JP3882929B2 - 画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法 - Google Patents

画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3882929B2
JP3882929B2 JP2004095938A JP2004095938A JP3882929B2 JP 3882929 B2 JP3882929 B2 JP 3882929B2 JP 2004095938 A JP2004095938 A JP 2004095938A JP 2004095938 A JP2004095938 A JP 2004095938A JP 3882929 B2 JP3882929 B2 JP 3882929B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
image
area
projection
edge detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004095938A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005286575A (ja
Inventor
秀樹 松田
雅暢 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004095938A priority Critical patent/JP3882929B2/ja
Priority to US11/082,978 priority patent/US7270422B2/en
Priority to CNB2005100783623A priority patent/CN100435551C/zh
Publication of JP2005286575A publication Critical patent/JP2005286575A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3882929B2 publication Critical patent/JP3882929B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/74Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3179Video signal processing therefor
    • H04N9/3185Geometric adjustment, e.g. keystone or convergence
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3191Testing thereof
    • H04N9/3194Testing thereof including sensor feedback

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

本発明は、撮像情報に基づいて投写画像を調整する画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法に関する。
近年、CCDカメラを有するプロジェクタを用いてスクリーン等の投写対象物に画像を投写し、投写された投写画像をCCDカメラで撮像して撮像領域内の投写対象物に相当する投写対象領域の4隅の座標を検出することにより、投写画像の位置等を調整することが提案されている。
例えば、特許文献1では、映像表示可能領域内に画像を表示し、映像表示可能領域の全域を撮像することにより、画像の投写位置を調整する構成が採用されている。
特開平5−30520号公報
しかし、特許文献1では、フレームメモリに記憶された輝度情報をCPUが取り込んで画像処理を行うことにより、スクリーンの表示可能領域の4隅の位置を検出することが記載されているが、具体的にどのような画像処理を行うかについては記載されていない。
従来の一般的な画像処理では、撮像情報に基づいてスクリーンの4隅の位置を検出する場合、撮像画像全体に対してフィルタリング処理を行う必要があり、画像処理に時間がかかり、演算量も多大であった。
このため、キャリブレーションに時間がかかり、ユーザーにとっての待ち時間が長くなってしまっていた。
また、汎用性を向上させるためには、投写画像がスクリーン全体を包含しない場合であってもスクリーンの領域を検出する必要がある。
さらに、観察者にとって見やすい画像を表示するためには、スクリーンの中央にできるだけ大きく画像を投写する必要がある。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、投写画像と投写対象物との位置関係に基づき、投写画像をより短時間で、かつ、正確に補正することが可能な画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理システムおよびプロジェクタは、第1のキャリブレーション画像と第2のキャリブレーション画像との差分画像であって、かつ、当該差分画像の中央付近に位置する中央ブロック領域と、当該中央ブロック領域の周辺に位置する周辺ブロック領域と、前記中央ブロック領域および前記周辺ブロック領域以外の領域である背景領域とから構成される差分画像に基づき、画像処理を行う画像処理システムおよびプロジェクタであって、
前記第1および第2のキャリブレーション画像を異なる時点において投写対象物へ向け投写する画像投写手段と、
投写された第1のキャリブレーション画像を所定解像度以下の解像度である低解像度で撮像して第1の撮像情報を生成し、前記第1のキャリブレーション画像を前記低解像度以上の解像度である高解像度で撮像して第3の撮像情報を生成するとともに、前記第2のキャリブレーション画像を前記高解像度で撮像して第2の撮像情報を生成する撮像手段と、
前記第1および第2の撮像情報に基づき、前記撮像手段の撮像領域における投写領域の位置に関する投写領域情報を生成する投写領域検出手段と、
前記第1、第2および第3の撮像情報に基づき、前記撮像手段の撮像領域における前記投写対象物に相当する投写対象領域の位置に関する投写対象領域情報を生成する投写対象領域検出手段と、
前記投写領域情報と、前記投写対象領域情報とに基づき、前記画像投写手段によって投写される画像の歪みを補正する画像歪み補正手段と、
を含み、
少なくとも前記第2のキャリブレーション画像の外周部は明るさ指標値が0の値であって、
前記投写領域検出手段は、
前記第1および第2の撮像情報に基づき、前記差分画像を生成する差分画像生成手段と、
前記差分画像に基づき、前記撮像手段の撮像領域における前記中央ブロック領域の複数の中央基準位置を検出する中央基準位置検出手段と、
前記中央基準位置に基づき、前記撮像領域における前記周辺ブロック領域の複数の周辺基準位置を検出する周辺基準位置検出手段と、
前記中央基準位置と、前記周辺基準位置とに基づき、前記投写領域情報を生成する投写領域情報生成手段と、
を含み、
前記投写対象領域検出手段は、
前記中央ブロック領域の外部にエッジ検出用の検索範囲を設定する検索範囲決定手段と、
前記第1の撮像情報と、前記検索範囲とに基づき、エッジ検出を行って第1のエッジ検出情報を生成するとともに、前記第3の撮像情報に基づき、エッジ検出を行って第3のエッジ検出情報を生成するエッジ検出手段と、
前記第1のエッジ検出情報に基づき、前記投写対象領域を仮検出して仮検出情報を生成するとともに、前記第3のエッジ検出情報に基づき、前記投写対象領域情報を生成する投写対象領域情報生成手段と、
を含み、
前記エッジ検出手段は、前記仮検出情報に基づき、仮検出された投写対象領域の境界線付近の画素群に対してエッジ検出を行うことにより、前記第3のエッジ検出情報を生成することを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、第1のキャリブレーション画像と第2のキャリブレーション画像との差分画像であって、かつ、当該差分画像の中央付近に位置する中央ブロック領域と、当該中央ブロック領域の周辺に位置する周辺ブロック領域と、前記中央ブロック領域および前記周辺ブロック領域以外の領域である背景領域とから構成される差分画像に基づき、画像処理を行う画像処理システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであり、かつ、コンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、
コンピュータを、
前記第1および第2のキャリブレーション画像を異なる時点において投写対象物へ向け投写する画像投写手段と、
投写された第1のキャリブレーション画像を所定解像度以下の解像度である低解像度で撮像して第1の撮像情報を生成し、前記第1のキャリブレーション画像を前記低解像度以上の解像度である高解像度で撮像して第3の撮像情報を生成するとともに、前記第2のキャリブレーション画像を前記高解像度で撮像して第2の撮像情報を生成する撮像手段と、
前記第1および第2の撮像情報に基づき、前記撮像手段の撮像領域における投写領域の位置に関する投写領域情報を生成する投写領域検出手段と、
前記第1、第2および第3の撮像情報に基づき、前記撮像手段の撮像領域における前記投写対象物に相当する投写対象領域の位置に関する投写対象領域情報を生成する投写対象領域検出手段と、
前記投写領域情報と、前記投写対象領域情報とに基づき、前記画像投写手段によって投写される画像の歪みを補正する画像歪み補正手段として機能させ、
少なくとも前記第2のキャリブレーション画像の外周部は明るさ指標値が0の値であって、
前記投写領域検出手段は、
前記第1および第2の撮像情報に基づき、差分画像を生成する差分画像生成手段と、
前記差分画像に基づき、前記撮像手段の撮像領域における前記中央ブロック領域の複数の中央基準位置を検出する中央基準位置検出手段と、
前記中央基準位置に基づき、前記撮像領域における前記周辺ブロック領域の複数の周辺基準位置を検出する周辺基準位置検出手段と、
前記中央基準位置と、前記周辺基準位置とに基づき、前記投写領域情報を生成する投写領域情報生成手段と、
を含み、
前記投写対象領域検出手段は、
前記中央ブロック領域の外部にエッジ検出用の検索範囲を設定する検索範囲決定手段と、
前記第1の撮像情報と、前記検索範囲とに基づき、エッジ検出を行って第1のエッジ検出情報を生成するとともに、前記第3の撮像情報に基づき、エッジ検出を行って第3のエッジ検出情報を生成するエッジ検出手段と、
前記第1のエッジ検出情報に基づき、前記投写対象領域を仮検出して仮検出情報を生成するとともに、前記第3のエッジ検出情報に基づき、前記投写対象領域情報を生成する投写対象領域情報生成手段と、
を含み、
前記エッジ検出手段は、前記仮検出情報に基づき、仮検出された投写対象領域の境界線付近の画素群に対してエッジ検出を行うことにより、前記第3のエッジ検出情報を生成することを特徴とする。
また、本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータにより読み取り可能なプログラムを記憶した情報記憶媒体であって、
上記プログラムを記憶したことを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理方法は、第1のキャリブレーション画像と第2のキャリブレーション画像との差分画像であって、かつ、当該差分画像の中央付近に位置する中央ブロック領域と、当該中央ブロック領域の周辺に位置する周辺ブロック領域と、前記中央ブロック領域および前記周辺ブロック領域以外の領域である背景領域とから構成される差分画像に基づき、画像処理を行う画像処理方法であって、
少なくとも前記第2のキャリブレーション画像の外周部は明るさ指標値が0の値であって、
前記第1のキャリブレーション画像を投写対象物へ向け投写し、
投写された前記第1のキャリブレーション画像を所定解像度以下の低解像度で撮像して第1の撮像情報を生成し、
投写された前記第1のキャリブレーション画像を前記低解像度以上の高解像度で撮像して第3の撮像情報を生成し、
前記第2のキャリブレーション画像を前記投写対象物へ向け投写し、
投写された前記第2のキャリブレーション画像を前記高解像度で撮像して第2の撮像情報を生成し、
前記第1および第2の撮像情報に基づき、差分画像を生成し、
前記差分画像に基づき、撮像領域における前記中央ブロック領域の複数の中央基準位置を検出し、
前記中央基準位置に基づき、前記撮像領域における前記周辺ブロック領域の複数の周辺基準位置を検出し、
前記中央基準位置と、前記周辺基準位置とに基づき、前記撮像領域における投写領域の位置に関する投写領域情報を生成し、
前記中央ブロック領域の外部にエッジ検出用の検索範囲を設定し、
前記第1の撮像情報と、前記検索範囲とに基づき、エッジ検出を行って第1のエッジ検出情報を生成し、
前記第1のエッジ検出情報に基づき、投写対象領域を仮検出して仮検出情報を生成し、
前記第3の撮像情報と、前記仮検出情報とに基づき、仮検出された投写対象領域の境界線付近の画素群に対してエッジ検出を行うことにより、第3のエッジ検出情報を生成し、
前記第3のエッジ検出情報に基づき、前記撮像領域における投写対象領域の位置に関する投写対象領域情報を生成し、
前記投写領域情報と、前記投写対象領域情報とに基づき、画像の歪みを補正することを特徴とする。
本発明によれば、画像処理システム等は、低解像度の撮像情報に基づいて投写対象領域を仮検出してからその境界線付近を、高解像度の撮像情報に基づいて投写対象領域を検出することにより、投写対象領域の位置情報をより短時間で、かつ、正確に生成することができる。
また、本発明によれば、画像処理システム等は、外周部の明るさ指標値が0のキャリブレーション画像を用いることにより、例えば、投写画像の一部とスクリーンの境界が重なっている場合や、投写画像の一部の辺がスクリーンの境界からはみ出し、他の一部の辺がスクリーン内に存在する場合や、投写画像がスクリーンに含まれている場合であっても、撮像画像内の投写領域の境界または外側までエッジ検出を行うことができるため、撮像画像内の投写対象領域の境界を適切に検出することができ、投写対象領域の位置情報を正確に生成することができる。
さらに、本発明によれば、画像処理システム等は、画像全体ではなく、複数の中央基準位置と、複数の周辺基準位置に基づき、投写領域の位置を把握することができるため、投写領域の位置情報をより短時間で生成することができる。
したがって、本発明によれば、画像処理システム等は、投写画像と投写対象物との位置関係に基づき、投写画像をより短時間で、かつ、正確に補正することができる。
なお、前記第1のキャリブレーション画像としては、例えば、第1のキャリブレーション画像は、明るさ指標値が0以外の値である単一色の画像等を採用してもよく、前記第2のキャリブレーション画像としては、前記第2のキャリブレーション画像の中央付近に位置する中央ブロック領域と、当該中央ブロック領域の周辺に位置する領域であって、かつ、前記第2のキャリブレーション画像の外周部を含む周辺ブロック領域と、前記中央ブロック領域および前記周辺ブロック領域以外の領域である背景領域とから構成され、前記中央ブロック領域および前記周辺ブロック領域は、前記明るさ指標値が0の値であり、前記背景領域は、前記明るさ指標値が、前記単一色の画像と同一である画像等を採用してもよい。
また、前記画像処理システム、前記プロジェクタ、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記エッジ検出手段は、前記第2の撮像情報に基づき、エッジ検出を行って第2のエッジ検出情報を生成し、
前記投写対象領域情報生成手段は、前記第1のエッジ検出情報に基づく第1のエッジ検出点が、前記投写領域情報に基づく前記投写領域の境界付近の所定画素範囲内にない場合、前記第1のエッジ検出点が、前記第2のエッジ検出情報に基づく第2のエッジ検出点と一致するかどうかを判定し、当該判定結果が真である場合は前記第2のエッジ検出点に基づき前記仮検出情報を生成し、当該判定結果が偽である場合は前記エッジ検出手段に前記第1および第2のエッジ検出点とは異なる画素を対象としてエッジを再検出させてもよい。
また、前記画像処理方法において、前記第1のエッジ検出情報に基づく第1のエッジ検出点が、前記投写領域情報に基づく前記投写領域の境界付近の所定画素範囲内にあるかどうかを判定し、
当該判定結果が偽である場合、前記第2の撮像情報に基づき、エッジ検出を行って第2のエッジ検出情報を生成し、
前記第1のエッジ検出点が、前記第2のエッジ検出情報に基づく第2のエッジ検出点と一致するかどうかを判定し、
当該判定結果が真である場合は前記第2のエッジ検出点に基づき前記仮検出情報を生成し、当該判定結果が偽である場合は前記エッジ検出手段に前記第1および第2のエッジ検出点とは異なる画素を対象としてエッジを再検出してもよい。
これによれば、画像処理システム等は、投写対象物の境界と投写画像の境界の全部または一部が重なる場合であっても、適切に投写対象領域の境界を判別することができる。
また、前記画像処理システム、前記プロジェクタ、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記画像歪み補正手段は、
前記投写領域情報と、前記投写対象領域情報とに基づき、投写可能領域に関する投写可能領域情報を生成する投写可能領域情報生成手段と、
前記投写領域情報と、前記投写対象領域情報と、前記投写可能領域情報とに基づき、前記画像投写手段によって投写される画像の位置、大きさ、歪みのうち少なくとも1つを補正するための補正量を演算する補正量演算手段と、
前記補正量に基づき、画像信号を補正する画像信号補正手段と、
を含み、
前記画像投写手段は、補正された画像信号に基づき、画像を投写してもよい。
また、前記画像処理方法は、前記画像の歪みを補正する際に、
前記投写領域情報と、前記投写対象領域情報とに基づき、投写可能領域に関する投写可能領域情報を生成し、
前記投写領域情報と、前記投写対象領域情報と、前記投写可能領域情報とに基づき、前記画像の位置、大きさ、歪みのうち少なくとも1つを補正するための補正量を演算し、
前記補正量に基づき、画像信号を補正し、
補正した画像信号に基づき、画像を投写してもよい。
これによれば、画像処理システム等は、投写可能領域を把握して画像の歪み等を補正することができるため、より適切に画像を補正することができる。
また、前記画像処理システム、前記プロジェクタ、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記画像投写手段は、投写用レンズの画角を調整する画角調整手段を含み、
前記画角調整手段は、前記補正量演算手段によって出力される前記画像の大きさを補正するための補正量に基づき、前記画角を調整してもよい。
また、前記画像処理方法は、前記画像の大きさを補正するための補正量に基づき、投写用レンズの画角を調整してもよい。
これによれば、画像処理システム等は、いわゆるズーム制御を行うことにより、最適な大きさで画像を投写することができる。
また、前記画像処理システム、前記プロジェクタ、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記エッジ検出手段は、前記第1の撮像情報に基づく第1の撮像画像内の複数箇所のエッジを検出して前記第1のエッジ検出情報を生成し、
前記投写対象領域情報生成手段は、前記第1のエッジ検出情報に基づく前記複数箇所の位置情報に基づき、線形近似直線または線形近似曲線を設定することにより、前記仮検出情報を生成してもよい。
また、前記画像処理方法は、前記第1の撮像情報に基づく第1の撮像画像内の複数箇所のエッジを検出して前記第1のエッジ検出情報を生成し、
前記第1のエッジ検出情報に基づく前記複数箇所の位置情報に基づき、線形近似直線または線形近似曲線を設定することにより、前記仮検出情報を生成してもよい。
これによれば、画像処理システム等は、エッジ検出対象となる領域をより狭めた状態でエッジ検出を行うことにより、投写対象領域の位置情報をより短時間で生成することができる。
また、前記画像処理システム、前記プロジェクタ、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記投写対象領域検出手段は、複数のエッジ検出点を評価する検出点評価手段を含み、
前記検出点評価手段は、前記複数のエッジ検出点が、前記線形近似直線または前記線形近似曲線から所定値以上乖離しているかどうかを判定し、前記所定値以上乖離している検出点を除外して前記線形近似直線または前記線形近似曲線を再設定するように、前記投写対象領域情報生成手段を制御してもよい。
また、前記画像処理方法は、複数のエッジ検出点が、前記線形近似直線または前記線形近似曲線から所定値以上乖離しているかどうかを判定し、
前記所定値以上乖離している検出点を除外して前記線形近似直線または前記線形近似曲線を再設定してもよい。
これによれば、画像処理システム等は、線形近似直線等から乖離した検出点を除外して処理を実行することにより、ノイズ等の影響を低減し、投写対象領域の位置情報をより正確に生成することができる。
また、前記画像処理システム、前記プロジェクタ、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記投写領域情報生成手段は、前記中央基準位置と、前記周辺基準位置とに基づき、複数の近似直線または近似曲線を設定して前記中央ブロック領域および前記周辺ブロック領域の形状または配置を把握することにより、前記投写領域情報を生成してもよい。
また、前記画像処理方法は、前記中央基準位置と、前記周辺基準位置とに基づき、複数の近似直線または近似曲線を設定して前記中央ブロック領域および前記周辺ブロック領域の形状または配置を把握することにより、前記投写領域情報を生成してもよい。
また、前記画像処理システム、前記プロジェクタ、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記投写領域および前記中央ブロック領域は、矩形の領域であり、
前記投写領域情報生成手段は、前記複数の近似直線の交点または前記複数の近似曲線の交点を検出することにより、前記中央ブロック領域の4隅の位置を把握し、当該4隅の位置に基づき、前記投写領域の4隅の位置を示す前記投写領域情報を生成してもよい。
また、前記画像処理方法において、前記投写領域および前記中央ブロック領域は、矩形の領域であり、
前記複数の近似直線の交点または前記複数の近似曲線の交点を検出することにより、前記中央ブロック領域の4隅の位置を把握し、当該4隅の位置に基づき、前記投写領域の4隅の位置を示す前記投写領域情報を生成してもよい。
これによれば、画像処理システム等は、中央ブロック領域の4隅の位置に基づき、投写領域の4隅の位置を把握することができるため、より少ない処理で投写領域の4隅の位置を把握することができる。
また、前記画像処理システム、前記プロジェクタ、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記投写対象領域検出手段は、前記第1の撮像情報と、前記中央基準位置とに基づき、前記投写対象領域の複数の境界点を検出する投写対象領域境界点検出手段を含み、
前記周辺基準位置検出手段は、前記境界点に基づき、前記周辺基準位置を検出してもよい。
また、前記画像処理方法は、前記第1の撮像情報と、前記中央基準位置とに基づき、前記投写対象領域の複数の境界点を検出し、
前記境界点に基づき、前記周辺基準位置を検出してもよい。
また、ここで、前記周辺基準位置検出手段および前記画像処理方法は、前記中央基準位置よりは前記境界点に近い位置にある前記周辺基準位置を検出してもよい。
これによれば、画像処理システム等は、間隔の離れた複数の基準位置に基づいて投写領域の位置情報を生成することができるため、誤差の影響を受けにくく、より高精度に投写領域の位置情報を生成することができる。
以下、本発明を、画像処理システムを有するプロジェクタに適用した場合を例に採り、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定するものではない。また、以下の実施形態に示す構成の全てが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(システム全体の説明)
図1は、本実施形態の一例に係る画像投写状況を示す概略図である。
プロジェクタ20は、スクリーン10へ向け画像を投写する。これにより、スクリーン10には、投写画像12が表示される。
また、本実施形態のプロジェクタ20は、撮像手段であるセンサー60を有する。センサー60は、投写画像12が表示されたスクリーン10を、撮像面を介して撮像し、撮像情報を生成する。プロジェクタ20は、撮像情報に基づき、スクリーン10の位置を把握することによってスクリーン10の形状を把握し、投写画像12の歪みや表示位置の調整を行う。
本実施形態におけるプロジェクタ20は、従来とは異なる画像処理を実行することにより、より短時間で、かつ、正確にセンサー60の撮像領域内における投写対象領域(スクリーン10に相当する領域)と、投写領域(投写画像12に相当する領域)の位置情報を生成する。
さらに、プロジェクタ20は、投写領域の位置情報と、投写対象領域の位置情報に基づき、投写画像12の位置、歪み等を調整する。
次に、このような機能を実装するためのプロジェクタ20の機能ブロックについて説明する。
図2は、本実施形態の一例に係るプロジェクタ20の機能ブロック図である。
プロジェクタ20は、PC(Personal Computer)等からのアナログRGB信号(R1、G1、B1)をデジタルRGB信号(R2、G2、B2)に変換する入力信号処理部110と、画像の色と明るさを補正するため、当該デジタルRGB信号(R2、G2、B2)をデジタルRGB信号(R3、G3、B3)に変換する色変換部120と、当該デジタルRGB信号(R3、G3、B3)をアナログRGB信号(R4、G4、B4)に変換する出力信号処理部130と、当該アナログRGB信号に基づき、画像を投写する画像投写部190とを含んで構成されている。
また、画像投写部190は、空間光変調器192と、空間光変調器192を駆動する駆動部194と、光源196と、レンズ198とを含んで構成されている。駆動部194は、出力信号処理部130からの画像信号に基づき、空間光変調器192を駆動する。そして、画像投写部190は、光源196からの光を、空間光変調器192およびレンズ198を介して投写する。
また、プロジェクタ20は、第1および第2のキャリブレーション画像を表示するためのキャリブレーション情報を生成するキャリブレーション情報生成部172と、キャリブレーション画像の撮像情報を生成するセンサー60と、センサー60からの撮像情報を一時的に記憶する撮像情報記憶部140とを含んで構成されている。
また、プロジェクタ20は、撮像情報に基づき、センサー60の撮像面(撮像領域)における投写領域の位置を検出する投写領域検出部150を含んで構成されている。また、投写領域検出部150は、第1の撮像画像と第2の撮像画像との差分画像を生成する差分画像生成部152と、差分画像に含まれる中央ブロック領域の複数の中央基準位置を検出する中央基準位置検出部154と、差分画像に含まれる周辺ブロック領域の複数の周辺基準位置を検出する周辺基準位置検出部156と、各基準位置に基づき、投写領域の位置を示す投写領域情報を生成する投写領域情報生成部158とを含んで構成されている。
また、プロジェクタ20は、センサー60の撮像領域におけるスクリーン10に相当する投写対象領域の位置に関する投写対象領域情報を生成する投写対象領域検出部180を含む。また、投写対象領域検出部180は、エッジ検出用の検索範囲を設定する検索範囲決定部182と、エッジ検出部184と、エッジ検出点を評価する検出点評価部188と、投写対象領域を仮検出して仮検出情報を生成するとともに、投写対象領域情報を生成する投写対象領域情報生成部186とを含んで構成されている。
さらに、プロジェクタ20は、投写画像12の歪み等を補正する画像歪み補正手段を有する。より具体的には、プロジェクタ20は、画像歪み補正手段として、投写領域情報と、投写対象領域情報とに基づき、投写可能領域情報を生成する投写可能領域情報生成部160と、投写領域情報と、投写対象領域情報と、投写可能領域情報に基づき、画像歪み補正量を演算する画像歪み補正量演算部162と、当該画像歪み補正量に基づき、画像信号を補正する画像歪み補正部112とを有する。
また、上述したプロジェクタ20の各部の機能を実装するためのハードウェアとしては、例えば、以下のものを適用できる。
図3は、本実施形態の一例に係るプロジェクタ20のハードウェアブロック図である。
例えば、入力信号処理部110としては、例えば、A/Dコンバーター930、画像処理回路970等、撮像情報記憶部140としては、例えば、RAM950等、投写領域検出部150、投写対象領域検出部180としては、例えば、画像処理回路970等、画像歪み補正量演算部162としては、例えばCPU910等、キャリブレーション情報生成部172としては、例えば、画像処理回路970、RAM950等、出力信号処理部130としては、例えば、D/Aコンバーター940等、空間光変調器192としては、例えば、液晶パネル920等、駆動部194としては、例えば、液晶パネル920を駆動する液晶ライトバルブ駆動ドライバを記憶するROM960等を用いて実装できる。
なお、これらの各部はシステムバス980を介して相互に情報をやりとりすることが可能である。
また、これらの各部は回路のようにハードウェア的に実装してもよいし、ドライバのようにソフトウェア的に実装してもよい。
さらに、投写可能領域情報生成部160等としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記憶した情報記憶媒体900からプログラムを読み取って投写可能領域情報生成部160等の機能をコンピュータに実装してもよい。
このような情報記憶媒体900としては、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、ROM、RAM、HDD等を適用でき、そのプログラムの読み取り方式は接触方式であっても、非接触方式であってもよい。
また、情報記憶媒体900に代えて、上述した各機能を実装するためのプログラム等を、伝送路を介してホスト装置等からダウンロードすることによって上述した各機能を実装することも可能である。
以下、これらの各部を用いた投写領域の位置検出処理、投写対象領域の位置検出処理、投写画像12の調整処理について順に説明する。
(投写領域の位置検出処理の流れの説明)
まず、投写領域の位置検出処理の流れについて説明する。
図4は、本実施形態の一例に係る投写領域の位置検出処理の流れを示すフローチャートである。また、図5は、本実施形態の一例に係るキャリブレーション画像の模式図であり、図5(A)は、第1のキャリブレーション画像13の模式図であり、図5(B)は、第2のキャリブレーション画像14の模式図である。
まず、プロジェクタ20は、第1のキャリブレーション画像13として、図5(A)に示す全白(画像全体が白色)のキャリブレーション画像を投写する(ステップS1)。より具体的には、キャリブレーション情報生成部172は、第1のキャリブレーション画像13用のキャリブレーション情報(例えば、RGB信号等)を生成し、画像投写部190は、当該キャリブレーション情報に基づき、全白のキャリブレーション画像を投写する。
センサー60は、スクリーン10上の第1のキャリブレーション画像13を自動露出設定で撮像して第1の撮像情報を生成する(ステップS2)。撮像情報記憶部140は、第1の撮像情報を記憶する。
そして、プロジェクタ20は、第2のキャリブレーション画像14として、図5(B)に示す第2のキャリブレーション画像14を投写する(ステップS3)。より具体的には、キャリブレーション情報生成部172は、第2のキャリブレーション画像14用のキャリブレーション情報を生成し、画像投写部190は、当該キャリブレーション情報に基づき、第2のキャリブレーション画像14を投写する。
本実施例では、第2のキャリブレーション画像14は、図5(B)に示すように、中央の斜線で示される中央ブロック領域と、中央ブロック領域の各辺に接する4つの周辺ブロック中央ブロック領域および周辺ブロック領域以外の斜線で示される背景領域から構成されている
なお、中央ブロック領域および背景領域は黒色であり、周辺ブロック領域は白色となっている。また、第2のキャリブレーション画像14の外周部は背景領域の一部であり、黒色となっている。また、白色は、明るさ指標値(例えば、輝度値、明度値、照度値、画像信号値等)が0でない値(例えば、255等)であり、黒色は、明るさ指標値が0の値である。
このように、第2のキャリブレーション画像14の外周部に黒を採用することにより、プロジェクタ20は、撮像画像におけるスクリーン10の境界または外側まで検索対象とすることができるため、投写画像12の一部の辺がスクリーン10の境界からはみ出し、他の一部の辺がスクリーン10内に存在する場合や、投写画像12がスクリーン10に包含される場合、特に投写画像12の境界とスクリーン10の縁が重なるような場合であっても、スクリーン10の境界線を検出することができる。
センサー60は、スクリーン10上の第2のキャリブレーション画像14を、第1のキャリブレーション画像13撮像時の露出で撮像して第2の撮像情報を生成する(ステップS4)。撮像情報記憶部140は、第2の撮像情報を記憶する。
差分画像生成部152は、第1および第2の撮像情報に基づき、第1のキャリブレーション画像13と第2のキャリブレーション画像14との差分画像を生成する(ステップS5)。なお、差分画像は、例えば、画素ごとの輝度値等を差分演算した画像である。また、差分画像は、例えば、画素ごとの差分値が所定閾値以上の画素はその差分値を、そうでない画素は0を各画素位置の値として有する画像である。なお、差分画像生成部152は、必ずしも画像全体を差分演算する必要はなく、以下の処理に必要な範囲内(画像の一部分)のみ差分演算を行ってもよい。
そして、投写領域検出部150は、差分画像の生成後、差分画像に含まれる中央ブロック領域の複数(本実施例では4つ)の中央基準位置と差分画像に含まれる周辺ブロック領域の複数(本実施例では8つ)の周辺基準位置を検出する。
図6は、本実施形態の一例に係る中央基準位置を検出する際の第1段階の検索方法を示す模式図である。また、図7は、本実施形態の一例に係る中央基準位置を検出する際の第2段階の検索方法を示す模式図である。
中央基準位置検出部154は、撮像面に相当する撮像領域15における投写領域19(投写画像12に相当する領域)の位置を検出するために、まず、パターン画像の4つの中央基準位置を検出する(ステップS6)。なお、説明をわかりやすくするため、各図には投写対象領域18を描いているが、実際の差分画像には投写対象領域18が存在しない場合もある。
より具体的には、中央基準位置検出部154は、差分画像に対し、図6に示すように、中央ブロック領域16が位置すると予想される縦位置x=xc上をy=ypからy=ymまで画素ごとに差分値を検索することにより、差分値が変化する点P1、P2を判別する。例えば、P1(xc,y1)、P2(xc,y2)であるものと仮定する。
なお、xc、yp、ym等の検索基準位置の値は、例えば、レンズ198とセンサー60のそれぞれの画角や位置によって決定されてもよいし、実験によって決定されてもよいし、あるいは、撮像結果に基づいて決定されてもよい。後述するその他の検索基準位置についても同様である。
そして、中央基準位置検出部154は、図7に示すように、P1、P2を基準とした横位置y=yc上をx=xmからx=xpまで画素ごとに差分値を検索することにより、差分値が変化する点P4、P3を判別する。なお、ここで、例えば、yc=(y1+y2)/2である。
このようにして中央基準位置検出部154は、中央ブロック領域16の4つの中央基準位置P1(xc,y1)、P2(xc,y2)、P3(x1,yc)、P4(x2,yc)を示す中央基準位置情報を周辺基準位置検出部156に出力する。
周辺基準位置検出部156は、中央基準位置情報に基づき、パターン画像の8つの周辺基準位置を検出する(ステップS7)。
図8は、本実施形態の一例に係る周辺基準位置を検出する際の第1段階の検索方法を示す模式図である。また、図9は、本実施形態の一例に係る周辺基準位置を検出する際の第2段階の検索方法を示す模式図である。
より具体的には、周辺基準位置検出部156は、y=yh上をx座標xhからx軸の正方向に向かって差分画像の各画素の差分値が変化する点を検索する。これにより、差分値が変化する点P5が判別される。なお、yhは、P1のy座標y1からm%上方の点である。また、xhは、P3のx座標x1から数%中央側の点である。
同様に、周辺基準位置検出部156は、P2のy座標y2からm%下方のy=yn上をx座標xhからx軸の正方向に向かって差分画像の各画素の差分値が変化する点を検索する。これにより、差分値が変化する点P6が判別される。
同様の手法で、図9に示すように、点P7〜P12が判別される。そして、周辺基準位置検出部156は、これらの8つの点の座標を示す周辺基準位置情報と、中央基準位置情報を投写領域情報生成部158に出力する。
投写領域情報生成部158は、周辺基準位置情報と、中央基準位置情報に基づき、近似直線(近似曲線でもよい。)を用いて投写領域19の4隅の位置を検出する(ステップS8)。
図10は、本実施形態の一例に係る近似直線を設定する際の第1段階を示す模式図である。図11は、本実施形態の一例に係る近似直線を設定する際の第2段階を示す模式図である。
投写領域情報生成部158は、点P5、点P3、点P6の座標に基づき、図10の破線で示される近似直線を設定する。同様の手法により、投写領域情報生成部158は、図11に示すように、破線で示す4つの近似直線を設定し、各近似直線の4つの交点A(xA,yA)〜D(xD,yD)を中央ブロック領域16の4隅の点として判別する。
中央ブロック領域16は、元の投写画像12を1/9に縮小した画像に相当する領域であるため、プロジェクタ20の投写光の光軸方向と、センサー60の光軸方向がほぼ同一であると仮定した場合、投写画像12が相当する投写領域19の4隅の点EFGHは以下のようになる。すなわち、E(xE,yE)=(2*xA-xC,2*yA-yc)、F(xF,yF)=(2*xB-xD,2*yB-yD)、G(xG,yG)=(2*xC-xA,2*yC-yA)、H(xH,yH)=(2*xD-xB,2*yD-yB)である。
以上のように、本実施形態によれば、プロジェクタ20は、投写画像12がスクリーン10に含まれる場合はもちろん、投写画像12の境界の一部がスクリーン10の境界と重なる場合や投写画像12の一部がスクリーン10の外部に表示されている場合であっても、撮像領域15における投写領域19の4隅の位置を検出することができる。もちろん、プロジェクタ20は、投写領域19の位置情報をスクリーン10平面における位置に変換して投写画像12の4隅の位置情報を生成することも可能である。
(投写対象領域の位置検出処理の流れの説明)
次に、投写対象領域18の位置検出処理の流れについて説明する。
図12は、本実施形態の一例に係る投写対象領域18の位置検出処理の流れを示すフローチャートである。
上述したステップS2の処理において、センサー60は、第1のキャリブレーション画像13を所定解像度(例えば、SVGA等)よりも低い解像度である低解像度(例えば、VGA等)で撮像して第1の撮像情報を生成する(ステップS2)。撮像情報記憶部140は、第1の撮像情報を記憶する。
そして、第1のキャリブレーション画像13がスクリーン10に投写された状態で、センサー60は、第1のキャリブレーション画像13を上記低解像度よりも高い解像度である高解像度(例えば、XGA、SXGA、UXGA等)で撮像して第3の撮像情報を生成する(ステップS11)。撮像情報記憶部140は、第3の撮像情報を記憶する。
投写対象領域検出部180は、第1、第2および第3の撮像情報に基づき、投写対象領域18の位置情報を示す投写対象領域情報を生成する。
図13は、本実施形態の一例に係る投写対象領域18を検出する際の第1段階の検索方法を示す模式図である。また、図14は、本実施形態の一例に係る投写対象領域18を検出する際の第2段階の検索方法を示す模式図である。また、図15は、本実施形態の一例に係る投写対象領域18を検出する際の第3段階の検索方法を示す模式図である。また、図16は、本実施形態の一例に係るエッジ検出点評価処理を示す模式図である。
まず、検索範囲決定部182は、エッジ検出対象を決定するため、第1の撮像情報と、上述した中央ブロック領域16の4隅ABCDの座標情報に基づき、図13に破線で示す撮像領域における4本の検索補助線を設定する(ステップS12)。より具体的には、検索範囲決定部182は、低解像度で撮像された白色の撮像画像を対象として、中央基準位置検出部154によって検出された中央ブロック領域16の4隅ABCDの座標よりもp%外側に検索補助線を設定する。
例えば、第1の検索補助線y=round[{max(yA,yB)+(yA-yD)*p/100}*a]、第2の検索補助線x=round[{max(xB,xC)+(xB-xA)*p/100}*a]、第3の検索補助線y=round[{min(yC,yD)-(yA-yD)*p/100}*a]、第4の検索補助線x=round[{min(xA,xD)-(xB-xA)*p/100}*a]である。なお、ここで、max、min、round、aは、それぞれ、引数のうち最大値を返す関数、引数のうち最小値を返す関数、引数の小数点第1位の値を四捨五入した整数を返す関数、第2の撮像画像の解像度(高解像度)を第1の撮像画像の解像度(低解像度)に変換するための係数である。なお、解像度を変換する必要がない場合にはaは不要である。
このように4本の検索補助線が設定されることにより、図13に示すように、4本の検索補助線の4つの交点IJKLが決定される。
エッジ検出部184は、交点IJKLのそれぞれから領域IJKLの外側に向かって検索補助線上の検索ライン上を第1の撮像画像を検索対象として1画素ずつエッジ検出を行う(ステップS13)。これにより、図13に示すように、8つのエッジ検出点MNOPQRSTが検出される。
より具体的には、例えば、エッジ検出部184は、第1の撮像画像の低解像度での撮像情報に基づき、複数のエッジ検出点を設定する。そして、投写対象領域情報生成部186は、投写画像12の4隅の位置情報に基づき、当該複数のエッジ検出点が投写領域19の境界近傍の所定画素範囲(例えば、3×3画素等)内にあるかどうかを判定する。そして、所定画素範囲内にない場合、投写対象領域情報生成部186は、設定済みの複数のエッジ検出点をそのまま適用する。
また、所定画素範囲内にある場合は、投写対象領域情報生成部186は、さらに、エッジ検出部184による第2の撮像画像の高解像度での撮像情報に基づくエッジ検出により、低解像度での撮像情報に基づいて検出したエッジ検出点と同じ位置)でエッジが検出されるかどうかを判定する。なお、低解像度での1画素は、高解像度での複数画素に相当するため、位置が同じかどうかは低解像度での1画素に相当する高解像度での領域内にあるかどうかで判定すればよい。
そして、同じ位置でエッジが検出された場合、投写対象領域情報生成部186は、高解像度の撮像情報で検出したエッジ検出点を適用する。
また、同じ位置でエッジが検出されなかった場合、投写対象領域情報生成部186は、低解像度で検出したエッジ検出点は無効と判断し、エッジ検出部184は、低解像度の撮像情報と高解像度の撮像情報を用いたエッジ検出を続行する。
以上の手順により、投写対象領域情報生成部186は、適用した複数のエッジ検出点で囲まれる領域を示す仮検出情報を、投写対象領域を仮検出した領域を示す情報として生成することができる。
さらに、エッジ検出部184は、線分TOから投写対象領域18の境界線方向、線分NQから投写対象領域18の境界線方向、線分PSから投写対象領域18の境界線方向、線分RMから投写対象領域18の境界線方向のそれぞれに1画素ずつエッジ検出を行う。
ここでは、線分TOから投写対象領域18の境界線方向にエッジ検出を行う場合を例に採り説明する。エッジ検出部184は、図14に示すように、線分TOでは、エッジ検出する範囲は、例えば、Y軸の平行かつ正の方向であり、線分IJで7本、線分TI、JOのそれぞれで2本ずつの検索ラインを設定する。なお、この7本の検索ラインを設定する領域を中側検索領域と呼び、2本ずつの検索ラインを設定する2つの領域を外側検索領域と呼ぶ。
そして、エッジ検出部184は、これらの検索ライン上を1画素ずつエッジ検出を行うことにより、最大11個、点MNも含めると最大13個のエッジ検出点を直線MN上に検出することができる。エッジ検出部184は、その他の線分NQ、線分PS、線分RMについても同様にエッジ検出を行う。
なお、エッジ検出部184は、エッジ検出点のペアMN、OP、QR、STの各ペアのうち一方の点が撮像領域15内で検出できなかった場合、外側検索領域については投写対象領域18の境界線は存在しないものとみなし、該当範囲内で検索ラインの設定やエッジ検出を行わない。また、エッジ検出部184は、エッジ検出点のペアMN、OP、QR、STの各ペアのうち双方の点が撮像領域15内で検出できなかった場合、検出できなかった線分と平行な方向で近接する投写対象領域18の境界線は存在しないものとみなし、検出できなかった線分を検索するための中側検索領域および外側検索領域内で検索ラインの設定やエッジ検出を行わない。
これらの処理を実行することにより、エッジ検出部184は、投写対象領域18の存在する可能性が低い領域についてのエッジ検出を省略することができ、より高速に処理を実行することができる。
また、上述したように、本実施形態では、第2のキャリブレーション画像におけるスクリーン10の境界線近傍に位置する外周部が黒となっているため、投写領域19が投写対象領域18に含まれる場合や投写領域19の境界線の一部が投写対象領域18の境界線の一部と重なる場合であっても、エッジ検出部184は、図13等に示すように、投写領域19のエッジを検出することなく、投写領域19外の投写対象領域18のエッジを検出することができる。
投写対象領域情報生成部186は、エッジ検出部184によって検出された複数のエッジ検出点に基づき、例えば、図15の破線に示すような線形近似直線または線形近似曲線を設定することにより、投写対象領域18を仮決定する(ステップS14)。
そして、検出点評価部188は、エッジ検出部184によって検出された複数のエッジ検出点のうち、投写対象領域情報生成部186によって設定された線形近似直線または線形近似曲線から所定値以上乖離しているかどうかを判定することにより、各エッジ検出点を評価する(ステップS15)。
例えば、図16に示すように、照明光19が撮像画像に含まれる場合、エッジ検出時に照明光19の一部を検出してしまう場合がある。このような場合であっても、図16に示すエッジ検出点Tは、投写対象領域18の境界線からは所定値以上乖離していることにより、投写対象領域情報生成部186によって処理対象から除外される。
このようにして投写対象領域情報生成部186は、処理対象から除外しなかったエッジ検出点のみを用いてより高精度に投写対象領域18を検出する。
より具体的には、エッジ検出部184は、高解像度の撮像情報である第3の撮像情報に基づき、処理対象から除外されなかったエッジ検出点の周辺画素に対してエッジ検出を行う(ステップS16)。そして、エッジ検出部184は、エッジ検出情報を投写対象領域情報生成部186に出力する。
投写対象領域情報生成部186は、当該エッジ検出情報に基づき、再び線形近似直線または線形近似曲線を設定することにより、投写対象領域18を決定する(ステップS17)。そして、投写対象領域情報生成部186は、投写対象領域18の4隅の位置を示す投写対象領域情報を生成する。
(投写画像の調整処理手順の説明)
次に、投写画像12の調整処理手順について説明する。
図17は、本実施形態の一例に係る投写画像12の調整処理手順を示すフローチャートである。
投写可能領域情報生成部160は、投写領域情報生成部158からの投写領域情報と、投写対象領域情報生成部186からの投写対象領域情報に基づき、投写領域19と投写対象領域18が重複する領域を投写可能領域として把握し、撮像領域15における当該投写可能領域の4隅の座標を示す投写可能領域情報を生成する(ステップS21)。
そして、画像歪み補正量演算部162は、投写領域情報と、投写対象領域情報と、投写可能領域情報に基づき、補正後の画像が投写可能領域に含まれ、かつ、所望のアスペクト比(縦横比)になり、さらに、スクリーン10の中央に表示されるように、液晶パネルにおける補正後の投写領域19の4隅の座標を演算し、画像歪み補正量として画像歪み補正部112に出力する(ステップS22)。
そして、画像歪み補正部112は、画像歪み補正量に基づき、画像信号(R1、G1、B1)を補正する(ステップS23)。
画像投写部190は、補正された画像信号に基づき、画像を投写する(ステップS24)。
以上のように、本実施形態によれば、プロジェクタ20は、低解像度の撮像情報に基づいて投写対象領域18を仮検出してからその境界線付近を、高解像度の撮像情報に基づいて投写対象領域18を検出することにより、投写対象領域18の位置情報をより短時間で、かつ、正確に生成することができる。これにより、プロジェクタ20は、画像処理システム全体の演算処理量を低減し、低負荷で高速な画像処理を実行できる。
また、本実施形態によれば、プロジェクタ20は、第2のキャリブレーション画像におけるスクリーン10の境界線近傍に位置する外周部が黒となっているため、投写領域19が投写対象領域18に含まれる場合や投写領域19の境界線の一部が投写対象領域18の境界線の一部と重なる場合であっても、投写領域19のエッジを検出することなく、投写領域19外の投写対象領域18のエッジを検出することができ、投写対象領域18の位置情報を正確に生成することができる。
また、本実施形態によれば、プロジェクタ20は、エッジ検出対象となる領域をより狭めた状態でエッジ検出を行うことにより、投写対象領域18の位置情報をより短時間で生成することができる。
また、プロジェクタ20は、線形近似直線等から乖離したエッジ検出点を除外して処理を実行することにより、ノイズ等の影響を低減し、投写対象領域18の位置情報をより正確に生成することができる。また、プロジェクタ20は、エッジ検出の際には、全白画像のように高周波成分を含まないキャリブレーション画像を用いることにより、投写画像12に起因するエッジ誤検出を回避し、精度のよいエッジ検出を行うことができる。
以上のように、本実施形態によれば、プロジェクタ20は、投写画像12とスクリーン10との位置関係に基づき、投写画像12をより短時間で、かつ、正確に補正することができる。
また、本実施形態によれば、プロジェクタ20は、投写画像12の歪みを補正する際に、補正後の画像が投写可能領域に含まれ、かつ、所望のアスペクト比(縦横比)になり、さらに、スクリーン10の中央に表示されるように、投写画像12の歪みを補正することができる。これにより、プロジェクタ20は、ユーザーにとって見やすい画像を投写することができる。
さらに、プロジェクタ20は、投写画像12の歪みの補正や位置の調整以外にも、投写画像12内におけるレーザーポインター等を用いた指示位置の検出等を適切に行うことができる。
もちろん、画像の歪みの補正方法は上述した方法に限定されない。例えば、プロジェクタ20は、撮像画像における輝度値の最も大きな画素を検出し、当該画素の位置に基づいて画像の歪みを補正してもよい。
また、プロジェクタ20は、図5(B)に示すパターン画像のように、中央だけではなく、その周辺にも特徴のある画像を用いることにより、中央だけに特徴があるパターン画像を用いる場合と比べ、より高精度に投写領域19の4隅を判別することができる。
例えば、プロジェクタ20は、図6に示す点P1、点P2を判別する際に、その近傍の輝度値が変化する点も判別することが可能である。しかし、これらの間隔の狭い複数の点を用いて近似直線を設定する場合、間隔が離れた複数の点を用いて近似直線を設定する場合と比べ、近似直線の元になる点の1画素の誤差が近似直線により大きく影響してしまう。
本実施形態では、プロジェクタ20は、中央ブロック領域16の基準点と、周辺ブロック領域17の基準点とを用いることにより、間隔が離れた複数の点を用いて近似直線を設定することができるため、より高精度に投写領域19の4隅を判別することができる。
また、これにより、プロジェクタ20は、プロジェクタ20またはセンサー60のシェーディングの影響を回避し、精度よく、投写領域19全体の位置を把握することができる。
また、本実施形態によれば、プロジェクタ20は、差分画像全体を検索するのではなく、差分画像のうち必要な領域のみを検索することにより、より簡易かつ高速に投写領域19の位置を検出することができる。
また、キャリブレーション画像を投写する際に、一旦自動露出設定で全白画像を撮像して第1の撮像情報を生成することにより、適用環境に適合した露出で第1の撮像情報を生成することができる。また、プロジェクタ20は、全白画像の撮像時の露出で第2の撮像情報を生成することにより、差分画像の生成に適した露出で第2の撮像情報を生成することができる。
特に、自動露出設定で全白画像を撮像することにより、センサー60は、スクリーン10が外光の影響を受ける場合、投写距離が遠すぎたりスクリーン10の反射率が低すぎて投写光の反射光が弱すぎる場合、投写距離が近すぎたりスクリーン10の反射率が高すぎて投写光の反射光が強すぎる場合のいずれにおいても、固定露出で撮像する場合と比べ、センサー60のダイナミックレンジを有効に活用して撮像することができる。
(変形例)
以上、本発明を適用した好適な実施の形態について説明してきたが、本発明の適用は上述した実施例に限定されない。
例えば、第1の撮像情報と第3の撮像情報を生成する場合、センサー60が高解像度で第1のキャリブレーション画像13を撮像し、高解像度の撮像情報を画像処理によって低解像度の撮像情報に変換することにより、1回の撮像で第1の撮像情報と第3の撮像情報を生成してもよい。
また、投写画像12の位置や大きさの調整に関しては、プロジェクタ20の画角調整機能(ズーム機能)を用いてもよい。これにより、暗室状況下でも投写対象領域をより確実に検出できるようになる。
図18は、本実施形態の他の一例に係るプロジェクタ20の機能ブロック図である。
図18に示す構成では、画像投写部190にレンズ198の画角を調整する画角調整部199を設けている。
そして、画角調整部199を、画像歪み補正量演算部162によって出力される画像の大きさを補正するための補正量に基づき、レンズ198の画角を調整するように構成する。
より具体的には、この補正量としては、例えば、投写画像12の拡大率または縮小率を示す数値等を採用してもよい。
このように、投写画像12の拡大、縮小を行えるようにプロジェクタ20を構成することにより、プロジェクタ20は、投写画像12をスクリーン10の中央で、かつ、スクリーン10に入るできるだけ大きな大きさで投写することができる。
これにより、画像の観察者は、より見やすい画像を見ることができる。さらに、プロジェクタ20の設置の自由度が増し、より汎用的なプロジェクタ20をユーザーに提供することができる。
また、このようなズーム制御を行う場合、投写可能領域情報生成部160を、キャリブレーション画像の投写時に所定の画角になるように画角調整部199を制御したり、投写可能領域が最大になる画角調整時の投写可能領域情報を生成したりするように構成してもよい。
また、このようなズーム制御を行う場合、画像歪み補正量演算部162は、補正後の画像表示範囲内の有効画素数ができるだけ多くなるように、例えば、拡大率が必要最低限の値となるように画角調整部199用の補正量を演算することが好ましい。
また、例えば、検索の手順は任意であり、プロジェクタ20は、差分画像に対して横方向に検索して中央基準位置や周辺基準位置を検出した後に当該中央基準位置や当該周辺基準位置に基づいて縦方向に検索してもよい。
また、プロジェクタ20は、投写領域情報に基づく画像の歪み補正以外にも、例えば、投写領域情報に基づき、投写領域19内の色むら補正、投写領域19内の指示位置検出等の投写領域19の位置情報を使用する種々の処理を行ってもよい。
さらに、プロジェクタ20は、投写対象領域18を検出してから投写領域19を検出してもよい。例えば、第1の撮像情報と、中央基準位置に基づき、投写対象領域18の複数の境界点を検出する投写対象領域境界点検出部を設けてもよい。さらに、周辺基準位置検出部156を、当該境界点に基づき、中央基準位置よりは当該境界点に近い位置にある周辺基準位置を検出するように構成してもよい。
なお、中央基準位置の個数や周辺基準位置の個数は任意であり、上述した実施例に限定されない。
また、第1のキャリブレーション画像13と第2のキャリブレーション画像14のパターンは、図5(A)および図5(B)に示す例に限定されず、少なくとも差分画像になった状態で中央ブロック領域16が形成されればよく、特に、差分画像になった状態で中央ブロック領域16と周辺ブロック領域17が形成されることが好ましい。例えば、中央ブロック領域16を含む第1のキャリブレーション画像13と、周辺ブロック領域17を含む第2のキャリブレーション画像14を採用してもよい。
また、キャリブレーション画像、中央ブロック領域16の形状は矩形に限定されず、例えば、円形等の矩形以外の形状を採用してもよい。もちろん、キャリブレーション画像全体の形状と、中央ブロック領域16の形状は、相似形に限定されず、両者の形状の対応がわかる形状であればよい。さらに、周辺ブロック領域17の形状も任意である。
また、スクリーン10以外の黒板、白板等の投写対象物に画像を投写する場合であっても本発明は有効である。
また、例えば、上述した実施例では、画像処理システムをプロジェクタ20に実装した例について説明したが、プロジェクタ20以外にもCRT(Cathode Ray Tube)等のプロジェクタ20以外の画像表示装置に実装してもよい。また、プロジェクタ20としては、液晶プロジェクタ以外にも、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)を用いたプロジェクタ等を用いてもよい。なお、DMDは米国テキサスインスツルメンツ社の商標である。
また、上述したプロジェクタ20の機能は、例えば、プロジェクタ単体で実装してもよいし、複数の処理装置で分散して(例えば、プロジェクタとPCとで分散処理)実装してもよい。
さらに、上述した実施例では、センサー60をプロジェクタ20に内蔵した構成であったが、センサー60を、プロジェクタ20とは別の独立した装置として構成してもよい。
本実施形態の一例に係る画像投写状況を示す概略図である。 本実施形態の一例に係るプロジェクタの機能ブロック図である。 本実施形態の一例に係るプロジェクタのハードウェアブロック図である。 本実施形態の一例に係る投写領域の位置検出処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態の一例に係るキャリブレーション画像の模式図であり、図5(A)は、第1のキャリブレーション画像の模式図であり、図5(B)は、第2のキャリブレーション画像の模式図である。 本実施形態の一例に係る中央基準位置を検出する際の第1段階の検索方法を示す模式図である。 本実施形態の一例に係る中央基準位置を検出する際の第2段階の検索方法を示す模式図である。 本実施形態の一例に係る周辺基準位置を検出する際の第1段階の検索方法を示す模式図である。 本実施形態の一例に係る周辺基準位置を検出する際の第2段階の検索方法を示す模式図である。 本実施形態の一例に係る近似直線を設定する際の第1段階を示す模式図である。 本実施形態の一例に係る近似直線を設定する際の第2段階を示す模式図である。 本実施形態の一例に係る投写対象領域の位置検出処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態の一例に係る投写対象領域を検出する際の第1段階の検索方法を示す模式図である。 本実施形態の一例に係る投写対象領域を検出する際の第2段階の検索方法を示す模式図である。 本実施形態の一例に係る投写対象領域を検出する際の第3段階の検索方法を示す模式図である。 本実施形態の一例に係るエッジ検出点評価処理を示す模式図である。 本実施形態の一例に係る投写画像の調整処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態の他の一例に係るプロジェクタの機能ブロック図である。
符号の説明
20 プロジェクタ、60 センサー(撮像手段)、112 画像歪み補正部(画像歪み補正手段)、140 撮像情報記憶部、150 投写領域検出部、152 差分画像生成部、154 中央基準位置検出部、156 周辺基準位置検出部、158 投写領域情報生成部、160 投写可能領域情報生成部(画像歪み補正手段)、162 画像歪み補正量演算部(画像歪み補正手段)、180 投写対象領域検出部、182 検索範囲決定部、184 エッジ検出部、186 投写対象領域情報生成部、188 検出点評価部、199 画角調整部、900 情報記憶媒体

Claims (19)

  1. 第1のキャリブレーション画像と第2のキャリブレーション画像との差分画像であって、かつ、当該差分画像の中央付近に位置する中央ブロック領域と、当該中央ブロック領域の周辺に位置する周辺ブロック領域と、前記中央ブロック領域および前記周辺ブロック領域以外の領域である背景領域とから構成される差分画像に基づき、画像処理を行う画像処理システムであって、
    前記第1および第2のキャリブレーション画像を異なる時点において投写対象物へ向け投写する画像投写手段と、
    投写された第1のキャリブレーション画像を所定解像度以下の解像度である低解像度で撮像して第1の撮像情報を生成し、前記第1のキャリブレーション画像を前記低解像度以上の解像度である高解像度で撮像して第3の撮像情報を生成するとともに、前記第2のキャリブレーション画像を前記高解像度で撮像して第2の撮像情報を生成する撮像手段と、
    前記第1および第2の撮像情報に基づき、前記撮像手段の撮像領域における投写領域の位置に関する投写領域情報を生成する投写領域検出手段と、
    前記第1、第2および第3の撮像情報に基づき、前記撮像手段の撮像領域における前記投写対象物に相当する投写対象領域の位置に関する投写対象領域情報を生成する投写対象領域検出手段と、
    前記投写領域情報と、前記投写対象領域情報とに基づき、前記画像投写手段によって投写される画像の歪みを補正する画像歪み補正手段と、
    を含み、
    少なくとも前記第2のキャリブレーション画像の外周部は明るさ指標値が0の値であって、
    前記投写領域検出手段は、
    前記第1および第2の撮像情報に基づき、前記差分画像を生成する差分画像生成手段と、
    前記差分画像に基づき、前記撮像手段の撮像領域における前記中央ブロック領域の複数の中央基準位置を検出する中央基準位置検出手段と、
    前記中央基準位置に基づき、前記撮像領域における前記周辺ブロック領域の複数の周辺基準位置を検出する周辺基準位置検出手段と、
    前記中央基準位置と、前記周辺基準位置とに基づき、前記投写領域情報を生成する投写領域情報生成手段と、
    を含み、
    前記投写対象領域検出手段は、
    前記中央ブロック領域の外部にエッジ検出用の検索範囲を設定する検索範囲決定手段と、
    前記第1の撮像情報と、前記検索範囲とに基づき、エッジ検出を行って第1のエッジ検出情報を生成するとともに、前記第3の撮像情報に基づき、エッジ検出を行って第3のエッジ検出情報を生成するエッジ検出手段と、
    前記第1のエッジ検出情報に基づき、前記投写対象領域を仮検出して仮検出情報を生成するとともに、前記第3のエッジ検出情報に基づき、前記投写対象領域情報を生成する投写対象領域情報生成手段と、
    を含み、
    前記エッジ検出手段は、前記仮検出情報に基づき、仮検出された投写対象領域の境界線付近の画素群に対してエッジ検出を行うことにより、前記第3のエッジ検出情報を生成することを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1において、
    前記エッジ検出手段は、前記第2の撮像情報に基づき、エッジ検出を行って第2のエッジ検出情報を生成し、
    前記投写対象領域情報生成手段は、前記第1のエッジ検出情報に基づく第1のエッジ検出点が、前記投写領域情報に基づく前記投写領域の境界付近の所定画素範囲内にない場合、前記第1のエッジ検出点が、前記第2のエッジ検出情報に基づく第2のエッジ検出点と一致するかどうかを判定し、当該判定結果が真である場合は前記第2のエッジ検出点に基づき前記仮検出情報を生成し、当該判定結果が偽である場合は前記エッジ検出手段に前記第1および第2のエッジ検出点とは異なる画素を対象としてエッジを再検出させることを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項1、2のいずれかにおいて、
    前記画像歪み補正手段は、
    前記投写領域情報と、前記投写対象領域情報とに基づき、投写可能領域に関する投写可能領域情報を生成する投写可能領域情報生成手段と、
    前記投写領域情報と、前記投写対象領域情報と、前記投写可能領域情報とに基づき、前記画像投写手段によって投写される画像の位置、大きさ、歪みのうち少なくとも1つを補正するための補正量を演算する補正量演算手段と、
    前記補正量に基づき、画像信号を補正する画像信号補正手段と、
    を含み、
    前記画像投写手段は、補正された画像信号に基づき、画像を投写することを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項3において、
    前記画像投写手段は、投写用レンズの画角を調整する画角調整手段を含み、
    前記画角調整手段は、前記補正量演算手段によって出力される前記画像の大きさを補正するための補正量に基づき、前記画角を調整することを特徴とする画像処理システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記エッジ検出手段は、前記第1の撮像情報に基づく第1の撮像画像内の複数箇所のエッジを検出して前記第1のエッジ検出情報を生成し、
    前記投写対象領域情報生成手段は、前記第1のエッジ検出情報に基づく前記複数箇所の位置情報に基づき、線形近似直線または線形近似曲線を設定することにより、前記仮検出情報を生成することを特徴とする画像処理システム。
  6. 請求項5において、
    前記投写対象領域検出手段は、複数のエッジ検出点を評価する検出点評価手段を含み、
    前記検出点評価手段は、前記複数のエッジ検出点が、前記線形近似直線または前記線形近似曲線から所定値以上乖離しているかどうかを判定し、前記所定値以上乖離している検出点を除外して前記線形近似直線または前記線形近似曲線を再設定するように、前記投写対象領域情報生成手段を制御することを特徴とする画像処理システム。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    前記投写領域情報生成手段は、前記中央基準位置と、前記周辺基準位置とに基づき、複数の近似直線または近似曲線を設定して前記中央ブロック領域および前記周辺ブロック領域の形状または配置を把握することにより、前記投写領域情報を生成することを特徴とする画像処理システム。
  8. 請求項7において、
    前記投写領域および前記中央ブロック領域は、矩形の領域であり、
    前記投写領域情報生成手段は、前記複数の近似直線の交点または前記複数の近似曲線の交点を検出することにより、前記中央ブロック領域の4隅の位置を把握し、当該4隅の位置に基づき、前記投写領域の4隅の位置を示す前記投写領域情報を生成することを特徴とする画像処理システム。
  9. 請求項1〜8のいずれかにおいて、
    前記投写対象領域検出手段は、前記第1の撮像情報と、前記中央基準位置とに基づき、前記投写対象領域の複数の境界点を検出する投写対象領域境界点検出手段を含み、
    前記周辺基準位置検出手段は、前記境界点に基づき、前記周辺基準位置を検出することを特徴とする画像処理システム。
  10. 第1のキャリブレーション画像と第2のキャリブレーション画像との差分画像であって、かつ、当該差分画像の中央付近に位置する中央ブロック領域と、当該中央ブロック領域の周辺に位置する周辺ブロック領域と、前記中央ブロック領域および前記周辺ブロック領域以外の領域である背景領域とから構成される差分画像に基づき、画像処理を行うプロジェクタであって、
    前記第1および第2のキャリブレーション画像を異なる時点において投写対象物へ向け投写する画像投写手段と、
    投写された第1のキャリブレーション画像を所定解像度以下の解像度である低解像度で撮像して第1の撮像情報を生成し、前記第1のキャリブレーション画像を前記低解像度以上の解像度である高解像度で撮像して第3の撮像情報を生成するとともに、前記第2のキャリブレーション画像を前記高解像度で撮像して第2の撮像情報を生成する撮像手段と、
    前記第1および第2の撮像情報に基づき、前記撮像手段の撮像領域における投写領域の位置に関する投写領域情報を生成する投写領域検出手段と、
    前記第1、第2および第3の撮像情報に基づき、前記撮像手段の撮像領域における前記投写対象物に相当する投写対象領域の位置に関する投写対象領域情報を生成する投写対象領域検出手段と、
    前記投写領域情報と、前記投写対象領域情報とに基づき、前記画像投写手段によって投写される画像の歪みを補正する画像歪み補正手段と、
    を含み、
    前記投写領域検出手段は、
    前記第1および第2の撮像情報に基づき、差分画像を生成する差分画像生成手段と、
    前記差分画像に基づき、前記撮像手段の撮像領域における前記中央ブロック領域の複数の中央基準位置を検出する中央基準位置検出手段と、
    前記中央基準位置に基づき、前記撮像領域における前記周辺ブロック領域の複数の周辺基準位置を検出する周辺基準位置検出手段と、
    前記中央基準位置と、前記周辺基準位置とに基づき、前記投写領域情報を生成する投写領域情報生成手段と、
    を含み、
    少なくとも前記第2のキャリブレーション画像の外周部は明るさ指標値が0の値であって、
    前記投写対象領域検出手段は、
    前記中央ブロック領域の外部にエッジ検出用の検索範囲を設定する検索範囲決定手段と、
    前記第1の撮像情報と、前記検索範囲とに基づき、エッジ検出を行って第1のエッジ検出情報を生成するとともに、前記第3の撮像情報に基づき、エッジ検出を行って第3のエッジ検出情報を生成するエッジ検出手段と、
    前記第1のエッジ検出情報に基づき、前記投写対象領域を仮検出して仮検出情報を生成するとともに、前記第3のエッジ検出情報に基づき、前記投写対象領域情報を生成する投写対象領域情報生成手段と、
    を含み、
    前記エッジ検出手段は、前記仮検出情報に基づき、仮検出された投写対象領域の境界線付近の画素群に対してエッジ検出を行うことにより、前記第3のエッジ検出情報を生成することを特徴とするプロジェクタ。
  11. 第1のキャリブレーション画像と第2のキャリブレーション画像との差分画像であって、かつ、当該差分画像の中央付近に位置する中央ブロック領域と、当該中央ブロック領域の周辺に位置する周辺ブロック領域と、前記中央ブロック領域および前記周辺ブロック領域以外の領域である背景領域とから構成される差分画像に基づき、画像処理を行う画像処理方法であって、
    少なくとも前記第2のキャリブレーション画像の外周部は明るさ指標値が0の値であって、
    前記第1のキャリブレーション画像を投写対象物へ向け投写し、
    投写された前記第1のキャリブレーション画像を所定解像度以下の低解像度で撮像して第1の撮像情報を生成し、
    投写された前記第1のキャリブレーション画像を前記低解像度以上の高解像度で撮像して第3の撮像情報を生成し、
    前記第2のキャリブレーション画像を前記投写対象物へ向け投写し、
    投写された前記第2のキャリブレーション画像を前記高解像度で撮像して第2の撮像情報を生成し、
    前記第1および第2の撮像情報に基づき、差分画像を生成し、
    前記差分画像に基づき、撮像領域における前記中央ブロック領域の複数の中央基準位置を検出し、
    前記中央基準位置に基づき、前記撮像領域における前記周辺ブロック領域の複数の周辺基準位置を検出し、
    前記中央基準位置と、前記周辺基準位置とに基づき、前記撮像領域における投写領域の位置に関する投写領域情報を生成し、
    前記中央ブロック領域の外部にエッジ検出用の検索範囲を設定し、
    前記第1の撮像情報と、前記検索範囲とに基づき、エッジ検出を行って第1のエッジ検出情報を生成し、
    前記第1のエッジ検出情報に基づき、投写対象領域を仮検出して仮検出情報を生成し、
    前記第3の撮像情報と、前記仮検出情報とに基づき、仮検出された投写対象領域の境界線付近の画素群に対してエッジ検出を行うことにより、第3のエッジ検出情報を生成し、
    前記第3のエッジ検出情報に基づき、前記撮像領域における投写対象領域の位置に関する投写対象領域情報を生成し、
    前記投写領域情報と、前記投写対象領域情報とに基づき、画像の歪みを補正することを特徴とする画像処理方法。
  12. 請求項11において、
    前記第1のエッジ検出情報に基づく第1のエッジ検出点が、前記投写領域情報に基づく前記投写領域の境界付近の所定画素範囲内にあるかどうかを判定し、
    当該判定結果が偽である場合、前記第2の撮像情報に基づき、エッジ検出を行って第2のエッジ検出情報を生成し、
    前記第1のエッジ検出点が、前記第2のエッジ検出情報に基づく第2のエッジ検出点と一致するかどうかを判定し、
    当該判定結果が真である場合は前記第2のエッジ検出点に基づき前記仮検出情報を生成し、当該判定結果が偽である場合は前記エッジ検出手段に前記第1および第2のエッジ検出点とは異なる画素を対象としてエッジを再検出することを特徴とする画像処理方法。
  13. 請求項11、12のいずれかにおいて、
    前記画像の歪みを補正する際に、
    前記投写領域情報と、前記投写対象領域情報とに基づき、投写可能領域に関する投写可能領域情報を生成し、
    前記投写領域情報と、前記投写対象領域情報と、前記投写可能領域情報とに基づき、前記画像の位置、大きさ、歪みのうち少なくとも1つを補正するための補正量を演算し、
    前記補正量に基づき、画像信号を補正し、
    補正した画像信号に基づき、画像を投写することを特徴とする画像処理方法。
  14. 請求項11〜13のいずれかにおいて、
    前記画像の大きさを補正するための補正量に基づき、投写用レンズの画角を調整することを特徴とする画像処理方法。
  15. 請求項11〜14のいずれかにおいて、
    前記第1の撮像情報に基づく第1の撮像画像内の複数箇所のエッジを検出して前記第1のエッジ検出情報を生成し、
    前記第1のエッジ検出情報に基づく前記複数箇所の位置情報に基づき、線形近似直線または線形近似曲線を設定することにより、前記仮検出情報を生成することを特徴とする画像処理方法。
  16. 請求項15において、
    複数のエッジ検出点が、前記線形近似直線または前記線形近似曲線から所定値以上乖離しているかどうかを判定し、
    前記所定値以上乖離している検出点を除外して前記線形近似直線または前記線形近似曲線を再設定することを特徴とする画像処理方法。
  17. 請求項11〜16のいずれかにおいて、
    前記中央基準位置と、前記周辺基準位置とに基づき、複数の近似直線または近似曲線を設定して前記中央ブロック領域および前記周辺ブロック領域の形状または配置を把握することにより、前記投写領域情報を生成することを特徴とする画像処理方法。
  18. 請求項17において、
    前記投写領域および前記中央ブロック領域は、矩形の領域であり、
    前記複数の近似直線の交点または前記複数の近似曲線の交点を検出することにより、前記中央ブロック領域の4隅の位置を把握し、当該4隅の位置に基づき、前記投写領域の4隅の位置を示す前記投写領域情報を生成することを特徴とする画像処理方法。
  19. 請求項11〜18のいずれかにおいて、
    前記第1の撮像情報と、前記中央基準位置とに基づき、前記投写対象領域の複数の境界点を検出し、
    前記境界点に基づき、前記周辺基準位置を検出することを特徴とする画像処理方法。
JP2004095938A 2004-03-29 2004-03-29 画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法 Expired - Fee Related JP3882929B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004095938A JP3882929B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法
US11/082,978 US7270422B2 (en) 2004-03-29 2005-03-18 Image processing system, projector, program, information storage medium, and image processing method
CNB2005100783623A CN100435551C (zh) 2004-03-29 2005-03-29 图像处理系统、投影机及图像处理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004095938A JP3882929B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005286575A JP2005286575A (ja) 2005-10-13
JP3882929B2 true JP3882929B2 (ja) 2007-02-21

Family

ID=34989874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004095938A Expired - Fee Related JP3882929B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7270422B2 (ja)
JP (1) JP3882929B2 (ja)
CN (1) CN100435551C (ja)

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4150924B2 (ja) * 2003-07-02 2008-09-17 セイコーエプソン株式会社 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
US7517089B2 (en) * 2004-03-29 2009-04-14 Seiko Epson Corporation Image processing system, projector, information storage medium, and image processing method
JP3722146B1 (ja) * 2004-06-16 2005-11-30 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタおよび画像補正方法
JP4232042B2 (ja) * 2005-01-07 2009-03-04 セイコーエプソン株式会社 投写制御システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および投写制御方法
JP2007078821A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Casio Comput Co Ltd 投影装置、投影方法及びプログラム
US20070091435A1 (en) * 2005-10-21 2007-04-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Image pixel transformation
KR100800998B1 (ko) 2005-12-24 2008-02-11 삼성전자주식회사 홈 네트워크 기기 제어 장치 및 방법
US7656425B2 (en) * 2006-03-31 2010-02-02 Mitutoyo Corporation Robust field of view distortion calibration
TW200803482A (en) * 2006-06-01 2008-01-01 Micro Nits Co Ltd Image processing method of indicator input system
CN101102391B (zh) * 2006-07-03 2010-10-27 微光科技股份有限公司 指针输入系统的影像处理的校准及追迹方法
US8052598B2 (en) * 2006-10-12 2011-11-08 General Electric Company Systems and methods for calibrating an endoscope
JP4846608B2 (ja) * 2007-01-26 2011-12-28 株式会社東芝 固体撮像装置
JP5233613B2 (ja) * 2008-11-26 2013-07-10 セイコーエプソン株式会社 投写型表示装置および配置関係検出方法
DE102009009190A1 (de) * 2009-02-17 2010-08-19 Zumtobel Lighting Gmbh Verfahren und Regelsystem zur Regelung des Farbortes eines von einer Leuchte abgegebenen Lichts
JP2010243921A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Sanyo Electric Co Ltd 投写型映像表示装置
JP5428600B2 (ja) 2009-07-09 2014-02-26 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター、画像投写システムおよび画像投写方法
US8600167B2 (en) 2010-05-21 2013-12-03 Hand Held Products, Inc. System for capturing a document in an image signal
US9047531B2 (en) 2010-05-21 2015-06-02 Hand Held Products, Inc. Interactive user interface for capturing a document in an image signal
TW201202829A (en) * 2010-07-02 2012-01-16 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Projector and adjusting apparatus, adjusting method thereof
KR20120007892A (ko) * 2010-07-15 2012-01-25 삼성전자주식회사 영상 처리 방법 및 장치와 이를 채용한 의료영상시스템
JP5800553B2 (ja) * 2011-04-07 2015-10-28 キヤノン株式会社 分配装置、映像分配方法、及びプログラム
JP2013038626A (ja) 2011-08-09 2013-02-21 Seiko Epson Corp 撮像装置およびプロジェクター
JP5924042B2 (ja) * 2012-03-14 2016-05-25 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法
CN103002240B (zh) * 2012-12-03 2016-11-23 深圳创维数字技术有限公司 一种设定避开障碍物投影的方法及设备
JP6064699B2 (ja) * 2013-03-14 2017-01-25 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置、プロジェクター及び画像処理方法
JP6330292B2 (ja) * 2013-11-20 2018-05-30 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法
US9484005B2 (en) * 2013-12-20 2016-11-01 Qualcomm Incorporated Trimming content for projection onto a target
CN104184895B (zh) * 2014-08-22 2017-03-29 Tcl通讯(宁波)有限公司 照相模块输出图像分辨率的控制方法及移动终端
CN104792263B (zh) * 2015-04-20 2018-01-05 合肥京东方光电科技有限公司 确定显示母板的待检测区域的方法和装置
CN105072430B (zh) * 2015-08-19 2017-10-03 海信集团有限公司 一种调整投影图像的方法和设备
JP2017134638A (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 株式会社東海理化電機製作所 操作検出装置
JP6883869B2 (ja) * 2016-08-18 2021-06-09 株式会社Qdレーザ 画像検査装置、画像検査方法、及び画像検査装置用部品
JP2018092007A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法、プログラム、並びに記憶媒体
CN109313799B (zh) 2016-12-21 2021-02-26 华为技术有限公司 图像处理方法及设备
CN113365040B (zh) * 2021-02-24 2023-03-14 深圳市火乐科技发展有限公司 投影校正方法、装置、存储介质和电子设备
CN114083800B (zh) * 2021-10-27 2022-07-05 深圳市诺瓦机器人技术有限公司 模型支撑面的3d打印数据生成方法、装置及存储介质
CN114025143B (zh) * 2021-11-08 2023-10-03 青岛海信激光显示股份有限公司 投影机及其拼接投影方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3409330B2 (ja) 1991-02-08 2003-05-26 ソニー株式会社 投射型表示装置の調整装置および調整方法
JP3714163B2 (ja) * 1997-12-12 2005-11-09 株式会社日立製作所 映像表示システム
JP3706755B2 (ja) * 1998-11-09 2005-10-19 キヤノン株式会社 画像処理装置及び方法並びに記憶媒体
JP2000241874A (ja) * 1999-02-19 2000-09-08 Nec Corp プロジェクタの自動画面位置調整方法及び装置
US6753907B1 (en) * 1999-12-23 2004-06-22 Justsystem Corporation Method and apparatus for automatic keystone correction
JP3705180B2 (ja) 2001-09-27 2005-10-12 セイコーエプソン株式会社 画像表示システム、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
US6808270B2 (en) * 2002-01-03 2004-10-26 Eastman Kodak Company Closed loop three color alignment for digital projection
JP4009851B2 (ja) 2002-05-20 2007-11-21 セイコーエプソン株式会社 投写型画像表示システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像投写方法
JP4009850B2 (ja) 2002-05-20 2007-11-21 セイコーエプソン株式会社 投写型画像表示システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像投写方法
JP2004260785A (ja) * 2002-07-23 2004-09-16 Nec Viewtechnology Ltd 画像歪み補正機能を備えたプロジェクタ装置
DE60327289D1 (de) * 2002-07-23 2009-06-04 Nec Display Solutions Ltd Bildprojektor mit Bild-Rückkopplungs-Steuerung
WO2004034326A1 (ja) * 2002-10-08 2004-04-22 Sony Corporation 画像変換装置、画像変換方法、および、画像投射装置
JP4055010B2 (ja) * 2003-09-26 2008-03-05 セイコーエプソン株式会社 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
US7125122B2 (en) * 2004-02-02 2006-10-24 Sharp Laboratories Of America, Inc. Projection system with corrective image transformation

Also Published As

Publication number Publication date
US7270422B2 (en) 2007-09-18
US20050213846A1 (en) 2005-09-29
JP2005286575A (ja) 2005-10-13
CN100435551C (zh) 2008-11-19
CN1691744A (zh) 2005-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3882929B2 (ja) 画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法
KR100644211B1 (ko) 화상 처리 시스템, 프로젝터, 정보 기억 매체 및 화상 처리방법
JP4055010B2 (ja) 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
US7233707B2 (en) Image processing system, projector, program, information storage medium, and image processing method
JP4232042B2 (ja) 投写制御システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および投写制御方法
JP3844076B2 (ja) 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
JP3879858B2 (ja) 画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法
JP2004312690A (ja) 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
JP2006197443A (ja) 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
JP2006060447A (ja) スクリーンの一部の辺を用いたキーストーン補正
US8328366B2 (en) Projector, computer program product, and exposure adjusting method
JP3882928B2 (ja) 画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法
JP2006214922A (ja) 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
JP3882927B2 (ja) 画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法
JP5110260B2 (ja) プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像歪み補正方法
JP2010288062A (ja) プロジェクター、プログラム、情報記憶媒体および画像投写方法
JP5354163B2 (ja) プロジェクター、プログラムおよび情報記憶媒体
JP5445745B2 (ja) プロジェクター、プログラム、情報記憶媒体および台形歪み補正方法
JP2006217370A (ja) 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
JP2004347775A (ja) 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131124

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees