JPH11283308A - ディスクチェンジャ装置 - Google Patents

ディスクチェンジャ装置

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JPH11283308A
JPH11283308A JP8087298A JP8087298A JPH11283308A JP H11283308 A JPH11283308 A JP H11283308A JP 8087298 A JP8087298 A JP 8087298A JP 8087298 A JP8087298 A JP 8087298A JP H11283308 A JPH11283308 A JP H11283308A
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disk
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disc
disk cartridge
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博士 森本
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朝之 松村
Akihiro Mitani
晶宏 三谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクカートリッジ有りと判断したディス
クカートリッジだけを選択し、ストッカから装置外へ順
次自動排出する事ができ一度の操作でかつ短時間で排出
動作が完了することができるディスクチェンジャ装置を
提供する。 【解決手段】 ストッカ3の各ディスクカートリッジ1
の収納部に対応してディスクカートリッジ検出スイッチ
2を設け、全排出操作釦25操作時、検出スイッチ2の
状態でディスクカートリッジ有りと判断したディスクカ
ートリッジ1だけを選択して積層状に収納されたディス
クカートリッジ1をその上面表示部1bが視認できるよ
うにディスクカートリッジ1の上面表示部と反対側に隣
接するディスクカートリッジ1から装置外へ順次排出す
るように排出手段46を制御する事により一度の操作で
短時間で排出動作を完了するディスクチェンジャ装置を
構成できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクをカート
リッジに収納して構成されたディスクカートリッジが複
数枚収納され、その中の一つのディスクカートリッジを
選択し再生または記録するディスクチェンジャ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のディスクチェンジャ装置
としては、例えば特開平7−176127に示されるよ
うな装置が知られている。この従来装置においては収納
されているディスクカートリッジの一部をストッカより
外方側に臨ませて該各ディスクカートリッジを手動で装
置外に取り出す構造を採用し、再生または情報を記録し
ているディスク以外の他のディスクカートリッジの交換
を可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来装置では、デ
ィスクカートリッジの識別ができる様に一部をストッカ
より外方側に臨ませて収納する様にしているが、ディス
クカートリッジの積層方向の収納ピッチを縮めて装置を
小型化(薄型化)しようとすれば、ストッカ内で両端に
収納されたディスクカートリッジのうち上面表示部が他
のディスクカートリッジと向き合っていないディスクカ
ートリッジの上面表示部以外は視認できなくなり、ディ
スクカートリッジの有無は判別できても上面表示部を視
認する事により個別に識別するには各ディスクカートリ
ッジを順次手動で装置外に取り出さなければならない煩
雑さが発生するという問題点を有する。
【0004】本発明はストッカに収納されているディス
クカートリッジのみを一度の操作で短時間に順次自動排
出できるディスクチェンジャ装置を提供する事を目的と
する。
【0005】また本発明によれば各ディスクカートリッ
ジの上面に施された表示部を視認できる順序でディスク
カートリッジを順次自動排出することが可能である。
【0006】更に本発明は、前記ディスクカートリッジ
検出スイッチの故障の場合もディスクカートリッジの取
り出しが可能となるディスクチェンジャ装置を提供する
事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のディスクチェンジャ装置は、ディスクカート
リッジ排出手段において排出するカートリッジを選択す
る機構として、ストッカのカートリッジ収納数に対応し
て分岐したカム溝が形成され回転動作するカム板と、カ
ム板のカム溝にカムフォロワ部材を介して従動しその先
端部がカートリッジ積層方向に変位する排出カートリッ
ジ選択部材と、排出カートリッジ選択部材の変位位置を
選択するようカム板のカム分岐部での従動部材の進路を
制御する為に付勢手段とプランジャタイプのソレノイド
で構成したものであり、この排出手段の制御を全排出操
作釦の操作ではストッカ内の各ディスクカートリッジ収
納部に対応して設置されたカートリッジ検出スイッチの
状態により排出すべきディスクカートリッジを選択し、
かつその上面表示部が視認できる順序で装置外へ順次排
出するように制御した。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のディス
クチェンジャ装置は、ディスクカートリッジを複数枚略
平行に積層状に収納するストッカと、前記ストッカ内の
一つのディスクカートリッジを選択し移送する移送手段
と、前記ストッカに隣接し積層方向に移動し収納された
各ディスクカートリッジそれぞれに対応した位置をとり
前記移送手段により移送されたディスクカートリッジを
収容するディスクカートリッジ収容部と、前記ディスク
カートリッジ収容部に収容されたディスクカートリッジ
を装着してカートリッジ内のディスクの情報の再生また
はディスクに情報を記録する記録再生部と、前記ディス
クカートリッジをストッカから装置外へ露出する状態に
排出する排出手段と、前記ストッカの各ディスクカート
リッジ収納状態を検出する複数のディスクカートリッジ
検出スイッチと、収納された各ディスクカートリッジを
前記ストッカから個別に排出を行う制御に用いる複数の
個別排出操作釦と、収納されているすべてのディスクカ
ートリッジをストッカから排出を行う制御に用いる全排
出操作釦と、前記複数のディスクカートリッジ検出スイ
ッチよりの検出信号、前記複数の個別排出操作釦又は前
記全排出操作釦の操作信号により、前記移送手段と前記
排出手段を制御する制御手段を備えたものである。
【0009】この請求項1の構成によると、ストッカの
各ディスクカートリッジの収納状態がディスクカートリ
ッジ検出スイッチの状態で判断できるので全排出操作釦
の操作では、ディスクカートリッジ無しの収納部に対す
る排出動作を行わずにディスクカートリッジ有りと判断
したディスクカートリッジだけを選択し、前記ストッカ
から装置外へ順次自動排出する事ができ一度の操作でか
つ短時間で排出動作が完了する。
【0010】請求項2に記載のディスクチェンジャ装置
は、排出されて装置外へ露出した状態のディスクカート
リッジの上面表示部が、当該上面側に隣接するディスク
カートリッジが排出されていない状態では少なくとも前
記表示部の一部が視認可能となるように排出手段によっ
て排出されるので更に手動で取り出しディスクカートリ
ッジを個別に識別する手間が不要である。
【0011】請求項3に記載のディスクチェンジャ装置
は、全排出操作釦の操作時に、制御手段は、複数のディ
スクカートリッジ検出スイッチの状態で排出するディス
クカートリッジを選択し、当該選択された複数のディス
クカートリッジの上面表示部が順次視認できるようにデ
ィスクカートリッジの上面表示部と反対側に隣接するデ
ィスクカートリッジから順次自動排出するように排出手
段を制御するように構成している。
【0012】この請求項3の構成によると、全排出操作
釦の操作で、略平行に積層状に収納されたディスクカー
トリッジが一度の操作で収納されていたディスクカート
リッジの上面表示部を確認しながら簡易に取り出す事が
可能となる。
【0013】請求項4に記載のディスクチェンジャ装置
は、個別排出操作釦の操作時に、制御手段は、該当ディ
スクカートリッジの検出スイッチの状態を該当ディスク
カートリッジ収納部に対する排出動作の条件としないよ
うに排出手段を制御するように構成している。
【0014】この請求項4の構成によると、ディスクカ
ートリッジ検出スイッチの故障、ストッカとディスクカ
ートリッジのクリアランス、ディスクカートリッジ検出
スイッチの取り付け位置のばらつき等で実際はディスク
カートリッジが収納されているにも関わらずディスクカ
ートリッジが無しと判断されて全排出操作釦の操作で排
出できなくても、個別排出操作釦の操作で取り出す事が
可能となる。
【0015】以下、本発明のディスクチェンジャ装置の
実施の形態を図を用いて説明する。図1はその全体配置
の要部を示す説明図、図2は同装置の正面斜視図、図3
は同装置の制御手段の処理フローチャート、図4は同装
置の機構配置を示す上面図、図5は同図4矢印48方向
から見た機構配置図、図6はその反対側の図4矢印49
方向から見た機構配置図である。
【0016】図において、1は光ディスクを内蔵したデ
ィスクカートリッジであり、その外部の一方の側部にシ
ャッタ1aを、また上面部にはラベルの貼付等により形
成した表示部1bを有する。3はストッカであり、カー
トリッジ1をその前方に構成された挿入口部材4に複数
有する挿入口33から挿入し、平行に収納可能に構成さ
れている。各挿入口33には、41〜45のカートリッ
ジ1が挿入されるようになっており、その挿入状態はデ
ィスクカートリッジ検出スイッチ2により検出可能とな
っている。装置本体の前面には、複数のカートリッジ4
1〜45の全てを排出する全排出操作釦25、複数のカ
ートリッジ41〜45の内選択したもののみを排出する
個別排出操作釦26(26a〜26e)、その他の装置
制御の為の釦群27等の操作釦がある。
【0017】19はマイクロコンピュータ等で構成した
制御手段であり、前記ディスクカートリッジ検出スイッ
チ2よりの検出信号、全排出操作釦25又は個別排出操
作釦26の操作信号、その他の装置制御の為の釦群27
の操作信号等(その他は図示せず)を入力し、位置検知
スイッチ68,69、フォトインタラプタ65の状態に
より装置状態を判断して所定の指令制御を行うものであ
る。そして、この制御手段19による制御は、後述によ
り詳述するスピンドルモータ12、駆動モータ36、駆
動モータ37、プランジャ73・ソレノイド72等の制
御を行う。
【0018】ディスクカートリッジ検出スイッチ2は、
挿入されたカートリッジ1を検出するものであり、スト
ッカ3の中の複数の各ディスクカートリッジ収納部に対
応して設置され、各ディスクカートリッジ収納部に対応
したディスクカートリッジ検出スイッチ2を上から順に
第1、2、3、4、5のディスクカートリッジ検出スイ
ッチ2a、2b、2c、2d、2eと呼ぶことにする
(図1では第1のディスクカートリッジ検出スイッチ2
aのみ図示)。
【0019】挿入口33は、遮蔽ケース34に一体的に
設けられた挿入口部材4に、収納するカートリッジの数
分が並列に形成されている。このカートリッジ挿入口3
3を有するストッカ3は5枚(複数枚)のカートリッジ
1を収納できる構成となっている。
【0020】ストッカ3には、各挿入口33の内部にそ
れぞれカートリッジホルダ5が設置されている(図1、
4参照)。カートリッジホルダ5は、薄板状の板金によ
り形成され、左右に突起状のガイドピン(後述する。)を
有する。また、ストッカ3には、右ガイド壁6及び左ガ
イド壁7に、各カートリッジホルダ5に対応して左右そ
れぞれに5ヶ所の溝があり、最上段から順に第1ガイド
溝20、第2ガイド溝21、第3ガイド溝22、第4ガ
イド溝23、第5ガイド溝24とする(図5参照)。
【0021】各カートリッジホルダ5は、その左右のガ
イドピン38、39、40が、ストッカ3の右ガイド壁
6や左ガイド壁7に形成された第1〜第5ガイド溝2
0、21、22、23、24に保持されている。カート
リッジ1は、挿入口33よりストッカ3に挿入される
と、内部のカートリッジホルダ5に、図示しない保持手
段を介して保持され、ディスクカートリッジ検出スイッ
チ2を介在部材(図示しない)を介してオン状態とす
る。
【0022】8はストッカ3の後方に配置された記録再
生部であり、この記録再生部8は、ディスクカートリッ
ジ内のディスク(図示しない)に対し記録や再生を行う
ものである。この記録再生部8は、光ピックアップ9、
光ピックアップ9をディスクカートリッジ内のディスク
半径方向に移動させる光ピックアップ駆動手段10、デ
ィスクを載置するターンテーブル11、ターンテーブル
11を駆動するスピンドルモータ12、ディスクへ記録
の際にディスクに磁界を印可する磁気ヘッド13等を搭
載する。
【0023】14は記録再生部8の上方に設置されるカ
ートリッジ収容部であり、このカートリッジ収容部14
は記録再生部8と共にシャーシ15に軸16の位置で軸
支されており、その両者14及び8は通常は一定の角度
を持って保持され、カートリッジ収容部14に対するカ
ートリッジ1の挿入を容易にしている。
【0024】シャーシ15上には、記録再生部昇降手段
(図示しない)が設置されるが、当該記録再生部昇降手
段は、カートリッジ収容部14及び記録再生部8を、ス
トッカ3に収納されたカートリッジ1のどれかに対応し
た位置に軸16を中心にした回動により移動させる機構
である。記録再生部昇降手段の詳細な説明は省略し、ま
た図5にはその駆動モータ36のみ図示する。記録再生
部8とカートリッジ収容部14は、軸16を中心に一定
の角度を保ったままストッカ3に収納された各カートリ
ッジ1に対応した位置に、記録再生部昇降手段により移
動する。
【0025】17はベースフレームであり、ストッカ3
はこのベースフレーム17上に構成されており、同様に
シャーシ15もベースフレーム17上に4箇所のゴム及
びコイルバネからなるダンパ32を介して設置される。
また、ベースフレーム17上のストッカ3およびシャー
シ15の側方には、ストッカ3のカートリッジ1を記録
再生部8へ移送するカートリッジ移送手段18が配置さ
れる。
【0026】カートリッジ移送手段18は、ストッカ3
の収納カートリッジのうちカートリッジ収容部14が対
向した位置にあるカートリッジ1を、ストッカ3から記
録再生部8へカートリッジホルダ5と共に移送する機構
である。また、記録再生部8からストッカ3へ戻す移送
も行う。カートリッジ移送手段18の詳細な説明は省略
し、図4には、カートリッジ移送手段18の概略の位置
とその駆動モータ37のみ図示する。駆動モータ37か
らカートリッジ移送手段18までの間に、ストッカ3か
らカートリッジを装置外へ排出するカートリッジ排出手
段46等が介在するが、図4ではその詳細を省略し、駆
動モータ37からカートリッジ移送手段18までのギア
列の概略図を図11に示す。
【0027】次に、装置のカートリッジ交換動作につい
て、その状態図を示す図5、図7、図8、図9、図10
に基づいて説明する。ここで、図5はストッカ3の最上
段のカートリッジ1に対応した位置にカートリッジ収容
部14が移動した状態を示す図、図7はストッカ3の上
から2段目のカートリッジ1に対応した位置にカートリ
ッジ収容部14が移動した状態を示す図、図8はストッ
カ3の上から3段目のカートリッジ1に対応した位置に
カートリッジ収容部14が移動した状態を示す図、図9
はストッカ3の上から4段目のカートリッジ1に対応し
た位置にカートリッジ収容部14が移動した状態を示す
図、図10はストッカ3の最下段である上から5段目の
カートリッジ1に対応した位置にカートリッジ収容部1
4が移動した状態を示す図である。
【0028】ストッカ3の右ガイド壁6や左ガイド壁7
に形成された各ガイド溝20〜24は、シャーシ15の
軸16方向に湾曲している。第1ガイド溝20と第2ガ
イド溝21は下方、第3ガイド溝22はほぼ水平、第4
ガイド溝23と第5ガイド溝24は上方に湾曲してお
り、図5、図7、図8、図9、図10に示すようにカー
トリッジ収容部14が移動することで、カートリッジ収
容部14に形成したガイド溝47に対向される。
【0029】ストッカ3の収納されたカートリッジ1
を、上から順に第1、2、3、4、5のカートリッジ4
1、42、43、44、45と呼ぶことにする。第1の
カートリッジ41を移送する場合、カートリッジ移送手
段18は第1のカートリッジ41のカートリッジホルダ
5を保持し、第1ガイド溝20に沿ってカートリッジ収
容部14へディスクカートリッジと共にカートリッジホ
ルダ5を移送する。
【0030】カートリッジ収容部14上でカートリッジ
ホルダ5に保持された第1のディスクカートリッジ41
は、記録再生部昇降手段により記録再生部8上に載置さ
れる。このときの記録再生部昇降手段の動作は、第1の
ディスクカートリッジ41を収容したカートリッジ収容
部14は動かさずに記録再生部8のみを、カートリッジ
収容部14と記録再生部8のなす一定の角度が平行にな
るまで軸16を中心に上方に回動させ、以て記録再生部
8上に第1のカートリッジ41を載置する。記録再生部
昇降手段の詳細な説明は省略する。
【0031】ストッカ3からカートリッジ1を排出する
カートリッジ排出手段46と、カートリッジ移送手段1
8について説明する。カートリッジ1の排出は、カート
リッジ移送手段18の駆動モータ37により駆動され
る。駆動モータ37は兼用で移送及び排出動作を行い、
別途専用モータを用いてはいない。図4、図6、図11
に示されるように、本装置のカートリッジ排出手段46
はストッカ3の側方に配置されている。
【0032】図6は前述のように側方(図4矢印49方
向)から見た図であり、カートリッジ移送手段18の駆
動モータ37、及び駆動モータ37の減速系とカートリ
ッジ排出手段46の概略図が示されている。図中の各部
材の関係を先ず記す。
【0033】ベースフレーム17の側面に各部材が配さ
れている。駆動源であるモータ37、モータ37から減
速段としてモータプーリ52、ベルト53、プーリとウ
ォームギアが一体のプーリギア54、ギア55、ギア5
6を介しタイミングギア57が接続される。タイミング
ギア57は、本装置の主な機構的動作タイミングを決め
るカム板の一例である。
【0034】タイミングギア57に接続されている機構
は、カートリッジ1をストッカ3〜記録再生部8間で移
送するカートリッジ移送手段18、ストッカ3に収納さ
れたカートリッジのうちから排出指示されたカートリッ
ジを選択する排出カートリッジ選択機構を含むカートリ
ッジ排出手段46等がある。さらにタイミングギア57
には機構動作状態を検知する複数の位置検知スイッチが
接続され、駆動モータ37により駆動される。
【0035】図6,図11に示すように、タイミングギ
ア57に接続されたギア58は、長い形状のギア59を
介しカートリッジ移送手段18内のカートリッジ移送ラ
ック60に接続される。図11に、カートリッジ移送ラ
ック60の配置を装置上方から見た図として示す。
【0036】カートリッジ移送ラック60は、矢印14
5方向にギア59からギア140、ギア141を介して
駆動され、別途記録再生部昇降手段の動作で選択された
カートリッジ1を、ストッカ3からターンテーブル11
や光ピックアップ9等を搭載する記録再生部8へ移送す
る。またカートリッジ移送ラック60は、矢印146方
向に動作して記録再生部8からストッカ3へカートリッ
ジ1を移送する。
【0037】移送されるカートリッジ1の選択は前述の
カートリッジ収容部14の高さ位置による。カートリッ
ジ収容部14の高さ位置に対応したストッカ3のカート
リッジ1は、そのカートリッジホルダ5がカートリッジ
移送ラック60と係合し記録再生部8へ移送される。こ
こでは、移送するカートリッジ1の選択とカートリッジ
移送手段18の各部材形状との関係までは詳述しない。
【0038】図6にタイミングギア57とその周囲の部
品の関係が示されるが、図13は、図6とは逆であるタ
イミングギア57の裏面方向から見た周囲の部品との関
係を示す図である。図14、図15はタイミングギヤ5
7の形状図、図16、図17はタイミングギア57と周
囲の部品の関係を抜き出した動作状態図である。
【0039】図6、図13、図16、図17のように、
タイミングギア57の周囲には、カムフォロワ62、排
出カートリッジ選択部材63、バネ64、フォトインタ
ラプタ(検知スイッチ)65、スイッチレバー66、ス
イッチレバー67、位置検知スイッチ68、位置検知ス
イッチ69、排出スライダ70、フロントカバーオープ
ンスライダ(フロントカバーオープン部材)71、ソレ
ノイド72とそのプランジャ73、プランジャバネ74
が配されている。
【0040】タイミングギア57は、図6、図14、図
15に示すように、外周に歯車(モジュール0.8、6
4枚)が形成され、その装置外方側の平面部にカム溝7
5、76、フォトインタラプタ65で検出する回転角検
知壁98が形成されている。タイミングギア57の上記
と反対の面(図13、図15に示される面)には、フロ
ントカバーオープンスライダ71を駆動するカム溝(カ
ム部)77、排出スライダ70を駆動するカム溝78、
スイッチレバー66,67を駆動するカム面79が形成
されている。
【0041】カム溝75は、回転につれ図6、図14の
ように4箇所のカム分岐部80、81、82、83があ
り、ストッカ3の各カートリッジ収納部に対応する5本
のカム溝84、85、86、87、88に分岐する。カ
ム溝75とほぼ対称形のカム溝76も同様であり、カム
溝75とは逆の回転方向であるがカム分岐部89、9
0、91、92を介しカム溝93、94、95、96、
97に分岐する。カム溝75、76に係合するのはカム
フォロワ62である。
【0042】図6、図16、図17のように、カムフォ
ロワ62は1mm厚の板材からなり、2個の軸状の凸部
99,100を有する。カムフォロワ62は、ベースフ
レーム17上に支点105により回転自在に固定されて
おり、直径2mmの前記凸部(フォロワ部)99が前述
のタイミングギア57のカム溝75,76に係合してい
る。また、他の前記凸部100は凸部99とは逆方向に
突出し、排出カートリッジ選択部材63のカム溝102
に係合している。バネ64はカムフォロワ62とベース
フレーム17間に架設され、カムフォロワ62をタイミ
ングギア57の外周方向へ回転するよう付勢する部材で
ある。
【0043】カムフォロワ62の突起部先端103はプ
ランジャ73の先端面104に対向している。プランジ
ャバネ74はプランジャ73に同軸に配した圧縮コイル
バネであり、プランジャ73をソレノイド72から解放
される方向(図6、矢印150方向)に付勢し、その結
果プランジャ73は、カムフォロワ62の先端103を
押し、カムフォロワ62はその支点105を中心に回転
するよう付勢される。
【0044】排出カートリッジ選択部材63は、ベース
フレーム17上の支点106に回転自在に固定され、そ
のカム溝102が前述のようにカムフォロワ62の凸部
100に係合する。また排出カートリッジ選択部材63
の先端部107は、排出部材108の縦長の溝109に
嵌入している。
【0045】排出スライダ70は、ベースフレーム17
上で矢印110方向にスライド可能に支持されている。
排出スライダ70の一部に形成されている直径2.6m
mの軸状凸部111(図12、図13参照)が、タイミ
ングギア57のカム溝78に係合しタイミングギア57
の回転により矢印110方向にスライド駆動される。ま
た、排出スライダ70は、前述の排出部材108をスト
ッカ3のカートリッジ積層方向(矢印112方向)にス
ライド自在に支持している。
【0046】排出部材108は、その縦長の溝109に
排出カートリッジ選択部材63の先端部107が嵌入し
ており、排出カートリッジ選択部材63の変位に従い排
出スライダ70上をスライドし上下動する。排出部材1
08は、排出カートリッジ選択部材63に従い上下動す
ることで、ストッカ3の各カートリッジに対応した位置
をとり、図12のようにその位置に収納されたカートリ
ッジの端辺後端113と排出部材108の押し出し部1
14がほぼ接した位置になる。図12は、排出スライダ
70、タイミングギヤ57周辺を上方から見た模式図で
ある。
【0047】排出部材108ごと排出スライダ70が前
述のタイミングギア57のカム溝78に矢印110方向
に駆動されることで、排出部材108は、カートリッジ
1の端辺後端113を押し、装置外へカートリッジ1を
押し出す。
【0048】図6、図13において、2個のスイッチレ
バー66,67は、それぞれ一端がタイミングギア57
のカム面79に接しており他端が位置検知スイッチ6
8,69に接する。スイッチレバー66、67は、中央
を軸に回転自在としてベースフレーム17上に配されて
いる。スイッチレバー66、67は、タイミングギア5
7の回転によりカム79に従い位置検知スイッチ68,
69を駆動する。
【0049】制御手段19は、全排出操作釦25、複数
の個別排出操作釦26(26a〜26e)、その他の装
置制御の為の釦群27の操作信号、また、ディスクカー
トリッジ検出スイッチ2(2a〜2e)、位置検知スイ
ッチ68,69、フォトインタラプタ65の状態により
装置状態を判断して指令制御を行う。すなわち、その状
態に応じて、記録再生部8のスピンドルモータ12の制
御等、また、駆動モータ37、ソレノイド72を駆動し
て装置の制御を行う。タイミングギア57に接して配置
されたフォトインタラプタ(検知スイッチ)65は、前
述の回転角検知壁98を挟むように設置されている。回
転角検知壁98は不連続であって複数の切り欠きが形成
されている。その切り欠きに従い、フォトインタラプタ
65はタイミングギア57の回転角を検出する。図14
のように、回転角検知壁98の切り欠き端辺121、1
22、123、128、129、130をフォトインタ
ラプタ65は検出する。
【0050】以上に述べた構成に基づき、以下、ストッ
カ3に収納されたカートリッジ1の排出の動作について
説明する。
【0051】ストッカ3に収納された複数のカートリッ
ジ1を、全排出操作釦25又は複数の個別排出操作釦2
6の操作により、排出することとなるが、その一連の排
出動作については後述することとして、ここでは、ある
カートリッジ1を排出する場合について説明する。以下
では、ストッカ3の中央に位置された第3のカートリッ
ジ43を排出する場合を述べる。
【0052】まず選択動作を記す。駆動モータ37の駆
動に従い、タイミングギア57が矢印119方向に回転
を始めると同時にソレノイド72を通電し、プランジャ
73はプランジャバネ(付勢手段)74の力に抗して吸
引される。ソレノイド72が電磁的に吸引状態にあると
き、プランジャ73の先端104とカムフォロワ62の
先端103の間には間隙が生じ、プランジャバネ74の
付勢力はカムフォロワ62にはかからない。カムフォロ
ワ62はカム溝75に係合しているが、バネ64の力に
よりタイミングギア57の外周方向に付勢されているの
で、カム溝75の外周方向側の壁にカムフォロワ62の
凸部99が接しつつタイミングギア57は回転する。
【0053】タイミングギア57の回転角検知壁98
は、図14に示したような切り欠きを有するが、切り欠
きの端辺121をフォトインタラプタ65が検知する
と、制御手段19はソレノイド72の通電を停止する。
その結果、プランジャ73はプランジャバネ74により
矢印150方向に付勢され、移動する。プランジャ73
はカムフォロワ62の先端103を押し、カムフォロワ
62は支点105を中心に回転する。プランジャバネ7
4の付勢力はバネ64より十分強い力を与えられてい
る。
【0054】回転することでカムフォロワ62の凸部9
9はカム溝75のカム分岐部82に入り、カムフォロワ
62はカム溝86に従って回転変位する。プランジャ7
3は、図示しないストッパにより吸引状態の位置から3
mmまで移動し停止する。カムフォロワ62の凸部10
0は排出カートリッジ選択部材63のカム溝102に係
合されている。
【0055】カムフォロワ62がプランジャバネ74の
付勢力により回転を始めカム分岐部82に入り込む回転
角(凸部100の直径1.5mmの2倍、ほぼ3mmの
動き)では、排出カートリッジ選択部材63は変位せぬ
ようにそのカム溝102の形状が構成されている。カム
溝102はカギ形状でありその初期位置付近は、図6に
示されるようにカムフォロワ62の支点105をほぼ中
心とした円弧形状(不感部)となっている。
【0056】また、カムフォロワ62と排出カートリッ
ジ選択部材63との係合点とカムフォロワ62の回転支
点105とを結ぶ線151と、カムフォロワ62と排出
カートリッジ選択部材63との係合点と排出カートリッ
ジ選択部材63の回転支点106とを結ぶ線152とが
なす角は75゜であり、直角に近い。
【0057】カムフォロワ62がカム分岐部82に入り
込む間は、カム溝102のこの円弧形状部をカムフォロ
ワ62が動くので、排出カートリッジ選択部材63は変
位しない。カムフォロワ62がカム分岐部82を通りカ
ム溝86に入ると、カムフォロワ62はカム溝86に従
って回転し、その結果、カム溝102の形状により排出
カートリッジ選択部材63は支点106を中心に回転し
変位する。排出カートリッジ選択部材63の先端部10
7は、ストッカ3の中央であるカートリッジ43の位置
に対応した位置に変位する。従って排出部材108は、
排出カートリッジ選択部材63の動きにより排出スライ
ダ70上をスライドし、ストッカ3の収納カートリッジ
の位置になる。
【0058】排出部材108がカートリッジ43の位置
になった後、さらにタイミングギア57は回転を継続
し、カム溝78に従って排出スライダ70は矢印110
方向に進行を始め、排出部材108の押し出し部114
がカートリッジ43を装置外へ押し出す。
【0059】その後、タイミングギア57のスイッチレ
バー駆動用のカム面79、スイッチレバー67に従い、
位置検知スイッチ69がオンする。制御手段19は、位
置検知スイッチ69のオンにより、駆動モータ37を停
止し、その後すぐ逆転させる。タイミングギア57は逆
転し初期位置までもどる。このとき、タイミングギア5
7のスイッチレバー駆動用のカム面79により位置検知
スイッチ68がオンすることで、制御手段19は初期位
置を判断し駆動モータ37を停止させる。
【0060】タイミングギア57を1回転させたときの
位置検知スイッチ68、69、フォトインタラプタ65
のスイッチパターンを示したのが図18である。図18
上で初期位置とは、停止領域124であり、そこから停
止領域133までタイミングギア57を回転させ、停止
後すぐに逆転させ、初期位置である停止領域124へ戻
したのが上記動作である。
【0061】上記のカートリッジ排出後、タイミングギ
ア57が逆転し戻る際、フォトインタラプタ65が回転
角検知壁98の切り欠き端辺121を検知したら制御手
段19はソレノイド72を通電する。これによりカムフ
ォロワ62の凸部99がカム分岐部81、カム分岐部8
0を通過する際の異音の発生を防止できる。通電せぬ場
合、プランジャバネ74によりカムフォロワ62は付勢
されているので、カム分岐部に飛び込み異音を発生する
ことになる。初期位置に達したらソレノイド72の通電
は停止される。
【0062】他の位置の収納カートリッジを排出する場
合も同様である。すなわち、最上段である第1のカート
リッジ41の場合は、カム分岐部80,81,82,8
3のすべてに入らぬようソレノイド72を通電したまま
とし、カム溝88にカムフォロワ62は案内される。第
2のカートリッジ42を排出する場合は、回転角検知壁
98の切り欠き端辺122を検出してソレノイド72の
通電を停止する。カムフォロワ62はカム分岐部83に
入りカム溝87に案内される。第4のカートリッジ44
を排出する場合は、回転角検知壁98の切り欠き端辺1
23に従い、ソレノイド72の通電を停止し、カムフォ
ロワ62はカム分岐部81からカム溝85に入る。第5
のカートリッジ45を排出する場合は、ソレノイド72
は最初から通電されず、カムフォロワ62はプランジャ
バネ74により付勢されカム分岐部80からカム溝84
に案内される。
【0063】次に、以上説明した個々のカートリッジ1
の排出動作を行うディスクチェンジャ装置について、制
御手段19に基づく全排出操作釦25又は個別排出操作
釦26の操作時の排出動作の制御の処理について、図3
のフローチャートを用いて説明する。
【0064】図3に示すフローチャートは、特に全排出
操作釦25、複数の個別排出操作釦26、検出スイッチ
2(2a〜2e)に関係する動作部分を中心に示すもの
である。図3では説明を簡易にするため、Nは1から始
まる自然数で、Nmaxはストッカ3に収納可能なディ
スクカートリッジの最大数を意味し本実施例では5であ
る。全排出操作釦25を「ALL EJECT」、複数
の個別排出操作釦26(26a〜26e)を「EJEC
T(N)」と呼称し個別排出操作釦26a〜26eはそ
れぞれ「EJECT(1)〜EJECT(5)」、検出
スイッチ2(2a〜2e)を「検出SW(N)」と呼称
し検出スイッチ2a〜2eはそれぞれ「検出SW(1)
〜検出SW(5)」、第1、2、3、4、5のカートリ
ッジ41、42、43、44、45はそれぞれ「DIS
C(1)〜DISC(5)」で呼称している。
【0065】先ず、全排出操作釦25操作時の動作であ
るが、制御手段19は装置の動作開始と共に、初期設定
でNとしてストッカ3に収納可能なディスクカートリッ
ジの最大数5が設定される(ステップ200)。続いて
「ALL EJECT」(全排出操作釦25)の操作が
あるかどうかステップ201で判断処理が行われる。操
作がない間はステップ206に移行し、操作があればス
テップ202に移行する。ステップ202では、初めは
検出SW(5)の状態を見てオンでなければステップ2
04に移行し、オンであればステップ203に移行して
該当DISC(5)すなわちカートリッジ45を前述し
た方法で選択し排出動作をする。ステップ204ではN
を1減じ4とし、ステップ205に移行する。
【0066】ステップ205ではNが0にならない間は
ステップ202に戻りひとつ上部のカートリッジ収納部
の検出SW(4)の状態を見てオンでなければステップ
204に移行しオンであればステップ203に移行し該
当DISC(4)すなわちカートリッジ44を前述した
方法で同様に選択と排出動作をする。以下、順次Nが
3,2,1の場合について一つずつ上部のカートリッジ
収納部に対して同様な処理を行う。その結果ステップ2
02〜205の間で検出SW(N)のうちオンしている
ディスクカートリッジだけを下に位置しているものから
順次排出される事になる。
【0067】Nが1でステップ204に移行するとステ
ップ204の処理でNが0になりステップ205の判断
条件によりステップ200の初期設定に移行する。
【0068】「ALL EJECT」(全排出操作釦2
5)の操作がない間はステップ206に移行するがここ
では「EJECT(N)」すなわち個別排出操作釦26
(26a〜26e)の操作の有無しを判定しこれも操作
がなければステップ208、209に移行する。
【0069】「EJECT(N)」の操作についても同
様にNが5,4,3,2,1についてステップ206〜
209の間で判定され最終Nが1でステップ208に移
行するとステップ208の処理でNが0になるのでステ
ップ209の判断条件によりステップ200の初期設定
に移行する。
【0070】次に、個別排出操作釦26操作時の動作で
あるが、前述したようにステップ206で操作がない
「EJECT(N)」についてはステップ208に移行
し、操作がされた「EJECT(N)」についてのみス
テップ207に移行する。「EJECT(N)」操作で
は、「ALL EJECT」操作の場合のステップ20
2の様な検出SW(N)のオンもしくはオフの判断処理
がされないで、DISC(N)排出のステップ207の
処理がされ、検出SW(N)の状態に無関係に該当DI
SC(N)の選択と排出動作が行われる。
【0071】ところで、「EJECT(N)」の操作処
理でも、「ALL EJECT」の操作処理のステップ
204と同様のステップ208の処理が有るが、「AL
LEJECT」の操作処理ではステップ202〜205
の間でNが0になるまで、すなわち収納部3のすべての
ディスクカートリッジ収納部に対しての排出処理(ステ
ップ203)を一気に行ってしまうので、排出順序が下
に位置しているカートリッジからとなるが、ステップ2
08の処理は「EJECT(5)」〜「EJECT
(1)」の操作があったかどうかを制御手段19がスト
ッカ3のすべてのディスク収納部に対して順次監視する
為におこなっているだけであり、Nが変化する都度ステ
ップ206に戻り、「EJECT(5)」〜「EJEC
T(1)」の操作の有無を判断するので、「ALL E
JECT」の操作時の様に下に位置しているカートリッ
ジからの順序で排出するといった制限をされる事なく操
作した順にランダムに排出可能である。
【0072】この「EJECT(N)」の操作処理で
は、検出SW(N)のオンもしくはオフの判断処理がさ
れないので、検出SWの故障、ストッカ部とディスクカ
ートリッジのクリアランス、検出SWの取り付け位置の
ばらつき及びストッカ部とディスクカートリッジ間の介
在部品等の寸法誤差等で、実際はディスクカートリッジ
が収納されているにも関わらず検出SWがオンせずディ
スクカートリッジが無しと判断されて、「ALL EJ
ECT」(全排出操作釦)操作で排出できない場合が発
生しても、個別排出操作釦の操作で取り出す事が可能と
なる。
【0073】
【発明の効果】以上のように本発明は、ディスクカート
リッジを複数枚略平行に積層状に収納するストッカと、
前記ストッカ内の一つのディスクカートリッジを選択し
移送する移送手段と、前記ストッカに隣接し積層方向に
移動し収納された各ディスクカートリッジそれぞれに対
応した位置をとり前記移送手段により移送されたディス
クカートリッジを収容するディスクカートリッジ収容部
と、前記ディスクカートリッジ収容部に収容されたディ
スクカートリッジを装着してカートリッジ内のディスク
の情報の再生またはディスクに情報を記録する記録再生
部と、前記ディスクカートリッジをストッカから装置外
へ露出する状態に排出する排出手段と、前記ストッカの
各ディスクカートリッジ収納状態を検出する複数のディ
スクカートリッジ検出スイッチと、収納された各ディス
クカートリッジを前記ストッカから個別に排出を行う制
御に用いる複数の個別排出操作釦と、収納されているす
べてのディスクカートリッジをストッカから排出を行う
制御に用いる全排出操作釦と、前記複数のディスクカー
トリッジ検出スイッチよりの検出信号、前記複数の個別
排出操作釦又は前記全排出操作釦の操作信号により、前
記移送手段と前記排出手段を制御する制御手段を備えた
ものであり、ストッカの各ディスクカートリッジの収納
状態がディスクカートリッジ検出スイッチの状態で判断
できるので全排出操作釦の操作では、ディスクカートリ
ッジ無しの収納部に対する排出動作を行わずにディスク
カートリッジ有りと判断したディスクカートリッジだけ
を選択し、前記ストッカから装置外へ順次自動排出する
事ができ一度の操作でかつ短時間で排出動作が完了する
ことができる。
【0074】また、排出されて装置外へ露出した状態の
ディスクカートリッジの上面表示部が、当該上面側に隣
接するディスクカートリッジが排出されていない状態で
は少なくとも前記表示部の一部が視認可能となるように
排出手段によって排出されるので、更に手動で取り出し
ディスクカートリッジを個別に識別する手間が不要であ
る。
【0075】また、ストッカの各ディスクカートリッジ
の収納部に対応してディスクカートリッジ検出スイッチ
を設け、全排出操作釦の操作時にそのディスクカートリ
ッジ検出スイッチの状態で排出するディスクカートリッ
ジの選択を行い、収納されたディスクカートリッジを上
面表示部が視認できる順序で装置外へ順次自動排出する
ように排出手段を制御する事により、収納されている複
数のディスクカートリッジの上面表示部を確認しながら
一度の操作で排出動作をすることができる。
【0076】また、ディスクカートリッジ検出スイッチ
の故障、ストッカとディスクカートリッジのクリアラン
ス、ディスクカートリッジ検出スイッチの取り付け位置
のばらつき等で実際はディスクカートリッジが収納され
ているにも関わらず検出スイッチがオンせずディスクカ
ートリッジが無しと判断されて全排出操作釦の操作で排
出できなくても個別排出操作釦の操作で取り出す事が可
能となるディスクチェンジャ装置が得られるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す装置全体の要
部説明図
【図2】同装置の正面斜視図
【図3】同装置の操作釦を操作した時の制御手段の処理
フローチャート
【図4】同装置の機構配置を示す上面図
【図5】同図4矢印48方向から見た機構配置図
【図6】同図4矢印49方向から見た機構配置図
【図7】同ストッカ3の上から2段目のカートリッジ1
に対応した位置にカートリッジ収容部14が移動した状
態を示す機構配置図
【図8】同ストッカ3の上から3段目のカートリッジ1
に対応した位置にカートリッジ収容部14が移動した状
態を示す機構配置図
【図9】同ストッカ3の上から4段目のカートリッジ1
に対応した位置にカートリッジ収容部14が移動した状
態を示す機構配置図
【図10】同ストッカ3の最下段である上から5段目の
カートリッジ1に対応した位置にカートリッジ収容部1
4が移動した状態を示す機構配置図
【図11】同駆動モータからカートリッジ移送機構まで
のギア列を示す概略平面図
【図12】同カートリッジ排出機構周辺を示す概略平面
【図13】同タイミングギア57の裏面方向から見た周
囲の部品との関係を示す側面図
【図14】同タイミングギヤ57の形状を示す側面図
【図15】同タイミングギヤ57の形状を示し、図14
の裏面側から見た側面図
【図16】同タイミングギア57と周囲の部品の関係を
抜き出した動作状態図
【図17】同タイミングギア57と周囲の部品の関係を
抜き出した動作状態図
【図18】同タイミングギア57を1回転させたときの
スイッチパターンを示した図
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ 1a シャッタ 1b 上面表示部 2 ディスクカートリッジ検出スイッチ 2a〜2e 第1〜第5のディスクカートリッジ検出
スイッチ 3 ストッカ 5 カートリッジホルダ 8 記録再生部 14 カートリッジ収容部 18 移送手段 19 制御手段 25 全排出操作釦 26 個別排出操作釦 41〜45 第1〜第5のディスクカートリッジ 46 排出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクカートリッジを複数枚略平行に
    積層状に収納するストッカと、 前記ストッカ内の一つのディスクカートリッジを選択し
    移送する移送手段と、 前記ストッカに隣接し積層方向に移動し収納された各デ
    ィスクカートリッジそれぞれに対応した位置をとり前記
    移送手段により移送されたディスクカートリッジを収容
    するディスクカートリッジ収容部と、 前記ディスクカートリッジ収容部に収容されたディスク
    カートリッジを装着してカートリッジ内のディスクの情
    報の再生またはディスクに情報を記録する記録再生部
    と、 前記ディスクカートリッジをストッカから装置外へ露出
    する状態に排出する排出手段と、 前記ストッカの各ディスクカートリッジ収納状態を検出
    する複数のディスクカートリッジ検出スイッチと、 収納された各ディスクカートリッジを前記ストッカから
    個別に排出を行う制御に用いる複数の個別排出操作釦
    と、 収納されているすべてのディスクカートリッジをストッ
    カから排出を行う制御に用いる全排出操作釦と、 前記複数のディスクカートリッジ検出スイッチよりの検
    出信号、前記複数の個別排出操作釦又は前記全排出操作
    釦の操作信号により、前記移送手段と前記排出手段を制
    御する制御手段を備え、 前記全排出操作釦の操作時、前記複数のディスクカート
    リッジ検出スイッチの状態で排出するディスクカートリ
    ッジを選択し前記ストッカから装置外へ順次自動排出す
    るように構成した事を特徴とするディスクチェンジャ装
    置。
  2. 【請求項2】 排出手段によって排出されて装置外へ露
    出した状態のディスクカートリッジの上面表示部が、当
    該上面側に隣接するディスクカートリッジが排出されて
    いない状態では少なくとも前記表示部の一部が視認可能
    であることを特徴とする請求項1記載のディスクチェン
    ジャ装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、前記全排出操作釦の操作時
    に、前記複数のディスクカートリッジ検出スイッチの状
    態で排出するディスクカートリッジを選択し、当該選択
    された複数のディスクカートリッジの上面表示部が順次
    視認できるようにディスクカートリッジの上面表示部と
    反対側に隣接するディスクカートリッジから順次排出す
    るように排出手段を制御するように構成したことを特徴
    とする請求項2記載のディスクチェンジャ装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、前記複数の個別排出操作釦
    の個々の操作時は、該当ディスクカートリッジ検出スイ
    ッチの状態に無関係にディスクカートリッジの排出をす
    るように排出手段を制御するように構成したことを特徴
    とする請求項1又は2記載のディスクチェンジャ装置。
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