JP2663065B2 - バケットコンベヤにおけるバケット及び排出機構 - Google Patents

バケットコンベヤにおけるバケット及び排出機構

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JP2663065B2 JP15778891A JP15778891A JP2663065B2 JP 2663065 B2 JP2663065 B2 JP 2663065B2 JP 15778891 A JP15778891 A JP 15778891A JP 15778891 A JP15778891 A JP 15778891A JP 2663065 B2 JP2663065 B2 JP 2663065B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は品物、特にホタテ、エビ
等の魚介類を一個づつ計重して次工程に排出または供給
するのに最適な品物の計重・排出機構としてのバケット
コンベヤにおけるバケット及び排出機構に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】最近、ホタテ、エビ等の
魚介類を一個づつ重量選別して、各クラスの重量の魚介
類を一定個数箱詰めして出荷することが広く行なわれて
いるのであるが、このような魚介類を一個づつ重量測定
するのに従来は、例えばベルトコンベヤの上方移送部の
下方に計重機構を配設し、このベルトの上方移送部分で
1個づつ、その重量を計重すべき、例えばホタテを搬送
し、このベルト状の搬送途上で、この下方に配設された
計重機構により重量を測定し、この計重用のベルトコン
ベヤから次工程の仕分け用ベルトコンベヤ上で上記計重
機構により計重された測定結果に応じ、複数のゲート板
の一つが選択的にその支点のまわりに回動するか、ある
いは回動しないようにして仕分けるようにしたものが知
られている。然るにこのような装置によれば、魚介類に
よっては転がり易いものがあり、計重用ベルトコンベヤ
又は仕分け用のベルトコンベヤ上で転がって外方に落下
してしまうことがある。すなわち計重対象物の性質、形
状に制約がある。また計重機構、例えばロードセルはベ
ルトの上方移送部の下方に配設されているので構造が複
雑であり、また扱う品物が魚介類であるので、その清掃
を頻繁に行なわなければならないが、ベルトの裏側に駆
動系や計重機構があり、これらに水が掛からないように
するために、その清掃が困難である。これに関連してメ
ンテナンスが悪い。
【0003】又、ベルトコンベヤ上の品物を、支点を中
心に回動するゲート板により、ベルトコンベヤの左右い
ずれか一方の側方に案内して仕分けているので、品物の
搬送路を2連を越えて多くすることはできず、処理能力
に限界がある。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上記問題に
鑑みてなされ、品物、例えばホタテやエビのような魚介
類であっても確実に1個づつの重量を正確に測定するこ
とができ、且つ確実に計重した後に仕分けして次工程に
供給する、または排出することのでき、更には、容易に
品物の処理能力を増大することのできるバケットコンベ
ヤにおけるバケット及び排出機構を提供することを目的
とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、バケッ
トは断面が略三角形状であり、その両側壁部でループ状
に立設した一対のチェーンに回動自在に支軸により支持
され、この懸吊状態で前壁部及び後壁部が上向き傾斜で
あるような形状であり、前記チェーンを等間隔で複数列
ループ状に立設し、これらチェーンは相隣るバケットの
支持に兼用し、一つの駆動手段で前記全チェーンを駆動
させるとともに、前記両側壁部の少なくとも一方に前記
懸吊状態でほぼ垂直に延びるガイド片を取り付け、前記
バケットコンベヤの垂直移送路部に沿って設けられた各
垂直ガイド部材に前記ガイド片を当接させた状態で、計
重機により計重された1個の品物を前記バケット内に供
給するようにし、かつ、前記バケットコンベヤの各水平
移送路部の所定の位置に近接して該水平移送路部の上方
に電磁ソレノイド装置をそれぞれ設け、該電磁ソレノイ
ド装置は、静止部に固定され水平方向に延在する取付板
の上面に取り付けられる電磁ソレノイドと、該電磁ソレ
ノイドの励磁により水平方向に駆動される作動子と、前
記取付板の直下方に配設され、前記電磁ソレノイドの励
磁、非励磁によりそれぞれ係合位置、復帰位置をとる係
合部材とから成り、前記係合部材は、ほぼ水平に延びる
主アーム部と、この一端部に設けられ該主アーム部を回
動可能に支持する支持軸と、前記主アーム部の一端部に
一体的に形成され、前記取付板に形成される孔を通って
前記作動子と結合する作動アーム部と、前記主アーム部
の他端部近傍に一体的に形成され、前記取付板に形成さ
れる開口を通ってほぼ垂直方向に延び、上端部に前記係
合位置で前記取付板の上面に当接する屈曲部が形成され
るアーム部と、前記主アーム部の他端部に一体的に形成
され下方に延びる係合部と、前記支持軸に設けられ、前
記係合部の上面が前記取付板の下面に当接する前記復帰
位置に前記主アーム部を付勢する復帰用ばねとから成
り、前記バケットコンベヤの垂直移送路部から水平移送
路部に搬送される前記バケット内の品物のうち前記計重
機による計重結果が所定値以上又は所定値以下あるいは
所定範囲内のときは、前記電磁ソレノイドの励磁により
前記係合部材に前記係合位置をとらせ、前記計重結果が
前記所定値以上又は所定値以下あるいは所定範囲内の品
物を収容するバケットの前記ガイド片に前記係合部を係
合させ、前記バケットを搬 送しながら前記支軸のまわり
に回動させることにより収容している前記所定値以上又
所定値以下あるいは所定範囲内品物を下方へと落
下、排出するようにしたことを特徴とするバケットコン
ベヤにおけるバケット及び排出機構、によって達成され
る。
【0006】
【作用】支軸により回動自在に支持されたバケットは、
一対のチェーンの間で懸吊されながらバケットコンベヤ
の垂直移送路部にて計重機により計重された品物を供給
される。このときバケットの一側方に設けられたガイド
片が垂直移送路部に沿って設けられた垂直ガイド部材の
ガイド作用により、その姿勢が一定に保持されているの
で、品物供給後のバケットは揺動することなく、常に安
定して品物を収容することができる。そして、品物の重
量が所定値以上(又は所定値以下あるいは所定範囲内)
であると上記計重機により検知されていると、該品物を
収容するバケットが水平移送路部の所定の位置に到達し
たとき、電磁ソレノイド装置が作動する。すなわち、電
磁ソレノイドを励磁して作動子を駆動し、係合部材を係
合位置にとらせる。このとき、その主アーム部は屈曲部
と、電磁ソレノイドが取り付けられる静止系の取付板と
の当接により、係合位置が規制される。この状態で、係
合部材の係合部とバケットのガイド片とが係合し、また
バケットは移送作用を受けているので、バケットは進行
方向とは逆側に支軸を中心に回動し、収容する上記品物
を下方へと落下、排出する。電磁ソレノイド装置の作動
を解除すると、すなわち電磁ソレノイドの励磁を解除す
ると、係合部材を軸支する支持軸の設けられた復帰用ば
ねのばね力により、元の復帰位置に戻る。このとき、係
合部の上面が取付板の下面と当接することにより、復帰
位置の位置決めが行われる。
【0007】又、バケットをループ状に立設した複数列
のチェーン間に支軸により回動自在に支持し、一つのチ
ェーンにより相隣るバケットの支持を兼用させ、全チェ
ーンを一つの駆動手段で駆動させるので、多列に配設し
ても構造が複雑になることはなく、チェーンの数を増や
すことにより更に多列化することが可能であり、処理能
力を容易に向上させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例によるバケットコン
ベヤにおけるバケットについて図面を参照して説明す
る。
【0009】図1は本発明に係るバケットコンベヤが設
置された搬送装置を示したものである。
【0010】この搬送装置20は、アングル21により
横手方向に長い矩形状の架台22と、モータ27と、図
3に示すバケットコンベヤ32等からなる。
【0011】架台22内には、歯車装置23、24、2
5、26が配設され、モータ27の駆動力は、プーリ2
8及び歯車装置23のプーリ29に、各々ベルト30、
31を介して伝達される。
【0012】各歯車装置23、24、25、26には、
例えば図2に示した歯車装置23、24のように、所定
間隔おきに5つの歯車45a、45b、45c、45
d、45e、46a、46b、46c、46d、46e
が軸47、42を介して一体的に軸支されており、歯車
装置25、26の軸43、44にも同様に5つの歯車が
軸支されている。
【0013】各歯車装置23、24、25、26に差し
渡された搬送手段は、図3に示したように、一対の2条
チェーン33、33からなるもので、これら2条チェー
ン33、33間に複数個のバケット35が支持されてい
る。
【0014】又、歯車装置23と歯車装置26との間に
形成される垂直移送路部には、各2条チェーン33に近
接して図1、図2及び図6に示したようにL字状の垂直
ガイド部材55、55、55、55が図示しない装置フ
レームに支持されており、これら垂直ガイド部材55の
一端面55aには、テフロン等の低摩擦材のシート56
が貼着されている。
【0015】又、歯車装置23と歯車装置24との間、
及び歯車装置25と歯車装置26との間に形成される各
水平移送路部には、図7に示したように2条チェーン3
3の下部に、断面略凸形状のチェーンガイド78、78
が移送方向に沿って配設され、2条チェーン33の弛み
が防止されている。
【0016】バケット35は、図4に示したように、断
面が略三角形状であり、例えば塩化ビニール樹脂により
真空成型で一体に成型されている。又、このバケット3
5の両側壁部35a、35bには、開口部に沿って2つ
の孔36a、36bと、これらの孔とにより略正三角形
を形成する孔36cとが各々形成されている。バケット
35の底壁は、前壁部35cと、該前壁部35cより若
干長い後壁部35dとから成っている。
【0017】このように断面が略三角形状に形成された
バケット35の両側壁部35a、35bは、略垂直に延
びるガイド片37と略L字形状のチェーン取付片38と
が取付けられる。ガイド片37は上下端部に湾曲部37
a、37bを備え、かつ湾曲部37a、37b間の直線
状の垂直案内板部37dと、該垂直案内板部37dの側
部に折曲して形成された取付用板部37e及び軸係止用
板部37fとからなる。取付用板部37eには、上記バ
ケット35に形成された孔36a、36b、36cに対
応する孔38a’38b’38c’が形成され、又
軸係止用板部37fには軸係止孔39が形成されてい
る。他方、L字状のチェーン取付片38には、上記バケ
ット35に形成された孔36a、36bに対応する孔3
8a、38bと、軸係止孔40とが形成されている。ガ
イド片37はバケット35の側壁部35aに当接させ、
38a’38b’38c’を孔36a、36b、
36cに合致させ、リベット91、91、91等により
取付けられる。又、チェーン取付片38は、バケット3
5の側壁部35bに当接させ、孔38a、38bを孔3
6a、36bに合致させ、同様にリベット91、91等
により取付けられる。図3に示したように、ガイド片3
7及びチェーン取付片38が取付けられたバケット35
は、2条チェーン33の所定間隔おきに形成された一対
の軸係止部41、41に、ガイド片37、チェーン取付
片38の軸係止孔39、40を合致させる。そして、ガ
イド片37と、2条チェーン33との間は図7に示すよ
うにスペーサ49、50を介して軸51を挿通し、かつ
チェーン取付片38と2条チェーン33との間はスペー
サ52、53を介して軸54を挿通し、これにより、バ
ケット35は2条チェーン33、33に位置決めされ、
かつ回動自在に支持される。このようなバケット35の
懸吊状態では、前壁部35c及び後壁部35dは重心位
置により上向き傾斜となっている。
【0018】このようにして、実施例の搬送装置20で
は、歯車装置23、24、25、26に巻回された5つ
の2条チェーン33、33、33、33、33間に4列
の連続したバケットコンベヤが構成されている。
【0019】このように、バケットコンベヤを多連式に
する場合、互いに隣り合うバケット35、35間に、1
本の2条チェーン33を配置し、該2条チェーン33に
より隣り合うバケット33、33の支持が兼用される。
従って実施例では5本の2条チェーンにより4列のバケ
ットが支持されている。
【0020】図8には図示しない計重機構の計重信号を
受けて作動する電磁ソレノイド装置64を示し、これは
図1に示すようにバケットコンベヤ32の水平移送路部
の所定の位置に近接して、その上方に設けられている。
電磁ソレノイド装置64は、静止部に固定された水平方
向に延在する取付板97の上面に取り付けられる電磁ソ
レノイド63と、この励磁により水平方向に駆動される
作動子65と、電磁ソレノイド63の励磁、非励磁によ
りそれぞれ係合位置、復帰位置をとる係合部材66とか
ら成る。通常は作動子65は図中点線で示す位置をとっ
いるが、図8は電磁ソレノイド63が励磁されて係合
部材66が係合位置をとっている状態を実線で示してい
。係合部材66は、ほぼ水平に延びる主アーム部68
と、この一端部に設けられ主アーム部68を回動可能に
支持する支持軸67と、主アーム部68の一端部に一体
的に形成され、取付板97に形成される孔60を通って
作動子65と結合する作動アーム部73と、主アーム部
68の他端部近傍に一体的に形成され、取付板97に形
成される開口61を通ってほぼ垂直方向に延び、上端部
に図示する係合位置で取付板97の上面に当接する屈曲
部70aが形成されるアーム部70と、主アーム部68
の他端部に一体的に形成され下方に延びる係合部71
と、支持軸67に設けられ、係合部71の上面71aが
取付板97の下面に当接する復帰位置に主アーム部68
を付勢する図示しない復帰用ばねとから成る。本実施例
では、屈曲部70aおよび係合部71の上面がそれぞれ
当接する取付板97の上面および下面には、緩衝材とし
てウレタンゴムが取り付けられており、図示する電磁ソ
レノイド装置64作動状態では、この屈曲部70aが
ウレタンゴム58に当接している。また、電磁ソレノイ
63を非励磁にすると、上記復帰用ばねのばね力によ
って作動子65が点線示す位置をとると共に主アーム部
68は実線で示す位置から支持軸67のまわりに反時計
方向に回動して係合部71の上面71aがウレタンゴム
4に当接することによりその位置を規制している。ウ
レタンゴム58、74は電磁ソレノイド6の作動、非
作動に応じて主アーム部68が支持軸67のまわりに往
復回動するのであるが、この時に直接屈曲部70a、端
部71aが衝突して衝撃音を発しないようにしている。
又これら部材を保護している。
【0021】架台22における上部の水平移送路部分で
更に下流側には、一対の2条チェーン33、33の上方
位置に図9及び図10に示したように、断面コ字状の取
付部材59が装置フレーム98に適宜手段により固定設
置されている。取付部材59には、ロッド状の係合部材
95がねじ75、75等により固定されている。係合部
材95の下方には図1に示したようにシュート96が配
設され、該シュート96の下方位置にはコンテナ等が配
置されている。
【0022】本発明の一実施例によるバケットコンベヤ
を設置した搬送装置20は以上のように構成されるが、
以下に、この作用について説明する。
【0023】今、モータ27が駆動され、歯車装置23
から5列の2条チェーン33、33、33、33、33
を介して、他の歯車装置24、25、26に動力が伝達
されている。従って、2つの2条チェーン33、33間
に支持されて、4列のバケットコンベヤが搬送装置20
内を図1及び図2において矢印B方向に移送されてい
る。歯車装置26と歯車装置23との間の垂直移送路部
でバケット35は、図6に示したように、垂直に延びる
ガイド片37の上下の湾曲部37a、37b(一方のみ
図示)が、垂直ガイド部材55に当接し、これにより縦
方向の走行が案内されるので、姿勢が一定に保持され
る。然るに、この垂直移送路部から品物がバケット35
内に投入されても、バケット35が揺動することはな
い。従って、駆動状態にある搬送装置20の垂直移送路
部から図示しない計重機により計重された品物をバケッ
ト35内に投入すると、品物は安定した状態でバケット
の底部に収容される。品物を収容し垂直移送路部を上方
に移動するバケット35は、その後、水平移送路部を走
行する。こうしてバケット35が水平移送路部を走行す
る場合であっても前壁部35cおよび後壁部35dは上
向き傾斜であり、品物がバケット35から落下すること
はない。
【0024】上述のようにして移送されるのであるが、
図1に明示される電磁ソレノイド装置64の位置に至る
と、今このバケット35は所定ピッチ及びタイミングで
チェーンにより移送されているのであるが、垂直移送路
で計重された品物が所定値以上の重量であると電磁ソレ
ノイド63が励磁され図8に示すように作動子65が実
線で示す位置をとる。これにより主アーム部68支持
軸67のまわりに時計方向に回動し、係合部材66は図
示する係合位置をとる。よって係合部71がバケット3
5のガイド片37と係合して図中鎖線及び実線で示すよ
うな状態を経て、バケット35は軸51、54の回りに
回動して、それが収容している品物(例えばホタテ)を
下方に排出し、シュート100に沿って外部に供給する
ようにしている。又バケット35は所定のピッチ及び所
定のタイミングで搬送されているのであるが、垂直移送
路で収容された品物の重量が所定以下であるとソレノイ
ド64が励磁されず、従ってその作動子65は点線で示
す位置をとり、従って係合部71は図示より上方位置に
あってガイド片37と係合することなく、従ってバケッ
ト35はその懸吊状態を維持して下流側へと移送され
る。
【0025】バケット35が水平移送路部を所定距離走
行し、品物を集積する位置に至ると、バケット35に取
り付けられた略垂直に延びるガイド片37は、図9およ
び図10に示す下方に延在するロッド状の係合部材95
に当接する。ガイド片37が係合部材95に当接する
と、図8に示したのと同様にして、これに続く走行にお
いてバケット35は実線位置から軸51、54を支軸と
して破線位置に移る方向に回動する。これにより、品物
は下方に落下し、シュート96に沿って、コンテナ等に
収容される(図1参照)
【0026】品物を落下した後のバケット35は、再び
自重により前壁部35c、後壁部35dが上向き傾斜に
復帰し、残りの水平移送路部から下方への垂直移送路部
及び、下位の水平移送路部を走行して、再度、ガイド片
37により姿勢が確実に保持されて、歯車装置26と歯
車装置23との間の垂直移送路部を移送される。後続す
るバケットも、順次係合部材95で品物を落下させ、同
様に姿勢を復帰して走行する。従って、品物は順次バケ
ット内に収容され、コンテナ内に集積される。
【0027】本発明の一実施例のバケットコンベヤが備
えられた搬送装置は、以上のような作用を行なうのであ
るが、以下のような効果を奏する。
【0028】すなわち、上記実施例では品物をバケット
コンベヤ32の垂直移送路部でバケット35に供給する
ようにしているが、垂直ガイド部材55のガイド作用に
よりバケット35の姿勢は一定に保持されるので、バケ
ット35に品物を供給してもそこでバケット35が揺動
することはなく、品物を常に安定した状態でバケット3
5内に収容することができる。また、バケットコンベヤ
の水平移送路部で品物を供給するタイプと比較して、作
業スペースの多様化を図ることができる
【0029】又、上記搬送装置20は、例えば海産物の
搬送装置として有効に適用することができるが、他の品
物、例えば栗等の農産物にも勿論適用可能である。
【0030】又、以上の実施例では、図に示したよう
にバケットコンベヤを4列に構成したが、2列、3列
又それ以上増やすこともできる。
【0031】以上、本発明の一実施例によるバケットを
備えた搬送装置について説明したが、勿論、本発明は上
記実施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に
基いて種々の変形が可能である。
【0032】例えば、以上の実施例では、バケット35
は該バケット35の側壁部35a、35bから突出する
2つの軸51、51により回動自在に支持したが、これ
らの軸を1つとし、バケット35の両側壁部35a、3
5b間に差し渡しても良い。
【0033】又、以上の実施例では、バケット35の前
壁部35c及び後壁部35dは平板状に形成したが、図
11に示したバケット77のように、前壁部77c及び
後壁部77dに亘って複数のスリット80を形成しても
良い。このように、スリット80を設けることにより、
収容する品物に付着した水分等を搬送移動中に底部から
除去することができ、又、ある種の海産物等、バケット
35の内壁に付着し易い品物を下方に落下させ易くな
る。又、スリットに代え、単に孔であっても良い。又、
バケットが軽くなるので、これらを駆動するモータの負
荷を小とすることができる。
【0034】又、以上の実施例では、ほぼ垂直に延びる
ガイド片37と、L字状のチェーン取付片38とをバケ
ット35に取り付けたが、2つ共、ほぼ垂直に延びるガ
イド片37、37としても良い。その場合には垂直移送
路部において、垂直ガイド部材55を、バケット1つに
対し2つ設ける必要があるが、物品の投入時に、バケッ
ト35を更に安定に保持することができる。又、2つ共
ガイド片37を用いる場合、バケット35には新たに孔
を形成する必要はなく、孔36a、36b、36cを用
いることにより取り付けられる。
【0035】又以上の実施例では、バケット35に供給
される品物の重量が所定値以上であれば電磁ソレノイ
ド装置64を作動させて品物をシュート100に排出
し、又下流側のシュート96には所定重量以下の品物を
すべて排出するようにしたが、これに代えて、品物の
重結果が所定以下であると電磁ソレノイド装置64を
作動させて品物をシュート100に排出し、又この下流
側の係合部95では所定値以上の重量の品物をすべてシ
ュート96に排出するようにしてもよい。
【0036】更に計重機の計重結果が所定の範囲内にあ
ることを検知し、この検知信号を電磁ソレノイド装置
に供給して、この位置に到来したバケット35内の品
物をシュート100に排出するようにし、これ以外の重
量の、すなわち第1の所定値以下でかつ第2の所定値以
上のものはすべてシュート96に排出するようにしても
よい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバケ
ットコンベヤにおけるバケットによれば、バケットが
ケットコンベヤの垂直移送路部を走行しているときでも
確実に品物を供給することができ、また水平移送路部で
確実に重量選別することができ、従って当該バケットコ
ンベヤを使用する作業スペースの多様化が図れる。又、
バケットが品物を受ける姿勢に変更するためのリセット
手段は何ら必要とせず、全体の構造を簡素化することが
できる。又、搬送に際して特に潤滑油を必要としないの
で、品物に潤滑油が付着して商品価値を損わすという不
具合がなく、食品等の搬送に有効である。又、重量が
定値以下又は以上の品物の仕分けが品物の形状の如何に
かかわらず確実に行なうことができる。
【0038】又、一つのチェーンにより相隣るバケット
の支持を兼用させ、全チェーンを一つの駆動手段で駆動
させるので、多列に配設しても構造が複雑になることは
なく、容易な構成で処理能力の増大化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるバケットコンベヤにお
けるバケットが備えられた搬送装置の側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同装置におけるバケットの支持部を示す斜視図
である。
【図4】バケット及びガイド片の取付構造を示す分解斜
視図である。
【図5】ガイド片を取付けたバケットの斜視図である。
【図6】バケットの垂直移送路部での搬送姿勢を示す斜
視図である。
【図7】バケットとチェーンとの取付構造を示す図1に
おける[7]−[7]線方向断面図である。
【図8】電磁ソレノイド及びその係合部材の作用を示す
側断面図である。
【図9】図1における[9]−[9]線方向断面図であ
る。
【図10】係合部材の作用を示す側断面図である。
【図11】バケットの変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
35 バケット 35a 側壁部 35b 側壁部 35c 前壁部 35d 後壁部 37 ガイド片 51 軸54 64 電磁ソレノイド装置 66 係合部材 71 係合部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケットは断面が略三角形状であり、そ
    の両側壁部でループ状に立設した一対のチェーンに回動
    自在に支軸により支持され、この懸吊状態で前壁部及び
    後壁部が上向き傾斜であるような形状であり、前記チェ
    ーンを等間隔で複数列ループ状に立設し、これらチェー
    ンは相隣るバケットの支持に兼用し、一つの駆動手段で
    前記全チェーンを駆動させるとともに、前記両側壁部の
    少なくとも一方に前記懸吊状態でほぼ垂直に延びるガイ
    ド片を取り付け、前記バケットコンベヤの垂直移送路部
    に沿って設けられた各垂直ガイド部材に前記ガイド片を
    当接させた状態で、計重機により計重された1個の品物
    を前記バケット内に供給するようにし、かつ、前記バケ
    ットコンベヤの各水平移送路部の所定の位置に近接して
    該水平移送路部の上方に電磁ソレノイド装置をそれぞれ
    設け、該電磁ソレノイド装置は、静止部に固定され水平
    方向に延在する取付板の上面に取り付けられる電磁ソレ
    ノイドと、該電磁ソレノイドの励磁により水平方向に駆
    動される作動子と、前記取付板の直下方に配設され、前
    記電磁ソレノイドの励磁、非励磁によりそれぞれ係合位
    置、復帰位置をとる係合部材とから成り、前記係合部材
    は、ほぼ水平に延びる主アーム部と、この一端部に設け
    られ該主アーム部を回動可能に支持する支持軸と、前記
    主アーム部の一端部に一体的に形成され、前記取付板に
    形成される孔を通って前記作動子と結合する作動アーム
    部と、前記主アーム部の他端部近傍に一体的に形成さ
    れ、前記取付板に形成される開口を通ってほぼ垂直方向
    に延び、上端部に前記係合位置で前記取付板の上面に当
    接する屈曲部が形成されるアーム部と、前記主アーム部
    の他端部に一体的に形成され下方に延びる係合部と、前
    記支持軸に設けられ、前記係合部の上面が前記取付板の
    下面に当接する前記復帰位置に前記主アーム部を付勢す
    る復帰用ばねとから成り、前記バケットコンベヤの垂直
    移送路部から水平移送路部に搬送される前記バケット内
    の品物のうち前記計重機による計重結果が所定値以上
    ときは、前記電磁ソレノイドの励磁により前記係合部材
    に前記係合位置をとらせ、前記計重結果が前記所定値以
    上の品物を収容するバケットの前記ガイド片に前記係合
    部を係合させ、前記バケットを搬送しながら前記支軸の
    まわりに回動させることにより収容している前記所定値
    以上の品物を下方へと落下、排出するようにしたことを
    特徴とするバケットコンベヤにおけるバケット及び排出
    機構。
  2. 【請求項2】 バケットは断面が略三角形状であり、そ
    の両側壁部でループ状に立設した一対のチェーンに回動
    自在に支軸により支持され、この懸吊状態で前壁部及び
    後壁部が上向き傾斜であるような形状であり、前記チェ
    ーンを等間隔で複数列ループ状に立設し、これらチェー
    ンは相隣るバケットの支持に兼用し、一つの駆動手段で
    前記全チェーンを駆動させるとともに、前記両側壁部の
    少なくとも一方に前記懸吊状態でほぼ垂直に延びるガイ
    ド片を取り付け、前記バケットコンベヤの垂直移送路部
    に沿って設けられた各垂直ガイド部材に前記ガイド片を
    当接させた状態で、計重機により計重された1個の品物
    を前記バケット内に供給するようにし、かつ、前記バケ
    ットコンベヤの各水平移送路部の所定の位置に近接して
    該水平移送路部の上方に電磁ソレノイド装置をそれぞれ
    設け、該電磁ソレノイド装置は、静止部に固定され水平
    方向に延在する取付板の上面に取り付けられる電磁ソレ
    ノイドと、該電磁ソレノイドの励磁により水平方向に駆
    動される作動子と、前記取付板の直下方に配設され、前
    記電磁ソレノイドの励磁、非励磁によりそれぞれ係合位
    置、復帰位置をとる係合部材とから成り、前記係合部材
    は、ほぼ水平に延びる主アーム部と、この一端部に設け
    られ該主アーム部を回動可能に支持する支持軸と、前記
    主アーム部の一端部に一体的に形成され、前記取付板に
    形成される孔を通って前記作動子と結合する作動アーム
    部と、前記主アーム部の他端部近傍に一体的に形成さ
    れ、前記取付板に形成される開口を通ってほぼ垂直方向
    に延び、上端部に前記係合位置で前記取付板の上面に当
    接する屈曲部が形成されるアーム部と、前記主アーム部
    の他端部に一体的に形成され下方に延びる係合部と、前
    記支持軸に設けられ、前記係合部の上面が前記取付板の
    下面に当接する前記復帰位置に前記主アーム部を付勢す
    る復帰用ばねとから成り、前記バケットコンベヤの垂直
    移送路部から水平移送路部に搬送される前記バケット内
    の品物のうち前記計重機による計重結果が所定値以下
    ときは、前記電磁ソレノイドの励磁により前記係合部材
    に前記係合位置をとらせ、前記計重結果が前記所定値以
    下の品物を収容するバケットの前記ガイド片に前記係合
    部を係合させ、前記バケットを搬送しながら前記支軸の
    まわりに回動させることにより収容している前記所定値
    以下の品物を下方へと落下、排出するようにしたことを
    特徴とするバケットコンベヤにおけるバケット及び排出
    機構。
  3. 【請求項3】 バケットは断面が略三角形状であり、そ
    の両側壁部でループ状に立設した一対のチェーンに回動
    自在に支軸により支持され、この懸吊状態で前壁部及び
    後壁部が上向き傾斜であるような形状であり、前記チェ
    ーンを等間隔で複数列ループ状に立設し、これらチェー
    ンは相隣るバケットの支持に兼用し、一つの駆動手段で
    前記全チェーンを駆動させるとともに、前記両側壁部の
    少なくとも一方に前記懸吊状態でほぼ垂直に延びるガイ
    ド片を取り付け、前記バケットコンベヤの垂直移送路部
    に沿って設けられた各垂直ガイド部材に前記ガイド片を
    当接させた状態で、計重機により計重された1個の品物
    を前記バケット内に供給するようにし、かつ、前記バケ
    ットコンベヤの各水平移送路部の所定の位置に近接して
    該水平移送路部の上方に電磁ソレノイド装置をそれぞれ
    設け、該電磁ソレノイド装置は、静止部に固定され水平
    方向に延在する取付板の上面に取り付けられる電磁ソレ
    ノイドと、該電磁ソレノイドの励磁により水平方向に駆
    動される作動子と、前記取付板の直下方に配設され、前
    記電磁ソレノイドの励磁、非励磁によりそれぞれ係合位
    置、復帰位置をとる係合部材とから成り、前記係合部材
    は、ほぼ水平に延びる主アーム部と、この一端部に設け
    られ該主アーム部を回動可能に支持する支持軸と、前記
    主アーム部の一端部に一体的に形成され、前記取付板に
    形成される孔を通って前記作動子と結合する作動アーム
    部と、前記主アーム部の他端部近傍に一体的に形成さ
    れ、前記取付板に形成される開口を通ってほぼ垂直方向
    に延び、上端部に前記係合位置で前記取付板の上面に当
    接する屈曲部が形成されるアーム部と、前記主アーム部
    の他端部に一体的に形成され下方に延びる係合部と、前
    記支持軸に設けられ、前記係合部の上面が前記取付板の
    下面に当接する前記復帰位置に前記主アーム部を付勢す
    る復帰用ばねとから成り、前記バケットコンベヤの垂直
    移送路部から水平移送路部に搬送される前記バケット内
    の品物のうち前記計重機による計重結果が所定範囲内
    ときは、前記電磁ソレノイドの励磁により前記係合部材
    に前記係合位置をとらせ、前記計重結果が前記所定範囲
    内の品物を収容するバケットの前記ガイド片に前記係合
    部を係合させ、前記バケットを搬送しながら前記支軸の
    まわりに回動させることにより収容している前記所定範
    囲内の品物を下方へと落下、排出するようにしたことを
    特徴とするバケットコンベヤにおけるバケット及び排出
    機構。
  4. 【請求項4】 前記屈曲部の下面及び前記係合部の上面
    が当接する前記取付板の上面及び下面に、緩衝材を取り
    付けた請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のバケ
    ットコンベヤにおけるバケット及び排出機構。
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