JP3013907B2 - 品物の計重・排出機構 - Google Patents
品物の計重・排出機構Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は品物、特にホタテ、エビ
等の魚介類を一個づつ計重して次工程に排出または供給
するのに最適な品物の計重・排出機構に関する。
等の魚介類を一個づつ計重して次工程に排出または供給
するのに最適な品物の計重・排出機構に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】最近、ホタテ、エビ等の
魚介類を一個づつ重量選別して、各クラスの重量の魚介
類を一定個数箱詰めして出荷することが広く行なわれて
いるのであるが、このような魚介類を一個づつ重量測定
するのに従来は、例えばベルトコンベヤの上方走行部の
下方に計重機構を配設し、このベルトの上方走行部分で
1個づつ、その重量を計重すべき、例えばホタテを搬送
し、このベルト状の搬送途上で、この下方に配設された
計重機構により重量を測定し、この計重用のベルトコン
ベヤから次工程のベルトコンベヤ上で上記計重機構によ
り計重された測定結果に応じて駆動される、ゲート板が
配設されており、これが上流側の計重機構の測定結果に
応じて、選択的にその支点の回りに回動するか、あるい
は回動しないようにして仕分けるようにしたものが知ら
れている。しかるにこのような装置によれば、魚介類に
よっては転がり易いものがあり、計重用ベルトコンベヤ
上で転がって外方に落下してしまうことがある。すなわ
ち計重対象物の性質、形状に制約がある。また計重機
構、例えばロードセルはベルトの上方走行部の下方に配
設されているので構造が複雑であり、また扱う品物が魚
介類であるので、その清掃を頻繁に行なわなければなら
ないが、ベルトの裏側に駆動系や計重機構があり、これ
らに水が掛からないようにするために、その清掃が困難
である。これに関連してメンテナンスが悪い。
魚介類を一個づつ重量選別して、各クラスの重量の魚介
類を一定個数箱詰めして出荷することが広く行なわれて
いるのであるが、このような魚介類を一個づつ重量測定
するのに従来は、例えばベルトコンベヤの上方走行部の
下方に計重機構を配設し、このベルトの上方走行部分で
1個づつ、その重量を計重すべき、例えばホタテを搬送
し、このベルト状の搬送途上で、この下方に配設された
計重機構により重量を測定し、この計重用のベルトコン
ベヤから次工程のベルトコンベヤ上で上記計重機構によ
り計重された測定結果に応じて駆動される、ゲート板が
配設されており、これが上流側の計重機構の測定結果に
応じて、選択的にその支点の回りに回動するか、あるい
は回動しないようにして仕分けるようにしたものが知ら
れている。しかるにこのような装置によれば、魚介類に
よっては転がり易いものがあり、計重用ベルトコンベヤ
上で転がって外方に落下してしまうことがある。すなわ
ち計重対象物の性質、形状に制約がある。また計重機
構、例えばロードセルはベルトの上方走行部の下方に配
設されているので構造が複雑であり、また扱う品物が魚
介類であるので、その清掃を頻繁に行なわなければなら
ないが、ベルトの裏側に駆動系や計重機構があり、これ
らに水が掛からないようにするために、その清掃が困難
である。これに関連してメンテナンスが悪い。
【0003】本出願人は上記問題に鑑みて、先に、品
物、例えばホタテやエビのような魚介類であっても確実
に1個づつの重量を測定することができ、且つ確実に計
重した後に次工程に供給する、または排出することので
きる品物の計重・排出機構を提供することを目的として
図6乃至図14に示すような装置を提案した。
物、例えばホタテやエビのような魚介類であっても確実
に1個づつの重量を測定することができ、且つ確実に計
重した後に次工程に供給する、または排出することので
きる品物の計重・排出機構を提供することを目的として
図6乃至図14に示すような装置を提案した。
【0004】図6及び図7において、てこクランク機構
1、1’は左右対称に配設され、これらはそれぞれ同一
の構成を有するので、一方のてこクランク機構1のみに
ついて説明する。
1、1’は左右対称に配設され、これらはそれぞれ同一
の構成を有するので、一方のてこクランク機構1のみに
ついて説明する。
【0005】これはいわゆる四節回転機構を形成し、4
本のリンクからなり、そのうちの1本が固定された構造
となっている。すなわち、基台15上にはベアリングボ
ックス2が配設され、このベアリングの内輪に嵌着され
た軸4がもう一方のてこクランク機構1’まで延在して
おり、これらを一体化している。また他方のベアリング
ボックス3の内輪に固定した軸8も図2に示すように他
方のてこクランク機構1’と結合している。
本のリンクからなり、そのうちの1本が固定された構造
となっている。すなわち、基台15上にはベアリングボ
ックス2が配設され、このベアリングの内輪に嵌着され
た軸4がもう一方のてこクランク機構1’まで延在して
おり、これらを一体化している。また他方のベアリング
ボックス3の内輪に固定した軸8も図2に示すように他
方のてこクランク機構1’と結合している。
【0006】軸4にはこれと共に回動自在にてこレバー
5の下端部が結合されており、この上端部は枢着点とし
てのベアリング6で連接棒としてのレバー7の右端に固
定されており、また他方のベアリングボックス3の軸8
にはクランク板9がその下端部で回動自在に取りつけら
れており、またこの上端部にはベアリングボックス10
の内輪側が固定されており、外輪側は上述のレバー7に
このベアリングボックス10の上端部でボルト12によ
り固定されている。またベアリングボックス10の内輪
側に固定された回動軸11はクランク板9に固定されて
いる。このような構成により軸8を図示せずともモータ
のプーリに巻装されたチェーンベルトBの駆動により軸
8は時計方向に回転し、これと共にクランク板9は軌跡
Cで示すように回転運動を行なうようになっている。
5の下端部が結合されており、この上端部は枢着点とし
てのベアリング6で連接棒としてのレバー7の右端に固
定されており、また他方のベアリングボックス3の軸8
にはクランク板9がその下端部で回動自在に取りつけら
れており、またこの上端部にはベアリングボックス10
の内輪側が固定されており、外輪側は上述のレバー7に
このベアリングボックス10の上端部でボルト12によ
り固定されている。またベアリングボックス10の内輪
側に固定された回動軸11はクランク板9に固定されて
いる。このような構成により軸8を図示せずともモータ
のプーリに巻装されたチェーンベルトBの駆動により軸
8は時計方向に回転し、これと共にクランク板9は軌跡
Cで示すように回転運動を行なうようになっている。
【0007】以上のようにして、てこクランク機構1が
構成されるのであるが、他方のてこクランク機構1’も
左右対称であるので同様に構成されている。レバー7の
左端部には連結板13が固定されており、これは他方の
てこクランク機構1の図6におけるレバー7に相当する
連接棒7’の一端に図7に示すように結合されて、てこ
クランク機構1、1’のレバー7、7’は同期して同一
の運動をするようにされている。
構成されるのであるが、他方のてこクランク機構1’も
左右対称であるので同様に構成されている。レバー7の
左端部には連結板13が固定されており、これは他方の
てこクランク機構1の図6におけるレバー7に相当する
連接棒7’の一端に図7に示すように結合されて、てこ
クランク機構1、1’のレバー7、7’は同期して同一
の運動をするようにされている。
【0008】連結板13には図6に明示されるような、
ほぼ長方形状の第2板材としての排出板24が本従来例
では図7に示すように3枚それぞれスペーサ20を介在
させて、所定のピッチをおいて固定されている。すなわ
ち、これら排出板24はレバー7と同様な運動を行な
う。またこれら排出板24が、それぞれの間の間隙sを
通過し得るように、やはりスペーサブロック22を介在
させて図6に示すような、ほぼ杓子形状の第1板材とし
ての計重板17が軸18、19で共通に固定されてお
り、またこれら軸18、19の両端部はロードセル21
から垂下している計重連結板16a、16bに固定され
ている。ロードセル21は上方の静止部Sに固定されて
おり、公知のロバーバル機構でなり、これで垂直方向に
計重連結板16a、16bにかかる力を受けるように構
成されている。計重板17は上述したようにほぼ杓子形
状を呈するのであるが、この形状により、これら3枚の
板材により、ほぼV字形状の断面を呈する品物受部Tが
構成される。この上に図示するように例えばホタテMが
受容されるようになっている。また排出板24は本例で
はやはり3枚からなるのであるが、これらは後述するよ
うな動作を行ない、これらの左方部には供給コンベヤ3
0が設けられており、これから矢示するように1個づつ
ホタテMが供給されるように構成されており、後述する
ような排出板24の動作で品物受部Tに受容されている
ホタテMを排出板24の行程中において矢印aで示すよ
うに、この右方に配設されたバケットコンベヤ32の垂
直移送部で移送中のバケット33に供給されるようにな
っている。なおバケットコンベヤ32は新規なものであ
るが、ここでは詳細な説明は省略する。バケット33は
図示の姿勢を保持しながら上方に移送される。
ほぼ長方形状の第2板材としての排出板24が本従来例
では図7に示すように3枚それぞれスペーサ20を介在
させて、所定のピッチをおいて固定されている。すなわ
ち、これら排出板24はレバー7と同様な運動を行な
う。またこれら排出板24が、それぞれの間の間隙sを
通過し得るように、やはりスペーサブロック22を介在
させて図6に示すような、ほぼ杓子形状の第1板材とし
ての計重板17が軸18、19で共通に固定されてお
り、またこれら軸18、19の両端部はロードセル21
から垂下している計重連結板16a、16bに固定され
ている。ロードセル21は上方の静止部Sに固定されて
おり、公知のロバーバル機構でなり、これで垂直方向に
計重連結板16a、16bにかかる力を受けるように構
成されている。計重板17は上述したようにほぼ杓子形
状を呈するのであるが、この形状により、これら3枚の
板材により、ほぼV字形状の断面を呈する品物受部Tが
構成される。この上に図示するように例えばホタテMが
受容されるようになっている。また排出板24は本例で
はやはり3枚からなるのであるが、これらは後述するよ
うな動作を行ない、これらの左方部には供給コンベヤ3
0が設けられており、これから矢示するように1個づつ
ホタテMが供給されるように構成されており、後述する
ような排出板24の動作で品物受部Tに受容されている
ホタテMを排出板24の行程中において矢印aで示すよ
うに、この右方に配設されたバケットコンベヤ32の垂
直移送部で移送中のバケット33に供給されるようにな
っている。なおバケットコンベヤ32は新規なものであ
るが、ここでは詳細な説明は省略する。バケット33は
図示の姿勢を保持しながら上方に移送される。
【0009】本例は以上のように構成されるが、次にこ
の作用について説明する。
の作用について説明する。
【0010】てこクランク機構1、1’は以上のように
構成されるのであるが、この軸8を等速で回転させる
と、これによりクランク板9に固定された軸11は軌跡
Cに沿って等速回転する。この軸11は図6に示す位相
から45度回転すると図8に示す位置をとる。レバー5
は図6の位置から軸4のまわりに、ある角度揺動する。
これに結合されている軸6を介してレバー7が図8に示
すような位置をとり、従ってこの左端部に固定されてい
る排出板20も図示する位置をとる。さらにこれから4
5度回転すると、すなわち図6の位相から90度回転す
ると図9に示す位置をとり、レバー5は更に軸4のまわ
りに右方へと揺動し、レバー7は右方へ移動すると共に
その左端部は下方へと移動する。よってこの端部に固定
された排出板20は図示の位置をとる。
構成されるのであるが、この軸8を等速で回転させる
と、これによりクランク板9に固定された軸11は軌跡
Cに沿って等速回転する。この軸11は図6に示す位相
から45度回転すると図8に示す位置をとる。レバー5
は図6の位置から軸4のまわりに、ある角度揺動する。
これに結合されている軸6を介してレバー7が図8に示
すような位置をとり、従ってこの左端部に固定されてい
る排出板20も図示する位置をとる。さらにこれから4
5度回転すると、すなわち図6の位相から90度回転す
ると図9に示す位置をとり、レバー5は更に軸4のまわ
りに右方へと揺動し、レバー7は右方へ移動すると共に
その左端部は下方へと移動する。よってこの端部に固定
された排出板20は図示の位置をとる。
【0011】更に45度回転すると図10に示す位置を
とり、この位相においてはレバー5は左方へと移動方向
を変え、揺動する。これと共にレバー7は左方へと移動
するが左端部は下方へと更に落ち込み、これに固定され
た排出板20も下へと落ち込んだ位置をとる。更にこれ
から45度回転すると、すなわち図6の回転位相から1
80度回転すると図11に示す位置をとり、この位相で
はレバー5は軸4のまわりに左方へと揺動し、従ってこ
れに枢着されているレバー7も左方へと移動すると共に
この左端部に固定された排出板20は更に下方へと落ち
込む。更に45度回転すると図12に示す位置をとり、
レバー5は軸4の回りに更に左方へと揺動し、従ってこ
れに結合されているレバー7も左方へと揺動し、共に若
干上方へと上昇し始める。更に45度回転すると図13
に示す位置をとり、レバー5は軸4のまわりにわずかな
がら左方に移動する。これにより排出板20は図示した
位置をとる。更に45度回転すると図14に示す位置を
とり、これにより今度は軸4の回りにレバー5は大きく
揺動し、この移動によりレバー7も右方へと大きく移動
し、かつ共に上方へと大きく移動する。従って排出板2
0もこれに応じて大きく移動する。更に45度回転する
とレバー5は軸4のまわりに大きく右方へと揺動し、こ
れと共にレバー7も右方へと移動すると共に、その左端
部は上方へと大きく移動する。よって図6に示す初期の
回転位相をとる。
とり、この位相においてはレバー5は左方へと移動方向
を変え、揺動する。これと共にレバー7は左方へと移動
するが左端部は下方へと更に落ち込み、これに固定され
た排出板20も下へと落ち込んだ位置をとる。更にこれ
から45度回転すると、すなわち図6の回転位相から1
80度回転すると図11に示す位置をとり、この位相で
はレバー5は軸4のまわりに左方へと揺動し、従ってこ
れに枢着されているレバー7も左方へと移動すると共に
この左端部に固定された排出板20は更に下方へと落ち
込む。更に45度回転すると図12に示す位置をとり、
レバー5は軸4の回りに更に左方へと揺動し、従ってこ
れに結合されているレバー7も左方へと揺動し、共に若
干上方へと上昇し始める。更に45度回転すると図13
に示す位置をとり、レバー5は軸4のまわりにわずかな
がら左方に移動する。これにより排出板20は図示した
位置をとる。更に45度回転すると図14に示す位置を
とり、これにより今度は軸4の回りにレバー5は大きく
揺動し、この移動によりレバー7も右方へと大きく移動
し、かつ共に上方へと大きく移動する。従って排出板2
0もこれに応じて大きく移動する。更に45度回転する
とレバー5は軸4のまわりに大きく右方へと揺動し、こ
れと共にレバー7も右方へと移動すると共に、その左端
部は上方へと大きく移動する。よって図6に示す初期の
回転位相をとる。
【0012】以上のようにして軸8の等速回転運動によ
り、これに固定されたクランク板9は軌跡Cで示す行程
に沿って移動し、これにより上述したような運動を排出
板24が行なう。このような行程中において図9で示す
ような回転位相に、あるいは行程中に第1板材としての
計重板17の上辺部に形成される品物受部Tの上にホタ
テMが左方の供給コンベヤ30より1個供給され、これ
が図9〜図13に示すように載置される。よってこれら
3枚の計重板17は一体化したものであり、その両端部
で上方に延在する一対の計重連結板16a、16bに結
合されているので、これらの上端部に結合されているロ
ードセル21により、このとき、品物受部Tに載置され
ているホタテMの重量を計重する。ついで排出板22は
上述したような軌跡で運動するのであるが、計重されて
品物受部TにあるホタテMが図13、図14で示す回転
位相の間の回転位相で排出板24の短縁部24aで押し
出されるような状態となり、その受部Tで受容されてい
るホタテMを図14及び図6で示すように押し出す形と
なる。
り、これに固定されたクランク板9は軌跡Cで示す行程
に沿って移動し、これにより上述したような運動を排出
板24が行なう。このような行程中において図9で示す
ような回転位相に、あるいは行程中に第1板材としての
計重板17の上辺部に形成される品物受部Tの上にホタ
テMが左方の供給コンベヤ30より1個供給され、これ
が図9〜図13に示すように載置される。よってこれら
3枚の計重板17は一体化したものであり、その両端部
で上方に延在する一対の計重連結板16a、16bに結
合されているので、これらの上端部に結合されているロ
ードセル21により、このとき、品物受部Tに載置され
ているホタテMの重量を計重する。ついで排出板22は
上述したような軌跡で運動するのであるが、計重されて
品物受部TにあるホタテMが図13、図14で示す回転
位相の間の回転位相で排出板24の短縁部24aで押し
出されるような状態となり、その受部Tで受容されてい
るホタテMを図14及び図6で示すように押し出す形と
なる。
【0013】以上のようにして1個のホタテMがバケッ
ト33に供給されたのであるが、この行程中においてす
でにコンベヤ30から次のホタテMが品物受部Tに供給
され、上述したような計重及び排出作用を受ける。
ト33に供給されたのであるが、この行程中においてす
でにコンベヤ30から次のホタテMが品物受部Tに供給
され、上述したような計重及び排出作用を受ける。
【0014】バケットコンベヤ32のバケット33の移
動タイミングはコンベヤ30から1個づつ供給するホタ
テMの供給タイミングと一致しており、従って確実に次
のバケットは次のホタテを受ける位置にきている。
動タイミングはコンベヤ30から1個づつ供給するホタ
テMの供給タイミングと一致しており、従って確実に次
のバケットは次のホタテを受ける位置にきている。
【0015】以上では他の列の排出板などについては説
明しなかったが、本例では以上のように複数列設けら
れ、同様な作用を行なう。また、これら列は同期して運
転されるので、例えば4列で設けられていれば、ホタテ
Mは4個づつ同時に計重し、且つ並設されたバケットコ
ンベヤ32の各バケット33に同時に落下供給すること
ができる。
明しなかったが、本例では以上のように複数列設けら
れ、同様な作用を行なう。また、これら列は同期して運
転されるので、例えば4列で設けられていれば、ホタテ
Mは4個づつ同時に計重し、且つ並設されたバケットコ
ンベヤ32の各バケット33に同時に落下供給すること
ができる。
【0016】以上のようにして先に提案した機構では品
物を確実に計重してバケットへと排出することができる
のであるが、てこクランク機構1、1’は四節回転機構
であり、リンク及び枢着軸が各々4個もあり、理想的に
加工及び組み立てることは困難であり少しの加工誤差や
組み立て誤差で大きい騒音を発生し、振動もかなり大き
いものとなる。
物を確実に計重してバケットへと排出することができる
のであるが、てこクランク機構1、1’は四節回転機構
であり、リンク及び枢着軸が各々4個もあり、理想的に
加工及び組み立てることは困難であり少しの加工誤差や
組み立て誤差で大きい騒音を発生し、振動もかなり大き
いものとなる。
【0017】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、騒音及び振動がより小となる品物の計
重・排出機構を提供することを目的とする。
に鑑みてなされ、騒音及び振動がより小となる品物の計
重・排出機構を提供することを目的とする。
【0018】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、複数の
計重用板材を各々間隔をおいて配設し、これら計重用板
材の上縁部で上方から所定時間毎に一個ずつ供給される
品物を受ける略V字形状の品物受部を形成し、該品物受
部で受けた品物の重量を計重する計重器を前記複数の計
重用板材に共通に結合して配設し、前記計重用板材の各
間隔を通過し得るように複数の排出用板材を所定の角度
位置に取り付けた駆動軸を前記複数の計重用板材の下方
に設け、かつ、該駆動軸の連続的な所定速度の回転によ
り、前記所定時間毎に、前記排出用板材が前記間隔を通
過するとき前記品物受部上で前記計重器により計重され
た品物を該排出用板材で押動して該品物受部から排出さ
せるようにしたことを特徴とする品物の計重・排出機構
によって達成される。
計重用板材を各々間隔をおいて配設し、これら計重用板
材の上縁部で上方から所定時間毎に一個ずつ供給される
品物を受ける略V字形状の品物受部を形成し、該品物受
部で受けた品物の重量を計重する計重器を前記複数の計
重用板材に共通に結合して配設し、前記計重用板材の各
間隔を通過し得るように複数の排出用板材を所定の角度
位置に取り付けた駆動軸を前記複数の計重用板材の下方
に設け、かつ、該駆動軸の連続的な所定速度の回転によ
り、前記所定時間毎に、前記排出用板材が前記間隔を通
過するとき前記品物受部上で前記計重器により計重され
た品物を該排出用板材で押動して該品物受部から排出さ
せるようにしたことを特徴とする品物の計重・排出機構
によって達成される。
【0019】または、複数の計重用板材を各々間隔をお
いて配設し、これら計重用板材の上縁部で上方から所定
時間毎に一個ずつ供給される品物を受ける略V字形状の
品物受部を形成し、該品物受部で受けた品物の重量を計
重する計重器を前記複数の計重用板材に共通に結合して
配設し、前記計重用板材の各間隔を通過し得るように径
方向に対向した複数対の排出用板材を所定の角度位置に
取り付けた駆動軸を前記複数の計重用板材の下方に設
け、かつ、該駆動軸の連続的な所定速度の回転により、
前記所定時間毎に、前記排出用板材が前記間隔を通過す
るとき前記品物受部上で前記計重器により計重された品
物を該排出用板材で押動して該品物受部から排出させる
ようにしたことを特徴とする品物の計重・排出機構によ
って達成される。
いて配設し、これら計重用板材の上縁部で上方から所定
時間毎に一個ずつ供給される品物を受ける略V字形状の
品物受部を形成し、該品物受部で受けた品物の重量を計
重する計重器を前記複数の計重用板材に共通に結合して
配設し、前記計重用板材の各間隔を通過し得るように径
方向に対向した複数対の排出用板材を所定の角度位置に
取り付けた駆動軸を前記複数の計重用板材の下方に設
け、かつ、該駆動軸の連続的な所定速度の回転により、
前記所定時間毎に、前記排出用板材が前記間隔を通過す
るとき前記品物受部上で前記計重器により計重された品
物を該排出用板材で押動して該品物受部から排出させる
ようにしたことを特徴とする品物の計重・排出機構によ
って達成される。
【0020】
【作用】上方から所定時間毎に一個ずつ供給される品物
は、その形状に拘らず、複数の計重用板材の上縁部に形
成された略V字形状の品物受部により受けられる。駆動
軸は計重用板材の下方に設けられているので、品物受部
に品物が載置されたとき当該品物の重量が駆動軸に作用
することはなく、よって、品物は複数の計重用板材に共
通に取り付けられている計重器により正確に計重され
る。そして駆動軸の連続的な所定速度の回転により、計
重済の品物を、駆動軸の所定の角度位置に取り付けた複
数の排出用板材により所定時間毎に排出することができ
る。また、運動するのは排出用板材と、これを取りつけ
ている駆動軸のみであり、単なる回転のみであるので、
騒音や振動を殆ど無くして品物の排出を行うことができ
る。
は、その形状に拘らず、複数の計重用板材の上縁部に形
成された略V字形状の品物受部により受けられる。駆動
軸は計重用板材の下方に設けられているので、品物受部
に品物が載置されたとき当該品物の重量が駆動軸に作用
することはなく、よって、品物は複数の計重用板材に共
通に取り付けられている計重器により正確に計重され
る。そして駆動軸の連続的な所定速度の回転により、計
重済の品物を、駆動軸の所定の角度位置に取り付けた複
数の排出用板材により所定時間毎に排出することができ
る。また、運動するのは排出用板材と、これを取りつけ
ている駆動軸のみであり、単なる回転のみであるので、
騒音や振動を殆ど無くして品物の排出を行うことができ
る。
【0021】特に駆動軸に径方向に対となった排出用板
材を取りつけたときには不平衡な質量分布がなくなるの
で極めて静かに、振動もなく、品物の排出を行なうこと
ができる。
材を取りつけたときには不平衡な質量分布がなくなるの
で極めて静かに、振動もなく、品物の排出を行なうこと
ができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例による品物の計重・排
出機構について図1乃至図5を参照して説明する。な
お、従来例に対応する部分については同一の符号を付す
ものとする。
出機構について図1乃至図5を参照して説明する。な
お、従来例に対応する部分については同一の符号を付す
ものとする。
【0023】図においてフレームFの水平アーム部11
0a、110bには一対のベアリングハウジング111
a、111bが固定されて、これらに駆動軸112が両
端部において回動自在に支承されている。
0a、110bには一対のベアリングハウジング111
a、111bが固定されて、これらに駆動軸112が両
端部において回動自在に支承されている。
【0024】本実施例においては上述した例のように4
列のバケットコンベヤ列32について説明するが、図に
おいては1列についてのみ符示し、これについて説明す
る。
列のバケットコンベヤ列32について説明するが、図に
おいては1列についてのみ符示し、これについて説明す
る。
【0025】フレームFの垂直アーム部113a、11
3bにはロードセルハウジング114が固定されてお
り、これは断面形状がコの字形を呈するが、この内部に
ロードセル本体115が、その一端部において取付部材
116によりハウジング114に固定されており、また
上壁端部においては後述する計重用板材119の一端部
が固定されている。ロードセル本体115は公知のよう
に構成され、全体形状としては長方形状であるが、二つ
の略円形、及びこれらを連接する、略長方形状の切欠か
らなる切欠部118が形成されており、これによりいわ
ゆるロバーバル機構を構成するのであるが、取付部材1
17にかかる垂直負荷が図示せずとも、このロードセル
本体115の上壁面に固定されたストレンゲージにより
計重するように構成されている。
3bにはロードセルハウジング114が固定されてお
り、これは断面形状がコの字形を呈するが、この内部に
ロードセル本体115が、その一端部において取付部材
116によりハウジング114に固定されており、また
上壁端部においては後述する計重用板材119の一端部
が固定されている。ロードセル本体115は公知のよう
に構成され、全体形状としては長方形状であるが、二つ
の略円形、及びこれらを連接する、略長方形状の切欠か
らなる切欠部118が形成されており、これによりいわ
ゆるロバーバル機構を構成するのであるが、取付部材1
17にかかる垂直負荷が図示せずとも、このロードセル
本体115の上壁面に固定されたストレンゲージにより
計重するように構成されている。
【0026】本実施例によれば、この一個のロードセル
本体115の取付部材117には計重用板材119が4
枚、図2に示すように、その一端部が固定されており、
またその全体の形状は図1に示すようであるが、ほぼV
字形状の品物受部Tを形成するように第1突出部119
a、及び第2突出部119b、更にこれに連接し、バケ
ットコンベヤ32側に延在する滑走路面を形成するよう
にシュート部119cからなっている。またこのような
形状の計重用板材119は一方の突出部119aにおい
て軸124により4枚の計重用板材119が一体化され
ており、シュート部119cの下端部において軸121
により一体化されている。これら4枚の計重用板材11
9の底部119dの下方に延在する駆動軸112の両端
は、上述したようにベアリングハウジング111a、1
11bを介してフレームFの水平アーム部110a、1
10bに固定されている。すなわち、4枚の計重用板材
119はロードセル本体115にのみ支持されるのに対
し、駆動軸112はフレームFの水平アーム部110
a、11bに支持されており、互いに干渉し合わないよ
うに設けられている。従ってこれら4枚の計重用板材1
19のそれぞれの突出部119a、119bによって形
成される品物受部Tの上に供給コンベヤ123から所定
時間毎に1個の品物、例えばホタテMが供給されるので
あるが、この1個の品物のホタテMはこれら4枚の計重
用板材119の全てか、あるいはこのいずれかにより、
その重量が受けられるので、これらに共通のロードセル
本体115によりその重量が計重される。このとき、品
物の重量が駆動軸112に作用することはないので、品
物の計重が確実に行われる。
本体115の取付部材117には計重用板材119が4
枚、図2に示すように、その一端部が固定されており、
またその全体の形状は図1に示すようであるが、ほぼV
字形状の品物受部Tを形成するように第1突出部119
a、及び第2突出部119b、更にこれに連接し、バケ
ットコンベヤ32側に延在する滑走路面を形成するよう
にシュート部119cからなっている。またこのような
形状の計重用板材119は一方の突出部119aにおい
て軸124により4枚の計重用板材119が一体化され
ており、シュート部119cの下端部において軸121
により一体化されている。これら4枚の計重用板材11
9の底部119dの下方に延在する駆動軸112の両端
は、上述したようにベアリングハウジング111a、1
11bを介してフレームFの水平アーム部110a、1
10bに固定されている。すなわち、4枚の計重用板材
119はロードセル本体115にのみ支持されるのに対
し、駆動軸112はフレームFの水平アーム部110
a、11bに支持されており、互いに干渉し合わないよ
うに設けられている。従ってこれら4枚の計重用板材1
19のそれぞれの突出部119a、119bによって形
成される品物受部Tの上に供給コンベヤ123から所定
時間毎に1個の品物、例えばホタテMが供給されるので
あるが、この1個の品物のホタテMはこれら4枚の計重
用板材119の全てか、あるいはこのいずれかにより、
その重量が受けられるので、これらに共通のロードセル
本体115によりその重量が計重される。このとき、品
物の重量が駆動軸112に作用することはないので、品
物の計重が確実に行われる。
【0027】また図2に示すように各計重用板材119
の間には間隙Sが置かれているが、このような間隙Sに
排出用板材122が配設されており、これらはその中央
部に円形のボス部122aを形成させており、これに上
述の駆動軸112がその中心部で挿通し固定されてい
る。このボス部122aの両側に、すなわち径方向にお
いて対向する位置にブレード122b、122cが一体
的に固定されており、これらは同一形状であるが、点対
称の形状であり、従ってその直線部Pがこのブレード1
22b、122cの回転方向に面して形成されており、
後端面qはこれに対し傾斜して形成されている。
の間には間隙Sが置かれているが、このような間隙Sに
排出用板材122が配設されており、これらはその中央
部に円形のボス部122aを形成させており、これに上
述の駆動軸112がその中心部で挿通し固定されてい
る。このボス部122aの両側に、すなわち径方向にお
いて対向する位置にブレード122b、122cが一体
的に固定されており、これらは同一形状であるが、点対
称の形状であり、従ってその直線部Pがこのブレード1
22b、122cの回転方向に面して形成されており、
後端面qはこれに対し傾斜して形成されている。
【0028】図示しないモータにより駆動軸112が所
定速度で図1において時計方向に回転する。他方、バケ
ットコンベヤ32のバケット35及び品物供給コンベヤ
123は所定の移動速度で上方へ移動し、及び所定時間
毎に1個づつホタテMを品物受部Tに供給する。他方、
排出用板材122は時計方向に所定速度で連続的に回転
するのであるが、一方のブレード122bが図1に示す
ような回転位相に至ると、これからの回動により、品物
受部T上のホタテMはこの直線部Pにより押動され、品
物受部Tの載置面Taに沿って図において右方に移動
し、計重用板材119の第2突出部119bを越えてシ
ュート部119cへと押しやられる。このとき、ブレー
ド122bは図3に示すような回転位相にあり、ホタテ
Mは計重用板材119のシュート部119cに沿って滑
走し、この下端より、このとき近接しているバケット3
5に排出される。他方、排出用板材122の他方のブレ
ード122cは図3に示す回転位相に至り、これが図4
そして図5に示す回転位相に至るまでに供給コンベヤ1
23から次のホタテMが1個品物受部Tに供給されてい
て、すでにその重量をロードセル本体115により計重
されている。そしてブレード122cが図1に示すブレ
ード122bの位置に至り、ここで品物受部Tに収容さ
れ、すでに重量が計重されているホタテMが品物受部T
上で押動されて、計重用板材119のシュート部119
c上に落とされる。ここを滑走して、この下端部より次
のバケット35に供給される。
定速度で図1において時計方向に回転する。他方、バケ
ットコンベヤ32のバケット35及び品物供給コンベヤ
123は所定の移動速度で上方へ移動し、及び所定時間
毎に1個づつホタテMを品物受部Tに供給する。他方、
排出用板材122は時計方向に所定速度で連続的に回転
するのであるが、一方のブレード122bが図1に示す
ような回転位相に至ると、これからの回動により、品物
受部T上のホタテMはこの直線部Pにより押動され、品
物受部Tの載置面Taに沿って図において右方に移動
し、計重用板材119の第2突出部119bを越えてシ
ュート部119cへと押しやられる。このとき、ブレー
ド122bは図3に示すような回転位相にあり、ホタテ
Mは計重用板材119のシュート部119cに沿って滑
走し、この下端より、このとき近接しているバケット3
5に排出される。他方、排出用板材122の他方のブレ
ード122cは図3に示す回転位相に至り、これが図4
そして図5に示す回転位相に至るまでに供給コンベヤ1
23から次のホタテMが1個品物受部Tに供給されてい
て、すでにその重量をロードセル本体115により計重
されている。そしてブレード122cが図1に示すブレ
ード122bの位置に至り、ここで品物受部Tに収容さ
れ、すでに重量が計重されているホタテMが品物受部T
上で押動されて、計重用板材119のシュート部119
c上に落とされる。ここを滑走して、この下端部より次
のバケット35に供給される。
【0029】以上のようにして所定のピッチで供給コン
ベヤ123から1個づつホタテMが供給されるのである
が、これが4枚の計重用板材119の突出部119a、
119bによって形成される品物受部Tで受けられ、そ
の重量がロードセル本体115により計重され、ブレー
ド122b、122cによりシュート部119cへと落
とされ、ここを滑走して順次、バケット35に1個づつ
供給されるようになっている。
ベヤ123から1個づつホタテMが供給されるのである
が、これが4枚の計重用板材119の突出部119a、
119bによって形成される品物受部Tで受けられ、そ
の重量がロードセル本体115により計重され、ブレー
ド122b、122cによりシュート部119cへと落
とされ、ここを滑走して順次、バケット35に1個づつ
供給されるようになっている。
【0030】以上のような作用を行ない駆動軸112に
は3枚の排出用板材122が固定されているのである
が、これらにはブレード122b、122cが径方向に
対称的に形成されているので、重心はそれぞれ偏心して
いるのであるが、これらは相殺する。従って駆動軸11
2には偏荷重が加わることがなく、アンバランスによる
振動が生ぜず、またなんら騒音も生じない。
は3枚の排出用板材122が固定されているのである
が、これらにはブレード122b、122cが径方向に
対称的に形成されているので、重心はそれぞれ偏心して
いるのであるが、これらは相殺する。従って駆動軸11
2には偏荷重が加わることがなく、アンバランスによる
振動が生ぜず、またなんら騒音も生じない。
【0031】以上は一列のバケットコンベヤ32につい
て説明したが、上述したように4列のバケットコンベヤ
においては同期してこれら品物受部Tに供給され、同時
に計重され、またほぼ同時に計重用板材119のシュー
ト部119cの下端から横一列に並んで到来しているバ
ケット35に供給するので効率よく計重、仕分けをする
ことができるのみならず従来に比べて騒音も振動も少な
く、また装置の各部に偏荷重が加わることもないので、
その装置寿命を長くする。
て説明したが、上述したように4列のバケットコンベヤ
においては同期してこれら品物受部Tに供給され、同時
に計重され、またほぼ同時に計重用板材119のシュー
ト部119cの下端から横一列に並んで到来しているバ
ケット35に供給するので効率よく計重、仕分けをする
ことができるのみならず従来に比べて騒音も振動も少な
く、また装置の各部に偏荷重が加わることもないので、
その装置寿命を長くする。
【0032】以上、本発明の実施例による品物の計重・
排出装置について説明したが、勿論、本発明は上記実施
例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基いて
種々の変形が可能である。
排出装置について説明したが、勿論、本発明は上記実施
例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基いて
種々の変形が可能である。
【0033】例えば排出用板材122のブレード122
b、122cのうち一方を省略してもよい。これによっ
ても確実に品物受部T上の品物を排出することができ
る。なお、実施例よりは騒音及び振動が大きく生ずる
が、従来よりは大巾に減少している。また実施例と同様
に従来より組み立ても容易であるが品物の計重時間が実
施例より長くとることができるので、より確実な品物の
計重を行なうことができる。すなわち、品物供給コンベ
ヤ123から仮に1秒間に1個の割合で品物受部Tに品
物が供給されるものとする。ブレード122b、122
cが1枚(片側)のみである場合には7/8=0.87
5秒間、計重時間をとることができるが、両側に対とし
て(実施例の場合)設けられている場合には3/4=
0.75秒となり、若干短くなる。この点では片側のみ
のブレードの場合の方が有利である。
b、122cのうち一方を省略してもよい。これによっ
ても確実に品物受部T上の品物を排出することができ
る。なお、実施例よりは騒音及び振動が大きく生ずる
が、従来よりは大巾に減少している。また実施例と同様
に従来より組み立ても容易であるが品物の計重時間が実
施例より長くとることができるので、より確実な品物の
計重を行なうことができる。すなわち、品物供給コンベ
ヤ123から仮に1秒間に1個の割合で品物受部Tに品
物が供給されるものとする。ブレード122b、122
cが1枚(片側)のみである場合には7/8=0.87
5秒間、計重時間をとることができるが、両側に対とし
て(実施例の場合)設けられている場合には3/4=
0.75秒となり、若干短くなる。この点では片側のみ
のブレードの場合の方が有利である。
【0034】
【発明の効果】以上、述べたように本発明の品物の計重
・排出機構によれば、所定時間毎に上方から供給される
計重すべき品物の形状の如何に拘らず、確実にこれを受
けて正確に計重することができると共に、計重した品物
を所定時間毎に次工程、例えばバケットへの排出または
供給を円滑なものとすることができる。このような効果
を奏しながら、騒音、振動は殆ど生ずることがない。
・排出機構によれば、所定時間毎に上方から供給される
計重すべき品物の形状の如何に拘らず、確実にこれを受
けて正確に計重することができると共に、計重した品物
を所定時間毎に次工程、例えばバケットへの排出または
供給を円滑なものとすることができる。このような効果
を奏しながら、騒音、振動は殆ど生ずることがない。
【図1】本発明の実施例による品物の計重・排出機構の
側面図である。
側面図である。
【図2】同部分破断平面図である。
【図3】上記装置における排出用板材の各回転位相にお
けるモードを示す図1と同様な側面図である。
けるモードを示す図1と同様な側面図である。
【図4】上記装置における排出用板材の各回転位相にお
けるモードを示す図1と同様な側面図である。
けるモードを示す図1と同様な側面図である。
【図5】上記装置における排出用板材の各回転位相にお
けるモードを示す図1と同様な側面図である。
けるモードを示す図1と同様な側面図である。
【図6】本出願人が先に提案した品物計重・排出機構の
側面図である。
側面図である。
【図7】図6における[7]−[7]線方向断面図であ
る。
る。
【図8】上記装置におけるてこクランク機構1の各回転
位相におけるモードを示す図6と同様な側面図である。
位相におけるモードを示す図6と同様な側面図である。
【図9】上記装置におけるてこクランク機構1の各回転
位相におけるモードを示す図6と同様な側面図である。
位相におけるモードを示す図6と同様な側面図である。
【図10】上記装置におけるてこクランク機構1の各回
転位相におけるモードを示す図6と同様な側面図であ
る。
転位相におけるモードを示す図6と同様な側面図であ
る。
【図11】上記装置におけるてこクランク機構1の各回
転位相におけるモードを示す図6と同様な側面図であ
る。
転位相におけるモードを示す図6と同様な側面図であ
る。
【図12】上記装置におけるてこクランク機構1の各回
転位相におけるモードを示す図6と同様な側面図であ
る。
転位相におけるモードを示す図6と同様な側面図であ
る。
【図13】上記装置におけるてこクランク機構1の各回
転位相におけるモードを示す図6と同様な側面図であ
る。
転位相におけるモードを示す図6と同様な側面図であ
る。
【図14】上記装置におけるてこクランク機構1の各回
転位相におけるモードを示す図6と同様な側面図であ
る。
転位相におけるモードを示す図6と同様な側面図であ
る。
112 駆動軸 115 ロードセル本体 119 計重用板材 122 排出用板材 T 品物受部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−138216(JP,A) 実開 平3−34889(JP,U) 実開 平1−172518(JP,U) 特公 昭56−18486(JP,B2)
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の計重用板材を各々間隔をおいて配
設し、これら計重用板材の上縁部で上方から所定時間毎
に一個ずつ供給される品物を受ける略V字形状の品物受
部を形成し、該品物受部で受けた品物の重量を計重する
計重器を前記複数の計重用板材に共通に結合して配設
し、前記計重用板材の各間隔を通過し得るように複数の
排出用板材を所定の角度位置に取り付けた駆動軸を前記
複数の計重用板材の下方に設け、かつ、該駆動軸の連続
的な所定速度の回転により、前記所定時間毎に、前記排
出用板材が前記間隔を通過するとき前記品物受部上で前
記計重器により計重された品物を該排出用板材で押動し
て該品物受部から排出させるようにしたことを特徴とす
る品物の計重・排出機構。 - 【請求項2】 複数の計重用板材を各々間隔をおいて配
設し、これら計重用板材の上縁部で上方から所定時間毎
に一個ずつ供給される品物を受ける略V字形状の品物受
部を形成し、該品物受部で受けた品物の重量を計重する
計重器を前記複数の計重用板材に共通に結合して配設
し、前記計重用板材の各間隔を通過し得るように径方向
に対向した複数対の排出用板材を所定の角度位置に取り
付けた駆動軸を前記複数の計重用板材の下方に設け、か
つ、該駆動軸の連続的な所定速度の回転により、前記所
定時間毎に、前記排出用板材が前記間隔を通過するとき
前記品物受部上で前記計重器により計重された品物を該
排出用板材で押動して該品物受部から排出させるように
したことを特徴とする品物の計重・排出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3270225A JP3013907B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 品物の計重・排出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3270225A JP3013907B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 品物の計重・排出機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579887A JPH0579887A (ja) | 1993-03-30 |
JP3013907B2 true JP3013907B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=17483291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3270225A Expired - Fee Related JP3013907B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 品物の計重・排出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013907B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6154205A (en) * | 1998-03-25 | 2000-11-28 | Microsoft Corporation | Navigating web-based content in a television-based system |
CN112830162B (zh) * | 2020-12-31 | 2023-07-28 | 贵州九鼎新能源科技开发有限公司 | 托盘式原材料运输装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4300107A (en) * | 1979-07-18 | 1981-11-10 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Trap doped laser combined with photodetector |
JPS63138216A (ja) * | 1986-11-28 | 1988-06-10 | Yamato Scale Co Ltd | 傾斜載台型計量装置 |
JPH01172518U (ja) * | 1988-05-23 | 1989-12-07 | ||
JP3034889U (ja) * | 1996-08-19 | 1997-03-07 | 光一 山田 | 加圧インクのボールペン |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP3270225A patent/JP3013907B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0579887A (ja) | 1993-03-30 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |