除去手段を介して前記電解槽内に水を供給する給水部と前記電解槽内の気体を外部に排出する排気部を有する構成において、前記塩素ガス除去手段は塩素ガス除去材を備え、前記塩素ガス除去材が湿潤部と乾燥部とを有しているので、電気分解で生成した塩素ガスなどの気体は塩素ガス除去材の乾燥部から装置外へ容易に排出可能となる。すなわち、塩素ガス除去材が水にぬれ、湿潤すると、ここに付着した水の表面張力により湿潤部では気体が通過するときの圧力損失が大きくなり、気体が通過しにくくなるので、電解槽内の空気と供給する水の置換が困難となり、電解槽内に水を入れるのに時間がかかる。一方、塩素ガス除去材に乾燥部をもうけることで、電解槽内に溜まった気体が容易に通過するので、電解槽に水をすみやかに供給することができると同時に、電解槽内の塩素ガスが塩素ガス除去材の乾燥部で除去されるので、効率的な塩素ガス除去が可能となる。よって、装置を使用している雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無いので、快適に使用できる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、塩素ガス除去手段と電解槽とを密着させているので、電気分解で生成した塩素ガスを含む気体が塩素ガス除去手段を通過せずに装置外に排出されるということがなくなるので、装置を使用している雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無いので、快適に使用できる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、塩素ガス除去手段は給水部と排気部の間に隔壁を設けているので、塩素ガス除去材の乾燥部と湿潤部との接触をなくすことができる。よって、湿潤部から乾燥部への水の移行がなくなるので、乾燥部に気体が通過するときの圧力損失が低い状態を維持することができるので、電解槽に水をすみやかに供給することができると同時に、電解槽内の塩素ガスが塩素ガス除去材の乾燥部で除去されるので、効率的な塩素ガス除去が可能となる。よって、装置を使用している雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無いので、快適に使用できる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、塩素ガス除去材の形状を粒状としているので、容積あたりの表面積を増やすことが出きるので、効率的な塩素ガス除去が可能となる。よって、装置を使用している雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無いので、快適に使用できる。
【0014】
また、請求項5に記載の発明は、塩素ガス除去材の比重が水の比重よりも高くしているので、電解槽に水を供給する際の塩素ガス除去材の巻きあがりを防止することができる。よって、電解槽への水の供給時に雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無いので、快適に使用できる。
【0015】
また、請求項6に記載の発明は、塩素ガス除去材をアルカリ金属化合物としているので、アルカリ金属化合物と反応して分解され、アルカリ金属の塩素化合物となる。よって、装置を使用している雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無いので、快適に使用できる。
【0016】
また、請求項7記載の発明は、アルカリ金属化合物を酸化マグネシウムとしているので、このことにより、電気分解で発生した塩素ガスと反応すると水に溶解する塩化マグネシウムが生成される。そして、ここで生成された塩化マグネシウムは人体に対する毒性がないので、塩素ガス除去手段から電解槽内へ混入した場合でも、電解で生成された電解水の安全性を維持できる。これと同時に装置を使用している雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無いので、快適に使用できる。
【0017】
また、請求項8記載の発明は、アルカリ金属化合物を酸化ナトリウムとしているので、塩素ガスと反応しても塩化ナトリウムが生成されるだけなので、安全性が高い。さらに、この塩化ナトリウムは、水に混入してもスケール成分とはならないので、電解性能への影響がない。これと同時に装置を使用している雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無いので、快適に使用できる。
【0018】
また、請求項9記載の発明は、排気部の排気出口を給水部の給水口よりも高くしているので、給水部が溢れた場合でも排気部から水が入り乾燥部が濡れてしまうことがないので、電解槽への水の供給を常に円滑に行うことができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における電解水生成装置の構成図である。本実施例では、電極間に隔膜を有した場合について説明する。
【0021】
同図において、20は電解槽であり、隔膜21によって陽極室24と陰極室25が形成されており、各々陽極22および陰極23が隔膜21を介して対向は位置されている。電解槽20の下方には陽極水出口26と陰極水出口27が設けられている。これらの下流には陽極室24、陰極室25内の水を排出する排水弁28が設置されている。この排水弁には排水路29が接続されている。
【0022】
電解槽20の上方には塩素ガス除去手段の反応槽30があり、電解槽20に密着するように備えられており、電気分解で生成した塩素ガスを含む気体が反応槽30と接触可能となっている。
【0023】
また、電解槽20の陽極室24に食塩を供給手段としては、食塩水が過飽和状態で充填された食塩タンク31、食塩ポンプ32と食塩供給路33を有している。そして食塩ポンプ32を駆動することで、水の入った水槽34から食塩タンク31に水を送りこみ、飽和濃度の食塩水を食塩供給路33から陽極室24に供給している。
【0024】
また、陰極室25は陰極23より上の体積が大きくなっており、ここに電気分解で生成したアルカリ水をボトル35に吐出する吐出ポンプ36を備えており、アルカリ水が流路37と通ってボトル35に入る。
【0025】
また、排水弁28の下流には電解水を貯留する排水タンク39があり、排水弁28を開くことで排水タンク38に水をためることができる。
【0026】
図2に本実施例で用いた反応槽30の断面図を示した。
【0027】
反応槽30には、水を供給する供給部である給水口40と給水出口41、排気部である排気出口42、排気入口43と、隔壁44を有している。反応槽30内には、塩素ガス除去材としてアルカリ金属化合物である酸化マグネシウムが備えられており、隔壁44で湿潤部である湿潤した酸化マグネシウム45と乾燥部である乾燥した酸化マグネシウム46が備えられている。これらの酸化マグネシウムは粒状のものを用いている。
【0028】
上記構成において次に動作、作用について説明する。
【0029】
電解前に電解槽20に水を入れる。次に、電源スイッチ(図示せず)を投入すると、電解動作が開始される。電解動作について説明する。電解スイッチが投入されると、まず食塩ポンプ32が所定時間だけ駆動され、水槽34の水が食塩供給路33を経て食塩タンク31に送られる。水が送りこまれることにより飽和状態の食塩水が食塩供給路33から陽極室24内に所定量供給され、所定濃度の食塩希釈水となる。その後、所定時間だけ電気分解される。電解時の陽極室24では(化1)に示した反応が生じて酸性水が生成される。
【0030】
【化1】
【0031】
一方、陰極室25では(化2)に示した反応が生じて水酸基OH−を中和する
ためNa+が隔膜21を通過して移動し、アルカリ水が生成される。
【0032】
【化2】
【0033】
ここで、陽極室24のみに食塩溶液が供給されるので短時間に還元力の強いアルカリ水が得られる。すなわち、陽極22と陰極23間に電圧が印可されると被電解水に含まれるイオンは電気吸引力により陽/陰極22、23と逆極性のイオンが隔膜21を通過して移動することとなる。したがって陽極室24に導入された食塩に含まれるNaイオンは隔膜21を経て陰極室25へと即座に移動する。この結果、陽/陰極22、23間に流れる電流が増加し、短時間に還元力の強いアルカリ水が得られる。実験によれば500CC程度の水を1.5Aで8分間電解することでpH12.0±0.2のアルカリ水が得られた。この還元力の強いアルカリ水は油脂の鹸化や乳化作用および蛋白質に対する加水分解作用を有し、家具や住宅建材、電気製品などの表面の洗浄水として利用する。
【0034】
陰極室25に生成されたアルカリ水は、所定時間電解された後、直ちに吐水ポンプ36が駆動されて流路37を通じてボトル35に送りこまれる。
【0035】
電解槽20に残った電解水は、排水弁28を開くことで排水タンク38に貯留することができる。ここで得られた混合水は、除菌漂白用に用いることができる。
【0036】
また、電解槽20で電気分解を行うと、陽極室24には酸性水が生成され、陰極室25にはアルカリ水が生成されるが、これと同時に、陽極室24には塩素ガスCl2↑、酸素ガスO2↑が、そして陰極室25に生成される水素ガスH2↑が生成される。これらのガスは、電解中も耐えず発生しており、塩素臭の原因となる。
【0037】
電気分解で発生するガスは、水素、酸素、塩素ガスの3種類がほとんどであり、これらが陽極室24及び陰極室25の上に対流する。これらのガスは、電解の進行と共に発生するので、生成したガスは、上方向にある反応槽30と接触する。反応槽30には、アルカリ金属化合物の湿潤酸化マグネシウム46が入っており、電気分解で発生した塩素ガスを含む気体が反応槽30に入り、この酸化マグネシウム45、46と反応して分解され、アルカリ金属の塩素化合物である塩化マグネシウムとなる。よって、装置外には塩素ガスが出ることが無いので、雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無く、快適に使用できる。
【0038】
また、本実施例では、隔膜21を介して陽極22を備えた陽極室24と陰極23を備えた陰極室25とを形成し、食塩を含む水(塩素イオンを含む水)を電気分解して電解水を生成しているので、陽極室24のpHが低く(pH3以下)なるので、溶存している塩素化合物(次亜塩素酸、次亜塩素酸イオン)が塩素ガスとなって発生しやすいので、塩素ガスの発生量が多く、塩素臭いが強くなる状態である。このような構成では特に有効である。
【0039】
なお、電解槽20と密着させているので、発生した塩素ガスが酸化マグネシウム45、46を接触して装置外に排出される。よって、装置を使用している雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無いので、快適に使用できる。特に、アルカリ金属化合物を酸化マグネシウムとしたことにより、電気分解で発生した塩素ガスと反応して生成する塩素化合物は塩化マグネシウムであり、ここで生成された塩化マグネシウムは人体に対する毒性がないので、塩素ガス除去手段から電解槽内へ混入した場合でも、電解で生成された電解水の安全性を維持できる。これと同時に装置を使用している雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無いので、快適に使用できる。
【0040】
なお、酸化マグネシウムを用いることで、電解槽20内に水酸化物が生成されるので、水質によっては、電解槽20の掃除の頻度が上がる。そこで、酸化ナトリウムを用いることでこの問題は解消される。すなわち、酸化ナトリウムが塩素ガスと反応すると塩化ナトリウムがせいせいされるので、安全性が高く、この塩化ナトリウムは、水に混入してもスケール成分とはならないので、電解性能への影響がない。これと同時に装置を使用している雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無いので、快適に使用できる。電解槽20へのスケール付着、異物付着が気にならないのであれば、酸化カルシウムなどを用いても良い。なお、塩素ガス除去材の形状を粒状としているので、容積あたりの表面積を増やすことが出きるので、効率的な塩素ガス除去が可能となる。よって、装置を使用している雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無いので、快適に使用できる。
【0041】
また、電解槽20内に水を入れるときには、反応槽30の給水口40から水を入れる。このことにより、水が酸化マグネシウム45を通過して陽極室24、陰極室25、水槽35入る。こうすることで酸化マグネシウム45が常に湿った状態になる。塩素ガスは陽極22ではっせいするので、このすぐ上に有る酸化マグネシウム45に接触する量が多くなるが、このような構成をとることで、酸化マグネシウムを湿潤させているので、この表面に塩化物が生成しても、水に溶解さることができるので、電気分解で発生した塩素ガスとアルカリ金属化合物とを常に反応させることが可能となる。これと同時に表面が洗い流されるので、この表面に塩化物が蓄積するとこがないく、塩素ガス除去性能を長期間維持できる。よって、装置を使用している雰囲気中の塩素ガス濃度が上昇することが無いので、快適に使用できる。
【0042】
また、反応槽30には電解槽20内の気体を外に排出可能な排気部の42、43をもうけ、この間に乾燥状態の酸化マグネシウム46が備わっている。この酸化マグネシウム46が乾燥しているので、気体が通過するときの圧力損失が小さく、電解槽20に水を供給する際に槽内の気体と供給される水との置換が円滑に行われる。さらに、この気体に塩素ガスが残留した場合でも酸化マグネシウムと塩素ガスの反応により分解除去が可能であり、装置外には塩素ガスがほとんど排出されない。しかし、この酸化マグネシウム46が濡れてしまうと、圧力損失が大きくなるので、電解槽20への水の供給が極めて困難になる。そこで、給水口40よりも排気出口42を高くすることにより、給水口40から水が溢れた場合でも排気出口に水が入らない構成としている。このことにより、酸化マグネシウム46の圧力損失の上昇を抑えている。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明の電解水生成装置によれば、電気分解により発生する塩素ガスを効率的に除去可能なので、塩素ガスが装置を使用している雰囲気中にほとんど残らないので、一般家庭ならびに、気密性の高い空間や、狭い空間で使用しても雰囲気中の塩素ガス濃度が高くなることがなく、使用者が不快感を感じたりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例における電解水生成装置の構成図
【図2】 同実施例における反応槽の断面図
【図3】 従来の電解水生成装置の構成図
【符号の説明】
20 電解槽
21 隔膜
22 陽極
23 陰極
24 陽極室
25 陰極室
30 反応槽(塩素ガス除去手段)
40 給水部
41 給水出口
42 排気出口(排気部)
43 排気入口(排気部)
45、46 酸化マグネシウム(塩素ガス除去材)
Claims (9)
- 陽極と陰極を備え塩素イオンを含む水を電気分解して電解水を生成する電解槽と、塩素ガス除去手段を有し、前記塩素ガス除去手段を介して前記電解槽内に水を供給する給水部と前記電解槽内の気体を外部に排出する排気部を有する構成において、前記塩素ガス除去手段は塩素ガス除去材を備え、前記塩素ガス除去材が湿潤部と乾燥部とを有していることを特徴とする電解水生成装置。
- 塩素ガス除去手段と電解槽とを密着させたことを特徴とする請求項1記載の電解水生成装置。
- 塩素ガス除去手段は給水部と排気部の間に隔壁を設けた請求項1ないし2のいずれか一項記載の電解水生成装置。
- 塩素ガス除去材の形状を粒状としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の電解水生成装置。
- 塩素ガス除去材の比重が水の比重よりも高いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の電解水生成装置。
- 塩素ガス除去材をアルカリ金属化合物とした請求項1〜5のいずれか一項記載の電解水生成装置。
- アルカリ金属化合物を酸化マグネシウムとした請求項6記載の電解水生成装置。
- アルカリ金属化合物を酸化ナトリウムとした請求項6記載の電解水生成装置。
- 排気部の気体出口を給水部の給水口よりも高くしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載の電解水生成装置。
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