JP3888060B2 - 電子機器および電子機器の制御方法 - Google Patents

電子機器および電子機器の制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
技術分野
本発明は、電子機器および電子機器の制御方法に係り、外部からの信号を受信する受信信号の信号経路の一部を二次電池への充電経路の一部として使用することにより、信号受信動作によって二次電池への充電を行うことが可能な電子機器及び電子機器の制御方法に関する。
【0002】
背景技術
近年、携帯端末や電子時計などのような小型携帯電子機器(=被充電電子機器)をステーションと呼ばれる充電器に収容して、当該携帯電子機器の充電を行う構成を有するものが知られている。
【0003】
このような構成において、小型携帯電子機器内には、充電された電気エネルギーを蓄電するための蓄電装置として、リチウムイオン二次電池が設けられている。
【0004】
このリチウムイオン二次電池は、高電圧、高エネルギー密度で自己放電が比較的少ない等の特徴を有し、特に高エネルギー密度が要求される小型携帯電子機器(例えば、携帯電話、カメラ一体型ビデオテープレコーダ、ノート型パーソナルコンピュータなど)に多く用いられている。
【0005】
上記リチウムイオン二次電池は、いわゆる許容電圧以上の電圧を印加するとデンドライト(樹枝状結晶)が析出し、内部短絡の現象が起こり電池の寿命短くなってしまうことが知られている
【0006】
そこで、従来の充電方法としては、リチウムイオン二次電池の充電電圧が許容電圧に至るまでは定電流充電を行い、充電電圧が許容電圧に至った以降は定電圧充電を行っている(詳細については、特開平5−111184号公報参照)。
【0007】
また、充電器から小型携帯電子機器充電を行う際に、従来の方法では、リチウムイオン二次電池の電池電圧が許容電圧を超えないように、電池電圧の上昇を制限するリミッタ回路を設けていた。
【0008】
本願発明においては、充電器から小型電子機器の二次電池への充電経路の一部と、外部からの信号を受信する信号経路の一部とを共有し、充電とデータ通信を同一の方式(例えば、電磁結合方式、光結合方式)で実現した。更に、信号の受信そのものにより発生した電流により充電することを可能とした。
【0009】
しかし、信号受信による充電時においても、従来例と同様に二次電池の電圧を許容電圧以下に抑える必要がある。一方、小型携帯電子機器が信号受信時にリミッタ回路が動作していると、リミッタ回路により受信回路に電圧変動が伝わらず、受信回路は信号受信ができなくなってしまうという新たな課題が発生したため、通信時にはリミッタ回路を非動作状態とする必要がある。
そこで、本発明の目的は、通信時に発生する受信時電流が充電電流となるに際し、従来のリミッタ回路とは異なる方法で、二次電池の電圧が許容電圧を超えるのを防止して、二次電池の劣化を防止することが可能な電子機器および電子機器の制御方法を提供することにある。
【0010】
【発明の開示】
本発明に係る電子機器は、外部から充電が可能であるとともに、充電電圧が予め定めた許容電圧を超えないように設定される蓄電装置と、外部からの信号を受信する受信装置と、前記受信に伴う前記蓄電装置への充電電流を前記許容電圧を超えないように制御する充電電流制御手段とを備え、前記受信装置への信号経路の一部を前記蓄電装置への信号経路の一部として使用することにより、前記受信装置による信号受信が前記蓄電装置への充電を発生させる電子機器であって、前記充電電流制御手段は、前記充電電流を予め定めた所定量だけバイパスすべく、抵抗素子と、前記抵抗素子を前記蓄電装置に並列に接続するスイッチ手段と、前記蓄電装置の内部抵抗を検出する内部抵抗検出手段と、検出した前記内部抵抗に基づいて前記抵抗素子の抵抗値を制御する抵抗値制御手段と、を具備する充電電流バイパス手段を備えたことを特徴としている。
【0011】
また、別の観点から本発明に係る電子機器は、外部から充電が可能であるとともに、充電電圧が予め定めた許容電圧を超えないように設定される蓄電装置と、外部からの信号を受信する受信装置と、前記蓄電装置への充電電流を前記許容電圧を超えないように制御する充電電流制御手段とを備え、前記受信装置への信号経路の一部を前記蓄電装置への信号経路の一部として使用することにより、前記受信装置による信号受信が前記蓄電装置への充電を発生させる電子機器であって、前記充電電流制御手段は、前記充電電流を予め定めた所定量だけバイパスすべく、複数の抵抗素子と、前記複数の抵抗素子のうち、一又は複数の前記抵抗素子を前記蓄電装置に並列に接続するスイッチ手段と、を具備する充電電流バイパス手段を備えたことを特徴としている。
さらに、他の観点から本発明に係る電子機器は、外部から充電が可能であるとともに、充電電圧が予め定めた許容電圧を超えないように設定される蓄電装置と、外部からの信号を受信する受信装置と、前記蓄電装置への充電電流を前記許容電圧を超えないように制御する充電電流制御手段とを備え、前記受信装置への信号経路の一部を前記蓄電装置への信号経路の一部として使用することにより、前記受信装置による信号受信が前記蓄電装置への充電を発生させる電子機器であって、前記充電電流制御手段は、前記充電電流を予め定めた所定量だけバイパスすべく、抵抗値を可変可能な可変抵抗素子と、前記可変抵抗素子の抵抗値を充電電流あるいは前記許容電圧に基づいて制御する抵抗制御手段と、を具備する充電電流バイパス手段を備えたことを特徴としている。
【0012】
また、別の観点から本発明に係る電子機器は、外部から充電が可能であるとともに、充電電圧が予め定めた許容電圧を超えないように設定される蓄電装置と、外部からの信号を受信する受信装置と、前記蓄電装置への充電電流を前記許容電圧を超えないように制御する充電電流制御手段とを備え、前記受信装置への信号経路の一部を前記蓄電装置への信号経路の一部として使用することにより、前記受信装置による信号受信が前記蓄電装置への充電を発生させる電子機器であって、前記信号は、データの開始を表すスタートビット信号を含み、前記充電電流制御手段は、前記スタートビット信号の受信タイミングに基づいて前記充電電流の制御を開始することを特徴としている。
さらに、他の観点から本発明に係る電子機器は、外部から充電が可能であるとともに、充電電圧が予め定めた許容電圧を超えないように設定される蓄電装置と、外部からの信号を受信する受信装置と、前記蓄電装置への充電電流を前記許容電圧を超えないように制御する充電電流制御手段とを備え、前記受信装置への信号経路の一部を前記蓄電装置への信号経路の一部として使用することにより、前記受信装置による信号受信が前記蓄電装置への充電を発生させる電子機器であって、前記充電電流制御手段は、前記信号の信号パターンに対応する充電状態に応じて前記充電電流を制御することを特徴としている。
【0013】
また、別の観点から本発明に係る電子機器は、外部から充電が可能であるとともに、充電電圧が予め定めた許容電圧を超えないように設定される蓄電装置と、外部からの信号を受信する受信装置と、前記蓄電装置への充電電流を前記許容電圧を超えないように制御する充電電流制御手段とを備え、前記受信装置への信号経路の一部を前記蓄電装置への信号経路の一部として使用することにより、前記受信装置による信号受信が前記蓄電装置への充電を発生させる電子機器であって、前記充電電流制御手段は、前記充電電流を予め定めた所定量だけバイパスすべく、前記受信装置の受信時にのみ、バイパス経路を形成させるバイパス経路形成スイッチ手段を備えた充電電流バイパス手段を具備したことを特徴としている。
さらに、他の観点から本発明に係る電子機器は、外部から充電が可能であるとともに、充電電圧が予め定めた許容電圧を超えないように設定される蓄電装置と、外部からの信号を受信する受信装置とを有し、前記受信装置への信号経路の一部を前記蓄電装置への信号経路の一部として使用することにより、前記受信装置による信号受信が前記蓄電装置への充電を発生させることが可能な電子機器において、前記蓄電装置への充電エネルギー及び前記蓄電装置からの放電エネルギーの収支を制御することにより前記蓄電装置の蓄電電圧が前記許容電圧を超えないように制御するエネルギー収支制御手段を備えたことを特徴としている。
【0014】
発明を実施するための最良の形態
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
【0015】
[1] 第1実施形態
まず、本発明の第1実施形態について説明する。なお、本実施形態にあっては、電子機器として電子時計を例とし、電子時計を充電するとともに、電子時計との間で通信を行うステーションを例として説明するが、本発明をこれらに限定する趣旨ではない。
【0016】
[1.1] 機械的構成
図1に実施形態にかかるステーションおよび電子時計の平面図を示す。
図1に示すように、電子時計200は、充電やデータ転送など行う場合、ステーション100の凹部101に収容される。この凹部101は、電子時計200の本体201およびバンド202よりも若干大きめな形状に形成されているため、時計本体201は、ステーション100に対して位置決めされた状態で収容される。
【0017】
また、ステーション100には、充電の開始を指示するための充電開始ボタン103−1や、データ転送の開始を指示するための転送開始ボタン103−2などの各種入力部とともに、各種の表示を行うための表示部104が設けられている。なお、本実施形態にかかる電子時計200は、通常の使用状態ではユーザの腕に装着されて、表示部204において日付時刻等を表示するのは言うまでもないが、図示しないセンサ等によって、脈拍数や心拍数などの生体情報を一定時間毎に検出・記憶する構成となっている。
【0018】
図2は、図1におけるA−A線の断面図である。この図に示すように、電子時計の本体201の下面裏蓋212には、データ転送や充電のための時計側コイル210がカバーガラス211を介して設けられている。また、時計本体201には、二次電池220や、時計側コイル210などと接続される回路基板221が設けられる。
【0019】
一方、ステーション100の凹部101にあって、時計側コイル210と対向する位置には、ステーション側コイル110がカバーガラス111を介して設けられている。また、ステーション100には、コイル110、充電開始ボタン103−1、転送開始ボタン103−2、表示部104、一次電源(図示省略)などと接続された回路基板121が設けられている。
【0020】
このように、電子時計200がステーション100に収容された状態において、ステーション側コイル110と時計側コイル210とは、カバーガラス111、211により物理的には非接触であるが、コイル巻回面が略平行なので電磁的には結合した状態となる。
【0021】
また、ステーション側コイル110および時計側コイル210とは、それぞれ時計機構部分の着磁を避ける理由や、時計側の重量増加を避ける理由、磁性金属の露出を避ける理由などにより、磁心を有さない空心型となっている。従って、このようなことが問題とならない電子機器に適用する場合には、磁心を有するコイルを採用しても良い。もっとも、コイルに与える信号周波数が十分に高いのであれば、空心型で十分である。
【0022】
[1.2] 電子時計の概要構成
次に電子時計200の概要構成について説明する。
図3に電子時計の主要部の概要構成ブロック図を示す。
電子時計200は、大別すると、電磁結合データ送受信用アンテナとして機能する時計側コイル210と、蓄電手段として機能する二次電池220と、二次電池220の電池電圧を検出する電池電圧検出回路230と、二次電池220の電圧が所定のリミット電圧以上となった場合に、二次電池220を時計側コイル210から電気的に切断するリミッタ回路231と、各種信号を時計側コイル210を介して受信し、受信データ rcを出力する受信回路232と、各種信号をドライブトランジスタ233及び送信抵抗 sを介して送信する送信回路234と、受信回路232の受信時における二次電池220の充電電流を制御する充電電流制御回路235と、電子時計200全体を制御する制御回路236と、ユーザが各種データを入力するための入力部237と、制御回路236の制御下で各種情報を表示する表示部238と、時計側コイル210からの充電電流の逆流を防止する逆流防止用ダイオード239と、を備えて構成されている。
【0023】
リミッタ回路231は、二次電池220の電圧が予め定めた許容電圧に相当する基準電圧 refを超えた場合にリミット制御信号を“H”レベルとするコンパレータ241と、コンパレータ241から出力されるリミット制御信号が“H”レベルの場合にオン状態となり、時計側コイルの出力端子を短絡状態とすることにより二次電池220を時計側コイル210から電気的に切断するトランジスタスイッチ242と、通常時は、オン状態とされ、制御回路236の制御下でリミッタ回路231を非動作状態とするためのアナログスイッチ243と、を備えて構成されている。
【0024】
充電電流制御回路235は、制御回路236が受信回路232の受信動作時に充電電流制御信号を“H”レベルとすることによりオン状態となるトランジスタスイッチ245と、トランジスタスイッチのオン時に抵抗値に対応する電流をバイパス電流として流すことにより二次電池220に流れる充電電流を制御する充電電流制御抵抗Rと、を備えて構成されている。
【0025】
[1.3] 充電時電圧と充電電流の関係
ここで、二次電池220の充電時電圧と充電電流との関係について説明する。
図4に二次電池220の等価回路図を示す。
図4に示すように、二次電池220の真の電池電圧をV0とし、二次電池220の内部抵抗をrとした場合に、充電電流iが流れると、二次電池220の充電時電圧Vは次式で表される。
V=V0+i・r
【0026】
[1.4] 充電電流制御回路の動作原理
次に充電電流制御回路の動作原理について説明する。
上述したように、二次電池220の充電時電圧Vは、
V=V0+i・r
で表されるので、二次電池220の許容電圧を maxとすると、
V≦ max
を満たすように充電電流iを制御すればよい。
以下、この条件を満たすための充電電流制御抵抗の設定方法について説明する。
【0027】
[1.4.1] 充電電流制御抵抗Rの設定方法(その1)
ここで充電電流制御抵抗Rの設定方法について簡略な方法を図5を参照して説明する。
【0028】
充電電流制御抵抗Rの抵抗値もまたRとし、充電電流制御抵抗に流れる電流をi1とすると、
V≦ max
であるので、
i1・R≦ max
、すなわち、
i1≦ max/R ……(1)
を満たせば良い。
さらに
i≦0
であれば、i1とiの和をi0とすると、二次電池220は充電されず、
i0=i1+i
であるので、
i0≦i1 ……(2)
となる。従って、(1)式及び(2)式より
i0≦ max/R ……(3)
を満たせば良い。この(3)式を変形すると、
R≦ max/i0
を満たせば、二次電池220は充電されることはない。
より具体的には、許容電圧 max=4[V]、入力電流i0=10[mA]の場合には、
R≦4/10×10 -3 =400[Ω]
となるので、充電電流制御抵抗の抵抗値R=400[Ω]と設定すればよい。
【0029】
[1..2] 充電電流制御抵抗Rの設定方法(その2)
上述した充電電流制御抵抗Rの設定方法(その1)は、簡略的に充電電流制御抵抗の値を設定する方法であったが、本設定方法は、より精密に充電電流制御抵抗の値を設定するものである。
【0030】
図5に示すように
i0=i1+i ……(1)
であり、
V=i1・R ……(2)
=i・r+V0 ……(3)
となる。ここで、(2)式を変形すると、
i1=V/R ……(4)
となり、(3)式を変形すると、
i1={1/(R+r)}・(i0・r+V0)……(5)
となる。
また、(1)式及び(4)式より、
i=i0−V/R ……(6)
=i0−{(i0・r+V0)/(R+r)}……(7)
さらに(4)式及び(5)式より、
V=R/(R+r)(i0・r+V0) ……(8)
となる。ところで、
V≦ max ……(9)
であれば良いので、(8)式及び(9)式より、次式(10)が成り立つ。
R≦(r・ max)/(i0・r+V0− max) ……(10)
従って、充電電流制御抵抗Rを、入力電流i0、二次電池の内部抵抗r、真の電池電圧V0、許容電圧 maxに基づいて定めることにより二次電池220の電圧が許容電圧 maxを超過することはない。
【0031】
[1.5] 第1実施形態の動作
次に第1実施形態の電子時計200の動作について、信号受信時の動作を主として説明する。
【0032】
電子時計200の時計側コイル210は、電磁結合データ送受信用アンテナとして機能し、ステーション100のステーション側コイル110から信号が送信されると、制御回路236にその旨を通知する。
【0033】
これにより制御回路236は、制御信号 c1を出力し、リミッタ回路231のアナログスイッチ243をオフ状態とする。
これにより、リミッタ回路231は、トランジスタスイッチ242のオン/オフ状態に係わらず、実効的に動作しないこととなる。
【0034】
その後、受信回路232は、各種信号を時計側コイル210を介して受信し、受信データを制御回路236に出力することとなる。
この受信回路232による各種信号の受信動作と並行して電池電圧検出回路230は、二次電池220の電池電圧を検出し、検出結果を制御回路236に通知する。
【0035】
一方、制御回路236は、電池電圧検出回路230が検出した充電時の二次電池220の電池電圧である充電時電圧Vが予め設定した動作開始閾値電圧を超えると、制御信号 c2を出力してスイッチトランジスタ245をオン状態とする。
【0036】
この結果、上述した第1の方法(充電電流制御抵抗の設定方法:その1)で充電電流iを制御する場合には、充電電流制御抵抗Rは、二次電池220の許容電圧 maxに対して、
R≦ max/i0
の関係を満たすように設定されているので、受信回路232の受信時に二次電池220に流れる電流iは、
i≦0
となり、二次電池220が充電されることはない。
【0037】
また、上述した第2の方法(充電電流制御抵抗の設定方法:その2)で充電電流iを制御する場合には、充電電流制御抵抗Rは、二次電池220の許容電圧 max、二次電池220の内部抵抗r及び真の電池電圧V0に対して、
R≦(r・ max)/(i0・r+V0− max
の関係を満たすように設定されているので、二次電池220の充電時電圧Vは、
V≦ max
の関係を常に満たすこととなり、二次電池220の電圧Vが許容電圧 maxを越えることはない。
【0038】
[1.6] 第1実施形態の効果
以上の説明のように、本第1実施形態によれば、信号受信時において、二次電池の電圧が許容電圧を超えることはないので、信号受信に伴う二次電池の劣化を抑制することが可能となる。
【0039】
[2] 第2実施形態
以上の第1実施形態においては、充電電流の制御は、二次電池の電圧が予め定めた電圧以上になった場合に受信信号のデータ内容に関わらず同様の処理を行っていたが、本第2実施形態は、受信信号の態様に応じて充電電流を制御するものである。
【0040】
[2.1] 第2実施形態の充電電流制御回路の構成
図6に本第2実施形態の充電電流制御回路の構成を示す。
充電電流制御回路300は、予め定めた基準電圧 refと充電電圧Vとを比較して比較結果データ cmpを出力するコンパレータ301と、充電電流制御を行う期間を設定するための制御期間設定データ c1を生成し出力する制御期間設定部302と、比較結果データ cmp及び制御期間設定データ c1の論理積をとって、制御期間指示データ cindとして出力するAND回路303と、許容電圧 max、充電電流i、真の電池電圧V0及び二次電池の内部抵抗rのうちから少なくとも許容電圧 max及び充電電流iをパラメータとして設定するパラメータ設定部304と、パラメータ max、i、(V0、r)及び制御期間指示データ cindに基づいて後述する充電電流制御抵抗Rx x 1 〜n)のうち、実際に用いる一または複数の充電電流制御抵抗を選択するための制御信号 x x 1 n を出力する充電電流制御抵抗設定部305と、制御信号 xに基づいて実際の充電電流制御抵抗の抵抗値を変化させる抵抗部306と、を備えて構成されている。
【0041】
図7に抵抗部306の一構成例を示す。
抵抗部306は、充電電流制御抵抗設定部305が受信動作時に対応する制御信号 x x 1 n を“H”レベルとすることによりオン状態となるトランジスタスイッチ308 -x x 1 n と、トランジスタスイッチ308 -xのオン時に抵抗値に対応する電流をバイパス電流として流すことにより二次電池220に流れる充電電流を制御する充電電流制御抵抗Rx x 1 n と、を備えて構成されている。
【0042】
ここで、第1実施形態の充電電流制御抵抗Rに代えて抵抗部306を設けた理由について説明する。
図8に示すように、二次電池220の充電電流は、電池電圧によって変化し、電池電圧が高くなるほど充電電流iは少なくなる。
【0043】
従って、第1実施形態のように、充電電流制御抵抗の抵抗値を一定とすると、電池電圧が低くなった場合に、充電電流iが大きくなり、充電電流制御抵抗を介して充電電流をバイパスしたとしても、二次電池220の電圧が高くなって許容電圧 maxを越えてしまう可能性がある。
【0044】
また、二次電池の劣化に伴い、内部抵抗rの値は時間とともに高くなる。そのため、上述した第2の方法により定めるべき充電電流制御抵抗Rの値も時間とともに変化してしまうためである。
そこで、本第2実施形態においては、充電電流制御抵抗の抵抗値を二次電池220の電池電圧に応じて変化させ、充電電流のバイパス量を可変して二次電池220の電圧を許容電圧 max以下に保つのである。
【0045】
[2.2] 制御期間設定部の動作
次に第2実施形態の動作説明に先立ち、制御期間設定部302の動作例について説明する。
この場合において、1組のデータは、2バイトのデータで構成されているものとして説明するが、これに限定されるものではない。
【0046】
[2.2.1] 受信回路の出力をそのまま使用する場合
この場合には、制御期間設定部302は、受信回路を介して受信した図9(a)に示すような受信データ rcのパターンをそのまま制御期間設定データ c1として出力する。
従って、受信データ rcが“H”レベルの期間だけ、すなわち、受信データ rcの受信に伴って充電電流が二次電池220に流れ込むと考えられる期間だけ充電電流制御が行われることとなる。
【0047】
[2.2.2] 受信回路の出力データをバイト単位で検出して使用する場合
この場合には、制御期間設定部は、図9(b)に示すように、受信回路を介して受信した受信データ rcを構成する各1バイトのデータのスタートビットで“H”レベルとなり、1バイトのデータ受信終了タイミングで“L”レベルとなる制御期間設定データ c1を出力する。
従って、受信データ rcのデータ内容に拘わらず、1バイト単位で充電電流制御が行われることとなる。
【0048】
[2.2.3] 受信回路の出力データを1組のデータの長さ(=1データ長)単位で検出して使用する場合
この場合には、制御期間設定部は、図9(c)に示すように、受信回路を介して受信した受信データ rcを構成する1組のデータの最初のデータのスタートビットで“H”レベルとなり、当該1組のデータの受信終了タイミングで“L”レベルとなる制御期間設定データ c1を出力する。
例えば、図9(c)では、当該1組のデータの長さである2バイト相当の期間“H”レベルとなる。
従って、受信データ rcのデータ内容に拘わらず、1組のデータ長単位で充電電流制御が行われることとなる。
【0049】
[2.3] 充電電流制御回路の動作
次に図6、図7及び図9を参照して本第2実施形態の充電電流制御回路の動作を説明する。
充電電流制御回路300のコンパレータ301は、予め定めた基準電圧 refと充電電圧Vとを比較して比較結果データ cmpをAND回路303に出力する。
【0050】
また、制御期間設定部302は、充電電流制御を行う期間を設定するための制御期間設定データ c1を生成しAND回路303に出力する。
この結果、AND回路303は、比較結果データ cmpが“H”レベル、かつ、制御期間設定データ c1が“H”レベルの期間、すなわち、充電電圧Vが基準電圧 refを越え、かつ、制御期間設定データ c1が“H”レベルの期間、制御期間指示データ cindを“H”レベルとして充電電流制御抵抗設定部305に出力する。
【0051】
一方、パラメータ設定部304は、上述した第1の方法で充電電流制御抵抗Rを定める場合には、許容電圧 max及び充電電流iをパラメータとして充電電流制御抵抗設定部305に出力し、上述した第2の方法で充電電流制御抵抗Rを定める場合には、許容電圧 max、充電電流i、真の電池電圧V0及び内部抵抗rをパラメータとして充電電流制御抵抗設定部305に出力する。
これらの結果、充電電流制御抵抗設定部305は、制御期間指示データ cindにより指定される期間中、パラメータ(= max、i、V0、r)に基づいて充電電流制御抵抗Rx x 1 〜n)のうち、実際に用いる一または複数の充電電流制御抵抗を選択すべく、対応する制御信号 x x 1 n を“H”レベルとして抵抗部306に出力する。
【0052】
これにより抵抗部306は、制御信号 xが“H”レベルとなっているトランジスタをオンし、対応する充電電流制御抵抗Rxを回路中に挿入する。
より具体的には、所望の電流を抵抗部306に流す場合に必要とされる合成抵抗 sgmを得るのに必要な充電電流制御抵抗が、例えばR 1 、R 2である場合には、制御信号 1 、S 2を“H”レベルとする。
【0053】
この結果、トランジスタ308-1、308-2がオンとなり、充電電流制御抵抗R1 2が電源Vccと接地との間に挿入され、合成抵抗の抵抗値 sgmは、
sgm=(R1+R2)/(R1・R2)
となる。
【0054】
この合成抵抗 sgmは、上述した第1の方法(充電電流制御抵抗の設定方法:その1)で充電電流iを制御する場合には、二次電池220の許容電圧 maxに対して、
sgm max/i0
の関係を満たすように設定されているので、受信回路232の受信時に二次電池220に流れる電流iは、
i≦0
となり、二次電池220が充電されることはない。
【0055】
また、上述した第2の方法(充電電流制御抵抗の設定方法:その2)で充電電流iを制御する場合には、合成抵抗 sgmは、二次電池220の許容電圧 max、二次電池220の内部抵抗r及び真の電池電圧V0に対して、
sgm≦(r・ max)/(i0・r+V0− max
の関係を満たすように設定されているので、二次電池220の充電時電圧Vは、
V≦ max
の関係を常に満たすこととなり、二次電池220の電圧Vが許容電圧 maxを越えることはない。
【0056】
[2.4] 第2実施形態の効果
以上の説明のように、本第2実施形態によれば、信号受信時に、受信した信号の態様に応じて充電電流を制御するので、二次電池の電圧が許容電圧を超えることはなく、信号受信に伴う二次電池の劣化を抑制することが可能となる。
【0057】
すなわち、図10(a)に示すような信号を受信している場合に、図10(b)に示すように、制御期間指示データ cindを“H”レベルとし、制御期間指示データ cindが“H”レベルの期間中は、充電電流をバイパスする。
従って、図10(d)に示した従来例と異なり、二次電池の電圧は、図10(c)に示すように、許容電圧 maxを超過することがなく、信号受信に伴う二次電池の劣化を抑制することが可能となるのである。
【0058】
[2.5] 第2実施形態の変形例
[2.5.1] 第1変形例
以上の第2実施形態の説明においては、抵抗部306の構成を抵抗を並列に接続する構成としていたが、図11に示すように、抵抗部306を、充電電流制御抵抗設定部305が受信動作時に対応する制御信号 x x 1 n を“H”レベルとすることによりオン状態となるアナログスイッチ309−x( x 1〜n)と、アナログスイッチ309−xのオン時に抵抗値に対応する電流をバイパス電流として流すことにより二次電池220に流れる充電電流を制御するための直列に接続された充電電流制御抵抗Rx(x=1〜n)と、を備えて構成するようにしても上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0059】
[2.5.2] 第2変形例
以上の第2実施形態及び第1変形例の説明においては、抵抗部306の構成を抵抗を並列あるいは直列に接続する構成としていたが、図17(a)に示すように、抵抗部306を充電電流制御抵抗設定部305からの制御信号 cによりその抵抗値を変化させることが可能な可変抵抗素子、あるいは、図17(b)、(c)に示すように、ベース端子あるいはゲート端子に制御信号 cが入力されたトランジスタを設け、バイパス電流量を可変するように構成しても、上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0060】
[3] 第3実施形態
上記各実施形態においては、充電電流をバイパスすることにより、二次電池の電池電圧が許容電圧を超えないようにしていたが、本第3実施形態は、信号受信時に受け取る電気エネルギーと信号送信時に放出する電気エネルギー収支を制御することにより、二次電池の電池電圧が許容電圧を越えないようにする実施形態である。
すなわち、受信信号により二次電池に充電された電気エネルギーに相当する電気エネルギーを送信を行うことにより放出するのである。
より具体的な方法としては、以下のようなものが考えられる。
【0061】
[3.1] 受信したデータと同一データを返信
受信したデータと同一のデータを送信元に対して返信し、エネルギー収支を合わせる。
【0062】
[3.2] 受信したデータに対応する放電用データを送信
受信時の充電電気エネルギーに対応する電気エネルギーを放出可能な放電用データを送信する。
この場合において、充電電気エネルギー量と放電電気エネルギー量とは必ずしも一致している必要はなく、二次電池の電池電圧に応じて適宜選択すればよい。
【0063】
例えば、電池電圧が許容電圧 maxにより近い場合、すなわち、電池電圧が、図12に示すしきい値電圧 thを超過している場合には、
充電電流量<放電電流量
となるように放電用データを選択し、電池電圧が、図12に示すしきい値電圧 th未満の場合には、
充電電流量>放電電流
となるように放電用データを選択すればよい。要はほぼ収支が同一となるように選択すれば良いのである。
【0064】
[3.3] データ送信方法を電池電圧に応じて選択
電池電圧が許容電圧に近い場合には、放電側となるデータ送信方法を選択し、電池電圧が許容電圧より低い場合には、充電側となるデータ送信方法を選択する。
より具体的には、例えば、ステーションから電子時計側にデータを転送する場合(充電)を想定すると、ステーションからブロック転送を行えば、電子時計側は送られてくるデータに対して短い応答(放電)のみ(転送OK、再送要求など)を行えばよい。従って、ステーションから各データを個別に送信する場合と比較して、ブロック転送の方が、それに応答して電子時計が返信する信号量(放電)が小さくて済むため、放出エネルギー量が小さくなる。
【0065】
従って、電池電圧が許容電圧に近い場合にはデータを個別に送信し、電池電圧が低い場合には、ブロック転送によりデータをまとめて送信する。
すなわち、二次電池の電圧が許容電圧に近い場合には、
放電電流>充電電流
とし、
二次電池の電圧がしきい値電圧V thより低い場合には、
放電電流<充電電流
となるようなデータ送信方法を採用すれば良いのである。
【0066】
[3.4] 第3実施形態の効果
以上の説明のように、本第3実施形態によれば、受信したデータに対応する充電エネルギーと、送信に伴う放電エネルギーとの収支を合わせることにより二次電池の電圧が許容電圧を超過しないように制御することができ、ひいては二次電池の劣化を低減することができる。
【0067】
[4] 第4実施形態
上記第1実施形態および第2実施形態においては、それぞれ充電電流制御回路235および300により充電電流をバイパスすることにより、二次電池の電池電圧が許容電圧を超えないようにし、上記第3実施形態は、信号受信時に受け取る電気エネルギーと信号送信時に放出する電気エネルギー収支を制御することにより、二次電池の電池電圧が許容電圧を越えないようにしていたが、本第4実施形態は、通信時に受信回路からの充電電流が二次電池に流れ込まないようにする実施形態である。
【0068】
上記各実施形態においては、二次電池220の電圧が充電時においては許容電圧を超えないように、リミッタ回路231を動作させる構成としていた。
しかしながら、通信状態においては、常にリミッタ回路231は非動作状態であり、受信回路からの充電電流により二次電池220の電圧が許容電圧を超えてしまう可能性がある。
【0069】
そこで、本第4実施形態においては、図13に示すように、受信回路から二次電池に至る充電電流経路中にアナログスイッチ244を設け、受信回路の受信動作時に充電電流が二次電池に流れ込まないように制御回路236で制御する構成とする。
【0070】
この結果、簡単な構成で、上記各実施形態と同様に通信時において蓄電装置(二次電池)の電圧が許容電圧を超えないように制御することができる。
【0071】
[5] 第5実施形態
上記第1〜第3実施形態においては、二次電池220の電圧が所定の電圧よりも高い場合には、充電電流制御回路235または300を常時接続状態としていた。
【0072】
例えば図3において、充電電流制御回路235を非充電時(含む非通信時)においても接続状態にしていると、二次電池220を放電させ、不必要に電池容量を減少させてしまうという不具合が生じる可能性がある。
【0073】
一方、リミッタ回路231は、非通信時には、動作可能であるため、非通信時においては、二次電池220の電圧が許容電圧を超過することはないが、通信時には、非動作状態となるため、充電電流制御回路235を動作させる必要がある。
【0074】
そこで、本第5実施形態は、制御回路236によりリミッタ回路231が非動作状態にある通信時のみ、充電電流制御回路235を動作させるべく、充電電流制御回路235内にスイッチを設けることとした。
【0075】
具体的には、図14に示すように、トランジスタスイッチ245と二次電池220との間の電流経路中に、通常時は、オフ状態とされ、制御回路236の制御下で充電電流制御回路235を非動作状態とするためのアナログスイッチ246を設けた。
【0076】
これによりリミッタ回路231が非動作状態となる通信時のみ、二次電池220の電圧が許容電圧を超えないようにアナログスイッチ246をオン状態として充電電流をバイパスすることができる。
この結果、通常時における不要な放電をなくし、より二次電池220の電圧を動作可能電圧に維持することができる。
【0077】
[6] 第1〜第5実施形態の変形例
[6.1] 第1変形例
上記実施形態においては、充電状態の判別を、二次電池220の電圧に基づいて判別していたが、二次電池の充電電流(平均充電電流;図8参照)変化に基づいて判別するように構成することも可能である。この場合においては図3における電池電圧検出回路230に代えて、二次電池220の充電電流を検出する充電電流検出回路を設けるように構成すれば良い。
換言すれば、図18に示すように、電池電圧検出回路230に代えて、二次電池220の充電電流を検出するためにトランジスタ242がオン状態にある場合にトランジスタ242側に流れ込む電流を電流検出用抵抗Riを介して測定する充電電流検出回路230Aをトランジスタ242と直列に設けるように構成すれば良い。
【0078】
[6.2] 第2変形例
上記実施形態においては、実施形態では、電子機器としてステーション100、被充電電子機器として電子時計200を例にとって説明したが、これに限らず、例えば、電動歯ブラシや、電動ひげ剃り、コードレス電話、携帯電話、パーソナルハンディフォン、モバイルパソコン、PDA(Personal Digital Assistants:個人向情報端末)などの二次電池を備える被充電機器と、その充電機器とに適用可能である。
【0079】
[6.3] 第3変形例
上記実施形態においては、充電電流制御抵抗を充電電流のバイパス用にのみ用いていたが、二次電池の内部抵抗を測定したり、二次電池の容量を推定するために用いることも可能である。
より具体的に、図3を参照して説明する。
【0080】
[6.3.1] 内部抵抗値の測定
内部抵抗を測定する場合には、まず図3において、充電電流制御回路235は、制御回路236の制御下で、充電中断時の二次電池220の電圧値Evdの検出後に、制御信号 c2を出力してスイッチトランジスタ245をオン状態とする。
これにより充電電流制御抵抗Rを二次電池220に並列に接続し、放電路を形成させる。
また、電池電圧検出回路230は、二次電池220における両端子間の電圧値Evを検出する。
【0081】
そして、制御回路236の図示しない第1のレジスタにおいて、端子Pに信号が誘起されている期間、すなわち、充電期間における二次電池220の電圧値Evc(=充電時電圧)を記憶させる。
この電圧値Evcの検出タイミングとしては、充電中断直前あるいは充電再開直後の時点が望ましいが、充電中断直後の時点であっても、充電に伴う電圧上昇を検出し得るタイミングであれば同様に用いることが可能である。
【0082】
また、制御回路236の図示しない第2のレジスタにおいて、端子Pに信号が誘起される直前、例えば、充電が中断されてから所定時間(例えば、10秒)経過した時点における二次電池220の電圧値Evdを記憶させる。
さらに制御回路236の図示しない第3のレジスタにおいて、充電電流制御回路235により、充電電流制御抵抗Rが接続されてから所定時間が経過した時点における二次電池220の電圧値Evrを記憶させる。
次に、制御回路236は、電圧値Evcと電圧値Evdとの差、すなわち、二次電池220の内部抵抗に起因する電圧上昇分ΔEvを算出する。
【0083】
さらに、制御回路236は、電圧値Evd、電圧値Evr及び充電電流制御抵抗Rの抵抗値Reに基づいて次式により二次電池220の内部抵抗rを算出することができる。
r=Re・(Evd−Evr)/Evr
【0084】
[6.3.2] 電池容量の推定
さらに制御回路236が予め電圧上昇分ΔEv(=Evc−Evd)を電池容量Fに変換して出力するための複数の変換テーブルを備え、各変換テーブルが二次電池220の相異なる内部抵抗値(あるいは内部抵抗値幅)にそれぞれ対応するように構成しておけば、算出された二次電池220の内部抵抗rに基づいて、複数の変換テーブルのうち、実際に電圧上昇分ΔEv(=Evc−Evd)を電池容量Fに変換して出力する際に用いるべき変換テーブルを特定すれば、容易に二次電池220の電池容量Fを算出することが可能となる。
【0085】
なお、上記内部抵抗値の測定および電池容量の推定方法は一例であり、充電電流制御抵抗の接続/非接続を制御して、所定のタイミングで二次電池の電圧を測定し、この測定電圧に基づいて他の手法により、内部抵抗値の測定および電池容量の推定を行うことも可能である。
【0086】
例えば、二次電池を間欠的に充電し、充電の中断時に充電電流制御抵抗を二次電池と並列に接続して、充電の中断時から予め定めた第1の所定時間前、充電の再開時から第1の所定時間の経過後あるいは充電の中断時から第1の所定時間の経過後(ただし、充電に起因する電圧上昇が検出され得る期間内に限る)のいずれか一の時点における二次電池の電圧である充電時電圧を検出し、充電の中断時から予め定めた第2の所定時間が経過した時点における二次電池の電圧である抵抗接続後電圧を検出し、充電時電圧電圧から抵抗接続時電圧を減算し差電圧を算出し、差電圧及び充電電流制御抵抗の抵抗値から二次電池の内部抵抗を算出したり、さらに差電圧及び算出した内部抵抗に基づいて二次電池の容量を推定するように構成することも可能である。
【0087】
[6.4] 第4変形例
上記第3変形例においては、二次電池の内部抵抗を測定するだけに留まっていたが、本第4変形例は、さらに測定した内部抵抗を用いて充電制御を行うものである。
二次電池の電池電圧は、充電あるいは通信(特に受信)を行っていない場合の電池電圧(以下、通常時電池電圧という。)に比較して、充電あるいは通信(特に受信)を行っている場合の電池電圧(以下、便宜上、通信時電池電圧という。)が高くなる。
【0088】
これは二次電池の内部抵抗に起因して電圧が持ち上がるためである。
より具体的には、図15に示すように、内部抵抗の低い初期電池(いわゆる未使用電池)においては、通常時電池電圧と通信時電池電圧はほぼ等しくなっている。
これに対し、内部抵抗の高い劣化電池においては、通常時電池電圧に比較して通信時電池電圧が高くなっている。
【0089】
例えば、初期電池の通信時電池電圧が4.0[V]程度になるのは、通常時電池電圧がおよそ4.0[V]の場合であるが、劣化電池の通信時電池電圧が4.0[V]程度になるのは、通常時電池電圧がおよそ2.8[V]の場合となる。
従って、内部抵抗rを監視しない場合には、予め使用期間における電池の内部抵抗の上限値を見据えておくことにより、電池が劣化して通信時電圧が上昇した場合であっても、通信時電圧が電池許容電圧 max(図15では、4.2[V]程度)を越えないように充電電流を制御する必要がある。
【0090】
このため、内部抵抗rを監視しないとすれば、使用初期の内部抵抗が低い初期電池の場合であっても、通信にともなう充電、すなわち、充電電流iが制限されることとなり、実質的には、通信(特に受信)に伴う電流を用いた充電はできないこととなる。
【0091】
そこで、本第4変形例においては、二次電池の劣化に伴う内部抵抗rの抵抗値の変化を考慮し、許容電圧 maxを超えない範囲でできる限り充電を行い、電子機器の使用可能時間を確保するために、二次電池の内部抵抗値を監視し、内部抵抗値に応じて充電電流を制御することで、効率的な充電を行うようにしている。
【0092】
図16に第4変形例の電子機器である電子時計の主要部の概要構成ブロック図を示す。図16において、図3の第1実施形態およびと同様の部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図16において、第1実施形態と異なる点は、充電電流制御抵抗Rに代えて第2実施形態の抵抗部306を設け(図6および図7参照)、制御回路236で検出した内部抵抗値に基づいて制御回路236が抵抗部306を制御するように構成した点である。
【0093】
次に主要動作について説明する。
第3変形例において示したように、制御回路236は、電圧値Evcと電圧値Evdとの差、すなわち、二次電池220の内部抵抗に起因する電圧上昇分ΔEvを算出し、電圧値Evd、電圧値Evr及び充電電流制御抵抗Rの抵抗値Reに基づいて次式により二次電池220の内部抵抗rを算出する。
r=Re・(Evd−Evr)/Evr
次に制御回路236は、算出して内部抵抗rに対応する抵抗部306の抵抗値を算出し、充電電流制御抵抗Rx x 1 〜n)のうち、実際に用いる一または複数の充電電流制御抵抗を選択すべく、対応する制御信号 x x 1 n を“H”レベルとして抵抗部306に出力する。
【0094】
これにより抵抗部306は、制御信号 xが“H”レベルとなっているトランジスタをオンし、対応する充電電流制御抵抗Rxを回路中に挿入する。
この結果、二次電池220の内部抵抗rが低い状況下では二次電池の充電電流が流れるように設定し、内部抵抗rが高い状況下では、二次電池の充電電流が流れないように制御する。
【0095】
より具体的には、抵抗部306の合成抵抗 sgmは、二次電池220の許容電圧 max、検出した二次電池220の内部抵抗r及び真の電池電圧V0に対して、
sgm≦(r・ max)/(i0・r+V0− max
の関係を満たすように設定され、二次電池220の充電時電圧Vは、
V≦ max
の関係を常に満たすこととなり、二次電池220の電圧Vが許容電圧 maxを越えることはなく、かつ、効率的に充電を行うことが可能となる。
【0096】
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施形態にかかるステーションおよび電子時計の構成を示す平面図である。
図2は、本発明の実施形態にかかる同ステーションおよび電子時計の構成を示す断面図である。
図3は、図1の電子時計の主要部の概要構成ブロック図である。
図4は、二次電池の充電時電圧を説明するための図である。
図5は、本発明の動作原理を説明するための図である。
図6は、第2実施形態の充電電流制御回路の概要構成ブロック図である。
図7は、抵抗部の一例を説明するための図である。
図8は、充電電流と電池電圧との関係を説明するための図である。
図9は、制御期間指示データを説明するための図である。
図10は、第2実施形態の効果を説明するための図である。
図11は、第2実施形態の変形例を説明するための図である。
図12は、第3実施形態の動作を説明するための図である。
図13は、第4実施形態の動作を説明するための図である。
図14は、第5実施形態の動作を説明するための図である。
図15は、通常時電池電圧と通信時電池電圧との関係を説明する図である。
図16は、実施形態の第4変形例による電子時計の主要部の概要構成ブロック図である。
図17は、第2実施形態の変形例を説明するための図である。
図18は、上記実施形態の変形例を説明するための図である。

Claims (18)

  1. 外部から充電が可能であるとともに、充電電圧が予め定めた許容電圧を超えないように設定される蓄電装置と、
    外部からの信号を受信する受信装置と、
    前記蓄電装置への充電電流を前記許容電圧を超えないように制御する充電電流制御手段とを備え、
    前記受信装置への信号経路の一部を前記蓄電装置への信号経路の一部として使用することにより、前記受信装置による信号受信が前記蓄電装置への充電を発生させる電子機器であって、
    前記充電電流制御手段は、前記充電電流を予め定めた所定量だけバイパスすべく、抵抗素子と、前記抵抗素子を前記蓄電装置に並列に接続するスイッチ手段と、前記蓄電装置の内部抵抗を検出する内部抵抗検出手段と、検出した前記内部抵抗に基づいて前記抵抗素子の抵抗値を制御する抵抗値制御手段と、を具備する充電電流バイパス手段を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 外部から充電が可能であるとともに、充電電圧が予め定めた許容電圧を超えないように設定される蓄電装置と、
    外部からの信号を受信する受信装置と、
    前記蓄電装置への充電電流を前記許容電圧を超えないように制御する充電電流制御手段とを備え、
    前記受信装置への信号経路の一部を前記蓄電装置への信号経路の一部として使用することにより、前記受信装置による信号受信が前記蓄電装置への充電を発生させる電子機器であって、
    前記充電電流制御手段は、前記充電電流を予め定めた所定量だけバイパスすべく、複数の抵抗素子と、前記複数の抵抗素子のうち、一又は複数の前記抵抗素子を前記蓄電装置に並列に接続するスイッチ手段と、を具備する充電電流バイパス手段を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求の範囲第2項記載の電子機器において、
    前記充電電流制御手段は、前記蓄電装置の内部抵抗を検出する内部抵抗検出手段と、
    検出した前記内部抵抗に基づいて前記スイッチ手段を制御するスイッチ制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  4. 外部から充電が可能であるとともに、充電電圧が予め定めた許容電圧を超えないように設定される蓄電装置と、
    外部からの信号を受信する受信装置と、
    前記蓄電装置への充電電流を前記許容電圧を超えないように制御する充電電流制御手段とを備え、
    前記受信装置への信号経路の一部を前記蓄電装置への信号経路の一部として使用することにより、前記受信装置による信号受信が前記蓄電装置への充電を発生させる電子機器であって、
    前記充電電流制御手段は、前記充電電流を予め定めた所定量だけバイパスすべく、抵抗値を可変可能な可変抵抗素子と、前記可変抵抗素子の抵抗値を充電電流あるいは前記許容電圧に基づいて制御する抵抗制御手段と、を具備する充電電流バイパス手段を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 請求の範囲第4項記載の電子機器において、
    前記充電電流制御手段は、前記蓄電装置の内部抵抗を検出する内部抵抗検出手段を有し、
    前記抵抗制御手段は、検出した前記内部抵抗に基づいて前記可変抵抗素子の抵抗値を制御することを特徴とする電子機器。
  6. 外部から充電が可能であるとともに、充電電圧が予め定めた許容電圧を超えないように設定される蓄電装置と、
    外部からの信号を受信する受信装置と、
    前記蓄電装置への充電電流を前記許容電圧を超えないように制御する充電電流制御手段とを備え、
    前記受信装置への信号経路の一部を前記蓄電装置への信号経路の一部として使用することにより、前記受信装置による信号受信が前記蓄電装置への充電を発生させる電子機器であって、
    前記信号は、データの開始を表すスタートビット信号を含み、
    前記充電電流制御手段は、前記スタートビット信号の受信タイミングに基づいて前記充電電流の制御を開始する
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 請求の範囲第6項記載の電子機器において、
    前記充電電流制御手段は、前記スタートビット信号に対応するデータの受信終了タイミングに基づいて前記充電電流の制御を終了する
    ことを特徴とする電子機器。
  8. 外部から充電が可能であるとともに、充電電圧が予め定めた許容電圧を超えないように設定される蓄電装置と、
    外部からの信号を受信する受信装置と、
    前記蓄電装置への充電電流を前記許容電圧を超えないように制御する充電電流制御手段とを備え、
    前記受信装置への信号経路の一部を前記蓄電装置への信号経路の一部として使用することにより、前記受信装置による信号受信が前記蓄電装置への充電を発生させる電子機器であって、
    前記充電電流制御手段は、前記信号の信号パターンに対応する充電状態に応じて前記充電電流を制御する
    ことを特徴とする電子機器。
  9. 外部から充電が可能であるとともに、充電電圧が予め定めた許容電圧を超えないように設定される蓄電装置と、
    外部からの信号を受信する受信装置と、
    前記蓄電装置への充電電流を前記許容電圧を超えないように制御する充電電流制御手段とを備え、
    前記受信装置への信号経路の一部を前記蓄電装置への信号経路の一部として使用することにより、前記受信装置による信号受信が前記蓄電装置への充電を発生させる電子機器であって、
    前記充電電流制御手段は、前記充電電流を予め定めた所定量だけバイパスすべく、前記受信装置の受信時にのみ、バイパス経路を形成させるバイパス経路形成スイッチ手段を備えた充電電流バイパス手段を具備した
    ことを特徴とする電子機器。
  10. 外部から充電が可能であるとともに、充電電圧が予め定めた許容電圧を超えないように設定される蓄電装置と、外部からの信号を受信する受信装置とを有し、前記受信装置への信号経路の一部を前記蓄電装置への信号経路の一部として使用することにより、前記受信装置による信号受信が前記蓄電装置への充電を発生させることが可能な電子機器において、
    前記蓄電装置への充電エネルギー及び前記蓄電装置からの放電エネルギーの収支を制御することにより前記蓄電装置の蓄電電圧が前記許容電圧を超えないように制御するエネルギー収支制御手段を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  11. 請求の範囲第10項記載の電子機器において、
    前記エネルギー収支制御手段は、受信したデータに対応する所定の返送用データを送信するデータ返送手段を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  12. 請求の範囲第11項記載の電子機器において、
    前記データ返送手段は、前記返送用データを前記受信したデータと同一のデータとする
    ことを特徴とする電子機器。
  13. 請求の範囲第11項記載の電子機器において、
    前記データ返送手段は、予め定めた複数のデータのうちから前記受信したデータの充電エネルギー量に対応するデータを前記返送用データとして選択する
    ことを特徴とする電子機器。
  14. 請求の範囲第10項記載の電子機器において、
    前記エネルギー収支制御手段は、受信したデータに対応する返送用データを送信するに際し、前記返送用データを送信するのに必要とされる前記放電エネルギーが異なる複数の転送方式のうち、前記蓄電装置の蓄電電圧に基づいていずれか一の転送方式を選択して送信を行う
    ことを特徴とする電子機器。
  15. 請求の範囲第14項記載の電子機器において、
    前記エネルギー収支制御手段は、前記蓄電装置の蓄電電圧が所定の第1基準電圧よりも高い場合に受信した前記データによる受信時の充電電流よりも前記返送用データの送信時の放電電流が多い転送方式を選択し、
    前記蓄電装置の蓄電電圧が所定の第2基準電圧よりも低い場合に受信した前記データによる受信時の充電電流よりも前記返送用データの送信時の放電電流が少ない転送方式を選択する
    ことを特徴とする電子機器。
  16. 請求の範囲第10項記載の電子機器において、
    前記エネルギー収支制御手段は、受信したデータに対応する所定の返送用データを送信するデータ返送手段と、
    前記返送用データを送信する際の前記蓄電装置の放電電流を制御する放電電流制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  17. 請求の範囲第16項記載の電子機器において、
    前記放電電流制御手段は、複数の抵抗素子と、
    設定しようとする放電電流に応じて前記複数の抵抗素子のうち、いずれか一または複数の前記抵抗素子を選択し放電経路に挿入する抵抗選択挿入手段と、を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  18. 請求の範囲第16項記載の電子機器において、
    前記放電電流制御手段は、放電経路上に設けられ、抵抗値を可変可能な可変抵抗素子と、
    前記可変抵抗素子の抵抗値を設定すべき放電電流に基づいて制御する抵抗制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
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