JP3887427B2 - コーティングされていないテクニカル織布を製造する方法 - Google Patents

コーティングされていないテクニカル織布を製造する方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、合成繊維糸から成る、目的に合わせて調節された通気性を備えたコーティングされていないテクニカル織布を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
目的に合わせて調節された通気性を備えたコーティングされていないテクニカル織布は、いくつかの使用分野において極めて重要である。低い通気性が帆織布やパラシュート織布のために必要とされる。特にこのような要求は、エアバッグの接触部分に使用される織布に当てはまる。
【0003】
エアバッグは多くの場合、異なる通気性を備えた2つの織布部分から製造される。エアバッグの接触部分はエアバッグ作用時には車両乗員に向いており、エアバッグ内に流入するガスがこの接触部分に向かって流れる。このような接触部分には、500Paの試験差圧で測定して、10 l/dm2・minを下回る極めて低い通気性が要求される。しかし車両衝突時に車両乗員を柔らかく受け止めることを保証するために、エアバッグに流入したガスの一部が、車両乗員の跳ね返り時に漏れ出るという条件が満たされなければならない。このような理由から、このエアバッグは比較的低い通気性を備えた織布部分の他に、汎用の形式においてフィルタ部分と見なされる比較的高い通気性を備えた織布部分をも有している。このような織布部分は、エアバッグからガスを調量して漏れ出させることの他に、発生器ガスによって連れ去られた部分的に極めて高温の粒子を受け止めるという課題をも有している。エアバッグのフィルタ部分に対しては、車両タイプに応じて、500Paの試験差圧で測定して20〜120 l/dm2・minの通気性が要求される。この場合、極めて低い通気性が要求されるような織布の場合と同様に、製造緒条件が、要求される通気性に極めて正確に調和されなければならない。
【0004】
しかし、目的に合わせて調節された通気性を備えたコーティングされていないテクニカル織布は、エアバッグにとってだけでなく、ガス濾過や、スプリングクッションなどの製造のような他の分野にとっても極めて重要である。
【0005】
エアバッグは一体的に製織される。この場合、織機により織布密度を変化させることによって、異なる通気性を備えた各領域を製造するか、または、異なる通気性を備えた2つの織布を互いに縫い合わせる。
【0006】
部分的には、エアバッグの接触部分や、低い通気性が要求されるようなテクニカル織布の他の分野には、コーティングされた織布が使用される。このようなコーティングされた織布は、高い製造コストの他に、幾つかの使用上の欠点を有している。このことは特にエアバッグに当てはまる。従って、比較的低い通気性ならびに目的に合わせて調節された通気性を備えた、コーティングされていない織布の製造方法が開発された。このために、欧州特許出願公開第436950号明細書および同第523546号明細書には、簡単に実施可能な湿式法が、相応の乾燥緒条件と共に記載されている。収縮を目的に合わせて生ぜしめることによって、織布凝縮が良好に影響可能かつ制御可能な規模で達成される。比較的低い通気性を備えたコーティングされていないテクニカル織布を製造するための別の可能性は、欧州特許出願公開第314867号明細書および同第453678号明細書に記載されたようなカレンダ法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
目的に合わせて調節された、特に比較的低い通気性を備えたコーティングされていないテクニカル織布の製造コストは比較的低廉ではあるが、しかし、このような織布の製造コストをさらに減じ、低廉な方法を開発する課題が生じた。
【0008】
従来は不連続的に実施されていた、収縮を生ぜしめる湿式法を、製織プロセスに組み込むことが可能であり、ひいては、目的に合わせて調節された通気性を備えた、コーティングされていないテクニカル織布の製造コストを、さらに著しく減じることが可能であることが判った。
【0009】
製織プロセスに湿式法を導入する方法は既に開示されている。ドイツ連邦共和国特許出願公開第2849596号明細書において「収縮浴」(Schrumpfbad)について言及されている。しかしながら、このような呼称が何を意味するかは説明されていない。上記明細書の図6および図7に示されているように、このような浴は乾燥ゾーンの背後に配置されている。このような浴は明らかに、有利には仕上げ剤を塗布するのに役立つ。しかし、目的に合わせて調節された通気性を備えたテクニカル織布を製造するには、このような方法は、湿式処理ゾーンが乾燥装置の背後に配置されているので適していない。さらにこの明細書には、このようなテクニカル織布のために調節すべき方法パラメータに関する記述がない。
【0010】
類似の方法はオーストリア国特許第240807号明細書に記載されている。この公知の方法においても製織フィールドを出た後、織布は液浴を通って通走する。有利には液体金属浴が使用される。しかし上記明細書からも図面からも、このような方法において収縮が生じるのを認識することはできない。乾燥装置は設けられていない。この明細書にも、目的に合わせて調節された通気性を備えたテクニカル織布を製造するために留意すべきパラメータのための記述はない。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の構成では、織機によって連続的に、製織動作直後に、20〜100℃の温度の水性浴で織布の収縮を生ぜしめ、次いで該織布を、乾燥ゾーンを通して通走させ、処理トラフの前後に設けられた、織布の速度を規定するユニットによって織布の速度を制御し、処理トラフの後部に設けられた少なくとも1つのユニットを、処理トラフの前部に設けられたユニットよりも2〜12%だけ低速運転するようにした。
【0012】
【発明の効果】
本発明による方法の場合、製織動作直後に、織機の背後に組み込まれたトラフにおいて、水性媒体中で目的に合った収縮が生ぜしめられ、次いで乾燥が行なわれる。このような処理は、織布凝縮を生ぜしめ、ひいては所定のグループに属するテクニカル織布においては特に重要な、通気性の減小を生ぜしめる。織布凝縮の程度は、織布製造のために使用された糸の収縮特性、ならびに調節された方法パラメータに極めて大きく関連する。
【0013】
本発明による方法を実施するために、スペース事情が湿式処理のためのゾーンの組込みを許す限り、いずれの任意の織機によっても作業を行なうことができる。このために、例えばグリッパ織機を装備変更して、生産方向で見て織機の後方部分に、浸漬トラフがこれに続く乾燥部分と共に組み付けられるようにすることができる。
【0014】
ウォータジェット織機を使用する際に注目されたのは、高い収縮能力を備えた糸を含有する織布の場合には、既に製織フィールドにおいて部分的な収縮が生ぜしめられ得ることである。このような事情は、湿式処理が組み込まれた方法を実施する際にグリッパ織機を用いる場合の諸条件を、ウォータジェット織機を用いる場合に転用したい時に考慮しなければならない。
【0015】
【実施例】
図1は製織プロセスに組み込まれた仕上げゾーンを示している。経ビーム1から、製織しようとする経糸が、横入れが行なわれる本来の製織フィールド2に移動する。織機の、製織時の張力を保持するために必要な汎用の装置として形成された布巻きビーム3aと、搬送兼変向ローラ3b,3cとを介して、織機によって製造された織布が、作業員の監視スタンド4の下方を通って搬送ローラ対5に向かって走行し、この搬送ローラ対5によって、織機からの織布の引き出しが保証される。次いで、この織布は処理トラフ6に導入される。処理トラフ6に設けられた両ガイドローラ7a,7bは織布の浸漬区間を生ぜしめる。流入導管8を介して、リザーブタンク9から新鮮な浴液が供給される。オーバフロートラフ10を介して、使用済みの汚染された浴液が導管11を通って流出する。トラフ出口に取り付けられたローラ対12は過剰浴液のスクィージングを行なう。処理トラフ6における処理のあと、織布は乾燥ゾーン13に走入され、この場所で乾燥させられる。織布の搬送は、乾燥ゾーン13の出口に取り付けられた搬送ローラ対14によって行なわれる。変向ローラ15を介して、織布は布巻きビーム16に向かって移動させられ、この布巻きビームに巻き取られる。
【0016】
図1に示された運転形式は単なる一例にすぎず、本発明はこれに限定されるものではない。従って他の走出機構も考えられる。例えば、浴が布巻きの直接背後に配置されてよい。
【0017】
本来の製織フィールド2の背後に取り付けられた処理トラフ6には水が存在している。この水は場合によっては界面活性剤の添加物を含有してよい。このような界面活性剤は、製造プロセスの糸に含有された調剤をより良好に洗浄するために役立つ。使用しようとする界面活性剤の種類および濃度は、繊維当業者によく知られている。
【0018】
処理トラフ6には、リザーブタンク9から処理浴液が後供給される。このリザーブタンク9をそれぞれ1つの装置のためにだけ設けることができる。空間的に互いに隣接する複数の装置を運転する場合には、このようなリザーブタンクは、全ての装置のための中央リザーバとして構成することもできる。このような中央の供給ステーションは特に繊維仕上げ産業分野においてはよく知られている。
【0019】
浴における処理温度は20〜100℃であってよい。60〜95℃の温度範囲が有利である。特に有利なのは90〜95℃の範囲である。所望の収縮作用は処理温度に関連する。より高温の場合、低温の場合よりも著しい収縮が得られる。
【0020】
図2は処理浴において生じる収縮と浴温度との関係を示している。横座標には、水性浴における処理温度が20℃の間隔で示されている。縦座標には、達成された収縮作用度が%で示されている。ここで為された%の記述は、出発長さに関連した、織布の長さ変化を示したものである。織布製造のために使用された糸の高温空気収縮値は、このような実験系列において、190℃で測定して9.5%であった。
【0021】
60℃より低い比較的低温において既に収縮が行なわれることが判った。しかしながら、例えばエアバッグ接触織布に要求されるような、極めて低い通気性を備えた織布を製造するには、このような温度範囲における収縮作用は十分ではない。この場合には一層高い処理温度が必要となる。所期の織布凝縮、ひいては所望の低い通気性を達成するためには、90〜95℃の温度範囲で作業することが有利である。この範囲では、所望の収縮作用が極めて良好に得られる。
【0022】
しかし、必要な収縮作用だけのためにこの作業を沸点付近で行なおうというのではない。そればかりか織布に存在する調剤を完全に除去するためにも、比較的高温における作業が有利と言える。繊維製造時から、織布製造のために専ら使用されたフィラメント糸は調剤を含有している。このような調剤が織布に留まっていることは望ましくない。このような調剤の残留分は滞積時間が長いと、例えばエアバッグの場合に言えるように、微生物の培養基を生成することがある。このことはきわめて不都合である。調剤の他に、織布には糊が含有されていることもある。この糊もやはりこの処理時に除去しなければならない。
【0023】
しかしながら、沸点付近の湿式処理は、このような温度範囲においては避けられない蒸気生成の点で問題を孕んでいる。このような理由から、処理トラフ6の上方に、図1には示されていない蒸気除去装置が取り付けられていると有利である。
【0024】
これとは別に、処理トラフ6をカバーすることも可能である。このような場合、織布の走入・走出のためのシールリップが設けられなければならない。この場合、スクィーズローラ対12をカバーに組み込まなければならない。これにより、スクィージングされた処理浴液がカバープレートに留まることが回避される。さらに、スクィーズローラ対をカバーに組み込むことができない場合、スクィージングされた浴液のための小さな捕集トラフを組み付けることも可能である。こうして、このスクィージングされた浴液は処理トラフ6または流出導管11に供給することができる。
【0025】
図3は、初めに述べた形で構成された、つまりカバーを備えた処理トラフを示している。織布の走行方向は矢印によって示されている。ローラ対5からか、または直接布巻きビーム3aから来て、織布はシールリップ17a,17bを介して処理トラフ6に走入する。この処理トラフはカバープレート18を備えている。このカバープレートは最大浴液面高さ19の上方に配置されている。ガイドローラ7a,7bを介して浴を通走したのち、収縮した織布はスクィーズローラ対12を介して処理浴を出て、この場所でスクィージングされる。シールリップ20aは、スクィーズローラ対12の、走行方向で見て左側のローラとカバープレート18との間のギャップをシールしており、シールリップ20bは、走行方向で見て右側のローラと浴の容器壁との間のギャップをシールしている。図1に示されているように、新鮮な浴液の供給は、流入導管8を介して行なわれる。オーバフロートラフ10を介して、使用済みの浴液は導管11を通って流出する。
【0026】
収縮作用にとって重要なのは、浴における滞留時間である。この場合、処理しようとする織布が、十分に長い滞留時間によって浴の処理温度を得ることがその都度保証されなければならない。この滞留時間は布速度、つまり製織速度に関連し、さらに処理トラフの大きさにも関連する。従って、処理トラフの形は、できる限り長い浸漬区間が実現されるように選択するのが望ましい。
【0027】
しかしながら、織機によって規定された遅い布速度は、いずれの場合にも所望の滞留期間を得るための極めて有利な条件となる。例えば300/minの横入れ時には布速度は15cm/minである。800/minの横入れ数で作業可能な高出力織機による製織時には、布速度は40cm/minである。このような数はそれぞれ、繊度470dtexと20/cmの糸番手とを備えたフィラメント糸による平織の織布に関連している。このような織布構造は例えばエアバッグのための接触織布の場合に汎用である。
【0028】
図1および図3に示した、処理トラフ6を通る織布ウェブのガイドは一例にすぎず、本発明はこれに限定されるものではない。例えば付加的な変向ローラが浴に取り付けられていてよく、これにより浸漬区間が延長される。
【0029】
図4はそのような布ガイドを示している。処理トラフ6に走入する織布は先ず下方に向かってローラ7aを介して案内され、次いで上方に向かって変向ローラ21を介して案内され、次いで再び下方に向かってローラ7bを介して案内され、さらに、再び上方に向かってスクィーズローラ対12に案内される。図1に示されたように、流入導管8を介して新鮮な浴液の供給が行なわれる。オーバフロートラフ10を介して、使用済みの浴液は導管11を介して流出する。
【0030】
図4において変向ローラ21によって示されたような1つのローラの代わりに、浴の上側部分に複数のローラが取り付けられていてもよい。この場合、これに対応してトラフの下側部分も複数のガイドローラを有していなければならない。
【0031】
しかしながら、複数の変向ローラを介した走行は、所望の収縮作用の点でやはり問題を孕んでいる。それというのは、問題のない走行はある程度の張力を必要とするものの、収縮作用を損なう訳にはいかないからである。しかし、個々の変向ローラの異なる速度を可能にする制御技術的な装置が対応している場合には、このような走行形式も可能である。
【0032】
別の変化形では、浴を通る織布はころコンベアに張設されて案内される。これに相当する装置は、繊維仕上げ産業においてもよく知られている。このような変化形においては、織布はいかなる緊張もなしに処理浴を通って走行する。これにより、自由な収縮のための良好な条件がもたらされる。さらに、浴における極めて高い滞留時間が達成される。
【0033】
トラフの形状も、図1に示したようなU字形に限定されるものではない。例えば長い脚面を有するV字形のトラフも使用可能である。
【0034】
いずれの場合にも、浴と織布との間の良好な温度交換が達成され、しかも織布から分離した調剤もしくは糊を導出するために、浴のある程度の乱れが得られなければならない。このことは、例えば浴に超音波照射を施すことにより達成される。これとは別に、処理トラフの寸法が許す限り、羽根付きローラを浴に取り付けることも可能である。この羽根付きローラによって浴循環が促進される。
【0035】
湿式処理時の収縮作用は、織布を処理トラフに走入させる速度の早めによって著しく大きく左右される。速度の早めによる運転時にのみ、湿式処理時の所望の収縮を得ることが可能である。この早め度は、処理トラフの前後に取り付けられた両搬送ローラ対5,14相互間の速度差から生ぜしめられる。早め度とはつまり、布ウェブの速度を規定する2つまたはそれ以上のユニット相互間のそれぞれの速度差のことである。他の処理パラメータの選択に応じて、さらに、生じる収縮の程度に応じて、早め度は2〜12%である。このことは、ローラ対5の速度がv1である場合、乾燥ゾーン13の背後に取り付けられたローラ対14は速度v5=v1−(2〜12%v1)で運転されることを意味する。
【0036】
適当な早め度の選択は、織布製造のために使用された糸の出発収縮に関連して行なわれる。例えばエアバッグのための接触織布の製造時には、完成織布の通気性をできる限り小さくするために、高い収縮レベルを備えた糸を使用することが必要となる。この場合、十分な収縮作用を得るために、調節しようとする早め度は6〜12%である。
【0037】
小さな収縮能力を備えた糸から製造された、エアバッグのためのフィルタ織布の場合、2〜5%の早め度で十分である。
【0038】
前記の数字は、ポリアミド糸から成るエアバッグ織布に関連する。エアバッグ織布の製造のためにポリエステル糸を使用すると、水性浴では僅かな収縮しか生じない。この場合には2〜4%の早め度で運転すれば十分である。この場合、この早め度は、図1に示したローラ対5,12の速度差によって規定される。
【0039】
いずれの場合も、要求された通気性のために必要な収縮作用を達成する一方で、織布の問題のない走行のために必要な張力をも得るために、予備実験によって、選択すべき早め度を規定することが望ましい。
【0040】
さらに若干変更を加えた運転形式において、図1に示したガイドローラ7a,7bを濾過ドラムとして構成することもできる。このような機構の場合、これらの濾過ドラムによって、処理浴は織布を通して吸い込まれる。同時にこれらの濾過ドラムの駆動によって、速度調整も行なわれる。それというのは、これらの濾過ドラムは織布のための保持機構として作用するからである。さらに、このような運転形式は良好な浴循環をも可能にする。
【0041】
例えば、濾過ドラムとして構成されたガイド機構7a,7b相互間の速度差v5<v1を調節することができる。この場合、ガイド機構7aが速度v1で回転し、ガイド機構7bが速度v5で回転する。搬送ローラ対5の速度もやはりv1であってよい。または、搬送ローラ対5が速度v1で運転され、かつ濾過ドラム7aが速度v2で運転される。この場合、v2<v1である。場合によっては、この場合、図1において搬送ローラ対5として示された保持機構を変向ローラとして構成してもよい。このような構成でもなお、両濾過ドラム相互間の速度調整を行なうことができる。
【0042】
同様に、濾過ドラム7bをローラ対12と同じ速度v5で運転することができる。または、濾過ドラム7bが速度v3で運転され、かつローラ対12が速度v4で運転される。この場合、v3>v4である。
【0043】
処理トラフ6の背後に取り付けられたローラ対12は、過剰の浴のスクィージングを行なうという課題を有しているだけでなく、このローラ対12は搬送ローラ対14を助成するためにも役立つ。従って、スクィーズローラ対12は搬送ローラ対14の速度v5で運転することができる。しかし、乾燥ゾーンにおいて織布のさらに別のリラックス処理を行ない、スクィーズローラ対12を速度v4で運転し、搬送ローラ対14を速度v5で運転すると有利である。この場合v5<v4である。どのような速度調節を選択するかは、処理しようとする織布の局部的な緒条件および種類に著しく関連する。しかし、いずれの場合にも、v5<v1およびv4<v1の関係が当てはまる。v5とv4との関係についてはv5<v4またはv5=v4が当てはまる。しかし、このv5=v4の関係は、ポリアミド織布に対してしか用いることはできない。ポリエステル織布に対しては、いずれの場合にもv5<v4の関係が当てはまらなければならない。ローラ対12において調節しようとするスクィージング度は、布速度と乾燥ゾーンの容量とに極めて大きく関連している。高いスクィージング度、例えばポリアミド織布の場合には50%のスクィージング度を、問題のない乾燥のために得なければならない。スクィージング度とは、乾燥された織布の重量に対して、スクィージング後に織布にまだ存在する処理浴液の重量を%で示したものである。
【0044】
スクィージング後、布が乾燥フィールド13に走入され、この場所で乾燥される。乾燥時の織布温度は、ポリアミド繊維から成るテクニカル織布の場合、良好な耐老化性のために、150℃を超えてはならない。乾燥のための有利な温度範囲は140〜150℃である。乾燥時のこれよりも高い温度は通気性の値の悪化や耐老化性の悪化を生ぜしめる。ここに示した温度の記述は特にポリアミド繊維に当てはまる。
【0045】
例えばポリエステル繊維のような他の繊維の使用下で本発明による方法を実施する場合には、より高い乾燥温度を選択することができる。この場合、乾燥温度は190℃であってよい。ポリエステル繊維から成る織布で本発明による方法を実施する場合には、ローラ対12と搬送ローラ対14との間で速度の早めを行なうことが必要となる。それというのは、この種の繊維の場合には水性処理浴において、僅かな収縮しか生ぜしめられないからである。この場合、本来の収縮作用は乾燥ゾーンにおいて行なわれる。ローラ対12と搬送ローラ対14との間の早め度は、例えばポリエステル糸から成る、エアバッグのための接触織布の場合には4〜10%であってよく、同一の繊維材料から成るフィルタ織布の場合には1〜4%であってよい。いずれの場合にも、ローラ対12の速度v4と搬送ローラ対14の速度v5とに対してはv5<v4の関係が当てはまる。
【0046】
本発明による方法を実施するためには、赤外線乾燥が有利である。しかし別の乾燥方法を使用することもできる。
【0047】
乾燥時の蒸気放出のためには、特に乾燥装置出口に蒸気吸取り装置を取り付けると有利である。
【0048】
乾燥後にはブロワの補助手段無しに、できる限りゆっくりと冷却が行なわれなければならない。局部的な状態いかんでは、乾燥ゾーン13の出口と布巻きビーム16との間の距離が、布巻きビーム16に巻き取る前に十分な冷却を得るには十分ではないことがある。この場合には、搬送ローラ対14と変向ローラ15との間に、さらに懸吊区間を設けると有利である。
【0049】
布巻きビーム16における巻取り時には、張力が150〜300N/m織布幅の範囲内にあることが望ましい。緩速の冷却と、上記範囲内の小さな巻取り張力とに留意することは、良好な耐老化性を達成するために特に重要である。
【0050】
耐老化性とは、極端な条件下におけるストック時にも、通気性の値が十分に一定であり続けることを意味する。このような耐老化性を試験するための方法はヨーロッパ特許出願公開第523546号明細書に記載されている。
【0051】
乾燥は湿式処理過程に直接続いて連続的に行なわれると有利である。しかしながら、湿った状態で巻取り、次いで乾燥することも可能である。このために、いずれの任意の乾燥装置をも使用することができる。しかし、連続的な乾燥はいずれの場合にも経済面および方法技術面の利点をもたらす。
【0052】
ウォータジェット織機が本発明による方法を実施するために使用されると、すでに横入れのために使用された水によって、織布製造のために使用された糸の部分的な収縮が製織動作時に行なわれる。しかしこのような収縮は、所望の通気性の調節を得るためには大抵の場合十分ではない。しかし、ウォータジェット織機において場合によっては行なわれる前収縮は、調節すべき早め度の選択時に留意しなければならない。
【0053】
本発明による方法は、所望の最終通気性を備えた完成織布の製造に限定されるものではない。本発明による方法に従って前収縮が行なわれ、最終収縮が従来の形式、例えばジッガにおいて行なわれてもよい。これに適した方法は欧州特許出願公開第436950号明細書に記載されている。
【0054】
異なる速度で運転しようとするユニットの制御は、個々の駆動装置によって行なうことができ、相応に調節することができる。しかし、製織運転の制御技術的な条件に応じて、織機も、個々の搬送ローラもしくは搬送ローラ対の駆動装置も、1つのコンピュータを介して中央で制御することができる。
【0055】
休止時には、湿式処理時間が高まることは問題ではない。これに対して、乾燥装置の遮断には注意が必要である。大抵の場合、申し分なく遮断されないと、所望の冷却は十分に得られなくなる。従って、乾燥フィールドが、例えば休止時において離間させることができる旋回可能な赤外線加熱フィールドを備えるようにすることが望ましい。
【0056】
本発明による方法を実施するためには、合成繊維フィラメント糸から成る織布が使用されると有利である。しかしながら本発明による方法は、紡績繊維糸から成る織布のためにも利用することができる。この場合、繊維という概念はフィラメント糸ならびに紡績繊維の上位概念として解されなければならない。
【0057】
本発明による方法は、ポリアミド繊維から成る織布、特に、ポリアミド6.6(ポリヘキサメチレンアジポアミド)またはポリアミド4.6(ポリテトラメチレンアジポアミド)から成る繊維から形成された織布に適している。他の合成繊維も、これらが本発明による方法の実施のために必要な収縮能力を有し、しかもテクニカル織布のために必要な強度を生ぜしめる限り、本発明による方法を実施するために、織布の形で使用することができる。
【0058】
僅かな通気性または目的に合わせて調節された通気性を備えた、コーティングされていないテクニカル織布には、230〜940dtexの糸繊度が適することが判っている。
【0059】
特にエアバッグには、235,350および470dtexの糸繊度が使用される。個別フィラメントの番手は、例えば繊度235dtexの場合、36または72であってよく、繊度350もしくは470dtexの場合、72または144であってよい。
【0060】
さらに、織布製造のために使用される糸は、少なくとも60cN/texの強度と10〜30%の伸び率とを有している。
【0061】
重要なのは糸の収縮データである。これらのデータは、製造しようとする織布の所望の通気性によって異なる。極めて低い通気性を備えた、エアバッグに用いられる接触織布に加工しようとするポリアミド糸は、190℃で測定して6〜10%の高温空気収縮値を必要としている。これに対してエアバッグに用いられるフィルタ織布に加工しようとするポリアミド糸には、190℃で測定して2〜5%の高温空気収縮値が必要である。これらの収縮値の差異は、接触織布とフィルタ織布とに対する異なる所要の通気性から生じる。接触織布における一層小さな通気性を得るためには、より密な織布、ひいては、湿式処理におけるより大きな収縮作用が必要となる。このためには、より高い出発収縮値が必要となる。
【0062】
織布製造のために使用される経糸は多くの場合、製織の前に糊付けされる。すなわち、これらの経糸はポリマー物質で被覆される。このポリマー物質は織機における良好な加工可能性を保証する。このような糊はテクニカル織布製造時に除去されるのが望ましい。このことは水性浴における処理によって行なわれる。
【0063】
特にコスト的な理由から、糊付けされていない糸の使用が度々試みられている。それどころかこのことは、ウォータジェット織機における加工のためには絶対に必要である。それというのは、糊付けされた糸の加工には常に大きな困難が伴うからである。経糸の糊付けを回避するためには、経糸のために使用しようとする糸を加撚するか、または搦み加工を施すことができる。両作業操作は化学繊維産業分野においてよく知られている。本発明による方法を実施するためには、糊付けされていない糸の使用が有利である。
【0064】
通気性の目的に合った調節のためには、製織時に横糸および経糸の糸番手が糸繊度に正確に調和されなければならない。従って、例えば、2〜5%(190℃で測定して)の高温空気収縮値を有するポリアミド6.6−糸において、470dtexの糸繊度を使用し、しかも平織の経糸および横糸においてほぼ16/cmの糸番手を用いた場合、本発明による方法を行なうと、500Paの試験差圧で測定して、ほぼ80 l/dm2・minの通気性が完成織布において得られる。糸番手が前記繊度の場合に、横糸および経糸においてほぼ19/cmに高まると、本発明による方法を採用した場合、500Paの試験差圧で測定してほぼ30l/dm2・minの通気性が得られる。
【0065】
同一の繊度の糸が、より低い通気性を備えた織布を製造するために使用されると、このような糸は190℃で測定して、6〜10%の高温空気収縮値を有していなければならない。これにより、経糸および横糸においてほぼ22/cmの糸番手を用いると、本発明による方法を用いた場合、ほぼ7 l/dm2・minの通気性が得られる。
【0066】
10 l/dm2・minを下回る低い通気性を備えた織布を製造するためには、本発明による方法を用いた場合、235dtexの糸繊度に対しては26〜30/cmの糸番手を使用し、350dtexの糸繊度に対しては18〜28/cmの糸番手を使用し、さらに470dtexの糸繊度に対しては18〜25/cmの糸番手を使用しなければならない。使用された糸はそれぞれ、6〜10%の高温空気収縮値(190℃で測定して)を有している。ここで述べた番手は平織に対して当てはまる。
【0067】
エアバッグ接触織布、および小さな通気性を備えた他のテクニカル織布に対しては、対称的な織布構造(経糸および横糸において同一またはほぼ同一の糸番手)が有利である。さらに微細な繊度に対しては、対称的な構造のななこ織2/2を選択してもよい。より高い通気性を備えた織布の場合、例えばあや織またはななこ織のような他の製織を選択してもよい。
【0068】
繊維・糸データと織布構造とに関する記述は一例にすぎず、本発明はこれに限定されるものではない。
【0069】
記載された通気性はそれぞれDIN53887に従って検出された値である。しかし、このような試験基準とは異なって、500Paの試験差圧が選択された。これにより、汎用のエアバッグ接触織布の場合と同じように、通気性が低い場合でもなおも十分な試験信号が得られる。
【0070】
上記高温空気収縮値の規定は、DIN53866第3頁に従って行なわれる。
【0071】
本発明による方法は、極めて簡単かつ廉価に、極めて低い通気性または目的に合わせて調節された高い通気性を備えたテクニカル織布を製造することができる。特に本発明による方法は、エアバッグに使用しようとする織布の製造に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】製織プロセスに組み込まれた仕上げゾーンを示した概略図である。
【図2】処理浴において生じた収縮と浴温度との関係を示した図である。
【図3】カバーを備えた処理トラフを示した概略図である。
【図4】付加的な変向ローラを備えた処理トラフを示した概略図である。
【符号の説明】
1 経ビーム、 2 製織フィールド、 3a 布巻きビーム、 3b,3c搬送兼変向ローラ、 4 監視スタンド、 5 搬送ローラ対、 6 処理トラフ、 7a,7b ガイド機構、 8 流入導管、 9 リザーブタンク、 10 オーバフロートラフ、 11 流出導管、 12 スクィーズローラ対、13 乾燥ゾーン、 14 搬送ローラ対、 15 変向ローラ、 16 布巻きビーム、 17a,17b シールリップ、 18 カバープレート、 19 浴液面高さ、 20a,20b シールリップ、 21 変向ローラ

Claims (12)

  1. 合成繊維糸から成る、目的に合わせて調節された通気性を備えたコーティングされていないテクニカル織布を製造する方法において、織機によって連続的に、製織動作直後に、20〜100℃の温度の水性浴で織布の収縮を生ぜしめ、次いで該織布を、乾燥ゾーンを通して通走させ、処理トラフの前後に設けられた、織布の速度を規定するユニットによって織布の速度を制御し、処理トラフの後部に設けられた少なくとも1つのユニットを、処理トラフの前部に設けられたユニットよりも2〜12%だけ低速運転することを特徴とする、コーティングされていないテクニカル織布を製造する方法。
  2. 前記織布の収縮を、60〜100℃の浴において生ぜしめる、請求項1記載の方法。
  3. 前記織布の収縮を、90〜95℃の浴において生ぜしめる、請求項1記載の方法。
  4. 前記織布の収縮を、20〜60℃の浴において生ぜしめる、請求項1記載の方法。
  5. 前記ユニットがローラ対であり、浴を有する処理トラフ(6)の背後に設けた両ローラ対(12,14)のうちの少なくとも1つを、処理トラフ(6)の手前に設けたローラ対よりも2〜12%だけ低速に運転する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 浴を有する処理トラフ(6)を通して織布を通走させたのちに、連続的に該織布を乾燥ゾーンを通して通走させる、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 製織のためにウォータジェット織機を使用し、該ウォータジェット織機によって所定の収縮を生ぜしめ、製織動作の直後に連続的に、製造された織布において残りの収縮を水性浴で生ぜしめる、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 500Paの試験差圧で測定して、20 l/dm2・minを下回る低い通気性を備えたコーティングされていないテクニカル織布を製造するために使用される、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 500Paの試験差圧で測定して、10 l/dm2・minを下回る低い通気性を備えたコーティングされていないテクニカル織布を製造するために使用される、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  10. 500Paの試験差圧で測定して、目的に合わせて調節された、20〜120 l/dm2・minの通気性を備えたコーティングされていないテクニカル織布を製造するために使用される、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  11. エアバッグのための接触織布を製造するために使用される、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  12. エアバッグのためのフィルタ織布を製造するために使用される、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
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