JP3886685B2 - 内視鏡の線状伝達部材駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡の線状伝達部材駆動装置、特に観察距離を変える(被写体深度を変えることも含む)ための線状伝達部材をモータで回転させる駆動装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5には、観察距離(又は被写体深度)を可変にする機構が適用された内視鏡(スコープ)の構成が示されており、図5(A)は内視鏡操作部1Aであり、この操作部1Aの左側に図5(B)の挿入部1B、そして図5(C)の先端部1Cが配置される。上記操作部1Aの後側には、送気/送水操作釦2A、吸引操作釦2B、フリーズスイッチ3A、その他のスイッチ3B,3Cや観察距離可変スイッチ4等が設けられる。
【0003】
また、この操作部1A内では、シャーシ(基台)6の上にモータ7が保持部材8で取り付けられ、このモータ7には、多重コイルバネからなる線状伝達部材10が軸接続具11を介して取り付けられる。この線状伝達部材10は、他の部材との干渉を避けるための保護チューブ12内に入れられており、この保護チューブ12は保持部材13で上記シャーシ6に取り付けられる。これら線状伝達部材10及び保護チューブ12は、操作部1Aから挿入部1Bを介して先端部1Cまで配設される。
【0004】
この先端部1Cでは、図5(C)に示されるように、対物レンズ15、可動レンズ16、プリズム17が配置され、このプリズム17の下側に固体撮像素子であるCCD18が光学的に接続される。上記可動レンズ16の保持部材19は、その上部に雌ネジ部を有し、この雌ネジ部に雄ネジ部を螺合する回転駆動体20が配置され、この回転駆動体20に上記線状伝達部材10が連結される。
【0005】
このような構成によれば、上記モータ7の回転は線状伝達部材10により先端部1Cの回転駆動体20へ伝達され、この回転駆動体20の回転運動が保持部材19との螺合結合により直線運動へ変換される。これにより、可動レンズ16は前後移動し、対物光学系で設定される観察距離を変化させることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の線状伝達部材駆動装置を有する内視鏡では、図5(B)に示されるように、挿入部1Bのアングル部1Dを屈曲動作するとき、上記保護チューブ12が例えばL1 の長さ、線状伝達部材10が例えばL2 の長さだけ回転軸方向で進退する。即ち、保護チューブ12上のある点Pに着目すると、アングル部1Dを真っ直ぐの状態から曲げたとき、長さL1 だけ前側(位置P1 )へ移動する。そして、この保護チューブ12はその両端部が先端部1C付近と上記保持部材13に固定されていることから、挿入部1Bを真っ直ぐの状態で丁度よい長さに設定すると、曲げ動作時に保護チューブ12が引っ張られ、その結果、先端部1Cが所望の動作方向からずれて傾く、いわゆる首曲りが生じる。そこで、従来では、上記の保護チューブ12の長さを外装体よりも少し長くしてスコープ挿入部1Bの曲げ動作時に押し込むような形で配置する。
【0007】
一方、線状伝達部材10の方は、一端が回転駆動体20に連結され、保護チューブ12に内包されていることから、アングル1Dを曲げたとき、例えば長さL2 だけ後側(位置PからP2 )へ移動する。このため、線状伝達部材10がモータ7の出力軸に押圧による負荷を与えてしまい、挿入部1Bの姿勢変化によって可動レンズ16の移動速度、即ち変倍時間が変化してしまうという不都合が生じる。そこで、線状伝達部材10は、挿入部1Bの曲げ動作時(モータ側への最大移動時)を基準にして取付けを行い、挿入部1Bを真っ直ぐしたときには、伸縮する多重コイルバネ(線状伝達部材10)により適度な引張力を発生させ、モータ出力軸に押圧の負荷が与えられないようにしている。
【0008】
しかし、上記の構成であっても、線状伝達部材10である多重コイルバネの伸縮の度合いがアングル部1Dを含む挿入部1Bの曲がり(姿勢変化)によって変わるため、モータ出力軸への負荷が一定に保たれず、挿入部1Bの姿勢により変倍動作にばらつきが生じるという問題があった。
【0009】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、線状伝達部材である多重コイルバネの回転駆動力の伝達効率を良好にし、内視鏡挿入部の姿勢変化があっても変倍動作を一定に維持することができる内視鏡の線状伝達部材駆動装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、多重コイルバネからなり、変倍用可動レンズを駆動させるために回転運動する線状伝達部材と、この線状伝達部材を回転可能に内包する保護管と、上記線状伝達部材が軸接続されるモータとを有する内視鏡の線状伝達部材駆動装置において、シャーシに固定された上記モータの軸に接続された筒状体からなり、長孔の摺動ガイド孔をモータ軸方向に沿って形成した軸接続部材と、この軸接続部材内を移動可能な状態で上記線状伝達部材の端部に固定され、上記摺動ガイド孔に係合してモータ軸方向に摺動する係合ピンを備えた端部材と、この端部材の外周の軸方向における上記係合ピンを挟んだ2箇所に形成され、上記軸接続部材内を摺動する突起とを有し、上記軸接続部材と上記線状伝達部材の端部材を連結することにより、上記モータに対し上記線状伝達部材をモータ軸方向に移動可能に取り付ける線状伝達部材移動式軸連結機構を設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項2に係る発明は、上記モータ及び上記線状伝達部材移動式軸連結機構を、操作部内において上記シャーシで仕切られたアングル操作ツマミ機構の取付け側空間に配置し、上記モータと上記保護管は、一体形成された保持部材を用いて当該シャーシに取り付けるようにしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、上記シャーシとして複数枚の板を重ねて配置し、上記アングル操作ツマミの回転軸と上記保持部材を異なる板に取り付けるようにしたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、上記移動式軸連結機構の摺動部材には潤滑コートを施したことを特徴とする。
【0012】
上記の構成によれば、軸接続部材の筒内において線状伝達部材端部材が摺動ガイド孔の長さだけモータ軸方向に移動可能となり、この線状伝達部材はアングル曲げ動作に応じて回転軸方向で進退するので、多重コイルバネからなる線状伝達部材の伸縮がなくなり(伸縮したとしてもその程度は小さくなる)、モータ回転軸にかかる負荷がほぼ一定となる。従って、挿入部に姿勢変化があっても安定した回転駆動力により変倍動作を実行することができる。また、線状伝達部材及び端部材に対し移動方向に垂直な方向に傾く(倒れる)力が働いたとしても、端部材がモータ軸方向から傾くことはなく(平行度を保ち)、線状伝達部材の円滑な移動動作が実現できる。
【0013】
請求項2の発明によれば、スペースの効率的な利用ができると共に、モータ及び線状伝達部材移動式軸連結機構の操作部内での各種内容物との干渉が避けられる。即ち、操作部において中央のシャーシで仕切られたアングル操作ツマミ機構とは反対側の配置空間には、各種の管路、ライトガイド、信号線等の内容物が配設されており、ここに駆動機構を配置すると干渉により内容物の破損等が生じるという不都合があり、このような内容物への影響が回避できる。また、上記モータの駆動軸と上記保護管の中心位置を一致させる位置決めが容易となる。
【0014】
請求項3の発明によれば、上記モータの回転時の振動がアングル操作ツマミに伝わり難くなるという利点がある。
請求項4の発明によれば、潤滑コートにより円滑な摺動動作を確保し、かつ耐磨耗性を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3には、実施形態例に係る内視鏡の線状伝達部材駆動装置(内視鏡操作部に配置されるモータ側駆動部)が示され、図1(A)は、図2(B)の軸連結機構部の拡大図である。図1及び図2において、シャーシ22は2枚の板を重ねてなり、操作部内の中央に配置されており、このシャーシ22の上側板22Aにアングル操作ツマミの支持軸23が嵌合固定される[図2(B)]。この固定の詳細は、図示していないが、上記支持軸23の下部を上側板22Aの取付け孔22AAに嵌合し、アングル操作ツマミの支持部材を上側板22Aにネジ固定することにより行われる。このアングル操作ツマミは、図4で後述する左右アングル操作ツマミ(45A)及び上下アングル操作ツマミ(45B)の回転でワイヤを介してアングル部及び先端部を曲げ操作するものである。
【0016】
そして、上記シャーシ22の下側板22Bにモータ及び保護チューブの保持部材24が例えば2個のネジ25で取り付けられている。即ち、上記のアングル操作ツマミの支持軸23を取り付けた上側板22Aとは異なる下側板22Bにモータ側駆動部の保持部材24を取り付けることにより、モータ駆動時の振動等がアングル操作ツマミ側へ伝達されないようにしている。また、駆動部全体が下側にシフトするので、操作部内のスペースを他の部材配置のために有効利用できることにもなる。
【0017】
この保持部材24では、後側保持部の円環部24A内のネジ部Gにモータ27の先端ネジ部Gが螺合結合、固定され、前側保持部の組合せ筒体24B〜24Dにより保護チューブ28が保持、固定される。即ち、筒体24Bと24Cの接触面に螺合結合のためのネジ部Gが形成され、この筒体24Bの先端側外周と筒体24Dの内周は先細りのテーパ面とされ、これらの間に保護チューブ28を挟む隙間が設けられる。従って、この筒体24Bと筒体24Dとの間に保護チューブ28を挟んだ状態で、筒体24Cを筒体24Bに螺合結合することにより、保護チューブ28がしっかりと保持、固定されることになる。
【0018】
一方、上記モータ27の軸30が軸接続部材31に取り付けられる。即ち、この軸接続部材31の取付け孔31Aに上記軸30を挿入し、この軸30のDカット面を2個のネジ32で止めることにより、軸接続部材31にモータ軸30が固定される。そして、この軸接続部材31は本体が円筒体とされ、この円筒体壁の例えば対向する2箇所(一箇所等でもよい)に回転軸方向100に沿って摺動ガイド孔34を形成しており、その先端にストッパリング35が接着剤等で取り付けられる。この摺動ガイド孔34の長さは、アングル部を屈曲させた際の線状伝達部材37のスプリング変位量(回転軸方向100の移動量)よりもやや長く設定される。
【0019】
また、上記保護チューブ28内に配置された多重コイルバネからなる線状伝達部材37の端部が端部材(例えばスリーブ)38内に入れられて半田付け等で固定され、この端部材38は上記軸接続部材31の円筒体内を摺動するように構成されると共に、ピン40がネジ41で取り付けられる。図3には、このピン40の取付け前の状態が示されており、図示の端部材38では回転軸方向100に垂直な方向に取付け孔38Aが形成され、この取付け孔38Aにピン40を挿入し、ネジ41の尖った先をピン40の凹部40Aに当てるように捩じ込むことにより、ピン40が端部材38に取り付けられる。
【0020】
また、図3(A)に示されるように、端部材38が傾いたりすることなく、かつ摩擦抵抗を少なくして円滑に上記軸接続部材31内を摺動できるように、当該端部材38の外周におけるピン取付け孔38Aの前後2箇所に、円環状突起38B,38Cを形成している。更に、これら軸接続部材31、端部材38及びピン40等の可動部材の表面には、潤滑メッキを施すようにする。即ち、上記の可動部材はステンレス等を材料とし、その表面にテフロン(商品名)を含有させたメッキ液により潤滑メッキをする。これにより、可動部分の良好な耐磨耗性、滑り性が得られるようにしている。
【0021】
また、図3(B)に示されるように、上記軸接続部材31の摺動ガイド孔34とピン40の係合では、軸接続部材31の幅とピン40の外径が摺動を阻害しない程度において回転方向で遊びが生じない寸法に設定される。これにより、モータ27の回転を線状伝達部材37へ伝達する際の応答性を良好にすることができる。
【0022】
このような軸接続部材31を用いた線状伝達部材移動式軸連結機構では、摺動ガイド孔34内をピン40が摺動する範囲で、端部材38が軸接続部材31内を回転軸方向100へ移動することになり、また上記摺動ガイド孔34とピン40の係合により、回転方向では線状伝達部材37及び端部材38が軸接続部材31に固定されることになり、モータ27の回転はモータ軸30、軸接続部材31を介して線状伝達部材37へ伝達される。
【0023】
図4(A),(B)には、内視鏡操作部での各部材の配置が示されており、図示されるように、操作部44では、送気/送水操作釦2A、吸引操作釦2B、フリーズスイッチ3A等と共に、左右アングル操作ツマミ(回転部材)45A、上下アングル操作ツマミ45Bが配置される。そして、この操作部44の内部は、中央部に取り付けられたシャーシ22にて2つの空間に分けられており、図4(A)に示されるように、アングル操作ツマミ機構配置側空間にはアングルワイヤ摺動部46がシャーシ22に取り付けられ、これと共に線状伝達部材移動式軸連結機構であるモータ27、軸接続部材31、線状伝達部材37を内包する保護チューブ28等が設けられる。
【0024】
一方、図4(B)に示されるように、この操作部44の反対側空間には、送気/送水管48、吸引管49、信号ケーブル50、ライトガイドバンドル51、ウォータージェット管52等が設けられる。このような配置により、操作部44内の空間を効率よく利用すると共に、線状伝達部材移動式軸連結機構が振動等の影響を他の部材に与えることを防止している。
【0025】
実施形態例は以上の構成からなり、上述したように、保護チューブ28は所定の押込み量を以って保持部材24によりシャーシ22にしっかりと固定される。即ち、アングル部(1D)を含む挿入部(1B)の曲げ駆動時において余裕分を押込み配置することにより、この挿入部を真っ直ぐにしたときに保護チューブ28が引っ張られて潰れる状態を防ぐことができる。一方、線状伝達部材37は、その端部材38と軸接続部材31の移動式軸連結機構によって回転軸方向100に移動可能に取り付けられる。従って、アングル操作ツマミ45A,45Bによりアングル部を曲げ操作したときには、線状伝達部材37が回転軸方向100に進退移動することになる。
【0026】
図2(B)は、線状伝達部材37と端部材38が図1(A)の位置から少し移動した状態を示しており、例えば屈曲動作させたアングル部を真っ直ぐに戻したとき、線状伝達部材37は引っ張られ、その端部材38が図のように軸接続部材31内を前方(図の左側)に移動する。逆に、屈曲動作させたときは線状伝達部材37の端部材38は後方(図の右側)に移動する。
【0027】
このように、線状伝達部材37はアングル部曲げ動作又は挿入部の曲がり(姿勢変化)に応じて回転軸方向100へ動くので、伸びた状態で回転することがなくなり、伸び縮みしたとしてもその伸縮量は小さくなるので、モータ軸30にかかる負荷がほぼ一定となり、スコープ挿入部の姿勢変化に関係なく安定した変倍動作が行われる。
【0028】
また、上記軸接続部材31内での端部材38の移動動作は、潤滑メッキと2箇所の円環状突起38B、38Cの存在によってガタツキなくスムーズに行われる。更に、モータ27及び保護チューブ28の保持部材24をアングル操作ツマミの支持軸23を固定したシャーシ板(22A)とは別のシャーシ板(22B)に取り付けたので、モータ27の駆動及び線状伝達部材37の回転による振動がアングル操作ツマミへ伝わり難くなり、操作者にも振動を感じさせないという利点がある。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、モータの回転駆動力を、多重コイルバネからなる線状伝達部材により先端部等に伝達し、観察距離を変えるための可動レンズを駆動する内視鏡で、線状伝達部材移動式軸連結機構を用いて、上記線状伝達部材をモータ軸に対しその軸方向に移動可能に取り付けたので、線状伝達部材がアングル曲げ動作に応じて回転軸方向で進退し、その伸縮がなくなり、しかもモータ軸への負荷が一定となる。従って、内視鏡挿入部の姿勢変化があっても安定した動作、例えば変倍速度等を得ることができる。また、長孔からなる摺動ガイド孔をモータ軸方向に沿って形成した軸接続部材と、上記摺動ガイド孔に係合してモータ軸方向に摺動する係合ピンを備えた線状伝達部材の端部材とを設け、この端部材の外周の軸方向には係合ピンを挟んだ2箇所に上記軸接続部材内を摺動する突起を形成したので、線状伝達部材及び端部材に対し移動方向に垂直な方向に傾く力が働いた場合でも、端部材がモータ軸方向から傾くことはなく、線状伝達部材の円滑な移動が行われる。
【0030】
請求項2の発明によれば、操作部内スペースの効率的な利用により組立性が向上し、かつモータ及び線状伝達部材移動式軸連結機構の操作部内での各種内容物との干渉が避けられる。また、モータと保護管を一体形成された保持部材に取り付けたので、このモータの駆動軸と保護管の中心位置を一致させる位置決めが容易となる。
請求項3の発明によれば、シャーシとして複数枚の板を重ねて配置し、アングル操作ツマミの回転軸とモータ側駆動部の上記保持部材を異なる板に取り付けたので、モータの回転時の振動がアングル操作ツマミに伝わり難くなるという利点がある。
【0031】
請求項4の発明によれば、潤滑コートにより円滑な摺動動作が確保され、耐磨耗性も向上するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る内視鏡の線状伝達部材駆動装置を示し、図(A)は図2(B)の線状伝達部材移動式軸連結機構の部分を拡大した側面図、図(B)は図(A)のI−I線の断面図である。
【図2】実施形態例の内視鏡の線状伝達部材駆動装置を示し、図(A)は上面図、図(B)は一部を断面した側面図である。
【図3】実施形態例の線状伝達部材端部材の構成を示し、図(A)は分解図、図(B)は円環状突起部分で切断した(軸接続部材を含む)断面図である。
【図4】実施形態例の操作部での各部材の配置を示し、図(A)はアングル操作ツマミ機構配置側の図、図(B)は図(A)の反対側で各種管路、信号ケーブル等の配置側の図である。
【図5】従来の観察距離を可変にする機構が適用された内視鏡の構成を示し、図(A)は操作部の一部断面図、図(B)は挿入部の図、図(C)は先端部の図である。
【符号の説明】
1 … 内視鏡、 1A,44 … 操作部、
1B … 挿入部、 1D … アングル部、
7,27 … モータ、
10,37 … 線状伝達部材、
12,28 … 保護チューブ、
22(A,B) … シャーシ、
24 … 保持部材、 30 … モータ軸、
31 … 軸接続部材、34 … 摺動ガイド孔、
38 … 端部材、
38B,38C … 円環状突起、
40 … ピン。
Claims (4)
- 多重コイルバネからなり、変倍用可動レンズを駆動させるために回転運動する線状伝達部材と、この線状伝達部材を回転可能に内包する保護管と、上記線状伝達部材が軸接続されるモータとを有する内視鏡の線状伝達部材駆動装置において、
シャーシに固定された上記モータの軸に接続された筒状体からなり、長孔の摺動ガイド孔をモータ軸方向に沿って形成した軸接続部材と、この軸接続部材内を移動可能な状態で上記線状伝達部材の端部に固定され、上記摺動ガイド孔に係合してモータ軸方向に摺動する係合ピンを備えた端部材と、この端部材の外周の軸方向における上記係合ピンを挟んだ2箇所に形成され、上記軸接続部材内を摺動する突起とを有し、上記軸接続部材と上記線状伝達部材の端部材を連結することにより、上記モータに対し上記線状伝達部材をモータ軸方向に移動可能に取り付ける線状伝達部材移動式軸連結機構を設けたことを特徴とする内視鏡の線状伝達部材駆動装置。 - 上記モータ及び上記線状伝達部材移動式軸連結機構を、操作部内において上記シャーシで仕切られたアングル操作ツマミ機構の取付け側空間に配置し、上記モータと上記保護管は、一体形成された保持部材を用いて当該シャーシに取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の内視鏡の線状伝達部材駆動装置。
- 上記シャーシとして複数枚の板を重ねて配置し、上記アングル操作ツマミの回転軸と上記保持部材を異なる板に取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の内視鏡の線状伝達部材駆動装置。
- 上記移動式軸連結機構の摺動部材には潤滑コートを施したことを特徴とする請求項1乃至3記載の内視鏡の線状伝達部材駆動装置。
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