JP3132933B2 - 重量選別機 - Google Patents

重量選別機

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JP3132933B2
JP3132933B2 JP04327341A JP32734192A JP3132933B2 JP 3132933 B2 JP3132933 B2 JP 3132933B2 JP 04327341 A JP04327341 A JP 04327341A JP 32734192 A JP32734192 A JP 32734192A JP 3132933 B2 JP3132933 B2 JP 3132933B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は重量選別機もしくは品物
計重・仕分装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】最近、ホタテ、エビ等の
魚介類を一個づつ重量選別して、各クラスの重量の魚介
類を一定個数箱詰めして出荷することが広く行なわれて
いるのであるが、このような魚介類を一個づつ重量測定
するのに従来は、例えばベルトコンベヤの上方走行部の
下方に計重機構を配設し、このベルトの上方走行部分で
1個づつ、その重量を計重すべき、例えばホタテを搬送
し、このベルト状の搬送途上で、この下方に配設された
計重機構により重量を測定し、この計重用のベルトコン
ベヤから次工程のベルトコンベヤ上で上記計重機構によ
り計重された測定結果に応じて駆動される、ゲート板が
配設されており、これが上流側の計重機構の測定結果に
応じて、選択的にその支点の回りに回動するか、あるい
は回動しないようにして仕分けるようにしたものが知ら
れている。しかるにこのような装置によれば、魚介類に
よっては転がり易いものがあり、計重用ベルトコンベヤ
上で転がって外方に落下してしまうことがある。すなわ
ち計重対象物の性質、形状に制約がある。また計重機
構、例えばロードセルはベルトの上方走行部の下方に配
設されているので構造が複雑であり、また扱う品物が魚
介類であるので、その清掃を頻繁に行なわなければなら
ないが、ベルトの裏側に駆動系や計重機構があり、これ
らに水が掛からないようにするために、その清掃が困難
である。これに関連してメンテナンスが悪い。
【0003】本出願人は以上のような問題に鑑みて、先
に図4〜図15に示すような品物仕分装置を先に開発し
た。
【0004】この装置20は、主としてアングル材21
により形成される横手方向に長い矩形状の架台22と、
モータ27と、図6にその詳細が示されるバケットコン
ベヤ32及び品物計重機構90等からなる。
【0005】架台22内には、歯車装置23、24、2
5、26が配設され、モータ27の駆動力は、プーリ2
8及び歯車装置23のプーリ29に、各々ベルト30、
31を介して伝達される。
【0006】各歯車装置23、24、25、26には、
例えば図5に示した歯車装置23、24のように、所定
間隔おきに5つの歯車45a、45b、45c、45
d、45e、46a、46b、46c、46d、46e
が軸47、42を介して一体的に軸支されており、歯車
装置25、26の軸43、44にも同様に5つの歯車が
軸支されている。
【0007】各歯車装置23、24、25、26に差し
渡された搬送手段は、図6に示したように、一対の2条
チェーン33、33からなるもので、これら2条チェー
ン33、33間に複数個のバケット35が支持されてい
る。
【0008】又、歯車装置23と歯車装置26との間に
形成される垂直移送路部には各2条チェーン33に近接
して図4、図5及び図9に示したようにL字状の垂直ガ
イド部材55、55、55、55が装置フレームに支持
されており、これら垂直ガイド部材55の一端面55a
には、テフロン等の低摩擦材のシート56が貼着されて
いる。
【0009】バケット35は、図7に示したように、断
面が略三角形状であり、例えば塩化ビニール樹脂により
真空成型で一体に成型されている。又、このバケット3
5の両側壁部35a、35bには、開口部に沿って2つ
の孔36a、36bと、これらの孔とにより略正三角形
を形成する孔36cとが各々形成されている。バケット
35の底壁は、前壁部35cと、該前壁部35cより若
干長い後壁部35dとから成っている。又これら両壁部
35c、35dの両外縁部e間には並列する複数のスリ
ットSが形成されている。更にこれらスリットS間に突
条(リブ)rが形成されている。
【0010】図8に示すように断面が略三角形状に形成
されたバケット35の両側壁部35a、35bは、略垂
直に延びるガイド片37と略L字形状のチェーン取付片
38とが取付けられる。ガイド片37は上下端部に湾曲
部37a、37bを備え、かつ湾曲部37a、37b間
の直線状の垂直案内板部37dと、該垂直案内板部37
dの側部に折曲して形成された取付用板部37e及び軸
係止用板部37fとからなる。取付用板部37eには、
上記バケット35に形成された孔36a、36b、36
cに対応する孔38a、38b、38cが形成され、又
軸係止用板部37fには軸係止孔39が形成されてい
る。他方、L字状のチェーン取付片38には、上記バケ
ット35に形成された孔36a、36bに対応する孔3
8a、38bと、軸係止孔40とが形成されている。ガ
イド片37はバケット35の側壁部35aに当接させ、
孔38a、38b 38cを孔36a、36b、36c
に合致させ、図示しないリベット等により取付けられ
る。又、チェーン取付片38は、バケット35の側壁部
35bに当接させ、孔38a、38bを孔36a、36
bに合致させ、同様にリベット等により取付けられる。
図6に示したように、ガイド片37、チェーン取付片3
8が取付けられたバケット35は、2条チェーン33の
所定間隔おきに形成された一対の軸係止部41、41
に、各ガイド片37、チェーン取付片38の軸係止孔3
9、40を合致させる。そして、ガイド片37と、2条
チェーン33との間はスペーサ49、50を介して軸5
1を挿通すると共にチェーン取付片38と2条チェーン
33との間はスペーサ52、53を介して軸54を挿通
し、これにより、バケット35は2条チェーン33、3
3に回動自在に支持される。このようなバケット35の
懸吊状態では、前壁部35c及び後壁部35dは重心位
置により上向き傾斜となっている。
【0011】このようにして、本品物仕分装置の搬送装
置20では、歯車装置23、24、25、26に巻回さ
れた5つの2条チェーン33、33、33、33、33
間に4列の連続したバケットコンベヤが構成されてい
る。
【0012】一方、架台22における上部の水平移送路
部分には、一対の2条チェーン33、33の上方位置に
図11及び図12に示したように、各々断面コ字状でチ
ェーン搬送方向に沿って延び、かつ取付フランジ59
a、59bを開口部に設けたソレノイド取付部材59が
装置フレームに固定設置されている。ソレノイド取付部
材59の底板59cには、所定間隔で大形の孔60と小
形の孔61とが対をなして複数組形成されている。ソレ
ノイド取付板59は、取付フランジ部59a、59bと
装置フレームとの間をボルト止めすることにより一体的
に組付けられ、長孔62で位置の調整がなされる。
【0013】ソレノイド取付部材59に画成される空間
63内には、所定数(実施例では8個)の電磁ソレノイ
ド64が収容され、これらの電磁ソレノイドは、取付部
材59の底板59cにねじにより固定されている。図1
3に示したように、電磁ソレノイド64の作動子65に
は、係合部材66が取付けられている。係合部材66
は、回動軸67を備えた連結部72を境に、短辺アーム
部73と長辺アーム部68とから略L字形に形成されて
いる。回動軸67は、ソレノイド取付部材59から垂下
して配設された図示しない固定板に回動自在に支持され
ている。係合部材66の長辺アーム部68の先端部に
は、切欠部69を備えた略L字形状のフック部70と、
該フック部70から下方に延びるロッド部71とが形成
されている。又、連結部72には、ねじりコイルスプリ
ングが内蔵されている。
【0014】このように形成された係合部材66は、ソ
レノイド取付部材59の下方から短辺アーム部73が大
形の孔60内に挿通され、又長辺アーム部68のフック
部70が小形の孔61内に挿通されてソレノイド取付部
材59に設置されている。係合部材66は、長辺アーム
部68に図13において、回動軸67を中心に反時計方
向に回動する外力が作用しても、その力が解除されると
上記ねじりコイルスプリングのばね力により時計方向に
復動し、ねじりコイルスプリングの自然状態に復帰す
る。なお、係合部材66が回動すると、フック部70の
一端部70aとロッド部71の一端部71aとがソレノ
イド取付部材59の底板59cと当接し、これにより係
合部材66の回動域が規制される。
【0015】このように、下方に係合部材66が取付け
られた各電磁ソレノイド64は、制御器200に接続さ
れ、該制御器からの指令に応じて励磁される。なお制御
器200には後述するロードセル111の計重信号が供
給される。電磁ソレノイド64は、通常の非励磁状態に
おいて作動子65が図13において破線位置にあり、そ
の際、係合部材66の長辺アーム部68は、ロッド部7
1の一端部71aがソレノイド取付部材59の底板59
cに当接している。すなわち、上方位置にある。このよ
うな非励磁状態から電磁ソレノイド64に通電すると、
作動子65は実線位置となり、同時に係合部材66は図
示したように下方位置となる。その際、フック部70の
一端部70aが取付部材59の底板59cと当接する
が、フック部70の一端部70aと当接する部分にウレ
タンゴム等の緩衝材58を貼着することにより衝突によ
る異音の発生が防止される。又、同様に、係合部材66
が上方位置となった際にロッド部71の一端部71aと
当接する部分に緩衝材74を貼着すれば、励磁を終了し
た時点での衝突による異音の発生を防止することができ
る。
【0016】このようにソレノイド取付部材59の所定
位置に配設された各電磁ソレノイド64の下方には、仕
切板75により複数部分に仕切られた集合シュート76
が配設され、集合シュート76の各シュートは上方の電
磁ソレノイド64のいずれかと対応している。又これら
シュートの下方位置には仕分け用コンテナが配置されて
いる。
【0017】次に本品物仕分装置におけるホタテの計重
排出機構90について図14及び図15を参照して説明
する。
【0018】図14及び図15において、てこクランク
機構91、91’は左右対称に配設され、これらはそれ
ぞれ同一の構成を有するので、一方のてこクランク機構
91のみについて説明する。
【0019】これはいわゆる四節回転機構を形成し、4
本のリンクからなり、そのうちの1本が固定された構造
となっている。すなわち、基台105上にはベアリング
ボックス92が配設され、このベアリングの内輪に嵌着
された軸94がもう一方のてこクランク機構91’まで
延在しており、これらを一体化している。また他方のベ
アリングボックス93の内輪に固定した軸98も図15
に示すように他方のてこクランク機構91’と結合して
いる。なおベアリングボックス93の内輪は図4におけ
るプーリ28と同軸である。
【0020】軸94にはこれと共に回動自在に、てこレ
バー95の下端部が結合されており、この上端部は枢着
点としてのベアリング96で連接棒としてのレバー97
の右端に固定されており、また他方のベアリングボック
ス93の軸98にはクランク板99がその下端部で回動
自在に取りつけられており、またこの上端部にはベアリ
ングボックス100の内輪側が固定されており、外輪側
は上述のレバー97にこのベアリングボックス100の
上端部でボルト102により固定されている。またベア
リングボックス100の内輪側に固定された回動軸10
1はクランク板99に固定されている。このような構成
により軸98を図13のモータ27のプーリに巻装され
たチェーンベルト30の駆動により軸98は時計方向に
回転し、これと共にクランク板99は軌跡Cで示すよう
に回転運動を行なうようになっている。
【0021】以上のようにして、てこクランク機構91
が構成されるのであるが、他方のてこクランク機構9
1’も左右対称であるので同様に構成されている。レバ
ー97の左端部には連結板103が固定されており、こ
れは他方のてこクランク機構91の図23におけるレバ
ー97に相当する連接棒97’の一端に図15に示すよ
うに結合されて、てこクランク機構91、91’のレバ
ー97、97’は同期して同一の運動をするようにされ
ている。
【0022】連結板103には図15に明示されるよう
な、ほぼ長方形状の第2板材としての排出板114が本
品物仕分装置では図15に示すように3枚それぞれスペ
ーサ110を介在させて、所定のピッチをおいて固定さ
れている。すなわち、これら排出板114はレバー97
と同様な運動を行なう。またこれら排出板114が、そ
れぞれの間の間隙Sを通過し得るように、やはりスペー
サブロック112を介在させて図14に示すような、ほ
ぼ杓子形状の第1板材としての計重板107が軸10
8、109で共通に固定されており、またこれら軸10
8、109の両端部はロードセル111から垂下してい
る計重連結板106a、106bに固定されている。ロ
ードセル111は上方の静止部S’に固定されており、
公知のロバーバル機構でなり、これで垂直方向に計重連
結板106a、106bにかかる力を受けるように構成
されている。計重板107は上述したようにほぼ杓子形
状を呈するのであるが、この形状により、これら3枚の
板材により、ほぼV字形状の断面を呈する品物受部Tが
構成される。この上に図示するように例えばホタテMが
受容されるようになっている。また排出板114は本品
物仕分装置ではやはり3枚からなるのであるが、これら
は後述するような動作を行ない、これらの左方部にはチ
ェーン供給コンベヤ78が設けられており、これから矢
示するように1個づつホタテMが供給されるように構成
されており、後述するような排出板114の動作で品物
受部Tに受容されているホタテMを排出板114の行程
中において矢印aで示すように、この右方に配設された
バケットコンベヤ32の垂直移送部で移送中のバケット
35に供給されるようになっている。
【0023】図14及び図15において、品物の計重機
構90の上流側には断面がV字型の多数のエレメントを
連接させてなるホタテチェーン供給コンベヤ78が図5
に示すように本品物仕分装置では4列で配列されてい
る。そして、この図においては駆動チェーン歯車79し
か示さないが、これはチェーンベルト80’を介してプ
ーリ81の駆動力を受ける。又このプーリ81は架台に
固定されたフレーム82に取り付けられているが、これ
はチェーンベルト83を介して上述の駆動源であるモー
タ27のプーリに巻回されている。従ってホタテチェー
ン供給コンベヤ78はプーリ81、駆動チェーン歯車7
9の径比及び歯数に応じてバケットコンベヤ32の移送
速度と所定のタイミングで駆動されることになる。
【0024】本品物仕分装置によるバケットコンベヤを
設置した装置20は以上のように構成されるが、該装置
20は、例えばホタテ貝の貝柱あるいはタラコ等の海産
物の重量による仕分装置として用いられている。以下
に、このような同一種類の海産物を重量別に仕分ける装
置20の作用について説明する。
【0025】今、モータ27が駆動され、歯車装置23
から5列の2条チェーン33、33、33、33、33
を介して、他の歯車装置24、25、26に動力が伝達
されている。従って、2つの2条チェーン33、33間
に支持されて、4列のバケットコンベヤが装置20内を
図4及び図5において矢印B方向に移送されている。8
個の電磁ソレノイド64、64・・・・64は、全て非
励磁状態にあり、これに対応する係合部材66も全て上
方位置にある。一方、ホタテ貝の貝柱などは計重機構9
0により1個宛計重される。そして、計重後の貝柱等
は、装置20における歯車装置26と歯車装置23との
間の垂直移送路部を搬送しているバケット35内に、1
個宛供給される。この垂直移送路部でバケット35は、
図9に示したようにガイド片37の湾曲部37a、37
bが、垂直ガイド部材55に当接し、これにより縦方向
の走行が案内されるので、姿勢が一定に保持される。す
なわち、このように垂直移送路部で貝柱等の品物がバケ
ット35内に投入されても、バケット35が揺動するこ
とはない。なお、実施例においてバケット35内に投入
される貝柱等は、計重により8つのグループに仕分けら
れており、貝柱等がどのグループに属するかは計重後、
制御器200に入力されている。そして、計重されたホ
タテ貝の貝柱等は、この装置20により重量別に仕分け
られて、下方のコンテナ内にグループ別に収容されるの
であるが、以下にその仕分け作用について説明する。
【0026】重量別によるグループはいずれかの電磁ソ
レノイドに対応されている。バケット内に貝柱等を収容
した後、対応する電磁ソレノイドに到達するまでの2条
チェーン33の走行距離はパルスエンコーダ等で演算さ
れ、所定時間後、該当する電磁ソレノイド64が所定時
間励磁されるようになっている。電磁ソレノイド64が
励磁されると、図13における作動子65及び係合部材
66は図示の状態となり、直下を通過しようとする所望
のバケット35の後壁部35dの進行方向前方にロッド
部71が配置される。よって当該バケット35は、係合
部材66のロッド部71に後壁部35dを当接させて走
行するので、バケット35は図13において軸51、5
4を中心に反時計方向に回動し、これにより、収容され
ていたホタテ貝の貝柱は下方の集合シュート76の適宜
な位置に落下し、コンテナに収容される。
【0027】以後、同様に、後続するバケットも、所定
の電磁ソレノイドが励磁されて、貝柱がシュートを通っ
て重量別のコンテナ等に収容される。よって、ホタテ貝
の貝柱は、所定範囲内の重量別に選別されてコンテナ等
内に収容される。
【0028】なお、バケット35が収容物の搬送を終え
ると、自重により前壁部35c、後壁部35dが上向き
傾斜に復帰し、残りの水平移送路部から下方への垂直移
送路部及び、下位の水平移送路部を走行して、再度、ガ
イド片37により姿勢が保持されて、歯車装置26と歯
車装置23との間の垂直移送路部を移送される。
【0029】てこクランク機構91、91’は上述した
ように構成されるのであるが、この軸98を等速で回転
させると、これによりクランク板99に固定された軸1
01は軌跡Cに沿って等速回転する。この軸101は図
14に示す位相から45度回転すると図16に示す位置
をとる。レバー95は図14の位置から軸94のまわり
に、ある角度揺動する。これに結合されている軸96を
介してレバー97が図16に示すような位置をとり、従
ってこの左端部に固定されている排出板110も図示す
る位置をとる。さらにこれから45度回転すると、すな
わち図16の位相から90度回転すると図17に示す位
置をとり、レバー95は更に軸94のまわりに右方へと
揺動し、レバー97は右方へ移動すると共にその左端部
は下方へと移動する。よってこの端部に固定された排出
板110は図示の位置をとる。
【0030】以下、同様にして軸93の等速回転運動に
より、これに固定されたクランク板99は一定の軌跡C
で示す行程に沿って移動するのであるが、このような行
程中において図16で示すような回転位相に、あるいは
行程中に第1板材としての計重板107の上辺部に形成
される品物受部Tの上にホタテMが左方のチェーン供給
コンベヤ78より1個供給される。よってこれら3枚の
計重板107は一体化したものであり、その両端部で上
方に延在する一対の計重連結板106a、106bに結
合されているので、これらの上端部に結合されているロ
ードセル111により、このとき、品物受部Tに載置さ
れているホタテMの重量を計重する。ついで排出板11
2は所定の軌跡で運動するのであるが、計重されて品物
受部TにあるホタテMがある回転位相の間の回転位相で
排出板114の短縁部114aで押し出されるような状
態となり、その受部Tで受容されているホタテMを押し
出す形となる。よって図14で示すようにこの右方に配
設されたバケットコンベヤ32の垂直部を移送中のバケ
ット35のひとつに矢印aで示すように落下供給され
る。なお場合によってはこの供給を確かにするためにガ
イドシュートを設けてもよい。
【0031】以上のようにして1個のホタテMがバケッ
ト35に供給されたのであるが、この行程中においてす
でにチェーン供給コンベヤ78から次のホタテMが品物
受部Tに供給され、上述したような計重及び排出作用を
受ける。
【0032】なおバケットコンベヤ32のバケット35
の移動タイミングはチェーン供給コンベヤ78から1個
づつ供給するホタテMの供給タイミングと一致してお
り、従って確実に次のバケット35は次のホタテを受け
る位置にきている。
【0033】以上では他の列の排出板などについては説
明しなかったが、本品物仕分装置では以上のような構成
で複数列設けられ、同様な作用を行なう。また、これら
列は同期して運転されるので、本品物仕分装置のように
4列で設けられていれば、ホタテMは4個づつ同時に計
重し、且つ並設されたバケットコンベヤ32の各バケッ
ト35に同時に落下供給することができる。
【0034】以上のようにして各電磁ソレノイド64に
対応する横一列のバケット35からは所定の重量範囲の
品物がその下方のガイドシュート75に排出される。
【0035】以上のように、例えばホタテが各コンテナ
1 、C2 、C3 ・・・に対し重量選別して排出される
のでるがこれらは、例えばa〜b、b〜c、c〜d、d
〜e、e〜f、f〜g、g〜h、h−i及びその他のよ
うな重量範囲で選別されるのであるが、今コンテナC
4 、C5 、C6 についてこれが、例えば15〜20g、
20〜25g、25〜30gとすれば、このような重量
選別をしてコンテナC4、C5 及びC6 にホタテが供給
される。
【0036】なお、このとき各シュートの図4において
特に右端の二つのシュート76A及び76Bについて説
明すると、そのガイド部76a、76bの端部には矢印
方向に移動自在なゲート199が設けられており、これ
が各コンテナにホタテを供給するときには開放位置を取
っている。又、あるコンテナがいっぱいになるとこのゲ
ート199を閉じることにより、このガイド部76a、
76b内に順次、排出されるホタテを貯蔵しておき、空
のコンテナを持ってくると再びゲート199を開放する
ことにより、この重量範囲のホタテを供給するようにし
ている。
【0037】以上のようにして、各コンテナにはそれぞ
れに対応する重量範囲のホタテが選別して供給されるの
であるが、これら各重量範囲のホタテを所定の位置に大
量に貯蔵しておき、この後、このような重量選別機に並
列して、又は離れた位置に配設される袋詰機もしくは包
装機に供給して所定重量、例えば1kg宛袋詰めにする
ようにしている。例えば、重量範囲が20g〜25gの
ホタテを1kg宛、袋詰めする場合には、40〜50個
が一つの袋に収納されることになるが、このような袋詰
めは別の袋詰機により行なうので工場の敷地面積をより
多く必要とし、又全装置コストを上昇させている。
【0038】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上記問題に
鑑みてなされ、重量選別機は一般に常時運転されている
ものではなく、一日の大半は停止した状態に置かれてい
るので、これを有効に利用し設置面積を小とし、かつ装
置コストも従来より大巾に低下させることができ、袋詰
作用も行なうことができる重量選別機を提供することを
目的とする。
【0039】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、1個
宛、品物を供給する供給部と、該供給部からの1個の品
物を受け、これを計重する計重部と、該計重部の計重信
号を受け、複数の重量範囲に品物を選別する選別部とを
備えた重量選別機において、前記複数の重量範囲のうち
所定の重量範囲に対応する品物の排出通路に分岐して包
装用通路を設け、かつこれら通路のうちいずれか一方を
品物が通るように第1ゲート手段を設け、前記包装用通
路の下流側に収納容器とこの全重量を計重するための重
量検知手段と、前記収納容器の排出口を開閉自在な第2
ゲート手段とから成る計重ホッパを設け、包装作業時に
は前記第1ゲート手段を切換えて品物を前記包装用通路
側に導き、前記収納容器で受け累積する品物の重量を計
重し、一包装分の重量に近い所定の重量を検知すると、
これ以後、前記計重部で計重した品物のうち合算した総
重量が(一包装分の重量−前記所定の重量)に最も近い
重量となるように、前記計重部で計重した品物の計重値
を順次、記憶するコンピュータの演算により選択した品
物のみを前記包装用通路側に導き、その他の品物は前記
所定の重量範囲以外の他の重量範囲に対応する品物の排
出通路に排出するようにし、前記選択した品物の全てを
収容すると前記第2ゲート手段を開放して、前記収納容
器から品物を全て包装機へと供給するようにしたことを
特徴とする重量選別機、によって達成される。
【0040】
【作用】複数の重量範囲のうち所定の重量範囲に対応す
る品物、例えば上述のように20〜25gの重量範囲の
ホタテを所定量、例えば1kgで包装する場合は計重ホ
ッパに包装用通路を介して、重量範囲のホタテを一袋分
の重量に近い重量、例えば1kgに対して900gのホ
タテを一挙に供給し900gに達したことを検知する
と、計重部で測定した1個のホタテのうち、残りの10
0gに合算して最もこれに近い値になるようにコンピュ
ータで演算選択し、この選択したホタテのみを計重ホッ
パに供給する。これにより一包装分の1kgを正確に計
重して包装することができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の実施例による重量選別機につ
いて図面を参照して説明する。
【0042】なお従来装置に対応する部分については同
一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0043】今、20〜25gのホタテを袋詰めする場
合について説明する。図1において最右方の二つのシュ
ート76A、76Bが選択され、このガイド部76a、
76bには他のシュートと同様に排出端部にゲート19
9を備えており、この内方側に更に図2に示すようにヒ
ンジpを支点として矢印方向に回動自在なゲート201
を設けており、これにより開閉される開口がガイド部7
6aの底壁部に形成され、これに連通する包装用通路を
構成するダクト204が一体形成されており、これに蛇
腹状のキャンバス205を経て計量ホッパ206が接続
されている。これはホッパ本体207及びこの上縁部で
地上に対しロードセル208により支持されており、そ
の排出開口はゲート209により開閉自在となってい
る。ロードセル208はホッパ本体207の内容物を含
む全重量を検知しこれを制御器200に供給している。
【0044】又、ホッパ本体207の下方には袋詰機2
11が配設され、これは公知の構造を有するものであ
る。又本実施例によれば一袋分は1kgとされ、これに
近い900gを設定値として制御器200内に記憶され
ている。又、制御器200にはこの900gに近い計重
信号をロードセル208から受けると以後計重部90で
1個宛バケット35で計重される結果を順次、受け、シ
ュート76Aの上流側に存するバケット35内の各ホタ
テの重量を全て記憶し、この中で合算して最も1kgに
近い値となるようなホタテを選択し、この選択されたホ
タテがソレノイド64’の下方に至ったときにこれを励
磁してこの下方のシュート76Aに供給するように構成
されている。又、これ以外のホタテは全て隣接するシュ
ート76Bにこの上方の電磁ソレノイド64”を励磁し
てここに排出するようにしている。なお、電磁ソレノイ
ド64”は単にバケット35のガイド片37の係合部と
して形成されるだけでもよい。
【0045】本発明の実施例は以上のように構成される
のであるが、今、20〜25gのホタテを袋詰めする場
合について説明する。なお、重量選別は従来と同様に行
われる。図示しないが図1の装置20の左方にはストッ
カーが設けられており、これに上述したように選別し、
かつ貯蔵していたこの重量範囲のホタテを供給する。こ
れに連接する供給部を駆動することにより1個宛計重部
90に供給され、ここからバケット35内にホタテが供
給される。これが順次、シュート部76Aの上方部に至
るとソレノイド部64’の励磁により(これは常に励
磁)ここに落下し、今、ゲート201が図2においてガ
イド76a側を閉じているので包装用通路204を通っ
て計重ホッパ206に供給される。ホタテを累積計重し
て900gに達し、この計重信号が制御器200のコン
ピュータに供給されると、以後計重部90で測定される
1個のホタテの重量を順次、記憶していき、これがどの
バケット35に入っているかを記憶して残りの100g
に最も近い値となるようなホタテを選択してこの選択し
たホタテを収容したバケット35が到来すると電磁ソレ
ノイド64’を励磁してシュート76A内に落下させ、
その他のホタテを収容しているバケット35が到来して
も電磁ソレノイド64’を励磁せず、電磁ソレノイド6
4”の励磁(ソレノイド64”は単に係合部とに構成さ
れていてもよい)によりこの直下方のシュート76B内
に落下させる。この時ゲート202は閉じているので、
これらはシュート76B内に貯蔵される。
【0046】選択したホタテがすべて供給されると、ホ
ッパ本体207の下方のゲート209が開放され、下方
の袋詰機211に供給され所定の包装作業を行なう。
【0047】以上のように、正確に1kgのホタテを袋
詰めすることができる。なお、計重部の計重精度に応じ
て1kgに対して正の誤差分、例えば5gが生ずると、
これが計重ホッパ206で計重され、これがコンピュー
タに供給されるので、検量も行なうことができる。
【0048】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0049】例えば、供給部、計重部、重量選別部は実
施例の構成に限ることなく、従来公知の構成のいずれに
も本発明は適用可能である。
【0050】また、他の重量範囲、例えば15〜20g
のホタテを包装する場合にも最右方のシュート76A、
76Bが使用し得ることは明白である。電磁ソレノイド
64、64’、64”のどれを励磁するか、しないかは
コンピュータ内のプログラムを自動的に変更し得るよう
にしておけばよい。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の重量選別機
によれば、簡単な付加的構成で包装機としても用いるこ
とができ、設置面積を大巾に低下させることができる。
また、専用の袋詰機が不要であるので、装置の設置面積
を従来より小とし、かつ全装置コストも大巾に低下させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による品物・計重仕分装置の正
面図である。
【図2】同概略側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】従来例の品物計重・仕分装置の側面図である。
【図5】同平面図である。
【図6】同装置におけるバケットの支持部を示す斜視図
である。
【図7】バケットの取付構造を示す斜視図である。
【図8】ガイド片を取付けたバケットの斜視図である。
【図9】バケットの垂直移送路部での搬送姿勢を示す斜
視図である。
【図10】バケット列の正面図である。
【図11】電磁ソレノイドを取付けるソレノイド取付部
材の平面図である。
【図12】図11における[12]−[12]線方向拡
大断面図である。
【図13】電磁ソレノイドと係合部材との設置態様を示
す側断面図である。
【図14】図4における品物計重機構の拡大側面図であ
る。
【図15】図14における[15]−[15]線方向断
面図である。
【図16】上記装置におけるてこクランク機構1の各回
転位相におけるモードを示す図14と同様な側面図であ
る。
【図17】上記装置におけるてこクランク機構1の各回
転位相におけるモードを示す図14と同様な側面図であ
る。
【符号の説明】
76a ガイド部 76A シュート 76B シュート 199 ゲート 200 制御器 201 ゲート 204 ダクト 206 計量ホッパ 207 ホッパ本体 208 ロードセル 209 ゲート 211 袋詰機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01G 15/00 - 15/04 G01G 13/00 - 13/34 B07C 5/32 B65B 35/08 B65G 17/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個宛、品物を供給する供給部と、該供
    給部からの1個の品物を受け、これを計重する計重部
    と、該計重部の計重信号を受け、複数の重量範囲に品物
    を選別する選別部とを備えた重量選別機において、前記
    複数の重量範囲のうち所定の重量範囲に対応する品物の
    排出通路に分岐して包装用通路を設け、かつこれら通路
    のうちいずれか一方を品物が通るように第1ゲート手段
    を設け、前記包装用通路の下流側に収納容器とこの全重
    量を計重するための重量検知手段と、前記収納容器の排
    出口を開閉自在な第2ゲート手段とから成る計重ホッパ
    を設け、包装作業時には前記第1ゲート手段を切換えて
    品物を前記包装用通路側に導き、前記収納容器で受け累
    積する品物の重量を計重し、一包装分の重量に近い所定
    の重量を検知すると、これ以後、前記計重部で計重した
    品物のうち合算した総重量が(一包装分の重量−前記所
    定の重量)に最も近い重量となるように、前記計重部で
    計重した品物の計重値を順次、記憶するコンピュータの
    演算により選択した品物のみを前記包装用通路側に導
    き、その他の品物は前記所定の重量範囲以外の他の重量
    範囲に対応する品物の排出通路に排出するようにし、前
    記選択した品物の全てを収容すると前記第2ゲート手段
    を開放して、前記収納容器から品物を全て包装機へと供
    給するようにしたことを特徴とする重量選別機。
  2. 【請求項2】 前記他の重量範囲に対応する品物の排出
    通路に第3ゲート手段を設け、前記選択した品物を前記
    収納容器で受けているときには、該第3ゲート手段を閉
    じて該排出通路内に選択されなかった品物を貯蔵してお
    き、前記第2ゲート手段を閉じて次の包装分の品物を計
    重開始するするときには前記第3ゲート手段を開いて、
    前記貯蔵していた品物を前記収納容器内に排出するよう
    にした請求項1に記載の重量選別機。
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