JP3882957B2 - 異方導電性接着テープのチップ仮圧着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、チップ状の電子部品の電極形成面に異方導電性接着テープを仮圧着し、前記電極形成面に接着剤を転写するための仮圧着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
異方導電性接着テープにより回路基板とチップ状の電子部品間の電気的接続をはかる方法としては、ガラス基板等の回路面に接着剤を転写して仮圧着し、それにチップ状の電子部品の電極面を相対じさせて電気的な接続と固定をする方法が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
基板上にICチップを直接接続する方法として、COG(Chip on Glass)やCOB(Chip on Board)等の方法があり、この場合従来の異方導電性接着テープの仮圧着方法では、接続に寄与しないテープの割合が大きく無駄が多い。また、ICチップの基板への搭載密度が大きくなると、チップとチップの間隔が小さくなり、1つのチップを加熱加圧して接続する場合、その熱が隣接チップの異方導電性接着テープに伝わり熱硬化反応を起こさせて悪い影響を与えるという問題があった。
本発明はテープの歩留りを向上させ、かつ、チップ間隔が小さくなっても問題なく接続できる方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる目的は本発明によれば、加熱ヒータにより自由に温度設定ができ、真空吸着孔を設けてチップ状電子部品を吸着固定でき、かつ上下方向にチップを搬送可能な仮付ヘッドと、仮付ヘッドの直下に配置されたチップ仮圧着時のクッション材を載せる受台と、仮付ヘッドと受台の中間の高さに配置され、かつ水平方向に移動可能な剥離ローラと、接着剤層とセパレータ層からなる異方導電性接着テープを取付けるテープ供給リール及び仮圧着後のテープを巻取るテープ巻取リールからなり、受台上のクッション材の上に異方導電性接着テープが接着剤層を上向きにして配設された状態で、チップ状電子部品が接続面を下にして吸着固定されている仮付ヘッドを下降させることにより、チップ接続面を異方導電性接着テープ接着剤層面に押し付け、所定の温度、圧力、時間をかけてチップに仮圧着したのち仮付ヘッドを上昇させ、しかるのちに剥離ローラが仮付ヘッドと受台の間を水平移動することにより、チップ状電子部品に転写された接着剤層をセパレータ層から剥離するようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施例を示した図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明にかかるチップ仮圧着装置の機構を示したもので、セパレータ付異方導電性接着テープ(以下ACFと略す)をICチップの電極形成面に仮圧着して、接着剤のみを前記電極形成面に転写するもので、ACFは供給リール6に取付けられ、巻取リール7によって巻取られる。テープの送り量は、テープ送りローラ10によって制御される。ACFはテンションローラ8により、常に一定の張力を与えられているので途中でたるむことはない。仮圧着前のACFは、接着剤層4a(図3)を上面にして、受台12上のクッション材11の上に設置される。ICチップ3は、仮付ヘッド1の真空吸着孔2により吸着固定され、仮付ヘッド1に内蔵された加熱手段によりICチップ3を所定の温度に加熱する。またエアシリンダとタイマにより、チップをACFに所定の圧力と時間で押し付けることができる。ACFとチップを加熱加圧すると、ACFの接着剤層4aは、チップに接着し、セパレータ層4bから剥離することが可能となる。ACFが接着されて仮付ヘッド1が上昇し、ACFが持ち上げられた状態で剥離ロール5を移動すると、接着剤層はチップ外周のエッジで切断され、セパレータ層から剥離してチップに残る。このようにしてチップに接着剤を転写することができる。チップの仮圧着時に接着剤層をチップ外周で切断するためには、チップの温度制御とチップ外周での圧力を高めることが必要である。セラミックヒータにより仮付ヘッドを製作すると、温度を所定の温度に任意に変化させることが可能となる。また、平らな受台の上に載せるクッション材の厚さを、図2に示すように、ICチップが当たる部分の面積とほぼ同程度もしくは、若干大きな面積について若干薄くしたり、クッションゴムと受台の間にICチップの形状と同じか、もしくは若干大きな穴を設けた薄板13を設置したり、もしくは受台の表面をチップと同程度の大きさについて、若干凹みをつけたりすることにより、チップ外周で接着剤層をきれいに切断することができる。クッション材としては耐熱性を有するシリコーンゴム等が適している。
【0006】
テンションローラ8は、重錘を変化させて所定の張力をACFにかける。張力の大きさによっては剥離ローラ5で剥離する時に、接着剤層とチップの間で浮きがでたり剥がれたりするので、張力のコントロールは重要である。仮付ヘッドの温度を制御することにより、チップの温度をコントロールできる。チップの温度は圧着時は50〜110℃で、剥離時は50℃以下にする。クッションゴムはチップに接着剤層を押し付けると同時に、弾性体であるためチップ外周のエッジ部における圧力を高くし、チップエッジによる接着剤層の切断を容易にする。図2に示した形状は、何れもチップ外周エッジ部の圧力を高くするのに有効である。
【0007】
【実施例】
図1に示す装置により、テンションローラ8によりACF4にかける張力は重りを調節して50gf以下とした。仮付ヘッド1は、セラミックヒータを使用し圧着時温度は90〜100℃、剥離時温度は40〜50℃とした。圧着時の圧力は接着面において10〜50kgf/cm2とし、圧着時間は2〜5秒にした。クッション材にはアンカーケミカル製シリコンゴムシート70HR(厚さ0.5t)を用いた。クッション材としてはその他にも、ウレタンゴムシートや、硬質発泡シート等が使用できる。このような条件でACFとして、日立化成工業製AC−8000シリーズを使用して仮圧着を行ったところ、ACFのセパレータがテフロン製のものは問題なくできるが、PET製のものは図2bの方法により仮圧着できることがわかった。薄板13の材質はステンレスで厚さは0.03〜0.01mmである。
【0008】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明によれば、接着剤をチップ側に転写することにより、異方導電性接着テープの歩留りが向上し、かつチップ配列の位置をチップ間隔を狭くでき、また仮付ヘッドをセラミックヒータにより製作すれば圧着時温度と剥離時温度を任意に制御でき、チップエッジによる切断とセパレータ剥離を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すチップ仮圧着装置の機構図。
【図2】本発明のクッションゴムと受台の実施例を示す断面図。
【図3】異方導電性接着テープの構造図。
【符号の説明】
1 仮付ヘッド 2 真空吸着孔
3 ICチップ 4 異方導電性接着テープ(ACF)
5 剥離ローラ 6 供給リール
7 巻取リール 8 テンションローラ
9 ガイドローラ 10 テープ送りローラ
11 クッション材 12 受台
13 薄板
Claims (2)
- チップ状電子部品の電極形成面に接着剤を転写するための装置であって、加熱手段と吸着手段とを有しかつ上下方向に移動可能な仮付ヘッドと、前記仮付ヘッドの直下に配置されたクッション材を載せる受台と、仮付ヘッドと受台の中間の高さに配置されかつ水平方向に移動可能な剥離ローラと、接着剤層とセパレータ層からなるセパレータ付異方導電性接着テープの供給リール及び仮圧着後のセパレータ層の巻取りリールとからなり、受台上のクッション材の上に異方導電性接着テープが接着剤層を上向きにして配設された状態で、チップ状電子部品が接続面を下にして吸着固定されている仮付ヘッドを下降させることにより、チップ接続面を異方導電性接着テープ接着剤層面に押し付け、チップに仮圧着したのち仮付ヘッドを上昇させ、しかるのちに剥離ローラが仮付ヘッドと受台の間を水平移動することにより、チップ状電子部品に転写された接着剤層をセパレータ層から剥離する異方導電性接着テープのチップ仮圧着装置。
- 仮付ヘッド自体をセラミックヒータで構成した請求項1記載のチップ仮圧着装置。
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