JP3884735B2 - 曝気設備 - Google Patents

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Description

本発明は曝気設備に関し、より詳細には、下水やし尿、産業排水等の排水の処理に好適な曝気設備に関する。
下水処理場等の排水処理施設は、河川の富栄養化を防止するため、脱窒素や脱リンを行う必要が生じており、反応槽における高度処理が求められている。従って、排水処理場における好気性の反応槽の占有面積は抑制されながらも、酸素供給量の増大が求められるため、反応槽の深槽化と共に、曝気能力の増大が必要になっている。
このような事情から、従来より、好気性の反応槽の中間部に隔壁を設けて2水路とし、一方の水路に散気装置を設けた曝気設備が利用されている。この曝気設備では、散気装置から排水中に空気を散気することで上昇水流を生じさせ、他方の水路に流れ込ませることで旋回水流を生じさせる。このように、2水路の間で旋回水流を生じさせることで、排水に空気中の酸素を取り込んで酸素供給量の増大を図っている。
しかしながら、近年、反応槽においてより高度な処理が求められており、曝気能力の一層の増大が求められている。そこで、特許文献1に開示されているように、反応槽内における一方の水路の中段に第1の散気装置を設け、更に反応槽の底部に第2の散気装置を設けて、酸素供給量の増大を図った曝気設備が利用されてきている。
特開平9−276891号公報
しかしながら、反応槽の底部では水圧が高くブロワへの負荷が高くなるため、上記した特許文献1に開示の曝気設備では、高圧のブロワを使用する必要が生じ、消費電力が増大するという問題があった。
本発明は、上記した事情に鑑みて為されたものであり、ブロワへの負荷の増大を抑制しつつ被処理水中への酸素供給量の増大を図ることが可能な曝気設備を提供することを目的とする。
本発明に係る曝気設備は、(1)被処理水を貯留するための曝気槽と、(2)曝気槽の底面より所定間隙を隔てた高さ位置から鉛直方向に立設されており、曝気槽を並び方向に順に第1から第4の水路の4水路に区分する3つの仕切壁と、(3)第1及び第2の水路のいずれか一方の深さ方向における中央部、及び第3及び第4の水路のいずれか一方の深さ方向における中央部にそれぞれ設けられた旋回水流を生じさせる散気装置と、を備え、3つの仕切壁のうち中間の仕切壁は、上端の位置が他の2つの仕切壁の上端の位置よりも高く、下端の位置が他の2つの仕切壁の下端の位置よりも低いことを特徴とする。
本発明に係る曝気設備は、(1)被処理水を貯留するための曝気槽と、(2)曝気槽の底面より所定間隙を隔てた高さ位置から鉛直方向に立設されており、曝気槽を並び方向に順に第1から第4の水路の4水路に区分する3つの仕切壁と、(3)第1及び第2の水路のいずれか一方の深さ方向における中央部、及び第3及び第4の水路のいずれか一方の深さ方向における中央部にそれぞれ設けられた散気装置と、を備えることを特徴とする。また、3つの仕切壁のうち中間の仕切壁は、上端の位置が他の2つの仕切壁の上端の位置よりも高く、下端の位置が他の2つの仕切壁の下端の位置よりも低いため、第1及び第2の水路を旋回する旋回水流と第3及び第4の水路を旋回する旋回水流とを好適に分けることができる。
曝気設備は、第1及び第2の水路の上記一方とは異なる他方の深さ方向における中央部、及び第3及び第4の水路の上記一方とは異なる他方の深さ方向における中央部にそれぞれ設けられており、上記散気装置よりも散気量の小さい他の散気装置を備えることを特徴としてもよい。このようにすれば、酸素供給量のより一層の増大を図ることができる。
本発明によれば、ブロワへの負荷の増大を抑制しつつ被処理水中への酸素供給量の増大を図ることが可能な曝気設備が提供される。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る曝気設備の構成を示す正断面図である。また図2は、図1に示すII-II線における断面図である。図1及び図2に示すように、曝気設備10は、曝気槽12、2つの仕切壁14、及び散気装置16を備えている。
曝気槽12は、底壁部12a、対向する左右側壁部12b,12c、及び対向する前後側壁部12d,12eを有している。2つの仕切壁14は、曝気槽12の前後側壁部12d,12eの間に横架され、曝気槽12の底面より所定間隙を隔てた高さ位置から、左右側壁部12b,12cに平行になるように鉛直方向に立設されている。これにより、曝気槽12は並び方向に順に第1から第3の水路18,20,22の3水路に区分されている。
散気装置16は、第1及び第3の水路18,22の深さ方向における中央部にそれぞれ設けられている。ここで、中央部とは、曝気槽12の深さをDとしたとき、その1/3〜2/3の深さの部分をいう。よって、10m程度の深さの深槽曝気槽を考えたとき、散気装置16は水面から4m〜6mの深さ位置に設けられていると好ましい。水面から4mよりも浅い位置に散気装置16が設けられていると、散気された空気との接触時間が短くなって、旋回水流が生じ難くなる傾向にある。また水面から6mよりも深い位置に散気装置16が設けられていると、ブロワ24への負荷が高くなる傾向にある。なお、散気装置16の深さ位置は、気泡が放出される散気面を基準として考える。
散気装置16は、図2に示すように、複数の散気体ユニット26を有している。本実施形態では、散気装置16は3つの散気体ユニット26を有している。散気体ユニット26は、図3に示すように、複数の散気体28をユニット化して構成されている。本実施形態では、4つの散気体28をユニット化して散気体ユニット26が構成されている。散気体28は、図4に示すように、躯体30と、多孔質セラミックや樹脂製多孔膜等の多孔質体32と、を有している。この散気体28では、躯体30上に多孔質体32を載置し、躯体30と多孔質体32との間に形成される空間Sに躯体30の底壁部に穿設された穴34を通して空気を供給することで、多孔質体32を通して散気が行われる。この多孔質体32の上面が散気面を構成する。
かかる構成の複数の散気体28が、図3に示すように、空気を分配するヘッダ管36に取り付けられ、さらに支持ポール38に支持されてユニット化されている。そして、ヘッダ管36が曝気槽12外のブロワ24に空気供給ラインLaを通して接続されている。このような散気体ユニット26を複数備えることで、散気装置16が構成されている。なお、散気装置16の構成は上記した構成のものに限定されるものではなく、被処理水中に微細気泡を散気することが可能な構成であれば、他の構成のものを利用してもよい。
ここで本実施形態では、第1の水路18に設けられた散気装置16の3つの散気体ユニット26は、それぞれ同じ深さ位置に設置されており吐出圧が同一でよいため、ブロワ24を共通化している。また、第3の水路22に設けられた散気装置16の3つの散気体ユニット26は、それぞれ同じ深さ位置に設置されており吐出圧が同一でよいため、ブロワ24を共通化している。更に、第1の水路18に設けられた散気装置16と第3の水路22に設けられた散気装置16は、それぞれ同じ深さ位置に設置されており吐出圧が同一でよいため、これらの間でもブロワ24を共通化している。このようにして、構成の簡略化が図られている。ただし、第1の水路18と第3の水路22のそれぞれでブロワを分けてもよく、更に各散気体ユニット26でブロワを分けてもよい。
2つの仕切壁14に囲まれた第2の水路20内には、鉛直方向に沿って延びるように複数の整流板40が設けられている。これら整流板40は、仕切壁14に直角に設けられている。
次に、上記した曝気設備10の作用及び効果について説明する。
まず、図1に示すように、曝気槽12内に被処理水が貯留される。このとき、水面は仕切壁14の上端よりも上にある。そして、ブロワ24を作動させて空気供給ラインLaから散気装置16に向けて空気を供給する。すると、散気体28から微細気泡が被処理水中に散気され、第1及び第3の水路18,22内で上昇水流が生じる。そして、第1の水路18内で生じた上昇水流は第2の水路20内に流れ込み、図1の矢印αで示すように、第1の水路18と第2の水路20との間で旋回水流が生じる。一方、第3の水路22内で生じた上昇水流は第2の水路20内に流れ込み、図1の矢印βで示すように、第3の水路22と第2の水路20との間で旋回水流が生じる。これにより、被処理水に空気中の酸素が十分に取り込まれ、酸素供給量の増大が図られる。このとき、散気装置16はそれぞれの水路18,22の深さ方向における中央部に設けられているため、曝気槽12の底部に散気装置16を設ける場合と比較して、ブロワ24への負荷の増大を抑制することができる。
また、第2の水路20内には整流板40が設けられているため、旋回水流の乱流が生じるおそれが低減され、酸素の溶解効率の向上を図ることが可能となる。
なお、図1及び図2を参照して説明した曝気設備10では、2つの仕切壁14がバランスよく配置され、第1及び第3の水路18,22が同程度の幅を有する場合について説明したが、第1及び第3の水路18,22の幅は、図5に示すように、異なっていてもよい。図5に示す曝気設備10では、一方の仕切壁14が曝気槽12の幅方向における中央部に設けられ、他方の仕切壁14が右側壁部12cの側の片寄った位置に設けられている。このようにしても、上記図1及び図2で示した曝気設備10と同様の作用効果を奏することができる。特に、既設の曝気設備は曝気槽の幅方向における中央部に仕切壁が設けられた2水路のタイプのものが多く、この場合はもう一つ仕切壁14を設けて3水路にし、第1及び第3の水路18,22に散気装置16を設置することで、既存の設備を有効利用して本実施形態に係る散気設備10を容易に構成することができる。
図6は、上記した曝気設備10を備えた排水処理設備50の構成を示す平面図である。図6に示すように、排水処理設備50は、前段より順に初沈槽52、上記した曝気設備10、及び後沈槽54を備えている。初沈槽52には、図示しない前段の沈砂池からポンプPで汲み上げられた排水が送られる。この初沈槽52では、排水が2〜3時間程度滞留され、沈砂池で沈まなかった細かい汚泥が底に沈められる。底に溜まった汚泥は、図示しない掻き寄せ装置により掻き寄せられ、ピット53に集められて引き出された後、図示しない汚泥処理施設に送られる。
初沈槽52を滞留した排水は、曝気設備10に送られる。曝気設備10の第1〜第3の水路18,20,22の並び方向は、初沈槽52、曝気設備10、及び後沈槽54の並び方向と直交している。初沈槽52と曝気設備10との間にはトラフ56が設けられており、これをオーバーフローした排水が曝気設備10に送られる。曝気設備10では、曝気槽12内に活性汚泥が加えられ、散気装置16により散気しながら、排水が6〜8時間程度かけてかき混ぜられる。これにより、排水中の汚れが分解される。そして、処理水が後段の後沈槽54に送られる。曝気設備10と後沈槽54との間にはトラフ58が設けられており、これをオーバーフローした処理水が後沈槽54に送られる。
後沈槽54では、処理水が3〜4時間程度滞留され、曝気設備10で生じた汚泥のかたまりが底に沈められる。底に溜まった汚泥は、図示しない掻き寄せ装置により掻き寄せられ、ピット55に集められて引き出された後、図示しない汚泥処理施設に送られる。上澄みの綺麗な処理水は、必要に応じて塩素消毒されて高度処理施設に送られた後、河川等の系外へ排出される。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、上記した第1実施形態と同一の要素には同一の符号を附し、重複する説明を省略する。
図7は、第2実施形態に係る曝気設備の構成を示す正断面図である。図7に示すように、曝気設備60は、曝気槽12、3つの仕切壁14、及び散気装置16を備えている。
曝気槽12は、第1実施形態で説明したのと同様に、底壁部12a、対向する左右側壁部12b,12c、及び対向する前後側壁部(図示しない)を有している。3つの仕切壁14は、曝気槽12の前後側壁部の間に横架され、曝気槽12の底面より所定間隙を隔てた高さ位置から、左右側壁部12b,12cに平行になるように鉛直方向に立設されている。これにより、曝気槽12は並び方向に順に第1から第4の水路62,64,66,68の4水路に区分されている。3つの仕切壁14のうち中間の仕切壁14は、上端の位置が他の2つの仕切壁14の上端の位置よりも高く、また下端の位置が他の2つの仕切壁14の下端の位置よりも低い。
散気装置16は、第2及び第3の水路64,66の深さ方向における中央部にそれぞれ設けられている。散気装置16は、第1実施形態で説明したものと同様である。
次に、上記した曝気設備60の作用及び効果について説明する。
まず、図7に示すように、曝気槽12内に被処理水が貯留される。このとき、水面は仕切壁14の上端よりも上にある。そして、ブロワ24を作動させて空気供給ラインLaから散気装置16に向けて空気を供給する。すると、散気体28から微細気泡が被処理水中に散気され、第2及び第3の水路64,66内で上昇水流が生じる。そして、第2の水路64内で生じた上昇水流は第1の水路62内に流れ込み、図7の矢印αで示すように、第2の水路64と第1の水路62との間で旋回水流が生じる。一方、第3の水路66内で生じた上昇水流は第4の水路68内に流れ込み、図7の矢印βで示すように、第3の水路66と第4の水路68との間で旋回水流が生じる。これにより、被処理水に空気中の酸素が十分に取り込まれ、酸素供給量の増大が図られる。このとき、散気装置16はそれぞれの水路の深さ方向における中央部に設けられているため、曝気槽12の底部に散気装置16を設ける場合と比較して、ブロワ24への負荷の増大を抑制することができる。なお、中間の仕切壁14は、上端の位置が他の2つの仕切壁14の上端の位置よりも高く、また下端の位置が他の2つの仕切壁14の下端の位置よりも低いため、第1及び第2の水路62,64を旋回する旋回水流と第3及び第4の水路66,68を旋回する旋回水流とを好適に分けることができ、乱流の発生が低減されて、空気中の酸素の溶解効率の向上が図られる。
ここで、前述したように既設の曝気設備は、曝気槽の幅方向における中央部に仕切壁が設けられた2水路のタイプのものが多い。従って、この場合はもう二つ仕切壁14を設けて4水路にし、第2及び第3の水路64,66に散気装置16を設置することで、既存の設備を有効利用して本実施形態に係る散気設備60を容易に構成することができる。このとき、中間の仕切壁14がコンクリート等で設けられているのに対し、残りの2つの仕切壁14は、合成木材等により構成すると形成が容易であるため好ましい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、上記した第1及び第2実施形態と同一の要素には同一の符号を附し、重複する説明を省略する。
図8は、第3実施形態に係る曝気設備の構成を示す正断面図である。図8に示すように、本実施形態に係る曝気設備70は、第1及び第4の水路62,68に新たに散気装置72が設置されている以外は、第2実施形態に係る曝気設備60と同様の構成を有している。
新たな散気装置72は、第1及び第4の水路62,68の深さ方向における中央部にそれぞれ設けられている。新たな散気装置72の散気量は、第2及び第3の水路64,66に設置された散気装置16の散気量よりも小さい。この散気装置72の散気量は、散気面の面積や風量を変えることで調整されている。なお、第1から第4の水路62,64,66,68に設けられた散気装置72は、それぞれ同じ深さ位置に設置されており吐出圧が同一でよいため、これらの間でブロワ24を共通化している。このようにして、構成の簡略化が図られている。ただし、第1から第4の水路62,64,66,68のそれぞれでブロワを分けてもよい。
次に、上記した曝気設備70の作用及び効果について説明する。
まず、図8に示すように、曝気槽12内に被処理水が貯留される。このとき、水面は仕切壁14の上端よりも上にある。そして、ブロワ24を作動させて空気供給ラインLaから散気装置16に向けて空気を供給する。すると、散気体28から微細気泡が被処理水中に散気され、第2及び第3の水路64,66内で上昇水流が生じる。そして、第2の水路64内で生じた上昇水流は第1の水路62内に流れ込み、図8の矢印αで示すように、第2の水路64と第1の水路62との間で旋回水流が生じる。一方、第3の水路66内で生じた上昇水流は第4の水路68内に流れ込み、図8の矢印βで示すように、第3の水路66と第4の水路68との間で旋回水流が生じる。
この旋回水流が定常状態になると、バルブ74を開いて散気装置72により被処理水中に小容量の空気を散気する。散気装置72からの小容量の空気は、定常状態となった旋回水流に牽引され、それぞれ第1及び第4の水路62,68を下降して、第2及び第3の水路64,66を上昇する旋回水流に乗る。これにより、風量の増大が図られ、被処理水中への酸素供給量の増大が一層図られる。このとき、散気装置72はそれぞれの水路62,68の深さ方向における中央部に設けられているため、曝気槽12の底部に散気装置を設ける場合と比較して、ブロワ24への負荷の増大を抑制することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、第1実施形態で説明した排水処理設備50は、第2実施形態で説明した曝気設備60、或いは第3実施形態で説明した曝気設備70を備えていてもよい。
また、第2実施形態に係る曝気設備60において、散気装置16が設けられていない第1及び第4の水路62,68に整流板を設けてもよい。
また、第2実施形態に係る曝気設備60において、散気装置16は第2及び第3の水路64,66に設けられていたが、第1及び第3の水路64,66に散気装置16を設けてもよく、第1及び第4の水路62,68に散気装置16を設けてもよく、第2及び第4の水路64,68に散気装置16を設けてもよい。これに合わせて、第3実施形態に係る曝気設備70において、散気量の小さい新たな散気装置72を、散気装置16の設けられていない水路に設置するようにしてもよい。
第1実施形態に係る曝気設備の構成を示す正断面図である。 図1に示すII-II線における断面図である。 散気装置を構成する散気体ユニットの構成を示す平面図である。 散気体ユニットを構成する散気体の構成を示す断面図である。 第1実施形態に係る曝気設備の変形例を示す正断面図である。 第1実施形態に係る曝気設備を備えた排水処理設備の構成を示す平面図である。 第2実施形態に係る曝気設備の構成を示す正断面図である。 第3実施形態に係る曝気設備の構成を示す正断面図である。
符号の説明
10,60,70…曝気設備、12…曝気槽、14…仕切壁、16,72…散気装置、18,62…第1の水路、20,64…第2の水路、22,66…第3の水路、40…整流板、68…第4の水路。

Claims (2)

  1. 被処理水を貯留するための曝気槽と、
    前記曝気槽の底面より所定間隙を隔てた高さ位置から鉛直方向に立設されており、該曝気槽を並び方向に順に第1から第4の水路の4水路に区分する3つの仕切壁と、
    前記第1及び第2の水路のいずれか一方の深さ方向における中央部、及び前記第3及び第4の水路のいずれか一方の深さ方向における中央部にそれぞれ設けられた旋回水流を生じさせる散気装置と、を備え
    前記3つの仕切壁のうち中間の仕切壁は、上端の位置が他の2つの仕切壁の上端の位置よりも高く、下端の位置が他の2つの仕切壁の下端の位置よりも低いことを特徴とする曝気設備。
  2. 前記第1及び第2の水路の前記一方とは異なる他方の深さ方向における中央部、及び前記第3及び第4の水路の前記一方とは異なる他方の深さ方向における中央部にそれぞれ設けられており、前記散気装置よりも散気量の小さい他の散気装置を備えることを特徴とする請求項に記載の曝気設備。
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