JP3884199B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリングホイール等の操作部材の操作に応じて駆動される操舵用アクチュエータの動きを、その動きに応じて舵角が変化するように車輪に伝達可能な車両用操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車線変更等の進路変更時における速度超過やドライバーの運転ミス等により車両がスピンを起こした場合、ドライバーの意図に沿って車両を操舵することができなくなる。そのようなスピンを防ぐため、制動力や駆動力を制御することで車両の姿勢制御を行うシステムが開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の車両の姿勢制御システムは、車輪と路面との間の摩擦係数が変化する場合に対応しておらず、十分に車両挙動を安定化できない場合がある。
【0004】
本発明は、上記問題を解決することのできる車両用操舵装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴とするところは、操作部材と、操舵用アクチュエータと、その操作部材の操作に応じて前記操舵用アクチュエータを制御可能な制御手段と、その操舵用アクチュエータの動きを、その動きに応じて舵角が変化するように車両の操舵用前方車輪に伝達する手段と、車両の全車輪それぞれと路面との間の摩擦係数を求める手段と、その操作部材の左右一方への操作により、全ての車輪と路面との間の摩擦係数が予め設定した基準値未満の状態から、前方内輪のみと路面との間の摩擦係数が前記基準値以上の状態に移行したか否かを判断する手段と、前記操作部材を左右他方へ操作したか否かを判断する手段とを備え、全ての車輪と路面との間の摩擦係数が前記基準値未満の状態から、前方内輪のみと路面との間の摩擦係数が前記基準値以上の状態に移行した状態では、全ての車輪と路面との間の摩擦係数が前記基準値未満の状態に比べ、その左右他方への操作部材の操作に応じた前記操舵用アクチュエータの制御による舵角変化量が増大される点にある。
走行車両の全ての車輪が摩擦係数の小さい路面上にある状態で操作部材を左右一方へ操作すると、進行方向が変化すると共に車両姿勢が変化する。この姿勢変化後の進行方向に摩擦係数の大きい路面が存在する場合、全ての車輪が摩擦係数の小さい路面上にある状態から、前方内輪のみが摩擦係数の大きい路面にある状態に移行する。この移行により車両をスピンさせようとするモーメントが増大して車両姿勢が変化した場合、運転者は車両がスピン状態になるのを防止するために、その姿勢変化を打ち消す方向へ舵角が変化するように操作部材を左右他方へ切返し操作する。
本発明によれば、車両がスピン状態になるのを防止するための操作部材の左右他方への操作に応じた操舵用アクチュエータの制御による舵角変化量を、走行車両の全ての車輪が摩擦係数の小さい路面上にある状態で操作部材を操作した場合に比べて増大することができる。これにより、左右一方への操作部材の操作により摩擦係数の小さい路面から大きい路面に車両が移行する場合に、運転者が操作部材を左右他方へ切返し操作することで、迅速に車両をスピンさせようとするモーメントを打ち消す方向に舵角を変化させ、車両がスピン状態になるのを確実に防止できる。
【0007】
本発明において、前記摩擦係数と車速と各車輪の回転速度との予め定めた関係を記憶する手段と、車速を検出する手段と、各車輪の回転速度それぞれを検出する手段と、その記憶された関係と検出された車速と車輪回転速度とから前記摩擦係数を求める手段とを備えるのが好ましい。
各車輪の回転速度は、各車輪と路面との間の摩擦係数が小さくなる程に、また、車速が大きくなる程に大きくなるので、その摩擦係数と車速と各車輪の回転速度との関係を予め定めて記憶しておくことで、車速と車輪回転速度とを検出して摩擦係数を求めることができる。これにより、全ての車輪と路面との間の摩擦係数が前記基準値未満か否かの判断と、前方内輪と路面との間の摩擦係数のみが前記基準値以上か否かの判断を正確に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1〜図4を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1に示す車両用操舵装置は、ステアリングホイールを模した操作部材1の回転操作に応じて駆動される操舵用アクチュエータ2の動きを、その操作部材1を車輪4に機械的に連結することなく、その動きに応じて舵角が変化するようにステアリングギヤ3により操舵用前方左右車輪4に伝達する。
【0009】
その操舵用アクチュエータ2は、例えば公知のブラシレスモータ等の電動モータにより構成できる。そのステアリングギヤ3は、その操舵用アクチュエータ2の出力シャフトの回転運動をステアリングロッド7の直線運動に変換する運動変換機構を有する。そのステアリングロッド7の動きがタイロッド8とナックルアーム9を介して車輪4に伝達され、その車輪4のトー角が変化する。そのステアリングギヤ3は、公知のものを用いることができ、操舵用アクチュエータ2の動きを舵角が変化するように車輪4に伝達できれば構成は限定されない。なお、操舵用アクチュエータ2が駆動されていない状態では、車輪4がセルフアライニングトルクにより直進操舵位置に復帰できるようにホイールアラインメントが設定されている。
なお、後方左右車輪も操舵用として操舵用アクチュエータの動きを伝達してもよい。
【0010】
その操作部材1は、車体側により回転可能に支持される回転シャフト10に連結されている。その操作部材1を操舵するのに要する操舵反力を作用させるため、その回転シャフト10にトルクを付加する反力アクチュエータ19が設けられている。その反力アクチュエータ19は、その回転シャフト10と一体の出力シャフトを有するブラシレスモータ等の電動モータにより構成できる。
【0011】
操作部材1を直進操舵位置に復帰させる方向の弾力を付与する弾性部材30が設けられている。この弾性部材30は、例えば、回転シャフト10に弾力を付与するバネにより構成できる。上記反力アクチュエータ19が回転シャフト10にトルクを付加していない時、その弾力により操作部材1は直進操舵位置に復帰する。
【0012】
操作部材1の操作入力値として、その回転シャフト10の回転角に対応する操作角δhを検出する角度センサ11が設けられている。
その操作部材1の操作トルクTとして、その回転シャフト10により伝達されるトルクを検出するトルクセンサ12が設けられている。
その車輪4の舵角δを検出する舵角センサ13が設けられ、本実施形態では、その舵角δに対応するステアリングロッド7の作動量を検出するポテンショメータにより構成されている。
車速vを検出する速度センサ14が設けられている。
各車輪4の回転速度それぞれを検出する車輪速センサ15が設けられている。
【0013】
上記操舵用アクチュエータ2、角度センサ11、トルクセンサ12、舵角センサ13、速度センサ14、車輪速センサ15は、コンピュータにより構成される制御装置20に接続される。
【0014】
図2のフローチャートを参照して上記制御装置20による制御手順を説明する。まず、各センサによる車速v、舵角δ、操作角δh、操作トルクT、車輪回転速度の検出データが読み込まれる(ステップ101)。
【0015】
次に、操作反力として目標操舵トルクT* を付与できるように反力アクチュエータ19を制御する(ステップ102)。本実施形態では、その目標操舵トルクT* は操作角δhの関数K1とされ、その関数K1は予め定められて制御装置20に記憶される。この関数K1に基づき検出操作角δhに応じて定まる目標操舵トルクT* から検出操作トルクTを差し引いた偏差が零になるように、反力アクチュエータ19が制御される。例えば操作角δhが大きくなる程に目標操舵トルクT* が小さくなるように関数K1が定められる。
【0016】
次に、全ての車輪4と路面との間の摩擦係数が、予め設定した基準値未満か否かが判断される(ステップ103)。
制御装置20は、車両の全車輪4それぞれと路面との間の摩擦係数と、車速と、各車輪の回転速度との予め定めた関係を記憶し、その記憶された関係と、上記速度センサ14により検出された車速vと、上記車輪速センサ15により検出された車輪回転速度とから、その摩擦係数を求める。
その基準値は、その摩擦係数が基準値以上であれば、全ての車輪4が摩擦係数の小さい低μ路面上にある状態から、前方内輪のみが摩擦係数の大きい高μ路面にある状態に移行する際に、車両がスピン状態になるおそれがないように定めればよい。
なお、その基準値は、車速vや舵角δ等の車両走行状態を表す変数の関数としてもよく、例えば車速vや舵角δが大きい程に基準値を小さくしてもよい。
【0017】
ステップ103において全ての車輪4と路面との間の摩擦係数が基準値未満であれば、低μフラグがオンされ(ステップ104)、次いで舵角を目標値δ* にすることができるように操舵用アクチュエータ2が制御される(ステップ105)。本実施形態では、その目標舵角δ* は操作入力値である操作角δhの関数K2とされ、その関数K2は予め定められて制御装置20に記憶される。この関数K2に基づき検出操作角δhに応じて定まる目標舵角δ* から検出舵角δを差し引いた偏差が零になるように、操舵用アクチュエータ2が制御される。
なお、その操舵用アクチュエータ2は操作角δhにのみ応じて制御されるものに限定されず、操作部材1の操作に応じて制御可能であればよい。例えば、検出操作角δhに代えて検出操作トルクTを操作入力値とし、目標舵角δ* を操作トルクTの関数とし、検出操作トルクTから目標舵角δ* を定めるようにしてもよい。また、その目標舵角δ* を操作角δhだけでなく例えば車速vの関数とし、目標舵角δ* が操作角δhだけでなく車速vによっても変化するようにしてもよい。
また、操作部材1の操作に応じて操舵用アクチュエータ2を制御して舵角δを変化させる際に車両挙動が不安定になるのを防止するため、例えば、車両挙動が不安定になるおそれがある場合に制動力や駆動力を制御することで車両の姿勢制御を行うような車両挙動安定化システムを併用してもよい。
【0018】
次に、制御を終了するか否かが、例えば車両のエンジン始動用キースイッチのオン・オフに基づき判断され(ステップ106)、終了しない場合はステップ101に戻る。
【0019】
ステップ103において全ての車輪4と路面との間の摩擦係数が基準値未満でない場合、低μフラグがオンか否かが判断され(ステップ107)、低μフラグがオンでなければステップ105において操舵用アクチュエータ2が制御される。
【0020】
ステップ107において低μフラグがオンであれば、スピンフラグがオンか否かが判断される(ステップ108)。スピンフラグがオンでなければ、前方内輪と路面との間の摩擦係数が上記基準値以上で、且つ、残りの車輪と路面との間の摩擦係数が上記基準値未満か否かが判断される(ステップ109)。すなわち、図4において実線で示すように走行車両100の全ての車輪4が摩擦係数の小さい路面U1上にある状態で操作部材1を左右一方へ操作すると、一点鎖線で示すように進行方向が変化すると共に車両姿勢が変化する。その変化後の進行方向に摩擦係数の大きい路面U2が存在する場合、全ての車輪4が摩擦係数の小さい路面上にある状態から、前方内輪4のみが摩擦係数の大きい路面U2上にある状態に移行する。よって、操作部材1の左右一方への操作により、全ての車輪4と路面との間の摩擦係数が予め設定した基準値未満の状態から、前方内輪4のみと路面との間の摩擦係数が前記基準値以上の状態に移行したか否かが判断されることになる。なお、本実施形態では操作部材1の操作方向は上記トルクセンサ12により検出するが、その検出手段は特に限定されない。
【0021】
ステップ109において、前方内輪4のみが摩擦係数の大きい路面U2上にある場合、車両をスピンさせようとするモーメントが増大し、この場合にスピンフラグがオンされ(ステップ110)、次いでステップ105において操舵用アクチュエータ2が制御される。
【0022】
ステップ108においてスピンフラグがオンであれば、操作部材1を左右他方へ操作したか否かが判断される(ステップ111)。すなわち、操作部材1を左右一方へ操作することにより、全ての車輪4が摩擦係数の小さい路面U1上にある状態から、前方内輪4のみが摩擦係数の大きい路面U2にある状態に移行し、車両をスピンさせようとするモーメントが増大した場合に、図4において二点鎖線で示すように、車両のスピンを防止するために運転者が操作部材1を左右他方へ切返し操作を行ったか否かが判断される。
【0023】
ステップ111において切返し操作が行われていない場合、ステップ105において操舵用アクチュエータ2が制御される。
【0024】
ステップ111において切返し操作が行われている場合、舵角を目標値δ* にすることができるように操舵用アクチュエータ2が制御される(ステップ112)。このステップ112では、その目標舵角δ* はステップ105における目標舵角δ* のN倍とされ(N>1)、操作部材1の操作量に対する舵角の比がステップ105におけるよりも大きくなる。すなわち、全ての車輪4と路面との間の摩擦係数が上記基準値未満の状態から、前方内輪4のみと路面との間の摩擦係数が上記基準値以上の状態に移行した状態では、全ての車輪4と路面との間の摩擦係数が上記基準値未満の状態に比べ、その左右他方への操作部材1の切返し操作に応じた操舵用アクチュエータ2の制御による舵角変化量が増大される。しかる後にステップ106において制御を終了するか否かが判断される。
【0025】
ステップ109において、前方内輪4のみが摩擦係数の大きい路面U2上にない場合は、他の車輪4も摩擦係数の大きい路面U2上にある。この場合は低μフラグとスピンフラグとが解除され(ステップ113)、次いでステップ105において操舵用アクチュエータ2が制御される。
【0026】
上記実施形態によれば、操作部材1を左右一方へ操作することで全ての車輪4が摩擦係数の小さい路面U1上にある状態から、前方内輪4のみが摩擦係数の大きい路面U2にある状態に移行することで、車両をスピンさせようとするモーメントが増大した場合に、車両がスピン状態になるのを防止するための操作部材1の左右他方への切返し操作に応じた操舵用アクチュエータ2の制御による舵角変化量を、走行車両の全ての車輪4が摩擦係数の小さい路面U1上にある状態で操作部材1を切返し操作した場合に比べて増大することができる。これにより、操作部材1の左右一方への操作により摩擦係数の小さい路面U1から大きい路面U2に車両が移行する場合に、運転者が操作部材1を左右他方へ切返し操作することで、迅速に車両をスピンさせようとするモーメントを打ち消す方向に舵角を変化させ、車両がスピン状態になるのを確実に防止できる。
【0037】
上記実施形態では各車輪4の回転速度は、各車輪4と路面との間の摩擦係数が小さくなる程に、また、車速vが大きくなる程に大きくなるので、その摩擦係数と車速vと各車輪4の回転速度との関係を予め定めて記憶し、車速vと車輪回転速度とを検出して摩擦係数を求めている。これにより、全ての車輪4と路面との間の摩擦係数が上記基準値未満か否かの判断と、前方内輪と路面との間の摩擦係数のみが上記基準値以上か否かの判断を正確に行うことができる。
【0038】
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、操作部材と車輪を機械的に連結した車両に本発明を適用してもよい。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、車輪と路面との間の摩擦係数が変化する場合でも十分に車両挙動の安定化を図ることができる車両用操舵装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の操舵装置の構成説明図
【図2】本発明の実施形態の操舵装置の制御手順を示すフローチャート
【図3】本発明の実施形態の操舵装置の制御手順を示すフローチャート
【図4】本発明の実施形態の操舵装置の作用説明図
【符号の説明】
1 操作部材
2 操舵用アクチュエータ
4 車輪
11 角度センサ
13 舵角センサ
14 速度センサ
15 車輪速センサ
16 ヨーレートセンサ
20 制御装置
Claims (2)
- 操作部材と、
操舵用アクチュエータと、
その操作部材の操作に応じて前記操舵用アクチュエータを制御可能な制御手段と、
その操舵用アクチュエータの動きを、その動きに応じて舵角が変化するように車両の操舵用前方車輪に伝達する手段と、
車両の全車輪それぞれと路面との間の摩擦係数を求める手段と、
その操作部材の左右一方への操作により、全ての車輪と路面との間の摩擦係数が予め設定した基準値未満の状態から、前方内輪のみと路面との間の摩擦係数が前記基準値以上の状態に移行したか否かを判断する手段と、
前記操作部材を左右他方へ操作したか否かを判断する手段とを備え、
全ての車輪と路面との間の摩擦係数が前記基準値未満の状態から、前方内輪のみと路面との間の摩擦係数が前記基準値以上の状態に移行した状態では、全ての車輪と路面との間の摩擦係数が前記基準値未満の状態に比べ、その左右他方への操作部材の操作に応じた前記操舵用アクチュエータの制御による舵角変化量が増大されることを特徴とする車両用操舵装置。 - 前記摩擦係数と車速と各車輪の回転速度との予め定めた関係を記憶する手段と、
車速を検出する手段と、
各車輪の回転速度それぞれを検出する手段と、
その記憶された関係と検出された車速と車輪回転速度とから前記摩擦係数を求める手段とを備える請求項1に記載の車両用操舵装置。
Priority Applications (1)
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JP30424799A JP3884199B2 (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 車両用操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP30424799A JP3884199B2 (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 車両用操舵装置 |
Publications (2)
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JP2001122141A JP2001122141A (ja) | 2001-05-08 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP30424799A Expired - Fee Related JP3884199B2 (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 車両用操舵装置 |
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JP6112309B2 (ja) * | 2014-03-26 | 2017-04-12 | マツダ株式会社 | 車両用挙動制御装置 |
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1999
- 1999-10-26 JP JP30424799A patent/JP3884199B2/ja not_active Expired - Fee Related
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