JP3883871B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転駆動手段からディスクが搬送手段で搬送されてストック部へ収納され、さらにストック部から選択されたディスクが回転駆動手段にクランプされるディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用などのディスク選択式のディスク装置(ディスクチェンジャー)では、回転駆動手段での回転駆動が完了したディスクが搬送手段で挟持されて搬送され、ストック部内のいずれかのディスク保持部へ収納される。前記ストック部は、複数のディスクを保持したカートリッジが装置内に装填されることで構成され、または装置内に予め複数のディスク保持部を配置することにより構成される。
【0003】
ストック部のディスクを駆動するときには、ストック部内のいずれかのディスク保持部が選択されて、選択されたディスク保持部に搬送手段が対向し、前記ディスク保持部に保持されていたディスクが搬送手段で回転駆動手段に搬送されて、前記回転駆動手段でディスクがクランプされて駆動される。
【0004】
この種のディスク装置では、動作ステップのいずれかにおいてスイッチを有する検知手段によりそれぞれのステップでの動作を確認する行程を含んでおり、動作完了を確認してから次のステップへ移行できるようにしているのが一般的である。そして、前記検知手段を含むステップにおいて、動作完了を確認できなかったときには、そのステップにおいて同じ動作を再度行うリトライが実行される。そして規定回数のリトライを行っても動作完了を確認できなかったときに、その時点で表示手段にエラーが表示されて、動作が停止し、修理を待つ状態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来のディスク装置では、いずれかのステップにおいて動作エラーが生じ、規定回数のリトライの結果動作を修復できなかったときに、その時点で動作停止となってしまい、それ以上の修復動作を行うことができなかった。
【0006】
また、装置内においてディスクが動作途中の中途半端な位置で停止し、例えばストック部への搬送途中、あるいはストック部内のディスク保持部にディスクが途中まで保持された状態で装置が停止し、またはストック部内のディスク保持部の選択動作の途中でディスク装置が停止することが有り得る。
【0007】
そのため、修理作業等において装置を修復させようとするときに、ディスクを損傷したり破壊させる恐れがある。
【0008】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、いずれかの動作ステップにおいて動作完了を確認できなかったときに、修復できる確率を高くし、さらに動作エラーを修復できない場合に、ディスクを初期位置へ戻してからエラー停止させるようにしたディスク装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ディスクがクランプされる回転駆動手段と、複数枚のディスクが収納されるストック部と、前記ストック部内のいずれかのディスク保持部を選択して選択位置に移動させるディスク選択手段と、前記回転駆動手段と選択位置の前記ディスク保持部との間でディスクを搬送する搬送手段と、が設けられたディスク装置において、
前記回転駆動手段でのクランプが解除されたディスクを搬送して選択位置にあるディスク保持部に保持させ、ディスクが選択位置のディスク保持部に保持された状態を確認する第1の確認ステップを含む第1の過程と、
前記ストック部内のディスク保持部を移動させていずれかのディスク保持部を選択位置へ移動させる選択動作を行い、選択位置へ移動したディスク保持部からディスクを引出して前記回転駆動手段にクランプする第2の過程とを有し
記第2の過程が複数の動作ステップを有し、前記動作ステップには、選択されたディスク保持部が選択位置へ移動したことを確認する第2の確認ステップを有しており、
前記第2の確認ステップでの動作完了を確認できなかったときに、前記第1の確認ステップまで動作を逆戻りさせて、前記第1の確認ステップから動作を再開させる制御手段が設けられていることを特徴とするものである。
また本発明は、前記第2の過程の動作ステップが、前記回転駆動手段にディスクがクランプされたことを確認する第3の確認ステップを有しており、
前記第3の確認ステップでの動作完了を確認できなかったときに、前記制御手段が、前記第2の確認ステップまで動作を逆戻りさせて、前記第2の確認ステップから動作を再開させるものである。
さらに本発明は、前記第2の過程動作ステップが、前記回転駆動手段にディスクがクランプされたことを確認する第3の確認ステップ有しており、
前記第3の確認ステップでの動作完了を確認できなかったときに、前記制御手段が、前記第1の確認ステップまで動作を逆戻りさせて、前記第1の確認ステップから動作を再開させるものである。
【0012】
この場合に、前記先の確認ステップから動作を再開した後に、前記後の確認ステップでの動作完了をさらに確認できないときには、前記先の確認ステップまで動作を戻して、動作を停止させるものである。
【0013】
さらに、前記において、前記後の確認ステップにおいて、その動作完了を確認できなかったときに、その確認ステップでの動作を繰り返して動作確認を行うリトライを規定回数行い、それでも動作完了が確認できなかったときに、前記先の確認ステップまで動作を逆戻りさせて動作を再開する動作が行われることが好ましい。
【0014】
本発明のディスク装置では、ディスク保持部を選択して、選択されたディスク保持部内のディスクを回転駆動手段でクランプする一連の動作において、いずれかのステップで動作完了が確認できなかったときに、それ以前の確認ステップまで動作を逆戻りさせてから、再動作させているため、動作エラーを修復できる確率を高くできる。
【0016】
また、動作エラーを修復できないときに、ディスクをストック部まで戻して停止させることにより、修理中などにおいてディスクを取り出しやすくなり、また修理前または修理中にディスクを損傷する可能性を低くできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は本発明のディスク装置の内部構造の一例を示す斜視図、図2はその平面図、図3は図2のIII−III線の断面図、図4は前記ディスク装置の内部構造を示す側面図である。
【0019】
図1および図2に示すディスク装置1は、直径が8cmのディスク(小径ディスク)と、直径12cmのディスク(大径ディスク)のそれぞれのCD(コンパクトディスク)またはDVD(ディジタル・バーサタイル・ディスク)などの各種ディスクの再生や記録が可能である。また直径が12cmの大径ディスクは、ディスク装置の内部に複数枚ストックされ、且つ選択されて駆動することもできる。
【0020】
図4に示すように、装置本体の筐体10の正面には、液晶表示パネルや各種のスイッチ類を有するノーズ部が設けられている(図示せず)。前記ノーズ部には、幅方向に延びるスリット状の挿入口15が設けられている。このディスク装置1のY1側の奥部には、複数の大径ディスクを高さ方向(Z方向)に積層可能なストック部3が設けられており、大径ディスクは前記ストック部3に設けられたディスクホルダ41に1枚ずつ保持され、且つ高さ方向に積み重ねられた状態で収納される。
【0021】
図1および図2に示すように、前記ノーズ部に設けられた挿入口15と前記ストック部3との間にはディスクの搬入および搬出を行うディスク搬送部5が設けられている。このディスク搬送部5の構成として、ベース2上には、第1の移動部材6と第2の移動部材7が幅方向(X1−X2方向)へ移動可能に設けられている。第1の移動部材6にはラック6aが形成され、第2の移動部材7には前記ラック6aと対向するラック(図示せず)が設けられている。前記ベース2上には、図2に示す設定モータMによって回転駆動される連結歯車8が、間隔設定手段として設けられており、この連結歯車8が前記第1の移動部材6のラック6aと、第2の移動部材7のラックの双方に噛み合っている。設定モータMによって前記連結歯車8が回転させられると、前記第1の移動部材6と第2の移動部材7が同期して、互いに接近する方向および離れる方向へ移動する。
【0022】
前記第2の移動部材7には、ディスク導入・排出方向である図示Y1−Y2方向に延びる案内部材(案内手段)11が設けられている。前記案内部材11の対向側(図示X1側)の面には、図示Y方向に延びる案内用のガイド溝11aが形成されている。図3に示すように、前記ガイド溝11aの断面形状は、図示X1側の開口端側が広くX2側が狭いV字形状である。
【0023】
案内部材11の排出側(Y2側)の端部には、検知アーム(検知部材)12が設けられている。前記検知アーム12は、軸13を中心に図2において時計回りおよび反時計回りに回転できるように支持されており、且つ図示しない付勢部材により反時計回り方向に付勢されている。
【0024】
また検知アーム12には、案内部材11の排出側の端部に位置する検知片12aが折り曲げ形成されている。案内部材11のガイド溝11a内に挿入されて移動するディスクDの外周縁によって前記検知片12aが、外側(X2方向)へ押されると、検知アーム12が時計回り方向に回動する。
【0025】
前記検知アーム12の他端には、紙面下方に折り曲げられた押圧片12bが形成されており、この押圧片12bが、挿入検知スイッチ14のアクチュエータに対向している。そして、検知アーム12が時計回り方向に回動させられると、前記押圧片12bによって前記挿入検知スイッチ14がON状態に切り換えられる。
【0026】
また、検知アーム12が反時計回り方向に回動し、前記検知片12aが、案内部材11のガイド溝11aの排出側(Y2側)端部を覆っている状態のときには、前記押圧片12bが挿入検知スイッチ14のアクチュエータから離れ、挿入検知スイッチ14がOFF状態に切り換えられる。
【0027】
前記第1の移動部材6の表面には、ディスクDの挿入方向(Y方向)に並ぶ第1ないし第4の搬送ローラ21,22,23,24からなる搬送手段20が、前記案内部材11に対向して設けられている。図3に示すように、前記第1ないし第4の搬送ローラ21,22,23,24は、上下に中心から外周側に向けて肉厚が徐々に薄くなるフランジが形成されており、ディスクDの縁部は前記フランジ間のV溝内で保持される。
【0028】
装置内には図示を省略する搬送モータが設けられており、この搬送モータの動力が減速ギヤ群により減速され、且つ伝達ギヤ25,26,27などを介して各搬送ローラ21,22,23,24に伝達され、第1ないし第4の搬送ローラ21,22,23,24が全て同一方向に回転駆動される。前記第1ないし第4の搬送ローラ21,22,23,24が時計回りに回転すると、ディスクDが装置奥部方向(Y1方向)へ搬入され、反時計回りに回転動作すると、ディスクDが外部方向(Y2方向)へ搬出される。
【0029】
図1に示すように、前記第1の移動部材6には、支持軸を支点として、一定の角度範囲で回動可能な回動アーム28が設けられ、前記第1の搬送ローラ21はこの回動アーム28の先部に支持されている。また、回動アーム28は、引張りコイルスプリングなどの付勢部材によって常に時計回り方向に付勢されている。そして、前記第1の移動部材6上には、前記回動アーム28が反時計方向へ所定角度回動したときにON状態となる挿入検知スイッチ29(図2参照)が設けられている。
【0030】
前記ベース2には、前記第2の移動部材7のX方向の移動位置を検出するリニアポジションセンサ(図示せず)が設けられている。このリニアポジションセンサは例えば直線可変抵抗器であり、その直線的に変化する抵抗値によって、前記第2の移動部材7の位置を検出でき、その結果、案内部材11と搬送手段20との対向間隔Wxを検出可能となっている。
【0031】
図2に示すように、前記案内部材11には、第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32が設けられている。この第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32は、ディスクがクランプ位置へ移動したことを検知するクランプ位置の検知手段として機能している。図5に示すように、前記第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32のそれぞれのアクチュエータ31a,32aは、前記案内部材11のガイド溝11a内に現れている。前記ガイド溝11a内を移動するディスクDの縁部で前記アクチュエータ31aまたは32aが押圧されると、第1の検知スイッチ31または第2の検知スイッチ32がON状態に動作する。
【0032】
前記ストック部3には、前記案内部材11と搬送手段20とで挟持されて搬入される直径12cmの大径ディスクの前方の外周縁を保持するディスクホルダ41が設けられている。このディスクホルダ41はディスクの厚み方向に複数個(図の実施の形態では6個)設けられており、上下に重ねられた状態である。
【0033】
前記ベース2上には、複数本の案内支柱42が垂直に設置されて回転自在に支持されている。全ての案内支柱42の基端部には小歯車43が一体に形成されており、ベース2上には全ての前記小歯車43と噛み合うリング状歯車44が設けられている。前記リング状歯車44が図示しない選択モータで駆動されることにより、全ての案内支柱42は全て同期して回転駆動される。
【0034】
全ての案内支柱42の外周にはスクリュー溝42aが形成されている。このスクリュー溝42aは、案内支柱42の上部と下部においてピッチが密であり、中間部分でピッチが疎となっている。前記ディスクホルダ41には、前記案内支柱42のスクリュー溝42aと噛み合う突起が設けられている。前記案内支柱42が回転すると、それぞれのディスクホルダ41が前記スクリュー溝42aによって上下に移動させられる。
【0035】
前記のようにスクリュー溝42aは、案内支柱42の上部と下部においてピッチが密であるため、ディスクホルダ41は上部と下部で密に重なるようにストックされる。またスクリュー溝42aは案内支柱42の中間部分でピッチが疎となっているため、案内支柱42の中間部分では、いずれか1つのディスクホルダ41が、上下に隣接する他のディスクホルダと離れた状態で、上下に移動することができる。ディスクホルダ41の上下への移動動作によって、いずれかのディスクホルダ41が選択され、図1に示すように、選択されたディスクホルダ41が、前記案内部材11および搬送手段20と同じ高さ位置の選択位置41Aへ移動して停止する。
【0036】
図1に示すように、前記ベース2上には、選択検知手段45が設けられている。この選択検知手段45は、前記リング状歯車44に噛み合って、このリング状歯車44で回転させられる歯車45aと、前記歯車45aで回転させられる検知器とで構成されている。この選択検知手段45からの検知出力により、ストック部3内の何番目のディスクホルダ41が選択位置41Aへ移動しているか、および選択されたディスクホルダ41が選択位置41Aへ確実に移動したか否かが検出されるようになっている。
【0037】
前記ベース2上には駆動ユニット50が設けられている。図3に示すように、この駆動ユニット50は、ドライブシャーシ51とクランプシャーシ52を有している。ドライブシャーシ51とクランプシャーシ52は互いに平行な状態で組み合わされており、ドライブシャーシ51とクランプシャーシ52は相対的に互いに接近し離反する方向へ移動できるようになっている。前記案内部材11と前記搬送手段20によるディスクDの搬送経路の下側に前記ドライブシャーシ51が位置し、上側に前記クランプシャーシ52が位置している。
【0038】
前記ドライブシャーシ51には、下側にスピンドルモータ53が設けられ、上側には前記スピンドルモータ53で回転駆動されるターンテーブル54が設けられている。この実施の形態では、前記ターンテーブル54が回転駆動手段である。また、ドライブシャーシ51の下には光ヘッド55が設けられている。この光ヘッド55の対物レンズから照射される再生用の検知光または記録用の光は、ドライブシャーシ51に形成された切欠きを通してディスクDの記録面に照射される。また光ヘッド55はディスクDの記録面に沿って移動させられる。
【0039】
一方、クランプシャーシ52には、クランパ56が回転自在に支持されており、前記クランパ56は板ばね57によって下方向へ付勢されている。
【0040】
前記ドライブシャーシ51を搭載してY方向へ移動する移動ベース(図示せず)、または前記ベース2上には、クランプ駆動手段が設けられている。このクランプ駆動手段の動力が前記ドライブシャーシ51とクランプシャーシ52に伝達されることにより、ドライブシャーシ51とクランプシャーシ52とが接近する方向と離れる方向へ駆動される。ドライブシャーシ51とクランプシャーシ52と離れると、ターンテーブル54とクランパ56との間にディスクDが移動する隙間が形成される。またドライブシャーシ51とクランプシャーシ52とが接近すると、ターンテーブル54とクランパ56とが接近し、このとき、クランパ56は、板ばね57の力でディスクDを挟んでターンテーブル54に弾圧させられる。
【0041】
図4に示すように、筐体10の内部には、前記駆動ユニット50を搭載した移動ベースを支持する支持シャーシ65が設けられている。前記駆動ユニット50のドライブシャーシ51は、前記支持シャーシ65の上面においてY1−Y2方向へ移動可能に支持されている。また図示しないモータの動力によって、前記駆動ユニット50は、支持シャーシ65上においてY1−Y2方向へ移動させられる。
【0042】
図2と図4は、駆動ユニット50が駆動位置へ移動した状態を示している。ディスクDは図2と図4に示す駆動位置に停止している駆動ユニット50によってクランプされ回転駆動される。また、前記ストック部3のディスクホルダ41を上下に移動させて、いずれかのディスクを選択する動作を行うときには、図4において破線で示すように、前記駆動ユニット50が挿入口15側(Y2側)へ退避移動して、ディスクホルダ41とともに昇降するディスクDが前記駆動ユニット50に当たらないようになる。
【0043】
図4に示すように、前記支持シャーシ65は、筐体10内において、ダンパー66で支えられ、コイルばね67で吊り下げられている。前記ダンパー66はゴムの袋体の内部にエアーやオイルなどの流体が封入されているものである。
【0044】
前記支持シャーシ65の側面にはピン68,68が固定されている。一方、筐体10側にはY1−Y2方向へ移動するロック部材69が設けられており、前記ピン68,68は、ロック部材69に形成されたロック穴70,70内に挿入されている。このロック穴70,70は、Y2側において幅寸法が狭くなるロック部70a,70aを有している。
【0045】
図4に示すように、駆動ユニット50が駆動位置へ移動し、挿入口15から挿入されたディスクがターンテーブル54とクランパ56との間に供給されるとき、および選択位置41Aのディスクホルダ41からディスクDが引出されて、前記ターンテーブル54とクランパ56との間に供給されるときには、図4に示すように、ロック部材69がY1方向へ移動して前記ロック部70a,70a内にピン68,68が保持されて、支持シャーシ65がロックされた状態である。
【0046】
また、ターンテーブル54とクランパ56とが接近して、ターンテーブル54とクランパ56とでディスクDの中心穴がクランプ可能な状態となるときには、これと同時にロック部材69がY2方向へ移動して、ロック穴70,70のロック部70a,70aがピン68,68から離れ、支持シャーシ65のロックが解除される。このとき、支持シャーシ65および駆動ユニット50は、前記ダンパー66,66およびコイルばね67によって、筐体10内において弾性的に支持された状態となる。
【0047】
前記第1の移動部材6と第2の移動部材7を移動させてその対向間隔Wxを設定する設定モータMはモータドライバ63により駆動されるが、このモータドライバ63は主制御装置61により制御される。その他装置内の全てのモータは前記主制御装置61により制御される。
【0048】
また、第2の移動部材7の移動位置を検知するリニアポジションセンサからの検知出力も、前記主制御装置61に与えられる。また案内部材11に設けられている第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32の検知出力も前記主制御装置61に与えられる。
【0049】
さらに、前記選択検知手段45の出力も主制御装置61に与えられる。また図示省略しているが、前記ストック部3では、選択位置41Aに位置するディスクホルダ41内にディスクが完全に保持されたことを検知する保持検知手段が設けられており、この保持検知手段および、その他の全ての検知手段からの出力が主制御装置61に与えられる。
【0050】
また前記主制御装置61には、各種プログラムが内蔵されたメモリ62が設けられている。
【0051】
次に、上記ディスク装置の動作を説明する。
ディスクを待ち受ける待機状態(ホームポジション)では、駆動ユニット50が支持シャーシ65上にてY1側へ移動しており、駆動ユニット50が、図2と図4において一点鎖線で示す駆動位置にある。そして、駆動ユニット50内のドライブシャーシ51が上昇し、ターンテーブル54がクランパ56に圧接されている。さらに、図4に示すロック部材69がY2方向へ移動し、ロック穴70,70のロック部70a,70aがピン68,68から外れて、支持シャーシ65のロックが解除されており、支持シャーシ65およびこれに支持されている駆動ユニット50がダンパー66,66およびコイルばね67で弾性的に支持された状態にある。
【0052】
ディスクを待ち受けるホームポジションのときに、支持シャーシ65がロックされずに弾性的に支持されている状態であると、支持シャーシ65がロック部材69によってY1方向へ無理に押し付けられることがなく、ダンパー66やコイルばね67に無理な力が作用しない。また、車体振動などの振動が、ロック部材69とピン68との嵌合部に作用することがなく、ロック嵌合部に無理な力が作用して疲労や破壊を生じさせることもなくなる。さらに工場からの出荷時や運搬時に大きな衝撃が与えられたとしても、前記ロック嵌合部を破損することを防止できる。
【0053】
さらに車体振動などにより、ロック部材69とピン68との嵌合部でがたつき音を発生することがなく、さらに支持シャーシ65上の機構や駆動ユニット50内の機構に伝えられる振動がダンパー66とコイルばね67とで緩和されるため、支持シャーシ65や駆動ユニット50内の機構のがたつき音を抑制できる。
【0054】
また、前記待ち受け状態では、予め選択されたディスクホルダ41が選択位置41Aで停止し、前記案内部材11と搬送手段20とが同じ高さ位置にある。
【0055】
また、前記ホームポジションでは、前記案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxが最も広くなっており、直径12cmの大径ディスクを挟持できる間隔よりもさらに広く設定されている。
【0056】
ディスクを挿入する際に、ノーズ部に設けられた操作釦などを操作すると、搬送手段20の各搬送ローラ21,22,23,24がディスクを搬入できる方向へ始動させられる。さらに前記操作釦などが操作されると、クランプ駆動手段によってドライブシャーシ51が下降させられて、ターンテーブル54とクランパ56とが離れ、その対向間隔内にディスクを導けるようになる。さらに図4に示すように、このときにロック部材69がY1方向へ移動し、ピン68,68がロック穴70,70のロック部70a,70a内に保持されて、支持シャーシ65がロックされた状態となる。よって、前記搬送手段20により搬送されるディスクに、ターンテーブル54やクランパ56が当たるのを防止できる。
【0057】
また、前記操作釦などが操作されると、前記設定モータMが始動して、第1の移動部材6と第2の移動部材7が接近する方向へ移動して、案内部材11と搬送手段20との対向間隔Wxが、直径8cmの小径ディスクを挟持できる寸法よりもさらに狭く設定される。
【0058】
挿入口から挿入されたディスクの外周縁によって、検知アーム12と回動アーム28のいずれか一方が外方へ押し広げられて、挿入検知スイッチ14と29のいずれか一方がONになったとき、主制御装置61では、ディスクが挿入されたものと判断する。
【0059】
ディスクが挿入されたことが判断されると、設定モータMが駆動されて、第1の移動部材6と第2の移動部材7が互いに離れる方向へ移動し、案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxが、直径8cmの小径ディスクを挟持して搬送できる寸法に広げられ、この位置で第1の移動部材6と第2の移動部材7の間隔が固定される。前記対向間隔Wxの設定は、第2の移動部材7の移動位置を前記リニアポジションセンサで検出することにより制御される。
【0060】
このときの対向間隔Wxは、直径8cmの小径ディスクによって、検知アーム12と回動アーム28のいずれか一方のみが外方へ押し広げられて、2つの挿入検知スイッチ14と29のいずれか一方のみがONになるが、両方が同時にONにならないように設定されている。したがって、主制御部61では挿入検知スイッチ14と29の双方が同時にONにならない限り、挿入されたディスクが小径ディスクであると判断し、案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxが、8cmの小径ディスクを挟持して搬送できる位置に固定したままとなる。
【0061】
そして、搬送手段20の各搬送ローラ21,22,23,24の時計方向への回転力により小径ディスクが搬入されるが、ディスクは前記案内部材11のガイド溝11a内に沿って転がるようにしてY1方向へ移動させられる。
【0062】
小径ディスクが挿入された場合、このディスクは前記ストック部3のディスクホルダ41で保持される位置まで搬入されずに、図2と図4にて一定鎖線で示す駆動位置に停止している駆動ユニット50によって駆動可能な位置まで搬送される。小径ディスクが駆動ユニット50により駆動可能な位置まで搬送されたことは、前記第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32を監視することにより検出される。
【0063】
前記第1の検知スイッチ31のアクチュエータ31aと、第2の検知スイッチ32のアクチュエータ32aは、ディスクの搬送方向に沿って間隔を空けて配置されている。そして、小径ディスクDsの中心穴がターンテーブル54の中心に一致したときに、小径ディスクDsの外周縁により前記アクチュエータ31aと32aが共に押圧されるように前記間隔が設定されている。
【0064】
したがって、前記第1の検知スイッチ31のアクチュエータ31aと第2の検知スイッチ32のアクチュエータ32aの双方が小径ディスクDsの外周縁により押されて、第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32が共にON状態に動作したときに、主制御装置61では、小径ディスクの中心がターンテーブル54の中心に一致したものと判断されて、搬送手段20の駆動を停止させる制御が行われる。
【0065】
その後に、駆動ユニット50内で、ドライブシャーシ51が上昇し、小径ディスクの中心穴がターンテーブル54の位置決め凸部54aに嵌合させられるとともに、ターンテーブル54とクランパ56とで小径ディスクが挟持されてクランプされる。このとき図4に示すロック部材69がY2方向へ移動させられて、支持シャーシ65のロックが解除され、支持シャーシ65は弾性的に支持された状態となる。また、第1の移動部材6と第2の移動部材7が互いに離れて、案内部材11と搬送手段20との対向間隔Wxが、ホームポジションと同じ最も広い寸法に設定される。
【0066】
そして、スピンドルモータ53の駆動力によって小径ディスクDsが回転駆動され、光ヘッド55により再生または記録動作が行われる。
【0067】
再生や記録を終了した小径ディスクは、案内部材11と搬送手段20とで挟持されて、Y2方向へ搬出されノーズ部に設けられた挿入口へ向けて搬出される。このとき、前記挿入検知スイッチ14と29の出力が主制御装置61で監視され、いずれか一方の挿入検知スイッチがONになりさらにOFFになったときに、搬送ローラが停止させられ、小径ディスクの一部が挿入口から突出した状態でディスクが停止する。
【0068】
なお、このとき後に説明する図6のフローにより動作が制御される。
次に、直径が12cmの大径ディスクDが挿入されるときの制御動作を説明する。
【0069】
ディスクが挿入されていないホームポジションでは、前述のように、案内部材11と搬送手段20との対向間隔Wxは、大径ディスクDを挟持できる位置よりもさらに広く設定されている。そして、操作釦などが押されると、小径ディスクの挿入動作と同じに、支持ベース65がロックされてターンテーブル54とクランパ56とが離れる。そして、搬送手段20の各搬送ローラが始動するとともに、案内部材11と搬送手段20との対向間隔Wxが、小径ディスクの挟持間隔よりもさらに狭く設定される。
【0070】
大径ディスクが挿入されて、検知アーム12と回動アーム28のいずれかが外側へ押されて、挿入検知スイッチ14と29のいずれかがONになった時点で、ディスクが挿入されたものと判断される。そして、設定モータMが始動し、第1の移動部材6と第2の移動部材7の間隔が広げられるが、このときまず前記対向間隔Wxが直径8cmの小径ディスクを搬送する寸法に設定される。
【0071】
挿入されているのが大径ディスクであると、搬送手段20の搬送ローラによってディスクが引き込まれた直後に、ディスクの外周縁によって検知アーム12と回動アーム28が同時に外方へ押し広げられるために、2つの挿入検知スイッチ14,29が一緒にONになる。この時点で、主制御装置61では、大径ディスクが挿入されたと判断する。
【0072】
その直後に、再度設定モータMが始動して、第1の移動部材6と第2の移動部材7が間隔が広がるように移動し、案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxが、大径ディスクを搬送する間隔に設定される。この対向間隔Wxは前記リニアポジションセンサを監視することにより設定される。そして、搬送手段20の各搬送ローラ21,22,23,24の回転力により大径ディスクがY1方向へ搬入される。
【0073】
図5に示すように、直径12cmの大径ディスクDの中心穴がターンテーブル54の中心に一致したときに、前記第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32が共にON状態に動作するように、両検知スイッチのアクチュエータ31aと32aの間隔が設定されている。
【0074】
大径ディスクDをターンテーブル54に確実にクランプさせるための制御動作として、図5に示すように、大径ディスクDがY1方向へ搬送されていく過程で、まず第1の検知スイッチ31がONになる。このとき大径ディスクDの中心穴D1は、ターンテーブル54の中心よりもわずかな距離δだけY2側に位置している。主制御装置61は前記第1の検知スイッチ31がONになった時点で、クランプ動作に移行する制御が行われ、ドライブシャーシ51が上昇させられる。ただしこの時点では、支持シャーシ65はロック部材69でロックされたままである。ドライブシャーシ51が上昇すると、ターンテーブル54の位置決め凸部54aの上面が、中心穴D1からわずかに外れた位置でディスクDに押し付けられる。
【0075】
さらにディスクDがY1方向へ送り込まれ、ディスクの中心がターンテーブル54の中心に一致すると、ディスクの中心穴D1は、前記ターンテーブル54の位置決め凸部54aに強制的に嵌合させられる。このときディスクDの外周縁で、第2の検知スイッチ32のアクチュエータ32aが押され、両検知スイッチ31と32が双方共にONの状態となる。前記検知スイッチ31と32が共にONとなったときに、大径ディスクDの中心穴がターンテーブル54の位置決め凸部54aに確実に嵌合し、ターンテーブル54とクランパ54とでディスクDがクランプされたと判断される。
【0076】
前記判断が得られた後に、図4に示すロック部材69がY2方向へ移動し、ロック穴70,70のロック部70a,70aがピン68,68から離れて、支持シャーシ65は、ダンパー66およびコイルばね67によって弾性的に支持された状態となる。
【0077】
そして、スピンドルモータ53が始動し、ディスクDが回転駆動されて光ヘッド55により再生動作または記録動作が行われる。このとき、スピンドルモータ53が始動する前に、第1の移動部材6と第2の移動部材7が互いに離れるように駆動され、案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxが広げられて、案内部材11と搬送手段20が直径12cmの大径ディスクの外周縁から離れる。
【0078】
再生や記録が完了した大径ディスクは、そのまま挿入口へ排出することもできるし、またはストック部3に送り込んで、いずれかのディスクホルダ41に保持させることもできる。
【0079】
そこで、前記排出処理の操作が行われたときの動作制御を図6のフローチャートを用いて説明する。以下のフローチャートでは、ステップを「ST」で示している。なお、図6に示すフローチャートは、直径8cmの小径ディスクを排出させる動作においても同じである。
【0080】
図6のST0は、ターンテーブル54にディスクの中心がクランプされ、支持シャーシ65がロック部材69によってロックされていないロック解除状態である。
【0081】
ST1において、ディスクの排出操作が行われたことを確認すると、ST2においてロック部材69がY1方向へ駆動されて、ピン68,68がロック部70a,70aに保持されて支持シャーシ65がロックされる。
【0082】
ST3では、設定モータMが始動して第1の移動部材6と第2の移動部材7が接近し、案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxが狭められて、大径ディスクDが前記案内部材11と搬送手段20とで挟持される。そして、案内部材11に設けられた前記第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32のいずれか一方がONになったときに、前記ディスク挟持動作が完了したものと判断される。
【0083】
次にST4において、駆動ユニット50のドライブシャーシ51が下降させられて、ターンテーブル54とクランパ56がディスクから離されて、ディスクのクランプが解除される。ただし、この時点では、前述のようにロック部材69がY1方向へ移動しており、支持シャーシ65がロック部材69によってロックされたままである。
【0084】
そして、ST5において、搬送ローラ21,22,23,24が反時計方向へ駆動されてディスクが挿入口15へ向けて搬出される。ST6では、前記挿入検知スイッチ14と29を監視し、ディスクが挿入口15から突出する位置まで排出されたか否かが判断される。ここでは、排出されるのが大径ディスクであっても小径ディスクであっても、少なくとも一方の挿入検知スイッチがONになりさらにOFFになったときに、ディスクの排出動作が完了したものと判断する。ST6において、排出動作が完了したことが検知されると、ST7において搬送ローラ21,22,23,24が停止させられて、ディスクの一部が挿入口から突出した状態でディスクが停止する。
【0085】
その後に、ST8において、挿入口15からディスクが引き抜かれたか否かを監視する。このとき、前記挿入検知スイッチ14と29を監視し、両挿入検知スイッチが共にOFFとなったときに、ディスクDが引き抜かれたと判断される。あるいは、挿入口15にドアが設けられている場合には、ドアが閉じられたか否かを検知することによりディスクが引き抜かれたか否かを検知できる。
【0086】
ディスクが引き抜かれたと判断したときは、ST9に移行し、ホームポジションに復帰させる。前述のように、このホームポジションでは、図2と図4に位置する駆動ユニット50内で、ターンテーブル54とクランパ56とが圧接させられ、また図4に示すロック部材69がY2方向へ移動して、ロック部材69による支持シャーシ65のロックが解除された状態である。そして案内部材11と搬送手段20との対向間隔Wxが大径ディスクを挟持できる間隔よりもさらに広い位置に設定される。
【0087】
前記ST8においてディスクが引き抜かれたと検知されないときには、ST10に移行して、規定時間を経過したか否か計測される。ディスクが引き抜かれないまま規定時間が経過すると、ST11に移行して搬送手段20の各搬送ローラ21,22,23,24がディスクを搬入する方向へ動作し、ディスクが駆動ユニット50に向けて引き込まれる。そしてST12において、ディスクがターンテーブル54とクランパ56とで挟持されてクランプされる。このときのディスクをターンテーブル54上に位置決めしてクランプさせる動作は、挿入口からディスクが挿入されたときのクランプ動作と同じである。さらに、支持シャーシ65のロックが解除されて、支持シャーシ65が弾性的に支持された状態となる。また、案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxが広げられて、案内部材11と搬送手段20は大径ディスクから離れる位置へ移動させられる。
【0088】
このように、挿入口15からディスクが突出している状態が長く続いたときに、ディスクが引き込まれて駆動ユニットにクランプされるが、このとき支持シャーシ65が弾性的に支持されたホームポジションと同じ状態で装置が停止する。そのため、前述のように、ロック部材69とピン68とのロック嵌合部に無理な力が作用したり、またはがたつき音が発生するのを防止できるようになる。
【0089】
次に、前記ST6において、ディスクの排出動作中に前記挿入検知スイッチ14と29を監視した結果、排出開始から所定時間内にいずれの挿入検知スイッチもONにならない場合には、ST13に移行してリトライを行う。このリトライは、搬送手段20の各搬送ローラ21,22,23,24をディスクを搬入する方向へ所定時間動作させて、ディスクに対してY1方向への送り力を与え、その後に前記各搬送ローラ21,22,23,24を逆転させてディスクに対して排出方向への駆動力を与えることにより行われる。
【0090】
そして、ST14において前記リトライが所定回数を越えたと判断したときは、ST15において、ディスクの案内および搬送系に問題が起きており、ディスクの搬送エラーを回復できないと判断する。この場合、ディスク装置が故障状態であり、修理を必要とするが、ST11に移行して搬送手段の各搬送ローラ21,22,23,24をディスクの搬入方向へ動作させて、ディスクを装置内に引き込む。そしてST12において、ターンテーブル54とクランパ56とでディスクをクランプし、案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxをディスクから離れる位置へ広げる。さらにロック部材69を動作させて、支持シャーシ65のロックを解除する。そして、全ての動作を停止させ、またその後の操作を受け付けないようにして、ノーズ部の表示手段に「エラー」であることを表示する。
【0091】
よって、修理等で故障が回復するまで、ディスクが駆動ユニットにクランプされた状態で、しかも支持シャーシ65が弾性的に支持された状態となるため、前記ロック嵌合部に無理な力が作用せず、またがたつき音を防止できる。さらにディスクがターンテーブル54にクランプされた状態で装置が停止するため、修理等において、ディスクに無理な力が与えられたり、ディスクを傷つけるのを防止できる。
【0092】
前記のように、リトライによってディスクの排出が正常に、ST11においてディスクを装置内に送り込むことにより、ST12において、ディスクの中心穴D1がターンテーブル54にクランプされた初期状態に戻せる確率が高くなる。ただし、前記リトライ後のエラー認識によりST11へ移行し、ST11でディスクを搬入させたときに、第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32を監視した結果、所定時間内にディスクがターンテーブル54に確実にクランプされないことも有り得る。このような場合には、搬送手段20を停止させて、ディスクの搬入を停止してエラー状態で動作を停止させる。
【0093】
次に、駆動ユニット50でのディスクの記録または再生動作が完了した後に、大径ディスクDをストック部3へ送り込むときの動作を説明する。
【0094】
このときの制御動作を図7のフローチャートを用いて説明する。
図7のST0は、図6のST0と同じであり、ターンテーブル54にディスクの中心がクランプされ、支持シャーシ65がロック部材69によってロックされていない状態である。
【0095】
ディスクを選択位置41Aに停止しているディスクホルダ41へ送り込むときには、まずST21において、ロック部材69がY1方向へ駆動されて、ピン68,68がロック部70a,70aに保持されて支持シャーシ65がロックされる。次に、ST22で、設定モータMが始動して第1の移動部材6と第2の移動部材7が接近し、案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxが狭められて、大径ディスクDが前記案内部材11と搬送手段20とで挟持される。
【0096】
ST23では、案内部材11に設けられた前記第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32を監視し、前記検知スイッチのいずれか一方がONになったときに、前記ディスク挟持動作が完了したことが確認される。ここで、ST23において所定時間以内に前記検知スイッチのいずれもONにならなかったときには、エラー処理▲1▼へ移行する。
【0097】
ST23において、案内部材11と搬送手段20とで、ターンテーブル54上のディスクが挟持されたことが確認されると、ST24において、駆動ユニット50のドライブシャーシ51が下降させられて、ターンテーブル54とクランパ56がディスクから離されて、ディスクのクランプが解除される。ただし、この時点では、前述のようにロック部材69がY1方向へ移動しており、支持シャーシ65がロック部材69によってロックされたままである。
【0098】
そして、ST25において、搬送手段20が搬入方向へ始動し、案内部材11および搬送手段20と同じ高さの選択位置41Aにあるディスクホルダ41に向けてディスクが送りこまれる。ST26では、前記保持検知手段の出力を確認し、選択位置41Aにあるディスクホルダ41にディスクが確実に保持されたか否かを確認する。ST26において、ディスクホルダ41でディスクが保持されたことを所定時間以内に確認できないときは、エラー処理▲2▼へ移行する。
【0099】
ディスクホルダ41でディスクが確実に保持されたことが確認されたときには、ST27に移行する。ここでは、第1の移動部材6と第2の移動部材7が離れるように動作し、案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxが広げられて、案内部材11と搬送手段20が、ディスクホルダ41に保持されたディスクに当たらない位置に移動する。
【0100】
続いて、ストック部3内のいずれかのディスクを選択して駆動するときの制御動作を説明する。
【0101】
ノーズ部に設けられた操作釦が操作されて、ストック部3内のディスクホルダ41のいずれかが番号などで指定されると、主制御装置61の制御動作により、図7のST28に移行し、駆動ユニット50が図4において破線で示すように、挿入口側(Y2側)へ移動させられて、駆動ユニット50がディスクホルダ41に保持されたディスクに当たらない位置へ退避させられる。
【0102】
次にST29のディスクホルダ選択動作へ移行する。この選択動作では、前記ストック部3のリング状歯車44が駆動され案内支柱42が回転させられて、スクリュー溝42aによってディスクホルダ41が上下へ移動させられる。ST30では、図1に示す選択検知手段45の出力を監視し、選択されたディスクホルダ41が選択位置41Aへ移動させられたか否か監視される。ST30において、所定時間内に指示されたディスクホルダ41が選択位置41Aへ至ったと判断できないときには、エラー処理▲3▼へ移行する。
【0103】
ST30において、所定時間内に、選択されたディスクホルダ41が選択位置41Aへ至ったと判断されたときには、リング状歯車44を停止させ前記案内支柱42を停止させて、選択動作を終了する。
【0104】
その後に、ST31において、案内部材11と搬送手段20との対向間隔Wxが狭められて、ディスクホルダ41で保持されているディスクDが案内部材11と搬送手段20とで挟持される。また、ST32で、それまで退避していた駆動ユニット50がY1方向へ移動させられ、図2と図4にて破線で示す駆動位置に至って停止する。
【0105】
そして、ST33で、搬送ローラ21,22,23,24が反時計方向へ始動し、ディスクがディスクホルダからY2方向へ引き出される。このとき、ST34において、挿入口15から大径ディスクが挿入されたときと同じディスククランプ動作が行われる。ST35では、このときに前記第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32が共にONになって、ターンテーブル54上でのディスクのクランプの完了が確認できるか否か監視する。ST35において、ディスクがターンテーブル54上でクランプされたことを確認できなかったときには、エラー処理▲4▼へ移行する。
【0106】
ST35において、ターンテーブル54に大径ディスクがクランプされたことが確認されたら、ST36において、案内部材11と搬送手段20がディスクから離される。そしてST37において、ロック部材69が動作して、支持シャーシ65のロックが解除されて、ディスクを回転駆動できる状態となる。また、案内部材11と搬送手段20はディスクから離れる位置へ移動する。
【0107】
次に、前記エラー処理▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼を、図8ないし図11のフローチャートに基づいて説明する。
【0108】
図8は、前記ST23において、ターンテーブル54上の大径ディスクを案内部材11と搬送手段20とで挟持する動作のエラーが発生した場合のエラー処理▲1▼を示している。
【0109】
このエラー処理では、ST41においてリトライが行われる。このリトライは、案内部材11と搬送手段20の間隔を離し、さらにその後に案内部材11と搬送手段20を接近させながら、ST42において前記第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32の動作を確認することにより行われる。また、このときのリトライでは、動作を逆行させてST0まで戻し、すなわちターンテーブル54にディスクがクランプされ、且つ支持シャーシ65のロックが解除されている状態まで戻し、その状態から動作を再開させることも可能である。このようにST0まで戻してから動作を再開させることにより、ST0からST23までの間のどこかにエラーの原因があったときに、これを解消させやすくなる。
【0110】
リトライの結果、ST42において検知スイッチ31と32のいずれか一方がONとなったことが確認されたら、ディスク挟持動作の完了が確認されたものと判断し、次の動作であるST24へ移行する。
【0111】
ST42において動作エラーが解消されないときには、ST43においてリトライが規定回数まで行われたかを計数し、リトライが所定回数を越えたと判断されたら、ST44に移行する。ST44では、ST21に戻り、さらに初期状態であるST0まで動作を逆行させ、ST0の状態、すなわち、ターンテーブル54とクランパ56とでディスクが挟持され、且つロック部材69がY2方向へ移動して、支持シャーシ65のロックが解除されている状態で動作を停止する。そしてノーズ部の表示手段に「エラー」である旨を表示する。
【0112】
図9は、前記ST26において、ストック部3へ搬入されたディスクが選択位置41Aにあるディスクホルダ41内に所定時間内に保持されたことを確認できなかったときのエラー処理▲2▼を示している。
【0113】
このエラー処理では、まずST51において、現段階ステップでのリトライが行われる。このリトライは、搬送手段20の各搬送ローラを排出方向へ動作させて、ディスクに対してY2方向への移動力を与え、その後に各搬送ローラを搬入方向へ動作させて、ディスクDをディスクホルダ41へ再度送り込むことにより行われる。
【0114】
ST52において、前記リトライにより、所定時間内にディスクホルダ41内でのディスクの保持完了が確認されたら、次の動作であるST27へ移行する。
【0115】
ST52において、リトライによってエラーが解消されないと判断されたときは、ST53でリトライが規定回数まで行われたか否かを計数し、リトライ回数が規定回数を越えたと判断されたら、ST54とST55へ移行する。
【0116】
ここで、ST55では、現段階ステップであるST26から動作を逆戻りさせる。すなわち、搬送手段20の各搬送ローラを排出方向へ動作させて、ディスクの中心穴D1をターンテーブル54に向けて移動させ、第2の検知スイッチ32がONになったときに、ターンテーブル54とクランパ56とでディスクを挟持させる。このときのクランプ確認動作は、前記ST35と同じであり、ディスクをY2方向へ送って、前記第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32が共にONになったことを検知することで、ディスクがターンテーブル54とクランパ56とでクランプされた状態を確認できる。
【0117】
この動作の逆行によって、前段階ステップであるST23に戻ったことになり、このとき案内部材11に設けられた第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32とで、ターンテーブル54上にディスクが存在していることが確認されている。
【0118】
そして、前段階ステップのST23に戻した後に、ST23からST24、ST25へと進む動作を再開させる。前記ST26で動作エラーが生じている場合、その原因は、それ以前に正常な動作が確認されていた前段階ステップのST23からST26までの過程のいずれかに存在しているのであるから、動作を前段階ステップのST23まで戻してから、再度動作を再開させることにより、ST26に至る前の時点で、エラーが解消される確率が高くなる。
【0119】
また、図9のST54では、前段階ステップのST23まで戻してからの動作再開が何回行われたかが計数され、この再動作が所定回数を越えて行われ、それでもST26での動作完了が確認できないときには、ST23まで逆行させてからの再動作を行ったとしてもエラーを解消できないと判断する。このとき、ST56に移行し、動作を初期のST0に戻す。すなわち、ターンテーブル54上のディスクから案内部材11と搬送手段20が離され、ディスクがターンテーブル54上にクランプされたままの状態で、さらにロック部材69による支持シャーシ65のロックを解除する。
【0120】
この状態で装置を停止させ、その後に操作を受け付けないようにして、表示部材に「エラー」である旨を表示する。
【0121】
そして修理等を待つことになるが、この状態では支持シャーシ65がダンパー66とコイルばね67とで弾性支持された状態であり、ロック部材69とピン68とが離れているため、ロック部材69とピン68とのロック嵌合部に過大な力が作用することがない。またディスクはターンテーブル54にクランプされているため、修理の際にディスクを傷つけることなく取り出しやすくなる。
【0122】
なお、ST53において規定回数のリトライでST26の確認エラーを解消できないときに、動作をST0の初期状態まで逆行させて戻して、ST0から動作を再開させて、これを所定回数行い、それでもエラーを解消できないときに、ST0に戻ってディスククランプ状態で、且つ支持シャーシ65が弾性的に支持された状態で、エラーとして動作を停止させてもよい。
【0123】
また、図8のST44と図9のST56において、動作をST22まで戻した段階、すなわちディスクがターンテーブル54にクランプされ、且つ案内部材11と搬送手段20とでディスクが挟持されている状態で、動作を停止しエラー表示してもよい。この場合もディスクがターンテーブル54にクランプされた状態で修理に移行できるため、ディスクを傷つけることなく取り出しやすい。
【0124】
次に、図10は、前記ST30において、ディスクホルダ41の選択動作が所定時間内に完了しなかったときのエラー処理▲3▼を示している。
【0125】
このエラー処理では、ST61においてリトライを行う。このリトライは、図1に示すリング状歯車44を逆転させて、案内支柱42を逆転させ、ディスクホルダ41の移動方向を逆行させ、その後に選択されたディスクホルダ41を選択位置41Aへ移行させる方向へリング状歯車44を回転させることにより行われる。また、このリトライにおいて、リング状歯車44を逆転させたときに、ST26まで動作を戻し、すなわち選択動作を行う以前の状態に戻し、このST26から動作を再開させることが好ましい。ST26に戻してから動作を再開させると、ST26からST30へ至る過程に存在しているエラーの原因を解消できる確率が高くなる。
【0126】
ST62において、このリトライでエラーが解消されたら、次の動作であるST31へ移行する。
【0127】
ST62において、エラーが解消されなかったら、ST63においてリトライ回数が規定回数を越えたか判断し、規定回数を越えたら、ST30への動作の移行が不可能な状態に至っていると判断する。このとき、動作を逆行させてディスク選択前のST26に戻す。そして、動作を停止させ、その後の操作を受け付けないようにして、表示手段に「エラー」である旨を表示する。
【0128】
そして、修理を待つことになるが、ディスクがストック部3に保持されている状態で動作停止するため、修理作業においてディスクを傷つけることなく、取り出しやすくなる。
【0129】
図11は、前記ST35においてディスクホルダ41から引出したディスクがターンテーブル54上にクランプされたことを確認できなかったときのエラー処理▲4▼を示している。
【0130】
このエラー処理のST71でのリトライは、ディスクホルダ41からディスクを引出しているときのターンテーブル54にクランプできないときに、搬送手段20の各搬送ローラを逆転させてディスクにストック部3方向への搬送力を与え、さらにその後に搬送手段20を逆転させてディスクを駆動ユニット50に向けて搬送させることにより行われる。ST72においてエラーが解消されたことが確認されたら次の動作であるST36へ移行する。
【0131】
リトライ処理で動作エラーが解消されないときには、ST73においてリトライが規定回数を越えたか否か判断し、規定回数を越えていると判断されたときには、ST74とST75に移行する。ST75では、現段階ステップであるST35から動作を逆行させ、それ以前に動作確認を行っている前段階ステップであるST30に動作を戻す。ST30はディスクホルダ41の選択動作が完了し、これを確認できている状態である。このST30から動作を再開することにより、ST30からST35に至るまでの過程でエラーの原因があったときに、これを解消できる確率が高くなる。
【0132】
また、ST74では、ST30まで戻した後の動作再開の回数が所定回数に至ったか否かを判断し、所定回数を越えているときには、ST30まで戻した後の動作再開では、もはやエラーを解消できないものと判断する。
【0133】
この場合には、ST76に移行する。ST76では、動作をST26まで戻して動作を停止させ、その後の操作を受け付けないようにして、表示手段に「エラー」である旨を表示する。
【0134】
その結果、修理までの間にディスクがストック部3内に収納されていることになり、修理時にディスクを傷つけることなく取り出せるようになる。
【0135】
なお、ST76において、ST30、ST28、ST27のいずれかのステップへ戻した後に動作を停止させてエラー状態としてもよい。この場合もディスクがストック部3に保持されたまま動作停止状態にできる。
【0136】
また、ST75において、動作をST30まで逆行させるのではなく、一気にST26まで逆行させてから動作を再開させ、これを所定回数繰り返すようにしてもよい。また、ST31においてディスクを挟持したことが確認できる場合には、ST75においてST31まで動作を戻してから、動作を再開させてもよいし、それでエラーが解消できなかったときには、ST31まで動作を戻して停止させてもよい。
【0137】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、一連の動作においてエラーが生じたときに、そのエラーの回復の確率を高くできる。また、それでもエラーを回復できないときに、ディスクが回転駆動手段に保持されている状態や、ストック部に保持された状態で装置を停止させることにより、修理などにおいてディスクを損傷させることなく取り出せるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のディスク装置の主要部を示す斜視図、
【図2】前記ディスク装置の平面図、
【図3】図2のIII−III線の断面図、
【図4】ディスク装置の側面図、
【図5】搬送される大径のディスクと、検知スイッチとの関係を示す平面図、
【図6】回転駆動手段からディスクを排出させるときの制御動作のフローチャート、
【図7】回転駆動手段からディスクをストック部へ搬送するときの制御動作のフローチャート、
【図8】エラー処理動作を示すフローチャート
【図9】エラー処理動作を示すフローチャート
【図10】エラー処理動作を示すフローチャート
【図11】エラー処理動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 ディスク装置
3 ストック部
5 ディスク搬送手段
6 第1の移動部材
7 第2の移動部材
8 連結歯車(間隔設定手段)
11 案内部材(案内手段)
11a ガイド溝
20 搬送手段
21,22,23,24 搬送ローラ
31 第1の検知スイッチ(クランプ位置検出手段)
32 第2の検知スイッチ(クランプ位置検出手段)
61 主制御装置
62 メモリ
D 大径ディスク
D1 中心穴
Ds 小径ディスク

Claims (9)

  1. ディスクがクランプされる回転駆動手段と、複数枚のディスクが収納されるストック部と、前記ストック部内のいずれかのディスク保持部を選択して選択位置に移動させるディスク選択手段と、前記回転駆動手段と選択位置の前記ディスク保持部との間でディスクを搬送する搬送手段と、が設けられたディスク装置において、
    前記回転駆動手段でのクランプが解除されたディスクを搬送して選択位置にあるディスク保持部に保持させ、ディスクが選択位置のディスク保持部に保持された状態を確認する第1の確認ステップを含む第1の過程と、
    前記ストック部内のディスク保持部を移動させていずれかのディスク保持部を選択位置へ移動させる選択動作を行い、選択位置へ移動したディスク保持部からディスクを引出して前記回転駆動手段にクランプする第2の過程とを有し
    記第2の過程が複数の動作ステップを有し、前記動作ステップには、選択されたディスク保持部が選択位置へ移動したことを確認する第2の確認ステップを有しており、
    前記第2の確認ステップでの動作完了を確認できなかったときに、前記第1の確認ステップまで動作を逆戻りさせて、前記第1の確認ステップから動作を再開させる制御手段が設けられていることを特徴とするディスク装置。
  2. 前記第2の過程動作ステップが、前記回転駆動手段にディスクがクランプされたことを確認する第3の確認ステップ有しており、
    前記第3の確認ステップでの動作完了を確認できなかったときに、前記制御手段が、前記第2の確認ステップまで動作を逆戻りさせて、前記第2の確認ステップから動作を再開させる請求項1記載のディスク装置。
  3. 前記第2の過程動作ステップが、前記回転駆動手段にディスクがクランプされたことを確認する第3の確認ステップを有しており、
    前記第3の確認ステップでの動作完了を確認できなかったときに、前記制御手段が、前記第1の確認ステップまで動作を逆戻りさせて、前記第1の確認ステップから動作を再開させる請求項1記載のディスク装置。
  4. 前記第1の確認ステップから動作を再開した後に、前記第2の確認ステップでの動作完了をさらに確認できないときには、前記第1の確認ステップまで動作を戻して、動作を停止させる請求項記載のディスク装置。
  5. 前記第2の確認ステップから動作を再開した後に、前記第3の確認ステップでの動作完了をさらに確認できないときには、前記第2の確認ステップまで動作を戻して、動作を停止させる請求項記載のディスク装置。
  6. 前記第1の確認ステップから動作を再開した後に、前記第3の確認ステップでの動作完了をさらに確認できないときには、前記第1の確認ステップまで動作を戻して、動作を停止させる請求項記載のディスク装置。
  7. 前記第2の確認ステップにおいて、その動作完了を確認できなかったときに、前記第2の確認ステップでの動作を繰り返して動作確認を行うリトライを規定回数行い、それでも前記第2の確認ステップの動作完了が確認できなかったときに、前記第1の確認ステップまで動作を逆戻りさせて動作を再開する制御が行われる請求項記載のディスク装置。
  8. 前記第3の確認ステップにおいて、その動作完了を確認できなかったときに、前記第3の確認ステップでの動作を繰り返して動作確認を行うリトライを規定回数行い、それでも前記第3の確認ステップの動作完了が確認できなかったときに、前記第2の確認ステップまで動作を逆戻りさせて動作を再開する制御が行われる請求項記載のディスク装置。
  9. 前記第3の確認ステップにおいて、その動作完了を確認できなかったときに、前記第3の確認ステップでの動作を繰り返して動作確認を行うリトライを規定回数行い、それでも前記第3の確認ステップの動作完了が確認できなかったときに、前記第1の確認ステップまで動作を逆戻りさせて動作を再開する制御が行われる請求項記載のディスク装置。
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