JP2006217370A - 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法 - Google Patents

画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 より低コストかつ効率的に投写画像の歪みを補正することが可能な画像処理システム等を提供すること。
【解決手段】 単画素の単画素センサー部182と、センシング角度を変化させる駆動部184と、センシング情報とセンシング角度とを関連づけて明るさ情報として生成する情報生成部186とを有するセンシング部180と、明るさ情報に基づき、投写角度情報を生成する角度導出部170と、投写角度情報に基づき、投写画像の歪みを補正する補正部120とを含んでプロジェクタを構成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、センシング情報に基づいて投写画像の歪みを補正する画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法に関する。
近年、CCDカメラを有するプロジェクタを用いてスクリーン等の投写対象物に画像を投写し、投写された投写画像をCCDカメラで撮像して画像処理を実行することにより、投写画像の歪みを自動的に補正するプロジェクタが提案されている。
例えば、特許文献1のプロジェクタは、撮像画像内の投写画像における縦横の画素群における輝度値の積算値に基づいて最も明るいピーク位置を検出し、当該ピーク位置に基づいて投写画像の歪みを判別している。
また、特許文献2の投写型表示装置は、スクリーンで反射した計測用の赤外光の入射角度を赤外センサーで判別することによって投写光に対するスクリーンの傾きを判別している。
また、特許文献3の投射型表示装置は、スクリーンに超音波等を照射し、スクリーンで反射した超音波等を受信するセンサーを回転させ、センサーの受信信号のレベルに基づいて台形歪みを補正している。
特開2004−312690号公報 特開2003−29201号公報 特開2004−134908号公報
しかし、特許文献1の手法の場合、縦横2次元を走査するセンサーが必要となりコストが高くなる上、複雑な処理が必要となる。
また、特許文献2の手法の場合、入射角度を測定することが可能なセンサーや計測専用の光を投射するハードウェアも必要となりコストが高くなる。また、特許文献2には、入射角度を測定するセンサーに代えて複数の光検出器を用いる手法も記載されているが、構成や処理が複雑となる。
また、特許文献3の手法も光等を送受信する超音波センサーが必要となりコストが高くなる。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、より低コストかつ効率的に投写画像の歪みを補正することが可能な画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理システムは、投写対象領域に投写された投写光の少なくとも一部をセンシングすることによってセンシング領域における明るさ指標値を示す明るさ情報を生成するセンシング手段と、
前記投写光と前記投写対象領域とのなす投写角度を示す投写角度情報を生成する角度導出手段と、
前記投写角度情報に基づき、投写画像の歪みを補正する補正手段と、
を含み、
前記センシング手段は、単画素の単画素センサー部と、当該単画素センサー部を駆動することによって前記単画素センサー部のセンシング角度を変化させる駆動部と、当該駆動部による駆動に応じて前記単画素センサー部によってセンシングされた情報と前記センシング角度とを関連づけて前記明るさ情報として生成する情報生成部とを有し、
前記角度導出手段は、前記明るさ情報に基づき、前記明るさ指標値のピーク値がセンシングされた際の前記センシング角度を決定し、当該センシング角度に基づき、前記投写角度情報を生成することを特徴とする。
また、本発明に係るプロジェクタは、前記画像処理システムと、
前記投写光を投写する投写手段と、
を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、投写対象領域に投写された投写光の少なくとも一部をセンシングする単画素の単画素センサー部と、当該単画素センサー部を駆動することによって前記単画素センサー部のセンシング角度を変化させる駆動部とを有するセンサーを含むコンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記駆動部による駆動に応じて前記単画素センサー部によってセンシングされた情報と前記センシング角度とを関連づけて前記明るさ情報として生成する情報生成手段と、
前記投写光と前記投写対象領域とのなす投写角度を示す投写角度情報を生成する角度導出手段と、
前記投写角度情報に基づき、投写画像の歪みを補正する補正手段として機能させ、
前記角度導出手段は、前記明るさ情報に基づき、前記明るさ指標値のピーク値がセンシングされた際の前記センシング角度を決定し、当該センシング角度に基づき、前記投写角度情報を生成することを特徴とする。
また、本発明に係る情報記憶媒体は、前記プログラムを記憶したことを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理方法は、投写対象領域に投写された投写光の少なくとも一部をセンシングする単画素の単画素センサー部と、当該単画素センサー部を駆動することによって前記単画素センサー部のセンシング角度を変化させる駆動部とを有するセンサーを含むコンピュータを用いた画像処理方法であって、
前記コンピュータは、
前記駆動部による駆動に応じて前記単画素センサー部によってセンシングされた情報と前記センシング角度とを関連づけて前記明るさ情報として生成し、
前記明るさ情報に基づき、前記明るさ指標値のピーク値がセンシングされた際の前記センシング角度を決定し、
当該センシング角度に基づき、前記投写画像内で最大の明るさ指標値を有する位置を決定し、
当該位置に基づき、前記投写光と前記投写対象領域とのなす投写角度を示す投写角度情報を生成し、
前記投写角度情報に基づき、投写画像の歪みを補正することを特徴とする。
本発明によれば、画像処理システム等は、投写画像の明るさ指標値を、単画素センサー部を駆動してセンシングすることにより、より低コストかつ効率的に投写画像の歪みを補正することができる。
また、本発明に係る画像処理システムは、投写対象領域に投写された投写光の少なくとも一部をセンシングすることによってセンシング領域における明るさ指標値を示す明るさ情報を生成するセンシング手段と、
前記明るさ情報に基づき、前記投写光と前記投写対象領域とのなす投写角度を示す投写角度情報を生成する角度導出手段と、
前記投写角度情報に基づき、投写画像の歪みを補正する補正手段と、
を含み、
前記センシング手段は、1次元画素のラインセンサー部と、当該ラインセンサー部によってセンシングされた画素毎の情報と画素毎のセンシング角度とを関連づけて前記明るさ情報として生成する情報生成部とを有し、
前記角度導出手段は、前記明るさ情報に基づき、前記明るさ指標値のピーク値がセンシングされた際の前記センシング角度を決定し、当該センシング角度に基づき、前記投写角度情報を生成することを特徴とする。
また、本発明に係るプロジェクタは、前記画像処理システムと、
前記投写光を投写する投写手段と、
を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、投写対象領域に投写された投写光の少なくとも一部をセンシングする1次元画素のラインセンサー部を有するセンサーを含むコンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記ラインセンサー部によってセンシングされた画素毎の情報と画素毎のセンシング角度とを関連づけて前記明るさ情報として生成する情報生成手段と、
前記明るさ情報に基づき、前記投写光と前記投写対象領域とのなす投写角度を示す投写角度情報を生成する角度導出手段と、
前記投写角度情報に基づき、投写画像の歪みを補正する補正手段として機能させ、
前記角度導出手段は、前記明るさ情報に基づき、前記明るさ指標値のピーク値がセンシングされた際の前記センシング角度を決定し、当該センシング角度に基づき、前記投写角度情報を生成することを特徴とする。
また、本発明に係る情報記憶媒体は、前記プログラムを記憶したことを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理方法は、投写対象領域に投写された投写光の少なくとも一部をセンシングする1次元画素のラインセンサー部を有するセンサーを含むコンピュータを用いた画像処理方法であって、
前記コンピュータは、
前記ラインセンサー部によってセンシングされた画素毎の情報と画素毎のセンシング角度とを関連づけて前記明るさ情報として生成し、
前記明るさ情報に基づき、前記明るさ指標値のピーク値がセンシングされた際の前記センシング角度を決定し、
当該センシング角度に基づき、前記投写画像内で最大の明るさ指標値を有する位置を決定し、
当該位置に基づき、前記投写光と前記投写対象領域とのなす投写角度を示す投写角度情報を生成し、
前記投写角度情報に基づき、投写画像の歪みを補正することを特徴とする。
本発明によれば、画像処理システム等は、投写画像の明るさ指標値を、ラインセンサー部を用いてセンシングすることにより、より低コストかつ効率的に投写画像の歪みを補正することができる。
また、前記画像処理システム、前記プロジェクタ、前記プログラム、前記情報記憶媒体および前記画像処理方法において、前記補正手段は、前記投写光を投写する投写手段の画角に基づいてセンシング範囲が前記画角よりも数%広くなるように前記駆動部を制御してもよい。
これによれば、画像処理システム等は、投写の画角よりも若干広くセンシングすることにより、必要最低限のセンシングで済むため、より効率的に投写画像の歪みを補正することができる。
また、前記画像処理システム、前記プロジェクタ、前記プログラム、前記情報記憶媒体および前記画像処理方法は、前記投写光として、単色のキャリブレーション画像の光を投写する投写手段を含んでもよい。
これによれば、画像処理システム等は、単色のキャリブレーション画像をセンシングすることにより、明るさ指標値の変化を捉えやすいため、より正確に投写画像の歪みを補正することができる。
以下、本発明を、画像処理システムを有するプロジェクタに適用した場合を例に採り、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施例は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定するものではない。また、以下の実施例に示す構成の全てが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(システム全体の説明)
図1は、本実施例におけるスクリーン10に傾きがない場合の投写時の平面図である。
プロジェクタ20は、投写対象領域の一種であるスクリーン10に対して矩形の画像の光を投写することにより、矩形の投写画像をスクリーン10上に形成する。また、本実施例では、センシング手段であるセンサー60は、投写画像を含むスクリーン10上の領域をセンシングする。なお、図1において、2つの点線の間が投写範囲であり、2つの矢印の間がセンシング範囲である。また、センサー60の光軸が、プロジェクタ20による投写光の光軸とほぼ一致する位置(例えば、レンズの真上、真下等)にセンサー60は設けられている。
従来のようにカメラの撮像情報に基づいて補正する場合、プロジェクタ20から同じ画像を投写した場合であっても、カメラによる撮像情報は、スクリーン10の種別によって異なってしまう。例えば、スクリーン10が赤っぽい色であれば、スクリーン10上の白は赤みがかった白となり、スクリーン10が青っぽい色であれば、スクリーン10上の白は青みがかった白となる。
このため、撮像情報の色の違いのみに基づいて投写画像の歪みを検出する従来の画像処理システムは、投写画像の歪みを正確に検出することは困難である。
また、スクリーン10の4隅をカメラで撮像して投写画像の歪みを検出する従来の画像処理システムは、投写面の4隅を検出することが困難な場合(例えば、投写面が壁である場合等)には投写画像の歪みを検出することはできない。
本実施例では、センサー60は、センシング結果に基づいて明るさ指標値(例えば、輝度値等)を示す明るさ情報を生成し、投写画像の明るさの違いに基づいて画像の歪みを検出する手法を採用している。
また、本実施例では、センサー60として、単画素センサー部と、当該単画素センサー部を水平方向に回転駆動する駆動部を有するセンサーを採用している。
そして、図1に示すように、駆動部が単画素センサー部を投写画像の画角よりも若干広いセンシング範囲で回転駆動する。
図2は、本実施例におけるセンシング領域14を示す模式図である。
回転駆動により、図2に示すように、センサー60は、投写画像12を横断する形でセンシングを行う。なお、センシング領域14は、単画素であるため、単画素センサー部のセンシング角度毎に異なる領域となる。
そして、プロジェクタ20は、センサー60のセンシング角度と当該センシング角度におけるセンシング領域14の輝度値に基づいて最も高い輝度値を有するセンシング領域14を決定する。
図3は、本実施例におけるスクリーン10に傾きがある場合の投写時の平面図である。また、図4は、本実施例におけるセンシング角度と輝度値との関係を示す模式図である。
例えば、図3に示すように、スクリーン10に傾きがある場合、最も高い輝度値(ピーク値)を有するセンシング領域14はスクリーン10の中心位置とは異なる領域Pとなる。また、この時のセンシング角度は、図4に示すように、角度θp(例えば、+10度等)である。
プロジェクタ20は、このような領域Pを輝度ピーク位置として検出し、輝度ピーク位置と角度θpに基づいてプロジェクタ20の投写光とスクリーン10との相対的な傾きを判別して投写画像12の歪みを補正する。
次に、このような機能を実装するためのプロジェクタ20の機能ブロックについて説明する。
図5は、本実施例におけるプロジェクタ20の機能ブロック図である。
プロジェクタ20は、画像信号を入力する信号入力部110と、画像の歪みが調節されるように、入力された画像信号を補正する処理等を行う補正部120と、補正された画像信号を出力する信号出力部130と、画像信号に基づき、画像を投写する投写部190と、投写画像12が投写されたスクリーン10上のセンシング領域14をセンシングして明るさ情報を生成するセンシング部180と、明るさ情報に基づいて投写角度情報を生成する角度導出部170とを含んで構成されている。
また、センシング部180は、単画素センサー部182と、単画素センサー部182を回転駆動する駆動部184と、明るさ情報を生成する情報生成部186とを含んで構成されている。
また、投写部190は、空間光変調器192と、投写画像12の拡大縮小を行うズーム部194と、レンズ196とを含んで構成されている。
また、プロジェクタ20は、キャリブレーション画像を表示するための画像信号を生成するキャリブレーション画像生成部150を含んで構成されている。
また、上述したプロジェクタ20の各部をコンピュータに実装するためのハードウェアとしては、例えば、以下のものを適用できる。
図6は、本実施例におけるプロジェクタ20のハードウェアブロック図である。
例えば、信号入力部110としては、例えばA/Dコンバーター930等、補正部120および角度導出部170としては、例えば画像処理回路970、RAM950、CPU910等、信号出力部130としては、例えばD/Aコンバーター940等、キャリブレーション画像生成部150としては、例えば画像処理回路970、RAM950等、空間光変調器192としては、例えば液晶パネル920、液晶パネル920を駆動する液晶ライトバルブ駆動ドライバを記憶するROM960等を用いてコンピュータに実装できる。
なお、これらの各部はシステムバス980を介して相互に情報をやりとりすることが可能である。
また、これらの各部は、その一部または全部を、回路のようにハードウェア的にコンピュータに実装してもよいし、ドライバのようにソフトウェア的にコンピュータに実装してもよい。
さらに、補正部120等としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記憶した情報記憶媒体900からプログラムを読み取って補正部120等の機能をコンピュータに実装してもよい。
このような情報記憶媒体900としては、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、ROM、RAM、HDD等を適用でき、そのプログラムの読み取り方式は接触方式であっても、非接触方式であってもよい。
また、情報記憶媒体900に代えて、上述した各機能をコンピュータに実装するためのプログラム等を、伝送路を介してホスト装置等からダウンロードすることによって上述した各機能をコンピュータに実装することも可能である。
次に、これらの各部を用いた画像処理の流れについて説明する。
図7は、本実施例における画像処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザーは、プロジェクタ20を起動し、プロジェクタ20は、キャリブレーション画像を投写する。
まず、キャリブレーション画像生成部150は、全白(画像全体が白)のキャリブレーション画像を投写するための画像信号を生成し、投写部190は、当該画像信号に基づき、全白画像を投写する(ステップS1)。
駆動部184は、全センシング範囲のセンシングが終了したかどうかを判定し(ステップS2)、終了していない場合、単画素センサー部182のセンシング角度を調整する(ステップS3)。より具体的には例えば、初回の場合、駆動部184は、最も左のセンシング領域14をセンシングするように、単画素センサー部182を回転駆動する。また、2回目以降の場合、駆動部184は、数度ずつセンシング角度をずらしながら単画素センサー部182を回転駆動する。
そして、センシング角度が調整された後、単画素センサー部182は、センシング領域14をセンシングする(ステップS4)。また、単画素センサー部182は1画素分の輝度値を出力する。
情報生成部186は、センシング角度と当該センシング角度において単画素センサー部182が出力した輝度値とを関連づけた明るさ情報を生成する(ステップS5)。
角度導出部170は、情報生成部186からの明るさ情報を記憶する(ステップS6)。
そして、プロジェクタ20は、センシング終了までステップS2〜S6の処理を繰り返し実行する。これにより、角度導出部170は、全センシング範囲の明るさ情報を記憶する。また、これにより、角度導出部170は、図4に示すセンシング角度と輝度値との関係を示す情報を得ることができる。
センシングが終了した場合(ステップS2)、角度導出部170は、記憶した明るさ情報に基づき、図4に示すように、最も高い輝度値をセンシングした際のセンシング角度θpを決定する(ステップS7)。
角度導出部170は、センシング角度θpに基づき、投写領域(センシング部180が捉えた投写画像12の領域)内におけるピーク位置を決定する(ステップS8)。
また、角度導出部170は、ピーク位置に基づき、投写光とスクリーン10とのなす角度を示す投写角度情報を生成する(ステップS9)。なお、本実施例では、角度導出部170は、センシング角度θpを投写角度として投写角度情報を生成している。
補正部120は、投写角度情報に基づき、投写画像12の歪みを補正するように、信号入力部110からの画像信号を補正する(ステップS10)。より具体的には、補正部120は、画像の歪みが大きい場合は歪みが小さい場合と比べて係数の値を大きくした関数や行列を用いて画像信号を補正する。
信号出力部130は、補正された画像信号を投写部190に出力する。投写部190は、信号出力部130からの画像信号に基づき、画像を投写する(ステップS11)。
以上のように、本実施例によれば、プロジェクタ20は、投写画像12の輝度値を、単画素センサー部182を回転駆動してセンシングすることにより、より低コストかつ効率的に投写画像12の歪みを補正することができる。
また、本実施例によれば、プロジェクタ20は、投写画像12の形状を直接把握するわけではないので、センサー60の光軸と投写部190のレンズ196の光軸とが一致してもよいため、センサー60をプロジェクタ20と一体化しやすい(センサー60をプロジェクタ20に内蔵してもよい)。
また、本実施例によれば、プロジェクタ20は、単色のキャリブレーション画像をセンシングすることにより、明るさ指標値の変化を捉えやすいため、より正確に投写画像12の歪みを補正することができる。
(変形例)
以上、本発明を適用した好適な実施例について説明してきたが、本発明の適用は上述した実施例に限定されない。
例えば、上述した実施例では、明るさ指標値として、輝度値を用いたが、輝度値以外にも、照度値、明度値等の種々の明るさの指標となる明るさ指標値を適用してもよく、輝度値等の画素毎の変化率や差分値を用いてもよい。例えば、プロジェクタ20は、明るさ指標値としてセンサー60の隣接画素間の輝度値の変化率を用いた場合、環境光やスクリーン10の色等の影響を受けにくくなるため、より正確に画像の歪みを補正することができる。
また、上述した実施例では単画素センサー部182を用いたが、単画素センサー部182に代えて1行分のセンシング範囲を一度にセンシングするラインセンサー部を用いてもよい。
この場合、情報生成部186は、センシング部180の画素位置と当該画素位置における輝度値とを関連づけた明るさ情報を生成し、角度導出部170は、当該明るさ情報に基づいて輝度ピーク位置を決定し、当該輝度ピーク位置から投写角度を決定してもよい。
なお、輝度ピーク位置から投写角度を決定する手法としては、例えば、特開2004−312690号に記載された手法を用いてもよい。
また、情報生成部186の機能を角度導出部170に含め、センシング部180を単画素センサー部182と駆動部184で構成してもよい。
また、上述した実施例では、駆動部184は自動的に回転駆動したが、手動で回転駆動してもよい。この場合、情報生成部186は駆動部184に内蔵されたエンコーダの値からセンシング角度を決定してもよい。
また、補正部120は、ズーム部194からの画角情報に基づいてセンシング範囲が投写光の画角よりも数%広くなるように駆動部184を制御してもよい。
これによれば、センシング部180は、より効率的にセンシングできる。
また、上述した実施例では、センシング部180は、水平方向のセンシングを行ったが、垂直方向のセンシングを行ってもよく、水平方向と垂直方向のセンシングを行ってもよい。例えば、駆動部184が単画素センサー部182を水平方向に駆動し、角度導出部170が水平方向の投写角度を導出し、駆動部184が単画素センサー部182を垂直方向に駆動し、角度導出部170が垂直方向の投写角度を導出してもよい。そして、角度導出部170が水平方向と垂直方向の投写角度から実際の投写角度を決定してもよい。
また、水平方向にセンシングするラインセンサー部により水平方向のセンシングを行い、角度導出部170が水平方向の投写角度を導出し、駆動部184が当該ラインセンサー部を垂直方向に駆動し、角度導出部170が垂直方向の投写角度を導出してもよい。同様に、垂直方向にセンシングするラインセンサー部により垂直方向のセンシングを行い、角度導出部170が垂直方向の投写角度を導出し、駆動部184が当該ラインセンサー部を水平方向に駆動し、角度導出部170が水平方向の投写角度を導出してもよい。
また、上述した実施例では、プロジェクタ20は、全白のキャリブレーション画像を用いたが、白以外の単色のキャリブレーション画像を用いてもよく、画像信号が未入力の状態で均一な投写光を投写してもよい。このような手法であっても、プロジェクタ20は、センシングによって輝度値等を検出することは可能である。
また、上述した実施例では、投写対象領域としてスクリーン10を採用したが、投写対象領域として例えば、壁、黒板、ホワイトボード等を採用してもよい。
また、本発明は、プロジェクタ20以外にもCRT(Cathode Ray Tube)、LED(Light Emitting Diode)等を用いた投写装置や投写装置に画像信号を出力するPC等の種々の画像処理システムに有効である。
また、プロジェクタ20としては、例えば、液晶プロジェクタ、DMD(Digital Micromirror Device)を用いたプロジェクタ等を用いてもよい。なお、DMDは米国テキサスインスツルメンツ社の商標である。
また、上述したプロジェクタ20の機能は、例えば、プロジェクタ単体で実装してもよいし、複数の処理装置で分散して(例えば、プロジェクタとPCとで分散処理)実装してもよい。
本実施例におけるスクリーンに傾きがない場合の投写時の平面図である。 本実施例におけるセンシング領域を示す模式図である。 本実施例におけるスクリーンに傾きがある場合の投写時の平面図である。 本実施例におけるセンシング角度と輝度値との関係を示す模式図である。 本実施例におけるプロジェクタの機能ブロック図である。 本実施例におけるプロジェクタのハードウェアブロック図である。 本実施例における画像処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 スクリーン、12 投写画像、20 プロジェクタ(画像処理システム)、60 センサー、120 補正部、170 角度導出部、180 センシング部、182 単画素センサー部、184 駆動部、186 情報生成部、190 投写部、900 情報記憶媒体

Claims (10)

  1. 投写対象領域に投写された投写光の少なくとも一部をセンシングすることによってセンシング領域における明るさ指標値を示す明るさ情報を生成するセンシング手段と、
    前記投写光と前記投写対象領域とのなす投写角度を示す投写角度情報を生成する角度導出手段と、
    前記投写角度情報に基づき、投写画像の歪みを補正する補正手段と、
    を含み、
    前記センシング手段は、単画素の単画素センサー部と、当該単画素センサー部を駆動することによって前記単画素センサー部のセンシング角度を変化させる駆動部と、当該駆動部による駆動に応じて前記単画素センサー部によってセンシングされた情報と前記センシング角度とを関連づけて前記明るさ情報として生成する情報生成部とを有し、
    前記角度導出手段は、前記明るさ情報に基づき、前記明るさ指標値のピーク値がセンシングされた際の前記センシング角度を決定し、当該センシング角度に基づき、前記投写角度情報を生成することを特徴とする画像処理システム。
  2. 投写対象領域に投写された投写光の少なくとも一部をセンシングすることによってセンシング領域における明るさ指標値を示す明るさ情報を生成するセンシング手段と、
    前記明るさ情報に基づき、前記投写光と前記投写対象領域とのなす投写角度を示す投写角度情報を生成する角度導出手段と、
    前記投写角度情報に基づき、投写画像の歪みを補正する補正手段と、
    を含み、
    前記センシング手段は、1次元画素のラインセンサー部と、当該ラインセンサー部によってセンシングされた画素毎の情報と画素毎のセンシング角度とを関連づけて前記明るさ情報として生成する情報生成部とを有し、
    前記角度導出手段は、前記明るさ情報に基づき、前記明るさ指標値のピーク値がセンシングされた際の前記センシング角度を決定し、当該センシング角度に基づき、前記投写角度情報を生成することを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項1において、
    前記補正手段は、前記投写光を投写する投写手段の画角に基づいてセンシング範囲が前記画角よりも数%広くなるように前記駆動部を制御することを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項1、2のいずれかにおいて、
    前記投写光として、単色のキャリブレーション画像の光を投写する投写手段を含むことを特徴とする画像処理システム。
  5. 請求項1、2のいずれかに記載の画像処理システムと、
    前記投写光を投写する投写手段と、
    を含むことを特徴とするプロジェクタ。
  6. 投写対象領域に投写された投写光の少なくとも一部をセンシングする単画素の単画素センサー部と、当該単画素センサー部を駆動することによって前記単画素センサー部のセンシング角度を変化させる駆動部とを有するセンサーを含むコンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記駆動部による駆動に応じて前記単画素センサー部によってセンシングされた情報と前記センシング角度とを関連づけて前記明るさ情報として生成する情報生成手段と、
    前記投写光と前記投写対象領域とのなす投写角度を示す投写角度情報を生成する角度導出手段と、
    前記投写角度情報に基づき、投写画像の歪みを補正する補正手段として機能させ、
    前記角度導出手段は、前記明るさ情報に基づき、前記明るさ指標値のピーク値がセンシングされた際の前記センシング角度を決定し、当該センシング角度に基づき、前記投写角度情報を生成することを特徴とするプログラム。
  7. 投写対象領域に投写された投写光の少なくとも一部をセンシングする1次元画素のラインセンサー部を有するセンサーを含むコンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記ラインセンサー部によってセンシングされた画素毎の情報と画素毎のセンシング角度とを関連づけて前記明るさ情報として生成する情報生成手段と、
    前記明るさ情報に基づき、前記投写光と前記投写対象領域とのなす投写角度を示す投写角度情報を生成する角度導出手段と、
    前記投写角度情報に基づき、投写画像の歪みを補正する補正手段として機能させ、
    前記角度導出手段は、前記明るさ情報に基づき、前記明るさ指標値のピーク値がセンシングされた際の前記センシング角度を決定し、当該センシング角度に基づき、前記投写角度情報を生成することを特徴とするプログラム。
  8. 請求項6、7のいずれかに記載のプログラムを記憶したことを特徴とする情報記憶媒体。
  9. 投写対象領域に投写された投写光の少なくとも一部をセンシングする単画素の単画素センサー部と、当該単画素センサー部を駆動することによって前記単画素センサー部のセンシング角度を変化させる駆動部とを有するセンサーを含むコンピュータを用いた画像処理方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記駆動部による駆動に応じて前記単画素センサー部によってセンシングされた情報と前記センシング角度とを関連づけて前記明るさ情報として生成し、
    前記明るさ情報に基づき、前記明るさ指標値のピーク値がセンシングされた際の前記センシング角度を決定し、
    当該センシング角度に基づき、前記投写光と前記投写対象領域とのなす投写角度を示す投写角度情報を生成し、
    前記投写角度情報に基づき、投写画像の歪みを補正することを特徴とする画像処理方法。
  10. 投写対象領域に投写された投写光の少なくとも一部をセンシングする1次元画素のラインセンサー部を有するセンサーを含むコンピュータを用いた画像処理方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記ラインセンサー部によってセンシングされた画素毎の情報と画素毎のセンシング角度とを関連づけて前記明るさ情報として生成し、
    前記明るさ情報に基づき、前記明るさ指標値のピーク値がセンシングされた際の前記センシング角度を決定し、
    当該センシング角度に基づき、前記投写光と前記投写対象領域とのなす投写角度を示す投写角度情報を生成し、
    前記投写角度情報に基づき、投写画像の歪みを補正することを特徴とする画像処理方法。
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