JP3721886B2 - 電子機器及び電子機器の制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器および電子機器の制御方法に係り、特に駆動電源を供給すべく内蔵された二次電池への充電を行うことが可能な電子機器及び電子機器の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯端末や電子時計などのような小型携帯電子機器(=被充電電子機器)をステーションと呼ばれる充電器に収容して、当該携帯電子機器の充電を行う構成を有するものが知られている。
このような構成において、小型携帯電子機器内には、充電された電気エネルギーを蓄電するための蓄電装置として、リチウムイオン二次電池が設けられている。
このリチウムイオン二次電池は、高電圧、高エネルギー密度で自己放電が比較的少ない等の特徴を有し、特に高エネルギー密度が要求される小型携帯電子機器(例えば、携帯電話、カメラ一体型ビデオテープレコーダ、ノート型パーソナルコンピュータなど)に多く用いられている。
【0003】
上記リチウムイオン二次電池は、いわゆる許容電圧以上の電圧を印加するとデンドライト(樹枝状結晶)が析出し、内部短絡の現象が起こり電池の寿命を短くすることとなる。
そこで、一般的な充電方法としては、リチウムイオン二次電池の充電電圧が許容電圧に至るまでは定電流充電を行い、充電電圧が許容電圧に至った以降は定電圧充電を行っている(詳細については、特開平5−111184号公報参照)。
また、小型携帯電子機器と充電器との間で充電を行う際には、リチウムイオン二次電池の電池電圧が許容電圧を超えないように、電池電圧の上昇を制限するリミッタ回路を設けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図12に従来の電子時計(=小型電子機器)の電源系統の回路図を示す。
電子時計500は、大別すると、充電に用いる電磁結合用コイルとして機能する時計側コイル510と、蓄電手段として機能する二次電池520と、二次電池520に接続された負荷530と、二次電池520の電圧が所定のリミット電圧以上となった場合に、二次電池520を時計側コイル510から電気的に切断するリミッタ回路540と、時計側コイル510からの充電電流の逆流を防止する逆流防止用ダイオード550と、を備えて構成されている。
リミッタ回路540は、二次電池520の電圧が予め定めた許容電圧に相当する基準電圧Vregを超えた場合にリミット制御信号を“H”レベルとするオペアンプで構成されたコンパレータ541と、コンパレータ541から出力されるリミット制御信号が“H”レベルの場合にオン状態となり、時計側コイル510の出力端子間で電流制限用抵抗542を介して閉ループを形成することにより二次電池520を時計側コイル510から電気的に切断するトランジスタスイッチ543と、を備えて構成されている。
【0005】
この場合において、時計側コイル510を介して入力される入力電流をIIN、リミッタ回路540を流れるバイパス電流をIS、逆流防止用ダイオード550を流れる電流をId、充電電流をIj、負荷530を流れる消費電流をILとすると、以下の関係式が得られる。
Id=Ij+IL
IIN=IS+Id
これらの式を変形すると、
Ij=Id−IL
=IIN−(IS+IL)
が得られる。
ここで、二次電池520の内部抵抗をrとすると、二次電池の充電電圧は実際の充電電圧よりも
Ij・r[V]
の電圧持ち上がりが発生することとなる。
【0006】
ところで、コンパレータ541の応答速度が十分速ければ、トランジスタスイッチ543を制御して電池電圧VDが許容電圧Vregを超過しないようにバイパス電流ISを流すことが可能である。
しかしながら、コンパレータ541の応答速度があまり速くない場合には、充電電流Ijの変化が早いと電池電圧VDの変化に追従できず、
VD>Vreg
となり、二次電池520の許容電圧を超えてしまう可能性が生じる。
より具体的には、図13(a)に示すように、負荷530の消費電流ILが時刻t0において、10[mA]から0.1[mA]に変化した場合、図13(b)に示すように充電電流Ijは、初期電流が5[mA]だった場合、14.9[mA]となり、コンパレータ541の応答時間TOPに起因してリミッタ回路540が実際に動作するタイミングが時刻t1となり、図13(c)に示すように、時刻t0から時刻t1に至るまでの期間に電池電圧VDが許容電圧Vregを超過することとなってしまう。
そのため、二次電池520、特に、二次電池520がリチウムイオン二次電池の場合には、寿命が短くなってしまうという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、充電電流が急激に変化した場合に、二次電池の内部抵抗に起因して二次電池の電圧が許容電圧を超えるのを防止して、二次電池の劣化を防止することが可能な電子機器および電子機器の制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の構成は、外部からの充電が可能な蓄電装置と、前記蓄電装置に蓄えられた電力により駆動される負荷装置とを有する電子機器において、前記蓄電装置の充電電圧が所定の許容電圧を超えないように、前記蓄電装置へ流れる充電電流を予め定めた所定量だけバイパスする充電電流バイパス手段と、前記負荷装置の消費電流の変化を監視し、前記消費電流の減少の変化率に基づいて前記充電電流を前記充電電流バイパス手段を介してバイパスさせる強制バイパス手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】
請求項2に記載の構成は、外部からの充電が可能な蓄電装置と、前記蓄電装置に蓄えられた電力により駆動される負荷装置とを有する電子機器において、前記蓄電装置の充電電圧が所定の許容電圧を超えないように、前記蓄電装置へ流れる充電電流を予め定めた所定量だけバイパスする充電電流バイパス手段と、前記負荷装置の負荷の変化を監視し、前記負荷の減少の変化率に基づいて前記充電電流を前記充電電流バイパス手段を介してバイパスさせる強制バイパス手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】
請求項3記載の構成は、請求項1または請求項2記載の構成において、前記強制バイパス手段は、前記充電電流バイパス手段における前記充電電流の流路抵抗値を強制的に低下させる抵抗値制御手段を備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項4記載の構成は、請求項1または請求項2記載の構成において、前記充電電流バイパス手段は、抵抗素子と、逆流防止素子と、前記抵抗素子を前記逆流防止素子を介して前記蓄電装置に並列に接続する第1スイッチ手段と、を備え、前記強制バイパス手段は、前記第1スイッチ手段を制御して強制的に前記抵抗素子を前記蓄電装置に並列に接続する第2スイッチ手段と、前記第2スイッチ手段を制御する第2スイッチ制御手段と、を備えた、ことを特徴としている。
【0011】
請求項5記載の構成は、請求項4記載の構成において、前記第1スイッチ手段は、コンパレータであり、前記抵抗素子は、前記コンパレータ出力が制御信号として制御端子に入力されたトランジスタであり、前記第2スイッチ手段は、前記制御端子に前記トランジスタを強制的にオン状態とする制御信号を出力するトランジスタである、ことを特徴としている。
【0012】
請求項6記載の構成は、請求項1または請求項2記載の構成において、前記充電電流バイパス手段は、抵抗値を可変可能な可変抵抗手段と、前記可変抵抗手段の抵抗値を充電電流あるいは前記許容電圧に基づいて制御する抵抗値制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0013】
請求項7記載の構成は、 請求項1または請求項2記載の構成において、前記充電電流を前記充電電流バイパス手段を介して強制的にバイパスさせた後、復帰させる際の復帰速度を低下させる復帰速度抑制手段を備えたことを特徴としている。
【0014】
請求項8記載の構成は、外部からの充電が可能な蓄電装置と、前記蓄電装置に蓄えられた電力により駆動される負荷装置とを有する電子機器の制御方法において、前記蓄電装置の充電電圧が所定の許容電圧を超えないように、前記蓄電装置へ流れる充電電流を予め定めた所定量だけバイパスする充電電流バイパス過程と、前記負荷装置の消費電流の変化を監視し、前記蓄電装置の充電電圧が所定の許容電圧を超えないように、前記消費電流の減少の変化率に基づいて前記充電電流をバイパスさせる強制バイパス過程とを備えたことを特徴としている。
【0015】
請求項9記載の構成は、外部からの充電が可能な蓄電装置と、前記蓄電装置に蓄えられた電力により駆動される負荷装置とを有する電子機器の制御方法において、前記蓄電装置の充電電圧が所定の許容電圧を超えないように、前記蓄電装置へ流れる充電電流を予め定めた所定量だけバイパスする充電電流バイパス過程と、前記負荷装置の負荷の変化を監視し、前記蓄電装置の充電電圧が所定の許容電圧を超えないように、前記負荷の減少の変化率に基づいて前記充電電流をバイパスさせる強制バイパス過程とを備えたことを特徴としている。
【0016】
請求項10記載の構成は、請求項8または請求項9記載の構成において、前記強制バイパス過程は、前記充電電流をバイパスするための前記充電電流の流路の抵抗値を強制的に低下させる抵抗値制御過程を備えたことを特徴としている。
【0017】
請求項11記載の構成は、請求項8または請求項9記載の電子機器の制御方法において、前記充電電流をバイパスするための前記充電電流の流路には、抵抗素子と、逆流防止素子と、前記抵抗素子を前記逆流防止素子を介して前記蓄電装置に並列に接続する第1スイッチと、が介挿され、前記強制バイパス過程は、前記第1スイッチを制御して強制的に前記抵抗素子を前記蓄電装置に並列に接続する強制スイッチ制御過程を備えた、
ことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。
[1] 第1実施形態
まず、本発明の第1実施形態について説明する。なお、本実施形態にあっては、電子機器として電子時計を例とし、電子時計を充電するとともに、電子時計との間で通信を行うステーションを例として説明するが、本発明をこれらに限定する趣旨ではない。
[1.1] 機械的構成
図1に実施形態にかかるステーションおよび電子時計の平面図を示す。
図1に示すように、電子時計200は、充電やデータ転送など行う場合、ステーション100の凹部101に収容される。この凹部101は、電子時計200の本体201およびバンド202よりも若干大きめな形状に形成されているため、時計本体201は、ステーション100に対して位置決めされた状態で収容される。
また、ステーション100には、充電の開始を指示するための充電開始ボタン1031や、データ転送の開始を指示するための転送開始ボタン1032などの各種入力部とともに、各種の表示を行うための表示部104が設けられている。なお、本実施形態にかかる電子時計200は、通常の使用状態ではユーザの腕に装着されて、表示部204において日付時刻等を表示するのは言うまでもないが、図示しないセンサ等によって、脈拍数や心拍数などの生体情報を一定時間毎に検出・記憶する構成となっている。
【0019】
図2は、図1におけるA−A線の断面図である。この図に示すように、電子時計の本体201の下面裏蓋212には、データ転送や充電のための時計側コイル210がカバーガラス211を介して設けられている。また、時計本体201には、二次電池220や、時計側コイル210などと接続される回路基板221が設けられる。
一方、ステーション100の凹部101にあって、時計側コイル210と対向する位置には、ステーション側コイル110がカバーガラス111を介して設けられている。また、ステーション100には、コイル110、充電開始ボタン1031、転送開始ボタン1032、表示部104、一次電源(図示省略)などと接続された回路基板121が設けられている。
このように、電子時計200がステーション100に収容された状態において、ステーション側コイル110と時計側コイル210とは、カバーガラス111、211により物理的には非接触であるが、コイル巻回面が略平行なので電磁的には結合した状態となる。
また、ステーション側コイル110および時計側コイル210とは、それぞれ時計機構部分の着磁を避ける理由や、時計側の重量増加を避ける理由、磁性金属の露出を避ける理由などにより、磁心を有さない空心型となっている。したがって、このようなことが問題とならない電子機器に適用する場合には、磁心を有するコイルを採用しても良い。もっとも、コイルに与える信号周波数が十分に高いのであれば、空心型で十分である。
【0020】
[1.2] 電子時計の概要構成
次に電子時計の概要構成について説明する。
図3に電子時計の主要部の概要構成ブロック図を示す。
電子時計200は、大別すると、電磁結合データ送受信用アンテナとして機能する時計側コイル210と、蓄電手段として機能する二次電池220と、後述の負荷232の消費電流を検出する消費電流検出回路230と、二次電池220の電圧が所定のリミット電圧以上となった場合に、二次電池220を時計側コイル210から電気的に切断するリミッタ回路231と、各種信号を時計側コイル210を介して受信し、あるいは、送信する送受信回路及び時刻表示を行う計時回路等の負荷232と、電子時計200全体を制御する制御回路236と、ユーザが各種データを入力するための入力部237と、制御回路236の制御下で各種情報を表示する表示部238と、時計側コイル210からの充電電流を整流するとともに、二次電池220から時計側コイル210への放電を防止する逆流防止素子として機能する逆流防止用ダイオード239と、を備えて構成されている。
リミッタ回路231は、二次電池220の電圧が予め定めた許容電圧に相当する基準電圧Vregを超えた場合にリミット制御信号S LIMを“H”レベルとするコンパレータ241と、コンパレータ241から出力されるリミット制御信号SLIMが“H”レベルの場合にオン状態となり、時計側コイル210の出力端子間で閉ループを形成することにより二次電池220を時計側コイル210から電気的に切断する第1トランジスタスイッチ242と、通常時は、オフ状態とされ、制御回路236の制御下で負荷232の消費電流が急激に減少した場合にリミッタ回路231を強制的に動作状態とするための第2トランジスタスイッチ243と、を備えて構成されている。
【0021】
[1.3] 第1実施形態の原理
ここで、二次電池220の充電時電圧と充電電流との関係について説明する。
図4に二次電池220の等価回路図を示す。
図4に示すように、二次電池220の真の電池電圧をV0とし、二次電池220の内部抵抗をrとした場合に、充電電流Ijが流れると、二次電池220の充電時電圧VDは次式で表される。
VD=V0+Ij・r
従って、コンパレータ241の応答特性以上に負荷232の消費電流が急激に減少すると充電電流Ijが急激に増加し二次電池220の充電時電圧VDが許容電圧Vregを超過してしまう可能性がある。
そこで本第1実施形態においては、コンパレータ241の応答特性以上に負荷232の消費電流ILが急激に減少した場合には、第2トランジスタスイッチ243を制御回路236からの制御信号S1によりオン状態とし、第1トランジスタスイッチ242のゲート電圧VGを強制的に“H”レベルとして第1トランジスタスイッチ242をオン状態とし、バイパス電流ISを急激に増加させる。
この結果、充電電流Ijは増加しないため、二次電池220の充電時電圧VDが許容電圧Vregを超過することを抑制することができるのである。
【0022】
[1.5] 第1実施形態の動作
次に第1実施形態の電子時計200の動作について、充電時の動作を主として説明する。
初期状態において、リミッタ回路231は非動作状態であり、第2トランジスタスイッチ243もオフ状態にあるものとする。
図1及び図2に示したように、電子時計200をステーション100の所定位置に設置し、電子時計200の時計側コイル210にステーション側コイル110を近接させた状態でステーション側コイル110に電流を流すと、時計側コイル210及びステーション側コイル110は、電磁結合あるいは電磁誘導により充電電流IINが流れる。
これと並行して消費電流検出回路230は、負荷232の消費電流ILの変化を微分回路等を用いて監視し、消費電流ILが急激に減少した場合には、その旨を制御回路236に通知することとなる。
【0023】
[1.5.1] 消費電流ILの減少が緩やかな場合
消費電流ILの減少がコンパレータ241の応答特性で追従可能な程度に緩やかな場合には、リミッタ回路231のコンパレータ241は、二次電池220の電圧VDが予め定めた許容電圧に相当する基準電圧Vregを超えたか否かを検出し、二次電池220の電圧VDが予め定めた許容電圧に相当する基準電圧Vregを超えた場合には、リミット制御信号SLIMを“H”レベルとする。
これにより第1トランジスタスイッチ242は、オン状態となり、時計側コイル210の出力端子間で閉ループを形成することにより二次電池220を時計側コイル210から電気的に切断する。
この結果、バイパス電流ISが流れ、電池電圧VDが許容電圧Vregを超過しないように制御されることとなる。
【0024】
[1.5.1] 消費電流ILの減少が急激な場合
次に消費電流ILの減少が急激な場合について図5のタイミングチャートを参照して説明する。
この場合において、時計側コイル210を介して入力される入力電流IINは、15[mA]であり、初期状態(図5中、時刻t1)における負荷232の消費電流ILは10[mA]であるものとする。
時刻t2に示すように消費電流ILの減少(10[mA]→0.1[mA])がコンパレータ241の応答特性以上に急激な場合には、負荷232の消費電流ILの変化を観察することはできるが、リミッタ回路231の第1トランジスタスイッチ242は、オフ状態のままである。
このとき、消費電流検出回路230は、消費電流ILが急激に減少した旨を制御回路236に通知することとなる。
【0025】
この結果、時刻t2において、制御回路236は、図5(c)に示すように、“L”レベルの制御信号S1を出力する。
これにより、第2トランジスタスイッチ243をオン状態とし、図5(e)に示すように、第1トランジスタスイッチ242のゲート電圧VGを強制的に“H”レベルとして第1トランジスタスイッチ242をオン状態とし、バイパス電流ISを急激に増加させる(0[mA]→15[mA];図5(f)参照)。
この結果、図5(g)に示すように実質的な充電電流Ijは増加しないため、二次電池220の充電時電圧VDが許容電圧Vregを超過することを防止することができる。
その後、リミッタ回路231のコンパレータ241が追従可能な時間が経過すると、二次電池220の電圧VDが予め定めた許容電圧に相当する基準電圧Vregを超えたか否かを検出し、二次電池220の電圧VDが予め定めた許容電圧に相当する基準電圧Vregを超えた場合には、リミット制御信号SLIMを“H”レベルとする。
これにより第1トランジスタスイッチ242のゲート電圧VGを強制的に“H”レベルとしなくてもオン状態のまま、維持することができるため、時刻t3において、制御回路236は、制御信号S1を再び“H”レベルとし、第2トランジスタスイッチ243をオフ状態とする。
従って、二次電池220の充電時電圧VDが許容電圧Vregを超過することはない。
【0026】
[1.6] 第1実施形態の効果
以上の説明のように、本第1実施形態によれば、充電時において、二次電池の電圧が許容電圧を超えることはないので、充電に伴う二次電池の劣化を抑制することが可能となる。
【0027】
[2] 第2実施形態
[2.1] 第2実施形態の構成
図6に第2実施形態の電子時計のリミッタ回路の周辺の回路構成を示す。
図6において、図3の第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。
第2実施形態のリミッタ回路231Aが第1実施形態のリミッタ回路231と異なる点は、第1トランジスタスイッチ242のゲート電圧VGの電圧降下速度を遅延させるための遅延回路250を備えた点である。
遅延回路250は、コンパレータ241の出力端子と第1トランジスタスイッチ242のゲート端子との間に接続された抵抗R1と、第1トランジスタスイッチ242のゲート端子と抵抗R1との接続点と接地側電源との間に接続されたコンデンサC1とを備えて構成されている。
この遅延回路250を設けた理由は、コンパレータ241の応答前にゲート電圧VGが低下して、充電電流Ijが不本意に上昇するのを避けるためである。
より具体的には、図7(a)に示すように時刻t3(図5における時刻t3と同一タイミング)において、制御信号S1が“L”レベルから“H”レベルに遷移した場合に、図7(c)に示すように、第1トランジスタスイッチ242のゲート電圧VGを緩やかに低下させ、その間にコンパレータ241が動作可能な状態に移行し、充電電流Ijが図7(e)に示すように急激に増加しないようにしているのである。
【0028】
[2.2] 第2実施形態の効果
以上の説明のように、本第2実施形態によれば、コンパレータ241の応答前にゲート電圧VGが低下して、充電電流Ijが不本意に上昇するのを防止し、ひいては、充電時において、二次電池の電圧が許容電圧を超えるのを確実に防止することができる。
【0029】
[2.3] 第2実施形態の変形例
図8に第2実施形態の変形例を示す。
図8において、図6の第2実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。
第2実施形態の変形例のリミッタ回路231Bが第2実施形態のリミッタ回路231Aと異なる点は、制御信号S1が“H”レベルの場合のコンパレータ241の出力信号の遅延を防止することが可能であり、かつ、第1トランジスタスイッチ242のゲート電圧VGの電圧降下速度を遅延させることが可能な遅延回路250Aを備えた点である。
遅延回路250Aは、コンパレータ241の出力端子に入力端子が接続されたインバータ251と、インバータ251の出力端子にゲート端子が接続された第3トランジスタスイッチ252と、第3トランジスタスイッチ252のソース端子と接地側電源との間に接続された抵抗R2と、第3トランジスタスイッチ252のソース端子と接地側電源との間に接続されたコンデンサC2とを備えて構成されている。
遅延回路250Aの制御信号S1が“L”レベルから“H”レベルに遷移した場合の動作は第2実施形態と同様である。
しかしながら、制御信号S1が“H”レベルの状態においては、コンパレータ241の出力信号は、インバータ251を介して、第3トランジスタスイッチ252に伝達され、抵抗R2及びコンデンサC2の影響をあまり受けることなく、遅延量を低減して第1トランジスタスイッチ242を動作させることができる。
【0030】
[3] 第3実施形態
[3.1] 第3実施形態の構成
図9に第3実施形態の電子時計のリミッタ回路の周辺の回路構成を示す。
図9において、図3の第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。
第3実施形態のリミッタ回路231Cが第1実施形態のリミッタ回路231と異なる点は、二次電池220の充電時電圧を検出する電圧検出回路260を備え、二次電池の電池電圧VDが予め複数の既定値電圧(図9においては、3種類)をさだめ、既定値電圧と電池電圧VDの関係に基づいて制御信号S1〜S3を出力し、リミッタ回路231Cの動作あるいはバイパス電流I Sを制御するように構成した点である。
リミッタ回路231Cは、リミッタ回路231と同一の構成に加えて、二次電池220の充電時電圧を検出する電圧検出回路260と、制御回路236からの制御信号S3によりオン状態となり、コイル210を第1トランジスタスイッチ242に直列に接続する第4トランジスタスイッチ262と、制御回路236からの制御信号S2よりオン状態となり、コイル210を抵抗R3を介して第1トランジスタスイッチ242に直列に接続する第3トランジスタスイッチ261と、を備えて構成されている。
【0031】
[3.2] 第3実施形態の動作
次に図10を参照して、リミッタ回路231Cの主要動作について説明する。
時刻t1に示すように、負荷電流ILが最も急激に減少した場合(11[mA]→0.1[mA])には、負荷電流ILが急激に減少した旨を電圧検出回路260の電圧検出結果に基づいて判別し、制御回路236は、制御信号S1及び制御信号S3を“L”レベルとする。
これにより第2トランジスタスイッチ243及び第4トランジスタスイッチ262は、オン状態となり、第1トランジスタスイッチ242は、直ちにオン状態となって、バイパス電流ISが流れることとなる。
このとき、第4トランジスタスイッチ262によりバイパス電流ISは抵抗R2及びR3を介さずに流入することとなり、大きなバイパス電流IS(=15[mA])を流すことが可能となる。
また、時刻t2に示すように、負荷電流ILが急激に減少した場合(7[mA]→0.1[mA])には、負荷電流ILが急激に減少した旨を電圧検出回路260の電圧検出結果に基づいて判別し、制御回路236は、制御信号S1及び制御信号S2を“L”レベルとする。
【0032】
これにより第2トランジスタスイッチ243及び第3トランジスタスイッチ261は、オン状態となり、第1トランジスタスイッチ242は、直ちにオン状態となって、バイパス電流ISが流れることとなる。
このとき、第3トランジスタスイッチ261によりバイパス電流ISは抵抗R3のみを介して流入することとなり、中位のバイパス電流IS(=11[mA])を流すことが可能となる。
さらに時刻t3に示すように、負荷電流ILがやや急激に減少した場合(1[mA]→0.1[mA])には、負荷電流ILが急激に減少した旨を電圧検出回路260の電圧検出結果に基づいて判別し、制御回路236は、制御信号S1のみを“L”レベルとする。
これにより第2トランジスタスイッチ243は、オン状態となり、第1トランジスタスイッチ242は、直ちにオン状態となって、バイパス電流ISが流れることとなる。
このとき、バイパス電流ISは抵抗R2及びR3を介して流入することとなり、小さなバイパス電流IS(=7[mA])を流すことが可能となる。
【0033】
[3.3] 第3実施形態の効果
以上の説明のように、本第3実施形態によれば、二次電池の電圧に応じてバイパス電流を制御することができるため、二次電池の劣化を防止しつつ、充電効率を向上させることができる。
【0034】
[3.4] 第3実施形態の変形例
[3.4.1] 第1変形例
以上の第3実施形態においては、バイパス経路に抵抗R2、R3のうちいずれかを挿入することによってバイパス電流ISを制御する構成を採っていたが、本第1変形例は、第1トランジスタスイッチのゲート電圧を制御することによりバイパス電流ISを制御する場合の例である。
本第3実施形態の第1変形例のリミッタ回路231Dは、図11に示すように、直列に接続された、抵抗R4、R5、R6を有する分圧回路271と、制御回路236からの制御信号S4によりオン状態となり、電源電圧を実効的に抵抗R5と抵抗R6で分圧させ制御電圧VCを生成させるトランジスタスイッチ272と、制御回路236からの制御信号S5によりオン状態となり、電源電圧をそのまま出力し制御電圧VCを生成させるトランジスタスイッチ273と、を備えて構成されている。
これにより、第1トランジスタスイッチ242のゲート電圧VGは、電源電圧を抵抗R4及び抵抗R5の合成抵抗と抵抗R6で分圧させることにより得られる制御電圧VC、電源電圧を実効的に抵抗R5と抵抗R6で分圧させることにより得られる制御電圧VCあるいは電源電圧をそのまま出力することにより得られる制御電圧VCのいずれかに対応するものとすることができ、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
[3.4.2] 第2変形例
以上の説明においては、バイパス電流ISを3段階に制御する場合について述べたが、さらに同様の考え方により4段階以上に制御することも可能である。
【0035】
[4] 実施形態の変形例
[4.1] 第1変形例
上記実施形態においては、充電状態の判別を、二次電池220の電圧に基づいて判別していたが、二次電池の充電電流変化に基づいて判別するように構成することも可能である。
【0036】
[4.2] 第2変形例
上記実施形態においては、負荷の大きさを消費電流検出回路を用いて検出していたが、重負荷を検出する重負荷検出回路を用いるように構成することも可能である。
【0037】
[4.3] 第3変形例
上記実施形態では、電子機器としてステーション100、被充電電子機器として電子時計200を例にとって説明したが、これに限らず、例えば、電動歯ブラシや、電動ひげ剃り、コードレス電話、携帯電話、パーソナルハンディフォン、モバイルパソコン、PDA(Personal Digital Assistants:個人向情報端末)などの二次電池を備える被充電機器と、その充電機器とに適用可能である。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、二次電池の電圧が許容電圧近傍にある場合であっても、負荷の消費電流、負荷の大きさに基づいて、急激に充電電流が変化した場合であっても、当該変化に追従して充電に伴う充電電流を制御し、二次電池の電圧が許容電圧を超過しないように制御するので、二次電池の劣化を抑制し、二次電池の長寿命化ひいては、当該二次電池を搭載した電子機器の長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかるステーションおよび電子時計の構成を示す平面図である。
【図2】 本発明の実施形態にかかる同ステーションおよび電子時計の構成を示す断面図である。
【図3】 第1実施形態の電子時計の主要部の概要構成ブロック図である。
【図4】 二次電池の充電時電圧を説明するための図である。
【図5】 第1実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】 第2実施形態の電子時計の主要部の概要構成ブロック図である。
【図7】 第2実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図8】 第2実施形態の変形例の電子時計の主要部の概要構成ブロック図である。
【図9】 第3実施形態の電子時計の主要部の概要構成ブロック図である。
【図10】 第3実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図11】 第3実施形態の変形例電子時計の主要部の概要構成ブロック図である。
【図12】 従来例の電子時計の主要部の概要構成ブロック図である。
【図13】 従来の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
100……ステーション、
104……表示部、
110……ステーション側コイル、
200……電子時計、
210……時計側コイル、
220……二次電池、
230……消費電流検出回路、
231……リミッタ回路、
232……負荷、
236……制御回路、
237……入力部、
238……表示部、
239……逆流防止ダイオード、
241……コンパレータ、
242……第1トランジスタスイッチ、
243……第2トランジスタスイッチ
Claims (11)
- 外部からの充電が可能な蓄電装置と、前記蓄電装置に蓄えられた電力により駆動される負荷装置とを有する電子機器において、
前記蓄電装置の充電電圧が所定の許容電圧を超えないように、前記蓄電装置へ流れる充電電流を予め定めた所定量だけバイパスする充電電流バイパス手段と、
前記負荷装置の消費電流の変化を監視し、前記消費電流の減少の変化率に基づいて前記充電電流を前記充電電流バイパス手段を介してバイパスさせる強制バイパス手段と
を備えたことを特徴とする電子機器。 - 外部からの充電が可能な蓄電装置と、前記蓄電装置に蓄えられた電力により駆動される負荷装置とを有する電子機器において、
前記蓄電装置の充電電圧が所定の許容電圧を超えないように、前記蓄電装置へ流れる充電電流を予め定めた所定量だけバイパスする充電電流バイパス手段と、
前記負荷装置の負荷の変化を監視し、前記負荷の減少の変化率に基づいて前記充電電流を前記充電電流バイパス手段を介してバイパスさせる強制バイパス手段と
を備えたことを特徴とする電子機器。 - 請求項1または請求項2記載の電子機器において、
前記強制バイパス手段は、前記充電電流バイパス手段における前記充電電流の流路抵抗値を強制的に低下させる抵抗値制御手段を備えたことを特徴とする電子機器。 - 請求項1または請求項2記載の電子機器において、
前記充電電流バイパス手段は、抵抗素子と、逆流防止素子と、前記抵抗素子を前記逆流防止素子を介して前記蓄電装置に並列に接続する第1スイッチ手段と、を備え、
前記強制バイパス手段は、前記第1スイッチ手段を制御して強制的に前記抵抗素子を前記蓄電装置に並列に接続する第2スイッチ手段と、前記第2スイッチ手段を制御する第2スイッチ制御手段と、を備えた、
ことを特徴とする電子機器。 - 請求項4記載の電子機器において、
前記第1スイッチ手段は、コンパレータであり、前記抵抗素子は、前記コンパレータ出力が制御信号として制御端子に入力されたトランジスタであり、
前記第2スイッチ手段は、前記制御端子に前記トランジスタを強制的にオン状態とする制御信号を出力するトランジスタである、
ことを特徴とする電子機器。 - 請求項1または請求項2記載の電子機器において、
前記充電電流バイパス手段は、抵抗値を可変可能な可変抵抗手段と、
前記可変抵抗手段の抵抗値を充電電流あるいは前記許容電圧に基づいて制御する抵抗値制御手段と、
を備えたことを特徴とする電子機器。 - 請求項1または請求項2記載の電子機器において、
前記充電電流を前記充電電流バイパス手段を介して強制的にバイパスさせた後、復帰させる際の復帰速度を低下させる復帰速度抑制手段を備えたことを特徴とする電子機器。 - 外部からの充電が可能な蓄電装置と、前記蓄電装置に蓄えられた電力により駆動される負荷装置とを有する電子機器の制御方法において、
前記蓄電装置の充電電圧が所定の許容電圧を超えないように、前記蓄電装置へ流れる充電電流を予め定めた所定量だけバイパスする充電電流バイパス過程と、
前記負荷装置の消費電流の変化を監視し、前記蓄電装置の充電電圧が所定の許容電圧を超えないように、前記消費電流の減少の変化率に基づいて前記充電電流をバイパスさせる強制バイパス過程と
を備えたことを特徴とする電子機器の制御方法。 - 外部からの充電が可能な蓄電装置と、前記蓄電装置に蓄えられた電力により駆動される負荷装置とを有する電子機器の制御方法において、
前記蓄電装置の充電電圧が所定の許容電圧を超えないように、前記蓄電装置へ流れる充電電流を予め定めた所定量だけバイパスする充電電流バイパス過程と、
前記負荷装置の負荷の変化を監視し、前記蓄電装置の充電電圧が所定の許容電圧を超えないように、前記負荷の減少の変化率に基づいて前記充電電流をバイパスさせる強制バイパス過程と
を備えたことを特徴とする電子機器の制御方法。 - 請求項8または請求項9記載の電子機器の制御方法において、
前記強制バイパス過程は、前記充電電流をバイパスするための前記充電電流の流路の抵抗値を強制的に低下させる抵抗値制御過程を備えたことを特徴とする電子機器の制御方法。 - 請求項8または請求項9記載の電子機器の制御方法において、
記充電電流をバイパスするための前記充電電流の流路には、抵抗素子と、逆流防止素子と、前記抵抗素子を前記蓄電装置に前記逆流防止素子を介して並列に接続する第1スイッチと、が介挿され、
前記強制バイパス過程は、前記第1スイッチを制御して強制的に前記抵抗素子を前記蓄電装置に前記逆流防止素子を介して並列に接続する強制スイッチ制御過程を備えた、
ことを特徴とする電子機器の制御方法。
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