JP3887404B2 - 被選別物の供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、魚介類や野菜などを重量により選別する装置への被選別物の供給装置に関する。
【0002】
より詳しくは本発明は、人手により供給コンベアに供給されたあこや貝や帆立貝などの魚介類または果実などを、ほぼ円形のホッパ内にその中心において被選別物を送る腕部材が回転しており、腕部材により被選別物を送りながら、ほぼ円形のホッパの送り出し部に形成された穴から重量式の選別装置の物品選別装置の受け皿に供給し、またはほぼ円形のホッパの途中に設けられた電気式選別装置に物品を供給し選別後、搬送コンベアに送出すようにした装置における物品供給装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
一例を真珠養殖に用いるあこや貝について説明すれば、真珠養殖に使用するあこや貝は、周知のように母貝に真珠の種となる核を植付けて真珠を形成させている。母貝に植付ける核の大きさは母貝の大きさによって適正に選択しないと所望の真珠が得られない。すなわち、核が大き過ぎてしまえば母貝が死滅してしまう心配があり、一方、核が小さければ母貝に能力があるにも拘らず充分な大きさの真珠が得られない。このようなことから適正な母貝を選別し、その選別した母貝に応じて適正な核を植付けることが極めて重要となっている。
【0004】
このため従来から真珠の養殖においては母貝の選別を行なっており、この選別に際しては重量により母貝を選別することが極めて一般的である。従来から用いられている選別装置の1つの方法においては、人手により供給コンベアに母貝を1つずつ供給し、この供給コンベアから円形の容器内で腕部材が回転するようにした供給装置へ母貝を1つずつ供給し、この供給された母貝を腕部材に送出しながら、その送出し位置にある開口部からその下に走行している重量式選別装置へ送出す方法がある。
【0005】
この方法においては、円形の供給装置のホッパ底面から選別装置の受け皿の間の距離は、母貝の大きさに拘らず受け皿に載った母貝上を腕部材が通過できるようにするため、通常30センチ位の大きさとなっている。このような高さを母貝を落とすことにより機械式選別装置にその振動が伝わり、機械式選別装置の測定精度が影響を受けることがある。また母貝は後に真珠養殖をするためその鮮度が非常に重要であるが、このような距離を落下させることにより母貝への影響も心配される。
【0006】
一方、特公平7−16655号公報には、機械式選別装置に代えて上述したような円形の供給装置の中にロードセルを内蔵した検出装置を設け、上下2段に設けられ回転する腕部材のうちの上側の腕部材によりホッパから、その下方に位置したロードセルの上に母貝を落し、それにより重量を選別した後に、その選別信号とともに下側の腕部材によりロードセルから搬送コンベアに被選別物(母貝)を送出し、搬送コンベアにおいて選別信号に従って分離するようにすることが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この特公平7−16655号公報に記載の装置においても、腕部材によりロードセルに落すためには円形の容器の底面からロードセルの間に機械式の場合と同様30センチ以上落下させている。このためにロードセルの測定精度は落下時の振動による影響、また落下後に母貝がロードセル上で踊ることによる影響により精度が充分出せない。また、母貝はホッパからロードセルへ、更にロードセルから搬送コンベアへと2度も落下されるため、母貝の鮮度に対する影響がある。
【0008】
【発明の目的】
本発明は、上述したような従来技術の問題点に鑑みて、供給装置内において従来の機械式の選別装置の受け皿への落下または電気式のロードセルへの貝の供給などに際して、貝の落下距離を極力小さくすることにより、供給時の貝の踊りをなくし測定精度を著しく高めるとともに貝の鮮度への影響を極力小さくするようにした選別装置への供給装置を提供することを目的とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の目的をほぼ円形形状に形成されたホッパ、該ホッパの中心部に回転可能に支承された回転軸および該回転軸からホッパの周面に向けて延在するとともに前記回転軸の回転につれて所定回転位置に達すると上下に揺動可能に前記回転軸に枢着された腕部材からなることを特徴とする被選別物の供給装置により達成する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明を、例えば実開平1−124278号公報に開示されているような、受け皿上に選別対象物を載置保持する水平姿勢と、該選別対象物を落下放出する放出傾斜姿勢との間を、揺動軸芯の回りに揺動自在な上皿秤用テコ;該揺動軸芯を支持して前記上皿秤用テコを選別用経路に沿って移動させる移動手段;前記選別用経路の重量選別箇所に設けられ、前記テコの力点に係合して該テコの揺動を規制するレール;テコを水平姿勢に保持する第1位置と、前記放出傾斜姿勢よりも緩傾斜の傾斜姿勢にテコを保持する第2位置との間を、選別対象物の重量に応じてレールを移動させる釣合重量付与装置からなる重量選別装置とともに実施する場合には次のように構成することが好ましい。
【0011】
すなわち、ほぼ円形形状に形成されるとともに周面から所定位置に達する切欠きを有するホッパ、該ホッパの切欠き位置の下方に被選別物を受取る受台が位置する機械式重量選別装置、前記ホッパの中心部に回転可能に支承された回転軸および該回転軸から前記ホッパの周面に向けて延在する腕部材からなり、該腕部材は前記回転軸の回転につれて被測定物を前記切欠き位置の下方に位置した前記重量選別装置の受台上に送り込むとともに上方に揺動して該受台上の被測定物から外れるように前記回転軸に揺動可能に枢着されている被選別物の供給装置とすることが好ましい。
【0012】
また、重量選別装置が受台に載置された被測定物の重量をロードセルで測定するようにした電気的重量測定装置に本発明を実施する場合には円形形状に形成されるとともに周面から所定位置に達する第1の切欠きおよび該第1の切欠きと別に第2の切欠きを有するホッパ、該ホッパの第2の切欠き部に被選別物の受台が位置する電気式重量選別装置、前記ホッパの中心部に回転可能に支承された回転軸および該回転軸から前記ホッパの周面に向けて延在する腕部材からなり、該腕部材が前記回転軸の回転につれて被測定物を前記切欠きに位置した前記重量選別装置の受台上に送り込むとともに上方に揺動して該受台上の被測定物から外れるように前記回転軸に揺動可能に枢着されている第1の腕部材および前記回転軸の回転に対し前記第1の腕部材の後側に位置するよう前記回転軸に支持され、該回転軸の回転につれて前記受台上の被測定物を受台から送出すようにした第2の腕部材からなる被選別物の供給装置とすることが好ましい。第2の腕部材は前記回転軸に固定設置してもよく、または第2の腕部材が第1の切欠き位置で上方に揺動するように前記回転軸に枢着されていてもよい。
【0013】
この場合に、ロードセルから被測定物を搬送コンベアに送り出すとともに、ロードセルにより測定した重量に基づく選別信号も搬送コンベア上の被測定物とともに送り、搬送コンベアにおいて選別信号に従って分離する。
【0014】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例の平面図であり、図2(a)は図1のII−II断面図である。
【0015】
図1において、ホッパ1はほぼ円形形状をしており、ホッパ1の底面1aはほぼ水平に配置され滑らかな平面とされており、その外周面にはほぼ円形の壁面1bが形成されている。ホッパ1は、その底面1aの小孔1eを貫通した皿ビスにより供給装置の架台(図示せず)に固定するようになっている。
【0016】
図1において、左上側のホッパ1の底面1aが接線方向に周面の位置まで切欠かれており、この切欠き1c部分の外周部には壁面1bに連なるガイド1gが接線方向に形成されているとともに、切欠き1cに交差する円形の壁面1bは除去されている。
【0017】
上記切欠き1c部分には、例えば前述した実開平1−124278号公報に開示されたような機械式重量選別装置の受台11が臨むようになっている。すなわち、この受台11はホッパ1の底面1aの下方を切欠き1cに沿って矢印Aで示す接線方向に移動されるようになっており、この切欠き1c部分においてホッパ1床面と受台11の間の高さ方向の差が非常に僅かな状態となるように配置されている。
【0018】
ほぼ円形形状をしたホッパ1の中心部には、回転軸2が矢印B方向に回転可能に設けられている。この回転軸2は重量選別装置の駆動用チェーン(図示せず)と機械的に連動しており、ホッパ1の回転軸2と重量選別装置の受台11は同期して移動するようになっている。
【0019】
なお、回転軸2には、有底円筒形状をしたカバー9を被せて固定しているが、図1および図2ではカバー9を外し、その代わりに二点鎖線で示している。
【0020】
この実施例においては回転軸2に正方形形状をしたブラケット3を取着しており、このブラケット3に4本の腕部材5をピン6回りに揺動可能に枢着している。なお、腕部材5の昇降を妨げないように、カバー9には垂直方向のスリット9aが形成されている。また、腕部材5は、図2(a)に示すように、垂直面に対し上側を小角度αだけ前傾させており、腕部材5の上部が僅かに覆い被さるようにしている。
【0021】
腕部材5は図1に示すように逆くの字状形状をしており、腕部材5の先端5aはホッパ1部材の外周壁面1bに近接する状態としている。また、腕部材5の下面には、図2(a)に示すようにホッパ1部材の床面に摺接するように、ゴム板7などの弾性を有する部材が小ねじ10などにより取付けられている。なお、ホッパ1の底面1aには、例えば切欠き1cの上流位置に多数の小孔1fを一直線上に形成して、ゴム板7等により掻き集められた水、ごみ等を排出するようにしている。また、腕部材5の数は実施例のように4本に限られず、適宜増減してもよい。
【0022】
回転軸2と上述したホッパ1の切欠き1cとの間の底面1aには、図2(b)に示すように、その上面が例えば台形形状のカム面8aに形成されたカム部材8が取着されており、腕部材5の腕部分がこのカム部材8のカム面8aに摺接することにより、図2(a)に鎖線で示すように、カム部材8のカム面8aにより定まる所定のタイミングで腕部材5は切欠き1cの上において上方に回動するようになっている。
【0023】
図1および図2に図示したこの実施例においては、図示していないが、ホッパ1の切欠き1cと反対側の位置において、例えば実公平7−39852号公報、実開平3−113320号公報等に開示されたようなコンベアによって被選別物を供給するようになっている。
【0024】
上記構成の本実施例においては、供給コンベアから供給された被選別物はホッパ1内に落下し、ホッパ1に落下すると腕部材5に取着されたゴム板7により押されてホッパ1内を切欠き1cに向って時計方向(矢印B方向)に移動する。この際に、被選別物は腕部材5の逆くの字状をした腕に押されてくの字の頂点5b、すなわち腕部材5の中央に位置されるので、後述の受台11への移載が確実となる。
【0025】
この回転軸2の移動に合せて機械式選別装置の受台11が矢印A方向に移動する。機械式選別装置の受台11が切欠き1cの位置に到達したときに、それに合せて回転軸2に取着された腕部材5により被選別物を押しながら受台11上に押し込んでいく。
【0026】
被選別物が受台11上に載ると、腕部材5はカム部材8のカム面8aにより上方に押し上げられ、そのため腕部材5および底に取着されたゴム板7は被選別物に接触しない高さまで上方に逃げ、切欠き1cを外れた位置において腕部材5がカム面8aから外れることにより腕部材5が再度ホッパ1の底面1aに摺接するようになる。なお、腕部材5がカム部材8のカム面8aに確実に係合するよう、腕部材5と回転軸2または回転軸2に取着した部材との間に引張りばね(図示せず)を装着してもよい。
【0027】
一方、機械式選別装置の受台11上に載置された被選別物は、その受台11の移動とともに矢印A方向に移動されつつ、前述した実開平1−124278号公報に記載されたようにして選別区分けされていく。
【0028】
この実施例において腕部材5の上昇、下降する位置はカム部材8の取り付け部に長穴を形成し、取付け位置を調整することによって適宜調整でき、また選別供給装置の受台11と回転軸2とは、その両者を連結している歯車チェーンなどの連結状態を調整することにより所望のタイミングとすることができる。
【0029】
この実施例においてはホッパ1の底面1aから受台11上に被選別物を載置するだけでよいため、その落下距離は極めて小さくすることができる。従って、受台11上に落下することによる衝撃により測定に誤差が生じたり、被選別物に損傷を生じたりすることがない。
【0030】
別の実施例を図3および図4に基いて説明する。この実施例の装置においては上述した実施例に設けた切欠き1cに対応する切欠きを第1の切欠き1cとし、この第1の切欠き1cに加え更に底面1a内に閉ループ状の第2の切欠き1dを設け、図4(b)に示すように、この第2の切欠き1d部分にロードセル(図示せず)に連結した受皿21を載置するようにしている。
【0031】
またホッパ1の出口側には前述した第1実施例の切欠き1cと同様の第1の切欠き1cを形成し、この部分において計量した被選別物を搬出するコンベア12が臨むようにしている。この実施例においても前述した実施例と同様に、ホッパ1には供給コンベアから供給されるようになっているが、この供給コンベアは図示を省略している。
【0032】
この実施例におけるホッパ1は先の実施例と同様ほぼ円形形状をしており、その周面にほぼ全周に亘り円形の壁面1bが形成されている。図3の時計でいう6時の位置に第2の切欠き1dとしての閉ループ状開口が形成されており、この第2の切欠き1dにはロードセルの受皿21が臨むようになっている。図4(b)に示すように、この受皿21の上面はホッパ1の底面1aとできるだけ同じレベルとし、更に、ロードセルの受皿21への被選別物の供給がスムーズにいくようにロードセルの受皿21は入側および出側を下側に面取りをすることにより物品が引っ掛かることなくロードセルの受皿21に載るようにしている。
【0033】
またホッパ1の中心部に前述の実施例と同様に回転軸2が設けられており、この回転軸2には正方形状のブラケット3を介して4本の腕部材5A、5Bが取付けられている。この腕部材5A、5Bのうち互いに対向する2本5Aは水平状態を保ったまま上下に移動しないようブラケット3を介して回転軸2に固定設置されており、その腕部材5Aの間にある2本5Bは前述の第1実施例の腕部材5と同様に回転軸2に一体的に取付けられたブラケット3に対し揺動可能にピン支持されている。
【0034】
両腕部材5A、5Bの形状は前述した実施例の腕部材5と同様に逆くの字状をしており、両腕部材5A、5Bの下には前述した実施例における腕部材5と同様に腕部材5A、5Bが水平状態になった時にホッパ1底面1aに接触するような状態にゴム板7が取着されている。また両腕部材5A、5Bの先端はホッパ1部材の外周壁面1bに接近して位置するようになっている。
【0035】
ホッパ1部材のロードセルの受皿21が臨んでいる部分の近傍に前述した実施例のカム部材8と同様に、カム面8aを有するカム部材8が設けられており、図4(a)に鎖線で示すように、このカム部材8には揺動可能な腕部材5Bが接触し、この腕部材5Bはカム部材8のカム面8aに沿って上下動可能となっている。一方、図4(a)に実線で示すように、固定設置された腕部材5Aはこのカムに接触しないように、例えば、図4に示すように、カム部材8のカム面8aに対応する位置の腕を切欠5cいており、カム部材8により昇降しないようになっている。
【0036】
上記構成としたこの実施例においては、前述の実施例と同様供給コンベア等により被選別物がホッパ1内に供給される。この際に供給される位置が揺動腕部材5Bの前方位置に供給されるように調整されている。
【0037】
供給された被選別物は揺動可能な腕部材5Bにより送られてロードセルの受皿21上にもたらされ、ロードセルの受皿21の上に来ると、揺動可能な腕部材5Bはカム部材8のカム面8aにより上に逃げるため、腕部材5Bは被選別物に当たることなく外へ逃げていく。この間にロードセルの受皿21上の被選別物はロードセルにより測定されその重量が測定される。
【0038】
その重量が測定された時に、後側の固定設置された腕部材5Aがロードセルの受皿21の上に到達し、ロードセルの受皿21上の被選別物をロードセルの受皿21から送出して、そのまま左上の切欠き1c部分へと送っていく。この状態で切欠き1c部分からその下側に来ている送出しコンベア12上に被選別物を供給する。この送出しコンベア12とホッパ1との間の高さはできるだけ小間隙としておくことにより送出しコンベア12上に衝撃を受けることなく滑らかに送出すことができる。この送出しコンベア12の速度を腕部材5Aの速度より早くしておくことが好ましい。
【0039】
この実施例では、ロードセルの受皿21から被測定物を送出しコンベア12に送り出すとともに、ロードセルにより測定した重量に基づく選別信号も送出しコンベア12上の被測定物とともに送り、送出しコンベア12において選別信号に従って分離する。
【0040】
本実施例においてはホッパ1に供給された被選別物を、ロードセルの受皿21上に腕部材5Bにより送り、その送っていた腕部材5Bが逃げる。ロードセルとホッパ1の底面1aをほぼ同レベルとすることができ、被測定物に衝撃を与えることなく滑らかにロードセルの受皿21に搬送でき、損傷を与えることがない。被選別物をロードセルの受皿21上に送った腕部材5Bが逃げることにより、ロードセルは受皿21上の被選別物を円滑に且つ正確に重量測定をすることができる。更に、測定後に、固定設置された腕部材5Aにより搬出用コンベア12に送出すことにより、この送出しコンベア12の速度を腕部材5の速度より早くしておくことにより、腕部材5に邪魔されることなく、被搬送物は滑らかに外へ搬出される。
【0041】
上記実施例においてはロードセルの上に送り込む第1の腕部材5Bは揺動可能とし、搬送コンベア12に送り込む第2の腕部材5Aは固定設置していた。しかし、図5に示す実施例のように、第2の腕部材5Aを固定設置する代りに、この搬送送出しコンベア12上に送出す第2の腕部材5Aも揺動可能に枢支し、搬送コンベア12の望んでいる切欠き1cの近傍に上述したカム部材と同様にカム面18aを有する第2のカム部材18を設置し、第2の腕部材5Aが搬送コンベア12の上で上方に逃げるようにすることにより、搬送コンベア12の速度を特に高めることなく送り出すことも可能である。
【0042】
この場合に、カム部材8と第2のカム部材18との回転軸の軸線からの距離を異ならせて設置し、第1の腕部材5Bはカム部材8のカム面8aに係合するが、第2のカム部材18のカム面18aとは係合しないように第2のカム部材18のカム面18aに対応する位置に切欠きを形成し、第2の切欠き1d部でのみカム部材8のカム面8aにより昇降するように設定する。一方、第2の腕部材5Aは第2のカム部材18のカム面18aに係合するが、カム部材8のカム面8aとは係合しないようにカム部材8のカム面8aに対応する位置に切欠きを形成し、第1の切欠き1c部でのみカム部材18のカム面18aにより昇降するように設定する。
【0043】
この実施例においても、ロードセルの受皿21から被測定物を送出しコンベア12に送り出すとともに、ロードセルにより測定した重量に基づく選別信号も送出しコンベア12上の被測定物とともに送り、送出しコンベア12において選別信号に従って分離する。
【0044】
【発明の効果】
本発明によりホッパ1から重量計量装置の受台11、21上との高度差を殆どなくすことができ、被測定物の落下距離が少なく、落下時の衝撃により測定誤差を生じたり、被測定物が損傷を受けることもなく供給することができ、また供給した被測定物を妨げることなく腕部材5が上方に逃げるため極めて滑らかに被測定物の供給を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の平面図である。
【図2】(a)は図1のII−II断面図、(b)はカムプロフィルである。
【図3】本発明の他の実施例の平面図である。
【図4】(a)は図3のIVA−IVA断面図、(b)は同IVB−IVB断面図である。
【図5】本発明の更に他の実施例の平面図である。
【符号の説明】
1 ホッパ
1a ホッパの底面
1b ほぼ円形の壁面
1c 切欠き
1d 第2の切欠き
2 回転軸
3 ブラケット
5 腕部材
5A 腕部材
5B 腕部材
6 ピン
7 ゴム板
8 カム部材
8a カム面
11 受台
12 コンベア
18 カム部材
18a カム面
21 受皿

Claims (4)

  1. ほぼ円形形状に形成されるとともに周面から所定位置に達する第1の切欠きおよび該第1の切欠きと別に第2の切欠きを有するホッパ、該ホッパの第2の切欠き部に被選別物の受台が位置する電気式重量選別装置、前記ホッパの中心部に回転可能に支承された回転軸および該回転軸から前記ホッパの周面に向けて延在する腕部材からなり、該腕部材が前記回転軸の回転につれて被測定物を前記第2の切欠きに位置した前記重量選別装置の受台上に送り込むとともに上方に揺動して該受台上の被測定物から外れるように前記回転軸に揺動可能に枢着されている第1の腕部材および前記回転軸の回転に対し前記第1の腕部材の後側に位置するよう前記回転軸に固定支持され、回転軸の回転につれて前記受台上の被測定物を受台から送出すようにした第2の腕部材からなることを特徴とする被選別物の供給装置。
  2. 前記第1の切欠きの下方に被選別物を送出すコンベアが設けられており、該送出しコンベアの速度が第2の腕部材の速度より大きく設定されていることを特徴とする請求項に記載の被選別物の供給装置。
  3. ほぼ円形形状に形成されるとともに周面から所定位置に達する第1の切欠きおよび該第1の切欠きと別に第2の切欠きを有するホッパ、該ホッパの第2の切欠き部に被選別物の受台が位置する電気式重量選別装置、前記ホッパの中心部に回転可能に支承された回転軸および該回転軸から前記ホッパの周面に向けて延在する腕部材からなり、該腕部材が前記回転軸の回転につれて被測定物を前記第2の切欠きに位置した前記重量選別装置の受台上に送り込むとともに上方に揺動して該受台上の被測定物から外れるように前記回転軸に揺動可能に枢着されている第1の腕部材および前記回転軸の回転に対し前記第1の腕部材の後側に位置するよう前記回転軸に支持され、回転軸の回転につれて前記第2の切欠きの受台上の被測定物を受台から前記第1の切欠きに送出すとともに上方に揺動して該受台上の被測定物から外れるように前記回転軸に揺動可能に枢着されている第2の腕部材からなることを特徴とする被選別物の供給装置。
  4. 前記第1の切欠きの下方に被選別物を送出すコンベアが設けられている請求項に記載の被選別物の供給装置。
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