JP3240674B2 - シートベルト装置のウェビングの染色方法 - Google Patents

シートベルト装置のウェビングの染色方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両等に設置されて乗員
の拘束、保護を行なうためのシートベルト装置のウェビ
ングの染色方法に関する。特にウェビングを連続的に染
色する連続染色方法に適する。
【0002】
【従来の技術】従来のシートベルト装置のウェビングの
染色方法について第2図を参照して説明する。
【0003】第2図において、ウェビング1の原反は、
最初に染料パディング工程3に送られ、染料が付着され
る。通常は、ウェビングを染料溶液中に浸漬し、その後
絞ることにより、パディングを行なう。
【0004】パディングされたウェビングは、赤外線加
熱炉4中に導入され、120℃の熱風と接触することに
より予備乾燥される。次いで第1テンショナ5を通され
た後、熱風炉6に送られ、210〜220℃の熱風と接
触することにより染料が発色される。次いで、熱風炉6
から出たウェビングは、第2テンショナ7を通される。
【0005】前記第1テンショナ5及びこの第2テンシ
ナ7は、いずれもウェビングを挟んで送り出すピンチ
ローラ機構よりなるものであるが、第1テンショナ5
送り出し速度(ローラ周速度)と第2テンショナ7の送
り出し速度とは差があり、ウェビングはこの差を種々調
整することにより所定の伸度に調整される。
【0006】第2テンショナ7から送り出されたウェビ
ングは、リダクションクリーニング(還元洗浄工程8
に送られる。この還元洗浄は、還元剤と界面活性剤(洗
浄剤)を混合した洗浄液中にウェビングを通してウェビ
ング付着物(未染着染料)の還元処理を行なう洗浄工程
である。
【0007】還元洗浄されたウェビングは次いで湯洗工
程9に送られる。この湯洗工程ではウェビングが湯に浸
漬され、付着物が洗い落とされる。湯洗されたウェビン
グは、次いで乾燥工程10、樹脂パディング工程11、
樹脂乾燥、硬化工程12及び柔軟処理工程13を経て取
り出される。
【0008】なお、第3図(a)に従来の熱風炉の構成
を模式的に示す。この熱風炉6内には上下に多段にロー
ラ6a、6bが配設されており、ウェビング1は上段側
のローラ6aと下段側のローラ6bとの間に交互に掛け
渡され、熱風炉6内に所定時間滞留されるよう構成され
ている。
【0009】また、第4図(a)に従来の洗浄(還元洗
浄および湯洗)工程を示す。7aは水槽であり、内部に
洗浄液又は湯が貯留されている。この洗浄液又は湯に浸
漬されるようにして下段側ローラ7bが複数個配置さ
れ、液面よりも上方に別のローラ7cが複数個配設され
ている。ウェビング1は、これらローラ7c、7bの間
に交互に掛け渡され、液の中に出たり入ったりしながら
洗浄が行なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシートベル
ト装置のウェビングの染色方法においては、次のような
問題があった。 パディングされたウェビングが十分
に乾燥されるまでに多数のローラによって案内されるた
め、ウェビングに付着していた染料が多数のローラに付
いてしまう。そのため、色替えするために染料の種類を
変化させたときに、多数のローラを清掃しなければなら
ず、色替えに時間がかかっていた。 特に、熱風炉内
のローラに付着した染料は、乾固しており、きわめて落
ちにくい。そのため、熱風炉内のローラの清掃に著しく
時間がかかる。 油剤(エステル系の油を界面活性剤
で水中に分散させたもの)が付着しているウェビング原
反をそのままパディング工程に送り込んで染料槽内に浸
漬するようにしているため、染料槽内の染料水に油剤が
混入し易い。油剤が混入した染料をウェビングに付着さ
せると、発色が所期の通りとならない。 油剤が発色
炉内の高温(210〜220℃)のためタール化しウェ
ビングを汚染する。 ウェビングに油剤が残っている
ため、リダクションクリーニング時の汚れ落ちが悪い。
乾燥工程が多く、工程が長い。 洗浄時に、ウェ
ビングは液中において一方向にしか湾曲されない。ちな
みに、第4図(a)の従来例では、液中では、ウェビン
グはそのローラ接触面側にしか湾曲されない。そのた
め、洗浄液又は湯はウェビングの織組織の奥深くまで入
りにくく、洗浄が不十分になり易い。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のシー
トベルト装置のウェビングの染色方法は、ウェビング原
反に染料をパディングする工程と、その後にウェビング
を熱風炉に導入して発色させる工程とを有するシートベ
ルト装置のウェビングの染色方法において、染料がパデ
ィングされることによって湿潤状態となっているウェビ
ングをそのまま熱風炉に導入し、該熱風炉内において乾
燥と発色とを行なわせるようにしたシートベルト装置の
ウェビングの染色方法であって、前記熱風炉の内部には
ウェビング入口側の乾燥ゾーンとウェビング出口側の発
色ゾーンとが存在し、前記熱風炉内に導入されたウェビ
ングが最初に接するローラは、該熱風炉内の乾燥ゾーン
よりも下流側に配置されていることを特徴とするもので
ある。
【0012】本発明の請求項2のシートベルト装置のウ
ェビングの染色方法は、前記熱風炉の最奥部と発色ゾー
ンの出口とにそれぞれローラが設けられ、熱風炉入口か
ら熱風炉内に導入されたウェビングは、最奥部のローラ
で発色ゾーンに導入された後、発色ゾーン出口のローラ
により導出されることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項3のシートベルト装置のウ
ェビングの染色方法は、前記熱風炉の熱風は熱風炉のウ
ェビング出口から導入され、ウェビングと交流接触する
ことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項のシートベルト装置のウ
ェビングの染色方法は、請求項1ないし3のいずれか1
において、ウェビング原反を水洗して、付着していた
油剤を除去した後、含水状態のままウェビングを前記パ
ディング工程に送ることを特徴とするものである
【0015】
【作用】請求項1のシートベルト装置のウェビングの染
色方法によると、パディングされたウェビングが予備乾
燥されることなく熱風炉に導入される。このため、乾燥
工程数が少ない。
【0016】また、湿ったパディング済みウェビングが
接するローラの本数が少ないので、染料の色替えを迅速
に行なえる。なお、このウェビングは、通常の場合、ポ
リエチレンテレクタレート等の合成繊維の織布よりな
り、吸水性はきわめて乏しい。そのため、パディングさ
れたウェビングの含水量は少なく、予備乾燥を行なわな
くても十分に美麗に発色したウェビングを製造できる。
【0017】しかも、ウェビングが熱風炉内に導入され
て十分に乾燥されてから初めて該ウェビングが熱風炉内
のローラに接触する。従って、この熱風炉内のローラに
染料が付着することがなく、熱風炉内のローラへの染料
の付着乾固が防止される。従って、染料色替えをきわめ
て迅速に行なうことができる。
【0018】請求項2のシートベルト装置のウェビング
の染色方法によると、最奥部のローラと発色ゾーン出口
のローラにより、ウェビングが熱風炉に導入、導出され
る。
【0019】請求項3のシートベルト装置のウェビング
の染色方法によると、発色ゾーンにおいて高温の熱風に
より十分な発色が行われる。
【0020】請求項のシートベルト装置のウェビング
の染色方法によると、油剤を除去してからパディングす
るため、染料槽中の染料水に油剤が溶けだすことがな
い。従って、染料水の汚染が防止される。また、還元洗
浄時の汚れ落ちが良い。また、熱風炉内で油剤がタール
化しウェビングを汚染することがない。このようなこと
から、きわめて美麗に発色したウェビングを得ることが
できる。
【0021】なお、ウェビングはきわめて吸水性が乏し
いため、水洗した後、乾燥を行なうことなくパディング
に供することができる。即ち、ウェビングの含水量が少
ないため、水洗されたウェビングを染料溶液中に浸漬し
ても、染料溶液が希釈されることは全く又は殆どない
【0022】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本発明の実施例方法を説明する系統図であ
る。
【0023】ウェビング1の原反は、本実施例では、ま
ず、水洗工程2に送られ、油剤が除去される。この水洗
工程では、ウェビング1が水槽内の水に浸漬されること
により、付着していた油剤が水中に溶け出し、これによ
り油剤除去が行なわれる。油剤が除去されたウェビング
は、次いで第1テンショナ5を経て染料パディング工程
3に送られる。染料が付着されたウェビングは、そのま
ま熱風炉6に送られる。この熱風炉6内において熱風と
接触し、ウェビングは、まず、乾燥が行なわれ、その後
発色が行なわれる。
【0024】熱風炉6から出たウェビングは、第2テン
ショナ7を通過し、還元洗浄工程8及び湯洗工程9を通
過する。この湯洗工程9から出たウェビングは、乾燥さ
れることなく直ちに樹脂パディング工程11に送られ、
その後従来と同様に樹脂乾燥、硬化工程12及び柔軟処
理工程13を経て染色済みウェビングとして取り出され
る。
【0025】第3図(b)に、本実施例で用いられてい
る熱風炉6Aの構成を模式的に示す。この熱風炉6Aは
水平方向に長いものであり、仕切壁6Bにより乾燥ゾー
ン6Cと発色ゾーン6Dとに区画されている。そして、
熱風炉6Aの最奥部にローラ6Rが配置されており、ウ
ェビング1はこのローラ6Rと出口側のローラ6Eに掛
け渡されている。220〜230℃の熱風は、この熱風
炉6Aのウェビング出口側から内部に導入され、ウェビ
ング1と交流接触する。従って、発色ゾーン6Dにおい
ては、ウェビング1は210〜220℃程度の高温の熱
風と接触し、十分な発色が行なわれる。また、乾燥ゾー
ン6Cにおいては、それよりも低い温度の熱風と接触す
ることにより、ウェビング1の乾燥が行なわれる。この
第3図(b)から明らかな通り、熱風炉6A内の乾燥ゾ
ーン6Cにはウェビング1のガイドローラが設けられて
おらず、ウェビング1が完全に乾燥してからローラ6R
と接触するよう構成されている。
【0026】第4図(b)に、本実施例で用いられてい
る洗浄装置を示す。この洗浄装置は還元洗浄および/又
は湯洗に用いられる。本実施例では、水槽7a内に全て
のローラ7b,7cが配置されており、洗浄液又は湯内
に浸漬されたウェビング1は、この液内においてウェビ
ング1の一方の面側に湾曲された後他方の面側に湾曲さ
れ、これを次々と繰り返しながら湯内を通過する。その
ため、ウェビング1の織組織の奥深くまで液が入り込む
ようになり、きわめて効率の良い洗浄を行なうことがで
きる。
【0027】本実施例の染色方法によると、ウェビング
1の原反をまず油剤除去した後パディング工程に送って
いるため、染料槽中の染料溶液に油剤が溶け出すことが
ない。従って、染料溶液の汚染が防止される。
【0028】また、このウェビング1に油剤が付着して
いないため、リダクションクリーニング工程8での汚れ
落ちが良い。また、油剤のタール化によるウェビングの
汚染がない。このようなことから、きわめて美麗に発色
したウェビングを得ることができる。
【0029】また、本実施例ではパディングされたウェ
ビングが、乾燥されることなくそのまま熱風炉6Aに送
り込まれており、余分な乾燥工程がなく、染色装置の全
体構成が簡素化される。また、第1テンショナ5が染料
パディング工程3よりも前段側に配置されていることも
相俟って、染料が付着した湿ったウェビングが接するロ
ーラの本数がきわめて少ない。従って、染料の色替え時
に清掃すべきローラの本数が少なく、染料の色替えをき
わめて迅速に行なうことができる。
【0030】更に、前述した通り、熱風炉6A内におい
ては、ウェビング1が十分に乾燥されてから初めてロー
ラ6Rに接触する。従って、このローラ6Rには染料が
付着することがなく染料の乾固も防止される。従って、
染料の色替え時にはこのローラ6Rを洗浄ないし清掃す
ることが不要であり、これによっても色替えがきわめて
迅速化される。
【0031】更に、前述の通り、第4図(b)のように
ウェビング1を十分に洗浄することができ、これによっ
てもきわめて美麗に発色したウェビングを製造すること
が可能である。
【0032】上記実施例ではウェビングを染料溶液中に
浸漬することによりパディングを行なっているが、染料
水をスプレーすることによってパディングを行なっても
良い。
【0033】また、第3図(b)では熱風炉6Aを横長
としているが、上下方向に長い縦長形状としても良い。
【0034】上記実施例では、色替え時に洗浄するロー
ラの本数が少ないことを説明したが、このようなローラ
の洗浄を行なうとローラの温度が低下し、それによって
も発色ムラが生じる恐れがあった。これに対し、本実施
例によると、色替え時に洗浄されて温度の下がるローラ
の本数がきわめて少ないため、ローラ温度の低下に伴う
発色ムラが防止されるという効果も奏される。
【0035】上記実施例では、湯洗工程の後直ちに樹脂
パディング工程にウェビングを送り込んでいる。これ
は、前述の通り、ウェビングの含水率がきわめて小さい
ため、この乾燥工程が不要であるからである。また、樹
脂パディングを行なう場合、水分散系の樹脂を使用する
ため、このウェビングは湿っていても良い。この湯洗後
の乾燥工程を省くことにより、工程が全体として一層簡
素化される。
【0036】
【発明の効果】以上の通り、本発明の請求項1の染色方
法によると、全体としての乾燥工程数がきわめて少な
く、装置構成の簡素化及び染色コストの低減を図ること
ができる。また、湿ったパディング済みウェビングの接
触するローラ本数が少ないため、染料の色替えをきわめ
て迅速に行なうことができる。また、熱風炉内のローラ
に染料が付着乾固することがなく、熱風炉の保守管理が
容易になる。また、染料の色替えを一層迅速に行なうこ
とが可能となる。
【0037】請求項の方法によると、油剤を除去して
からパディングするため、染料水の汚染が防止されると
共に、還元洗浄の汚れ落ちが良い。従って、きわめて美
麗に発色したウェビングを製造することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す工程図である。
【図2】従来例を示す工程図である。
【図3】熱風炉を示す断面図である。
【図4】水槽を示す断面図である。
【符号の説明】
6、6A 熱風炉 7a 水槽 7b、7c ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−273960(JP,A) 特開 昭54−15079(JP,A) 特開 昭58−104291(JP,A) 特公 昭49−41508(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06P 7/00 D06P 3/00 D06P 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェビング原反に染料をパディングする
    工程と、その後にウェビングを熱風炉に導入して発色さ
    せる工程とを有するシートベルト装置のウェビングの染
    色方法において、染料がパディングされることによって
    湿潤状態となっているウェビングをそのまま熱風炉に導
    入し、該熱風炉内において乾燥と発色とを行なわせるよ
    うにしたシートベルト装置のウェビングの染色方法であ
    って、 前記熱風炉の内部にはウェビング入口側の乾燥ゾ
    ーンとウェビング出口側の発色ゾーンとが存在し、 前記熱風炉内に導入されたウェビングが最初に接するロ
    ーラは、該熱風炉内の乾燥ゾーンよりも下流側に配置さ
    れている ことを特徴とするシートベルト装置のウェビン
    グの染色方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記熱風炉の最奥部
    と発色ゾーンの出口とにそれぞれローラが設けられ、熱
    風炉入口から熱風炉内に導入されたウェビングは、最奥
    部のローラで発色ゾーンに導入された後、発色ゾーン出
    口のローラにより導出されることを特徴とするシートベ
    ルト装置のウェビングの染色方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記熱風炉の
    熱風は熱風炉のウェビング出口から導入され、ウェビン
    グと交流接触することを特徴とするシートベルト装置の
    ウェビングの染色方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、ウェビング原反を水洗して、付着していた油剤を除
    去した後、含水状態のままウェビングを前記パディング
    工程に送ることを特徴とするシートベルト装置のウェビ
    ングの染色方法。
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